JP2001052852A - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

Info

Publication number
JP2001052852A
JP2001052852A JP11220768A JP22076899A JP2001052852A JP 2001052852 A JP2001052852 A JP 2001052852A JP 11220768 A JP11220768 A JP 11220768A JP 22076899 A JP22076899 A JP 22076899A JP 2001052852 A JP2001052852 A JP 2001052852A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating
heated
heating chamber
frequency
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11220768A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiyoshi Fukumoto
明美 福本
Tomotaka Nobue
等隆 信江
Akihiko Nakajima
昭彦 中島
Koji Yoshino
浩二 吉野
Hirohisa Imai
博久 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP11220768A priority Critical patent/JP2001052852A/ja
Publication of JP2001052852A publication Critical patent/JP2001052852A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B40/00Technologies aiming at improving the efficiency of home appliances, e.g. induction cooking or efficient technologies for refrigerators, freezers or dish washers

Landscapes

  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)
  • Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
  • Electric Ovens (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱室内の定在波分布を制御して加熱室内の
マイクロ波の集中領域を形成するとともにその集中領域
を表示手段によって使用者が確認できるようにする。 【解決手段】 被加熱物を収納する加熱室10と、高周
波発生手段11と、加熱室壁面15に設けた開孔部14
を一端とする溝部16と、溝部16内に設けた開孔部1
4のインピーダンスを変化させるインピーダンス可変手
段17と、インピーダンス可変手段17を回転駆動する
駆動手段18と、スポットライト20を備え、インピー
ダンス可変手段17により開孔部14の高周波電流の流
れを変化させて加熱室10の定在波分布を変化させ、ス
ポットライト20によりマイクロ波の集中する場所を照
光することにより、使用者が加熱域を確認できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被加熱物を加熱す
る高周波加熱装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高周波加熱装置は、高周波発生手段であ
るマグネトロンから発生したマイクロ波を被加熱物を収
納する加熱室内に給電し、被加熱物を給電したマイクロ
波によって加熱するものである。そしてマイクロ波加熱
は被加熱物の誘電特性によって昇温状態が異なるため、
従来の実用化されている高周波加熱装置では、被加熱物
の加熱むらを防ぐため、加熱室内のマイクロ波を攪拌す
る方法やターンテーブルを用いて被加熱物を回転させる
方法が採られている。さらに、近年は省エネルギーの観
点から、被加熱物を速やかに加熱することに対し、ター
ンテーブルの回転を制御し、たとえばターンテーブルを
一定間隔で停止させながら被加熱物を加熱する方法もあ
る。
【0003】一方、特開平9−27389号公報は、加
熱室内の電磁場分布を変更する分布可変手段を備え、被
加熱物の温度分布情報に基づいて分布可変手段を制御す
ることを開示している。この分布可変手段は、加熱室へ
のマイクロ波の放射位置が可動できる構成であり、被加
熱物の温度分布における低温領域にマイクロ波の放射位
置を移動してその低温領域を局所的に加熱して被加熱物
全体を均一な温度に加熱させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マイク
ロ波を攪拌したり、ターンテーブルを回転させる方法
は、被加熱物を均一に温めることを基本思想としている
ため、異なる誘電特性を有する被加熱物を加熱すると、
被加熱物の昇温状態は誘電特性によって異なることか
ら、被加熱物を均一に昇温することは困難であった。
【0005】また、ターンテーブルを一定間隔で停止さ
せながら加熱する方法は、被加熱物を加熱室の所定の位
置に載置しなければ効果が得られないが、どの位置に被
加熱物を載置すればよいかが分からない。また、マイク
ロ波を集中させる場所を変更できないため、加熱部位を
変えるときには被加熱物の載置位置をその都度変更しな
くてはならないという課題があった。しかも、ターンテ
ーブルの回転を停止させなくては加熱部位は特定できな
いが、使用者がターンテーブルの回転を停止させること
は非常に困難であった。
【0006】さらにまた、従来の加熱室内の電磁場分布
を変更する分布可変手段を用いると、使用者が指定した
加熱室内の加熱域にマイクロ波の放射位置を移動させる
ことはできるが、その加熱域に載置された被加熱物の誘
電特性の影響を受けるので放射によるマイクロ波によっ
て使用者が指定した領域を内部まで確実に加熱させるこ
とは難しい。例えば、カレー等を調理する場合、放射に
よるマイクロ波ではカレーの周辺部しか加熱されないと
いう実用上の課題を有していた。
【0007】本発明はこのような課題を解決するもので
あり、加熱室の定在波に作用して加熱室にマイクロ波の
集中空間領域を形成するとともにその集中領域を使用者
が確認できる手段を備えた高周波加熱装置を提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明の高周波加熱装置は、被加熱物を収納する加
熱室と、前記加熱室に給電するマイクロ波を発生する高
周波発生手段と、前記加熱室の金属壁面に生じる高周波
電流の流れを分断するように設けた開孔部と、前記開孔
部のインピーダンスを変えるインピーダンス可変手段
と、前記加熱室の加熱域を示す表示手段とを備えるもの
である。
【0009】そして、インピーダンス可変手段によって
加熱室壁面の高周波電流の流れを変化させて加熱室の定
在波分布を変化させ、加熱室内でのマイクロ波の集中空
間領域を規定するとともにその規定した領域を加熱域と
して表示手段により表示するものである。
【0010】これにより、異なる誘電特性を有する被加
熱物を加熱する際に強く加熱したい被加熱物の加熱室内
での最適載置位置を使用者に容易に知らせることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の高周波加熱装置は請求項
1記載のように、被加熱物を収納する加熱室と、前記加
熱室に給電するマイクロ波を発生する高周波発生手段
と、前記加熱室の金属壁面に生じる高周波電流の流れを
分断するように設けた開孔部と、前記開孔部のインピー
ダンスを変えるインピーダンス可変手段と、前記加熱室
の加熱域を示す表示手段とを備えるものである。
【0012】そして、インピーダンス可変手段によって
加熱室壁面の高周波電流の流れを変化させて加熱室の定
在波分布を変化させて加熱室内でのマイクロ波の集中空
間領域を規定するとともにその規定した領域を加熱域と
して表示手段により表示するものである。これにより、
被加熱物の加熱したい部位の加熱室内への最適載置位置
を使用者に容易に知らせるとともにその加熱部位を食材
の内部まで確実に加熱することができる。
【0013】また本発明の高周波加熱装置は、請求項2
記載のように、被加熱物を収納する加熱室と、前記加熱
室に給電するマイクロ波を発生する高周波発生手段と、
前記加熱室の金属壁面に生じる高周波電流の流れを分断
するように設けた開孔部と、前記開孔部のインピーダン
スを変えるインピーダンス可変手段と、前記加熱室の加
熱域を示す表示手段と、加熱情報に基づいて前記インピ
ーダンス可変手段と前記表示手段を制御する制御手段と
を備えるものである。
【0014】そして、加熱情報に基づいてインピーダン
ス可変手段を制御することによって加熱室の定在波分布
を被加熱物の加熱に最適な状態に変化させるとともにそ
れによって形成した加熱室内のマイクロ波の集中領域を
加熱域として表示手段により表示するものである。これ
により、被加熱物の加熱中においても被加熱物の強く加
熱されている領域が確認でき、使用者は被加熱物の加熱
進行状態を判別することができる。
【0015】また本発明の高周波加熱装置は、請求項3
記載のように、前記インピーダンス可変手段は回転駆動
する構成とし、前記インピーダンス可変手段の回転角度
を判定する角度判定手段を付加し、前記制御手段は前記
インピーダンス可変手段の回転角度に基づき前記表示手
段を制御するものである。
【0016】そして、加熱室内でのマイクロ波の集中領
域をインピーダンス可変手段の回転角度と対応させ、そ
の回転角度に応じた加熱域を表示手段によって表示する
ものである。これにより、被加熱物のどこが加熱されて
いるかを判別することができ、被加熱物全体が加熱され
ている様子や特定部位を集中的に加熱している様子を容
易に確認でき、利便性を高めることができる。
【0017】また本発明の高周波加熱装置は、請求項4
記載のように、前記表示手段は、加熱室の加熱域を照光
する発光手段とすることを特徴とする。
【0018】そして、発光手段によって、加熱室の加熱
域を照光させるものである。これにより、被加熱物が載
置された後の加熱中にも被加熱物を照光することで加熱
の進行状態を知らせることができる。
【0019】また本発明の高周波加熱装置は、請求項5
記載のように、前記表示手段は、加熱室の加熱域を変色
表示する感温材料とすることを特徴とする。
【0020】そして、感温材料によって、加熱室底面の
加熱域を変色表示するものである。これにより、実際の
加熱域を使用者に知らせることができることができる。
【0021】また本発明の高周波加熱装置は、請求項6
記載のように、前記表示手段は、加熱室の加熱域を画面
にて表示する表示素子とすることを特徴とする。
【0022】そして、表示素子により、加熱室の加熱域
を画面にて表示するものである。これにより、高周波加
熱装置の加熱域を開扉する手間なく本体外側から判別す
ることができる。
【0023】また本発明の高周波加熱装置は、請求項7
記載のように、前記制御手段への加熱情報は、前記加熱
室の加熱域として選択入力される加熱情報とすることを
特徴とする。
【0024】そして、マイクロ波の集中領域、すなわち
加熱域、を選択入力する構成としたことにより、使用者
においては被加熱物の加熱室内への載置場所が認識でき
るとともに被加熱物の加熱において被加熱物にマイクロ
波を集中し、より短時間に被加熱物を加熱することがで
きる。
【0025】また本発明の高周波加熱装置は、請求項8
記載のように、前記制御手段への加熱情報は、前記被加
熱物の種類として選択入力される加熱情報とすることを
特徴とする。
【0026】そして、被加熱物の種類を選択入力するこ
とにより、被加熱物の種類に応じてインピーダンス可変
手段を制御し、加熱室の定在波分布を決定する。これに
より、さまざまな被加熱物をそれぞれの誘電特性に応じ
て最適な定在波分布にて加熱することができる。また、
たとえば異なる誘電特性を有する被加熱物を同時に温め
ることができる。
【0027】また本発明の高周波加熱装置は、請求項9
記載のように、前記制御手段への加熱情報は、前記被加
熱物の加熱方法として選択入力される加熱情報とするこ
とを特徴とする。
【0028】そして、被加熱物の加熱方法を選択入力す
ることにより、被加熱物の加熱方法に応じてインピーダ
ンス可変手段を制御して加熱室の定在波分布を変化させ
る。これにより、解凍、温め、再加熱などのそれぞれの
加熱方法に応じた定在波分布で被加熱物を加熱すること
ができる。
【0029】また本発明の高周波加熱装置は、請求項1
0記載のように、前記制御手段は前記表示手段の加熱域
の情報に基づいてインピーダンス可変手段を制御するこ
とを特徴とする。
【0030】そして、表示手段で指定した加熱域の情報
に基づいてインピーダンス可変手段を制御して加熱室の
定在波分布を変化させる。これにより、加熱域指定の自
由度が増すので、たとえば弁当などの混載食材において
加熱したい領域の分散指定が容易にできる。また加熱進
行状態に応じて加熱域を設定することで被加熱物の状態
に適した定在波分布で加熱することができる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図面を用
いて説明する。
【0032】(実施例1)図1は、本発明の第1の実施
例を示す高周波加熱装置の概略構成図、図2は高周波加
熱装置の外観を示す図である。
【0033】図1と図2において、10は被加熱物を収
納する加熱室で、加熱室10の壁面は金属で構成されて
いる。11はマイクロ波を発生するマグネトロン(高周
波発生手段)、12はマグネトロン11からのマイクロ
波を加熱室10へ伝送する導波管、13は導波管12か
らのマイクロ波を加熱室10へ放射する給電口である。
14は加熱室10の壁面15に設けた開孔部で、16は
開孔部14を一端とする金属によって構成された溝部で
ある。17は開孔部14のインピーダンスを可変するイ
ンピーダンス可変手段であり、誘電体板17aにて構成
されている。誘電体板17aは、好ましくは比誘電率が
5以上の低誘電損失材料(例えばガラス系、セラミック
ス系、樹脂系)で構成され、それぞれの両端に突起を設
け、溝部17に設けた孔に突起をはめ込んで回転支持さ
れている。18は誘電体板17aを駆動させるモータ
(誘電体板回転駆動手段)である。モータ18には誘電
体板17aの回転角度や回転速度を検出する検出手段1
9が配設されている。20は加熱室10のマイクロ波の
集中領域、すなわち加熱域を照射するスポットライト
(表示手段)、21はスポットライト20の照射角度を
変化させるモータである。22はマグネトロン11、モ
ータ18およびモータ21を制御する制御手段である。
23は加熱に際して制御手段に加熱情報を入力するため
の操作部で、24は加熱室の加熱域をその画面に表示す
る表示素子である。
【0034】次に、上記構成において動作を説明する。
溝部16の溝深さ、溝の高さおよび誘電体板の配設位置
は、誘電体板17aが加熱室10底面に対して垂直(こ
の時の回転角度を0゜とする。)のときに、開孔部14
に生じるインピーダンスが極めて小さい値(理想的には
ゼロ)になるように決めている。一方、誘電体板17a
が加熱室10底面に対して水平(この時の回転角度を9
0゜とする。)のときに開孔部14に生じるインピーダ
ンスは、極めて大きい値(理想的には無限大)としてい
る。図1では誘電体板17aの回転角度は0゜を示して
いる。
【0035】制御手段22は、操作部23等からの加熱
情報と検出手段19からの誘電体板17aの回転角度や
回転速度などの情報に基づいてマグネトロン11、モー
タ18を制御する。誘電体板17aを駆動させる方法
は、一定の角度分づつステップ状に回転するようにして
もよいし、連続的に回転するようにしても構わない。
【0036】制御手段22は、被加熱物の加熱情報に基
づいて誘電体板17aの回転角度を変化させると同時に
スポットライト20を点灯させ、モータ21を動作させ
る。スポットライト20は誘電体板17aの回転角度に
基づいてマイクロ波を集中させる場所を照射する。
【0037】被加熱物の特定領域を加熱するときにはス
ポットライト20で照射された位置が被加熱物の特定領
域を照射する状態にて被加熱物を加熱室内に載置する。
その後、操作部23の加熱開始情報に基づいて制御手段
22はマグネトロン11を動作させ、マグネトロン11
から加熱室内に給電されたマイクロ波を被加熱物の特定
領域に集中させて加熱する。これにより、被加熱物の特
定領域を確実に加熱することができる。
【0038】操作部23と加熱域を示す表示素子24は
高周波加熱装置本体外側に設け、スポットライトと同時
に高周波加熱装置の外側からも加熱域が判別できるよう
にしている。図2では加熱室左側を加熱域として固定し
た場合を示している。
【0039】図3はアドヘアのり200gを被加熱物と
して加熱した場合の、誘電体板17aの回転角度と被加
熱物の高温部の関係を示した図である。図3(a)から
図3(c)はそれぞれ回転角度を0゜、45゜、90゜
とし、色が薄い部分ほど高温部であることを示してい
る。誘電体板17aの回転角度を変化させることによ
り、高温部と低温部の位置は変化する。よって定在波分
布は誘電体板17aの回転角度によって変化させること
ができる。例えば、誘電体板17aの回転角度が0゜の
ときは加熱室の左側が加熱され、回転角度が90゜のと
きは加熱室の右側が加熱される。したがって、誘電体板
17aの回転角度が0゜のときはスポットライト20は
加熱室の左部分を照射し、回転角度が90゜のときはス
ポットライト20は加熱室の右部分を照射する。
【0040】また、このような定在波分布による被加熱
物の加熱は、厚みがある被加熱物に対してもその内部ま
で加熱を促進させることができる。
【0041】次に加熱域を固定しない場合、つまり被加
熱物全体を均一に加熱する場合について説明する。この
加熱は、均一キーを押すことで実行する。均一キーは誘
電体板17aを連続的に回転駆動する情報を制御手段2
2に送信する。このときスポットライト20は誘電体板
17aの回転と連動して加熱室10全域を移動しながら
照射してもよいし、移動せずに加熱室10全域を照射す
るようにしても構わない。
【0042】また、被加熱物によっては加熱中に誘電体
板17aの回転角度を可変制御する場合がある。この場
合には、加熱中の誘電体板17aの回転の変化に連動し
てスポットライト20の照射位置を変化させ、被加熱物
のどの部分を加熱しているか判別することができる。
【0043】以上のように表示手段を設けることで、加
熱室の加熱域を示すことができるので、使用者は被加熱
物の加熱進行状態を判別することができる。
【0044】次に操作部23からの加熱情報に基づく動
作について説明する。
【0045】操作部23により加熱室内の加熱域を加熱
情報として入力する場合について説明する。被加熱物の
誘電特性が特に異なる場合、例えばカレーライス等の食
品は、米飯は発熱しやすいが、カレーのように塩分量の
多い食品は中まで加熱されにくいので、米飯は十分に温
まっていてもカレーは加熱不足の状態となることがあ
る。そこで、マイクロ波で加熱されにくい食品にはマイ
クロ波を集中させて加熱する必要がある。加熱前に予め
加熱域を操作部23から選択入力することで、その加熱
域をスポットライト20により照光する。使用者は、照
光された領域にカレーを載置する。その後、加熱開始情
報入力により、誘電体板17aの回転角度を変化させ、
照光領域にマイクロ波を集中させて加熱を行う。図4は
カレーと米飯を同時に加熱する際に、図4(a)は加熱
室10の右側にマイクロ波を集中させるように加熱域を
選択入力した場合、そして図4(b)は加熱域を選択入
力せずに加熱した場合のカレーと米飯の温度を測定した
結果である。グラフの高さが高いほど高温域を示し、斜
線部が多いほど適温であることを示している。加熱域を
選択入力せずに加熱した場合では、米飯は加熱されすぎ
ているがカレーの温度は上がっていない。一方、加熱域
を選択入力して加熱することでカレーを適温まで加熱す
ることができた。
【0046】以上のように、加熱域を選択入力すること
で誘電特性の異なる食品でも同時に加熱することができ
るものである。
【0047】次に、被加熱物の種類を加熱情報として入
力する場合について説明する。牛乳や酒等のような食品
を温める場合は、上下の温度差なく温めるために容器全
体にマイクロ波を照射する必要がある。よってマイクロ
波を分散させるために誘電体板17aの回転速度を上げ
る制御をする。
【0048】操作部23から制御手段22へ飲み物の加
熱情報を入力すると、制御手段22はモータ18の回転
速度をあげて被加熱物を加熱する。牛乳200gを被加
熱物として加熱した場合、回転数が15rpmの時の上
下温度差は12℃であったが、回転数を100rpmに
することで上下温度差は10℃となった。
【0049】以上のように被加熱物の種類とインピーダ
ンス可変手段の制御方法とを対応させることで、被加熱
物の種類に応じた最適な定在波分布を加熱室内に形成
し、その被加熱物を最適に加熱することができる。
【0050】さらに被加熱物の加熱方法を加熱情報とし
て入力する場合について説明する。操作部23から制御
手段22へ再加熱、解凍あるいは温めなどの加熱情報を
入力する。制御手段22は操作部23からのこのような
加熱情報に基づきインピーダンス可変手段の回転角度や
回転速度、マイクロ波強度の制御パターンなどを変化さ
せる。例えば、冷凍食品の解凍では中央が加熱できる定
在波分布を選択して中央にマイクロ波を集中させた後で
全体にマイクロ波が照射されるように誘電体板17aの
回転角度を常に変化させるように制御をする。
【0051】具体的な制御方法の一例として、図5に冷
凍牛ミンチ300gを解凍する時の回転角度およびマイ
クロ波強度の制御パターンを示す。0°、90°はそれ
ぞれ誘電体板17aを0°と90°で停止して加熱する
ことを示す。回転角度やマイクロ波強度の制御パターン
などを変化させずに解凍すると過加熱により変色する部
分と未解凍の部分が混在するが、回転角度やマイクロ波
強度を制御することで過加熱の部分なく解凍することが
できた。
【0052】以上のように加熱方法を入力することで被
加熱物を最適な定在波分布およびマイクロ波強度で加熱
することができる。
【0053】なお、本実施例では加熱域を示す表示手段
としてスポットライト20を用い、マイクロ波の集中し
ている場所を照射するためにスポットライト20自体を
動かしているが、反射板を設け、反射板の角度を変化さ
せて照射位置を変化させる方法でも構わない。また、ス
ポットライト20は底面部に設ける構成でも構わない。
【0054】また、加熱情報には、そのほかに図示して
いないが加熱室内の蒸気センサの信号、あるいは誘電体
板17aの回転角度などを含んでいてもかまわない。
【0055】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
について説明する。
【0056】図6は、本発明の第2の実施例を示す高周
波加熱装置の概略構成図である。本発明の実施例2が実
施例1と相違する点を説明する。
【0057】図6において、25はシート状のマイクロ
波吸収発熱体であり、加熱室10底面に貼付してある。
マイクロ波吸収発熱体25上には同様にシート状の感温
材料26が貼付してあり、感温材料26はある一定温度
以上になると変色する。マイクロ波が集中する場所では
マイクロ波吸収発熱体25が発熱し、その熱により感温
材料26が変色するので加熱室10底面上のマイクロ波
の集中する場所を判別できる。
【0058】操作部23から制御手段22へ加熱域を選
択入力すると、制御手段22は誘電体板17aの回転角
度を変化させた後、弱いマイクロ波を加熱室10へ放射
し、マイクロ波吸収発熱体25を予め発熱させて感温材
料26を変色させる。このとき、マイクロ波が加熱室1
0から外へもれないように、これら一連の動作は扉を閉
じた状態で操作する。被加熱物を加熱する際には、扉を
開けて感温材料の変色領域上に被加熱物の加熱したい部
分を載置して加熱する。
【0059】市販総菜のように、可食温度帯が高温と低
温が混在する食品は、加熱域を正確に判別して加熱する
必要がある。
【0060】以上のようにマイクロ波吸収発熱体と感温
材料を加熱室底面に貼付することにより、底面の加熱域
を正確に判別できるものである。
【0061】なお、マイクロ波吸収発熱体25は被加熱
物の加熱を妨げるほどマイクロ波を吸収しない材料とす
る。
【0062】また、感温材料26の変色温度は、高温す
ぎると被加熱物に与える温度の影響が大きくなるので低
温側に設定するのが望ましい。
【0063】(実施例3)次に、本発明の第3の実施例
について説明する。
【0064】図7は、本発明の第3の実施例を示す高周
波加熱装置の外観図である。本発明の実施例3が実施例
1と相違する点を説明する。図7において、表示素子2
4は、その表示画面に表示した加熱域の範囲を制御手段
22に情報伝達させる構成としている。27は表示素子
24に加熱域を指定入力する操作部である。
【0065】被加熱物を加熱する場合は、操作部27か
ら加熱室10のどの場所を加熱するかの加熱域情報を表
示素子24の表示内容を見ながら入力する。たとえば図
7の表示素子24は左側が強くなる場合を示している
が、被加熱物の加熱したい部分をやや右側に移動したい
ときには、操作部27の矢印で表示素子24の着色部分
をやや右に移動させる。制御手段22は表示素子24に
指定された加熱域に対応して誘電体板17aの回転角度
を変化させ、加熱域を変化させる。
【0066】一方、加熱したい領域の面積を広げたい場
合は表示素子24の加熱域を広げるように操作部27の
矢印で表示素子24の着色部分の面積を広げる。この操
作例としては、左矢印を押した状態で右矢印を押して加
熱域を拡大させる。制御手段22は表示素子24の幅広
い加熱域を加熱するために誘電体板17aの回転角度と
して二つの角度を選択する。そして選択した二つの回転
角度の間で往復動作するように誘電体板17aを駆動制
御し、幅広い加熱域を加熱する。
【0067】また、市販の弁当のように形状や大きさや
容器の仕切りがそれぞれ異なり、多種類の食品によって
構成されている被加熱物は、加熱したい領域がそれぞれ
に異なるため、加熱域を分散選択する必要がある。この
ような食材の加熱に対して、複数の分散した加熱域を表
示素子24内に指定する。制御手段22は指定できる個
々の加熱域に対応したインピーダンス可変手段の回転角
度を記憶している。従って加熱域が分散した被加熱物の
加熱に対して、制御手段22はインピーダンス可変手段
を連続的に回転させながら指定の回転角度において回転
を一時停止するように制御して被加熱物を加熱する。
【0068】以上のように、表示素子24を見ながら操
作部27によって加熱域を選択することにより、複雑な
加熱域の指定が可能となり混載食材でも所望した加熱を
することができる。
【0069】なお、使用者が加熱域指定の識別をよりわ
かりやすくするために表示素子24の着色部分を発光表
示にしても構わない。また、タッチパネルの表示素子を
利用しても構わない。また、被加熱物の加熱進行中に加
熱域を追加指定することで被加熱物の加熱進行状態に応
じた加熱を実行することもできる。
【0070】また、以上の本実施例では開孔部14は長
軸方向が奥行き方向と平行になっているが、高周波電流
の流れを乱す方向であればどのような方向で配設しても
構わない。
【0071】さらに、本実施例の図では操作部には加熱
域を選択する左、中央、右、均一のキーを使用している
が、再加熱、解凍などの加熱方法を入力するキーに置き
換えたりそれらを併用配設しても構わない。
【0072】
【発明の効果】以上のように本発明によれば以下の効果
を奏する。
【0073】本発明の請求項1記載の高周波加熱装置に
よれば、インピーダンス可変手段によって加熱室壁面の
高周波電流の流れを変化させて加熱室の定在波分布を変
化させて加熱室内でのマイクロ波の集中領域を空間的に
規定するとともにその集中領域を表示手段によって表示
する構成により、被加熱物の加熱したい部位の加熱室内
への最適載置位置を使用者に容易に知らせるとともにそ
の加熱部位を食材の内部まで確実に加熱することができ
る。
【0074】また、本発明の請求項2記載の高周波加熱
装置によれば、加熱情報に基づいてインピーダンス可変
手段を制御することによって、加熱室の定在波分布を被
加熱物の加熱に最適な状態に変化させるとともにそれに
よって形成した加熱室内のマイクロ波の集中領域を表示
手段によって表示することにより、被加熱物の加熱中に
おいても被加熱物の強く加熱されている領域を確認で
き、使用者は被加熱物の加熱進行状態を判別することが
できる。
【0075】また、本発明の請求項3記載の高周波加熱
装置によれば、加熱室内でのマイクロ波の集中領域をイ
ンピーダンス可変手段の回転角度と対応させ、その回転
角度に応じた加熱域を表示することにより、被加熱物の
どこが加熱されているかを判別することができ、被加熱
物全体が加熱されている様子や特定部位を集中的に加熱
している様子などの加熱状態を容易に確認でき、利便性
を高めることができる。
【0076】また、本発明の請求項4記載の高周波加熱
装置によれば、表示手段は加熱室の加熱域を照光する発
光手段としたことにより、被加熱物の加熱中にも加熱進
行状態を知らせることができる。
【0077】また、本発明の請求項5記載の高周波加熱
装置によれば、表示手段は加熱室の加熱域を変色表示す
る感温材料としたことにより、実際の加熱域を使用者に
知らせることができる。
【0078】また、本発明の請求項6記載の高周波加熱
装置によれば、表示手段は加熱室の加熱域を表示する表
示素子とたことにより、加熱室の加熱域を開扉する手間
なく判別することができる。
【0079】また、本発明の請求項7記載の高周波加熱
装置によれば、制御手段への加熱情報は、前記加熱室の
加熱域として選択入力される加熱情報としたことによ
り、使用者においては被加熱物の加熱室内への載置場所
が認識できるとともに被加熱物の加熱においては被加熱
物にマイクロ波を集中し、より短時間に被加熱物を加熱
することができる。
【0080】また、本発明の請求項8記載の高周波加熱
装置によれば、制御手段への加熱情報は、前記被加熱物
の種類として選択入力される加熱情報としたことによ
り、被加熱物の種類に応じてインピーダンス可変手段を
制御してさまざまな被加熱物をそれぞれの誘電特性に応
じて最適な定在波分布にて加熱することができる。
【0081】また、本発明の請求項9記載の高周波加熱
装置によれば、制御手段への加熱情報は、前記被加熱物
の加熱方法として選択入力される加熱情報としたことに
より、被加熱物の加熱方法に応じてインピーダンス可変
手段を制御して解凍、温め、再加熱のそれぞれの加熱方
法に応じた定在波分布で被加熱物を加熱することができ
る。
【0082】また、本発明の請求項10記載の高周波加
熱装置によれば、制御手段は前記表示手段の加熱域の情
報に基づいてインピーダンス可変手段を制御することに
より、加熱域指定の自由度が増すので、たとえば弁当な
どの混載食材に対して加熱域の分散指定が容易にでき
る。また加熱進行状態に応じて加熱域を設定して被加熱
物の状態に適した定在波分布で加熱することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の高周波加熱装置の概略
構成を示す図
【図2】本発明の第1の実施例の高周波加熱装置の外観
を示す図
【図3】(a) 誘電体板の回転角度が0°のときの被
加熱物の加熱域を示す図 (b) 誘電体板の回転角度が45°のときの被加熱物
の加熱域を示す図 (c) 誘電体板の回転角度が90°のときの被加熱物
の加熱域を示す図
【図4】(a) 加熱域を選択入力してカレーと米飯を
同時に加熱した時の温度を示す図 (b) 加熱域を選択入力せずカレーと米飯を同時に加
熱した時の温度を示す図
【図5】本発明の第1の実施例の冷凍牛ミンチ300g
の解凍制御パターンを示す図
【図6】本発明の第2の実施例の高周波加熱装置の概略
構成を示す図
【図7】本発明の第3の実施例の高周波加熱装置の外観
を示す図
【符号の説明】
10 加熱室 11 マグネトロン(高周波発生手段) 12 導波管 14 開孔部 17 インピーダンス可変手段 17a 誘電体板 18 モータ(誘電体板回転駆動手段) 19 検出手段(角度判定手段) 20 スポットライト(表示手段) 22 制御手段 23 操作部 24 表示素子(表示手段) 25 マイクロ波吸収発熱体 26 感温材料(表示手段) 27 加熱域指定入力操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 6/68 310 H05B 6/68 310Z 6/70 6/70 C (72)発明者 中島 昭彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 吉野 浩二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 今井 博久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3K086 AA01 AA03 BA08 BB05 BB08 CA02 CB03 CB05 CB12 CC01 CC13 CD11 CD23 CD27 FA03 FA10 3K090 AA01 AA02 AB02 AB03 BA01 BB01 BB16 CA02 CA21 DA15 DA18 EB10 EB36 3L086 AA01 BB08 BB15 CA04 CA16 CB09 CC03 CC05 CC06 CC13 CC14 DA24 DA29

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱物を収納する加熱室と、前記加熱
    室に給電するマイクロ波を発生する高周波発生手段と、
    前記加熱室の金属壁面に生じる高周波電流の流れを分断
    するように設けた開孔部と、前記開孔部のインピーダン
    スを変えるインピーダンス可変手段と、前記加熱室の加
    熱域を示す表示手段を備えた高周波加熱装置。
  2. 【請求項2】 被加熱物を収納する加熱室と、前記加熱
    室に給電するマイクロ波を発生する高周波発生手段と、
    前記加熱室の金属壁面に生じる高周波電流の流れを分断
    するように設けた開孔部と、前記開孔部のインピーダン
    スを変えるインピーダンス可変手段と、前記加熱室の加
    熱域を示す表示手段と、加熱情報に基づいて前記インピ
    ーダンス可変手段と前記表示手段とを制御する制御手段
    を備えた高周波加熱装置。
  3. 【請求項3】 インピーダンス可変手段は回転駆動する
    構成とし、前記インピーダンス可変手段の回転角度を判
    定する角度判定手段を付加し、制御手段は前記インピー
    ダンス可変手段の回転角度に基づいて表示手段を制御す
    る構成とした請求項2記載の高周波加熱装置。
  4. 【請求項4】 表示手段は、加熱室の加熱域を照光する
    発光手段とする請求項1または2記載の高周波加熱装
    置。
  5. 【請求項5】 表示手段は、加熱室の加熱域を変色表示
    する感温材料とする請求項1または2記載の高周波加熱
    装置。
  6. 【請求項6】 表示手段は、加熱室の加熱域を画面にて
    表示する表示素子とする請求項1または2記載の高周波
    加熱装置。
  7. 【請求項7】 制御手段への加熱情報は、加熱室の加熱
    域として選択入力される加熱情報とした請求項2記載の
    高周波加熱装置。
  8. 【請求項8】 制御手段への加熱情報は、被加熱物の種
    類として選択入力される加熱情報とした請求項2記載の
    高周波加熱装置。
  9. 【請求項9】 制御手段への加熱情報は、被加熱物の加
    熱方法として選択入力される加熱情報とした請求項2記
    載の高周波加熱装置。
  10. 【請求項10】制御手段は、表示手段の加熱域の情報に
    基づいてインピーダンス可変手段を制御する請求項2記
    載の高周波加熱装置。
JP11220768A 1999-08-04 1999-08-04 高周波加熱装置 Pending JP2001052852A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11220768A JP2001052852A (ja) 1999-08-04 1999-08-04 高周波加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11220768A JP2001052852A (ja) 1999-08-04 1999-08-04 高周波加熱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001052852A true JP2001052852A (ja) 2001-02-23

Family

ID=16756263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11220768A Pending JP2001052852A (ja) 1999-08-04 1999-08-04 高周波加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001052852A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013531862A (ja) * 2010-05-03 2013-08-08 ゴジ リミテッド モーダル解析
JP2021072221A (ja) * 2019-10-31 2021-05-06 日本無線株式会社 マイクロ波加熱装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013531862A (ja) * 2010-05-03 2013-08-08 ゴジ リミテッド モーダル解析
US10425999B2 (en) 2010-05-03 2019-09-24 Goji Limited Modal analysis
US10912163B2 (en) 2010-05-03 2021-02-02 Goji Limited Spatially controlled energy delivery
JP2021072221A (ja) * 2019-10-31 2021-05-06 日本無線株式会社 マイクロ波加熱装置
JP7253481B2 (ja) 2019-10-31 2023-04-06 日本無線株式会社 マイクロ波加熱装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101910731B (zh) 炊具
JP3669030B2 (ja) 高周波加熱装置
EP1741986A1 (en) Cooking apparatus and cooking method
JP5152971B2 (ja) 加熱調理器
JP3364475B2 (ja) 電子レンジ
JP3375803B2 (ja) 電子レンジ
CA1152573A (en) Combination microwave/forced convection oven with a microwave transparent container
JPH102562A (ja) 加熱調理器
JPH06310268A (ja) 調理物加熱方法
JP2001052852A (ja) 高周波加熱装置
EP3361162A1 (en) Cooking device and control method therefor
EP1489888B1 (en) Microwave oven having an ultrasonic oscillator
JP2018088363A (ja) 加熱調理器
WO2009084171A1 (ja) 加熱調理器
JP2004340513A (ja) 電子レンジ
JPH118054A (ja) 加熱調理器および加熱調理方法
JP4457430B2 (ja) 高周波加熱装置
JPH04263704A (ja) 加熱調理機
JP3392703B2 (ja) 電子レンジ
JPH06337116A (ja) 加熱調理器
TW202314166A (zh) 加熱炊具
JPH08138856A (ja) 高周波加熱装置
JPH02219913A (ja) 加熱調理装置
JP2022116650A (ja) 加熱調理器
JP2001357969A (ja) 電子レンジ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060720

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060821

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090217

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090417

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091006