JP2001053986A - 傾動可能な物品搭載装置 - Google Patents
傾動可能な物品搭載装置Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16M—FRAMES, CASINGS OR BEDS OF ENGINES, MACHINES OR APPARATUS, NOT SPECIFIC TO ENGINES, MACHINES OR APPARATUS PROVIDED FOR ELSEWHERE; STANDS; SUPPORTS
- F16M11/00—Stands or trestles as supports for apparatus or articles placed thereon ; Stands for scientific apparatus such as gravitational force meters
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- F16M11/04—Means for attachment of apparatus; Means allowing adjustment of the apparatus relatively to the stand
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-
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Abstract
かつ、搭載物の重心高さの変化に対し簡単な操作で対応
することが困難であった。 【解決手段】 傾斜レール2a、2a’、2b、2b’
に沿って両端が移動可能な第1の横リンク4、4’を設
け、この第1の横リンク4、4’と共に、平行四辺形リ
ンクを構成する第2の横リンクとしての傾動台5、第
1、第2の縦リンク6、6’、7、7’を設けている。
この平行四辺形リンクは第3の縦リンク12、12’、
及び支持体13、13’からなる姿勢制御部により保持
されている。傾斜レール2a、2a’、2b、2b’の
傾斜角はねじ棒25a、25bの回転操作により変更で
きる。したがって、搭載物の重心高さの変更に対し、従
来に比べて容易かつ速やかに対応することができる。
Description
ビ(TV)カメラが搭載される雲台に係わり、特に、T
Vカメラを旋回、傾動可能として撮影、操作をするため
の傾動可能な物品搭載装置に関する。
対して搭載物を傾動させるチルトと称する操作を行う
と、搭載物の重心が下降し、場合によっては倒れてしま
う。これを防止するため、例えば特公平2−27560
号公報に開示されるように、搭載物の重量とバランスす
るばねが配設されている。しかし、この方式はばねの容
量にもよるが搭載物が小形ビデオカメラなどの軽量の場
合にしか適用できない。
したような重量物の場合、カムヘッドと称する雲台が多
用されている。これは英国特許第1,316,250号
や、特公平2−35198号公報などに例示されるよう
に、雲台にカムとカムホロワーを備え、搭載物の重心が
チルトと共に水平に移動し、位置エネルギーが変化しな
いようにしている。
公昭64−10719号公報(以下、第1の従来例と称
す)に記載されるように、公知のルーロー機構を応用し
たものや、特表平6−501091号公報(以下、第2
の従来例と称す)に記載されるように、特殊なリンク機
構を組合せたものなどもある。これらはいずれもチルト
に従って搭載物の重心を水平移動させている。
ッドの問題点は、カムの形状を搭載物の重心の高さに応
じて変える必要があることである。このため、カメラや
レンズを交換し、搭載物の重心の高さが変化する場合、
その都度それに適合するカムに交換しなければならず、
撮影の準備作業が煩雑である。
載された構成の場合、カムの交換のような煩雑な調節を
行うことなく搭載物の重心高の変化に対応できるように
なっている。しかし、第1の従来例におて、チルト角を
大きくする場合、摺動杆の長さを長くする必要があり、
また、第2の従来例の場合、複雑なリンク機構を必要と
するため、摺動杆やリンクの剛性が要求され、通常の材
料や寸法では、たわみや破損を生ずるという問題があ
る。
れたものであり、その目的とするところは、搭載物の重
心をチルトと共に水平に移動し、かつ、搭載物の重心高
さの変化に対し簡単な操作で対応することができる傾動
可能な物品搭載装置を提供しようとするものである。
するため、一端が互いに近接し、他端が互いに離間する
ように傾斜して取付けられた第1、第2のレールと、一
端及び他端が前記第1、第2のレールにそれぞれ移動自
在に設けられた第1の横リンクとによりルーロー機構を
構成し、この第1の横リンクと平行とされ、搭載物が載
置される傾動可能な傾動台としての第2の横リンクとを
第1、第2の縦リンクにより連結している。
保つ姿勢制御部をさらに有し、この姿勢制御部は、基台
に対して水平に移動可能に設けられた水平部と、水平部
に垂直に設けられた垂直部と、垂直部に前記第1、第2
の横リンクに接続された第3の縦リンクを垂直方向に移
動自在に保持する保持手段とから構成されている。
れた2つのスコット・ラッセル機構を対向して配置する
ことにより構成されている。各スコット・ラッセル機構
は、水平に対して所定の角度に設定された第1、第2の
レールと、一端が第1のレールの一端に回動自在に設け
られた第1のクランクと、一端が第2のレールの一端に
回動自在に設けられた第2のクランクと、一端が傾動台
の一端部に回動自在に設けられ、長手方向中央部に第1
のクランクの他端が回動自在に設けられた第1のレバー
と、一端が傾動台の他端部に回動自在に設けられ、長手
方向中央部に第2のクランクの他端が回動自在に設けら
れた第2のレバーと、前記第1のレールに移動自在に設
けられ、第1のレバーの他端が接続された第1のスライ
ダと、第2のレールに移動自在に設けられ、第2のレバ
ーの他端が接続された第2のスライダとにより構成され
ている。
調整手段が連結され、この調整手段により第1、第2の
レールの傾斜角度が調整される。この前記調整手段は、
第1、第2のレールにそれぞれ連結された第1、第2の
ナットと、第1のナットが螺合される第1のねじ部と、
第2のナットが螺合され、第1のねじ部と螺刻方向が異
なる第2のねじ部とを有するねじ棒とにより構成されて
いる。
て図面を参照して説明する。
の実施例の原理を説明する説明図である。
る。長さ2aを有するリンク/AB(/は線分を示して
いる)のA点及びB点が、半頂角αの斜面/PQ、/P
R上を摺動するとき、リンク/ABの中点O上のP点
(/OP=h)の軌跡は破線で示すように直線となる。
なお、O点の軌跡は楕円である。したがって、/ABを
傾動台として、TVカメラなどを搭載し、その重心をP
点に配置すれば、チルト角θの如何にかかわらず重心P
点は水平に移動する。このため、位置のエネルギーに変
化がなく、搭載物は傾いたまま静止する。
合、チルト角θに従って、A点またはB点が、例えば図
9に示すB’点のように斜面の頂点Pに近づくため、チ
ルト角θを大きくするためには斜面が搭載物の重心近く
まで必要となる。このため、搭載物と斜面が干渉し現実
の雲台を設計することが困難となる。
示す前記第1の従来例(特公昭64−10719)で
は、固定された斜面を用いず、斜面と同じ効果を出すた
めに傾動台のA点、B点に摺動杆/AC、/BDをそれ
ぞれ設け、これら摺動杆/AC、/BDの移動方向を固
定ローラE、E’及びF、F’で規制している。しか
し、この構成によりチルト角θを大きくするためには、
摺動杆/AC、/BDの長さを長くする必要があり、摺
動杆の剛性が問題となる。
に示すように、斜面/PQ、/PR上を摺動するリンク
/ABとTVカメラなどを搭載する傾動台/CDとを分
離し、リンク/ABと傾動台/CDとを含む平行四辺形
のリンク/ABCDを形成している。このような構成と
することにより、チルト角θが大きくなっても、斜面と
搭載物との干渉を防止できる。
は、平行四辺形のリンク/ABCDが倒れてしまうた
め、図11に示すような姿勢制御部を設けている。即
ち、基台に対し水平に移動可能な逆T字形の支持体Tの
垂直部に垂直に移動可能な例えば縦リンク/EOを設
け、この縦リンク/EOにより、平行四辺形のリンク/
ABCDを保持する。このような構成とすることによ
り、縦リンク/AC、/BDを常に鉛直に保つことがで
き、平行四辺形のリンクが倒れることはない。
さhが変った場合の対策を示している。図12(a)は
前記第1の従来例に用いられている方法であり、斜面の
半頂角αは変えずにリンク/ABの長さを調節してい
る。
成であり、リンク/ABの長さは変えず、斜面の半頂角
αを変えている。図9に示すように、a=htanαで
あり、h=a/tanαであるから、αの僅かな変化で
hは大きく変る。具体的には斜面を固定する支持体を、
基台に対して回動自在に取付け、この支持体を回動する
ことにより、斜面の頂角を変化させ、搭載物の重心高の
変化に対応させる。
物品搭載装置としての雲台の第1の実施例を示してい
る。
て概略的に説明する。図1は雲台の第1の側面部を示し
ており、この第1の側面部と対向する第2の側面部も同
様の構成とされている。基台1には一対の傾斜レール2
a、2bが設けられている。これら傾斜レール2a、2
b上には転動するローラ3a、3bが設けられ、これら
ローラ3a、3bは、平行四辺形リンクの一辺を構成す
る第1の横リンク4の両端部に軸と軸受で回転可能に取
り付けられている。平行四辺形リンクは第1の横リンク
4、第2の横リンクとしての傾動台5、及び第1の縦リ
ンク6、及び第2の縦リンク7とにより構成されてい
る。第1の縦リンク6の両端は第1の横リンク4の一
端、傾動台5の一端に軸8a、9aにより回動自在に保
持されている。第2の縦リンク7の両端は第1の横リン
ク4の他端、傾動台5の他端に軸8b、9bにより回動
自在に保持されている。なお、ローラ3a、3bと軸8
a、8bは同軸である。
6、7を常に鉛直に保つための姿勢制御部は、第3の縦
リンク12と逆T字型の支持体13等とにより構成され
ている。第3の縦リンク12の両端は第1の横リンク4
の中央部と傾動台5の中央部に軸11a、11bにより
回動自在に保持されている。前記支持体13は水平部1
3aと垂直部13bとからなり、垂直部13bには第3
の縦リンク12を垂直方向に移動可能に保持するローラ
17a、17b及び18a、18bが設けられている。
また、支持体13の水平部13aは、基台1に固定され
たブラケット14a、14bに設けられたローラ15
a、15b及び16a、16bにより水平方向に移動可
能に保持されている。
と、傾動台5の傾斜操作に応じて、第1の横リンク4に
設けられたローラ3a、3bが傾斜レール2a、2b上
を動く。これに伴い第1の横リンク4が傾いたとき、第
3の縦リンク12が水平及び垂直方向に移動しても、逆
T字型の支持体13の作用で、第3の縦リンク12は常
に鉛直状態に保持される。したがって、第1の縦リンク
6、第2の縦リンク7も常に鉛直状態に保持され、平行
四辺形リンクは倒れることなく、傾動台5の傾きがその
まま第1の横リンク4に伝わる 図2は、傾動台5を反時計方向に傾斜させた場合を示し
ており、ローラ3aが傾斜レール2aを上昇し、ローラ
3bが傾斜レール2bを下降した状態を示している。傾
動台5を時計方向に傾斜させた場合、傾斜レール2a、
2bに対するローラ3a、3bの位置関係が逆となる。
まわりに旋回できるよう図示せぬパン回転機構が設けら
れる。また、傾動台5にはTVカメラなどを搭載するた
めの図示せぬVアタッチメント機構が取付けられる。な
お、傾動台5には、雲台のパン(旋回)、チルト(傾
動)操作を行うための図示せぬ操作杆(パン棒)を取付
けるための菊座10が設けらている。
の具体的な構成について説明する。
2の側面部は同一構成とされており、前記傾斜レール2
a、2b、平行四辺形リンク、及び逆T字型の支持体1
3を含む姿勢制御部は、雲台の第1の側面部と第2の側
面部に対称に配置されている。図3乃至図7に示すよう
に、第2の側面部に配置された傾斜レール、平行四辺形
リンク及び逆T字型の支持体13において、第1の側面
部に配置された部分と同一部分には同一符号に“’”を
付して示している。
ク6及び6’は、互いに一対の部材6a、6b、6
a’、6b’により構成されている。この理由は次の通
りである。図5に示すように、交叉して配置される傾斜
レール2a、2b、及び2a’、2b’の干渉を避ける
ため、傾斜レール2aと2bの取付け位置をずらすとと
もに、傾斜レール2a’、2b’の取付け位置をずらし
て配置している。このような構成において、第1の横リ
ンク4、4’とローラ3a、3a’とを短い軸により一
体的に配置するため、第1の縦リンク6及び6’を、各
一対の部材6a、6b、6a’、6b’により構成して
いる。
と第2の側面部側が一体となって動作する必要がある。
このため、図3、図6及び図7に示すように、第1の縦
リンク6及び6’に設けられた軸9a及び9a’は共通
軸19aにより一体化され、第2の縦リンク7及び7’
に設けられた軸9b及び9b’は共通軸19bにより一
体化されている。さらに、図1、図3乃至図5に示すよ
うに、第1の縦リンク6及び6’の中間部は補強板20
aにより結合され、第2の縦リンク7及び7’の中間部
は補強板20bにより結合され、剛性が保持されてい
る。前記第1の縦リンク6及び6’に設けられた軸9a
及び9a’は、図3、図6に示すように、傾動台5に設
けられたブラケット21、21’に回動自在に保持され
ている。
リンク4、4’の一端は、第1の縦リンク6、6’を構
成する部材6a、6a’に軸8aを介して保持されてい
る。すなわち、第1の横リンク4、4’の一端には軸受
(図に×印で示す)を介して軸8a、8a’の一端が回
動自在に保持され、この軸8a’の他端は部材6a、6
a’に固定されている。同様に前記ローラ3a、3a’
は、軸8c、8c’を介して部材6b、6b’に保持さ
れている。
を示している。傾斜レール2a、2bにはレール支持体
22a、22bが設けられている。これらレール支持体
22a、22bの下端は、基台1に固定されたブラケッ
ト23a、23bに軸24a、24bにより回動自在に
保持されている。レール支持体22a、22bの上端は
ねじ棒25の第1のねじ部25a、第2のねじ部25b
に螺合されたナット26a、26bに軸27a、27b
を介して保持されている。すなわち、図4、図6、図7
に示すように、ナット26a、26bにはねじ棒25の
軸線と直角方向に軸27a、27a’、27b、27
b’の一端が固着され、これら軸27a、27a’、2
7b、27b’の他端が前記レール支持体22a、22
a’、22b、22b’の上端の軸受に嵌合されてい
る。
例えば右ねじとされ、第2のねじ25bが例えば左ねじ
とされ、中央部28が基台1に固定された支柱29によ
り緩やかに支えられている。このため、第1のねじ部2
5a、又は第2のねじ部25bの先端部をドライバーの
ような工具を用いて回転すると、ナット26a、26b
は軸27a、27a’、27b、27b’と共に、互い
に接近する方向、あるいは互いに離間方向に移動する。
この26a、26bの動作に伴い、レール支持体22
a、22a’、22b、22b’は、軸24a、24
a’、24b、24b’を中心に回動し、傾斜レール2
a、2a’、2b、2b’はその傾斜を変える。したが
って、搭載物の重心位置に応じてねじ棒25a、25b
を回転して、傾斜レール2a、2a’、2b、2b’の
傾斜角を変えることにより、搭載物の重心位置に対応さ
せることができる。
a、2a’、2b、2b’に沿って両端が移動可能な第
1の横リンク4、4’を設け、この第1の横リンク4、
4’と共に、平行四辺形リンクを構成する第2の横リン
クとしての傾動台5、第1、第2の縦リンク6、6’、
7、7’を設け、さらに、この平行四辺形リンクを保持
するための、姿勢制御部としての第3の縦リンク12、
12’、及びこの第3の縦リンク12、12’を水平方
向、垂直方向に移動可能に保持する逆T字型の支持体1
3、13’を設けている。したがって、搭載物を傾動さ
せてもその重心が水平移動するため、傾動操作を円滑に
行うことができる。
り、傾斜レールを搭載物と干渉することなく配置するこ
とができ、しかも、チルト角を大きくとることができ
る。
2b’の傾斜角をねじ棒の回転操作により変更できる。
したがって、搭載物の重心高さの変更に対し、従来に比
べて容易かつ速やかに対応することができる。
施例について説明する。
このルーロー機構の斜面を移動可能な平行四辺形リンク
とを用いることにより、傾動台と傾斜レールとの干渉を
防止している。しかし、この構成の場合、雲台全体の高
さが高くなる。そこで、第2の実施例では、ルーロー機
構に代えてスコット・ラッセル機構を用いることによ
り、雲台全体の高さを低く抑えている。
ル機構の基本原理について説明する。図13(a)はス
コット・ラッセル機構を示している。ガイドレール/K
Jの一端K、及び他端Jは固定されている。レバー/M
Nの一端Mは移動可能とされ、他端部Nはガイドレール
/KJ上を移動可能なスライダSに保持されている。ク
ランク/KLの一端Kは回動自在に保持され、他端Lは
レバー/MNの中点に回動自在に保持されている。ここ
で、/KL=/ML=/NLである。このような構成に
おいて、スライダSがガイドレール/KJを移動する
と、レバー/MNの一端Mは、K点を通り、ガイドレー
ル/KJに垂直な直線上を移動する。したがって、ガイ
ドレール/KJを図13(a)に示す水平状態から、図
13(b)に示すように、K点を中心として角度αだけ
下向きに設置することにより、レバー/MNの一端Mは
半頂角αの斜面上を移動することとなる。
傾斜した2つのスコット・ラッセル機構を対向して配置
した状態を示している。ここで、レバー/MN、/M’
N’の一端M、M’がガイドレール/KJ、/K’J’
の一端K、K’に重なるとき、すなわち、クランク/K
L、/K’L’とレバー/MN、/M’N’が互いに一
直線となって、ガイドレール/KJ、/K’J’と重な
るとき、レバー/MN、/M’N’の一端M、M’を傾
動台の一端、及び他端A、Bを結合すると、傾動台/A
Bはあたかも半頂角αの仮想斜面/PA、/PB上を摺
動することになる。つまり、ルーロー機構のような具体
的な斜面がなくともルーロー機構を構成することが可能
となり、搭載物の重心位置Pは傾動台/ABの動作に応
じて水平移動する。
た場合、ガイドレール/KJ、/K’J’の角度αを変
えればよい。すなわち、ガイドレール/KJ、/K’
J’の一端K、K’を中心として、ガイドレール/K
J、/K’J’が水平となす角αを調整することによ
り、所要の/OPを得ることができ、搭載物の重心高/
OPの変化に対応できる。
ている。図14は側面図であり、図15は、図14の1
5−15線に沿った断面図である。図15に示すよう
に、基台100と傾動台101は、4つのスコット・ラ
ッセル機構102、103、104、105を介して接
続されている。すなわち、基台100の一方の側面には
第1のスコット・ラッセル機構102、第2のスコット
・ラッセル機構103が対向して配置され、基台100
の他方の側面には第3のスコット・ラッセル機構10
4、第4のスコット・ラッセル機構105が対向して配
置されている。各スコット・ラッセル機構は同一構成で
あるため、第1、第2のスコット・ラッセル機構10
2、103について構成を説明し、第3、第4のスコッ
ト・ラッセル機構104、105については、第1、第
2のスコット・ラッセル機構102、103と同一部分
に同一符号を付し説明は省略する。
のスコット・ラッセル機構102、103において、ガ
イドレール106a、106b及びクランク107a、
107bの一端(K、K’)は、基台100に設けられ
たブランケット108a、108bに軸109a、10
9bにより回動自在に保持されている。前記ガイドレー
ル106a、106bの一端には、図14に示すよう
に、支持部110a、110bの一端がガイドレール1
06a、106bに対して直交して設けられている。こ
の支持部110a、110bの他端は、軸111a、1
11bを介してナット112a、112bに接続されて
いる。このナット112a、112bはねじ棒113の
第1のねじ部113a、及び第2のねじ部113bに螺
合されている。第1のねじ部113aは右ねじ、第2の
ねじ部113bは左ねじとされている。このような構成
により、ガイドレール106a、106bは水平より、
角αをなすように設定される。
113は、ガイドレールの角度を調整する調整手段を構
成しており、ねじ棒113を回転することにより、ナッ
ト112a、112bが互いに近接したり離間し、これ
に伴いガイドレール106a、106bの角度が変化さ
れる。調整手段としてのナット112a、112b及び
ねじ棒113は、ガイドレール106a、106bの一
端部に支持部110a、110b、軸111a、111
bを設けて構成しているが、これら調整手段をガイドレ
ール106a、106bの他端部に設けることも可能で
ある。
レバー114a、114bの中点(L、L’)に軸11
5a、115bにより回動自在に接続されている。この
レバー114a、114bの一端(M、M’)は軸11
6a、116bにより、傾動台101に回動自在に接続
され、他端(N、N’)は軸117a、117bを介し
てスライダー118a、118bに連結されている。
102の分解斜視図を示している。図16において、ス
ライダー118aは、ガイドレール106aの両側面に
配置された保持板119a、120aとガイドレール1
06aの上面及び下面に配置された複数のローラ121
aと、これらローラ121aを保持板119a、120
aの相互間に回転自在に保持する複数の軸122aとに
より構成されている。
13は、支持部材123により支持されている。この支
持部材123は、ガイドレール106a、106bの角
度αを変える際に、ねじ棒113の上下位置が多少変動
するため、基台100に対してねじ棒113を支える役
割をしている。また、図16において、124はぞれぞ
れ軸受けを示している。
例えば三脚等への取付部、パン回転機構部などが設けら
れ、傾動台101にはTVカメラを搭載するためのVア
タッチメント機構、操作杆(パン棒)を取り付ける菊座
等が設けられている。
07bの長さをレバー114a、114bの中点までの
長さと等しくすることにより、スコット・ラッセル機構
の性質としてレバー114a、114bの一端部が連結
された傾動台101の軸116a、116bは、ガイド
レール106a、106bと直交する軌道上を動くこと
となる。
動した状態を示している。このとき、軸116a、11
6bはガイドレール106a、106bと直交する軌道
上を動くため、傾動台101に載置される搭載物の重心
を交差する斜面の頂点位置に設置すれば、傾動台101
が傾斜しても搭載物の重心は水平移動する。したがっ
て、搭載物は如何なる傾斜角でもバランスし静止する。
が水平位置から角度α傾斜して設置された一対のスコッ
ト・ラッセル機構を設け、これらスコット・ラッセル機
構の仮想斜面上を移動するレバーの一端に傾動台を設け
ている。このため、第1の実施例のように、傾動台の回
動動作に対応する具体的な斜面を用いることなく、傾動
台が傾斜しても搭載物の重心を水平移動できる。したが
って、第1の実施例に比べて雲台の高さを低くすること
ができる。
合、ねじ棒113を回転し、ガイドレール106a、1
06bの設置角αを搭載物の重心位置に応じて変えるこ
とにより対応できる。したがって、第1の実施例と同様
に、容易な操作により、搭載物の重心位置と仮想斜面の
頂点を一致させることができる。
形実施可能なことは勿論である。
載物の重心をチルトと共に水平に移動し、かつ、搭載物
の重心高さの変化に対し簡単な操作で対応することがで
きる傾動可能な物品搭載装置を提供できる。
の第1の側面を示す側面図。
合を示す側面図。
(b)は本発明の原理を示す図。
図、図12(b)は本発明の原理を示す図。
す図、図13(b)は角度αだけ回動したスコット・ラ
ッセル機構を示す図、図13(c)は、本発明の第2の
実施例の原理を示すものであり、図13(b)に示すス
コット・ラッセル機構を2つ対向して配置した状態を示
す図。
分解斜視図。
状態を示す側面図。
ット・ラッセル機構、 100…基台、 101…傾動台、 113…ねじ棒、 113a、113b…第1、第2のねじ部、 106a、106b…ガイドレール、 107a、107b…クランク、 114a、114b…レバー、 118a、118b…スライダー。
Claims (4)
- 【請求項1】 基台と、 前記基台に、一端が互いに近接し、他端が互いに離間す
るように傾斜して取付けられた第1、第2のレールと、 一端及び他端が前記第1、第2のレールにそれぞれ移動
自在に設けられた第1の横リンクと、 前記第1の横リンクと平行とされ、搭載物が載置される
傾動可能な傾動台としての第2の横リンクと、 前記第2の横リンクの一端及び他端と前記第1の横リン
クの一端及び他端とにそれぞれ接続され、第1の横リン
クと第2の横リンクを保持する第1、第2の縦リンクと
を具備することを特徴とする傾動可能な物品搭載装置。 - 【請求項2】 前記第1、第2の縦リンクを常に鉛直に
保つ姿勢制御部をさらに有し、 前記姿勢制御部は、 前記基台に対して水平に移動可能に設けられた水平部
と、 前記水平部に垂直に設けられた垂直部と、 前記垂直部に前記第1、第2の横リンクに接続された第
3の縦リンクを垂直方向に移動自在に保持する保持手段
とを具備することを特徴とする請求項1記載の傾動可能
な物品搭載装置。 - 【請求項3】 基台と、 前記基台の上方に配置され、搭載物が載置される傾動台
と、 一端が前記基台の一端部に回動自在に設けられ、他端が
前記一端より低くされ、水平に対して所定の角度に設定
された第1のレールと、 一端が前記基台の他端部に回動自在に設けられ、他端が
前記一端より低くされ、水平に対して所定の角度に設定
された第2のレールと、 一端が前記第1のレールの一端に回動自在に設けられた
第1のクランクと、 一端が前記第2のレールの一端に回動自在に設けられた
第2のクランクと、 一端が前記傾動台の一端部に回動自在に設けられ、長手
方向中央部に前記第1のクランクの他端が回動自在に設
けられた第1のレバーと、 一端が前記傾動台の他端部に回動自在に設けられ、長手
方向中央部に前記第2のクランクの他端が回動自在に設
けられた第2のレバーと、 前記第1のレールに移動自在に設けられ、前記第1のレ
バーの他端が接続された第1のスライダと、 前記第2のレールに移動自在に設けられ、前記第2のレ
バーの他端が接続された第2のスライダとを具備するこ
とを特徴とする傾動可能な物品搭載装置。 - 【請求項4】 前記第1、第2のレールに連結され、こ
れら第1、第2のレールの傾斜角度を調整する調整手段
をさらに有し、 前記調整手段は、 前記第1、第2のレールにそれぞれ連結された第1、第
2のナットと、 前記第1のナットが螺合される第1のねじ部と、前記第
2のナットが螺合され、前記第1のねじ部と螺刻方向が
異なる第2のねじ部とを有するねじ棒とを具備すること
を特徴とする請求項1又は3記載の傾動可能な物品搭載
装置。
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