JP2001053650A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2001053650A
JP2001053650A JP22383899A JP22383899A JP2001053650A JP 2001053650 A JP2001053650 A JP 2001053650A JP 22383899 A JP22383899 A JP 22383899A JP 22383899 A JP22383899 A JP 22383899A JP 2001053650 A JP2001053650 A JP 2001053650A
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asymmetry
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Yoshitaka Nakada
義孝 中田
Masaru Sawada
勝 澤田
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Fujitsu VLSI Ltd
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】再生波形の上下非対称性を補正することのでき
る半導体装置を提供すること。 【解決手段】分散値算出回路37は、等化波形を持つ信
号S3と判定信号S4に基づく誤差信号S5により”
1”判定結果の分散値と”0”判定結果の分散値をそれ
ぞれ計算し、両分散値に基づく補正信号を出力する。非
対称補正回路34は、入力信号レンジを複数のサブレン
ジに区分し、各サブレンジ毎に補正信号S8に基づいて
設定した補正値αiにより入力信号の非対称性を補正す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル磁気記
憶装置における読み出しヘッドからのリード信号や、ベ
ースバンド伝送装置における受信信号等を復調復号する
半導体装置(リードチャネルLSI)に関するものであ
る。
【0002】ハードディスク等の磁気記憶装置は、記録
密度が大幅に向上され、書き込みと読み出しの速度(ラ
イト信号及びリード信号のビットレート)が高くなって
いる。また、ベースバンド伝送装置の送受信信号の速度
(ビットレート)が高くなっている。これに伴い、リー
ド信号や受信信号等の波形歪みや雑音が復号信号の値に
影響し、誤り率(Bit Error Rate)が劣化している。この
ため、リード信号や受信信号から復号信号を生成するリ
ードチャネルLSIには、等化能力の向上(波形歪みや
重畳雑音に対する誤り率の向上)が求められている。
【0003】
【従来の技術】従来、ハードディスク装置を構成するリ
ードチャネルICには、ハードディスクから読み取りヘ
ッドを介して読み出されたアナログ信号が入力される。
リードチャネルICでは、入力されたアナログ信号をA
/D変換器にてディジタル信号に変換し、そのディジタ
ル信号から等化器にてディジタル復号信号を生成する。
そのデジタル復号信号はシリアル信号から所定のビット
数のパラレル信号に変換されて、ホストコンピュータ等
に出力される。
【0004】近年の記録データの高い記録密度と読み出
し動作の高速化に伴い、PRML(Partial Response M
aximum-Likelihood detection)方式の波形等化器に代
えて、判定帰還型等化器(DFE:Decision Feedback E
qualizer)が注目されている。PRML方式の波形等化
器は、高精度のディジタルフィルタとイコライザフィル
タを必要とし、それらは高速化、回路の小型化の障害と
なる。それに比べて、判定帰還型等化器は、回路構成が
簡単であるため、高速動作、小型化に向いている。
【0005】読み取りヘッドは、図14に示すように、
記録媒体の磁界の変化に対応して変化する再生波形を有
する電圧を出力する。この再生波形のバイアス点が外乱
要因によって移動すると、図16に点線で示すように、
再生波形に上下非対称性を生じる。この非対称性を持つ
入出力特性は、図15に示すように、直線で示す理想的
な入出力波形特性に対して、曲線近似されることが知ら
れている。
【0006】補正すべき等化後の波形歪みは、目標とな
る等化後波形と実際に信号処理された波形の差として検
出される。実際には、ヘッド自体の再生波形の歪みと、
等化器の特性調整不足が重畳して等化誤差となって現れ
る。
【0007】このような再生波形の非対称性は、等化器
の判定誤りを引き起こし、復号信号の誤り率劣化を招く
要因となる。このため、従来のリードチャネルLSIに
は、ヘッドの再生特性から生じる上下非対称性を補正す
るための手段として以下のような方法が採用されてい
る。
【0008】1.A/D変換器から出力されるディジタ
ル信号に対して、所定レベル(例えば零レベル)のベー
スラインを基準としてディジタル信号を上下2分割し、
それぞれのディジタル信号の値に補正値を加える。
【0009】2.入力振幅を所定数に分割した区間で入
出力特性を折れ線に近似し、各区間毎に設定した補正値
をディジタル信号の値に加える。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記1,2
の方法は、入力信号(ディスクへのライトデータ)に対
する出力信号(ディスクからのリードデータ)のビット
誤り率を測定し、その測定結果に基づいて等化器の特性
を調整することで行われていた。そのため、調整作業は
ビット誤り率の測定と特性の調整を繰り返し行わなけれ
ばならないため作業に手間がかかり、調整作業に長時間
を要していた。
【0011】更に、上記1の方法では、再生波形のピー
ク値を相対的に補正することしか行うことができなかっ
た。また、上記2の方法では、目標となる理想的な等化
波形と実際に信号処理された波形の差(誤差量)を実際
に検出することができないため、信号処理された波形の
ベースラインを補正する方法と同程度の補正効果しか得
られなかった。
【0012】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は再生波形の上下非対称性
を補正することのできる半導体装置及びその半導体装置
を用いたハードディスク装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、入力信号を等化した波形
をサンプリングクロックに基づいてサンプリングして所
定のリファレンスレベルと比較判定して生成した判定信
号を出力する判定帰還型等化器を備えた半導体装置にお
いて、前記等化波形信号と判定信号に基づく誤差信号に
より第1の判定結果の分散値と第2の判定結果の分散値
をそれぞれ計算し、両分散値に基づく補正信号を出力す
る分散値算出回路と、前記入力信号のレンジを複数のサ
ブレンジに区分し、各サブレンジ毎に前記補正信号に基
づいて設定した補正値により前記入力信号の非対称性を
補正する非対称補正回路と、を備える。このように、信
号の入力中にその非対称性を検出して補正することで、
精度が良く、効果の高い補正を行うことができる。
【0014】前記分散値算出回路は、請求項2に記載の
発明のように、前記誤差信号を自乗し、前記判定信号に
基づいて第1の判定結果に対する自乗結果と、第2の判
定結果に対する自乗結果をそれぞれ積算して得た第1及
び第2の分散値の差を前記補正信号として出力する。こ
れにより、入力信号の非対称性が容易になる。
【0015】前記非対称補正回路は、請求項3に記載の
発明のように、前記サブレンジ毎に備えられ、前記補正
値により該サブレンジの範囲内の信号を補正する複数の
区分補正回路を備え、各区分補正回路は、零レベルに近
い区分補正回路から大きな振幅の方の区分補正回路へと
順次補正処理を行い、各区分補正回路は、より小さな振
幅のサブレンジの信号を補正する区分補正回路の補正値
を補正処理の初期値とする。これにより、非対称性に合
わせて補正量を決定し、時間の短縮及び精度の向上を図
ることができる。
【0016】請求項4に記載の発明のように、中間基準
電圧を零として前記入力信号を変換した正負の符号を持
つデジタル信号を前記判定帰還型等化器に出力するAD
変換回路と、前記所定のリファレンスレベルを中心とす
る前記等化波形信号の分散値を算出するベースライン補
正検出回路と、前記分散値に基づく補正量に応じて前記
中間基準電圧を生成して前記AD変換回路に供給するD
A変換回路と、を備えた。これにより、データの入力中
に非対称性を測定し、それに基づいてベールラインを容
易に補正することができる。
【0017】前記ベースライン補正検出回路は、請求項
5に記載の発明のように、前記所定のリファレンスレベ
ルを中心とする所定範囲の前記誤差信号に対応して前記
サンプリングクロックをカウントするカウンタを備え、
前記カウンタのカウント値を前記分散値として前記補正
量が決定される。このように、リファレンスレベル付近
の分散を容易に測定し、精度の高いベースライン補正が
可能となる。
【0018】尚、前記等化波形信号と判定信号に基づく
誤差信号に基づいて前記入力信号から最適な振幅の信号
を生成するためのAGCループと、前記誤差信号に基づ
いて前記サンプリングクロックを生成するPLLループ
と、を備え、前記入力信号の対称性の測定中は、AGC
/PLLループ制御をホールドするか、またはループ定
数を変更してループ挙動を緩慢にする。これにより、A
GC/PLLループの影響を受けることなく非対称性を
測定でき、その精度の高い測定結果が得られる。
【0019】前記入力信号は、磁気記録媒体から読み出
した読み出し信号であり、前記磁気記録媒体に、前記A
GC/PLLループの最適化に適した第1のパターンデ
ータと、前記対称性の測定に適した第2のパターンデー
タとを、少なくとも前記第2のパターンデータの前に第
1のパターンデータが読み出されるように記録する。こ
れにより、対称性の測定時にAGC/PLLループを安
定化させておくことができ、精度の高い測定結果が得ら
れる。
【0020】ハードディスク装置は、請求項1乃至5の
うちの何れか一項に記載の半導体装置を備える。これに
より、誤り率を向上してビットレートの高い安定したハ
ードディスク装置が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】(第一実施形態)以下、本発明を
具体化した第一実施形態を図1〜図10に従って説明す
る。
【0022】図1は、ハードディスク装置の概略構成を
示す。ハードディスク装置11は、ホストコンピュータ
12に接続されている。ハードディスク装置11は、ホ
ストコンピュータ12の書き込み要求に応答し、ホスト
コンピュータ12から入力される記録データを記録媒体
としての磁気ディスク13に記録する。また、ハードデ
ィスク装置11は、ホストコンピュータ12の読み出し
要求に応答し、磁気ディスク13に記録された格納デー
タを読み出し、ホストコンピュータ12に出力する。
【0023】ハードディスク装置11は、磁気ディスク
13、第1,第2モータM1,M2、ヘッド装置14、
信号処理回路15、サーボ回路16、マイクロプロセッ
サ(MCU)17、メモリ(RAM)18、ハードディ
スクコントローラ(HDC)19、インタフェース回路
20を含む。各回路15〜20は、バス21に接続され
ている。
【0024】磁気ディスク13は、第1モータM1によ
り一定の回転数にて回転駆動される。ヘッド装置14
は、第2モータM2により磁気ディスク13の半径方向
に位置制御される。ヘッド装置14は書き込みヘッド及
び読み出しヘッド(MR:Magneto Resistiveヘッド)を
含み、信号処理回路15から供給されるライト信号WD
に応答して磁気ディスク13に磁極を形成し、磁気ディ
スク13に磁極変化に応じて電圧を変動させたリード信
号RDを出力する。これにより、磁気ディスク13に対
して情報の記録/再生が行われる。
【0025】信号処理回路(リード/ライトチャネルL
SIと呼ばれる)15は、リード信号RDを、そのリー
ド信号RDに同期してサンプリングしてディジタル信号
に変換する。信号処理回路15は、変換後のディジタル
信号に復号処理を施して生成した信号を出力する。
【0026】サーボ回路16は、バス21を介して信号
処理回路15の出力信号が入力される。サーボ回路16
は、第1モータM1を制御し、磁気ディスク13を一定
速度にて回転駆動させる。サーボ回路16は、出力信号
に含まれるサーボのための情報に基づいて、第2モータ
M2を制御し、ヘッド装置14を目的のトラックにオン
トラックさせる。
【0027】MCU17は、RAM18に予め記憶され
たプログラムデータに基づいて、ホストコンピュータ1
2から入力される書き込み/読み出し処理等のためのコ
マンドを解析し、バス21を介してHDC19等に制御
のための信号を出力する。HDC19は、MCU17か
ら入力される信号に基づいて、信号処理回路15、サー
ボ回路16を制御する。HDC19は、バス21を介し
て信号処理回路15の出力信号を入力する。
【0028】HDC19は、入力されたデータを所定の
バイト数よりなるセクタ単位に組み立て、その組み立て
たセクタ毎に例えばECC(Error Correcting Code )誤
り訂正処理等の処理を行い、その処理後のデータをバス
21を介してインタフェース回路20に出力する。イン
タフェース回路20は、所定の通信方式に基づいてHD
C19の出力データを変換して読み出しデータとしてホ
ストコンピュータ12へ出力する。
【0029】HDC19には、ホストコンピュータ12
から書き込みデータがインタフェース回路20を介して
入力される。HDC19は、書き込みデータに誤り訂正
のためのデータを付加し、バス21を介して信号処理回
路15に出力する。信号処理回路15は、HDC19の
出力データをヘッド装置14を介して磁気ディスク13
に書き込む。
【0030】次に、信号処理回路15の構成を説明す
る。図2は、信号処理回路15の読み出しデータ復調復
号部のブロック回路図である。
【0031】信号処理回路15は、オートゲインコント
ロールアンプ(AGC)31、アナログフィルタ32、
アナログ−ディジタル変換回路(ADC)33、非対称
補正回路34、判定帰還型等化器(DFE)35、ルー
プ制御回路36、分散値算出回路37、ループフィルタ
38、乗算器39を含む。
【0032】AGC31は、ヘッド装置からのリード信
号RDを増幅して生成した信号をアナログフィルタ32
に出力する。このAGC31の増幅率は、DFE35か
ら出力される等化誤差量に基づいて制御される。
【0033】アナログフィルタ32は復調復号に適した
周波数特性を持ち、AGC31の出力信号をフィルタリ
ングして生成した信号をADC33に出力する。ADC
33は、フィルタ32の出力信号をループ制御回路36
から供給されるサンプリングクロックSCKに基づいて
サンプリングすることによりデジタル信号に変換する。
ADC33は、その変換結果を非対称補正回路34に出
力する。
【0034】非対称補正回路34は、入力信号のレンジ
を複数のサブレンジに区分し、各サブレンジ毎に変換利
得を変更するための情報(補正値)を記憶し、それらの
情報に基づいて入力信号の非対称性を補正した信号S1
を出力する。この非対称補正回路34は、分散値算出回
路37の算出結果に基づいて非対称補正を実施する。
【0035】詳述すると、MRヘッドからの入力信号
は、振幅が大きくなるにつれて理想的な特性に比べて非
対称性が拡大し、図6(a),図6(b)に示すよう
に、正負の等化目標(判定回路43のリファレンスレベ
ル)における振幅値の分散に差が現れる。尚、図6
(a)は非対称性の少ない再生波形における分散を示
し、図6(b)は非対称性のある再生波形に於ける分散
を示す。このように、再生波形が非対称性を持つ場合、
正又は負のリファレンスにおける分散が正規分布を示さ
なくなる。そして、この分散の差が分散値算出回路37
から算出結果として出力される。これに対し、非対称補
正回路34は、正負の分散が均等になる、即ち分散の差
を無くすように補正値を決定する。
【0036】そして、非対称補正回路34は、補正値の
決定を零付近(ベースライン)付近のサブレンジから徐
々に振幅の大きなサブレンジに向かって行う。これによ
り、振幅が徐々に大きくなるにつれて非対称性が拡大す
る入力信号の特性(MRヘッドの特性)に合わせて補正
値を決定する。
【0037】更に、非対称補正回路34は、決定したサ
ブレンジの補正量を次のサブレンジにおける補正の初期
値とする。例えば、入力信号のレンジを正負それぞれ3
つのサブレンジに区分し、零付近から振幅の最大値に向
かって正負それぞれ第1〜第3サブレンジとする。非対
称補正回路34は、正の第1サブレンジにおいて決定し
た補正量を、第2サブレンジにおける補正の初期値とす
る。これは、入力信号の特性が各サブレンジに渡って連
続的に変化する。
【0038】従って、零に近い内側のサブレンジにおけ
る補正量を初期値として用いることで、初期値をリセッ
トする(例えば零にする)場合に比べて、補正量の決定
に要する時間が短くなる。これにより、同一の時間で初
期値をリセットした場合に比べて補正量の精度が向上す
る。
【0039】例えば、図7に示すように、正の入力レン
ジを3つのサブレンジ(区間1,区間2,区間3)に区
分する。そして、先ず、区間1において電磁変換特性に
対する近似線を求め、これに対する補正量を記憶する。
【0040】次に、図8に示すように、区間2において
同様に近似線を求め、これに対する補正量を記憶する。
更に、図9に示すように、区間3において同様に近似線
を求め、これに対する補正量を記憶する。この図9にお
いて、折れ線の近似線は、電磁変換特性の曲線に極めて
近い値を持つ、即ち、近似線と電磁変換特性曲線の差が
少なくなる。これにより、電磁変換特性を理想特性に補
正するその補正誤差が少なくなる。
【0041】このようにして、非対称補正回路34は、
信号の入力レンジを複数のサブレンジに区分し、曲線的
な電磁変換特性を折れ線に近似する。そしれ、非対称補
正回路34は、各サブレンジ毎に記憶した補正量によっ
て変換利得を変えることで、入力信号の非対称正を補正
する。
【0042】DFE35は、フォワードフィルタ41、
加算回路42、判定回路43、フィードバックフィルタ
44、加算回路45を含む。フォワードフィルタ41に
は、非対称補正回路34の出力信号が入力される。フォ
ワードフィルタ41は、入力信号のS/N比を最大にす
るように生成した波形を持つ信号S1を加算回路42に
出力する。
【0043】加算回路42は、フォワードフィルタ41
の出力信号S1と、フィードバックフィルタ44から出
力される帰還信号S2とを加算演算して生成した等化波
形を持つ信号S3を判定回路43に出力する。
【0044】判定回路43は、サンプリングクロックS
CKに基づいてサンプリングした信号S3の電圧と所定
の基準電圧を比較し、その比較結果に基づいて判定結果
である「1」又は「0」の値を持つ判定信号S4をフィ
ードバックフィルタ44に出力する。
【0045】フィードバックフィルタ44は、例えばF
IRフィルタよりなり、信号中に含まれる符号間干渉を
取り除くように動作する。フィードバックフィルタ44
は、判定信号S4に基づく帰還信号S2を加算回路42
に出力する。
【0046】これにより、判定信号S4は、過去のビッ
トによる干渉が除去された再生信号となる。信号処理回
路15は、この判定信号S4を復号処理して生成した信
号を出力する。
【0047】加算回路45には、等化波形を持つ信号S
3と、判定結果である信号S4が入力される。加算回路
45は、両信号S3,S4に加算演算して生成した等化
誤差量を持つ信号S5を出力する。詳しくは、加算回路
45は、ループ制御回路36及び分散値算出回路37に
出力する。
【0048】ループ制御回路36は、PLLループフィ
ルタ46、ディジタル−アナログ変換回路(DAC)4
7、電圧制御発振器(VCO)48、AGCループフィ
ルタ49、DAC50を含む。
【0049】第1フィルタ46は入力される誤差信号S
5をフィルタリングして生成した信号を第1DAC47
に出力し、DAC47は入力信号に対応する制御電圧を
VCO48に出力する。VCO48は、制御電圧に応じ
た周波数を持つサンプリングクロックSCKをADC3
3及びDFE35に出力する。このようにPLLループ
を構成し、等化波形(信号S3)と判定結果(信号S
4)の位相誤差量に基づいてサンプリングクロックSC
Kの周波数を最適化し、最適なタイミングでサンプリン
グするように制御する。
【0050】第2フィルタ49は入力される誤差信号S
5をフィルタリングして生成した信号を第2DAC50
に出力し、DAC50は入力信号に対応する制御電圧を
AGC31に出力する。そして、AGC31は、制御電
圧に対応する利得にて動作する。このようにAGCルー
プを構成し、等化波形と判定結果の振幅誤差量に基づい
てAGC31の利得を最適化し、AGC31の出力信号
が最適な振幅を持つ信号となるように制御する。
【0051】分散値算出回路37には、DFE35が出
力する判定信号S4(判定結果)と誤差信号S5(等化
誤差量)が入力される。分散値算出回路37は、これら
信号S4,S5に基づいて、等化目標レベルに於ける振
幅値分散を算出し、その算出結果を持つ信号S6を出力
する。
【0052】詳述すると、分散値算出回路37は、誤差
信号S5を自乗し、判定信号S4に基づいて、第1の判
定結果としての”1”(正)判定結果に対する自乗結果
と、第2の判定結果としての”0”(負)判定結果に対
する自乗結果をそれぞれ積算する。この積算結果が、”
1”分散値(第1の分散値)と”0”分散値(第2の分
散値)となる。そして、分散値算出回路37は、所定数
(例えば100サンプル)の判定信号S4に対する”
1”分散値と”0”分散値の差を補正誤差として持つ信
号S6を出力する。
【0053】ループフィルタ38は、分散値算出回路3
7の出力信号S6を非対称補正回路34に適した周波数
特性でフィルタリングした信号S7を出力する。乗算器
39は、ループフィルタ38の出力信号S7に所定の係
数kiを乗算演算して生成した信号S8を出力する。係
数kiは、非対称補正回路34の各サブレンジに対応し
て、ループフィルタ38の出力信号の値を小さくするよ
うに設定される。これにより、非対称補正回路34がル
ープフィルタ38の出力信号により過応答するのを防
ぐ。
【0054】次に、分散算出回路37、ループフィルタ
38、非対称補正回路34の構成を順次説明する。図3
は、分散値算出回路37及びループフィルタ38の回路
図である。
【0055】分散値算出回路37は、自乗回路51、第
1及び第2分散計算回路52,53、加算回路54を含
む。自乗回路51は、DFE35から入力される誤差信
号S5を自乗演算して生成した自乗信号S11を第1及
び第2分散計算回路52,53に出力する。
【0056】第1分散計算回路52は判定信号S4及び
自乗信号S11に基づいて、”1”(正)判定に対する
分散値を算出する。第1分散計算回路52は、ゲート回
路55、加算回路56、アキュムレータ(ACC0)5
7を含む。ゲート回路55には、判定信号S4と自乗信
号S11が入力される。ゲート回路55は、判定信号S
4が”1”の場合に自乗信号S11を加算回路56に出
力し、判定信号S4が”0”の場合に出力しない。加算
回路56は、ゲート回路56の出力信号とアキュムレー
タ57の出力信号を加算した信号をアキュムレータ57
に出力する。アキュムレータ57は、加算回路56の出
力信号値を順次記憶すると共に、記憶した値の平均値を
出力する。このような構成により、第1分散計算回路5
2は、”1”の判定結果に対して誤差信号S5、即ち等
化波形と判定結果との差を自乗平均して計算した振幅の
分散値を出力する。
【0057】第2分散計算回路53は、ゲート回路5
8、加算回路59、アキュムレータ60を含み、第1分
散計算回路52と同様にして”0”の判定結果に対して
誤差信号S5を自乗平均して計算した振幅の分散値を出
力する。
【0058】加算回路54は、入力される第1分散計算
回路52の分散値と、第2分散計算回路53の分散値の
2の補数を加算演算して算出した分散値の差(補正誤差
Verr)を持つ信号S6を出力する。
【0059】ループフィルタ38は、乗算回路61、加
算回路62、レジスタ63を含む。乗算回路61は、分
散値算出回路37の出力信号S6に所定の係数μを乗算
した信号を出力する。加算回路62は、乗算回路61の
出力信号とレジスタ63の出力信号を加算した信号を出
力する。レジスタ63は、加算回路62の出力信号を記
憶し、これを信号S7として出力する。
【0060】図4は、非対称補正回路34の回路図であ
る。非対称補正回路34は、各サブレンジに対応する6
つの区分補正回路711〜716と選択回路72を含
む。全ての区分補正回路711〜716にはADC33
から補正前の信号Xと補正信号S8が入力される。
【0061】第1区分補正回路711は、第1及び第2
比較回路73,74、第1及び第2AND回路75,7
6、乗算回路77、レジスタ78を含む。信号Xは第1
及び第2比較回路73,74に入力される。第1比較回
路73にはサブレンジの高電位側電位を持つ高基準電圧
H#Ref#i (iは各区分補正回路711〜716に対応し
て1〜6である)が入力され、第2比較回路74にはサ
ブレンジの低電位側電位を低基準電圧L#Ref#i が入力さ
れる。
【0062】第1比較回路73は入力信号Xが高基準電
圧H#Ref#i より低い電位の時にHレベルの信号を出力
し、第1比較回路74は入力信号Xが低基準電圧L#Ref#
i より高い電位のときにHレベルの信号を出力する。第
1AND回路75は、第1及び第2比較回路73,74
の出力信号が共にHレベルのときにHレベルの信号を第
2AND回路76に出力する。これにより、第2AND
回路76は、第1AND回路75が出力するHレベルの
信号、即ち入力信号Xが高基準電圧H#Ref#i と低基準電
圧L#Ref#i の範囲にあるときにその入力信号Xを乗算回
路77に出力する。乗算回路77はレジスタ78に出力
され、そのレジスタ78には補正信号S8が入力され
る。レジスタ78は補正信号S8の値を記憶するととも
に、その記憶量を補正量αi(i=1〜6であり、第1
区分回路711の場合はα1)として乗算回路77に出
力する。従って、乗算回路77は、高基準電圧H#Ref#i
から低基準電圧L#Ref#i の範囲内にある補正前の入力信
号Xに補正量α1を乗算して得た補正後の信号S21を
出力する。
【0063】第2〜第6区分補正回路712〜716
は、第1区分補正回路711と同様に構成され、高基準
電圧H#Ref#i (i=2〜6)から低基準電圧L#Ref#i の範囲に
ある入力信号Xに対して補正量αiを乗算して得た補正
後の信号S22〜S26をそれぞれ出力する。
【0064】尚、各区分補正回路711〜716に備え
られたレジスタ78は、その時々の入力信号Xの値が自
身の範囲より低い(入力信号Xの絶対値が範囲値より小
さいことであり、自身の範囲より零に近い)ときに入力
される補正信号S8を記憶する。そして、レジスタ78
は、入力信号Xの値が自身の範囲より高いときに入力さ
れる補正信号S8を記憶しない。例えば、正の範囲にお
いて、第1〜第3区分補正回路711〜713が零から
振幅が大きくなるに従って第1,第2,第3区分補正回
路711,712,713の順番でその範囲が設定され
ている場合、第2区分補正回路712のレジスタ78は
入力信号Xが第1区分補正回路711の範囲にある時に
それを記憶する。従って、入力信号Xが第2区分補正回
路712の範囲に入ると、レジスタ78には第1区分補
正回路711の補正量α1が記憶されている。従って、
第2区分補正回路712はその補正量α2を、第1区分
補正回路711の補正量α1を初期値とする。
【0065】尚、上記の機能は、各区分補正回路711
に対して補正信号S8を切り替え供給する回路にて実施
されても良い。その回路は、入力信号Xの値を含み、そ
れ以上の範囲の補正回路に対して補正信号S8を供給す
るように動作する。これにより、上記と同様に各区分補
正回路711〜716が機能する。
【0066】選択回路72は、各区分補正回路711〜
716による補正後の信号S21〜S26と、選択信号
SELiが入力される。選択信号SELiは、入力信号
Xの値が含まれる範囲に対応する値を持つ。選択回路7
2は、選択信号SELiに応答して信号S21〜S26
のうちの何れか1つをDFE35に出力する。即ち、選
択信号SELiは、入力信号Xを含む範囲が基準電圧と
して設定された区分補正回路711〜716のうちの一
つから出力される信号を選択するような値を持つ。
【0067】このようにして、非対称補正回路34は、
入力信号Xの非対称性を各サブレンジに対応する区分補
正回路711〜716において補正量αiにより補正し
た信号を出力する。
【0068】上記のように構成されたリードチャネルL
SI(信号処理回路)15による非対称補正処理をまと
めて図5のフローチャートに従って説明する。リードチ
ャネルLSI15は、図5のステップ81〜89に従っ
て非対称補正処理を実施する。
【0069】即ち、ステップ81において、分散算出用
アキュムレータをクリア、即ち図3のアキュムレータ
(ACC0)57とアキュムレータ(ACC1)60を
クリアする。
【0070】次に、ステップ82において、データリー
ド、即ち、図1の磁気ディスク13からリードデータR
Dを入力する。このリードデータRDに基づいて判定信
号S4と誤差信号S5が生成される。そして、ステップ
83において、判定信号S4と誤差信号S5に基づい
て、分散の計算を開始する。
【0071】次に、ステップ84において、その時のサ
ンプル数n0が所定の予定サンプル数Nと一致するか否
かが判断され、サンプル数n0が予定サンプル数Nより
も小さいときにはステップ84からステップ82に移
る。即ち、予定サンプル数Nまでステップ82〜84を
ループする。
【0072】予定サンプル数Nだけサンプリングする
と、次のステップ85に移る。そのステップ85におい
て、”1”判定の分散値と”0”判定の分散値の差が算
出され、それに基づいてステップ86において非対称補
正ループによる制御が行われる。
【0073】ステップ87において、補正回数m0が所
定の予定補正回数Mと一致するか否かが判定され、その
補正回数m0が予定補正回数Mよりも小さいときにはス
テップ87からステップ81に移る。即ち、予定補正回
数までステップ81〜87をループする。これにより、
補正量の精度を高める。
【0074】予定補正回数Mだけ補正すると、次のステ
ップ88に移る。そのステップ88において、補正区分
が切り替えられる、即ち次のサブレンジに切り替えられ
る。そして、ステップ89において、全ての区分、即ち
全てのサブレンジに対して補正が終了が終了したか否か
が判断され、全ての区分が終了していない場合はステッ
プ81に戻り、全ての区分が終了した場合には非対称補
正処理を終了する。
【0075】更に、リードチャネルLSI(信号処理回
路)15は、上記の非対称補正処理の実施に際して、対
称性の測定中、即ち分散値の算出中は、AGCループ及
びPLLループの影響を受けないようにする。これによ
り、リードチャネルLSIは、短時間で精度の高い補正
量を得るようにしている。
【0076】図2に示すように、リードチャネルLS
I、詳しくは分散値算出回路37は、DFE35が出力
する判定信号S4及び誤差信号S5に基づいて分散値を
算出している。この誤差信号S5は、ループ制御回路3
6に入力され、サンプリングクロックSCKの生成及び
AGC31の利得制御にも用いられる。従って、サンプ
リングクロックSCKの同期動作中又はAGC31の利
得制御中は、サンプリングタイミング又は再生信号の振
幅が安定しないことから、正確な分散値が得られない。
【0077】従って、リードチャネルLSIは、AGC
ループ及びPLLループをホールドする。即ち、リード
チャネルLSIは、ロープ制御回路36の第1及び第2
DAC47,50が一定値の信号を出力するように制御
する。これにより、AGC31は一定の利得にてリード
信号RDを増幅するため、再生波形の振幅変化が少なく
なる。また、ロープ制御回路36は、一定周期のサンプ
リングクロックSCKを出力する。これにより、サンプ
リングタイミングが安定する。
【0078】尚、リードチャネルLSIは、AGC/P
LLループの挙動を緩慢にするよう制御しても良い。即
ち、リードチャネルLSIは、ループ制御回路36にお
けるループ定数を、AGC31の利得変化及びサンプリ
ングクロックSCKの周波数変化のうちの少なくとも一
方を小さくするように変更する。このようにしても、再
生波形の振幅変化、サンプリングタイミングが安定する
ことから、正確な分散値が得られる。
【0079】更に又、リードチャネルLSIは、AGC
/PLLループの安定を得やすくするようなパターンデ
ータを磁気ディスク13のセクタに書き込む機能を持
つ。AGC/PLLループは、磁気ディスク13から読
み出したリードデータRDが第1のパターンデータとし
ての周期パターンの場合に安定し得やすい。一方、補正
ループは、リードデータRDが第2のパターンデータと
してのランダムパターンの場合に分散値を精度良く得ら
れる。従って、磁気ディスク13のセクタデータに周期
パターンとランダムパターンを含めれば、AGC/PL
Lループの安定が得やすく、且つ精度の良い分散値が得
られる。
【0080】図10(a)は、一般的なセクタの記録フ
ォーマットの概要を示す。セクタ91は、プリアンブル
(Priamble)領域91a、シンクバイト(SB)領域9
1b及びデータ領域91cを含む。
【0081】プリアンブル領域91aには、AGC31
における増幅率の設定やサンプリングクロックSCKを
リード信号RDに同期させるための制御データであるプ
リアンブルコードが記録されている。プリアンブルコー
ドは、例えば「111000」のビットデータであり、
このプリアンブルコードのリード信号RDは正弦波とな
る。ループ制御回路36は、リード信号RDに同期した
サンプリングクロックSCKを生成する。このサンプリ
ングクロックSCKにより、ADC33は、リード信号
RDから各ビットデータを再生する。
【0082】シンクバイト領域91bには、主に次のデ
ータ領域35cの始まりを検出するためのデータである
シンクバイトコード(SBコード)が記録されている。
HDC19は、シンクバイトコードに続くデータ領域9
1cのビットデータを記録データとして扱い、この記録
データに対する処理を行う。
【0083】そして、本実施形態のリードチャネルLS
Iは、図10(b)に示す記録フォーマットのセクタ9
2を図1の磁気ディスク13に記録する。このセクタ9
2は、プリアンブル領域92a、シンクバイト領域92
b、第1パターン領域92c、第2パターン領域92d
を含む。第1パターン領域92cには周期パターンが記
録され、第2パターン領域にはランダムパターンが記録
されている。
【0084】リードチャネルLSIは、先ず、第1パタ
ーン領域92cから読み出した周期パターンのリードデ
ータRDに基づいてAGC/PLLループを安定化させ
る。その後、リードチャネルLSIは、AGC/PLL
ループをホールドし、第2パターン領域92dから読み
出したランダムパターンのリードデータRDに基づいて
精度の高い分散値を得る。
【0085】尚、図10(c)に示す記録フォーマット
のセクタ93を図1の磁気ディスク13に記録しても良
い。このセクタ93は、プリアンブル領域93a、シン
クバイト領域93b、第1〜第4パターン領域93c〜
92fを含む。第1及び第3パターン領域93c,93
eには周期パターンが記録され、第2及び第4パターン
領域93d,93fにはランダムパターンが記録されて
いる。即ち、周期パターンとランダムパターンが交互に
記録されている。従って、リードチャネルLSIは、A
GC/PLLループの安定化と分散値の算出を交互に行
う。これにより、リードチャネルLSIは、AGC/P
LLループを高安定に保ちつつ、精度の高い分散値を得
ることが可能となる。
【0086】以上記述したように、本実施の形態によれ
ば、以下の効果を奏する。 (1)分散値算出回路37は、等化波形を持つ信号S3
と判定信号S4に基づく誤差信号S5により”1”判定
結果の分散値と”0”判定結果の分散値をそれぞれ計算
し、両分散値に基づく補正信号を出力する。非対称補正
回路34は、入力信号レンジを複数のサブレンジに区分
し、各サブレンジ毎に補正信号S8に基づいて設定した
補正値αiにより入力信号の非対称性を補正した。その
結果、リードデータRDの入力中にその非対称性を検出
して補正することで、精度が良く、効果の高い補正を行
うことができる。
【0087】(2)非対称補正回路34は、補正値の決
定を零付近(ベースライン)付近のサブレンジから徐々
に振幅の大きなサブレンジに向かって行う。これによ
り、振幅が徐々に大きくなるにつれて非対称性が拡大す
る入力信号の特性(MRヘッドの特性)に合わせて補正
値を決定することができる。
【0088】(3)非対称補正回路34は、より小さな
振幅のサブレンジにおいて決定した補正量を次のサブレ
ンジにおける補正の初期値とした。その結果、初期値を
リセットする(例えば零にする)場合に比べて、補正量
の決定に要する時間が短くなり、時間の短縮及び補正量
の精度の向上を図ることができる。
【0089】(4)リードチャネルLSI(信号処理回
路)15は、上記の非対称補正処理の実施に際して、対
称性の測定中、即ち分散値の算出中は、AGCループ及
びPLLループ制御をホールドするか、またはループ定
数を変更してループの挙動を緩慢にした。その結果、分
散値算出回路37及び非対称補正回路34は、AGC/
PLLループの影響を受けないので、短時間で精度の高
い補正量を得ることができる。
【0090】(5)リードチャネルLSIは、先ず、第
1パターン領域92cから読み出した周期パターンのリ
ードデータRDに基づいてAGC/PLLループを安定
化させる。その後、リードチャネルLSIは、第2パタ
ーン領域92dから読み出したランダムパターンのリー
ドデータRDに基づいて分散値を得るようにした。その
結果、安定したAGC/PLLループは分散値の算出に
与える影響が少ないため、精度の高い分散値を得ること
ができる。
【0091】尚、前記実施形態は、以下の態様に変更し
てもよい。 ○非対称補正回路34の構成を適宜変更して実施する。
例えば、図11に示すように構成した非対称補正回路1
01を用いる。この非対称補正回路101は、3つの区
分補正回路102a,102b,102c、選択回路1
03を有し、各区分補正回路102a〜102cは、そ
れぞれベースラインに対して正負対称に構成された区分
補正部104p、104nと、選択回路105を有して
いる。このように構成された非対称補正回路101は、
零付近から正負の振幅の大きい方に向かってほぼ同時に
非対称性を補正する。このことは、非対称性の補正時間
を短くする。
【0092】(第二実施形態)以下、本発明を具体化し
た第二実施形態を図12及び図13に従って説明する。
尚、説明の便宜上、第一実施形態と同様の構成について
は同一の符号を付してその説明を一部省略する。
【0093】図12は、本実施形態のリードチャネルL
SI(信号処理回路)111の回路図である。この信号
処理回路111は、第一実施形態の信号処理回路15の
構成に加えて、第1及び第2ベースライン補正検出回路
112,113、レジスタ114,115,116、D
AC117を有している。第1及び第2検出回路11
2,113は、ベースライン補正の必要性の有無を判定
するために設けられている。
【0094】第1検出回路112は、第1及び第2比較
器121,122、AND回路123、カウンタ回路1
24を含む。第1及び第2比較器121,122には、
DFE35における等化波形を持つ信号S3が入力され
る。また、第1比較器121には、判定回路43の正の
リファレンス電圧+Refを中心として正側に設定した
範囲の第1検出範囲電圧+Ref+Δが入力され、第2
比較器122には負側に設定した第2検出範囲電圧+R
ef−Δが入力される。
【0095】第1検出回路121は、信号S3が第1検
出範囲電圧+Ref+Δより低い電位の場合にHレベル
の信号を出力し、第2検出回路122は、信号S3が第
2検出範囲電圧+Ref−Δより高い電位の場合にHレ
ベルの信号を出力する。従って、AND回路123は、
信号S3が電圧+Ref+Δと電圧+Ref−Δの間の
電圧を持つ場合にHレベルの信号を出力する。
【0096】カウンタ回路124には、サンプリングク
ロックSCKとイネーブル信号ENBが入力される。カ
ウンタ回路124は、所定レベル(例えばLレベル)の
イネーブル信号ENBに応答してカウント値をクリア
し、Hレベルのイネーブル信号ENBに応答してAND
回路123からHレベルの信号が入力される間、サンプ
リングクロックSCKをカウントする。従って、カウン
タ回路124のカウント数は、第1及び第2検出範囲電
圧+Ref+Δ,+Ref−Δの間の電位を有する等化
波形(信号S3)のサンプルの数、即ち、正のリファレ
ンス+Ref近傍のサンプル数であり、第1検出回路1
12はこの第1のサンプル数を第1レジスタ114に格
納する。
【0097】第2検出回路113は、第1検出回路11
2と同様に構成され、判定回路43の負のリファレンス
電圧−Refを中心として正側に設定した範囲の第1検
出範囲電圧−Ref+Δと負側に設定した第2検出範囲
電圧−Ref−Δが入力される。従って、第2検出回路
113は、第1及び第2検出範囲電圧−Ref+Δ,−
Ref−Δの間の電位を有する等化波形(信号S3)の
サンプルの数、即ち、負のリファレンス−Ref近傍の
サンプルをカウントし、そのカウント値(第2のサンプ
ル数)を第2レジスタ115に格納する。
【0098】MCU17は、バス21を介して第1及び
第2レジスタ114,115に格納された第1及び第2
のサンプル数を読み込み、それらに基づいてベースライ
ン補正の有無と、補正量を算出する機能を持つ。詳述す
ると、MCU17は、読み込んだ第1及び第2のサンプ
ル数の差を求め、その差が所定値よりも大きい場合にベ
ールライン補正が必要であると判定する。この所定値
は、非対称性を許容する範囲に応じて予め設定される。
そして、MCU17は、その差に基づいて算出した補正
量により第3レジスタ116の内容を更新する。
【0099】第3レジスタ116は、内容(補正量)を
持つ信号をDAC117に出力し、DAC117は入力
信号に応じた値を持つ中間電圧VRMをADC33に出
力する。
【0100】ADC33は、リード信号RDに基づく信
号(図1のアナログフィルタ32の出力信号)が入力さ
れ、高電位側基準電圧VRH,低電位側基準電圧VRL
が入力される。ADC33は、中間電圧VRMと同一レ
ベルを持つ入力信号(RD)に対して零の値を持つディ
ジタル信号を出力する。従って、中間電圧VRMのレベ
ルを変更することは、零の値を持つディジタル信号に対
応する入力信号RDのレベルを変更する、即ちベールラ
インを補正する。
【0101】上記のベースライン補正処理をまとめて図
13のフローチャートに従って説明する。MCU17及
びリードチャネルLSI111は、図13のステップ1
31〜135に従ってベースライン補正処理を実施す
る。
【0102】即ち、ステップ131において、MCU1
7から非対称補正測定開始の指示(本実施形態の場合は
Hレベルのイネーブル信号ENB)を出力する。ステッ
プ132において、リードチャネルLSI111は、非
対称誤差(正負のリファレンス近傍のサンプル数)を測
定する。そして、リードチャネルLSI111は、MC
U17へ測定値を渡す。
【0103】ステップ134において、MCU17は、
非対称性が許容範囲内か否かを判定し、許容範囲を超え
ている場合にはステップ135に移り、そのステップ1
35において、測定値を基に算出した補正量によりリー
ドチャネルLSI111の補正量設定レジスタ(第3レ
ジスタ116)の内容を更新する。そして、ステップ1
31に移る。
【0104】ステップ134において、非対称性が許容
範囲内にあれば、処理を終了する。このように、非対称
誤差の測定と、それに基づく補正値の設定を繰り返し、
ベースラインを補正する。
【0105】この後、リードチャネルLSI111は、
非対称性を折れ線近似にて補正するが、この処理につい
ては第一実施形態で詳細に述べたのでここでは省略す
る。尚、図12には、図2の非対称補正回路34等の回
路が省略されている。
【0106】このようなベールライン補正は、非対称性
が大きい再生波形に対して有効に働く。即ち、非対称性
が大きい再生波形に対してベールラインを補正してある
程度非対称性を解消し、その後に第一実施形態の非対称
補正処理を行うことで、精度の高い補正の処理時間を短
くする。
【0107】以上記述したように、本実施の形態によれ
ば、第一実施形態の効果に加えて以下の効果を奏する。 (1)DFE35の判定器43におけるリファレンスレ
ベル+Ref,−Refを中心とする所定範囲内の分散
を求める第1及び第2ベースライン補正検出回路11
2,113を備え、その分散値に基づいて設定した補正
量によりDAC117によりADC33の零レベルを出
力する中間基準電圧VRM、即ちベースラインを変更す
るようにした。これにより、データの入力中に非対称性
を測定し、それに基づいてベールラインを容易に補正す
ることができる。
【0108】(2)第1及び第2ベースライン補正検出
回路112,113は、所定のリファレンスレベル+R
ef,−Refを中心とする所定範囲の信号S3に対応
してサンプリングクロックSCKをカウントするカウン
タ回路124を備えることで、リファレンスレベル付近
の分散を容易に測定し、精度の高いベースライン補正を
行うことができる。
【0109】尚、前記実施形態は、以下の態様に変更し
てもよい。 ○上記第二実施形態において、リードチャネルLSI1
11は、2つのリファレンスレベル+Ref,−Ref
近傍における等化波形の分散値を測定したが、4つ以上
偶数個のリファレンスレベルに対応する構成としても良
い。
【0110】○前記第二実施形態において、MCU17
は、第1及び第2レジスタ114,115に格納された
検出結果である第1及び第2のサンプル数を読み込むよ
うにしたが、第1及び第2検出回路112,113から
直接第1及び第2のサンプル数を読み込む構成としても
良い。
【0111】以上の実施形態をまとめ、本発明の構成に
関する以下の事項を開示する。 (1)請求項1乃至5のうちの何れか一項に記載の半導
体装置において、前記等化波形信号と判定信号に基づく
誤差信号に基づいて前記入力信号から最適な振幅の信号
を生成するためのAGCループと、前記誤差信号に基づ
いて前記サンプリングクロックを生成するPLLループ
と、を備え、前記入力信号の対称性の測定中は、AGC
/PLLループ制御をホールドするか、またはループ定
数を変更してループ挙動を緩慢にする、ことを特徴とす
る半導体装置。
【0112】(2)請求項1乃至6のうちの何れか一項
に記載の半導体装置において、前記入力信号は磁気記録
媒体から読み出した読み出し信号であり、前記磁気記録
媒体に、前記AGC/PLLループの最適化に適した第
1のパターンデータと、前記対称性の測定に適した第2
のパターンデータとを、少なくとも前記第2のパターン
データの前に第1のパターンデータが読み出されるよう
に記録する、ことを特徴とする半導体装置。
【0113】(3)請求項1乃至7のうちの何れか一項
に記載の半導体装置を備えたハードディスク装置。
【0114】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
再生波形の上下非対称性を補正することのできる半導体
装置及びその半導体装置を用いたハードディスク装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ハードディスク装置の概略構成図である。
【図2】 第一実施形態のリードチャネルLSIの回路
図である。
【図3】 分散値算出回路及びループフィルタの回路図
である。
【図4】 非対称補正回路の回路図である。
【図5】 非対称補正処理のフローチャートである。
【図6】 リファレンス・レベルとヒストグラムの説明
図である。
【図7】 折れ線近似の説明図である。
【図8】 折れ線近似の説明図である。
【図9】 折れ線近似の説明図である。
【図10】 セクタ・フォーマットの説明図である。
【図11】 別の非対称補正回路の回路図である。
【図12】 第二実施形態のリードチャネルLSIの回
路図である。
【図13】 ベースライン補正処理のフローチャートで
ある。
【図14】 ヘッドの電磁変換特性図である。
【図15】 入力振幅に対する出力振幅の特性図であ
る。
【図16】 再生波形の説明図である。
【符号の説明】
31 AGC 33 ADC 34 非対称補正回路 35 判定帰還型等化器(DFE) 37 分散値算出回路 112,113 第1及び第2ベースライン補正検出回
路 117 DAC RD 入力信号としての入力データ(読み出しデータ:
リードデータ) SCK サンプリングクロック S3 等化波形信号 S4 判定信号 S5 誤差信号 S8 補正信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤田 勝 愛知県春日井市高蔵寺町二丁目1844番2 富士通ヴィエルエスアイ株式会社内 Fターム(参考) 5D044 BC01 CC04 FG01 FG06 5K046 EE10 EE17 EE51 EF13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を等化した波形をサンプリング
    クロックに基づいてサンプリングして所定のリファレン
    スレベルと比較判定して生成した判定信号を出力する判
    定帰還型等化器を備えた半導体装置において、 前記等化波形信号と判定信号に基づく誤差信号により第
    1の判定結果の分散値と第2の判定結果の分散値をそれ
    ぞれ計算し、両分散値に基づく補正信号を出力する分散
    値算出回路と、 前記入力信号のレンジを複数のサブレンジに区分し、各
    サブレンジ毎に前記補正信号に基づいて設定した補正値
    により前記入力信号の非対称性を補正する非対称補正回
    路と、を備えたことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置において、 前記分散値算出回路は、 前記誤差信号を自乗し、前記判定信号に基づいて第1の
    判定結果に対する自乗結果と、第2の判定結果に対する
    自乗結果をそれぞれ積算して得た第1及び第2の分散値
    の差を前記補正信号として出力する、ことを特徴とする
    半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の半導体装置において、 前記非対称補正回路は、 前記サブレンジ毎に備えられ、前記補正値により該サブ
    レンジの範囲内の信号を補正する複数の区分補正回路を
    備え、 各区分補正回路は、零レベルに近い区分補正回路から大
    きな振幅の方の区分補正回路へと順次補正処理を行い、 各区分補正回路は、より小さな振幅のサブレンジの信号
    を補正する区分補正回路の補正値を補正処理の初期値と
    する、ことを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のうちの何れか一項に記
    載の半導体装置において、 中間基準電圧を零として前記入力信号を変換した正負の
    符号を持つデジタル信号を前記判定帰還型等化器に出力
    するAD変換回路と、 前記所定のリファレンスレベルを中心とする前記等化波
    形信号の分散値を算出するベースライン補正検出回路
    と、 前記分散値に基づく補正量に応じて前記中間基準電圧を
    生成して前記AD変換回路に供給するDA変換回路と、
    を備えた、ことを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の半導体装置において、 前記ベースライン補正検出回路は、 前記所定のリファレンスレベルを中心とする所定範囲の
    前記等化波形信号に対応して前記サンプリングクロック
    をカウントするカウンタを備え、 前記カウンタのカウント値を前記分散値として前記補正
    量が決定される、ことを特徴とする半導体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005524279A (ja) * 2002-04-23 2005-08-11 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 干渉のない最小平均二乗法に基づいた適応型非同期受信機
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US7369625B2 (en) 2001-04-11 2008-05-06 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus and method for slicing RF signal and compensating for the slice level of RF signal in disk drive

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