JP2001056668A - 有機エレクトロルミネセンス素子の駆動回路 - Google Patents

有機エレクトロルミネセンス素子の駆動回路

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JP2001056668A
JP2001056668A JP11233981A JP23398199A JP2001056668A JP 2001056668 A JP2001056668 A JP 2001056668A JP 11233981 A JP11233981 A JP 11233981A JP 23398199 A JP23398199 A JP 23398199A JP 2001056668 A JP2001056668 A JP 2001056668A
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Junichi Maruyama
淳一 丸山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な回路構成でありながら、有機エレクト
ロルミネセンス素子の長寿命化のためのリフレッシュ回
路を備えた駆動回路の提供を目的とする。 【解決手段】 透明基板1上に透明導電材料からなる陽
極2、ひとつ以上の層で構成される有機層3及び陽極2
と対向する陰極4を少なくとも有する。陽極2を複数個
のセグメント2A〜2Dに分割形成すると共に陰極4を
コモン4A〜4Dとする。これらセグメント2A〜2D
とコモン4A〜4Dとの間に直流電源回路40を接続し
てダイナミック駆動することによりセグメント2A〜2
Dとコモン4A〜4Dとの交点である画素Pで発光可能
な有機エレクトロルミネセンス素子10とする。所定の
タイミングでセグメント2A〜2Dとコモン4A〜4D
とを電気的にショート状態とするリフレッシュ回路を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機エレクトロル
ミネセンス素子の駆動回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、所謂マトリクス表示の有機エレ
クトロルミネセンス素子10の断面図であり、透明基板
1上に酸化インジウム錫(ITO)等の透明導電材料か
らなる複数個の短冊状の陽極2,ひとつ以上の層で構成
される有機層(少なくとも有機発光層の単層構造、ある
いは、陽極側から正孔注入層,正孔輸送層,(有機発光
層)及び電子輸送層等の何れかを有機発光層と共に積層
形成した多層構造から成る)3及びアルミニュウム(A
l)等の金属導電材料からなる複数個の短冊状の陰極4
を少なくとも有しており、例えば特開平10−1123
91号公報で開示されている。
【0003】斯かる有機エレクトロルミネセンス素子1
0は、データ電極(セグメント)となる陽極2と走査電
極(コモン)となる陰極4との交点に表示部となる画素
(ドット)Pが形成され、このドットPに数ボルト〜数
十ボルトの直流電圧を印加することにより、有機層3か
らのドットPの形状に応じた発光を透明基板1を通して
見ることができ、薄膜型や分散型のエレクトロルミネセ
ンス素子と比較して、低電圧駆動が可能となる利点を有
する。
【0004】図4は、図3で示した有機エレクトロルミ
ネセンス素子10の駆動回路の回路図であり、陽極2と
陰極4は、夫々スイッチング回路20,30に接続され
ており、これら定電流型直流電源回路40に接続されて
いる。スイッチング回路20は、複数個のスイッチ20
A〜20Dを介して直流電源回路40の高電位側に接続
され、スイッチング回路30を構成する複数個のスイッ
チ30A〜30Dの各可動接点30A1〜30D1は陰
極4につながり、一方の切換接点30A2〜30D2は
接地側、他方の切換接点30A3〜30D3は直流電源
回路40の高電位(又はオープン)側に夫々つながっ
て、所謂ダイナミック駆動回路を構成している。
【0005】そして、図4で示した回路図は、図5で示
すような等価回路で置き換えることができる。すなわ
ち、有機エレクトロルミネセンス素子10及び駆動回路
は、有機エレクトロルミネセンス素子10のバルク抵抗
RB,リーク抵抗RL及び素子容量C1、陽極2及び陰
極4の接続抵抗R1、陽極2の配線抵抗R2、陰極4の
配線抵抗R3及び配線容量C2を有すると考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】有機エレクトロルミネ
センス素子10では、図5で示した素子容量C1や配線
容量C2、特に素子容量C1の容量性要因により、長時
間印加される同一方向の電界(電流)による分極が発生
し、この分極が回復しなくなることによって有機エレク
トロルミネセンス素子10の発光輝度が低下して寿命が
短くなることが知られているが、これを解決するものと
して、前述のような所謂ダイナミック駆動回路時におけ
るの長寿命化のためのリフレッシュ技術が考えられてい
る。
【0007】例えば、特許第2663648号には、発
光とは逆極性の電力を印加するもの、特開平4−308
687号には、間歇的に逆方向電圧を印加するもの、特
開平6−13181号には、駆動電圧とゼロ電圧を交互
に所定周波数で印加するもの、特開平8−180972
号には、駆動電圧と同等又はそれ以上の値の交流電圧を
印加する回路構成が夫々開示されているが、これらは何
れも複雑な回路構成となり、実際の使用に際しては改善
の余地を残していた。
【0008】本発明は、斯かる問題に着目してなされた
ものであって、簡単な回路構成でありながら、有機エレ
クトロルミネセンス素子10の長寿命化のためのリフレ
ッシュ回路を実現することのできる駆動回路の提供を目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の有機エレクトロ
ルミネセンス素子の駆動回路は、請求項1に記載の通
り、透明基板上に透明導電材料からなる陽極、ひとつ以
上の層で構成される有機層及び前記陽極と対向するよう
に金属導電材料からなる陰極を少なくとも有し、前記陽
極又は前記陰極の一方を複数個のセグメント、他方を複
数個のコモンとし、これらセグメントとコモンとの間に
直流電源回路を接続してダイナミック駆動することによ
り前記セグメントと前記コモンの交点である画素が発光
する有機エレクトロルミネセンス素子であって、所定の
タイミングで前記セグメントと前記コモンとを電気的に
ショート状態とするリフレッシュ回路を設けるものであ
る。特に、前記リフレッシュ回路は、前記セグメントと
前記直流電源回路を切断することのできるスイッチング
回路と、全ての前記セグメントを同電位とするリフレッ
シュセグメントスイッチと、これと前記スイッチング回
路とを制御するリフレッシュセグメントタイミング切換
回路と、前記セグメントと前記コモンとを接続するリフ
レッシュコモンスイッチング回路と、これを制御するリ
フレッシュコモンタイミング切換回路と、から成り(請
求項3)、また前記ショート状態となる時間は、10ミ
リ秒から50ミリ秒の間であり(請求項4)、特に前記
ショート状態となる時間は、20ミリ秒以下である(請
求項5)。
【0010】また、請求項2に記載の通り、透明基板上
に透明導電材料からなる陽極、ひとつ以上の層で構成さ
れる有機層及び前記陽極と対向するように金属導電材料
からなる陰極を少なくとも有し、前記陽極又は前記陰極
の一方を表示する形状に応じた複数個のセグメントに分
割形成すると共に他方をコモンとし、これらセグメント
とコモンとの間に直流電源回路を接続してダイナミック
駆動することにより所定のパターンで発光可能な有機エ
レクトロルミネセンス素子であって、所定のタイミング
で前記セグメントの全てと前記コモンとを同時に電気的
にショート状態とするリフレッシュ回路を設けるもので
ある。特に、前記リフレッシュ回路は、前記セグメント
と前記直流電源回路を切断することのできるスイッチン
グ回路と、全ての前記セグメントを同電位とするリフレ
ッシュセグメントスイッチと、これと前記スイッチング
回路とを制御するリフレッシュセグメントタイミング切
換回路と、前記セグメントと前記コモンとを接続するリ
フレッシュコモンスイッチング回路と、これを制御する
リフレッシュコモンタイミング切換回路と、から成り
(請求項3)、また前記ショート状態となる時間は、1
0ミリ秒から50ミリ秒の間であり(請求項4)、特に
前記ショート状態となる時間は、20ミリ秒以下である
(請求項5)。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1に記載のように、透明基
板1上に透明導電材料からなる陽極2、ひとつ以上の層
で構成される有機層3及び陽極2と対向するように金属
導電材料からなる陰極4を少なくとも有し、陽極2又は
陰極4の一方を複数個のセグメント2A〜2D、他方を
複数個のコモン4A〜4Dとし、これらセグメント2A
〜2Dとコモン4A〜4Dとの間に直流電源回路40を
接続してダイナミック駆動することによりセグメント2
A〜2Dとコモン4A〜4Dの交点である画素Pが発光
する有機エレクトロルミネセンス素子10であって、所
定のタイミングT1〜T4でセグメント2A〜2Dとコ
モン4A〜4Dとを電気的にショート状態とするリフレ
ッシュ回路を設けることにより、有機エレクトロルミネ
センス素子10の長寿命化を実現することができる。
【0012】請求項2に記載のように、透明基板1上に
透明導電材料からなる陽極2、ひとつ以上の層で構成さ
れる有機層3及び陽極2と対向するように金属導電材料
からなる陰極4を少なくとも有し、陽極2又は陰極4の
一方を表示する形状に応じた複数個のセグメントに分割
形成すると共に他方をコモンとし、これらセグメントと
コモンとの間に直流電源回路40を接続してダイナミッ
ク駆動することにより所定のパターンで発光可能な有機
エレクトロルミネセンス素子10であって、所定のタイ
ミングでセグメントとコモンとを同時に電気的にショー
ト状態とするリフレッシュ回路を設けることにより、有
機エレクトロルミネセンス素子10の長寿命化を実現す
ることができる。
【0013】請求項3に記載のように、請求項1又は請
求項2において、リフレッシュ回路は、セグメント2A
〜2Dと直流電源回路40を切断することのできるスイ
ッチング回路20と、全てのセグメント2A〜2Dを同
電位とするリフレッシュセグメントスイッチ60と、こ
れとスイッチング回路20とを制御するリフレッシュセ
グメントタイミング切換回路50と、セグメント2A〜
2Dとコモン4A〜4Dとを接続するリフレッシュコモ
ンスイッチング回路70と、これを制御するリフレッシ
ュコモンタイミング切換回路80とから構成することに
より、スイッチ素子の集合による構成で実現することが
できるため、リフレッシュ回路を簡単な回路構成により
実現することができる。
【0014】請求項4に記載のように、請求項1又は請
求項2において、ショート状態となる時間は、10ミリ
秒から50ミリ秒の間とすることにより、画素Pでの発
光にチラツキを生じさせないで、表示品位の低下を抑え
ることができる。
【0015】請求項5に記載のように、請求項1又は請
求項2において、ショート状態となる時間は、20ミリ
秒以下とすることにより、画素Pでの発光にチラツキを
生じさせないで、表示品位の低下を抑えることができ
る。
【0016】
【実施例】本発明を、添付図面に示した実施例に基づき
説明するが、図1は本発明の第1実施例の回路図、図2
は同上実施例のタイミング図であって、図3〜図5で示
した前記従来技術と同一もしくは相当個所には同一符号
を付してその詳細な説明を省く。
【0017】図1において、陽極2は、4個のセグメン
ト2A〜2Dを有し、かつ、全てのセグメント2A〜2
Dを同電位とする共通電極2Xにつながり、リフレッシ
ュセグメントタイミング切換回路50により制御される
リフレッシュセグメントスイッチ60に接続されてい
る。このリフレッシュセグメントタイミング切換回路5
0が、リフレッシュセグメントスイッチ60だけでなく
スイッチング回路20の複数個のスイッチ20A〜20
Dを後述するように制御する。
【0018】陰極4は、4個のコモン4A〜4Dを有
し、これらと個々に接続されるスイッチング回路30の
複数個のスイッチ30A〜30Dの一方の固定接点30
A1〜30D1は、リフレッシュコモンスイッチング回
路70を構成する複数個のリフレッシュコモンスイッチ
70A〜70Dにつながり、リフレッシュコモンタイミ
ング切換回路80が、リフレッシュコモンスイッチ70
A〜70Dを後述するように制御する。
【0019】次に、図1の回路図における動作につき、
図2のタイミング図を加えて説明すると、まず、有機エ
レクトロルミネセンス素子10の通常の表示動作は、以
下の通りである。
【0020】複数個の画素Pのいずれかを発光させる場
合、スイッチング回路20の複数個のスイッチ20A〜
20Dとスイッチング回路30の複数個のスイッチ30
A〜30Dをリフレッシュセグメントタイミング切換回
路50とリフレッシュコモンタイミング切換回路80と
で制御することは周知である。これは、ダイナミック駆
動と称される駆動方法である。リフレッシュセグメント
タイミング切換回路50とリフレッシュコモンタイミン
グ切換回路80とは、図示しないマイクロコンピュータ
などの制御手段により制御されるようになっている。こ
の場合、リフレッシュコモンスイッチング回路70を構
成する複数個のリフレッシュコモンスイッチ70A〜7
0Dは全てオープン状態となるようにリフレッシュコモ
ンタイミング切換回路80で制御されている。
【0021】すなわち、図2(a)は、スイッチング回
路20(スイッチ20A〜20D)の状態を示してお
り、オン状態(ON)の時(範囲iで示している)に、
同図(c)〜(f)で示すスイッチング回路30のスイ
ッチ30A〜30Dの可動接点30A1〜30D1の位
置との関係において前記ダイナミック駆動により、所望
の画素Pを発光させるものである。
【0022】図2において、同図(c)〜(f)で示す
スイッチ30A〜30Dの可動接点30A1〜30D1
の位置は、「H」の時は固定接点30A2〜30D2と
つながりオープン電位側にあり、「L」の時は固定接点
30A3〜30D3とつながり接地側にあることを示し
ており、後者の場合に両電極2,4間に電流が流れて選
択状態(画素Pが発光する)となり、前者の場合には非
選択状態である。このスイッチ30A〜30Dは、同時
にON又はOFFすることはなく、図2で示すように、
時間をずらしながら選択状態が順番に発生するもので、
1個のコモン(陰極4)を1ラインとみなして、その各
ラインの中の1ラインを順次接地側と接続させ、それ以
外のラインはオープン電位側と接続させるように、スイ
ッチング回路30は前記制御手段により制御されてもの
である。
【0023】そして、有機エレクトロルミネセンス素子
10のリフレッシュ動作は、スイッチング回路20(ス
イッチ20A〜20Dの総称)が、オフ状態(OFF)
の時(範囲iiで示している)に行われる。
【0024】すなわち、範囲iとの間に位置し、かつ、
範囲iに比べて著しく短い時間(例えば、20ミリ秒)
で登場する範囲iiでスイッチング回路20がオン状態
(ON)からオフ状態(OFF)へ切り換ると、同図
(b)で示すように、同時にリフレッシュセグメントス
イッチ60がオフ状態(OFF)からオン状態(ON)
へ切り換る。更にこの時、リフレッシュコモンスイッチ
ング回路70を構成する複数個のリフレッシュコモンス
イッチ70A〜70Dは全てオン状態となる(図2
(g)参照)。
【0025】これにより、図2のT1のタイミングで
は、陽極2(セグメント2A〜2D)とコモン4B〜4
Dの陰極4が接続されて同電位となる。また、同図のT
2のタイミングでは、陽極2(セグメント2A〜2D)
とコモン4A、4C、4Dの陰極4が接続されて同電位
となる。また、同図のT3のタイミングでは、陽極2
(セグメント2A〜2D)とコモン4A、4B、4Dの
陰極4が接続されて同電位となる。また、同図のT4の
タイミングでは、陽極2(セグメント2A〜2D)とコ
モン4A〜4Cの陰極4が接続されて同電位となる。
【0026】このように、リフレッシュセグメントタイ
ミング切換回路50、リフレッシュセグメントスイッチ
60、リフレッシュコモンスイッチング回路70(リフ
レッシュコモンスイッチ70A〜70Dチ)及びリフレ
ッシュコモンタイミング切換回路80をリフレッシュ回
路として用意することにより、範囲iiで陽極2と陰極
4とがショート状態となって同電位とすることができる
ことから、素子容量C1の影響により有機エレクトロル
ミネセンス素子10の内部に蓄積された電荷が放電され
るので、これにより分極を回復することができ、有機エ
レクトロルミネセンス素子10の長寿命化を実現するこ
とができる。
【0027】なお、陽極2と陰極4とを電気的にショー
ト状態とする図2の範囲iiの1回の時間は、長すぎる
と画素Pでの発光にチラツキが生じ、反対に短すぎると
リフレッシュの効果が得られなくなるため、実際にはリ
フレッシュのターゲットとなる有機エレクトロルミネセ
ンス素子10に対して種々時間を設定した実験を行い、
最適値を決定する必要があるが、10ミリ秒から50ミ
リ秒の間、おおむね20ミリ秒程度が好適であることを
本発明者らの実験により確認した。
【0028】また、図2の範囲i,iiは、周期的であ
っても、周期的でなくても、何れでも良く、リフレッシ
ュのタイミングは任意である。これも実際にはリフレッ
シュのターゲットとなる有機エレクトロルミネセンス素
子10に対して種々時間を設定した実験を行い、最適値
を決定する必要がある。
【0029】なお、本発明の出願人は、特願平11−1
51327号(平成11年5月31日),同17604
5号(同年6月22日)及び同208422号(同年7
月23日)において、前記陽極又は前記陰極の一方を表
示する形状に応じた複数個のセグメントに分割形成する
と共に他方をコモンとし、前者はN(Nは2以上の整
数)個以下の個数のセグメントを直列接続することによ
りグループ化してその各グループが駆動回路へ接続し、
後者はN個に分割形成して夫々が駆動回路へ接続し、よ
ってダイナミック駆動を可能とする有機エレクトロルミ
ネセンス素子を提案した(以下「先願」と言う)が、斯
かる構成においても、前記実施例と同様に、所定のタイ
ミングで前記セグメントと前記コモンとを電気的にショ
ート状態とするリフレッシュ回路を設けることで、有機
エレクトロルミネセンス素子の内部分極を中和(キャン
セル)して、有機エレクトロルミネセンス素子の長寿命
化を実現することができる。
【0030】
【発明の効果】このように、本発明によれば、有機エレ
クトロルミネセンス素子の内部分極を中和(キャンセ
ル)するリフレッシュ回路を設けることで、有機エレク
トロルミネセンス素子の長寿命化を実現することができ
る。特に、逆特性電圧を印加するなどの複雑な回路構成
を必要としない簡単な回路構成で実現することができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の回路図。
【図2】 同上実施例のタイミング図。
【図3】 従来技術の要部断面図。
【図4】 同上従来技術の駆動回路を示す回路図。
【図5】 同上回路図の等価回路図。
【符号の説明】
10 有機エレクトロルミネセンス素子 2 陽極 2A〜2D セグメント 4 陰極 4A〜4D コモン 20 スイッチング回路(リフレッシュ回路) 30 スイッチング回路 40 直流電源回路 50 リフレッシュセグメントタイミング切換回路(リ
フレッシュ回路) 60 リフレッシュセグメントスイッチ(リフレッシュ
回路) 70 リフレッシュコモンスイッチング回路(リフレッ
シュ回路) 70A〜70D リフレッシュコモンスイッチ(リフレ
ッシュ回路) 80 リフレッシュコモンタイミング切換回路(リフレ
ッシュ回路)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基板上に透明導電材料からなる陽
    極、ひとつ以上の層で構成される有機層及び前記陽極と
    対向するように金属導電材料からなる陰極を少なくとも
    有し、前記陽極又は前記陰極の一方を複数個のセグメン
    ト、他方を複数個のコモンとし、これらセグメントとコ
    モンとの間に直流電源回路を接続してダイナミック駆動
    することにより前記セグメントと前記コモンの交点であ
    る画素が発光する有機エレクトロルミネセンス素子であ
    って、所定のタイミングで前記セグメントと前記コモン
    とを電気的にショート状態とするリフレッシュ回路を設
    けることを特徴とする有機エレクトロルミネセンス素子
    の駆動回路。
  2. 【請求項2】 透明基板上に透明導電材料からなる陽
    極、ひとつ以上の層で構成される有機層及び前記陽極と
    対向するように金属導電材料からなる陰極を少なくとも
    有し、前記陽極又は前記陰極の一方を表示する形状に応
    じた複数個のセグメントに分割形成すると共に他方をコ
    モンとし、これらセグメントとコモンとの間に直流電源
    回路を接続してダイナミック駆動することにより所定の
    パターンで発光可能な有機エレクトロルミネセンス素子
    であって、所定のタイミングで前記セグメントの全てと
    前記コモンとを同時に電気的にショート状態とするリフ
    レッシュ回路を設けることを特徴とする有機エレクトロ
    ルミネセンス素子の駆動回路。
  3. 【請求項3】 前記リフレッシュ回路は、前記セグメン
    トと前記直流電源回路を切断することのできるスイッチ
    ング回路と、全ての前記セグメントを同電位とするリフ
    レッシュセグメントスイッチと、これと前記スイッチン
    グ回路とを制御するリフレッシュセグメントタイミング
    切換回路と、前記セグメントと前記コモンとを接続する
    リフレッシュコモンスイッチング回路と、これを制御す
    るリフレッシュコモンタイミング切換回路と、から成る
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の有機エ
    レクトロルミネセンス素子の駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記ショート状態となる時間は、10ミ
    リ秒から50ミリ秒の間であることを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の有機エレクトロルミネセンス素
    子の駆動回路。
  5. 【請求項5】 前記ショート状態となる時間は、20ミ
    リ秒以下であることを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載の有機エレクトロルミネセンス素子の駆動回路。
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