JP2001054410A - 靴の甲被成形方法 - Google Patents
靴の甲被成形方法Info
- Publication number
- JP2001054410A JP2001054410A JP11230973A JP23097399A JP2001054410A JP 2001054410 A JP2001054410 A JP 2001054410A JP 11230973 A JP11230973 A JP 11230973A JP 23097399 A JP23097399 A JP 23097399A JP 2001054410 A JP2001054410 A JP 2001054410A
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- instep
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- shoe
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 甲裏に皺やたるみが発生せず、足に均一に馴
染んで、履き心地の良い靴の甲被成形方法を提供するこ
と。 【解決手段】 靴型5に甲裏板3を被せて成形した後、
甲裏板3の表面に甲表板2を被せて成形すると共に、甲
裏板3と甲表板2とを接合する。
染んで、履き心地の良い靴の甲被成形方法を提供するこ
と。 【解決手段】 靴型5に甲裏板3を被せて成形した後、
甲裏板3の表面に甲表板2を被せて成形すると共に、甲
裏板3と甲表板2とを接合する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、甲表と甲裏とを重
合して成る靴の甲被成形方法に関する。
合して成る靴の甲被成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、靴の甲被を成形するには、特開平
8−98705号公報、特公平6−55168号公報、
特公昭59−46601号公報等に開示されているよう
に、天然皮革、合成皮革等を素材とする甲表板と、皮
革、合成繊維フェルト、ウレタンフォーム等を素材とす
る甲裏板とを貼り合わせて成る積層板を靴型に被せ、圧
着或いは熱圧着して成形していた。ところが靴の甲被は
外面凸に湾曲しているので、上記従来の成形方法では、
甲裏板が甲表板に対して相対的に縮むことになり、この
ため、足との接触面を構成する甲裏に皺ができやすい。
この結果、甲被が足に均一に馴染まずに、足が痛んだ
り、履き心地が悪いなどの不都合が生じていた。
8−98705号公報、特公平6−55168号公報、
特公昭59−46601号公報等に開示されているよう
に、天然皮革、合成皮革等を素材とする甲表板と、皮
革、合成繊維フェルト、ウレタンフォーム等を素材とす
る甲裏板とを貼り合わせて成る積層板を靴型に被せ、圧
着或いは熱圧着して成形していた。ところが靴の甲被は
外面凸に湾曲しているので、上記従来の成形方法では、
甲裏板が甲表板に対して相対的に縮むことになり、この
ため、足との接触面を構成する甲裏に皺ができやすい。
この結果、甲被が足に均一に馴染まずに、足が痛んだ
り、履き心地が悪いなどの不都合が生じていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、甲裏に皺
やたるみが発生せず、足に均一に馴染んで、履き心地の
良い靴の甲被成形方法を提供することを課題とする。
やたるみが発生せず、足に均一に馴染んで、履き心地の
良い靴の甲被成形方法を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の靴の甲被成形方
法は、甲裏板を靴型に被せて成形した後、該甲裏板の表
面に甲表板を被せて成形すると共に、前記甲裏板と甲表
板とを接合することを特徴とする。甲裏板を成形した
後、これに被せた甲表板を成形することにより、甲表板
及び甲裏板が均一に伸びて成形され、甲裏板に皺が発生
するのを防ぐ。
法は、甲裏板を靴型に被せて成形した後、該甲裏板の表
面に甲表板を被せて成形すると共に、前記甲裏板と甲表
板とを接合することを特徴とする。甲裏板を成形した
後、これに被せた甲表板を成形することにより、甲表板
及び甲裏板が均一に伸びて成形され、甲裏板に皺が発生
するのを防ぐ。
【0005】
【発明の実施の形態】図1乃至図4は、本発明の靴の甲
被成形方法の一実施形態を示し、図5は、本発明を適用
した靴Aを示す。図2及び図5に示すように、靴Aの甲
被1は、天然皮革、合成皮革等を素材とする甲表板2
と、皮革、合成繊維フェルト、ウレタンフォーム等を素
材とし、必要であればその裏面にトリコット等の生地を
積層して成る甲裏板3とを、靴Aの甲部の形状に応じて
成形すると共に、甲表板2と甲裏板3とを剥がれないよ
う一体に接合して構成される。
被成形方法の一実施形態を示し、図5は、本発明を適用
した靴Aを示す。図2及び図5に示すように、靴Aの甲
被1は、天然皮革、合成皮革等を素材とする甲表板2
と、皮革、合成繊維フェルト、ウレタンフォーム等を素
材とし、必要であればその裏面にトリコット等の生地を
積層して成る甲裏板3とを、靴Aの甲部の形状に応じて
成形すると共に、甲表板2と甲裏板3とを剥がれないよ
う一体に接合して構成される。
【0006】この甲被1を成形するには、先ず、甲表板
2及び甲裏板3を靴Aのデザインや大きさに応じた平面
形状に裁断し、その周縁を整備しておく。また、甲被1
を構成する部材とは別に、靴Aの中底4(図1)、本底
8、細革9(図5)等も準備しておく。なお、中底4の
裏面周縁部にはリブ7が形成されている。次に、図1に
示すように、甲裏板3を靴型5の上面に被せ、靴型5の
下面に中底4を配置し、甲裏板3を圧着成形すると共
に、その外周部を中底4のリブ7に仮止めする。
2及び甲裏板3を靴Aのデザインや大きさに応じた平面
形状に裁断し、その周縁を整備しておく。また、甲被1
を構成する部材とは別に、靴Aの中底4(図1)、本底
8、細革9(図5)等も準備しておく。なお、中底4の
裏面周縁部にはリブ7が形成されている。次に、図1に
示すように、甲裏板3を靴型5の上面に被せ、靴型5の
下面に中底4を配置し、甲裏板3を圧着成形すると共
に、その外周部を中底4のリブ7に仮止めする。
【0007】次いで、図2に示すように、甲裏板3の表
面に接着剤6を介して甲表板2を被せてから、甲表板2
を圧着成形すると共に、甲表板2と甲裏板3とを接着剤
6によって一体に接合して、甲被1を成形する。その
後、図3に示すように、甲表板2の周縁部の外面に細革
9を配置して、中底4のリブ7と、甲裏板3の周縁部
と、甲表板2の周縁部と、細革9の内側縁とを縫着す
る。そして、図4に示すように、中底4の裏面に、中も
の10を介して本底8を配置し、本底8の周縁部を細革
9の外周部に縫着し、最後に、踵11等を取り付けて図
5に示すような靴Aを形成する。
面に接着剤6を介して甲表板2を被せてから、甲表板2
を圧着成形すると共に、甲表板2と甲裏板3とを接着剤
6によって一体に接合して、甲被1を成形する。その
後、図3に示すように、甲表板2の周縁部の外面に細革
9を配置して、中底4のリブ7と、甲裏板3の周縁部
と、甲表板2の周縁部と、細革9の内側縁とを縫着す
る。そして、図4に示すように、中底4の裏面に、中も
の10を介して本底8を配置し、本底8の周縁部を細革
9の外周部に縫着し、最後に、踵11等を取り付けて図
5に示すような靴Aを形成する。
【0008】なお、上記実施形態は、グッドイヤー式に
よる靴Aの場合であるが、細革9を取り付けずに、中底
4、甲被1及び本底8を中縫いによって縫い合わせるこ
とも可能であり、中底4と甲被1とを接着によって取り
付けることもできる。また、甲裏板3を靴型5に被せて
圧着成形した後に、その外周部を中底4のリブ7等の周
縁部に接着又は縫着により取り付け、その後、甲裏板3
の表面に接着剤6を介して甲表板2を被せてから、甲表
板2を成形すると共に、甲裏板3に接合しても良い。さ
らに、合成皮革を素材とする甲被の場合は、上型と下型
とから成る加熱した靴型を用いて熱圧着することによ
り、甲裏板3及び甲表板2を成形することもある。
よる靴Aの場合であるが、細革9を取り付けずに、中底
4、甲被1及び本底8を中縫いによって縫い合わせるこ
とも可能であり、中底4と甲被1とを接着によって取り
付けることもできる。また、甲裏板3を靴型5に被せて
圧着成形した後に、その外周部を中底4のリブ7等の周
縁部に接着又は縫着により取り付け、その後、甲裏板3
の表面に接着剤6を介して甲表板2を被せてから、甲表
板2を成形すると共に、甲裏板3に接合しても良い。さ
らに、合成皮革を素材とする甲被の場合は、上型と下型
とから成る加熱した靴型を用いて熱圧着することによ
り、甲裏板3及び甲表板2を成形することもある。
【0009】
【発明の効果】本発明によれば、甲表板及び甲裏板が共
に均一に伸びて成形されて、足に接触する甲裏に皺やた
るみが発生しないので、皺の部分が足に当たって痛んだ
り、ごろついて履き心地が悪くなるなどの不具合を防ぐ
ことができる。
に均一に伸びて成形されて、足に接触する甲裏に皺やた
るみが発生しないので、皺の部分が足に当たって痛んだ
り、ごろついて履き心地が悪くなるなどの不具合を防ぐ
ことができる。
【図1】本発明の実施形態に係る靴の甲被成形方法の第
1工程を示す断面図
1工程を示す断面図
【図2】同上の第2工程を示す断面図
【図3】同上の第3の工程を示す断面図
【図4】同上の第4の工程を示す断面図
【図5】靴の全体斜視図
A 靴 1 甲被 2 甲表板 3 甲裏板 4 中底 5 靴型 6 接着剤 7 リブ 8 本底 9 細革 10 中もの 11 踵
Claims (1)
- 【請求項1】 甲裏板を靴型に被せて成形した後、該甲
裏板の表面に甲表板を被せて成形すると共に、前記甲裏
板と甲表板とを接合することを特徴とする靴の甲被成形
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11230973A JP2001054410A (ja) | 1999-08-18 | 1999-08-18 | 靴の甲被成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11230973A JP2001054410A (ja) | 1999-08-18 | 1999-08-18 | 靴の甲被成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001054410A true JP2001054410A (ja) | 2001-02-27 |
Family
ID=16916235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11230973A Withdrawn JP2001054410A (ja) | 1999-08-18 | 1999-08-18 | 靴の甲被成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001054410A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2524006C2 (ru) * | 2010-01-29 | 2014-07-27 | В.Л. Горе Унд Ассошиэйтс Гмбх | Конструкция верха обувного изделия, а также обувное изделие с такой конструкцией верха |
CN104323535A (zh) * | 2014-10-22 | 2015-02-04 | 浙江红蜻蜓鞋业股份有限公司 | 皮鞋和打磨该皮鞋的皮边的设备以及该皮鞋的缝包方法 |
-
1999
- 1999-08-18 JP JP11230973A patent/JP2001054410A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
RU2524006C2 (ru) * | 2010-01-29 | 2014-07-27 | В.Л. Горе Унд Ассошиэйтс Гмбх | Конструкция верха обувного изделия, а также обувное изделие с такой конструкцией верха |
CN104323535A (zh) * | 2014-10-22 | 2015-02-04 | 浙江红蜻蜓鞋业股份有限公司 | 皮鞋和打磨该皮鞋的皮边的设备以及该皮鞋的缝包方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20061107 |