JP2001053985A - 画像信号処理装置 - Google Patents

画像信号処理装置

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JP2001053985A
JP2001053985A JP11228175A JP22817599A JP2001053985A JP 2001053985 A JP2001053985 A JP 2001053985A JP 11228175 A JP11228175 A JP 11228175A JP 22817599 A JP22817599 A JP 22817599A JP 2001053985 A JP2001053985 A JP 2001053985A
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卓也 井口
Ryushi Nishimura
龍志 西村
Akihito Nishizawa
明仁 西澤
Kazuyuki Sato
和幸 佐藤
Toru Kanazawa
亨 金沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】解像感を高くするための輪郭補正処理に伴う黒
い縁の発生を抑制し、静止画の画質を向上することが可
能な画像信号処理装置を実現する。 【解決手段】輪郭補正信号生成部13によって、入力画
像信号11から高周波成分が抽出され、プリシュート、
オーバーシュートからなる輪郭補正信号が出力される。
輪郭補正信号生成部13からの輪郭補正信号はリミッタ
14によって所定の負のリミットレベル以下にならない
ように制限される。リミッタ14の出力信号は利得調整
部15によって増幅され、増幅された輪郭補正信号と入
力画像信号11とは加算器16で加算される。利得調整
部15の利得を0より大きくすることにより、入力画像
信号11に輪郭補正信号が加算され、輪郭が補正され、
出力信号の負側はリミットレベル以上とされた画像信号
が出力される。これにより、黒い縁の発生が抑制され、
静止画の画質が向上される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像信号処理装置
に係り、特に画像の輪郭を補正する画像信号処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】画像信号処理装置において、画質を決定
する要素の一つとして解像度があり、例えば、撮像装置
の場合、撮像素子の開口による周波数特性の劣化を補正
する技術がある。
【0003】例えば、特開昭58−38074号公報や
特開平3−29578号公報に開示されている技術によ
れば、水平方向、または垂直方向のプリシュート、オー
バーシュートからなる輪郭補正信号を生成し、元信号と
加算することにより輪郭を補正し、解像感を上げてい
る。
【0004】図14は、従来の輪郭補正処理の一例を示
す画像信号処理装置のブロック図である。また、図15
は図14の例における各部の波形例を示す図である。図
15の横軸は画像の横方向、または縦方向を表わし、縦
軸は信号レベルを表わす。
【0005】図14、図15において、例えば、図15
の(A)に符号51で示すような波形の入力画像信号4
1から輪郭補正信号生成部43によって高周波成分が抽
出され、図15の(B)の符号52で示すような水平方
向、または垂直方向のプリシュート、オーバーシュート
からなる輪郭補正信号が生成される。
【0006】そして、輪郭補正信号生成部43によって
生成された輪郭補正信号は利得調整部45によって利得
の調整をされた後、加算器46により入力画像信号41
と加算され、図15の符号53に示すような、入力画像
信号41に対して輪郭が補正された画像信号47とな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した輪郭補正処理
は主に動画のみを扱う従来の画像信号処理装置において
は、解像感が高くなり画質が向上する効果があった。
【0008】しかしながら、近年、静止画を扱う画像信
号処理装置が普及してきている。例えば、撮影した画像
をメモリなどの記録媒体に記録する静止画カメラや、パ
ソコンに接続するプリンタやスキャナの本体またはドラ
イバソフト、パソコン用の画像処理ソフトなどである。
【0009】静止画において、上述のような輪郭補正処
理を行なった場合、特に輝度レベルの差が大きいエッジ
部分においては、低輝度側に黒い縁がついたようにな
り、この黒い縁が非常に目立つ画像となってしまう。こ
れは、図15の(C)の符号54で示す部分に相当す
る。
【0010】本発明の目的は、上記従来技術の問題を解
消し、解像感を高くするための輪郭補正処理に伴う黒い
縁の発生を抑制し、静止画の画質を向上することが可能
な画像信号処理装置を実現することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成される。 (1)画像信号から輪郭補正信号を生成する輪郭補正信
号生成手段と、上記画像信号に上記輪郭補正信号生成手
段の出力信号を加算する加算手段とを有する画像信号処
理装置において、上記輪郭補正信号生成手段の出力信号
を所定のレベル以上に制限するリミット手段を備える。
【0012】(2)画像信号から輪郭補正信号を生成す
る輪郭補正信号生成手段と、上記画像信号に上記輪郭補
正信号生成手段の出力信号を加算する加算手段とを有す
る画像信号処理装置において、上記輪郭補正信号生成手
段の出力信号を所定の上限レベル以下とし、かつ、所定
の下限レベル以上に制限するリミット手段を備え、上記
上限レベルと上記下限レベルとは別々に設定できる。
【0013】(3)画像信号から輪郭補正信号を生成す
る輪郭補正信号生成手段と、上記画像信号に上記輪郭補
正信号生成手段の出力信号を加算する加算手段とを有す
る画像信号処理装置において、上記輪郭補正信号生成手
段の出力信号に所定の係数を乗ずる利得調整手段を備
え、上記輪郭補正信号生成手段の出力信号のレベルに対
応した2種類以上の係数を設定できる。
【0014】(4)好ましくは、上記(3)において、
上記輪郭補正信号生成手段の出力信号のレベルに対応し
た2種類以上の係数は、上記輪郭補正信号生成手段の出
力信号が正の場合に上記輪郭補正信号生成手段の出力信
号に乗算する第1の係数と、上記輪郭補正信号生成手段
の出力信号が負の場合に上記輪郭補正信号生成手段の出
力信号に乗算する第2の係数とである。
【0015】(5)また、好ましくは、上記(3)にお
いて、上記輪郭補正信号生成手段の出力信号のレベルに
対応した2種類以上の係数は、上記輪郭補正信号生成手
段の出力信号が負の所定レベル以下の場合に上記輪郭補
正信号生成手段の出力信号に乗算する第1の係数と、上
記輪郭補正信号生成手段の出力信号が負の所定レベル以
上の場合に上記輪郭補正信号生成手段の出力信号に乗算
する第2の係数とである。
【0016】(6)また、好ましくは、上記(3)にお
いて、上記輪郭補正信号生成手段の出力信号のレベルに
対応した2種類以上の係数は、上前記輪郭補正信号生成
手段の出力信号が負の第1の所定レベル以下の場合に上
記輪郭補正信号生成手段の出力信号に乗算する第1の係
数と、上記第1の所定レベル以上であって正の第2の所
定レベル以下の場合に上記輪郭補正信号生成手段の出力
信号に乗算する第2の係数と、上記第2の所定レベル以
上の場合に上記輪郭補正信号生成手段の出力信号に乗算
する第3の係数とである。
【0017】(7)また、好ましくは、上記(3)にお
いて、上記輪郭補正信号生成手段の出力信号のレベルに
対応した2種類以上の係数は、上記輪郭補正信号生成手
段の出力信号が負の第1の所定レベル以下の場合に上記
輪郭補正信号生成手段の出力信号に乗算する第1の係数
と、上記第1の所定レベル以上であって、0以下の場合
に上記輪郭補正信号生成手段の出力信号に乗算する第2
の係数と、正の第3の所定レベル以下であって、0以上
の場合に上記輪郭補正信号生成手段の出力信号に乗算す
る第3の係数と、上記第3のレベル以上の場合に上記輪
郭補正信号生成手段の出力信号に乗算する第4の係数と
である。
【0018】(8)また、好ましくは、上記(1)から
(7)において、上記輪郭補正信号生成手段、上記加算
手段、上記リミット手段、上記利得調整手段のいずれ
か、または全てはソフトウェア処理によって所定の演算
を行ない、信号処理を行う。
【0019】(9)画像信号処理装置に読み取り可能な
記録媒体において、画像信号処理装置に、画像信号から
輪郭補正信号を生成する輪郭補正信号生成機能と、輪郭
補正信号の所定の出力レベル以上に制限するリミット機
能と、制限された輪郭補正信号を加算する加算機能とを
実現するためのプログラムを記録する。
【0020】(10)動画及び静止画を撮像する撮像装
置において、画像信号を出力する撮像手段と、撮像手段
から出力される画像信号から輪郭補正信号を生成する輪
郭補正信号生成手段と、上記輪郭補正信号生成手段が出
力する輪郭補正信号のうち、静止画像信号に対する輪郭
補正信号を所定のレベル以上に制限するリミット手段
と、上記撮像手段から出力される画像信号に上記リミッ
ト手段により制限された輪郭補正信号を加算する加算手
段とを備える。
【0021】本発明は、水平方向、または垂直方向のプ
リシュート、オーバーシュートからなる輪郭補正信号に
よって輪郭補正処理を行なった場合に、エッジ部分の低
輝度側の黒い縁が目立つことに着目し、輪郭補正信号が
所定のレベル以下にならないように制限するリミット手
段を設けたものである。
【0022】これにより、解像感を高くするために輪郭
補正処理を行なっても黒い縁の発生を抑えることがで
き、静止画の画質を向上することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施形態
を示す画像信号処理装置のブロック図である。図1にお
いて、11は静止画像である入力画像信号、13は輪郭
補正信号生成部、14はリミッタ、15は利得調整部、
16は加算器、17は出力画像信号である。
【0024】図2は図1の実施形態におけるリミッタ1
4の入出力特性の一例を示す図である。図2において、
21はリミッタ14のリミットレベルであり、横軸は入
力信号レベル、縦軸は出力信号レベルである。
【0025】図3は図1の実施形態における各部の信号
波形の一例を示す図である。図3の(A)における31
は、入力画像信号11の信号波形、図3の(B)におけ
る32は、輪郭補正信号生成部13の出力信号波形、図
3の(C)における33は、リミッタ14の出力信号波
形、図3の(D)における34は、出力画像信号17の
信号波形である。
【0026】また、図3の(B)、(C)に示す、符号
35はリミッタ14のリミットレベルである。図3にお
いては、横軸は画像の横方向、または縦方向を表わし、
縦軸は信号レベルを表わす。
【0027】以下、図1に示す第1の実施形態の構成を
説明する。入力画像信号11は、加算器16及び輪郭補
正信号生成部13に供給される。輪郭補正信号生成部1
3の出力信号はリミッタ14に供給され、リミッタ14
の出力信号は利得調整部15に供給される。そして、利
得調整部15の出力信号は加算器16に供給され、入力
画像信号11と加算される。加算器16の出力信号は、
出力画像信号17として画像信号処理装置から出力され
る。
【0028】次に、第1の実施形態の動作について説明
する。輪郭補正信号生成部13によって、入力画像信号
11から高周波成分が抽出され、図3の(B)の符号3
2に示すような水平方向、または垂直方向のプリシュー
ト、オーバーシュートからなる輪郭補正信号が出力され
る。
【0029】輪郭補正信号生成部13の出力信号である
輪郭補正信号は、図2に示すような特性のリミッタ14
によってリミットレベル35以下にならないように制限
され、図3の(D)の符号33のような信号を出力す
る。
【0030】つまり、リミッタ14は、図2に示すよう
に、入力信号レベルが負の一定レベル21以下の場合に
は、出力信号レベルを負の一定値とする。そして、入力
信号レベルが一定レベル21以上となると、リミッタ1
4は出力信号を入力信号に応じて増加させる。
【0031】そして、リミッタ14の出力信号は利得調
整部15によって所定の利得で増幅される。利得調整部
15の出力信号である輪郭補正信号と入力画像信号11
とは加算器16で加算される。利得調整部15の利得を
0より大きくすることにより、入力画像信号11に輪郭
補正信号が加算され、図3の(D)の符号34に示すよ
うに輪郭が補正され、出力信号の負側はリミットレベル
35以上とされた画像信号を出力する。
【0032】以上のように、本発明の第1の実施形態に
よれば、輪郭補正信号を、リミットレベル35以下とな
らないように制限することにより、静止画像の解像感を
高くするために輪郭補正処理を行なっても黒い縁の発生
を抑制することができ、画質を向上することができる。
【0033】なお、本発明の第1の実施形態において
は、ソフトウェア処理によって所定の演算を行なうこと
により、輪郭補正処理を実行することもできる。
【0034】また、リミットレベル35は、輪郭補正信
号により補正された静止画を確認し、低輝度側に黒い縁
が目だたず、かつ、解像感を維持できるレベルに予め実
験等により、設定されるものとする。
【0035】図4は、本発明の第2の実施形態を示す画
像信号処理装置のブロック図である。この第2の実施形
態は、図1の第1の実施形態のリミッタ14と利得調整
部15との処理の順番を入れ替えたものであり、その他
の構成は第1の実施形態と同様となる。つまり、輪郭補
正信号生成部13の出力信号は、利得調整部15により
所定の利得で増幅され、その後、リミッタ14により負
側のレベルがリミットレベル35以上とされる。
【0036】この第2の実施形態は、本質的には図1に
示した第1の実施形態と同様であり、同様な効果が得ら
れる。なお、本発明の第2の実施形態においても第1の
実施形態と同様に、ソフトウェア処理によって所定の演
算を行なうことにより、輪郭補正処理を実行することも
できる。
【0037】図5は、本発明の第3の実施形態における
輪郭補正信号の制限処理を説明する図であり、図6は、
この第3の実施形態である画像信号処理装置のブロック
図である。
【0038】図5において、71は正の入力信号のリミ
ットレベル、72は負の入力信号のリミットレベルであ
り、横軸は入力信号レベル、縦軸は出力信号レベルであ
る。本発明の第3の実施形態は、図2に示した第1の実
施形態におけるリミッタ14の入出力特性に対して、輪
郭補正信号が、正の信号のリミットレベル71以上にも
ならないように制限したものである。
【0039】次に、図6において、輪郭補正信号生成部
13からの出力信号は、リミッタ14に供給されるとと
もに、正負判別部18に供給される。そして、この正負
判別部18により輪郭補正信号の正負が判別され、正か
負かを示す信号が、レベル切換部19に供給される。
【0040】レベル切換部19は、輪郭補正信号生成部
13から出力された信号が、正の場合には、リミッタ1
4のリミットレベルをレベル71とし、負の場合には、
レベル72とする。本発明の第3の実施形態によれば、
輪郭補正信号に対する正の信号のリミットレベル71と
負の信号のリミットレベル72とを別々に設定すること
ができるので、正の信号のリミットレベル71の絶対値
より負の信号のリミットレベル72の絶対値が小さくな
るように設定することにより、静止画の低輝度側で目立
つ黒い縁の発生を抑えることができる。
【0041】なお、本発明の第3の実施形態においても
第1の実施形態と同様に、ソフトウェア処理によって所
定の演算を行なうことにより、輪郭補正処理を実行する
こともできる。
【0042】また、リミットレベル71、72は、輪郭
補正信号により補正された静止画を確認し、低輝度側に
黒い縁が目だたず、かつ、解像感を維持できるレベルに
予め実験等により、設定されるものとする。
【0043】図7は、本発明の第4の実施形態における
輪郭補正信号の制限処理を説明する図であり、図8は、
この第4の実施形態である画像信号処理装置のブロック
図である。なお、図7は、利得調整部15の入出力特性
の一形態を示したものであって、81は正の信号の入出
力特性、82は負の信号の入出力特性であり、横軸は入
力信号レベル、縦軸は出力信号レベルである。
【0044】図7に示すように、この第4の実施形態
は、利得調整部15の利得を正の信号を入力した場合と
負の信号を入力した場合で分ける構成にし、負の信号を
入力した場合は、正の信号を入力した場合より、利得を
小さくする。
【0045】次に、図8において、輪郭補正信号生成部
13からの出力信号は、利得調整部15に供給されると
ともに、正負判別部18に供給される。そして、この正
負判別部18により輪郭補正信号の正負が判別され、正
か負かを示す信号が、利得切換部20に供給される。
【0046】レベル切換部20は、輪郭補正信号生成部
13から出力された信号が、正の場合には、利得調整部
15の利得を入出力特性81となるように指令し、負の
場合には、利得調整部15の利得を、特性81より小さ
な利得特性を有する入出力特性82となるように指令す
る。
【0047】この場合、利得調整部15は、大小2種類
の係数を有し、輪郭補正信号生成部13から出力された
信号が、正の場合には、大の係数を輪郭補正信号生成部
13から出力された信号に乗算し、輪郭補正信号生成部
13から出力された信号が、負の場合には、小の係数を
輪郭補正信号生成部13から出力された信号に乗算す
る。
【0048】本発明の第4の実施形態によれば、輪郭補
正信号が正の場合と、負の場合とで利得調整部15の入
出力特性を変更し、負の場合には、利得調整部15の利
得が、正の場合の利得より小さな利得特性を有する入出
力特性となるように指令することにより、解像感を高く
するために輪郭補正処理を行なっても低輝度側で目立つ
黒い縁の発生を抑えることができる。
【0049】なお、本発明の第4の実施形態においても
第1の実施形態と同様に、ソフトウェア処理によって所
定の演算を行なうことにより、輪郭補正処理を実行する
こともできる。
【0050】また、入出力特性81、82は、輪郭補正
信号により補正された静止画を確認し、低輝度側に黒い
縁が目だたず、かつ、解像感を維持できるレベルに予め
実験等により、設定されるものとする。
【0051】図9は、本発明の第5の実施形態における
輪郭補正信号の制限処理を説明する図であり、図10
は、この第5の実施形態である画像信号処理装置のブロ
ック図である。
【0052】なお、図9は、利得調整部15の入出力特
性の一形態を示したものであって、94は正の信号の入
出力特性、91は負の輪郭補正利得抑圧レベル、93は
入力信号が抑圧レベル91以下の場合の入出力特性であ
り、横軸は入力信号レベル、縦軸は出力信号レベルであ
る。
【0053】図9に示すように、この第5の実施形態
は、利得調整部15の利得を、輪郭補正利得抑圧レベル
91以上を入力した場合と、輪郭補正利得抑圧レベル9
1以下を入力した場合で分ける構成にし、輪郭補正利得
抑圧レベル91以下を入力した場合は利得を小さくする
ことにより、低輝度側で目立つ黒い縁の発生を抑えるこ
とができる。
【0054】次に、図10において、輪郭補正信号生成
部13からの出力信号は、利得調整部15に供給される
とともに、抑圧レベル判別部22に供給される。そし
て、この抑圧レベル判別部22により、輪郭補正利得抑
圧レベル91が判別されて、輪郭補正信号が、レベル9
1以下か否かを示す信号が、特性切換部23に供給され
る。
【0055】特性切換部23は、輪郭補正信号生成部1
3から出力された信号が、レベル91以上の場合には、
利得調整部15の利得を入出力特性94となるように指
令し、レベル91以下の場合には、利得調整部15の利
得を、特性94より小さな利得特性を有する入出力特性
93となるように指令する。
【0056】本発明の第5の実施形態によれば、輪郭補
正信号が、負のレベル91以上の場合には、利得調整部
15の利得を入出力特性94とし、レベル91以下の場
合には、利得調整部15の利得を、特性94より小さな
利得特性を有する入出力特性93となるようにすること
により、解像感を高くするために輪郭補正処理を行なっ
ても黒い縁の発生を抑えることができる。また、黒い縁
が目立つレベル以下で利得を小さくすることができるた
め、図8に示した第4の実施形態よりも、解像感が高く
なる。
【0057】なお、本発明の第5の実施形態においても
第1の実施形態と同様に、ソフトウェア処理によって所
定の演算を行なうことにより、輪郭補正処理を実行する
こともできる。
【0058】また、輪郭補正利得抑圧レベル91、入出
力特性93、94は、輪郭補正信号により補正された静
止画を確認し、低輝度側に黒い縁が目だたず、かつ、解
像感を維持できるレベルに予め実験等により、設定され
るものとする。
【0059】図11は、本発明の第6の実施形態におけ
る輪郭補正信号の制限処理を説明する図である。図11
において、101は負側の輪郭補正利得抑圧レベル、1
02は正側の輪郭補正利得抑圧レベル、103は負側の
輪郭補正利得抑圧レベル以下の入出力特性、104は負
側の輪郭補正利得抑圧レベル以上正側の輪郭補正利得抑
圧レベル以下の入出力特性、106は正側の輪郭補正利
得抑圧レベル以上の入出力特性である。
【0060】本発明の第6の実施形態は、図9に示した
第5の実施形態に対して、正側の輪郭補正利得抑圧レベ
ル102と負側の輪郭補正利得抑圧レベル101を別々
に設定できる構成とし、正側の輪郭補正利得抑圧レベル
102の絶対値より負側の輪郭補正利得抑圧レベル10
1の絶対値が小さくなるように設定することにより、低
輝度側で目立つ黒い縁の発生を抑えることができる。
【0061】この第6の実施形態である画像信号処理装
置のブロック図は、図10に示したブロック図と同様と
なるので、図示は省略する。ただし、抑圧レベル判別部
21は、抑圧レベル101、102を判別して、特性切
換部22は、輪郭補正信号が、抑圧レベル101以上か
否か、抑圧レベル102以上か否かにより、入出力特性
103、104、106を切り換えるものとする。
【0062】本発明の第6の実施形態によれば、輪郭補
正信号が、負のレベル101以下の場合には、利得調整
部15の利得を入出力特性103として、レベル101
以上であって正のレベル102以下の場合には、利得調
整部15の利得を、特性103より大きな利得特性を有
する入出力特性104とし、正のレベル102以上とな
ると、利得調整部15の利得を、特性104より小さな
利得特性を有する入出力特性106となるようにするこ
とにより、解像感を高くするために輪郭補正処理を行な
っても黒い縁の発生を抑えることができ、静止画の画質
を向上することができる。
【0063】なお、本発明の第6の実施形態においても
第1の実施形態と同様に、ソフトウェア処理によって所
定の演算を行なうことにより、輪郭補正処理を実行する
こともできる。
【0064】また、輪郭補正利得抑圧レベル101、1
02、入出力特性103、104、106は、輪郭補正
信号により補正された静止画を確認し、低輝度側に黒い
縁が目だたず、かつ、解像感を維持できるレベルに予め
実験等により、設定されるものとする。
【0065】図12は、本発明の第7の実施形態におけ
る輪郭補正信号の制限処理を説明する図である。図12
において、111は負側の輪郭補正利得抑圧レベル、1
12は正側の輪郭補正利得抑圧レベル、113は負側の
輪郭補正利得抑圧レベル以下の入出力特性、114は負
側の輪郭補正利得抑圧レベル以上であって、0以下の入
出力特性、115は正側の輪郭補正利得抑圧レベル以下
であって、0以上の入出力特性、116は正側の輪郭補
正利得抑圧レベル以上の入出力特性である。
【0066】この第7の実施形態は、図11に示した第
6の実施形態に対して、負側の輪郭補正利得抑圧レベル
111以上であって、0以下の入出力特性114と、正
側の輪郭補正利得抑圧レベル112以下であって、0以
上の入出力特性115とを別々に設定できる構成とした
ものである。
【0067】この第7の実施形態である画像信号処理装
置のブロック図は、図10に示したブロック図と同様と
なるので、図示は省略する。ただし、抑圧レベル判別部
21は、抑圧レベル111、112を判別し、特性切換
部22は、輪郭補正信号が、抑圧レベル111以上か否
か、抑圧レベル112以上か否かにより、入出力特性1
13、114、115、116を切り換えるものとす
る。
【0068】本発明の第7の実施形態によれば、輪郭補
正信号が、負のレベル111以下の場合には、利得調整
部15の利得を入出力特性113とし、レベル111以
上であって、0以下の場合は、利得調整部15の利得
を、特性113より大きな利得特性を有する入出力特性
114とし、レベル0以上であって、正のレベル112
以下の場合には、利得調整部15の利得を、特性114
より大きな利得特性を有する入出力特性1115とし、
正のレベル112以上となると、利得調整部15の利得
を、特性115より小さな利得特性を有する入出力特性
116となるように構成する。これにより、解像感を高
くするために輪郭補正処理を行なっても黒い縁の発生を
抑えることができる。
【0069】なお、本発明の第7の実施形態においても
第1の実施形態と同様に、ソフトウェア処理によって所
定の演算を行なうことにより、輪郭補正処理を実行する
こともできる。
【0070】また、輪郭補正利得抑圧レベル111、1
12、入出力特性113、114、、115、116
は、輪郭補正信号により補正された静止画を確認し、低
輝度側に黒い縁が目だたず、かつ、解像感を維持できる
レベルに予め実験等により、設定されるものとする。
【0071】上述した第1〜第7の実施形態において
は、静止画の場合の信号処理の例を示したが、動画を処
理する場合は、従来と同様な輪郭補正処理が実施され
る。したがって、動画及び静止画を処理する信号処理装
置の場合には、動画処理と静止画処理とで、処理回路又
は処理ソフトウェアが切り換えられるものとする。
【0072】図13は、本発明の第8の実施形態である
撮像装置の概略構成図である。この第8の実施形態であ
る撮像装置は、動画と静止画との両方を撮影、記録する
ことができる装置、例えば、デジタルビデオディスクカ
メラ(DVDカメラ)に適用した場合の例である。図1
3において、1201はシャッター、1202は撮像素
子、1203は撮像素子駆動回路、1204はCDS/
AGCである。また、1205はA/D変換回路、12
06は輝度信号生成部、1207はローパスフィルタ、
1208は輪郭補正信号生成部である。
【0073】また、1209はリミッタA、1210は
リミッタB、1211はスイッチ、1212は利得調整
部である。また、1213は加算器、1214はガンマ
補正部、1215は色差信号生成部、1216は記録媒
体である。
【0074】撮像素子駆動回路1203の出力パルスは
シャッター1201と撮像素子1202に供給される。
撮像素子1202の出力信号は、CDS/AGC120
4に供給され、CDS/AGC1204の出力信号は、
A/D変換回路1205に供給される。そして、A/D
変換回路1205の出力信号は輝度信号生成部1206
と色差信号生成部1215に供給される。
【0075】輝度信号生成部1206に供給された信号
は、ローパスフィルタ1207と輪郭補正信号生成部1
208に供給される。輪郭補正信号生成部1208の出
力信号は、リミッタA1209とリミッタB1210と
に供給され、リミッタA1209の出力信号はスイッチ
1211のA入力端子に供給される。また、リミッタB
1210の出力信号は、スイッチ1211のB入力端子
に供給される。
【0076】スイッチ1211の出力信号は、利得調整
部1212に供給され、利得調整部1212の出力信号
は、加算器1213に供給される。また、ローパスフィ
ルタ1207の出力信号は、加算器1213に供給さ
れ、この加算器1213の出力信号は、ガンマ補正部1
214に供給される。ガンマ補正部1214の出力信号
は、輝度信号生成部1206の出力信号となる。そし
て、輝度信号生成部1206の出力信号と色差信号生成
部1215の出力信号は記録媒体1216に供給され
る。
【0077】次に、その動作について説明する。撮像素
子1202は、撮像素子駆動回路1203から出力され
るパルス信号によって駆動される。また、特に静止画の
ように、シャッター1201を切る必要があるときは、
撮像素子駆動回路1203から出力するパルス信号によ
ってシャッター1201が切られる。
【0078】撮像素子1202の出力信号は、CDS/
AGC1204でサンプリングとゲイン調整とが行わ
れ、A/D変換回路1205によってデジタル信号に変
換される。A/D変換回路1205の出力信号は、輝度
信号生成部1206と色差信号生成部1215とによっ
て輝度信号と色差信号とに変換される。輝度信号生成部
1206と色差信号生成部1215とからの出力信号
は、記録媒体1216によって記録される。なお、この
記録媒体1216は、磁気テープ、磁気ディスク、光デ
ィスク、半導体メモリ等が考えられる。
【0079】次に、輝度信号生成部1206の内部の動
作について説明する。輝度信号生成部1206に供給さ
れた信号は、ローパスフィルタ1207によってキャリ
ア成分が除去され、輝度信号が生成される。
【0080】また、輝度信号生成部1206に供給され
た信号は、輪郭補正信号生成部1208によって、高周
波成分が抽出され、図3の(B)の符号32に示すよう
な、水平方向又は垂直方向のプリシュート、オーバーシ
ュートからなる輪郭補正信号が、輪郭補正信号生成部1
208から出力される。
【0081】輪郭補正信号生成部1208の出力信号で
ある輪郭補正信号は、2種類の特性のリミッタA120
9とリミッタB1210とに供給される。リミッタA1
209は、入力信号が正の場合でも負の場合でもリミッ
トレベルが同じ特性である。一方、リミッタB1210
は、入力信号が正の場合と負の場合とでリミットレベル
が異なり、特に、負の場合のリミットレベルを正の場合
のリミットレベルより小さく設定されている。
【0082】エッジ部分の低輝度側の黒い縁が比較的に
目立たない動画の場合は、リミッタA1209の出力信
号をスイッチ1211により選択する。また、エッジ部
分の低輝度側の黒い縁が比較的に目立つ静止画の場合
は、リミッタB1210の出力信号をスイッチ1211
により選択する。
【0083】スイッチ1211の出力信号は、利得調整
部1212に供給され、この利得調整部1212により
所定の利得で増幅される。利得調整部1212の出力信
号である輪郭補正信号と、ローパスフィルタ1207の
出力信号である輝度信号は、加算器1213で加算され
る。そして、加算器1213の出力信号は、ガンマ補正
部1214を介して記録媒体1216に供給され記録さ
れる。
【0084】上述した本発明の第8の実施形態は、動画
と静止画との両方を撮影し、記録することができる撮像
装置において、動画と静止画のそれぞれに最適な輪郭補
正を行うためのものであり、動画の場合は解像感を重視
し、静止画の場合はエッジ部分の低輝度側の黒い縁が目
立たないように、輪郭補正信号のリミットレベルを使い
分ける構成としたものである。
【0085】本発明の第8の実施形態によれば、動画と
静止画のそれぞれに最適な輪郭補正を行い、動画の場合
は解像感を重視し動画解像感を高くするための輪郭補正
処理を行い、静止画の場合は、輪郭補正処理に伴う黒い
縁の発生を抑制し、静止画の画質を向上することが可能
な画像信号処理部を備える撮像装置を実現することがで
きる。
【0086】なお、上述したように、図1から図15を
用いて説明した本発明の実施形態においては、ハードウ
ェア処理によって、輪郭補正信号を生成する構成とし
た。しかし、輪郭補正信号を画像信号に加算する処理を
ソフトウェアにより実現できることはいうまでもない。
さらに、輪郭補正信号を画像信号に加算する処理を画像
信号処理装置に行わせるためのソフトウェア、つまり、
プログラムを画像信号処理装置が読み取り可能な記録媒
体(図示せず)に記録させておき、画像信号処理装置が
このプログラムを読みとって、前述した処理と同様の処
理を行わせるようにしてもよい。この画像信号処理装置
とは、例えば、コンピュータやDVDカメラ等である。
【0087】つまり、第1の実施形態の処理について
は、画像信号処理装置に画像信号から輪郭補正信号を生
成する輪郭補正信号生成機能と、輪郭補正信号の所定の
出力レベル以上に制限するリミット機能と、制限された
輪郭補正信号を加算する加算機能を実現させるためのプ
ログラムを記録媒体に記録すればよい。
【0088】同様に、第2の実施形態以降についても、
信号のソフトウェア処理を行わせるためのプログラムを
記録媒体に記録しておけばよい。
【0089】
【発明の効果】輪郭補正信号を、負のリミットレベル以
下とならないように制限することにより、静止画像の解
像感を高くするために輪郭補正処理を行なっても黒い縁
の発生を抑制することができ、画質を向上することがで
きる。
【0090】また、輪郭補正信号が入力される利得調整
部の利得を正の信号を入力した場合と負の信号を入力し
た場合で分ける構成にし、負の信号を入力した場合は、
正の信号を入力した場合より、利得を小さくするように
構成することにより、輪郭補正処理を行なっても黒い縁
の発生を抑制することができ、画質を向上することがで
きる。
【0091】また、輪郭補正信号が入力される利得調整
部の利得を、負の輪郭補正利得抑圧レベル以上を入力し
た場合と、輪郭補正利得抑圧レベル以下を入力した場合
とで分ける構成にし、輪郭補正利得抑圧レベル以下を入
力した場合は利得を小さくすることにより、低輝度側で
目立つ黒い縁の発生を抑えることができ、画質を向上す
ることができる。
【0092】さらに、動画と静止画のそれぞれに最適な
輪郭補正を行い、動画の場合は解像感を重視し動画解像
感を高くするための輪郭補正処理を行い、静止画の場合
は、輪郭補正処理に伴う黒い縁の発生を抑制し、静止画
の画質を向上することが可能な画像信号処理部を備える
撮像装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す画像信号処理装
置のブロック図である。
【図2】図1の実施形態におけるリミッタの入出力特性
の一例を示す図である。
【図3】図1の実施形態における各部の信号波形の一例
を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態を示す画像信号処理装
置のブロック図である。
【図5】本発明の第3の実施形態における輪郭補正信号
の制限処理を説明する図である。
【図6】第3の実施形態である画像信号処理装置のブロ
ック図である。
【図7】本発明の第4の実施形態における輪郭補正信号
の制限処理を説明する図である。
【図8】第4の実施形態である画像信号処理装置のブロ
ック図である。
【図9】本発明の第5の実施形態における輪郭補正信号
の制限処理を説明する図である。
【図10】第5の実施形態である画像信号処理装置のブ
ロック図である。
【図11】本発明の第6の実施形態における輪郭補正信
号の制限処理を説明する図である。
【図12】本発明の第7の実施形態における輪郭補正信
号の制限処理を説明する図である。
【図13】本発明の第8の実施形態である撮像装置の概
略構成図である。
【図14】従来の輪郭補正処理の一例を示す画像信号処
理装置のブロック図である。
【図15】図14の例における各部の波形例を示す図で
ある。
【符号の説明】
11 入力画像信号 13 輪郭補正信号生成部 14 リミッタ 15 利得調整部 16 加算器 17 出力画像信号 18 正負判別部 19 レベル切換部 20 利得切換部 21 リミットレベル 22 抑圧レベル判別部 23 特性切換部 31 入力画像信号波形 32 輪郭補正信号生成部の出力信号波形 33 リミッタの出力信号波形 34 出力画像信号波形 35 リミットレベル 71 正の信号のリミットレベル 72 負の信号のリミットレベル 81 正の信号の入出力特性 82 負の信号の入出力特性 91 輪郭補正利得抑圧レベル 93 輪郭補正利得抑圧レベル以下の入出力特性 94 輪郭補正利得抑圧レベル以上の入出力特性 101 負側の輪郭補正利得抑圧レベル 102 正側の輪郭補正利得抑圧レベル 103 負側の輪郭補正利得抑圧レベル以下の入出力
特性 104 負側の輪郭補正利得抑圧レベル以上、正側の
輪郭補正利得抑圧レベル以下の入出力特性 106 正側の輪郭補正利得抑圧レベル以上の入出力
特性 111 負側の輪郭補正利得抑圧レベル 112 正側の輪郭補正利得抑圧レベル 113 負側の輪郭補正利得抑圧レベル以下の入出力
特性 114 負側の輪郭補正利得抑圧レベル以上0以下の
入出力特性 115 正側の輪郭補正利得抑圧レベル以下0以上の
入出力特性 116 正側の輪郭補正利得抑圧レベル以上の入出力
特性 1201 シャッター 1202 撮像素子 1203 撮像素子駆動回路 1204 CDS/AGC 1205 A/D変換回路 1206 輝度信号生成部 1207 ローパスフィルタ 1208 輪郭補正信号生成部 1209 リミッタA 1210 リミッタB 1211 スイッチ 1212 利得調整部 1213 加算器 1214 ガンマ補正部 1215 色差信号生成部 1216 記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西澤 明仁 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 佐藤 和幸 茨城県日立市那珂市稲田1410番地 株式会 社日立製作所AV事業部内 (72)発明者 金沢 亨 茨城県日立市那珂市稲田1410番地 株式会 社日立製作所AV事業部内 Fターム(参考) 5C021 PA02 PA12 PA58 PA62 PA66 RA02 RC06 XB03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像信号から輪郭補正信号を生成する輪郭
    補正信号生成手段と、上記画像信号に上記輪郭補正信号
    生成手段の出力信号を加算する加算手段とを有する画像
    信号処理装置において、 上記輪郭補正信号生成手段の出力信号を所定のレベル以
    上に制限するリミット手段を備えることを特徴とする画
    像信号処理装置。
  2. 【請求項2】画像信号から輪郭補正信号を生成する輪郭
    補正信号生成手段と、上記画像信号に上記輪郭補正信号
    生成手段の出力信号を加算する加算手段とを有する画像
    信号処理装置において、 上記輪郭補正信号生成手段の出力信号を所定の上限レベ
    ル以下とし、かつ、所定の下限レベル以上に制限するリ
    ミット手段を備え、上記上限レベルと上記下限レベルと
    は別々に設定できることを特徴とする画像信号処理装
    置。
  3. 【請求項3】画像信号から輪郭補正信号を生成する輪郭
    補正信号生成手段と、上記画像信号に上記輪郭補正信号
    生成手段の出力信号を加算する加算手段とを有する画像
    信号処理装置において、 上記輪郭補正信号生成手段の出力信号に所定の係数を乗
    ずる利得調整手段を備え、上記輪郭補正信号生成手段の
    出力信号のレベルに対応した2種類以上の係数を設定で
    きることを特徴とする画像信号処理装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の画像信号処理装置におい
    て、上記輪郭補正信号生成手段の出力信号のレベルに対
    応した2種類以上の係数は、 上記輪郭補正信号生成手段の出力信号が正の場合に上記
    輪郭補正信号生成手段の出力信号に乗算する第1の係数
    と、上記輪郭補正信号生成手段の出力信号が負の場合に
    上記輪郭補正信号生成手段の出力信号に乗算する第2の
    係数とであることを特徴とする画像信号処理装置。
  5. 【請求項5】請求項3記載の画像信号処理装置におい
    て、上記輪郭補正信号生成手段の出力信号のレベルに対
    応した2種類以上の係数は、 上記輪郭補正信号生成手段の出力信号が負の所定レベル
    以下の場合に上記輪郭補正信号生成手段の出力信号に乗
    算する第1の係数と、上記輪郭補正信号生成手段の出力
    信号が負の所定レベル以上の場合に上記輪郭補正信号生
    成手段の出力信号に乗算する第2の係数とであることを
    特徴とする画像信号処理装置。
  6. 【請求項6】請求項3記載の画像信号処理装置におい
    て、上記輪郭補正信号生成手段の出力信号のレベルに対
    応した2種類以上の係数は、 上記輪郭補正信号生成手段の出力信号が負の第1の所定
    レベル以下の場合に上記輪郭補正信号生成手段の出力信
    号に乗算する第1の係数と、上記第1の所定レベル以上
    であって正の第2の所定レベル以下の場合に上記輪郭補
    正信号生成手段の出力信号に乗算する第2の係数と、上
    記第2の所定レベル以上の場合に上記輪郭補正信号生成
    手段の出力信号に乗算する第3の係数とであることを特
    徴とする画像信号処理装置。
  7. 【請求項7】請求項3記載の画像信号処理装置におい
    て、上記輪郭補正信号生成手段の出力信号のレベルに対
    応した2種類以上の係数は、 上記輪郭補正信号生成手段の出力信号が負の第1の所定
    レベル以下の場合に上記輪郭補正信号生成手段の出力信
    号に乗算する第1の係数と、上記第1の所定レベル以上
    であって、0以下の場合に上記輪郭補正信号生成手段の
    出力信号に乗算する第2の係数と、正の第3の所定レベ
    ル以下であって、0以上の場合に上記輪郭補正信号生成
    手段の出力信号に乗算する第3の係数と、上記第3のレ
    ベル以上の場合に上記輪郭補正信号生成手段の出力信号
    に乗算する第4の係数とであることを特徴とする画像信
    号処理装置。
  8. 【請求項8】請求項1から請求項7のうちのいずれか一
    項記載の画像信号処理装置において、上記輪郭補正信号
    生成手段、上記加算手段、上記リミット手段、上記利得
    調整手段のいずれか、または全てはソフトウェア処理に
    よって所定の演算を行ない、信号処理を行うことを特徴
    とする画像信号処理装置。
  9. 【請求項9】画像信号処理装置に、画像信号から輪郭補
    正信号を生成する輪郭補正信号生成機能と、輪郭補正信
    号の所定の出力レベル以上に制限するリミット機能と、
    制限された輪郭補正信号を加算する加算機能とを実現す
    るためのプログラムを記録した画像信号処理装置に読み
    取り可能な記録媒体。
  10. 【請求項10】動画及び静止画を撮像する撮像装置にお
    いて、 画像信号を出力する撮像手段と、 撮像手段から出力される画像信号から輪郭補正信号を生
    成する輪郭補正信号生成手段と、 上記輪郭補正信号生成手段が出力する輪郭補正信号のう
    ち、静止画像信号に対する輪郭補正信号を所定のレベル
    以上に制限するリミット手段と、 上記撮像手段から出力される画像信号に上記リミット手
    段により制限された輪郭補正信号を加算する加算手段
    と、 を備えることを特徴とする撮像装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006067238A (ja) * 2004-08-26 2006-03-09 Ikegami Tsushinki Co Ltd 輪郭補正回路
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