JP2001054807A - ワークの把持装置 - Google Patents

ワークの把持装置

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JP2001054807A
JP2001054807A JP11229912A JP22991299A JP2001054807A JP 2001054807 A JP2001054807 A JP 2001054807A JP 11229912 A JP11229912 A JP 11229912A JP 22991299 A JP22991299 A JP 22991299A JP 2001054807 A JP2001054807 A JP 2001054807A
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JP
Japan
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collet
workpiece
drive rod
collets
piston rod
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Pending
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JP11229912A
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English (en)
Inventor
Akiyoshi Horikawa
昭芳 堀川
Shigeru Okawa
滋 大川
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Koganei Corp
Original Assignee
Koganei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクなどをワークとしてこれを確実に所
望の把持力を加えて把持し得るようにする。 【解決手段】 このワークの把持装置は、中央部に貫通
孔Hを有するワークWを把持するために使用され、軸方
向に往復動自在のピストン12がシリンダ本体10に装
着されている。シリンダ本体10には、先端部外周に貫
通孔Hに係合する係合凹部29が設けられた弾性変形自
在の複数のコレット25を有するコレットチャック22
が取り付けられている。コレット25はピストン12に
よって前進後退移動する作動部材31によって径方向に
変形することになり、ワークWの把持と把持の開放が行
われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンパクトディスク
やハードディスクなどのように中央部に貫通孔が形成さ
れた部材をワークとして、これを把持するワークの把持
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CD(Compact Disc)、DVD(Digital V
ideo Disc またはDigital VersatileDisc) 、LD(Lase
r Disc)、MD(Mini Disc) およびハードディスクなど
のディスクの中央部には回転シャフトを取り付けるため
の貫通孔が形成されている。これらのディスクを製造す
る工程、あるいは音声などの情報が記録されたディスク
を試験する工程などにあっては、ディスクを搬送する装
置が用いられており、搬送装置にはディスクをその貫通
孔の部分でつかんで持つための把持装置が使用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなディスクを
把持する際には、ディスクに過度の把持力を加えないで
確実に把持し得るようにする必要があるとともに、迅速
にディスクの把持と搬送終了後に把持力の解除とを行う
必要がある。
【0004】本発明の目的は、ディスクなどをワークと
してこれを確実に所望の把持力を加えて把持し得るよう
にすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のワークの把持装
置は、中央部に貫通孔を有するワークを把持するワーク
の把持装置であって、軸方向に往復動自在の駆動ロッド
が装着された装置本体と、前記装置本体の先端に取り付
けられ、先端部外周に前記貫通孔に係合する係合凹部が
設けられた弾性変形自在の複数のコレットと、前記駆動
ロッドに設けられ、前記駆動ロッドの往復動によって前
記複数のコレットの前記本体部を径方向に変形させる作
動部材を有することを特徴とする。
【0006】本発明のワークの把持装置は、前記駆動ロ
ッドが前進移動すると前記コレットは径方向外方に変形
し、前記駆動ロッドが後退移動すると前記コレットは弾
性力によって径方向内方に変形することを特徴とする。
また、前記コレットの外側に配置され、前記コレットに
径方向内方に弾性力を加える環状弾性体を有することを
特徴とする。さらに、本発明のワークの把持装置は、前
記駆動ロッドは空気圧により作動されるピストンロッド
であり、前記ピストンロッドに前進方向のばね力を加え
るばね部材が前記装置本体内に組み込まれ、前記ピスト
ンロッドを後退移動させる空気圧室を前記装置本体に形
成したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0008】図1は本発明の一実施の形態であるワーク
の把持装置を示す断面図であり、図2は図1におけるA
−A線に沿う矢視図である。
【0009】この把持装置は金属製のブロックからなり
装置本体を構成するシリンダ本体10を有し、このシリ
ンダ本体10に形成されたシリンダ室11には駆動ロッ
ドとしてのピストン12が軸方向に往復動自在に装着さ
れている。ピストン12にはシリンダ本体10の先端か
ら突出するピストンロッド13と、後端から突出するガ
イドロッド14とが設けられている。
【0010】シリンダ本体10の先端側にはロッドカバ
ー15が取り付けられ、ピストンロッド13はロッドカ
バー15を貫通している。シリンダ室11は、ロッドカ
バー15とピストン12との間の空気圧室16と、これ
の反対側のばね室17とにピストン12によって区画さ
れ、ばね室17内に組み込まれた圧縮コイルばね18に
よりピストン12には前進方向のばね力が加えられてい
る。このばね力に抗してピストン12を後退移動させる
ために、空気圧室16に連通させてシリンダ本体10に
は給排ポート20が形成され、この給排ポート20に取
り付けられる配管を介して空気圧室16内に対する圧縮
空気の供給と排出とが行われるようになっている。
【0011】ピストン12の後退移動時にばね室17内
の空気を外部に排出したり、前進移動時にばね室17内
に空気を供給するためにブリードポート21がシリンダ
本体10に形成されている。ただし、ピストン12の前
進移動を圧縮空気により行い、後退移動をばねにより行
うようにしても良い。
【0012】このように、シリンダ本体10はピストン
12がばね力によって前進駆動され、空気圧によって後
退駆動される単動型の空気圧シリンダとなっているが、
圧縮コイルばね18を組み込むことなく、ブリードポー
ト21を給排ポートとすることによって、ピストン12
の前進移動をも空気圧によって行うようにした復動型の
空気圧シリンダとすることができる。
【0013】シリンダ本体10の先端面には、ばね鋼な
どの弾性体からなるコレットチャック22がねじ部材2
3により取り付けられている。このコレットチャック2
2はシリンダ本体10の先端面に取り付けられるリング
部24を有し、このリング部24を基端部としてここか
ら軸方向に延びる4つのコレット25がリング部24に
一体となっている。コレットチャック22の素材として
は、ばね鋼が使用されているが、それ自体で弾性力を有
するものであれば、プラスチックや硬質ゴムなどを用い
るようにしても良い。図示する場合には、コレットチャ
ック22は4つのコレット25を有しているが、複数で
あれば、4つ以外でも良い。
【0014】それぞれのコレット25の基端部側は肉薄
部26となっており、肉薄部26よりも先端側の部分の
内面には、先端に向けて径方向内方に傾斜したテーパ面
27が形成され、テーパ面27よりも先端側の内面は小
径部28となっている。それぞれのコレット25の先端
部外周には、ワークWであるディスクの中央部に形成さ
れた貫通孔Hに係合する係合凹部29が形成されてい
る。
【0015】ピストンロッド13の先端には作動部材3
1が取り付けられており、この作動部材31が後退限位
置となりテーパ面27の位置となっているときには、図
1において実線で示すように、コレット25はそれ自体
の弾性力によって先端部が径方向内方に変形する。一
方、作動部材31が前進移動してテーパ面27に接触し
ている状態から小径部28に接触すると、コレット25
の先端部は径方向外方に変形し、係合凹部29が貫通孔
Hに接触する。これにより、ワークWは把持装置によっ
て把持された状態となる。
【0016】コレット25の外周には保持溝32が形成
されており、保持溝32には環状弾性体33が配置され
ている。この環状弾性体33によってコレット25には
径方向内方に向かう弾性力が加えられている。この環状
弾性体33としては、ゴムが使用されているが、ばね鋼
を用いるようにしても良い。
【0017】この把持装置がCDをワークとして、たと
えば、その検査を行う工程に使用される場合には、把持
装置は搬送装置に取り付けられて、複数のCDを保持す
る位置と検査ヘッドとの間を移動することになる。ワー
クWを把持する際には、給排ポート20から圧縮空気を
供給してピストン12を後退させた状態のもとで、把持
装置全体がワークWに向けて前進移動し、コレット25
が貫通孔Hの中に進入する。この状態で、給排ポート2
0から空気圧室16内の圧縮空気を排出することによ
り、ピストン12はコイルばね18のばね力によって前
進移動する。これにより、コレット25が径方向外方に
変形して、係合凹部29が貫通孔Hに係合する。
【0018】このように、ピストンロッド13の軸方向
の運動をテーパ面27によりコレット25の径方向の変
形に変換することにより、確実にワークWの貫通孔Hに
コレット25を接触させてワークWを把持つまりつかん
で保持することができる。
【0019】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
あることはいうまでもない。
【0020】たとえば、図示する実施の形態にあって
は、空気圧を利用して作動部材31を移動するようにし
ているが、電動モータによって駆動ロッドを前進後退移
動させるようにしても良い。また、テーパ面27の向き
を変更することによって、ピストンロッド13が後退移
動するときに、コレット25を径方向外方に変形させる
ようにしても良い。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、装置本体に軸方向に往
復動自在に設けられた駆動ロッドによって複数のコレッ
トを径方向に弾性変形させるようにしたので、コレット
を径方向外方に広げることによって確実にワークを把持
することができ、コレットを径方向内方に閉じることに
よってワークを離脱させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるワークの把持装置
を示す断面図である。
【図2】図1におけるA−A線に沿う矢視図である。
【符号の説明】
10 シリンダ本体 11 シリンダ室 12 ピストン 13 ピストンロッド 14 ガイドロッド 15 ロッドカバー 16 空気圧室 17 ばね室 18 コイルバネ 20 給排ポート 21 ブリードポート 22 コレットチャック 23 ねじ部材 24 リング部 25 コレット 26 肉薄部 27 テーパ面 28 ストレート部 29 係合凹部 31 作動部材 32 保持溝 33 環状弾性体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央部に貫通孔を有するワークを把持す
    るワークの把持装置であって、 軸方向に往復動自在の駆動ロッドが装着された装置本体
    と、 前記装置本体の先端に取り付けられ、先端部外周に前記
    貫通孔に係合する係合凹部が設けられた弾性変形自在の
    複数のコレットと、 前記駆動ロッドに設けられ、前記駆動ロッドの往復動に
    よって前記複数のコレットの前記本体部を径方向に変形
    させる作動部材を有することを特徴とするワークの把持
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のワークの把持装置におい
    て、前記駆動ロッドが前進移動すると前記コレットは径
    方向外方に変形し、前記駆動ロッドが後退移動すると前
    記コレットは弾性力によって径方向内方に変形すること
    を特徴とするワークの把持装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のワークの把持装置におい
    て、前記コレットの外側に配置され、前記コレットに径
    方向内方に弾性力を加える環状弾性体を有することを特
    徴とするワークの把持装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3のいずれか1項に
    記載のワークの把持装置において、前記駆動ロッドは空
    気圧により作動されるピストンロッドであり、前記ピス
    トンロッドに前進方向のばね力を加えるばね部材が前記
    装置本体内に組み込まれ、前記ピストンロッドを後退移
    動させる空気圧室を前記装置本体に形成したことを特徴
    とするワークの把持装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003066302A (ja) * 2001-08-28 2003-03-05 Pentax Corp レンズ光軸調整装置
JP2010208647A (ja) * 2009-03-09 2010-09-24 Honda Motor Co Ltd 物品収納トレー及び物品収納トレーの搬送方法
JP2012091253A (ja) * 2010-10-26 2012-05-17 Fujii Seimitsu Kogyo Kk 加工機械用のワーク把持装置
JP2015013364A (ja) * 2013-07-05 2015-01-22 台州聯幇機器人科技有限公司 ロボットアームのワークピースチャック

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