JP2001054854A - 加圧可能な袋状部を有するキャリアヘッド - Google Patents

加圧可能な袋状部を有するキャリアヘッド

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JP2001054854A
JP2001054854A JP2000208619A JP2000208619A JP2001054854A JP 2001054854 A JP2001054854 A JP 2001054854A JP 2000208619 A JP2000208619 A JP 2000208619A JP 2000208619 A JP2000208619 A JP 2000208619A JP 2001054854 A JP2001054854 A JP 2001054854A
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carrier head
flexible membrane
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JP2000208619A
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Hung Chih Chen
チー チェン ハン
Steven Zuniga
ズニガ スティーヴン
Frank A Bose
エー. ボーズ フランク
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B37/00Lapping machines or devices; Accessories
    • B24B37/27Work carriers
    • B24B37/30Work carriers for single side lapping of plane surfaces

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 化学的機械研磨のためのキャリアヘッドを提
供すること。 【解決手段】 一定の接触面積を維持するためのCMP
キャリアヘッド内の構造において、基板をパッドに圧接
する力を確保するため下向きの圧力が上記一定の接触面
積を介して基板に加えられ分散化することができる。上
記構造は、圧力を加える間、また、ある期間にわたり圧
力を繰り返し加える間、安定に推移する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】背景 本発明は、広義には基板の化学的機械研磨に関し、特
に、化学的機械研磨のためのキャリアヘッドに関するも
のである。
【0002】集積回路は、通常、導電性,半導電性、或
いは絶縁性の層を順次付着することによって、特にシリ
コンウェーハである基板上に形成される。各層を付着さ
せた後、それをエッチングして回路特性を生じさせる。
一連の層が逐次付着されエッチングされるので、基板の
外面もしくは最外面、即ち基板の露出面は段々と非平坦
になる。この非平坦面は、集積回路製造プロセスの露光
リソグラフィステップにおいて色々の問題を呈する。従
って、基板表面を周期的に平坦化する必要がある。
【0003】化学的機械研磨(CMP)は容認されてい
る平坦化の1つの方法である。この平坦化法は、通常、
基板がキャリアヘッドもしくは研磨ヘッド上に装着され
ることを必要としている。基板の露出面は回転する研磨
パッドに対峙して置かれる。研磨パッドは、「標準」パ
ッドか固定研削パッドのいずれかとし得る。標準の研磨
パッドは耐久性もしくは永続性のある粗面を有するのに
対し、固定研削パッドは閉じ込め媒体内に保持された研
磨粒子を有している。キャリアヘッドは制御された負
荷、即ち圧力を基板に作用して、この基板を研磨パッド
に圧接する。あるキャリアヘッドは可撓性メンブランを
含んでいて、これが基板に圧力を加え、該基板に負荷を
かけて研磨パッドに押し付ける。可撓性メンブランの背
後にあるチャンバの加圧もしくは排気により基板に対す
る負荷が制御される。標準の研磨パッドが使用される場
合には、少なくとも1種の化学反応剤と研磨粒子とを含
む研磨スラリーがこの研磨パッドの表面に供給される。
【0004】CMPプロセスの有用性は、その研磨速度
と、研磨の結果得られる基板表面の仕上げ(小規模粗面
の無いこと)及び平坦度(大規模な微細構成の無いこ
と)により評価し得る。研磨速度,仕上げ及び平坦度
は、パッド及びスラリーの組合せ,基板及びパッド間の
相対速度,並びに基板をパッドに押圧する力によって求
められる。
【0005】概要 1つの態様において、本発明はキャリアヘッドに向けら
れている。このキャリアヘッドは、ベースと、該ベース
の直下に延在して加圧可能なチャンバを形成する可撓性
メンブランと、該チャンバ内に配置される支持構造体
と、該支持構造体に作用する下向きの圧力を制御するた
め該ベース及び該可撓性メンブラン間に形成される加圧
可能な袋状部とを備えている。可撓性メンブランの下面
は装着面を提供しており、該装着面上に基板を配置でき
る。また、支持構造体の下面は、可撓性メンブランの上
面に接触するよう可動である。袋状部及び支持構造体の
少なくとも1つは、該袋状部及び該支持構造体の間に実
質的に一定の接触面積をもたらすように構成されてい
る。
【0006】本発明の実施には以下の特徴の1つ以上を
含みうる。支持構造体は、袋状部の底面に接触する頂面
を有し上方に延びる突起部を含んでいてよい。該突起部
の頂面は袋状部の底面よりも実質的に小さくし得るの
で、支持構造体が垂直方向に運動するときに袋状部は頂
面全体と接触状態に留まる。袋状部はコンボルーション
を形成するように突起部の一面にわたり広がっている。
袋状部は、該袋状部が膨らんで支持構造体と接触したと
きに実質的に変形を受けない肉厚部を含んでいてよい。
袋状部は、ベースに接続される2つの側壁を含んでいて
よく、該2つの側壁が褶曲部を含んでいる、即ち襞付き
部分を含んでいる。肉厚部の底面及び支持構造体の頂面
の少なくとも一方に溝が形成されていてよく、加圧可能
なチャンバを通る流体連通を可能にしている。肉厚部は
窪みを有していてよく、また、支持構造体は該窪みに嵌
入する突起部を有していてよい。袋状部は可撓性メンブ
ランに接続されていてよい。袋状部の底面は、支持構造
体との一定の接触面積を提供する堅いリングを含むこと
ができる。
【0007】別の態様において、本発明は、化学的機械
研磨装置用のキャリアヘッドに向けられている。このキ
ャリアヘッドは、ベースと、該ベースの下方に配置され
る加圧可能な第1チャンバと、該第1チャンバ内に配置
される支持構造体と、下向きの圧力を該支持構造体に加
える加圧可能な第2チャンバとを備えている。加圧可能
な第1チャンバは、可撓性メンブランから形成された第
1チャンバ壁体を有し、該可撓性メンブランが基板のた
めの装着面となる下面を有しており、また、支持構造体
は、可撓性メンブランの上面と接触する。加圧可能な第
2チャンバは、一定の接触面積にわたり支持構造体と接
触するように構成された第2チャンバ壁体を有する。
【0008】本発明の実施には以下の特徴の1つ以上を
含みうる。支持構造体の頂面は、第2チャンバ壁体の底
面よりも実質的に小さくてよく、支持構造体が垂直方向
に運動するときに第2チャンバ壁体が頂面全体と接触状
態に留まる。第2チャンバ壁体の下面は、第2チャンバ
が加圧されたときに実質的に変形を受けない、支持構造
体に接触する肉厚部を含みうる。第2チャンバはひだ部
付きの側壁を有していてよく、また、第2チャンバ壁体
は堅いリングから形成されていてよい。第1チャンバ壁
体及び第2チャンバ壁体は単一の可撓性メンブランの一
部分であってよい。
【0009】もう1つの態様において、本発明は、化学
的機械研磨装置用のキャリアヘッドに向けられている。
このキャリアヘッドは、ベースと、該ベースに接続され
る保持リングと、該ベースの直下に延在して加圧可能な
チャンバを形成する可撓性メンブランと、このチャンバ
内に配置された支持構造体と、保持リングが摩耗すると
きに実質的に一定の下向きの圧力を支持構造体の上面に
加えるための手段とを備えている。該可撓性メンブラン
の下面は装着面となっていて、該装着面上に基板を配置
することができる。また、支持構造体の下面は可撓性メ
ンブランの上面と接触するように可動である。
【0010】本発明の実施には以下の特徴の1つ以上を
含みうる。実質的に一定の下向きの圧力を加えるための
手段は、褶曲部を有するメンブランを含んでいてよい。
実質的に一定の下向きの圧力を加えるための該手段は、
支持構造体の上面との実質的に一定の接触面積を与える
手段を備えた袋状部を含みうる。実質的に一定の接触面
積を与える該手段は、袋状部が加圧されるときに実質的
に変形を受けない袋状部の肉厚部、即ち袋状部が加圧さ
れるときに実質的に変形を受けない袋状部の堅い部分を
含みうる。
【0011】本発明の利点には以下の特徴の1つ以上を
含みうる。加圧可能な袋状部は、ウェーハに対して安定
した負荷を発生し得る補助的な圧力制御を行うことがで
きる。支持構造体に加えられる圧力は、チャンバにおけ
る圧力の一次関数である。加えられたこの圧力は保持リ
ングが摩耗するときに変化しない。
【0012】本発明のその他の利点及び特徴は、図面及
び特許請求の範囲を含め、以下の記載から明らかとなろ
う。
【0013】詳細な説明 種々の図において、同様の要素を表わすのに同様の参照
数字が付されている。アクセント符号(’)が付けられ
た参照数字或いは添え字が付された数字は、数字を付さ
れた要素が、前の図に表わされた要素に変更を加えた機
能、動作或いは構造を有していることを表わしている。
実施例間の本発明に関係しない軽微な相違については、
アクセント符号の付いた参照数字或いは添え字の付いた
数字を付して表わされていない。
【0014】図1を参照すると、1つ以上の基板10
は、化学的機械研磨(CMP=chemical mechanical po
lishing)装置20により研磨される。同様のCMP装置
についての説明は米国特許第5,738,574号にあ
り、その全開示内容は参照によりこの明細書に組み込ま
れる。
【0015】CMP装置20は、一連の研磨ステーショ
ン25と、基板を装入・装出するための搬送ステーショ
ン27とを含んでいる。各研磨ステーション25は、回
転可能なプラテン30を含んでおり、その上に研磨パッ
ド32のような研磨面が配置されている。基板10が8
インチ(200mm)又は12インチ(300mm)直
径のディスクであれば、プラテン30及び研磨パッド3
2は、それぞれ直径が約20インチ(510mm)又は
30インチ(760mm)となろう。また、プラテン3
0及び研磨パッド32の直径は、基板10が6インチ
(150mm)直径のディスクであれば、約12インチ
(300mm)とし得る。大抵の研磨プロセスのため
に、プラテン駆動モータ(図示せず)は毎分30〜20
0回転でプラテン30を回転させるが、もっと速いか遅
い回転速度を用いてもよい。各研磨ステーション25
は、更に、研磨パッドの研磨状態を維持するために関連
パッドの調整装置40を含んでいてよい。
【0016】反応剤(例えば、酸化物研磨のための脱イ
オン水)及び化学的に反応性の触媒(例えば、酸化物研
磨のための水酸化カリウム)を含むスラリー50は、ス
ラリー/リンス兼用アーム52により研磨パッド32の
表面に供給し得る。研磨パッド32が標準のパッドであ
れば、スラリー50は、研磨粒子(例えば、酸化物研磨
のための二酸化ケイ素)も含んでいてよい。通常、研磨
パッド32の全体を覆い濡らすのに十分なスラリーが供
給される。スラリー/リンス兼用アーム52は、各研磨
・調整サイクルの終りに研磨パッド32を洗う高圧リン
ス剤を供給する幾つかのスプレーノズル(図示せず)を
含んでいる。
【0017】回転可能なルーレット式多ヘッド回転ラッ
ク60は、センターポスト62により支持されると共
に、回転ラック用モータ組立体(図示せず)により、該
センターポスト上で回転ラック軸線64の周りに回転さ
れる。多ヘッド回転ラック60は、回転ラック軸線64
の周りに等しい角度間隔で回転ラック支持板66に装着
された4つのキャリアヘッドシステム70を含んでい
る。キャリアヘッドシステムのうちの3つは基板を研磨
ステーションの上方に位置させている。キャリアヘッド
システムのうちの1つは、搬送ステーションから基板を
受け取り該基板を搬送ステーションに渡す。回転ラック
用モータは、キャリアヘッドシステム70とそこに取り
付けられた基板とを研磨ステーション及び搬送ステーシ
ョン間で回転ラック軸線64周りに回転させる。
【0018】各キャリアヘッドシステム70は、研磨ヘ
ッドもしくはキャリアヘッド100を含んでいる。各キ
ャリアヘッド100は、それ自身の軸線周りに別個に回
転すると共に、回転ラック支持板66に形成された半径
方向スロット72内で別個に横に往復動する。キャリア
駆動軸74はスロット72を通り延びて、キャリアヘッ
ド回転モータ76(回転ラックカバー68の1/4を除
去して示されている)をキャリアヘッド100に接続す
る。各キャリアヘッドについて1つのキャリア駆動軸及
びモータがある。各モータ及び駆動軸は、キャリアヘッ
ドを横に往復動させるため半径方向駆動モータによりス
ロットに沿って線形に駆動できるスライダ(図示せず)
上に支持することができる。
【0019】実際の研磨中、キャリアヘッドのうちの3
つは、3つの研磨ステーションのところでその上方に位
置決めされる。各キャリアヘッド100は基板を下降し
て研磨パッド32と接触状態にする。通常、キャリアヘ
ッド100は、研磨パッドに接する所定位置に基板を保
持すると共に、該基板の裏面全域にわたり力を分散させ
る。また、キャリアヘッドは駆動軸からのトルクを基板
にも伝達する。
【0020】図2を参照して、キャリアヘッド100
は、ハウジング102,ベース104,ジンバル機構1
06,負荷チャンバ108,保持リング110,及び基
板裏当てアセンブリ112を含んでいる。同様のキャリ
アヘッドについての記載は「可撓性メンブランを有する
化学的機械研磨システム用キャリアヘッド(A CARRIER H
EAD WITHA FLEXIBLE MEMBRANE FOR A CHEMICAL MECHANI
CAL POLISHING SYSTEM)」と題する1997年5月21日
出願の米国特許願第08/861,260号にあり、その
全開示内容は参照によりこの明細書に組み込まれる。
【0021】ハウジング102は駆動軸74に接続され
ていて、研磨中に回転軸線107周りにこの駆動軸と共
に回転することができる。回転軸線107は、研磨中の
研磨パッドの表面に対して実質的に垂直である。ハウジ
ング102の形状は、研磨すべき基板の円形形状に対応
するようにほぼ円形としてよい。垂直孔130がハウジ
ングを貫いて形成されていてよく、また、2つの通路1
32,134がキャリアヘッドの空圧制御のためハウジ
ングを貫いて延びていてもよい。垂直孔130には円筒
形の軸受136が嵌入している。O−リング138は、
ハウジングを貫通する通路と駆動軸にある対応の通路と
の間に流体密のシールを形成するために使用できる。
【0022】ベース104は、ハウジング102の直下
に配置されたほぼ堅いリング状もしくはディスク状部材
である。このベース104の下面には、袋状部144を
画成するため弾性を有する可撓性メンブラン140をク
ランプリング142により取着し得る。メンブラン14
0は、クロロプレン(chloropene),エチレンプロピレン
ゴム,シリコン,或いは布補強エラストマーから構成し
得る。クランプリング142は、複数のねじ又はボルト
146(図2の左側に1つのボルトのみ示されている)
によってベース104に取り付けられる。通路148
は、クランプリングとベースを貫いて延びていてよく、
そして2つの取付具149は、通路134を袋状部14
4に流体の流れが可能に接続するようハウジング102
及びベース104間に可撓管(図示せず)を結合するた
めの取着個所を提供し得る。例えば空気のような気体で
ある流体を袋状部144の内部或いは外部に向けるため
に、第1ポンプ(図示せず)をこの袋状部144に接続
し得る。1997年5月23日に出願され本発明の譲受
人に譲渡された米国特許願第08/862,350号に記
載されているように、作動可能な弁158を通路148
に配置して基板検知機能を提供することができる。上述
の米国特許願の全開示内容は参照によりこの明細書に組
み込まれる。
【0023】ベース104の一部と考えてよいジンバル
機構106は、該ベースが研磨パッドの表面と実質的に
平行のまま該ベースがハウジング102に関して旋回す
るのを許容する。ジンバル機構106は、円筒形の軸受
136内に嵌るジンバルロッド150と、ベース104
に取り付けられる可撓性リング152とを含んでいる。
ジンバルロッド150は、ベース104の垂直運動を可
能とするために垂直孔130に沿って垂直方向に滑動し
得るが、ハウジング102に関するベース104のどん
な横方向運動も防止している。このジンバルロッド15
0は、該ジンバルロッドの全長に延びる第1通路154
を含んでいてよい。
【0024】ほぼリング状の圧延(rolling)ダイアフラ
ム160の内縁部は内側クランプリング162によりハ
ウジング102にクランプされることができ、外側クラ
ンプリング164は圧延ダイアフラム160の外縁部を
ベース104にクランプすることができる。従って、圧
延ダイアフラム160はハウジング102及びベース1
04間のスペースをシールして、負荷チャンバ108を
画成する。第2ポンプ(図示せず)は通路132により
この負荷チャンバ108に流体の流れが可能に接続され
て、該負荷チャンバ108における圧力及びベース10
4に加えられる負荷を制御する。
【0025】保持リング110は、例えばボルト128
によりベース104の外縁部のところで取り付けられる
ほぼ環状のリングでよい。流体がポンプにより負荷チャ
ンバ108内に送り込まれ、ベース104が下方に押さ
れるときに、保持リング110も下方に押されて研磨パ
ッド32に負荷を与える。保持リング110の底面12
4は、実質的に平らであってよく、或いは、保持リング
の外側から基板へのスラリーの搬送を容易にするように
複数のチャンネルを有していてよい。保持リング110
の内側面126は基板に係合してそれがキャリアヘッド
の直下から逃げるのを防止する。
【0026】基板裏当てアセンブリ112は、支持構造
体114,可撓性部材もしくはメンブラン118,及び
スペーサリング116を含んでいる。可撓性メンブラン
118は、クロロプレン又はエチレンプロピレンゴム、
或いはシリコンのような可撓性且つ弾性の材料から形成
されたほぼ円形のシートである。可撓性メンブラン11
8の中央部180は支持構造体114の下方に広がっ
て、基板に係合する装着面を提供する。可撓性メンブラ
ンの周辺部182は、キャリアヘッドに、例えば、ベー
ス104又は保持リング110に取り付けられるべく支
持構造体114及びスペーサリング116間の蛇行路に
延びている。可撓性メンブラン118は、流体密のシー
ルを形成するためベース104及び保持リング110間
にクランプされたリム部分184で終端していてよい。
可撓性メンブラン118及びベース104間のスペーサ
は加圧可能なチャンバ120を画成する。このチャンバ
120に通路154を介してポンプ(図示せず)を流体
接続して、チャンバ120の圧力を制御し、従って基板
にかかる装着面の下向きの力を制御し得る。研磨パッド
32に関するベース104の垂直位置もまた負荷チャン
バ108により制御される。加えて、チャンバ120は
排気され、可撓性メンブラン118を上方へ引っ張り、
それにより基板をキャリアヘッドに真空でチャックす
る。また、可撓性メンブラン118は、1998年9月
8日に出願され本発明の譲受人に譲渡された米国特許願
第09/149,806号に記載されたように、真空チャ
ックの信頼性を改善するため舌状部186と肉厚部18
8とを含んでいる。上述の米国特許願の全体は参照によ
りこの明細書に組み込まれる。
【0027】支持構造体114は、チャンバ120の内
側に配置されていて、基板のチャッキング中に該基板に
対する堅い構造を提供し、チャンバ120が排気される
ときに該基板及び可撓性メンブランの上向きの運動を制
限し、更に、可撓性メンブラン118の所望形状を維持
する。具体的には、支持構造体114は、複数の穴17
6が貫通形成されたディスク状の板部分170と、この
板部分170から上方に延びるほぼ環状のフランジ部分
174とを有する概ね堅い部材とすることができる。該
支持構造体114は「浮動性」であってよく、即ちキャ
リアヘッドの残部に固定されておらず、可撓性メンブラ
ンにより所定位置に保持してもよい。
【0028】スペーサリング116は、保持リング11
0及び支持構造体114の間に配置されるほぼ環状の部
材である。具体的には、このスペーサリング116は、
フランジ部分174を越えて半径方向の外方に延びる支
持構造体114の部分の上方に配置してもよい。
【0029】作動中、流体がチャンバ120内に圧送さ
れて、可撓性メンブラン118により基板に加えられる
下向きの圧力を制御する。研磨が終了すると、ベース1
04及び支持構造体114を持ち上げ研磨パッドから離
すために、負荷チャンバ108は排出もしくは排気され
る。また、スペーサリング116は支持構造体114上
に載っているので、このスペーサリングも持ち上げられ
て研磨パッドから離れることになる。
【0030】更に、流体は、研磨中に袋状部144に注
入されるか、或いは袋状部144から排出し得る。流体
が送り出され袋状部の中に入ると、同袋状部144は下
方に向かって膨らみ、支持構造体114及び可撓性メン
ブラン118に作用する下向きの圧力を発生する。支持
構造体11に作用する下向きの圧力により、支持構造体
の底面が可撓性メンブラン118の頂面に圧接されて、
1997年8月8日に出願され本発明の譲受人に譲渡さ
れた米国特許願第08/907,810号に論じられてい
るように、基板の局所領域に作用する圧力を制御する。
上述の米国特許願の全体は参照によりこの明細書に組み
込まれる。また、研磨後、袋状部144を使用して、可
撓性メンブラン118を基板10に圧接させて、チャン
バ120が排気されるときに、流体密のシールを形成す
ると共に、可撓性メンブランに対する基板の真空チャッ
キングを確実にすることができる。ポンプが袋状部14
4を空にすれば、袋状部144は収縮して支持構造体1
14との接触を止めることになる。
【0031】CMPにおいて再び起こる問題は、基板を
研磨パッドに圧接する不安定な力である。不安定な力は
研磨特性が最適状態に至らない結果になる。また、力が
基板毎に異なると、異なる補助的な圧力が基板毎に異な
る研磨結果を生ずることになる。仮に袋状部144内の
圧力が接続ポンプにより一定に保持されるとすると、袋
状部144により支持構造体114に加えられる下向き
の力は、袋状部及び支持構造体間の接触面積がある期間
にわたり一定に止まっていれば、一定に保持される。ま
た、袋状部における圧力が変化しながらこの接触面積が
一定に止まっていれば、支持構造体にかかる下向きの力
は、袋状部144における圧力の一次関数となろう。袋
状部及び支持構造体間の接触面積を一定にするという目
標は、図3〜図6に例示したような幾つかの構造によっ
て達成することができる。
【0032】図3を参照して、袋状部144は、フラン
ジ部分174の頂部にある突起部302を下方に押すの
に使用できる。突起部302は、袋状部144及び支持
構造体間114の接触面積を実質的に一定にすることが
できる。具体的には、突起部302は袋状部144より
も十分に小さいので、同袋状部は、支持構造体の垂直位
置に関係なく、突起部の全頂面に接触する。突起部30
2の寸法は、1つの実施形態では、メンブラン140の
下面の半径方向幅の約50%〜60%である。具体的に
は、突起部は0.22〜0.23inの半径方向幅と約
4.5in2の表面積とを有する。支持構造体114には
スロットもしくは孔172が設けられていて、袋状部1
44の外側のボリューム304とチャンバ120の残部
との間の流体連通を可能としている。
【0033】適用例当りの基準での一定の力は、袋状部
及び支持構造体間に一定の接触面積を維持すると共に、
非常に従順(低剛性)な袋状部を使用することによって
実現される。具体的には、メンブラン140は、袋状部
が加圧されるときに褶曲部もしくはコンボルーションを
形成する。このコンボルーションは、メンブランの壁体
の緊張を最小にする横揺れの中心(rolling hinge)とし
て機能する。
【0034】複数研磨動作の後、保持リングの底面は漸
次摩耗し、その結果、保持リングの厚さが変化してく
る。この厚さの変化によりベース104及び袋状部14
4は研磨パッド32に接近してくる。支持構造体114
は、研磨パッドに載っている基板上に置かれているの
で、保持リングが摩耗するにつれて、袋状部144及び
支持構造体114間のスペースが減少する。しかし、メ
ンブラン140は突起部302の周りを包んでいるた
め、支持構造体が袋状部に関して垂直方向にシフトする
ときでも、メンブランは一定の接触面積を維持する。接
触面積が一定に留まり、そしてメンブランは非常に従順
であるから、保持リングが摩耗しているときに支持構造
体に加えられる圧力と袋状部における圧力との間には実
質的に何の変化もない。
【0035】図4を参照すると、別の実施例において
は、可撓性メンブラン140aはその底面で統合され
て、一定寸法の突起部401を形成する。可撓性メンブ
ラン140aが可撓性材料で形成されていても、図4に
示すように大きさが形成されているときには、突起部4
01は、一定寸法のその堅い形状を維持する、即ち、圧
力が袋状部144a内で高くなるときときに変形しない
ことになる。突起部401の底部に形成された複数のス
ロット402は空気が袋状部と支持構造体との間に通る
のを許容する。この構造はボリューム304がチャンバ
120の残部と流体連通するのを可能とし、これによ
り、突起部401が横方向に運動する可能性が低減す
る。従って、突起部401は、横方向に安定した状態に
留まると共に、支持構造体114aに関して実質的に一
定の接触面積を維持する。或いは、突起部401は、可
撓性メンブラン140aの底面に付加される外部構造と
することができ、また、突起部は適当な堅い材料から形
成することができる。突起部401及び支持構造体11
4aの接触面積はこうしてある期間にわたり一定に留ま
って、支持構造体114aに作用する下向きの圧力を確
実に安定させる。また、メンブラン140aは、メンブ
ラン壁体の緊張を最小にするため造りつけの褶曲部もし
くはコンボルーション404を含んでいる。これはメン
ブランを確実に非常に従順にするので、コンボルーショ
ンがシフトし、そして支持構造体がベースに関して移動
するときに、下向きの圧力は実質的に変化しない状態に
留まる。
【0036】図5に示す他の実施例において、支持構造
体114b及び袋状部144b間の接触面積は、可撓性
メンブラン118bの延長部として形成された一定寸法
の隆起部501によって提供される。この実施例におい
て、袋状部144bを囲む別個のメンブランは存在しな
い。代わりに、メンブラン118bの周辺部は支持構造
体114bの周りを上方に延びて袋状部に接続する。メ
ンブラン118cにある隆起部501は支持構造体の頂
面508上に配置されており、そして肉薄部506が隆
起部501から上方に延びて、袋状部144bの側壁を
形成している。隆起部501の底面には環状の窪み51
0が形成されている。
【0037】環状の突起部502は支持構造体114b
の頂面508上に形成されている。この突起部502は
窪み510に嵌入していて、支持構造体114bを案内
して隆起部501と接触状態にする。突起部502の半
径方向幅は隆起部501の半径方向幅のほぼ25%〜3
0%としてもよい。突起部502は、支持構造体114
bに関して隆起部501が左右に水平に移動するのを防
止する。
【0038】図6Aは本発明のもう1つの実施例を示し
ており、この実施例において、袋状部144cの壁体は
ひだ部603を有する弾性管601から形成されてい
る。この弾性管601は、例えばゴムであるエラストマ
ーのような種々の弾性材料から形成することができる。
該弾性管601は、ひだ部を折り畳んだり広げたりする
ことによって収縮・拡張するベローズのように作用す
る。該ひだ部は、袋状部の底面の形状を変形させたり、
或いは弾性管を緊張させたりすることなく袋状部が下方
に膨張するのを可能にする。袋状部144cが加圧され
るときに、弾性管601の壁体は拡張し、袋状部144
cの底面は支持構造体114cに接触する。弾性管60
1は垂直に方向付けられており、そして堅い頂部602
及び堅い底部リング604はそれぞれ頂部及び底部の開
口のところで弾性管に接着されている。1つの実施例に
おいて、リングは鋼で形成されている。堅い底部リング
604は支持構造体114c及び袋状部144c間の接
触面積を確実に実質的に一定にする。このキャリアヘッ
ドは、メンブラン118を支持構造体114に固定する
クランプリング610と、支持構造体をベースに接続す
る別個の可撓部材612とを含んでいる。可撓部材61
2の一端は、保持リング110とベース104との間に
取り込まれた外側可撓クランプリング614により保持
してよく、可撓部材612の他端は、内側可撓クランプ
リング616と支持構造体114のフランジ174との
間にクランプしてよい。
【0039】図6Bは、管601’の代替実施例の拡大
図であり、この実施例において、底部リング604’
は、底部のエラストマー材料608に埋設された補強リ
ング606を含んでいる。更に、頂部リング602’
は、袋状部アセンブリをベースに固定するクランプリン
グ620を含んでいる。
【0040】本発明を特定の実施例に関して説明してき
たが、該実施例は、本発明を例示するものであって、制
限的に解釈されるべきではない。その他の実施例は冒頭
の特許請求の範囲に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】化学的機械研磨装置の分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施例によるキャリアヘッドの略断
面図である。
【図3】図2のキャリアヘッドの拡大図であり、支持構
造体との一定接触面積を有する加圧可能な袋状部を示し
ている。
【図4】袋状部を形成するメンブランと突起部を有して
いるキャリアヘッドの略断面図である。
【図5】単一メンブランが2つの加圧可能なチャンバを
画成しているキャリアヘッドの略断面図である。
【図6A】袋状部の管がひだ部付きの側壁を有している
キャリアヘッドの略断面図である。
【図6B】ひだ部付きの側壁を有する袋状部の管の別の
実施例の拡大概要図である。
【符号の説明】
10…基板、20…化学的機械研磨装置、25…研磨ス
テーション、27…搬送ステーション、30…プラテ
ン、32…研磨パッド、40…調整装置、50…スラリ
ー、52…スラリー/リンス兼用アーム、60…ルーレ
ット式多ヘッド回転ラック、62…センターポスト、6
4…回転ラック軸線、66…回転ラック支持板、68…
回転ラックカバー、70…キャリアヘッドシステム、7
2…スロット、74…キャリア駆動軸、76…キャリア
ヘッド回転モータ、100…キャリアヘッド、102…
ハウジング、104…ベース、106…ジンバル機構、
107…回転軸線、108…負荷チャンバ、110…保
持リング、112…基板裏当てアセンブリ、114…支
持構造体、116…スペーサリング、118…可撓性メ
ンブラン、130…垂直孔、132、134…通路、1
40…可撓性メンブラン、142…クランプリング、1
44…袋状部、146…ねじ又はボルト、148…通
路、149…取付具、150…ジンバルロッド、154
…第1通路、160…圧延ダイアフラム、162…内側
クランプリング、170…ディスク状板部分、174…
フランジ部分、176…複数の穴、180…可撓性メン
ブランの中央部、182…可撓性メンブランの周辺部、
184…リム部分、186…舌状部、188…肉厚部、
302…突起部、304…ボリューム、401…突起
部、402…スロット、404…コンボルーション、5
01…隆起部、502…突起部、506…肉薄部、50
8…頂面、510…窪み、601…弾性管、602…頂
部、603…ひだ部、604…底部リング、610…ク
ランプリング、612…可撓部材、614…外側可撓ク
ランプリング、616…内側可撓クランプリング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スティーヴン ズニガ アメリカ合衆国, カリフォルニア州, ソークエル, ロス ローブルス ロード 351 (72)発明者 フランク エー. ボーズ アメリカ合衆国, オレゴン州, ヒルズ ボーロー, エヌダブリュー アッシュフ ォード サークル 3079

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャリアヘッドであって、 ベースと、 該ベースの直下に延在して加圧可能なチャンバを形成す
    る可撓性メンブランであって、該可撓性メンブランの下
    面が装着面を提供していて、該装着面上に基板を配置で
    きる該可撓性メンブランと、 該チャンバ内に配置される支持構造体であって、該支持
    構造体の下面が該可撓性メンブランの上面に接触するよ
    う可動である該支持構造体と、 該支持構造体に作用する下向きの圧力を制御するため該
    ベース及び該可撓性メンブラン間に形成される加圧可能
    な袋状部とを備え、該袋状部及び該支持構造体の少なく
    とも1つが、該袋状部及び該支持構造体の間に実質的に
    一定の接触面積をもたらすように構成されている、キャ
    リアヘッド。
  2. 【請求項2】 該支持構造体が、該袋状部及び該支持構
    造体の間に実質的に一定の接触面積をもたらすように構
    成されている、請求項1に記載のキャリアヘッド。
  3. 【請求項3】 該支持構造体は、該袋状部の底面に接触
    する頂面を有し上方に延びる突起部を含み、該突起部の
    該頂面は該袋状部の該底面よりも実質的に小さくて、該
    支持構造体が垂直方向に運動するときに該袋状部が該頂
    面全体と接触状態に留まる、請求項2に記載のキャリア
    ヘッド。
  4. 【請求項4】 該袋状部はコンボルーションを形成する
    ように該突起部の一面にわたり広がっている、請求項3
    に記載のキャリアヘッド。
  5. 【請求項5】 該袋状部は、該袋状部及び該支持構造体
    の間に実質的に一定の接触面積をもたらすように構成さ
    れている、請求項1に記載のキャリアヘッド。
  6. 【請求項6】 該袋状部は、該袋状部が膨らんで該支持
    構造体と接触したときに実質的に変形を受けない肉厚部
    を含んでいる、請求項5に記載のキャリアヘッド。
  7. 【請求項7】 該袋状部は更に、該ベースに連結される
    2つの側壁を含み、該2つの側壁が褶曲部を含んでい
    る、請求項6に記載のキャリアヘッド。
  8. 【請求項8】 該肉厚部の底面及び該支持構造体の頂面
    の少なくとも一方に溝が形成されていて、該加圧可能な
    チャンバを通る流体連通を可能にしている、請求項6に
    記載のキャリアヘッド。
  9. 【請求項9】 該肉厚部は窪みを有し、該支持構造体は
    該窪みに嵌入する突起部を有する、請求項6に記載のキ
    ャリアヘッド。
  10. 【請求項10】 該袋状部は該可撓性メンブランに接続
    されている、請求項1に記載のキャリアヘッド。
  11. 【請求項11】 該袋状部は、該袋状部の側壁を形成す
    るひだ部を含む、請求項5に記載のキャリアヘッド。
  12. 【請求項12】 該袋状部の底面は、該支持構造体との
    一定の接触面積を提供する堅いリングを含む、請求項1
    1に記載のキャリアヘッド。
  13. 【請求項13】 第2の可撓性メンブランが該ベースの
    下方に延在して加圧可能な袋状部を形成している、請求
    項1に記載のキャリアヘッド。
  14. 【請求項14】 化学的機械研磨装置用のキャリアヘッ
    ドであって、 ベースと、 該ベースの下方に配置されると共に、可撓性メンブラン
    から形成された第1チャンバ壁体を有し、該可撓性メン
    ブランが基板のための装着面となる下面を有している加
    圧可能な第1チャンバと、 該第1チャンバ内に配置されて、該可撓性メンブランの
    上面と接触する支持構造体と、 下向きの圧力を該支持構造体に加えると共に、一定の接
    触面積にわたり該支持構造体と接触するように構成され
    た第2チャンバ壁体を有する加圧可能な第2チャンバ
    と、を備えるキャリアヘッド。
  15. 【請求項15】 該支持構造体の頂面は、該第2チャン
    バ壁体の底面よりも実質的に小さくて、該支持構造体が
    垂直方向に運動するときに該第2チャンバ壁体が該頂面
    全体と接触状態に留まる、請求項14に記載のキャリア
    ヘッド。
  16. 【請求項16】 該第2チャンバ壁体の下面は、該第2
    チャンバが加圧されたときに実質的に変形を受けない、
    該支持構造体に接触する肉厚部を含んでいる、請求項1
    4に記載のキャリアヘッド。
  17. 【請求項17】 該第2チャンバはひだ部付きの側壁を
    有する、請求項14に記載のキャリアヘッド。
  18. 【請求項18】 該第2チャンバ壁体は堅いリングから
    形成されている、請求項17に記載のキャリアヘッド。
  19. 【請求項19】 該第1チャンバ壁体及び該第2チャン
    バ壁体は単一の可撓性メンブランの一部分である、請求
    項14に記載のキャリアヘッド。
  20. 【請求項20】 化学的機械研磨装置用のキャリアヘッ
    ドであって、 ベースと、 該ベースに接続される保持リングと、 該ベースの直下に延在して加圧可能なチャンバを形成す
    る可撓性メンブランであって、該可撓性メンブランの下
    面が装着面となっていて、該装着面上に基板を配置する
    ことができる該可撓性メンブランと、 該チャンバ内に配置された支持構造体であって、該支持
    構造体の下面が該可撓性メンブランの上面と接触するよ
    うに可動である該支持構造体と、 該保持リングが摩耗するときに実質的に一定の下向きの
    圧力を該支持構造体の上面に加えるための手段と、を備
    えるキャリアヘッド。
JP2000208619A 1999-07-09 2000-07-10 加圧可能な袋状部を有するキャリアヘッド Withdrawn JP2001054854A (ja)

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