JP2001054476A - 油揚げ用フライヤーケース、油揚げ製造装置、及び油揚げ製造方法 - Google Patents

油揚げ用フライヤーケース、油揚げ製造装置、及び油揚げ製造方法

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JP2001054476A
JP2001054476A JP11231184A JP23118499A JP2001054476A JP 2001054476 A JP2001054476 A JP 2001054476A JP 11231184 A JP11231184 A JP 11231184A JP 23118499 A JP23118499 A JP 23118499A JP 2001054476 A JP2001054476 A JP 2001054476A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油揚げ製造装置の運転を停止することなく交
換可能な油揚げ用フライヤーケースを提供する。 【解決手段】 複数個の区画16,16・・の各々に収
容された豆腐を、熱油中を通過させて油揚げとする油揚
げ用フライヤーケースにおいて、該油揚げ用フライヤー
ケースには、横断面形状がL字状で且つ幅狭のフライヤ
ーケース本体部10の内側に固定された固定仕切板12
と、フライヤーケース本体部10の長手方向に移動可能
に設けられた移動仕切板14とによって、フライヤーケ
ース本体部10の内側に実質的に等しい間隔で仕切られ
た複数個の区画16が形成され、且つ移動仕切板14を
フライヤーケース本体部10の長手方向に沿ってスライ
ドし、異なる間隔の区画16が形成されるように、移動
仕切板14をフライヤーケース本体部10の長手方向に
沿ってスライドするスライド手段が設けられていること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は油揚げ用フライヤー
ケース、油揚げ装製造置、及び油揚げ製造方法に関し、
更に詳細には複数個の区画の各々に収容された豆腐を揚
げて油揚げとする油揚げ用フライヤーケース、前記油揚
げ用フライヤーケースを具備する油揚げ製造装置、及び
前記油揚げ用フライヤーケースを用いた油揚げの製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】豆腐を揚げて油揚げとする油揚げ用装置
としては、図9に示す油揚げ用装置が使用されている。
図9は、油揚げ用装置の概略を説明するための概略図で
あり、モータ等の駆動手段(図示せず)によって駆動さ
れる駆動輪100と従動輪102との間に、チェーン1
04が無限軌道状に掛け渡されている。このチェーン1
04によって、多数本の油揚げ用フライヤーケース10
6、106・・は順次所定方向に移送される。かかる駆
動輪100、従動輪102、及びチェーン104の下方
には、熱油が貯留された熱油槽106が設けられてお
り、チェーン104によって順次所定方向に移送される
油揚げ用フライヤーケース106、106・・は、熱油
槽106に貯留された熱油中を通過する。図9に示す油
揚げ用フライヤーケース106は、図10に示す様に、
チェーン104に固着された支持部材に連結する連結ピ
ン110、110が両側面に設けられた幅狭の部材であ
る。かかる油揚げ用フライヤーケース106は、図10
のA−Aにおける横断面図である図11に示す様に、横
断面形状がL字状のフライヤーケース本体部112の内
側に仕切板114が固着されているものである。かかる
仕切板114は、フライヤーケース本体部112の長手
方向に沿って複数箇所に固着されており、フライヤーケ
ース本体部112を複数個の区画116、116・・に
仕切っている。この区画116、116・・は実質的に
同一間隔である。
【0003】この様な、油揚げ用フライヤーケース10
6は、図9に示す様に、チェーン104によって移送さ
れる方向がフライヤーケース本体部112の側面が位置
するように配設され、且つフライヤーケース本体部11
2の開放側には、隣接する油揚げ用フライヤーケース1
06の側面が位置する。このため、油揚げ用フライヤー
ケース106の区画116、116・・の各々は、隣接
するフライヤーケース本体部112の側面によって、矩
形部が形成される。従って、区画116、116・・に
収容された豆腐は、チェーン104によって油揚げ用フ
ライヤーケース106が移送される方向に移送される。
また、油揚げ用フライヤーケース106は、図9に示す
様に、熱油槽108の熱油中では、フライヤーケース本
体部112の底面が上面となるため、熱油中で豆腐から
発生する水蒸気を排出する排出孔118、118が、フ
ライヤーケース本体部112の底部116に形成されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図9〜図11に示す複
数個の油揚げ用フライヤーケース106を配設した油揚
げ製造装置によれば、同一形状の油揚げを大量生産する
ことができる。ところで、油揚げの最大の用途であるい
なり寿司用の油揚げは、その大きさ等に地域差が存在
し、販売する地域に適合する大きさの油揚げを製造する
ことが必要である。しかし、従来の図10及び図11に
示す油揚げ用フライヤーケース106では、豆腐を収納
する区画116、116・・の間隔を変更できない。ま
た、油揚げは、原料である豆腐が約8倍にも膨出し、原
料としての豆腐の大きさを変更しても、区画116が同
一間隔では、得られる油揚げも区画116と同一サイズ
となり、所望の大きさの油揚げを得ることは困難であ
る。このため、製造する油揚げの大きさを変更する際に
は、区画116の間隔の異なる油揚げ用フライヤーケー
スに交換することを要する。しかしながら、油揚げ製造
装置には、多数本の油揚げ用フライヤーケースが配設さ
れているため、全ての油揚げ用フライヤーケースを所定
の油揚げ用フライヤーケースと交換するには相当な時間
を要し、油揚げ用フライヤーケースの交換作業中は、油
揚げ製造装置の運転を停止しなければならない。そこ
で、本発明の課題は、油揚げ製造装置の運転を停止する
ことなく交換可能な油揚げ用フライヤーケース、前記油
揚げ用フライヤーケースを用いた油揚げ製造装置及び油
揚げ製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記課題
を解決するには、フライヤーケース本体部に固定された
固定仕切板と移動可能に設けられた移動仕切板とを設
け、豆腐が収納される区画の間隔の変更を、移動仕切板
の移動によって行うようにすることが有効であると考え
検討した結果、本発明に到達した。すなわち、本発明
は、複数個の区画の各々に収容された豆腐を、熱油中を
通過させて油揚げとする油揚げ用フライヤーケースにお
いて、該油揚げ用フライヤーケースには、横断面形状が
L字状又はコ字状で且つ幅狭のフライヤーケース本体部
の内側に固定された固定仕切板と、前記フライヤーケー
ス本体部の長手方向に移動可能に設けられた移動仕切板
とによって、前記フライヤーケース本体部の内側に所定
の間隔で仕切られた複数個の区画が形成され、且つ前記
移動仕切板をフライヤーケース本体部の長手方向に沿っ
てスライドし、異なる間隔の区画が形成されるように、
前記移動仕切板をフライヤーケース本体部の長手方向に
沿ってスライドするスライド手段が設けられていること
を特徴とする油揚げ用フライヤーケースにある。
【0006】また、本発明は、複数個の豆腐が所定の区
画内に収容される複数本の油揚げ用フライヤーケース
と、前記油揚げ用フライヤーケースを移送する移送手段
と、前記移送手段によって油揚げ用フライヤーケースが
順次通過し、前記油揚げ用フライヤーケースの区画の各
々に収容された豆腐を揚げて油揚げとする、熱油が貯留
された熱油槽とを具備する油揚げ製造装置において、該
油揚げ用フライヤーケースとして、横断面形状がL字状
又はコ字状で且つ幅狭のフライヤーケース本体部の内側
に固定された固定仕切板と、前記フライヤーケース本体
部の長手方向に移動可能に設けられた移動仕切板とによ
って、前記フライヤーケース本体部の内側に所定の間隔
で仕切られた複数個の区画が形成され、且つ前記移動仕
切板をフライヤーケース本体部の長手方向に沿ってスラ
イドし、異なる間隔の区画が形成されるように、前記移
動仕切板をフライヤーケース本体部の長手方向に沿って
スライドするスライド手段が設けられて成る油揚げ用フ
ライヤーケースが用いられていることを特徴とする油揚
げ製造装置にある。
【0007】更に、本発明は、油揚げ用フライヤーケー
スに形成した複数個の区画の各々に収容した豆腐を、前
記油揚げ用フライヤーケースを所定温度に加熱した熱油
中を通過せしめて油揚げとする際に、該油揚げ用フライ
ヤーケースとして、横断面形状がL字状又はコ字状で且
つ幅狭のフライヤーケース本体部の内側に固定された固
定仕切板と、前記フライヤーケース本体部の長手方向に
移動可能に設けられた移動仕切板とによって、前記フラ
イヤーケース本体部の内側に所定の間隔で仕切られた複
数個の区画が形成され、且つ前記移動仕切板をフライヤ
ーケース本体部の長手方向に沿ってスライドし、異なる
間隔の区画が形成されるように、前記移動仕切板をフラ
イヤーケース本体部の長手方向に沿ってスライドするス
ライド手段が設けられている油揚げ用フライヤーケース
を用いることを特徴とする油揚げ製造方法でもある。
【0008】かかる本発明において、フライヤーケース
本体部の底部裏面側にスライド可能に設けられているス
ライド板に移動仕切板が係止され、且つ前記フライヤー
ケース本体部の長手方向に沿ってスライド板を往復動す
る往復動手段に係合する係合ピンが、前記スライド板に
設けることによって、移動仕切板を容易に所定距離移動
することができる。更に、底部に複数本の長さの異なる
スリットが形成されたフライヤーケース本体部と、前記
フライヤーケース本体部の底部裏面側に、フライヤーケ
ース本体部の長手方向に沿ってスライド可能に設けられ
ているスライド板と、前記フライヤーケース本体部の底
部に形成された最長スリットに挿通されたピンによっ
て、前記スライド板に固着されている第1移動仕切板
と、前記スライド板に形成されたスリットと、前記フラ
イヤーケース本体部の底部に形成された前記最長スリッ
トよりも短いスリットとに挿通されたピンによって、前
記スライド板にスライド可能に係止されている第2移動
仕切板とを設けることにより、第1移動仕切板と第2移
動仕切板との移動距離を異ならすことができ、所望サイ
ズの区画を容易に形成できる。
【0009】本発明に係る油揚げフライヤーケースによ
れば、フライヤーケース本体部に固定された固定仕切板
と移動可能に設けられた移動仕切板とによって仕切られ
た、豆腐が収納される区画の間隔の変更を、スライド手
段による移動仕切板の移動によって容易に行うことがで
きる。このため、本発明に係る油揚げ用フライヤーケー
スを用いた油揚げ製造装置によれば、製造する油揚げの
サイズの変更を、油揚げ製造装置が運転している状態で
行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る油揚げ用フライヤー
ケースの一例を図1及び図2に示す。図1は油揚げ用フ
ライヤーケースの正面図であり、図2は図のX−Xにお
ける横断面図である。この油揚げ用フライヤーケース
は、横断面形状がL字状で且つ幅狭のフライヤーケース
本体部10の側板11a、11bに、図9に示す油揚げ
製造装置のチェーン104に固着された支持部材に連結
する連結ピン13、13が設けられている。かかる油揚
げ用フライヤーケース10の内側には、固定仕切板1
2、12・・が固着され、且つ移動仕切板14、14・
・がフライヤーケース本体部12の長手方向に移動可能
に設けられている。この固定仕切板12と移動仕切板1
4とによって、フライヤーケース本体部10は、実質的
に等しい間隔の複数個の区画16、16・・に仕切られ
ている。尚、フライヤーケース本体部12の底部14に
は、熱油中で豆腐から発生する水蒸気を排出する排出孔
20、20・・が形成されている。
【0011】図1に示す油揚げフライヤーケースにおい
て、固定仕切板12、12・・は、移動仕切板14、1
4・・を取り除いたフライヤーケース本体部10の正面
図である図3に示す様に、フライヤーケース本体部10
に等間隔で固定されている。かかる固定仕切板12、1
2・・及びフライヤーケース本体10の側板11a、1
1bによって、仕切られた区間16a、16a・・の各
底面部18には、長さが異なる二種類のスリット22
a、22bが形成されている。このスリット22a、2
2bは、いずれも移動仕切板14から延出されてL字状
に曲折された延出部24に挿入された係合ピン26、2
6(図1、図2)が挿通され、フライヤーケース本体部
10の底部裏面側にスライド可能に設けられた図4に示
すスライド板28に、移動仕切板14、14・・が係止
される。スライド板28は、フライヤーケース本体部1
0よりも幅狭に形成され、図4(a)に示す様に、スリ
ット30、30・・が形成され、且つ係合ピン26の他
端部が係止される係止孔32、32・・も併設されてい
る。また、図4(b)に示す様に、スライド板28の一
面側には、後述する往復動手段に係合し、スライド板2
8をフライヤーケース本体部24の長手方向にスライド
させる係合ピン34が突設されている。かかるスライド
板28にも、図5に示す様に、熱油中で豆腐から発生す
る水蒸気を排出する排出孔36,36・・が形成されて
いる。
【0012】図3〜図5に示すフライヤーケース本体部
10及びスライド板28に装着される移動仕切板14、
14・・は、図1に示す油揚げフライヤーケースにおい
て、図3に示す様に、フライヤーケース本体部10の長
手方向に形成された長短のスリット22a、22bの一
端部側(側板11a側)に装着されている。この様に、
フライヤーケース本体部10のスリット22a、22b
に装着された移動仕切板14a、14bのうち、長いスリ
ット22bに装着される移動仕切板14bの延出部24
に挿入された係合ピン26(図2)は、図4(a)に示す
様に、フライヤーケース本体部10のスリット22b及
びスライド板28の係止孔32、32に挿入され、スラ
イド板28から突出する係合ピン26の先端部がスペー
サ40a、40bにクリップ・溶接等によって固着され
る。このため、移動仕切板14bは、スリット22bの
長さ分はスライド板28のスライドに従って移動でき
る。従って、移動仕切板14bは、本発明に用いられて
いる第1移動仕切板に相当する。かかる係合ピン26
は、その頭部が、スライド板28の係止孔32、移動仕
切板14bの延出部24、及びスペーサ38の径よりも
大径に形成され、且つその先端部の所定位置には溝27
が形成されている。この溝27には、スペーサ40aが
挿入されて係合ピン26に固着されており、各移動仕切
板14bをスライド板28に固着する係合ピン26、2
6・・では、その頭部とスペーサ40aとの間隙を一定
間隔に保持できる。このため、係合ピン26の頭部とス
ペーサ40aとの間隙が、係合ピン26、26・・の相
互間で不揃になることに因るガタツキを防止し、スライ
ド板28をスムーズにスライドできる。
【0013】一方、フライヤーケース本体部10の短い
スリット22aに装着される移動仕切板14aの延出部2
4に挿入された係合ピン26は、図4(a)に示す様に、
フライヤーケース本体部10のスリット22a及びスラ
イド板28のスリット30に挿入され、スライド板28
から突出する係合ピン26の先端部が、同様にスペーサ
40a、40bにクリップ・溶接等によって固着される。
このため、移動仕切板14aは、スライド板28のスラ
イド方向によっては、スリット30の長さ分だけスライ
ド板28がスライドしても移動開始時期が遅れる。従っ
て、移動仕切板14aは本発明に用いられている第2移
動仕切板に相当する。
【0014】図1〜図3に示すフライヤーケース本体部
10に形成した長短のスリット22a、22bでは、長
いスリット22bが、短いスリット22aの約2倍の長
さに形成されている。更に、フライヤーケース本体部1
0のスリット22aとスライド板28のスリット30と
の位置関係は、図3に示す様に、移動仕切板14a、1
4bがフライヤーケース本体部10に形成された長短の
スリット22a、22bの左側端(フライヤーケース本
体部10の側板11a側)に位置するとき、移動仕切板
14aは、図4(a)に示す様に、スライド板28のスリ
ット30の右側端(フライヤーケース本体部10の側板
11b側)に位置する。
【0015】このため、図1に示す移動仕切板14、1
4・・(フライヤーケース本体部10の側板11a側に
位置)を、フライヤーケース本体部10の側板11b側
に移動させて区画16の数を変更するには、スライド板
28に突設された係合ピン34によって、スライド板2
8をフライヤーケース本体部10の側板11bの方向に
スライドすることにより行うことができる。この際、ス
ライド板28をフライヤーケース本体部10の側板11
bの方向にスライドを開始すると、スライド板28に固
着されている移動仕切板14bは、スライド板28と共に
移動を開始する。一方、スライド板28のスリット30
に係合ピン2が挿入されて係合されている移動仕切板1
4aは、スライド板28と共に移動を開始せず当初位置に
止まっている。但し、移動仕切板14bが、フライヤー
ケース本体部10の長いスリット22bの略中間に到達
したとき、移動仕切板14aもスライド板28のスリッ
ト30の左側端(フライヤーケース本体部10の側板1
1a側)に到達し、その後は、スライド板28と共に移動
する。
【0016】スライド板28のスライドは、移動仕切板
14a、14bがフライヤーケース本体部10のスリット
22a、22bの右端(フライヤーケース本体部10の側
板11b側)に到達したとき終了する。このとき、図6
に示す様に、移動仕切板14bは固定仕切板12に当接
して一枚の仕切板となる。その結果、図6に示す油揚げ
フライヤーケースは、図1に示す油揚げフライヤーケー
スに比較して、区画16の数が減少し、仕切板間の間隔
が広い区画16とすることができた。したがって、油揚
げ用フライヤーケースを交換することなくサイズの異な
る二種類の油揚げを製造できる。
【0017】図1〜図6に示す油揚げ用フライヤーケー
スを、図9に示す油揚げ製造装置に用いるには、チェー
ン104によって移送されている油揚げ用フライヤーケ
ース106,106・・を、その移送中に区画16の間
隔を変更可能とすることが必要である。このためには、
図1〜図6に示す油揚げ用フライヤーケースのスライド
板28に突設された係合ピン34が係合し、スライド板
28をフライヤーケース本体部10の長手方向に沿って
往復動させる往復動手段を設けることが有効である。か
かる往復動手段の一例を図7に示す。
【0018】図7に示す往復動手段は、図9に示す油揚
げ製造装置の上側の水平移動部分に設けられており、基
台42,42の間に掛け渡された往復動部44が、空圧
駆動のシリンダ装置等の駆動手段によってスライド可能
に設けられている。この往復動部44には、V字状のス
ライドフレーム46a、46bが設けられ、このスライド
フレーム46a、46b間の間隙を油揚げ用フライヤーケ
ースの係合ピン34が通過する。かかるスライドフレー
ム46a、46bは、油揚げ用フライヤーケースの係合ピ
ン34がスライドフレーム46a、46bの一方の内壁面
に接触して進行し得る高さに形成される。更に、スライ
ドフレーム46a、46bの間隙は、油揚げ用フライヤー
ケースの進行方向に徐々に狭くなり、図8に示す様に、
最狭間隙48は係合ピン34が通過し得る間隙に形成さ
れている。尚、基台42,42の外側に位置する軸4
2,42の端部には、ストッパ50,50が設けられて
おり、往復動部44が所定位置に停止できる。
【0019】図7及び図8に示す往復動手段では、矢印
Y方向に移動する油揚げ用フライヤーケースF1の係合
ピン34を、移動方向(矢印Y方向)に対して左側に移
動して区画16の間隔を狭くすべく、往復動部44を左
側に寄せている。このため、油揚げ用フライヤーケース
F1の係合ピン34は、スライドフレーム46bの内壁
面に接触しつつ移動し、次第に左側にスライドされる。
そして、係合ピン34がスライドフレーム46a、46b
の最狭間隙48を通過する際には、係合ピン34は最も
左側に寄せられている。このため、往復動部44を通過
した油揚げ用フライヤーケースF2では、油揚げ用フラ
イヤーケースF1の区画16よりも数が増加し、仕切板
間の間隔が狭い区画16とすることができた。引き続
き、往復動部44を通過する油揚げ用フライヤーケース
の係合ピン34を左側に移動することができ、油揚げ製
造装置を停止することなく油揚げ用フライヤーケースを
構成する区画16の仕切板間の間隔及び数を変更するこ
とができる。その後、往復動部44を左側に移動した状
態で保持することによって、油揚げ用フライヤーケース
F2の係合ピン34は、V字状のスライドフレーム46
a、46bの間隙の略中央を通過し、区画16の数、仕切
板間の間隔が変動することはない。また、図7に示す往
復動部44を右側に移動することによって、油揚げ用フ
ライヤーケースF2の状態を、油揚げ用フライヤーケー
スF2の状態に変更することができる。尚、これまでの
油揚げ用フライヤーケースついては、フライヤーケース
本体部10の横断面形状がL字状の油揚げ用フライヤー
ケースについて説明してきたが、フライヤーケース本体
部の横断面形状がコ字状の油揚げ用フライヤーケースで
あってもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明に係る油揚げ用フライヤーケース
を用いた油揚げ製造装置によれば、製造する油揚げのサ
イズの変更を、油揚げ製造装置が運転している状態で行
うことができる。このため、油揚げのサイズの変更を、
油揚げ製造装置の運転を停止して行う場合に比較して、
その生産性の向上は勿論のこと、運転開始時や運転開始
時に発生し易い油揚げの品質問題を可及的に解消するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る油揚げ用フライヤーケースの一例
を示す正面図である。
【図2】図1のX-Xにおける断面図である。
【図3】図1に示す油揚げ用フライヤーケースを構成す
るフライヤーケース本体部の正面図である。
【図4】図1に示す油揚げ用フライヤーケースを構成す
るスライド板の正面図及び側面図である。
【図5】図4に示すスライド板28の部分拡大断面図で
ある。
【図6】図1に示す油揚げ用フライヤーケースを構成す
るスライド板の係合ピンを移動した状態を説明するため
の正面図である。
【図7】往復動手段の一例を説明する部分正面図であ
る。
【図8】図7に示す往復動部44の部分側面図である。
【図9】油揚げ装置の概略を説明する概略図である。
【図10】従来の油揚げ用フライヤーケースの正面図で
ある。
【図11】図10に示すA-Aにおける断面図である。
【符号の説明】
10 フライヤーケース本体部 11a、11b 側板 12 固定仕切板 13 連結ピン 14 移動仕切板 16 区画 18 底面部 20、36 排出孔 22a、22b、30 スリット 24 延出部 26、34 係合ピン 28 スライド板 32 係止孔 38、40a、40b スペーサ 42 基台 44 往復動部 46a、46b スライドフレーム 48 最狭間隙 50 ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 浩 静岡県湖西市新所原東7番25号 シバタ株 式会社内 Fターム(参考) 4B059 AA01 AB01 AB17 AC03 AC13 AD05 BB04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の区画の各々に収容された豆腐
    を、熱油中を通過させて油揚げとする油揚げ用フライヤ
    ーケースにおいて、 該油揚げ用フライヤーケースには、横断面形状がL字状
    又はコ字状で且つ幅狭のフライヤーケース本体部の内側
    に固定された固定仕切板と、前記フライヤーケース本体
    部の長手方向に移動可能に設けられた移動仕切板とによ
    って、前記フライヤーケース本体部の内側に所定の間隔
    で仕切られた複数個の区画が形成され、 且つ前記移動仕切板をフライヤーケース本体部の長手方
    向に沿ってスライドし、異なる間隔の区画が形成される
    ように、前記移動仕切板をフライヤーケース本体部の長
    手方向に沿ってスライドするスライド手段が設けられて
    いることを特徴とする油揚げ用フライヤーケース。
  2. 【請求項2】 フライヤーケース本体部の底部裏面側に
    スライド可能に設けられているスライド板に移動仕切板
    が係止され、 且つ前記フライヤーケース本体部の長手方向に沿ってス
    ライド板を往復動する往復動手段に係合する係合ピン
    が、前記スライド板に設けられている請求項1記載の油
    揚げ用フライヤーケース。
  3. 【請求項3】 底部に複数本の長さの異なるスリットが
    長手方向に形成されたフライヤーケース本体部と、 前記フライヤーケース本体部の底部裏面側に、フライヤ
    ーケース本体部の長手方向に沿ってスライド可能に設け
    られているスライド板と、 前記フライヤーケース本体部の底部に形成された最長ス
    リットに挿通されたピンによって、前記スライド板に固
    着されている第1移動仕切板と、 前記スライド板に形成されたスリットと、前記フライヤ
    ーケース本体部の底部に形成された前記最長スリットよ
    りも短いスリットとに挿通されたピンによって、前記ス
    ライド板にスライド可能に係止されている第2移動仕切
    板とが設けられている請求項1又は請求項2記載の油揚
    げ用フライヤーケース。
  4. 【請求項4】 複数個の豆腐が所定の区画内に収容され
    る複数本の油揚げ用フライヤーケースと、前記油揚げ用
    フライヤーケースを移送する移送手段と、前記移送手段
    によって油揚げ用フライヤーケースが順次通過し、前記
    油揚げ用フライヤーケースの区画の各々に収容された豆
    腐を揚げて油揚げとする、熱油が貯留された熱油槽とを
    具備する油揚げ製造装置において、 該油揚げ用フライヤーケースとして、横断面形状がL字
    状又はコ字状で且つ幅狭のフライヤーケース本体部の内
    側に固定された固定仕切板と、前記フライヤーケース本
    体部の長手方向に移動可能に設けられた移動仕切板とに
    よって、前記フライヤーケース本体部の内側に所定の間
    隔で仕切られた複数個の区画が形成され、 且つ前記移動仕切板をフライヤーケース本体部の長手方
    向に沿ってスライドし、異なる間隔の区画が形成される
    ように、前記移動仕切板をフライヤーケース本体部の長
    手方向に沿ってスライドするスライド手段が設けられて
    成る油揚げ用フライヤーケースが用いられていることを
    特徴とする油揚げ製造装置。
  5. 【請求項5】 フライヤーケース本体部の底部裏面側に
    スライド可能に設けられているスライド板に移動仕切板
    が係止され、 且つ前記フライヤーケース本体部の長手方向に沿ってス
    ライド板を往復動する往復動手段に係合する係合ピン
    が、前記スライド板に設けられている請求項4記載の油
    揚げ製造装置。
  6. 【請求項6】 底部に複数本の長さの異なるスリットが
    形成されたフライヤーケース本体部と、 前記フライヤーケース本体部の底部裏面側に、フライヤ
    ーケース本体部の長手方向に沿ってスライド可能に設け
    られているスライド板と、 前記フライヤーケース本体部の底部に形成された最長ス
    リットに挿通されたピンによって、前記スライド板に固
    着されている第1移動仕切板と、 前記スライド板に形成されたスリットと、前記フライヤ
    ーケース本体部の底部に形成された前記最長スリットよ
    りも短いスリットとに挿通されたピンによって、前記ス
    ライド板にスライド可能に係止されている第2移動仕切
    板とが設けられている請求項4又は請求項5記載の油揚
    げ製造装置。
  7. 【請求項7】 油揚げ用フライヤーケースに形成した複
    数個の区画の各々に収容した豆腐を、前記油揚げ用フラ
    イヤーケースを所定温度に加熱した熱油中を通過せしめ
    て油揚げとする際に、 該油揚げ用フライヤーケースとして、横断面形状がL字
    状又はコ字状で且つ幅狭のフライヤーケース本体部の内
    側に固定された固定仕切板と、前記フライヤーケース本
    体部の長手方向に移動可能に設けられた移動仕切板とに
    よって、前記フライヤーケース本体部の内側に所定の間
    隔で仕切られた複数個の区画が形成され、 且つ前記移動仕切板をフライヤーケース本体部の長手方
    向に沿ってスライドし、異なる間隔の区画が形成される
    ように、前記移動仕切板をフライヤーケース本体部の長
    手方向に沿ってスライドするスライド手段が設けられて
    いる油揚げ用フライヤーケースを用いることを特徴とす
    る油揚げ製造方法。
  8. 【請求項8】 フライヤーケース本体部の底部裏面側に
    スライド可能に設けたスライド板に移動仕切板が係止さ
    れ、 且つ前記フライヤーケース本体部の長手方向に沿ってス
    ライド板を往復動する往復動手段に係合する係合ピン
    が、前記スライド板に設けられて成るスライド手段を用
    いる請求項7記載の油揚げ製造方法。
  9. 【請求項9】 底部に複数本の長さの異なるスリットが
    形成されたフライヤーケース本体部と、 前記フライヤーケース本体部の底部裏面側に、フライヤ
    ーケース本体部の長手方向に沿ってスライド可能に設け
    られているスライド板と、 前記フライヤーケース本体部の底部に形成された最長ス
    リットに挿通されたピンによって、前記スライド板に固
    着されている第1移動仕切板と、 前記スライド板に形成されたスリットと、前記フライヤ
    ーケース本体部の底部に形成された前記最長スリットよ
    りも短いスリットとに挿通されたピンによって、前記ス
    ライド板にスライド可能に係止されている第2移動仕切
    板とが設けられて成るスライド手段を用いる請求項7又
    は請求項8記載の油揚げ製造方法。
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JP2008220772A (ja) * 2007-03-14 2008-09-25 Fuji Seisakusho:Kk 食品加工装置

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