JP2001056278A - 質量検出型ガスセンサ - Google Patents

質量検出型ガスセンサ

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JP2001056278A
JP2001056278A JP11234310A JP23431099A JP2001056278A JP 2001056278 A JP2001056278 A JP 2001056278A JP 11234310 A JP11234310 A JP 11234310A JP 23431099 A JP23431099 A JP 23431099A JP 2001056278 A JP2001056278 A JP 2001056278A
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JP
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cantilever
gas
detection type
gas sensor
mass detection
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JP11234310A
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Hiroo Yokoyama
博夫 横山
Hiroyuki Hiramoto
廣幸 平本
Yoshiaki Yasuda
喜昭 安田
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Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の質量検出型ガスセンサにおいては、検
出素子であるカンチレバーは小型化できるが、その変位
の検出が大がかりとなり、結果として大型且つ高価で汎
用性に欠ける問題点を生じていた。 【解決手段】 本発明により、検出が特定ガスを吸収し
たことによるカンチレバー2のたわみを適宜位置に設け
たピエゾ抵抗素子4の電気的な変化量として測定する質
量検出型ガスセンサとし、加えて吸着部3若しくはその
近傍にはヒーター素子5を設け特定ガスを蒸発させて除
去し、カンチレバー2を特定ガスを吸着しない状態とし
て補正を行う質量検出型ガスセンサ1としたことで、カ
ンチレバーの変位の測定を抵抗測定という極めて簡便な
手段で行えるものとして、システムの煩雑化を避け、全
体構成の簡素化、小型化を可能として課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定ガスの検出を
行うガスセンサに関するものであり、詳細にはカンチレ
バーの先端にガスを吸着する吸着部を設け、この吸着部
がガスを吸着したことによる質量変化を測定する構成と
した質量検出型ガスセンサに係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の質量検出型ガスセンサ9
0の構成の例を示すものが図3であり、振動、或いは、
撓みを生じやすいように一部に幅の狭い部分が形成され
たカンチレバー91の先端には例えば金などガスを吸着
する部材で形成された吸着部92を設けておく。
【0003】このように、カンチレバー91を形成した
ことで、測定すべきガスが雰囲気中に存在するときに
は、前記吸着部92が吸着を行うものとなるので、この
吸着部92の重量が変化する。従って、カンチレバー9
1には撓みを生じる。或いは、共振周波数が変化するな
どの特性変化を生じるものとなるので、その特性変化を
利用してガスの検出を行う。
【0004】上記特性変化の検定の具体的な手法として
は、例えば図3中に示すようにカンチレバー91の適宜
位置にレーザー光Lを照射しておき、吸着部92のガス
の吸着による重量増加で生じるカンチレバー91の撓み
量をレーザー光Lの反射光の到達位置の移動として計測
する。
【0005】或いは、図4に示すようにカンチレバー9
1の適宜位置に圧電素子などによる振動子93を取り付
けておき、この振動子93によりカンチレバー91を自
由振動させて共振周波数を測定し、吸着部92のガスの
吸着による重量増加で生じるカンチレバー91の共振周
波数の変化量からガスの吸着を計測する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の構成の質量検出型ガスセンサ90においては、
カンチレバー91の部分は、例えば写真技術の応用で小
型化したものの製造が可能であるが、変位量の検出を行
うためのレーザー装置などはそれ程に小型化することが
不可能であるので、システムとしては大型のものとな
り、設置面積の点から用途が限定されるなどの問題点を
生じ、また、コストも高価なものとなって汎用性に欠け
るものとなっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記した従来
の課題を解決するための具体的手段として、カンチレバ
ーの先端部に吸着部を設け、この吸着部が特定ガスを吸
着したときの前記カンチレバーの特性変化により特定ガ
スの有無を検出して成る質量検出型ガスセンサにおい
て、前記検出が、特定ガスを吸収したことによる前記カ
ンチレバーのたわみを該カンチレバーの適宜位置に設け
たピエゾ抵抗素子の電気的な変化量として測定すること
を特徴とする質量検出型ガスセンサを提供することで課
題を解決するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明を図に示す実施形
態に基づいて詳細に説明する。図1及び図2に符号1で
示すものは本発明に係る質量検出型ガスセンサであり、
この質量検出型ガスセンサ1はエッチングなど写真技術
を応用した形成手段により小型化されたカンチレバー2
を採用するものである点は従来例のものと同様である。
【0009】また、前記カンチレバー2の先端には吸着
部3が設けられ、この吸着部3にガスを吸着させたとき
の重量増加による撓みの変化などをもってガスの存在を
検知するものであり、従って、検出を目的とするガスが
硫化物系のものであるときには前記吸着部3を形成する
部材として金が選択され、Coである場合はフタロシア
ニン、NOxである場合はキナクリドンなど検出を目的
とするガスにより吸着部3を構成する部材が選択される
ものである点も従来例のものと同様である。
【0010】ここで、本発明では前記カンチレバー2に
ピエゾ抵抗素子4を取り付けるものであり、その取り付
けの位置は吸着部3にガスを吸着したときにカンチレバ
ー2に撓みの発生が最も大きく表れる場所、例えば枠部
2aとの接合部近傍などが適当である。
【0011】本発明では、前記カンチレバー2には、上
記の吸着部3、ピエゾ抵抗素子4に加えて、蒸着膜など
適宜な手段で薄膜状に形成されたヒーター素子5を設け
るものであり、このヒーター素子5は前記吸着部3の表
面、或いは、カンチレバー2と吸着部3との間に設けら
れ、通電したときには吸着部3を効率よく加熱できるも
のとされている。
【0012】次いで、上記の構成とした本発明の質量検
出型ガスセンサ1の作用及び効果について説明する。先
ず、検出機能においてはカンチレバー2の先端に取り付
けられた吸着部3がガスを吸着し、重量を増すことでカ
ンチレバー2に撓みを生じさせ、この撓みの量によりガ
スの存在を検知する原理は従来からのものと同じである
が、本発明は前記撓みの量の測定にピエゾ抵抗素子4を
採用するものとしている。
【0013】前記ピエゾ抵抗素子4は、このピエゾ抵抗
素子4に加えられた応力に応じて抵抗変化を生じるもの
であるので、上記カンチレバー2の撓み量の計測はピエ
ゾ抵抗素子4の抵抗値を測定すれば良いものとなる。
尚、このときに前記ピエゾ抵抗素子4の抵抗値は、一般
的に電子回路などで使用されている抵抗器と同水準のも
のであるので、この抵抗値の測定に特に困難を伴うこと
はない。
【0014】よって、測定装置としても、例えばホイー
トストーンブリッジ回路など、この種、抵抗値を測定す
るときに常用されている単純な回路構成で充分な測定精
度が得られるものであり、ハイインピーダンスに対応さ
せるための測定回路の電子化など不要であるので、上記
抵抗値の測定装置を含めた質量検出型ガスセンサ1全体
も小型化できるものとなる。
【0015】また、本発明の質量検出型ガスセンサ1に
おいては、前記カンチレバー2にヒーター素子5が設け
られたことで、吸着部3のハングアップが防止され、検
出精度が向上し、また、検出速度も向上する。即ち、一
時的に濃いガスが吸着部3に触れると、吸着部は多量の
ガスを吸着して飽和してしまい、その後に薄いガスが触
れた状態でも対応しない、いわゆるハングアップの状態
を生じる。
【0016】この状況に鑑みて設けられたものが、本発
明のヒーター素子5であり、このヒーター素子5に通電
を行うと、前記吸着部3は加熱が行われ、吸着していた
ガスは蒸発して放散され、吸着部3はガスを吸着してい
ない状態、即ち、初期状態に復帰が行われるものとな
る。
【0017】従って、例えば、時間間隔を定め、その時
間毎にヒーター素子5に通電し、吸着部3の加熱を行い
初期状態に復帰するものとしておけば、検出を目的とす
るガスに濃度の差が著しいときにも、次回の測定に影響
を生じることなく正確な測定が行えるものとなる。
【0018】同時に、上記のヒーター素子5による加熱
により、強制的にガスの吸着部3からの放出が行われる
ので、例えば濃度の高いガスと接触した後にも、自然に
ガスが放出され復帰するまで待つ必要はなくなり、例え
ば上記したヒーター素子5への通電の時間間隔を適正化
することで、ガスの濃度変化に速やかに反応する質量検
出型ガスセンサ1となり、測定が迅速化する。
【0019】尚、上記したヒーター素子5による加熱
は、加熱条件を適正化することで前記吸着部3がガスを
吸着していない状態とすることができるので、例え、カ
ンチレバー2,吸着部3、ピエゾ抵抗素子4の何れかに
経年変化を生じるとしても、その時点での初期状態(ガ
スを吸着していない状態)の検定が可能であり、即ち、
更正が可能なものと成って、この点でも精度の向上に寄
与するものとなる。
【0020】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、検
出が、特定ガスを吸収したことによる前記カンチレバー
のたわみを該カンチレバーの適宜位置に設けたピエゾ抵
抗素子の電気的な変化量として測定する質量検出型ガス
センサとし、加えて、前記吸着部若しくはその近傍には
ヒーター素子を設け、該ヒーター素子に通電することに
より特定ガスを蒸発させて除去し、前記カンチレバーを
前記特定ガスを吸着しない状態として補正を行う質量検
出型ガスセンサとしたことで、第一には、カンチレバー
の変位の測定を抵抗測定という極めて簡便な手段で行え
るものとして、システムの煩雑化を避け、全体構成の簡
素化、小型化を可能として汎用性の向上に極めて優れた
効果を奏するものである。
【0021】また、第二には、本発明により前記カンチ
レバーにヒーター素子を設けることで、吸着部が吸着し
たガスを迅速に蒸発させて除去し、吸着部をガスを吸着
していない初期状態に戻せるものとして、ハングアップ
を防止して測定の迅速化を可能とすると共に、例え、カ
ンチレバー、吸着部、ピエゾ抵抗素子に経年変化を生じ
たとしても、その時点での初期状態の現出が可能であ
り、常時に更正が可能なものとなって、この点でも精度
の向上を可能とする優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る質量検出型ガスセンサの実施形
態を要部で示す斜視図である。
【図2】 図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】 従来例を示す断面図である。
【図4】 別の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1……質量検出型ガスセンサ 2……カンチレバー 2a……枠部 3……吸着部 4……ピエゾ抵抗素子 5……ヒーター素子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カンチレバーの先端部に吸着部を設け、
    この吸着部が特定ガスを吸着したときの前記カンチレバ
    ーの特性変化により特定ガスの有無を検出して成る質量
    検出型ガスセンサにおいて、前記検出が、特定ガスを吸
    収したことによる前記カンチレバーのたわみを該カンチ
    レバーの適宜位置に設けたピエゾ抵抗素子の電気的な変
    化量として測定することを特徴とする質量検出型ガスセ
    ンサ。
  2. 【請求項2】 前記吸着部若しくはその近傍にはヒータ
    ー素子を設け、該ヒーター素子に通電することにより特
    定ガスを蒸発させて除去し、前記カンチレバーを前記特
    定ガスを吸着しない状態として補正を行うことを特徴と
    する請求項1記載の質量検出型ガスセンサ。
JP11234310A 1999-08-20 1999-08-20 質量検出型ガスセンサ Pending JP2001056278A (ja)

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