JP2001053766A - ネットワークシステム、ネットワーク機器、排他制御方法及び記録媒体 - Google Patents

ネットワークシステム、ネットワーク機器、排他制御方法及び記録媒体

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JP2001053766A
JP2001053766A JP11226949A JP22694999A JP2001053766A JP 2001053766 A JP2001053766 A JP 2001053766A JP 11226949 A JP11226949 A JP 11226949A JP 22694999 A JP22694999 A JP 22694999A JP 2001053766 A JP2001053766 A JP 2001053766A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対象機器を適切に排他制御することのできる
ネットワークシステムを提供することである。 【解決手段】 ターゲット機器は、バスリセットを検出
すると(ステップS1)、ネットワークシステムにおけ
る各機器のノードIDとユニークIDとの関係を規定し
た対応テーブルを生成する(ステップS2)。ターゲッ
ト機器は、コントロール機器から送られるロックコマン
ドを受信し(ステップS5)、ロックコマンドを発行し
たノードを占有先に設定する(ステップS6)。その
後、ターゲット機器は、コマンドを受信し(ステップS
7)、占有先のノードから送られたコマンドでないと判
別すると(ステップS8)、コマンドの実行を拒否する
(ステップS9)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の電子機器
がIEEE1394バス等により接続されて構成された
ネットワークシステムにおいて、対象機器を排他制御す
ることのできるネットワークシステム、ネットワーク機
器、排他制御方法及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラ、オーディオ製品及
びパーソナルコンピュータ等の電子機器を相互に接続す
ることのできるインタフェース規格として、IEEE
(米国電気電子技術者協会)1394バスが知られてい
る。このIEEE1394バスは、データの転送速度が
速く、拡張性に富む等の特徴を有することから、多くの
家庭用電子機器に採用されつつある。
【0003】このIEEE1394バスにより複数の電
子機器が接続されて構成されるネットワークシステムの
一例を図9に示す。図9に示すネットワークシステム
は、DTV(デジタルテレビ)101と、AMP(アン
プ)102と、CD(コンパクトディスクプレーヤ)1
03と、MD(ミニディスクプレーヤ)104と、DV
CR(デジタルビデオカムコーダ)105と、コンピュ
ータ106と、CD−ROM107とがIEEE139
4ケーブル108を介して接続されて構成される。な
お、IEEE1394バスにおいてデイジーチェーンや
ノード分岐による接続が可能であるため、利用者は、図
9に示す機器及び接続形態に限られず、種々の機器を自
由に組み合わせて接続することができる。
【0004】図9に示すネットワークシステムにおい
て、DTV101及びコンピュータ106は、制御対象
となるターゲット機器をリモート制御することのできる
コントロール機器である。一方、AMP102、CD1
03、MD104、DVCR105及びCD−ROM1
07は、リモート制御の対象となるターゲット機器であ
る。すなわち、利用者は、コントロール機器を操作する
ことにより、IEEE1394バスを介して、ターゲッ
ト機器をリモート制御することができる。例えば、利用
者は、DTV101に備えられる所定の操作パネルから
DVCR105をリモート制御して、DVCR105に
録画済みの画像をDTV101に表示することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このIEEE1394
バスにおける特徴の一つとして、ネットワークシステム
中に複数のコントローラ機器を含めることができ、これ
らのコントローラ機器がそれぞれ独立してターゲット機
器をリモート制御することができる。また、IEEE1
394バスは、その規格において最大63個のノード
(機器)まで接続することができる。そのため、利用者
により家庭内において実現されるネットワークシステム
は、複数の部屋に任意に設置された各機器が相互に接続
されて構成されることが予想される。
【0006】このような場合、同時期に複数のコントロ
ーラ機器から同一のターゲット機器に対して、リモート
制御のためのコマンドが発行されることが起こり得る。
例えば、図9に示すDTV101とコンピュータ106
とが異なった部屋に設置された場合、利用者がDTV1
01からDVCR105をリモート制御していたとして
も、他の利用者が気づかずに、コンピュータ106から
DVCR105をリモート制御してしまうおそれがあ
る。この場合、先にリモート制御していた利用者にとっ
て、DVCR105に対する意図しない制御が他の利用
者によりなされることとなる。
【0007】また、コントローラ機器からリモート制御
中のターゲット機器に対して、ターゲット機器に備えら
れた操作パネル等から直接操作されることも起こり得
る。例えば、図9に示すコンピュータ106とDVCR
105とが異なった部屋に設置された場合、利用者がコ
ンピュータ106からDVCR105をリモート制御し
ていたとしても、他の利用者が気づかずに、DVCR1
05の操作パネルを直接操作してしまうおそれがある。
この場合も、リモート制御していた利用者にとって、D
VCR105に対する意図しない操作が他の利用者によ
りなされることとなる。
【0008】これらのように、リモート制御中のターゲ
ット機器が、他の利用者から不適切に操作されると、利
用者により指示された動作が停止してしまったり、異常
な動作となる場合があった。
【0009】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
ので、対象機器を適切に排他制御することのできるネッ
トワークシステム、ネットワーク機器、排他制御方法及
び記録媒体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係るネットワークシステム
は、コントローラ機器及びターゲット機器を含む複数の
電子機器がIEEE1394インタフェース規格に準拠
したバスを介して接続されるネットワークシステムであ
って、コントローラ機器は、制御対象のターゲット機器
に対して、制御の占有を示す占有コマンドを発行するコ
マンド発行手段を備え、ターゲット機器は、コントロー
ラ機器の前記コマンド発行手段から発行された占有コマ
ンドを受信するコマンド受信手段と、前記コマンド受信
手段が受信した占有コマンドに従って、自己の制御を占
有するコントローラ機器を特定する機器特定手段と、前
記機器特定手段が特定したコントローラ機器からの制御
に従って、所定のリモート制御処理を実行する処理実行
手段と、を備える、ことを特徴とする。
【0011】この発明によれば、コントローラ機器のコ
マンド発行手段は、制御対象のターゲット機器に対し
て、制御の占有を示す占有コマンドを例えば、A/VC
コマンドプロトコルにて発行する。ターゲット機器のコ
マンド受信手段は、コントローラ機器のコマンド発行手
段から発行された占有コマンドを受信する。機器特定手
段は、コマンド受信手段が受信した占有コマンドに従っ
て、自己の制御を占有するコントローラ機器を特定す
る。処理実行手段は、機器特定手段が特定したコントロ
ーラ機器からの制御に従って、所定のリモート制御処理
を実行する。この結果、対象機器を適切に排他制御する
ことができる。
【0012】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点に係るネットワークシステムは、コントローラ機器
及びターゲット機器を含む複数の電子機器がIEEE1
394インタフェース規格に準拠したバスを介して接続
されるネットワークシステムであって、コントローラ機
器は、制御対象のターゲット機器に対して、制御の占有
を示す占有コマンド及び、リモート制御を示す制御コマ
ンドを発行するコマンド発行手段を備え、ターゲット機
器は、コントローラ機器の前記コマンド発行手段から発
行されたコマンドを受信するコマンド受信手段と、前記
コマンド受信手段が受信した占有コマンドに従って、自
己の制御を占有するコントローラ機器を特定する機器特
定手段と、前記コマンド受信手段が受信した制御コマン
ドを発行したコントローラ機器が前記機器特定手段によ
り特定されたコントローラ機器と同一であるか否かを判
別する機器判別手段と、前記機器判別手段により同一の
コントローラ機器であると判別された場合に前記コマン
ド受信手段が受信した制御コマンドに従った処理を実行
し、同一でないと判別した場合に制御コマンドに従った
処理の実行を拒絶する処理制御手段と、を備える、こと
を特徴とする。
【0013】この発明によれば、コントローラ機器のコ
マンド発行手段は、制御対象のターゲット機器に対し
て、制御の占有を示す占有コマンド及び、リモート制御
を示す制御コマンドを発行する。ターゲット機器のコマ
ンド受信手段は、コントローラ機器のコマンド発行手段
から発行されたコマンドを受信する。機器特定手段は、
コマンド受信手段が受信した占有コマンドに従って、自
己の制御を占有するコントローラ機器を特定する。機器
判別手段は、コマンド受信手段が受信した制御コマンド
を発行したコントローラ機器が機器特定手段により特定
されたコントローラ機器と同一であるか否かを判別す
る。処理制御手段は、機器判別手段により同一のコント
ローラ機器であると判別された場合にコマンド受信手段
が受信した制御コマンドに従った処理を実行し、同一で
ないと判別した場合に制御コマンドに従った処理の実行
を拒絶する。この結果、対象機器を適切に排他制御する
ことができる。
【0014】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点に係るネットワークシステムは、コントローラ機器
及びターゲット機器を含む複数の電子機器がIEEE1
394インタフェース規格に準拠したバスを介して接続
されるネットワークシステムであって、コントローラ機
器は、ターゲット機器に対して、自己を特定するために
固定的に設定されている特定情報及び、現在のネットワ
ークシステムにおける自己を識別するために可変的に設
定されている識別情報を送信する機器情報送信手段と、
制御対象のターゲット機器に対して、制御の占有を示す
占有コマンド及び、リモート制御を示す制御コマンドを
発行するコマンド発行手段と、を備え、ターゲット機器
は、コントローラ機器の前記機器情報送信手段から送信
された特定情報及び識別情報を受信する機器情報受信手
段と、前記機器情報受信手段が受信した特定情報及び識
別情報に従って、コントローラ機器の特定情報に対する
識別情報の対応テーブルを生成する対応テーブル生成手
段と、コントローラ機器の前記コマンド発行手段から発
行されたコマンドを受信するコマンド受信手段と、前記
コマンド受信手段が占有コマンドを受信すると、前記対
応テーブル生成手段が生成した対応テーブルに従って、
自己の制御を占有するコントローラ機器を特定する機器
特定手段と、前記コマンド受信手段が受信した制御コマ
ンドを発行したコントローラ機器が前記機器特定手段に
より特定されたコントローラ機器と同一であるか否か
を、前記対応テーブル生成手段が生成した対応テーブル
に従って判別する機器判別手段と、前記機器判別手段に
より同一のコントローラ機器であると判別された場合に
前記コマンド受信手段が受信した制御コマンドに従った
処理を実行し、同一でないと判別した場合に制御コマン
ドに従った処理の実行を拒絶する処理制御手段と、を備
える、ことを特徴とする。
【0015】この発明によれば、コントローラ機器の機
器情報送信手段は、ターゲット機器に対して、自己を特
定するために固定的に設定されている例えば、ユニーク
ID及び、現在のネットワークシステムにおける自己を
識別するために可変的に設定されている例えば、ノード
IDを送信する。コマンド発行手段は、制御対象のター
ゲット機器に対して、制御の占有を示す占有コマンド及
び、リモート制御を示す制御コマンドを発行する。ター
ゲット機器の機器情報受信手段は、コントローラ機器の
機器情報送信手段から送信されたユニークID及びノー
ドIDを受信する。対応テーブル生成手段は、機器情報
受信手段が受信したユニークID及びノードIDに従っ
て、コントローラ機器のユニークIDに対するノードI
Dの対応テーブルを生成する。コマンド受信手段は、コ
ントローラ機器のコマンド発行手段から発行されたコマ
ンドを受信する。機器特定手段は、コマンド受信手段が
占有コマンドを受信すると、対応テーブル生成手段が生
成した対応テーブルに従って、自己の制御を占有するコ
ントローラ機器を特定する。機器判別手段は、コマンド
受信手段が受信した制御コマンドを発行したコントロー
ラ機器が機器特定手段により特定されたコントローラ機
器と同一であるか否かを、対応テーブル生成手段が生成
した対応テーブルに従って判別する。処理制御手段は、
機器判別手段により同一のコントローラ機器であると判
別された場合にコマンド受信手段が受信した制御コマン
ドに従った処理を実行し、同一でないと判別した場合に
制御コマンドに従った処理の実行を拒絶する。この結
果、対象機器を適切に排他制御することができる。
【0016】上記目的を達成するため、本発明の第4の
観点に係るネットワーク機器は、IEEE1394イン
タフェース規格に準拠したバスを備えたネットワーク機
器であって、制御対象のターゲット機器に対して、制御
の占有を示す予め占有コマンドを発行する占有コマンド
発行手段と、前記占有コマンド発行手段が発行したター
ゲット機器に、リモート制御を示す制御コマンドを発行
する制御コマンド発行手段と、を備えることを特徴とす
る。
【0017】この発明によれば、占有コマンド発行手段
は、制御対象のターゲット機器に対して、制御の占有を
示す占有コマンドを発行する。制御コマンド発行手段
は、占有コマンド発行手段が発行したターゲット機器に
対して、リモート制御を示す制御コマンドを発行する。
占有コマンドを受信したターゲット機器がコントロール
機器である自己からのリモート制御にのみ応答すること
により、対象機器を適切に排他制御することができる。
【0018】上記ネットワーク機器は、制御対象のター
ゲット機器に対して、制御の占有を有効とする有効期限
を設定する設定手段を更に備え、前記占有コマンド発行
手段は、前記設定手段により設定された有効期限を含ん
だ占有コマンドを発行してもよい。
【0019】上記ネットワーク機器は、制御対象のター
ゲット機器に対して、制御の独占の程度を規定する占有
レベルを設定する設定手段を更に備え、前記占有コマン
ド発行手段は、前記設定手段により設定された占有レベ
ルを含んだ占有コマンドを発行してもよい。
【0020】上記目的を達成するため、本発明の第5の
観点に係るネットワーク機器は、IEEE1394イン
タフェース規格に準拠したバスを備えたネットワーク機
器であって、コントローラ機器から発行された自己の制
御を占有する占有コマンド及び、リモート制御を示す制
御コマンドを受信するコマンド受信手段と、前記コマン
ド受信手段が受信した占有コマンドに従って、自己の制
御を占有するコントローラ機器を特定する機器特定手段
と、前記コマンド受信手段が受信した制御コマンドを発
行したコントローラ機器が前記機器特定手段により特定
されたコントローラ機器と同一であるか否かを判別する
機器判別手段と、前記機器判別手段により同一のコント
ローラ機器であると判別された場合に前記コマンド受信
手段が受信した制御コマンドに従った処理を実行し、同
一でないと判別した場合に制御コマンドに従った処理の
実行を拒絶する処理制御手段と、を備えることを特徴と
する。
【0021】この発明によれば、コマンド受信手段は、
コントローラ機器から発行された自己の制御を占有する
占有コマンド及び、リモート制御を示す制御コマンドを
受信する。機器特定手段は、コマンド受信手段が受信し
た占有コマンドに従って、自己の制御を占有するコント
ローラ機器を特定する。機器判別手段は、コマンド受信
手段が受信した制御コマンドを発行したコントローラ機
器が機器特定手段により特定されたコントローラ機器と
同一であるか否かを判別する。処理制御手段は、機器判
別手段により同一のコントローラ機器であると判別され
た場合にコマンド受信手段が受信した制御コマンドに従
った処理を実行し、同一でないと判別した場合に制御コ
マンドに従った処理の実行を拒絶する。この結果、対象
機器を適切に排他制御することができる。
【0022】前記処理制御手段は、前記機器判別手段に
より同一のコントローラ機器でないと判別された場合に
前記コマンド受信手段が受信した制御コマンドを発行し
たコントローラ機器に対して、自己の制御が占有されて
いることを示すレスポンスを送信する送信手段を備えて
もよい。
【0023】上記ネットワーク機器は、前記コマンド受
信手段が占有コマンドを受信すると、自己の制御が占有
されていることを示す所定のメッセージを表示する占有
表示手段を備えてもよい。この場合、他のネットワーク
機器から占有されている状態か否かを占有表示手段に表
示されたメッセージにより認識できるため、故障と誤認
することがなくなる。
【0024】前記コマンド受信手段は、コントローラ機
器から発行された自己に対する制御の占有を有効とする
有効期限を含んだ占有コマンドを受信し、前記処理制御
手段は、前記受信手段が受信した占有コマンドに含まれ
る有効期限に基づいて、制御コマンドに従った処理の実
行の可否を判別する有効期限判別手段を備えてもよい。
この場合、対象機器を詳細に排他制御することができ
る。
【0025】前記コマンド受信手段は、コントローラ機
器から発行された自己に対する制御の占有の程度を規定
する占有レベルを含んだ占有コマンドを受信し、前記処
理制御手段は、前記受信手段が受信した占有コマンドに
含まれる占有レベルに基づいて、制御コマンドに従った
処理の実行の可否を判別する占有レベル判別手段を備え
てもよい。この場合、対象機器を詳細に排他制御するこ
とができる。
【0026】上記目的を達成するため、本発明の第6の
観点に係る排他制御方法は、コントローラ機器及びター
ゲット機器を含む複数の電子機器がIEEE1394イ
ンタフェース規格に準拠したバスを介して接続されたネ
ットワークシステムにおける排他制御方法であって、コ
ントローラ機器から発行されたターゲット機器の制御を
占有する占有コマンド及び、ターゲット機器へのリモー
ト制御を示す制御コマンドを受信するコマンド受信ステ
ップと、前記コマンド受信ステップにて受信した占有コ
マンドに従って、ターゲット機器の制御を占有するコン
トローラ機器を特定する機器特定ステップと、前記コマ
ンド受信ステップにて受信した制御コマンドを発行した
コントローラ機器が前記機器特定ステップにて特定され
たコントローラ機器と同一であるか否かを判別する機器
判別ステップと、前記機器判別ステップにて同一のコン
トローラ機器であると判別された場合に前記コマンド受
信ステップにて受信した制御コマンドに従った処理を実
行し、同一でないと判別した場合に制御コマンドに従っ
た処理の実行を拒絶する処理制御ステップと、を備える
ことを特徴とする。
【0027】この発明によれば、コマンド受信ステップ
は、コントローラ機器から発行されたターゲット機器の
制御を占有する占有コマンド及び、ターゲット機器への
リモート制御を示す制御コマンドを受信する。機器特定
ステップは、コマンド受信ステップにて受信した占有コ
マンドに従って、ターゲット機器の制御を占有するコン
トローラ機器を特定する。機器判別ステップは、コマン
ド受信ステップにて受信した制御コマンドを発行したコ
ントローラ機器が機器特定ステップにて特定されたコン
トローラ機器と同一であるか否かを判別する。処理制御
ステップは、機器判別ステップにて同一のコントローラ
機器であると判別された場合にコマンド受信ステップに
て受信した制御コマンドに従った処理を実行し、同一で
ないと判別した場合に制御コマンドに従った処理の実行
を拒絶する。この結果、対象機器を適切に排他制御する
ことができる。
【0028】上記目的を達成するため、本発明の第7の
観点に係る記録媒体は、複数の電子機器がIEEE13
94インタフェース規格に準拠したバスを介して接続さ
れたネットワークシステムにおける排他制御方法をコン
ピュータに実行させるためのプログラムを記録した記録
媒体であって、コントローラ機器から発行されたターゲ
ット機器の制御を占有する占有コマンド及び、ターゲッ
ト機器へのリモート制御を示す制御コマンドを受信する
コマンド受信ステップと、前記コマンド受信ステップに
て受信した占有コマンドに従って、ターゲット機器の制
御を占有するコントローラ機器を特定する機器特定ステ
ップと、前記コマンド受信ステップにて受信した制御コ
マンドを発行したコントローラ機器が前記機器特定ステ
ップにて特定されたコントローラ機器と同一であるか否
かを判別する機器判別ステップと、前記機器判別ステッ
プにて同一のコントローラ機器であると判別された場合
に前記コマンド受信ステップにて受信した制御コマンド
に従った処理を実行し、同一でないと判別した場合に制
御コマンドに従った処理の実行を拒絶する処理制御ステ
ップとを有する排他制御方法をコンピュータに実行させ
るためのプログラムを記録する。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態にかかるネッ
トワークシステムについて、以下図面を参照して説明す
る。
【0030】図1は、この実施の形態に適用されるネッ
トワークシステムの一例を示す模式図である。このネッ
トワークシステムは、DTV(デジタルテレビ)11
と、コンピュータ12と、AMP(アンプ)13と、C
D(コンパクトディスクプレーヤ)14と、MD(ミニ
ディスクプレーヤ)15と、DVCR(デジタルビデオ
カムコーダ)16と、CD−ROM17とがIEEE1
394ケーブル18を介して接続されて構成される。な
お、ネットワークシステムを構成する電子機器は、任意
であり、これらの機器に限られない。
【0031】図1に示すネットワークシステムにおい
て、DTV11及びコンピュータ12は、制御対象とな
るターゲット機器をリモート制御することのできるコン
トロール機器である。一方、AMP13、CD14、M
D15、DVCR16及びCD−ROM17は、コント
ロール機器からのリモート制御の対象となるターゲット
機器である。
【0032】各機器11〜17は、図2に示すようなI
EEE1394インターフェース(IEEE1394バ
ス)を構成するトランザクション層3、リンク層2及び
フィジカル層1を備える。
【0033】フィジカル層1は、IEEE1394ケー
ブル18を介して接続された他の機器との間で伝送デー
タのエンコード処理、デコード処理及びバスアービトレ
ーション処理等を行う。リンク層2は、フィジカル層1
を介してパケットの送受信及びサイクル制御等を行う。
トランザクション層3は、フィジカル層1及びリンク層
2を介してコマンドの送受信等を行う。
【0034】また、ターゲット機器であるAMP13、
CD14、MD15、DVCR16及びCD−ROM1
7は、図3(a)に示すような記憶部4を更に備える。
記憶部4は、RAM(Random Access Memory)等からな
り、図3(b)に示すように、占有先情報記憶領域41
及びテーブル記憶領域42を含んでいる。
【0035】占有先情報記憶領域41には、自己を占有
しているコントロール機器のノードID及びユニークI
Dが記憶される。このノードIDは、各機器11〜17
に対して所定のタイミングにネットワークシステムにお
いて設定され、それぞれの機器を管理するために使用さ
れる。また、ユニークIDは、各機器11〜17を製造
したメーカ等により所定の規則に従ってユニークに設定
され、例えば、ROM(Read Only Memory)等に記憶さ
れた特定情報であり、それぞれの機器を特定するために
使用される。
【0036】テーブル記憶領域42には、ネットワーク
システムにおけるノードIDと、各機器を特定するユニ
ークIDとの対応を規定した対応テーブルが記憶され
る。なお、これら占有先情報記憶領域41及びテーブル
記憶領域42は、ターゲット機器13〜17の電源投入
時等に、所定の初期値がセットされ、また、後述する対
応テーブル生成処理等により、対応テーブル等が記憶さ
れる。
【0037】以下、このネットワークシステムの動作に
ついて、図面を参照して説明する。図4は、ネットワー
クシステムが行う排他制御処理を説明するフローチャー
トである。図4に示す排他制御処理は、コントローラ機
器であるDTV11及びコンピュータ12と、ターゲッ
ト機器であるAMP13、CD14、MD15、DVC
R16及びCD−ROM17がIEEE1394ケーブ
ル18を介して接続された後、開始される。
【0038】まず、ターゲット機器13〜17は、バス
リセットの発生を検出するまで待機する(ステップS
1)。すなわち、各ターゲット機器は、新たな電子機器
の接続等により発生するバスリセットの発生を待機す
る。
【0039】バスリセットを検出すると、ターゲット機
器13〜17は、対応テーブル生成処理を行う(ステッ
プS2)。すなわち、ネットワークシステムにおける各
機器のノードIDとユニークIDとの関係を規定した対
応テーブルを生成する対応テーブル生成処理を行う。以
下、この対応テーブル生成処理について図5に示すフロ
ーチャートを参照して詳細に説明する。
【0040】まず、ターゲット機器13〜17は、各機
器から送られるセルフID(SelfID)パケットを受信す
る(ステップS21)。すなわち、各ターゲット機器
は、バスリセット後に各機器からそれぞれブロードキャ
ストにて送られる図6に示すようなセルフIDパケット
を受信する。なお、このセルフIDパケットには、図中
のphy_IDに自己のノードIDがセットされ、ま
た、p0〜p2に自己のポートの接続状態がセットされ
ている。
【0041】ターゲット機器13〜17は、セルフID
パケットを受信した数により定まったネットワークシス
テムを構成する機器の総数である全ノード数を定数Mに
セットし、変数Nに初期値として”0”をセットする
(ステップS22)。
【0042】ターゲット機器13〜17は、変数Nにて
示されるノードNのユニークIDを取得する(ステップ
S23)。すなわち、各ターゲット機器は、AV/C
(オーディオ・ビデオ/コントロール)コマンドプロト
コルのリザーブ領域を使用して、ノードNのユニークI
Dを取得する。具体的には、図7(a)に示すようなA
V/CコマンドをノードNに対して発行し、そのレスポ
ンスにより図7(b)に示すようなノードNのユニーク
IDを取得する。
【0043】ターゲット機器13〜17は、変数Nに1
を加算し(ステップS24)、変数Nが定数Mと等しい
か否かを判別する(ステップS25)。すなわち、各タ
ーゲット機器は、全ての機器からユニークIDを取得し
たか否かを判別する。ターゲット機器13〜17は、全
ての機器からユニークIDを取得していないと判別した
場合、ステップS23に処理を戻し、上述のステップS
23〜S25の処理を繰り返す。
【0044】一方、全ての機器からユニークIDを取得
したと判別した場合、ターゲット機器13〜17は、こ
れら取得したノードIDとユニークIDとの対応テーブ
ルを生成し、生成した対応テーブルを記憶部4のテーブ
ル記憶領域42に格納する(ステップS26)。対応テ
ーブルをテーブル記憶領域42に格納すると、ターゲッ
ト機器13〜17は、対応テーブル生成処理を終え、上
述の排他制御処理に処理を戻す。
【0045】この結果、バスリセット後のネットワーク
における各機器のノードIDに対応したユニークIDの
対応テーブルが生成され、生成された対応テーブルがタ
ーゲット機器13〜17の各記憶部4に記憶される。
【0046】図4に戻って、ステップS2の対応テーブ
ル生成処理によりユニークIDの対応テーブルを取得す
ると、ターゲット機器13〜17は、自己を占有してい
るコントローラ機器が存在するか否かを判別する(ステ
ップS3)。すなわち、各ターゲット機器は、記憶部4
の占有先情報記憶領域41にノードID等の値が設定さ
れているか否かを判別する。
【0047】ターゲット機器13〜17は、自己を占有
しているノードがあると判別した場合、ステップS2に
て生成した対応テーブルに従って、占有先情報記憶領域
41のノードIDを更新する(ステップS4)。すなわ
ち、各ターゲット機器は、テーブル記憶領域42に記憶
された対応テーブルに従って、占有先情報記憶領域41
に記憶されているユニークIDに対応するノードIDを
特定し、特定したノードIDにより占有先情報記憶領域
41のノードIDを更新する。
【0048】このように、ネットワークを構成する機器
の接続等に依存して変更されるノードIDを、自己を占
有しているコントローラ機器を特定するユニークIDに
従って更新することにより、バスリセット後においても
適切に排他制御を継続できる。ターゲット機器13〜1
7は、占有先情報記憶領域41のノードIDを更新する
と、後述するステップS7に処理を進める。
【0049】一方、自己を占有しているノードがないと
判別した場合、ターゲット機器13〜17は、コントロ
ール機器から送られるロックコマンドを受信する(ステ
ップS5)。すなわち、各ターゲット機器は、図8に示
すようなAV/Cコマンドプロトコルにて送られるロッ
クコマンドを受信する。具体的に説明すると、図8に示
す設定/解除に”00h”(設定)が設定され、ロック
レベルに”01h”(記録操作系以外は許可)等が設定
され、そして、ロックレベルの有効期限に”02h”
(ロックが解除されるまで)等が設定されたロックコマ
ンドを受信する。なお、図8は、AV/Cコマンドプロ
トコルのFCP(Function Control Protocol)内のデ
ータのみを表している。
【0050】ターゲット機器13〜17は、ロックコマ
ンドを発行したノードを占有先に設定する(ステップS
6)。すなわち、ターゲット機器13〜17は、ロック
コマンドを発行したコントロール機器のノードID及び
ユニークIDを記憶部4の占有先情報記憶領域41に記
憶する。なお、ユニークIDは、ノードIDを基準とし
て、テーブル記憶領域42に記憶されている対応テーブ
ルに従って求められる。この後、ターゲット機器13〜
17は、コントロール機器から送られるコマンドを受信
するまで待機する(ステップS7)。
【0051】ターゲット機器13〜17は、コマンドを
受信すると、占有先のノードから送られたコマンドであ
るか否かを判別する(ステップS8)。すなわち、各タ
ーゲット機器は、コマンドを発行したコントロール機器
のノードIDと、記憶部4の占有先情報記憶領域41に
記憶されているノードIDとが一致するか否かを判別す
る。なお、その際、ターゲット機器13〜17は、ステ
ップS5にて受信したロックコマンドのロックレベル及
び有効期限に従って、占有先のノードから送られたコマ
ンドであるか否かを判別する。例えば、図8に示すロッ
クレベルが”01h”(記録操作系以外は許可)のロッ
クコマンドを受信している場合、このステップS8にて
受信したコマンドが記録操作系以外のコマンドであれ
ば、ノードIDを比較することなく、一致すると判別す
る。この場合、他のコントロール機器から記録操作のみ
を拒否することができ、ターゲット機器の細かい排他制
御を実現することができる。
【0052】ターゲット機器13〜17は、占有先のノ
ードから送られたコマンドでないと判別すると、コマン
ドの実行を拒否する(ステップS9)。すなわち、各タ
ーゲット機器は、コマンドが拒否されたことを示すリジ
ェクトレスポンスをコマンド発行先のコントロール機器
に送信する。
【0053】これにより、ターゲット機器を占有したコ
ントロール機器以外から発行されるコマンドが、拒否さ
れるため、ネットワークシステムにおけるターゲット機
器の排他制御を実現することができる。
【0054】一方、占有先のノードから送られたコマン
ドであると判別すると、ターゲット機器13〜17は、
コマンドに従った所定の動作を実行する(ステップS1
0)。
【0055】なお、コントロール機器は、ターゲット機
器の占有を終える際に、ロックを解除するコマンドをタ
ーゲット機器に送信する。すなわち、コントロール機器
は、図8に示す設定/解除に”01h”(解除)を設定
したコマンドを送信する。そして、このコマンドを受信
したターゲット機器は、記憶部4の占有先情報記憶領域
41に所定の初期値をセットする。これにより、ターゲ
ット機器は、占有が解除され、いずれのターゲット機器
からのコマンドも実行可能となる。
【0056】上記説明したように、ターゲット機器のリ
モート制御を1つのコントロール機器のみから行えるた
め、ネットワークシステムにおけるターゲット機器の排
他制御を実現することができる。
【0057】上記の実施の形態では、ターゲット機器を
占有中に他のコントローラ機器からのリモート制御を制
限したが、ターゲット機器に備わる操作パネルからの他
の利用者によりなされる直接の操作をも排除してもよ
い。以下、操作パネルからの操作をも制限することによ
り、更に強固なターゲット機器の排他制御を実現するこ
の発明における他の実施の形態について、簡単に説明す
る。
【0058】例えば、上述の排他制御処理において、ロ
ックコマンドを受信した際に、そのロックコマンドの図
8に示すロックレベルが”03h”(完全に占有する)
である場合、ターゲット機器13〜17は、自己の表示
パネルに他のコントロール機器から占有されている旨、
例えば、”LOCK”の文字を表示する。そして、ター
ゲット機器13〜17は、他の利用者によりターゲット
機器の操作パネルから所定の入力があった場合でも、操
作を拒否する。その際、ネットワークシステムにおける
どの機器により占有されているかを示すために、ターゲ
ット機器13〜17は、表示パネルに、占有しているコ
ントローラ機器の名称等を所定の時間だけ表示してもよ
い。この場合、他のコントローラ機器から占有されてい
るか否かを、利用者が表示パネルより認識できるため、
故障と誤認されることがなくなる。
【0059】なお、この発明の排他制御処理を行う電子
機器は、専用の機器によらず、通常のコンピュータシス
テムを用いて実現可能である。例えば、コンピュータに
上述の処理を実行するためのプログラムを格納した媒体
(フロッピーディスク、CD−ROM等)から当該プロ
グラムをインストールすることにより、上述の処理を実
行する電子機器を構成することができる。
【0060】また、コンピュータにプログラムを供給す
るための媒体は、通信媒体(通信回線、通信ネットワー
ク、通信システムのように、一時的かつ流動的にプログ
ラムを保持する媒体)でも良い。例えば、通信ネットワ
ークの掲示板(BBS)に当該プログラムを掲示し、こ
れを所定のネットワークを介して配信してもよい。そし
て、このプログラムを起動し、OSの制御下で、他のア
プリケーションプログラムと同様に実行することによ
り、上述の処理を実行することができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ネットワークシステムにおいて、対象機器を適切に排他
制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るネットワークシステ
ムの構成の一例を示す模式図である。
【図2】各電子機器に共通して備えられているIEEE
1394インタフェースを説明するためのブロック図で
ある。
【図3】(a)が記憶部を含んだ各ターゲット機器の構
成を示すブロック図であり、(b)が記憶部に記憶され
る占有先情報及び対応テーブルの一例を示す模式図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態に係る排他制御処理を説明
するためのフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態に係る対応テーブル生成処
理を説明するためのフローチャートである。
【図6】各電子機器から送信されるセルフIDパケット
のフォーマットを示す模式図である。
【図7】(a)が各電子機器に対してユニークIDを要
求する際に使用されるA/VCコマンドの一例を示す模
式図であり、(b)がユニークIDのフォーマットの一
例を示す模式図である。
【図8】コントローラ機器から送信されるロックコマン
ドの一例を示す模式図である。
【図9】ネットワークシステムの構成の一例を示す模式
図である。
【符号の説明】
1 フィジカル層 2 リンク層 3 トランザクション層 4 記憶部 11 DTV 12 コンピュータ 13 AMP 14 CD 15 MD 16 DVCR 17 CD−ROM 18 IEEE1394ケーブル

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コントローラ機器及びターゲット機器を含
    む複数の電子機器がIEEE1394インタフェース規
    格に準拠したバスを介して接続されるネットワークシス
    テムであって、 コントローラ機器は、 制御対象のターゲット機器に対して、制御の占有を示す
    占有コマンドを発行するコマンド発行手段を備え、 ターゲット機器は、 コントローラ機器の前記コマンド発行手段から発行され
    た占有コマンドを受信するコマンド受信手段と、 前記コマンド受信手段が受信した占有コマンドに従っ
    て、自己の制御を占有するコントローラ機器を特定する
    機器特定手段と、 前記機器特定手段が特定したコントローラ機器からの制
    御に従って、所定のリモート制御処理を実行する処理実
    行手段と、を備える、 ことを特徴とするネットワークシステム。
  2. 【請求項2】コントローラ機器及びターゲット機器を含
    む複数の電子機器がIEEE1394インタフェース規
    格に準拠したバスを介して接続されるネットワークシス
    テムであって、 コントローラ機器は、 制御対象のターゲット機器に対して、制御の占有を示す
    占有コマンド及び、リモート制御を示す制御コマンドを
    発行するコマンド発行手段を備え、 ターゲット機器は、 コントローラ機器の前記コマンド発行手段から発行され
    たコマンドを受信するコマンド受信手段と、 前記コマンド受信手段が受信した占有コマンドに従っ
    て、自己の制御を占有するコントローラ機器を特定する
    機器特定手段と、 前記コマンド受信手段が受信した制御コマンドを発行し
    たコントローラ機器が前記機器特定手段により特定され
    たコントローラ機器と同一であるか否かを判別する機器
    判別手段と、 前記機器判別手段により同一のコントローラ機器である
    と判別された場合に前記コマンド受信手段が受信した制
    御コマンドに従った処理を実行し、同一でないと判別し
    た場合に制御コマンドに従った処理の実行を拒絶する処
    理制御手段と、を備える、 ことを特徴とするネットワークシステム。
  3. 【請求項3】コントローラ機器及びターゲット機器を含
    む複数の電子機器がIEEE1394インタフェース規
    格に準拠したバスを介して接続されるネットワークシス
    テムであって、 コントローラ機器は、 ターゲット機器に対して、自己を特定するために固定的
    に設定されている特定情報及び、現在のネットワークシ
    ステムにおける自己を識別するために可変的に設定され
    ている識別情報を送信する機器情報送信手段と、 制御対象のターゲット機器に対して、制御の占有を示す
    占有コマンド及び、リモート制御を示す制御コマンドを
    発行するコマンド発行手段と、を備え、ターゲット機器
    は、 コントローラ機器の前記機器情報送信手段から送信され
    た特定情報及び識別情報を受信する機器情報受信手段
    と、 前記機器情報受信手段が受信した特定情報及び識別情報
    に従って、コントローラ機器の特定情報に対する識別情
    報の対応テーブルを生成する対応テーブル生成手段と、 コントローラ機器の前記コマンド発行手段から発行され
    たコマンドを受信するコマンド受信手段と、 前記コマンド受信手段が占有コマンドを受信すると、前
    記対応テーブル生成手段が生成した対応テーブルに従っ
    て、自己の制御を占有するコントローラ機器を特定する
    機器特定手段と、 前記コマンド受信手段が受信した制御コマンドを発行し
    たコントローラ機器が前記機器特定手段により特定され
    たコントローラ機器と同一であるか否かを、前記対応テ
    ーブル生成手段が生成した対応テーブルに従って判別す
    る機器判別手段と、 前記機器判別手段により同一のコントローラ機器である
    と判別された場合に前記コマンド受信手段が受信した制
    御コマンドに従った処理を実行し、同一でないと判別し
    た場合に制御コマンドに従った処理の実行を拒絶する処
    理制御手段と、を備える、 ことを特徴とするネットワークシステム。
  4. 【請求項4】IEEE1394インタフェース規格に準
    拠したバスを備えたネットワーク機器であって、 制御対象のターゲット機器に対して、制御の占有を示す
    占有コマンドを発行する占有コマンド発行手段と、 前記占有コマンド発行手段が発行したターゲット機器に
    対して、リモート制御を示す制御コマンドを発行する制
    御コマンド発行手段と、 を備えることを特徴とするネットワーク機器。
  5. 【請求項5】制御対象のターゲット機器に対して、制御
    の占有を有効とする有効期限を設定する設定手段を更に
    備え、 前記占有コマンド発行手段は、前記設定手段により設定
    された有効期限を含んだ占有コマンドを発行する、 ことを特徴とする請求項4に記載のネットワーク機器。
  6. 【請求項6】制御対象のターゲット機器に対して、制御
    の独占の程度を規定する占有レベルを設定する設定手段
    を更に備え、 前記占有コマンド発行手段は、前記設定手段により設定
    された占有レベルを含んだ占有コマンドを発行する、 ことを特徴とする請求項4に記載のネットワーク機器。
  7. 【請求項7】IEEE1394インタフェース規格に準
    拠したバスを備えたネットワーク機器であって、 コントローラ機器から発行された自己の制御を占有する
    占有コマンド及び、リモート制御を示す制御コマンドを
    受信するコマンド受信手段と、 前記コマンド受信手段が受信した占有コマンドに従っ
    て、自己の制御を占有するコントローラ機器を特定する
    機器特定手段と、 前記コマンド受信手段が受信した制御コマンドを発行し
    たコントローラ機器が前記機器特定手段より特定された
    コントローラ機器と同一であるか否かを判別する機器判
    別手段と、 前記機器判別手段により同一のコントローラ機器である
    と判別された場合に前記コマンド受信手段が受信した制
    御コマンドに従った処理を実行し、同一でないと判別し
    た場合に制御コマンドに従った処理の実行を拒絶する処
    理制御手段と、を備えることを特徴とするネットワーク
    機器。
  8. 【請求項8】前記処理制御手段は、前記機器判別手段に
    より同一のコントローラ機器でないと判別された場合に
    前記コマンド受信手段が受信した制御コマンドを発行し
    たコントローラ機器に対して、自己の制御が占有されて
    いることを示すレスポンスを送信する送信手段を備え
    る、 ことを特徴とする請求項7に記載のネットワーク機器。
  9. 【請求項9】前記コマンド受信手段が占有コマンドを受
    信すると、自己の制御が占有されていることを示す所定
    のメッセージを表示する占有表示手段を備える、 ことを特徴とする請求項7又は8に記載のネットワーク
    機器。
  10. 【請求項10】前記コマンド受信手段は、コントローラ
    機器から発行された自己に対する制御の占有を有効とす
    る有効期限を含んだ占有コマンドを受信し、 前記処理制御手段は、前記受信手段が受信した占有コマ
    ンドに含まれる有効期限に基づいて、制御コマンドに従
    った処理の実行の可否を判別する有効期限判別手段を備
    える、 ことを特徴とする請求項7、8又は9に記載のネットワ
    ーク機器。
  11. 【請求項11】前記コマンド受信手段は、コントローラ
    機器から発行された自己に対する制御の占有の程度を規
    定する占有レベルを含んだ占有コマンドを受信し、 前記処理制御手段は、前記受信手段が受信した占有コマ
    ンドに含まれる占有レベルに基づいて、制御コマンドに
    従った処理の実行の可否を判別する占有レベル判別手段
    を備える、 ことを特徴とする請求項7、8又は9に記載のネットワ
    ーク機器。
  12. 【請求項12】コントローラ機器及びターゲット機器を
    含む複数の電子機器がIEEE1394インタフェース
    規格に準拠したバスを介して接続されたネットワークシ
    ステムにおける排他制御方法であって、 コントローラ機器から発行されたターゲット機器の制御
    を占有する占有コマンド及び、ターゲット機器へのリモ
    ート制御を示す制御コマンドを受信するコマンド受信ス
    テップと、 前記コマンド受信ステップにて受信した占有コマンドに
    従って、ターゲット機器の制御を占有するコントローラ
    機器を特定する機器特定ステップと、 前記コマンド受信ステップにて受信した制御コマンドを
    発行したコントローラ機器が前記機器特定ステップにて
    特定されたコントローラ機器と同一であるか否かを判別
    する機器判別ステップと、 前記機器判別ステップにて同一のコントローラ機器であ
    ると判別された場合に前記コマンド受信ステップにて受
    信した制御コマンドに従った処理を実行し、同一でない
    と判別した場合に制御コマンドに従った処理の実行を拒
    絶する処理制御ステップと、 を備えることを特徴とする排他制御方法。
  13. 【請求項13】複数の電子機器がIEEE1394イン
    タフェース規格に準拠したバスを介して接続されたネッ
    トワークシステムにおける排他制御方法をコンピュータ
    に実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であ
    って、 コントローラ機器から発行されたターゲット機器の制御
    を占有する占有コマンド及び、ターゲット機器へのリモ
    ート制御を示す制御コマンドを受信するコマンド受信ス
    テップと、前記コマンド受信ステップにて受信した占有
    コマンドに従って、ターゲット機器の制御を占有するコ
    ントローラ機器を特定する機器特定ステップと、前記コ
    マンド受信ステップにて受信した制御コマンドを発行し
    たコントローラ機器が前記機器特定ステップにて特定さ
    れたコントローラ機器と同一であるか否かを判別する機
    器判別ステップと、前記機器判別ステップにて同一のコ
    ントローラ機器であると判別された場合に前記コマンド
    受信ステップにて受信した制御コマンドに従った処理を
    実行し、同一でないと判別した場合に制御コマンドに従
    った処理の実行を拒絶する処理制御ステップとを有する
    排他制御方法をコンピュータに実行させるためのプログ
    ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001230793A (ja) * 1999-12-06 2001-08-24 Sony Corp 機器制御方法及び伝送装置
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US7941230B1 (en) 2005-03-01 2011-05-10 Pioneer Corporation Control apparatus and control method, network system, program for control apparatus, and information recording medium

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