JP2001056020A - 断熱スリーブ、定着ローラ用軸受装置および定着装置 - Google Patents

断熱スリーブ、定着ローラ用軸受装置および定着装置

Info

Publication number
JP2001056020A
JP2001056020A JP31434399A JP31434399A JP2001056020A JP 2001056020 A JP2001056020 A JP 2001056020A JP 31434399 A JP31434399 A JP 31434399A JP 31434399 A JP31434399 A JP 31434399A JP 2001056020 A JP2001056020 A JP 2001056020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating sleeve
heat insulating
fixing roller
slit
fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31434399A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Hirose
和夫 廣瀬
Satoru Fukuzawa
覚 福澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP31434399A priority Critical patent/JP2001056020A/ja
Priority to US09/587,725 priority patent/US6390683B1/en
Publication of JP2001056020A publication Critical patent/JP2001056020A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 定着装置周辺から発生する周期的な異音を少
なくする。 【解決手段】 定着ローラと、この定着ローラを回転自
在に両端で支持する転がり軸受との間に介在する断熱ス
リーブにおいて、上記断熱スリーブは円周方向の一箇所
で分断するスリット2を有し、このスリットの両側の合
い口3が互いに軸方向に重なる形状である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複写機、レーザービ
ームプリンター等の電子写真装置に使用される断熱スリ
ーブ、定着ローラ用軸受装置および定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真装置は、光学装置で形
成された静電潜像にトナーを付着させ、このトナー像を
コピー用紙に転写し、さらに定着させるものであり、こ
の定着工程では、ヒータを内蔵した定着ローラと加圧ロ
ーラとの間にトナー像を通過させる。これにより、トナ
ー像からなる転写像がコピー用紙上に加熱融着によって
定着される。図5は、このような電子写真装置における
加熱定着装置の一例を示す。定着ローラ11は軸心部に
線状のヒータ12を内蔵しており、両端で転がり軸受1
3を介してハウジング14に回転自在に支持される。転
がり軸受13と定着ローラ11の軸部11aとの間に、
樹脂等からなる放熱防止用の断熱スリーブ15が介在さ
せてある。従来の断熱スリーブ15を図6に示す。図6
(a)は従来の断熱スリーブの斜視図であり、図6
(b)は側面図である。断熱スリーブ15は、分断部に
スリット16を形成して周方向一つ割りとし、熱膨張,
熱収縮による定着ローラ11のがたつきを防止してい
る。放熱防止用の断熱スリーブ15を介在させるのは、
定着ローラ11の加熱時に、両端部の転がり軸受13か
ら熱が逃げて定着ローラ11の軸方向に沿う温度分布が
不均一になる現象を防止するためである。
【0003】一方、定着装置を内蔵する複写機、レーザ
ービームプリンター等の電子写真装置は、高速化、軽量
化、小型化といった機能、デザインの向上の他に静粛化
が求められている。特に、家庭内での使用など使用用途
および使用場所の多様化とともに、この静粛化がますま
す求められている。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電子写
真装置の静粛化を追及したところ、従来問題とされてい
なかった定着装置周辺の異音が問題となってきた。すな
わち、電子写真装置を構成する他の部品での消音化ある
いは少音化が進んだ結果、定着装置周辺から周期的な異
音が発生していることが分かり、この異音を少なくする
ことが電子写真装置の静粛化にとって重要な問題となっ
てきた。
【0004】本発明は、このような問題に対処するため
になされたもので、定着装置周辺から発生する周期的な
異音を少なくすることができる断熱スリーブ、定着ロー
ラ用軸受装置および定着装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の断熱スリーブ
は、定着ローラと、この定着ローラを回転自在に両端で
支持する転がり軸受との間に介在する断熱スリーブにお
いて、上記断熱スリーブは円周方向の一箇所で分断する
スリットを有し、このスリットの両側の合い口が互いに
軸方向に重なる形状であることを特徴とする。
【0006】また、上記スリットは、断熱スリーブの軸
中心線に対して 20 〜 60 度の角度を有する直線状であ
ることを特徴とする。また、上記スリットは、断熱スリ
ーブの内円周の 1/3長さ以内に設けられていることを特
徴とする。また、上記スリットの間隔は、0.3〜2.0mm
であることを特徴とする。また、上記スリットの両側の
合い口は、互いに径方向で重なり部を有することを特徴
とする。上記断熱スリーブは、 3000 〜25000 MPa の曲
げ弾性率を有する合成樹脂の成形体であることを特徴と
する。
【0007】本発明の定着ローラ用軸受装置は、上記断
熱スリーブと転がり軸受とからなり、断熱スリーブの筒
状部を転がり軸受の内輪内径に嵌合してなることを特徴
とする。
【0008】本発明の定着装置は、定着ローラと、この
定着ローラを回転自在に両端で支持する上記定着ローラ
用軸受装置とを備えたことを特徴とする。なお、定着ロ
ーラとは、ローラ内にヒータを内蔵する加圧ローラや、
定着ベルト式定着装置における加熱ローラも含まれる。
【0009】定着装置周辺で発生する周期的な異音を解
析したところ、異音の一つの原因として、定着ローラの
共振音にあることが実験・分析により判明した。さらに
この共振音の原因が断熱スリーブにあることが分かっ
た。定着ローラは転がり軸受13により支持され回転す
るが、電子写真装置の高速化に伴い、断熱スリーブ自体
も共回りする。また、定着ローラは加圧ローラ等により
軸の垂直方向に一定の方向に力を受けているため、共回
りした断熱スリーブの分断部16がその力を受けている
部分にくるとわずかな段差を生じ、このときに起こるご
くわずかな振動が定着ローラに伝わり共振、共鳴するこ
とで異音が発生することが分かった。本発明はこのよう
な知見に基づきなされたもので、断熱スリーブが分断部
を有し、共回りしたとしても段差を生じない断熱スリー
ブ構造とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を図1によ
り説明する。図1は断熱スリーブの斜視図(図1
(a))および側面図(図1(b))である。断熱スリ
ーブ1は、フランジ1aつきの円筒1bからなり、円周
方向の一箇所がスリット2により分断されている。スリ
ット2の両側の合い口3、3は互いに軸方向(図中矢符
A方向)に重なる形状となっている。この実施の形態で
は、合い口3、3の先端面の全面を軸方向に対して傾斜
する傾斜面としている。この形状とすることにより、合
い口3、3が軸方向と一直線に重なることがないので、
断熱スリーブが定着ローラと共回りしても段差を生じな
い。したがって周期的な異音の発生を抑えることができ
る。
【0011】断熱スリーブ1における合い口3、3は、
互いの間に円周方向に間隙を持つスリット2が形成さ
れ、かつ互いに軸方向に重なる形状であればよく、その
合い口3の形状等は特に問わない。図1に示すアングル
カットの場合、スリット2は、断熱スリーブの軸中心線
Bに対して 20 〜 60 度の角度θを有する。このような
角度θを設けることによって、分断部において段差が生
じることによるガタツキが防止できその結果定着ローラ
の共振を防止できる。角度θが 20 度未満ではスリット
が軸中心線Bに平行に近くなり、段差ができ易く、ガタ
ツキが発生しやすくなる。また角度θが 60度を越える
と両合い口部の鋭角部が細くなりすぎ破損の恐れが生じ
る。
【0012】また、スリットは、断熱スリーブの内円周
の 1/3長さ以内に設けられる。すなわち、図1(b)の
側面図において、内径dの 3/4の範囲内にスリットが設
けられる。範囲の下限は上記角度θが 60 度以下となる
ことが好ましい。
【0013】図2は、図1の絶縁断熱スリーブ1におけ
る合い口3の各種の変形例を示す。なお、図2(a)か
ら図2(c)は、いずれも両側の合い口3、3が相補的
に嵌合する形状である。図2(a)は合い口3、3を相
欠状とした例、図2(b)は合い口3、3をS字の相欠
状とした例である。これらの場合においても、スリット
2全体が軸方向と一直線に重なることがなくなる。図2
(c)は、片方の合い口3の先端面を鋭角の凸面とし、
もう片方の合い口3の先端面を、上記鋭角の凸面が嵌合
する凹面としたものである。図2(d)は、両側の合い
口3、3を相欠状とし、かつその突片3a、3aの重な
り側の面の先端に互いに係合する係合突部3bを形成し
たものである。両係合突部3b、3bの係合により、ス
リット2の開き過ぎが防止される。なお、フランジ部の
合い口は従来どおりストレートカットであっても良い。
【0014】断熱スリーブ1の材質は、電気絶縁性の断
熱材料あるいは導電性の断熱材料の何れでもよいが放電
構造を有する定着装置には導電性の断熱材料が、放電構
造のない定着装置には電気絶縁性の断熱材料を用いるこ
とが好ましい。断熱スリーブ1は、 3000 〜25000 MPa
の曲げ弾性率を有する合成樹脂の成形体である。このよ
うな特性の合成樹脂で形成することによって定着ローラ
への組込み性が向上し、組込み時に破損することがな
い。例えば、高耐熱性の合成樹脂を母材として、この樹
脂中に各種強化材、添加剤等を含有させたもので形成す
る。ポリアミドイミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエー
テルイミド樹脂、ポリエーテルケトン樹脂、ポリエーテ
ルエーテルケトン樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹
脂、各種フッ素樹脂、フェノール樹脂等の耐熱性合成樹
脂に各種充填材を入れて強化した樹脂組成物であって、
熱変形温度 220℃以上を有する耐熱性樹脂組成物が使用
できる。合成樹脂以外に、セラミックスを用いることも
できる。
【0015】本発明の定着ローラ用軸受装置およびその
軸受装置を用いた定着装置の一実施形態を図3および図
4により説明する。図3は定着ローラ用の軸受装置の断
面図(図3(a))およびA−A断面図(図3(b))
を、図4は複写機等の加熱定着装置の破断正面図であ
る。定着ローラ用軸受装置は、図3に示すように、断熱
スリーブ1の筒状部1bを転がり軸受5の内輪5aに嵌
合している。断熱スリーブ1は、フランジ1a付きの筒
状部1bからなり、円周方向の一箇所がスリット2によ
り分断され合口が形成されている。転がり軸受5は、内
輪5aと外輪5cとの間に介在される転動体5bおよび
保持器とにより構成されているが、場合によっては保持
器はなくともよい。
【0016】定着装置は、定着ローラ4と、この定着ロ
ーラ4の両端で定着ローラを回転自在に支持する定着ロ
ーラ用軸受装置を有しており、定着ローラ用軸受装置は
転がり軸受5と断熱スリーブ1とから構成されている。
定着ローラ4は、線状ないし棒状のヒータ6を軸心部に
内蔵した軟質の金属製のものであり、両端に小径の軸部
4aが突出した円筒状に形成されている。定着ローラ4
の材質は、例えば鉄、アルミニウム、またはアルミニウ
ム合金(A5056、A6063等)等の熱伝導性に優
れた金属材料であり、旋削や研磨等で表面が仕上げられ
ている。定着ローラ4の表面にはフッ素樹脂やシリコー
ンゴム等の離型性材料でコーティングしてオフセット防
止されるようにしてもよい。定着ローラ4は、両端の軸
部4aで深溝玉軸受からなる転がり軸受5を介してハウ
ジング7に回転自在に支持され、一端における転がり軸
受5よりも端部側に、回転動力を受けるギヤ8が設けら
れている。定着ローラ4に接して定着ローラ4と平行に
加圧ローラ9が設けられ、両端で軸受10を介してハウ
ジング7に回転自在に支持されている。加圧ローラ9
は、鉄やアルミニウム等の芯金上にシリコーンゴム等の
被覆を設けたものである。コピー紙は、回転駆動される
定着ローラ4と従動する加圧ローラ9との間で送られな
がら、定着ローラ4による加熱融着でトナー像が定着処
理される。
【0017】定着ローラ4の軸部4a、4aは、転がり
軸受5と図1に示す軸方向に対するアングルカットのス
リットを有する断熱スリーブ1とから構成される軸受装
置により支持されている。転がり軸受5は、外輪の外径
面が段付き円筒面に形成され、その小径部がハウジング
7の軸受取付孔に嵌合状態に取付けられている。この軸
受装置によると、定着ローラ4と転がり軸受5との間に
介在する断熱スリーブ1は、図1または図2に示すよう
に、スリット2の合い口3、3が互いに軸方向に重なる
形状となっているので、スリット2が軸方向と一直線に
重なることがなく、断熱スリーブが定着ローラと共回り
しても分断部で段差を生じない。その結果、周期的な異
音が発生しない。また、定着ローラ4の熱がハウジング
5に逃げることが防止される。
【0018】スリット間隔は 0.3〜2.0mm とする。スリ
ット間隔をこの範囲とすることにより、定着ローラを過
熱した場合においても熱膨張によって断熱スリーブの合
い口部がぶつかり合うことを防止でき、定着ローラ4の
共振が防止できる。
【0019】また、断熱スリーブの分断部は、両側の合
い口が互いに軸方向に重なる形状であるとともに、径方
向で重なり部を有していてもよい。径方向で重なり部を
有することにより、静電気の転がり軸受5ヘの放電が防
止できる。すなわち、定着ローラ4に残るトナーの除去
は、電圧印加手段(図示せず)により定着ローラ4に残
トナーと同電極の高電圧を印加することにより行なわれ
るが、径方向で重なり部を有する断熱スリーブ1が介在
することにより、定着ローラ4と軸受5の間が電気的に
絶縁され、定着ローラ4の軸部4aと軸受5の内輪とが
直接に対面せず、スリット2内における放電距離が長く
なる。そのため、定着ローラ4から軸受5側へ放電され
ることがなくなり、残トナーの除去効率が高くなる。し
たがって、残トナー除去用のクリーナローラ等を設ける
必要がなく、小型、軽量、低コストで高画質の複写機等
ができる。
【0020】また、本発明の断熱スリーブは、高温で使
用される定着部の定着ローラに適用できる。また、加圧
ローラにも使用できる。なお、周期的な異音を抑えるこ
とができるので、画像形成装置の給紙部、感光部、排紙
部など、回転軸部を有する部位に使用することができ
る。
【0021】
【実施例】実施例1 ポリアミドイミド樹脂組成物(黒鉛 15 重量%配合、曲
げ弾性率 6000MPa)を図1示す形状に射出成形して、軸
中心線Bに対して 45 度の角度θを有するスリットを設
けた断熱スリーブを得た。なお、内径dは 33mm 、厚さ
tは 10mm 、スリットの幅は 1.8mmとした。得られた断
熱スリーブを富士ゼロックス製複写機の定着装置に組込
み、5000枚の通紙試験時での定着ローラ付近の異音を集
音して調査した。周期的な異音が発生する場合を×、周
期的な異音が発生しない場合を○として評価した。結果
を表1に示す。
【0022】実施例2 樹脂組成物をポリフェニレンサルファイド樹脂組成物
(炭素繊維 30 重量%配合、曲げ弾性率 20000MPa )に
代える以外は、実施例1と同一の断熱スリーブを得た。
得られた断熱スリーブを実施例1と同様な方法で評価し
た。結果を表1に示す。
【0023】比較例1 断熱スリーブの形状を図6に示す形状に代える以外は、
実施例1と同一の断熱スリーブを得た。なお、内径dは
33mm 、厚さtは 10mm 、スリットの幅は 1.8mmとし
た。得られた断熱スリーブを実施例1と同様な方法で評
価した。結果を表1に示す。
【0024】比較例2 樹脂組成物をポリフェニレンサルファイド樹脂組成物
(炭素繊維 30 重量%配合、曲げ弾性率 20000MPa )に
代える以外は、比較例1と同一の断熱スリーブを得た。
得られた断熱スリーブを実施例1と同様な方法で評価し
た。結果を表1に示す。
【0025】
【表1】
【0026】表1の結果から明らかなとおり、実施例1
および実施例2は定着ローラ付近の周期的な異音が認め
られなかった。これに比較して、比較例1および比較例
2は定着ローラ付近の周期的な異音が認められた。
【0027】
【発明の効果】本発明の断熱スリーブは、円周方向の一
箇所で分断するスリットを有し、かつスリット両側の合
い口が互いに軸方向に重なる形状であるので、スリット
全体が軸方向に一直線になることがない。その結果、断
熱スリーブによる段差か発生せず、定着ローラの共鳴を
抑えることができ、定着ローラ付近の異音発生防止効果
がある。
【0028】また、スリットが断熱スリーブの軸中心線
に対して 20 〜 60 度の角度を有する直線状である、ま
たは断熱スリーブの内円周の 1/3長さ以内に設けられて
いるので、さらに 3000 〜25000 MPa の曲げ弾性率を有
する合成樹脂の成形体であるので、断熱スリーブの機械
的強度を維持して定着ローラ付近の異音の発生を防止で
きる。
【0029】また、断熱スリーブのスリット間隔が 0.3
〜2.0mm であるので、定着ローラの加熱に伴う断熱スリ
ーブの熱膨張による破損を防ぎ、また定着ローラの共振
が防止できる。さらに、断熱スリーブのスリットが径方
向で重なり部を有するので静電気の転がり軸受ヘの放電
が防止できる。
【0030】本発明の定着ローラ用軸受装置は、定着ロ
ーラを回転自在に両端で支持する軸受装置であって、該
軸受装置が上記の断熱断熱スリーブと転がり軸受からな
り、該断熱スリーブの筒状部を転がり軸受の内輪内径に
嵌合してなるので異音の発生が少なく、静粛性が向上す
る。
【0031】本発明の定着装置は、定着ローラと、この
定着ローラを回転自在に両端で支持する軸受装置とを備
え、該軸受装置が上記定着ローラ用軸受装置であるの
で、定着ローラ付近からの異音の発生が少なく、静粛性
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】断熱スリーブを示す図である。
【図2】絶縁断熱スリーブにおける合い口の変形例を示
す図である。
【図3】定着ローラ軸受装置を示す図である。
【図4】加熱定着装置の破断正面図である。
【図5】電子写真装置における加熱定着装置の一例を示
す図である。
【図6】従来の断熱スリーブを示す図である。
【符号の説明】
1 断熱スリーブ 2 スリット 3 合い口 4 定着ローラ 5 転がり軸受 6 ヒータ 7 ハウジング 8 ギヤ 9 加圧ローラ 10 軸受
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H033 AA41 BA05 BB36 3J103 AA02 AA24 AA90 CA25 DA05 FA04 FA26 GA02 GA57 GA58 GA66 HA08 HA41

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定着ローラと、この定着ローラを回転自
    在に両端で支持する転がり軸受との間に介在する断熱ス
    リーブにおいて、 前記断熱スリーブは円周方向の一箇所で分断するスリッ
    トを有し、このスリットの両側の合い口が互いに軸方向
    に重なる形状であることを特徴とする断熱スリーブ。
  2. 【請求項2】 前記スリットは、前記断熱スリーブの軸
    中心線に対して 20〜 60 度の角度を有する直線状であ
    ることを特徴とする請求項1記載の断熱スリーブ。
  3. 【請求項3】 前記スリットは、前記断熱スリーブの内
    円周の 1/3長さ以内に設けられていることを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の断熱スリーブ。
  4. 【請求項4】 前記スリットの間隔は、0.3〜2.0mm で
    あることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれ
    か一項記載の断熱スリーブ。
  5. 【請求項5】 前記スリットの両側の合い口は、互いに
    径方向で重なり部を有することを特徴とする請求項1な
    いし請求項4のいずれか一項記載の断熱スリーブ。
  6. 【請求項6】 前記断熱スリーブは、 3000 〜25000 MP
    a の曲げ弾性率を有する合成樹脂の成形体であることを
    特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項記載
    の断熱スリーブ。
  7. 【請求項7】 定着ローラを回転自在に両端で支持する
    定着ローラ用軸受装置において、前記軸受装置は、請求
    項1ないし請求項6のいずれか一項記載の断熱スリーブ
    と転がり軸受とからなり、前記断熱スリーブの筒状部を
    前記転がり軸受の内輪内径に嵌合してなることを特徴と
    する定着ローラ用軸受装置。
  8. 【請求項8】 定着ローラと、この定着ローラを回転自
    在に両端で支持する軸受装置において、 前記軸受装置は請求項7記載の定着ローラ用軸受装置で
    あることを特徴とする定着装置。
JP31434399A 1999-06-11 1999-11-04 断熱スリーブ、定着ローラ用軸受装置および定着装置 Pending JP2001056020A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31434399A JP2001056020A (ja) 1999-06-11 1999-11-04 断熱スリーブ、定着ローラ用軸受装置および定着装置
US09/587,725 US6390683B1 (en) 1999-06-11 2000-06-05 Heat insulation sleeve and bearing device for fixing roller

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16471199 1999-06-11
JP11-164711 1999-06-11
JP31434399A JP2001056020A (ja) 1999-06-11 1999-11-04 断熱スリーブ、定着ローラ用軸受装置および定着装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001056020A true JP2001056020A (ja) 2001-02-27

Family

ID=26489710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31434399A Pending JP2001056020A (ja) 1999-06-11 1999-11-04 断熱スリーブ、定着ローラ用軸受装置および定着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001056020A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005106235A (ja) * 2003-10-01 2005-04-21 Fuji Xerox Co Ltd 断熱スリーブ、これを用いた定着装置及び画像形成装置
JP2007079463A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2007212988A (ja) * 2005-08-19 2007-08-23 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
US7369805B2 (en) 2003-12-24 2008-05-06 Samsung Electtronics Co., Ltd. Fusing device of electrophotographic image forming apparatus
JP2009286164A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Honda Motor Co Ltd ラックブッシュ
JP2013242482A (ja) * 2012-05-22 2013-12-05 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置、画像形成装置
WO2014134582A3 (en) * 2013-02-28 2014-10-23 Battelle Memorial Institute Gas seals for high temperature rotating shaft applications
JP2017508931A (ja) * 2014-03-19 2017-03-30 シェフラー テクノロジーズ アー・ゲー ウント コー. カー・ゲーSchaeffler Technologies AG & Co. KG ロータリテーブル軸受アッセンブリ
JP2021021777A (ja) * 2019-07-25 2021-02-18 コニカミノルタ株式会社 定着装置および画像形成装置
US11630406B2 (en) 2020-09-30 2023-04-18 Kyocera Document Solutions Inc. Fixing device and image forming apparatus
US11640131B2 (en) 2021-03-22 2023-05-02 Kyocera Document Solutions Inc. Fixing device including insulating member with slit formed with projection projecting from one end surface toward the other of slit, and image forming apparatus with fixing device

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4622224B2 (ja) * 2003-10-01 2011-02-02 富士ゼロックス株式会社 断熱スリーブ、これを用いた定着装置及び画像形成装置
JP2005106235A (ja) * 2003-10-01 2005-04-21 Fuji Xerox Co Ltd 断熱スリーブ、これを用いた定着装置及び画像形成装置
US7369805B2 (en) 2003-12-24 2008-05-06 Samsung Electtronics Co., Ltd. Fusing device of electrophotographic image forming apparatus
JP2007212988A (ja) * 2005-08-19 2007-08-23 Ricoh Co Ltd 定着装置及び画像形成装置
JP4691426B2 (ja) * 2005-09-16 2011-06-01 京セラミタ株式会社 画像形成装置
JP2007079463A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2009286164A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Honda Motor Co Ltd ラックブッシュ
JP2013242482A (ja) * 2012-05-22 2013-12-05 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置、画像形成装置
WO2014134582A3 (en) * 2013-02-28 2014-10-23 Battelle Memorial Institute Gas seals for high temperature rotating shaft applications
JP2017508931A (ja) * 2014-03-19 2017-03-30 シェフラー テクノロジーズ アー・ゲー ウント コー. カー・ゲーSchaeffler Technologies AG & Co. KG ロータリテーブル軸受アッセンブリ
JP2021021777A (ja) * 2019-07-25 2021-02-18 コニカミノルタ株式会社 定着装置および画像形成装置
US11630406B2 (en) 2020-09-30 2023-04-18 Kyocera Document Solutions Inc. Fixing device and image forming apparatus
US11640131B2 (en) 2021-03-22 2023-05-02 Kyocera Document Solutions Inc. Fixing device including insulating member with slit formed with projection projecting from one end surface toward the other of slit, and image forming apparatus with fixing device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001056020A (ja) 断熱スリーブ、定着ローラ用軸受装置および定着装置
US6390683B1 (en) Heat insulation sleeve and bearing device for fixing roller
JPH09184513A (ja) 絶縁断熱スリーブおよびこれを用いた軸受構造,定着装置
JP2001051534A (ja) 定着ローラ用軸受装置
JP2007057643A (ja) 定着装置
JP4622224B2 (ja) 断熱スリーブ、これを用いた定着装置及び画像形成装置
JP4946268B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP3668644B2 (ja) 定着ローラ用軸受装置
US6701120B2 (en) Heating device having a heating roller with a large diameter portion which supports bearings
US8380100B2 (en) Fusing device
JP2008052182A (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2010224331A (ja) 加熱装置及びそれを備えた画像形成装置
JP4289930B2 (ja) 現像装置及びプロセスカートリッジ
JP2004157282A (ja) 帯電ローラ
JP3636305B2 (ja) 加熱定着装置
US7437114B2 (en) Heating roller and image fixing apparatus using the same
JP2004084902A (ja) 回転体の軸受取付構造
US10073390B2 (en) Fixing device and image forming apparatus including the same
JP5891998B2 (ja) 定着装置および画像形成装置
JP2016224203A (ja) 現像カートリッジ
JP2022146165A (ja) 定着装置及び該定着装置を備えた画像形成装置
JP5582595B2 (ja) 画像形成装置に使用される弾性ローラ及び定着装置
JP2007057645A (ja) 定着装置
JP3637602B2 (ja) 電子写真装置用の導電性ロール
JP3468374B2 (ja) 加熱定着装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040407

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20061218

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20070417

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20070618

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20070710

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02