JP2001052814A - カード排出機構 - Google Patents

カード排出機構

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JP2001052814A
JP2001052814A JP11227631A JP22763199A JP2001052814A JP 2001052814 A JP2001052814 A JP 2001052814A JP 11227631 A JP11227631 A JP 11227631A JP 22763199 A JP22763199 A JP 22763199A JP 2001052814 A JP2001052814 A JP 2001052814A
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lock
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Shigenori Koike
重徳 小池
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Kel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 少ない電力でカードを排出させることが可能
であるとともに、電気的な故障が起きても確実にカード
を排出させることが可能なカード排出機構を提供する。 【解決手段】 イジェクタハウジング基部110にスラ
イド部材120を前後方向スライド移動自在に設け、こ
のスライド部材120をスプリング130により前方に
付勢する。トグル装置140はカード2の挿入が完了し
たときにスプリング130の付勢力に抗してスライド部
材120をロック保持する。このロック保持の解除は、
電磁ソレノイド160に電気力を供給してロック解除用
シャフト150を左方へ吸引するか、或いはロック解除
レバー170の押圧部171aを後方に押圧してロック
解除用シャフト150を左方へ押圧することにより行
う。このロック保持の解除によりスライド部材120は
スプリング130による付勢力を受けて前方にスライド
移動し、カード2がコネクタ1から排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハウジングに形成
されたカード受容空間内に挿入されたカードを排出させ
るカード排出機構に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、PCカード、メモリーカード、I
Cカード等のカード状情報記録媒体(これらを総称して
以下、カードと称する)の利用が拡大してきており、こ
のカードを挿抜自在に受容するカード用コネクタも種々
のものが実用に供されている。このようなコネクタは、
ハウジングの前方に形成された開口から挿入されるカー
ドをハウジング内に形成された受容空間内に受容すると
ともに、このカードの挿入状態において、ハウジング内
に設けられたコンタクトをカードの下面に設けられた平
面状コンタクトに当接接触させて情報伝達を行うように
なっている。
【0003】また、このようなコネクタには、挿入され
たカードを排出するカード排出機構を有しているものも
ある。このようなカード排出機構には、ハウジングに設
けられたカード排出ボタン等を手動操作することにより
ハウジング内部に設けられたリンク機構を機械的に作動
させ、これによりカードを受容空間外に押し出す構成に
なっているものや、ハウジング内に電動モータ及びこれ
により駆動されるラック等の機構を備え、電気力を用い
てカードを排出を行わせる構成のもの等がある。このよ
うに電気力を利用する構成のものでは機械的に作動する
ものと異なってカード排出の遠隔操作が可能であるの
で、優れた操作性を有するものとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記電
動モータを用いてカードを排出させる構成のコネクタで
は遠隔操作が可能な一方でカードの排出作動中は電動モ
ータを駆動しておく必要があり電力消費量も大きいとい
う問題があった。また、電気的な構成部品が故障した場
合にはカードを排出をすることができなくなる虞があっ
た。
【0005】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、少ない電力でカードを排出させることが可
能であるとともに、電気的な故障が起きても確実にカー
ドを排出させることが可能なカード排出機構を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明に係るカード排出機構は、前端側に形成
された開口から挿入されたカードを受容するカード受容
空間を有したハウジング(例えば、実施形態におけるコ
ネクタ1のハウジングのうちコネクタ本体ハウジング1
0)と、ハウジング(例えば、実施形態におけるコネク
タ1のハウジングのうちイジェクタハウジング100)
内を前後方向スライド移動自在に設けられ、カードがカ
ード受容空間内に挿入されたときに、カードの端部(例
えば、実施形態におけるカード2の先端部2a)に押さ
れて後方にスライド移動するスライド部材と、スライド
部材を前方に付勢する弾性部材(例えば、実施形態にお
けるスプリング130)と、カードのカード受容空間内
への挿入が完了したときに、弾性部材の付勢力に抗して
スライド部材をロック保持するロック手段(例えば、実
施形態におけるトグル装置140及び第1コイルばね1
45)と、電気力の供給を受けたときに作動してロック
手段によるスライド部材のロック保持を解除する電動ロ
ック解除手段(例えば、実施形態におけるロック解除用
シャフト150及び電磁ソレノイド160)と、手動操
作により作動してロック手段によるスライド部材のロッ
ク保持を解除する手動ロック解除手段(例えば、実施形
態におけるロック解除レバー170)とを有して構成さ
れる。
【0007】このようなカード排出機構において、カー
ドをカード受容空間内に挿入すると、スライド部材はカ
ードの端部に押されて後方へスライド移動する。このと
きスライド部材は弾性部材により前方に付勢されている
が、カードの挿入が完了したときにはロック手段が上記
付勢力に抗してスライド部材をロック保持する。ここ
で、このようなカードの挿入完了状態において電動ロッ
ク解除手段に電気力を供給するか、若しくは手動ロック
解除手段を手動操作したときには上記ロック保持は解除
されるので、スライド部材は弾性部材による付勢力を受
けて前方へスライド移動し、カードはカード受容空間外
に押し出され、ハウジングの外部に排出される。
【0008】このような構成によれば、電気力を用いた
遠隔操作によるカード排出が可能であるとともに、この
電気力はロック手段によるロック保持を解除させるため
の力(一般にわずかな力であり、且つ瞬間的な力であ
る)を発生させるだけのものでよく、カードの排出自体
は電気力を必要としない弾性部材(ばねやゴム、エラス
トマー等)の付勢力によりなされるので、電動モータを
用いてカードを送り出して排出させる機構と比較して電
力消費量が小さく構成も簡単にすることができ、コスト
ダウンを図ることができる。また、電動モータを必ずし
も必要としないのでコネクタサイズをよりコンパクトに
できる。また、手動ロック解除手段によっても上記ロッ
ク保持を解除させることができるので、電動ロック解除
手段に電気的な故障が発生して(例えば、通電不良等)
ロック解除作動ができなくなった場合等においても確実
にカードを排出させることができる。
【0009】ここで、上記ロック手段がトグル装置を有
して構成されるとともに、上記電動ロック解除手段がト
グル装置と結合したシャフト部材(例えば、実施形態に
おけるロック解除用シャフト150)及び電気力が供給
されたときにシャフト部材を吸引してトグル装置をロッ
ク解除側に作動させる電磁ソレノイドとを有して構成さ
れており、上記手動ロック解除手段は、手動操作された
ときにシャフト部材を押圧してトグル装置をロック解除
側に作動させる構成であることが好ましい。このように
すれば、手動ロック解除手段は手動操作されたときにの
みシャフト部材に当接してこれを押圧する構成とするこ
とができ、シャフト部材と手動ロック解除手段とを非係
合状態に配設することができる。このため、電動ロック
解除手段を作動させたとき、すなわち電磁ソレノイドに
よりシャフト部材を吸引させたときに手動ロック解除手
段が一緒になって動くようなことがなく、電動ロック解
除手段によるカード排出の度に手動ロック解除手段が作
動して騒音を発生させるような事態を防止することがで
きる。
【0010】また、上記ハウジング(例えば、実施形態
におけるコネクタ1のハウジングのうちコネクタ本体ハ
ウジング10)内に、カードに取り付けられた平面状コ
ンタクトと当接接触して情報伝達を行う複数のコンタク
ト(例えば、実施形態における第1コンタクト40及び
第2コンタクト50)を備えることにより、上記カード
排出機構を備えたカード用コネクタを構成することがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について図面を参照して説明する。図1は本発明に係る
カード排出機構を備えたコネクタ(カード用コネクタ)
1を、このコネクタ1に挿抜されるカード(ICカー
ド)2とともに示したものである。また、この図からも
分かるように、コネクタ1はコネクタ本体Mとイジェク
タ(排出装置)Eとからなっている。
【0012】カード2の内部には種々の情報が記録され
たICチップが配設されており、カード2の裏面には複
数の平面状コンタクト(図示せず)が形成されている。
このカード2を図1の矢印Aに示すようにコネクタ1の
開口13aから挿入して取り付けると、コネクタ本体M
内に設けられた複数のコンタクト(後述する第1及び第
2コンタクト40,50)とカード2の平面状コンタク
トとが当接接続し、信号のやり取りが可能な状態とな
る。以下、説明の便宜上、矢印Aに沿った方向を前後方
向(矢印の根本側が前方)、カード2の幅方向を左右方
向(カード2からコネクタ1を見た左側が左方)、及び
コネクタ1の厚さ方向を上下方向と定義する。
【0013】図1及び図2に示すようにコネクタ本体M
は、本体ハウジング基部11及びこの本体ハウジング基
部11の上方に取り付けられる本体ハウジングカバー1
2とからなるコネクタ本体ハウジング10と、コネクタ
本体ハウジング10内に設けられた第1,第2コンタク
ト40,50(共に複数)及び第1,第2スイッチ部材
60,70とを有して構成されている。
【0014】本体ハウジング基部11は、図2に示すよ
うに底壁21と、この底壁21の後端において上方に延
びて形成された後壁22と、底壁21の左右端において
上方に延びて形成された左右の側壁23,24とを有し
ている。これら本体ハウジング基部11の底壁21、後
壁22、側壁23,24及び本体ハウジングカバー12
はカード受容空間13を形成しており(但し後壁22の
中央は開口している)、このカード受容空間13の前方
の開放部分が上記開口13aとなっている。また、後壁
22には三角形状に切り欠いた左右の突起取付溝301
a,301aが設けられている。
【0015】図3にも示すように、底壁21のほぼ中央
部及び左右側方部(側壁23,24の内方)には、上方
へ突出して本体ハウジングカバー12の下面12aと所
定間隔離れた上面を有する中央台状部25及び左右の側
方台状部26,27が形成されている。カード2はカー
ド受容空間13内の中央台状部25、側方台状部26,
27と本体ハウジングカバー12の下面12aとの間に
挿入されるが、側方台状部26,27の各上面と本体ハ
ウジングカバー12の下面12aとは、カード2をスム
ーズに挿入させるためのガイド溝28,29を形成して
いる。また図2に示すように、左右の側壁23,24に
は上下方向に延びた固定金具取付溝30,31が設けら
れており、これら固定金具取付溝30,31には固定金
具14、15が取り付けられている。更に、底壁21下
面の左前方及び右後方には下方に突出した位置決め突起
16,17が設けられており、これら固定金具14,1
5及び位置決め突起16,17はコネクタ1を基板に取
り付ける際に使用される(後述)。
【0016】中央台状部25には、図2に示すように、
4個の第1コンタクト40を取り付けるための第1溝3
2(4箇所)と、4個の第2コンタクト50を取り付け
るための第2溝33(4箇所)及び第3溝34(4箇
所)がそれぞれ前後方向に延びて互いに平行に並んで設
けられている。第1溝32は中央台状部25の後半分に
位置するとともに第2溝33は中央台状部25の前半分
に位置しており、両溝32,33は互いに中心軸を一致
させて前後方向に並んで設けられている。また第3溝3
4は前後に並んだ両溝32,33の右側(図2では紙面
の上方側)に位置している。更に中央台状部25の後方
左方には、第1スイッチ部材60及び第2スイッチ部材
70を中央台状部25に取り付けるための第1空間35
及び第2空間36が前後方向に延びて設けられている。
【0017】第1溝32は、図4及び図7に示すよう
に、上段溝32aと、この上段溝32aの下方に位置し
て上段溝32aよりも幅の狭い下段溝32bとを有して
形成されており、下段溝32bの下部(但し後端側の一
部のみ)にはこの下段溝32bよりも幅が広く形成され
た第1コンタクト取付溝32cが設けられている。ま
た、第2溝33は図4にも示すように第1溝32の下段
溝32bと同じ深さを有して形成されており、その下部
(但し前端側の一部のみ)には第2溝33よりも幅が広
く形成された第2コンタクト取付溝33aが設けられて
いる(図3参照)。また、第3溝34は第1溝32の上
段溝32aと同じ深さを有して形成されている。
【0018】第1コンタクト40は図4に示すように、
第1コンタクト取付溝32cに圧入されて固定された固
定部41と、固定部41から後方下方に屈曲して底壁2
1の後方に延びたリード部42と、固定部41から前方
上方に斜めに延びて形成された連結部43と、この連結
部43と接続するV字腕部44とを有して構成されてい
る。なお、このV字腕部44は、基部45から前方上方
へ斜めに延びた第1腕部46と上記基部45から後方上
方へ斜めに延びた第2腕部47とを備えており、第1腕
部46の先端に形成された接触部48が上記連結部43
と接続している(第2腕部47は固定部41の上方に位
置する)。
【0019】図7に示すように、この第1コンタクト4
0の固定部41及び連結部43の下部は下段溝32b
に、また連結部43の上部及びV字腕部44は上段溝3
2aにそれぞれ納められている。ここで、第1コンタク
ト40は固定部41より上方の部分が弾性変形自在であ
るが、基部45の幅は上段溝32aの幅より狭く、且
つ、下段溝32bの幅より広く形成されており、上段溝
32aの底面32dに当接して下方への変位が拘束され
ている。また、接触部48はカード受容空間13よりも
下方に位置しており、第2腕部47の先端部がほぼ水平
に折り曲げられて形成された押圧部47aはカード受容
空間13内に位置している。
【0020】第2コンタクト50は図4及び図5に示す
ように、第2コンタクト取付溝33aに圧入されて固定
された固定部51と、固定部51から前方下方に屈曲し
て底壁21の前方に延びたリード部52と、固定部51
から後方に延びて折り返し、更に前方上方に斜めに延び
て形成された連結部53と、この連結部53と接続する
V字腕部54とを有して構成されている。なお、このV
字腕部54は、基部55から前方上方へ斜めに延びた第
1腕部56と上記基部55から後方上方へ斜めに延びた
第2腕部57とを備えており、第1腕部56の先端に形
成された接触部58が上記連結部53と接続している
(第1腕部56は固定部51の後方上方に位置する)。
【0021】図2及び図3に示すように、この第2コン
タクト50のV字腕部54の第1腕部56は接触部58
から基部55へ向けて右方に屈曲して(図2では紙面の
上方側に屈曲して)延びている。このため第2コンタク
ト50の固定部51及び連結部53は第2溝33に、第
1腕部56は第2溝33と第3溝34に跨って、また基
部55及び第2腕部57は第3溝34にそれぞれ納めら
れている。ここで、第2コンタクト50は固定部51よ
り上方の部分が弾性変形自在であるが、基部55は第3
溝34の底面34aに当接して下方への変位が拘束され
ている。また、接触部58はカード受容空間13よりも
下方に位置し、第2腕部57の先端部がほぼ水平に折り
曲げられて形成された押圧部57aはカード受容空間1
3内に位置している。
【0022】このように、第2コンタクト50の接触部
58及び固定部51が第1コンタクト40の接触部48
及び固定部41の前方に位置するように配設されるとと
もに、第2コンタクト50の第1腕部56が左右方向に
屈曲して第1コンタクト40の第2腕部47及び第2コ
ンタクト50の第2腕部57が互いに平行に、且つ、左
右方向に交互に並んで配設されるので、第1コンタクト
40の接触部48と第2コンタクト50の接触部58と
を前後方向に並べて配設する一方で、両コンタクト4
0,50の押圧部47a,57aを左右方向に並べて配
設することが可能となっている(図2参照)。
【0023】第1スイッチ部材60は図2及び図6に示
すように、第1空間35及び第2空間36に跨るように
設けられており、図8にも示すように(図8では本体ハ
ウジング基部11は省略している)、第1空間35の下
部に形成された第1スイッチ部材取付溝35aに圧入さ
れて固定された固定部61と、固定部61から後方下方
に屈曲して底壁21の後方に延びたリード部62と、固
定部61から水平前方に延びるとともに上方側に折り返
されて水平後方に延びた第1腕部63と、第1腕部63
の後端から後方上方に斜めに延びて形成された第2腕部
64と、第2腕部64の上端から下方側に延びるととも
に左方(第2スイッチ部材70側)に延びて形成された
第3腕部65と、第3腕部65の左方に延びた部分の下
端から水平前方に延びて形成された接触部66とを有し
ている。なお、第1空間35及び第2空間36の後部に
は上方に開口した切り欠き37が設けられており、第2
腕部64はこの切り欠き37から上方に突出してカード
受容空間13内に位置しており、接触部66は第2空間
36内に位置している。
【0024】第2スイッチ部材70は図2及び図6に示
すように第2空間36内に設けられており、第2空間3
6の下部に形成された第2スイッチ部材取付溝36aに
圧入されて固定された固定部71と、固定部71から後
方下方に屈曲して底壁21の後方に延びたリード部72
と、固定部71から水平前方に延びるとともに上方側に
折り返されて水平後方に延びた腕部73と、この腕部7
3の上面に凸状に突出形成された接触部74とを有して
いる。なお、第2スイッチ部材70の接触部74は第1
スイッチ部材60の接触部66の下方に位置している。
【0025】本体ハウジングカバー12は図1に示すよ
うに平板状に形成されており、その後縁部には上下に貫
通して設けられた左右の突起取付溝301b,301b
を有し、左右側方には下方に延びて端部にフック(内方
に曲げられている。図示せず)を有する複数の腕部12
bが設けられている。本体ハウジングカバー12を本体
ハウジング基部11の上方から被せると上記腕部12b
のフックが本体ハウジング基部11の左右の側壁23,
24に形成されたフック溝23a,24aに引掛かるよ
うになっており、これにより本体ハウジングカバー12
を本体ハウジング基部11に取り付けることができるよ
うになっている。なお、このように本体ハウジングカバ
ー12が本体ハウジング基部11に取り付けられた状態
では、本体ハウジング基部11の後壁22に設けられた
突起取付溝301aと本体ハウジングカバー12に設け
られた突起取付溝301bとは丁度上下に重なり合って
左右の突起取付溝301,301を形成する。
【0026】次に、イジェクタEの構成について図1及
び図9(図9では、紙面の上下がイジェクタEの前後に
相当し、紙面の左右がイジェクタEの左右に相当する。
また、図9ではコネクタ本体Mを省略している)を用い
て説明する。図1からも分かるように、イジェクタハウ
ジング100はイジェクタハウジング基部110とイジ
ェクタハウジングカバー200とからなっており、前述
のコネクタ本体Mの後方に着脱自在に取り付け可能にな
っている。
【0027】図9(a)に示すように、イジェクタハウ
ジング基部110は左右方向に長い矩形状に形成されて
おり、その内方にはカード2の挿入時にカード2の端部
に押されて後方にスライド移動するスライド部材120
と、スライド部材120を前方に付勢するスプリング1
30と、カード2の挿入状態でスプリング130の付勢
力に対してスライド部材120をロック保持するトグル
装置140と、ロック解除用シャフト150と、電気力
の供給を受けたときにロック解除用シャフト150を電
磁力で左方に吸引する電磁ソレノイド160と、手動操
作により上記ロック解除用シャフト150を左方に押圧
するロック解除レバー170とが組み付けられている。
また、イジェクタハウジング基部110の左右の側壁1
11,112にはそれぞれ固定金具181,182が取
り付けられている。
【0028】スライド部材120は中央の胴部123か
ら前方へ延びたカード押出部121と後方へ延びたスプ
リング取付部122とを有する棒状の部材であり、スプ
リング取付部122にスプリング130を貫通取り付け
した状態でイジェクタハウジング基部110のスライド
溝113内に取り付けられている。ここで、スプリング
130はスライド溝113内に圧縮状態で取り付けられ
ており、このためスプリング130は常にスライド部材
120の胴部123を(すなわちスライド部材120全
体を)前方に付勢した状態となっている。また、スライ
ド部材120のカード押出部121は、コネクタ本体M
とイジェクタEとが結合された状態では、コネクタ本体
Mの後壁22中央の開口から受容空間13内に突き出て
おり、コネクタ本体Mのカード受容空間13内に挿入さ
れたカード2の高さと同じ高さに位置している(このた
めカード2の先端部2aはカード押出部121の前方端
部121aに当接可能である)。
【0029】トグル装置140は、左側腕部142と右
側腕部143とを有してV字状に形成された第1トグル
部材141と、直線状に形成された第2トグル部材14
4とからなっている。ここで、第1トグル部材141は
両腕部142,143の付け根(共通の前端部)が第1
ピンP1によりイジェクタハウジング基部110の中央
前方に取り付けられて揺動自在になっており、第2トグ
ル部材144はその右端部が第2ピンP2により上記ス
ライド部材120の胴部123に取り付けられて揺動自
在になっている。また、右側腕部143の後端部と第2
トグル部材144の左端部とは第3ピンP3により相対
回転自在に枢結されている。また、右側腕部143の後
端部からはこの右側腕部143と同一方向に延びた突起
部143aが形成されており、第2トグル部材144に
は上記突起部143aを係止可能な係止部144aが設
けられている。また、第1ピンP1の下方には第1コイ
ルばね145が取り付けられており、この第1コイルば
ね145により第1トグル部材141は常に右方揺動側
へ付勢された状態となっている。
【0030】ロック解除用シャフト150は左右に延び
て形成された鉄製の棒状部材であり、イジェクタハウジ
ング基部110の左方に左右に延びて取り付けられた電
磁ソレノイド160内を貫通して設けられている。ロッ
ク解除用シャフト150の右端部には上方に延びた爪部
151が形成されており、上記左側腕部142の後端部
に形成された長穴142a内に取り付けられている。電
磁ソレノイド160は導線161を介して通電がなされ
たときに電磁力を発生し、ロック解除用シャフト150
を左方へ吸引してこれをスライド移動させる。
【0031】ロック解除レバー170は、第4ピンP4
によりイジェクタハウジング基部110の右方に取り付
けられて揺動自在な直線状の第1レバー171と、第5
ピンP5によりイジェクタハウジング基部110の中央
に取り付けられて揺動自在なクランク状の第2レバー1
72とからなっており、第1レバー171の左端部と第
2レバー172の右端部とは第6ピンP6により枢結さ
れている(但し、第1レバー171の左端部は長穴にな
っている)。また、第4ピンP4の下方には第2コイル
ばね173が取り付けられており、この第2コイルばね
173により第1レバー171の左端部は常に後方に付
勢された状態となっている。第1レバー171の右端部
には下方に延びて形成された押圧部が171aが設けら
れており、また第2レバー172の前方端(第5ピンP
5よりも前方の部分)172aは、詳しくは図示しない
が、ロック解除用シャフト150の右端部152と当接
可能な状態になっている。
【0032】イジェクタハウジングカバー200は図1
に示すように平板状に形成されており、その前縁部には
三角形状の左右の結合用突起302b,302bが前方
に突出して設けられている。イジェクタハウジングカバ
ー200はイジェクタハウジング基部110の上方から
被せられて図示しない留め具により取り付けられるが、
このとき左右の結合用突起302b,302bはイジェ
クタハウジング基部110に設けられた左右の結合用突
起302a,302a(図9参照)と丁度上下に重なり
合って結合用突起302,302を形成する。
【0033】このように構成されたイジェクタEは、左
右の結合用突起302,302をコネクタ本体M側の左
右の突起取付溝301,301に上方から嵌合させて取
り付けられる。このようにコネクタ本体Mとイジェクタ
Eとが一体となったコネクタ1は、前述した位置決め突
起16、17を図示しない基板に設けられた孔に嵌合さ
せて位置決めが行われ、両コンタクト40,50のリー
ド部42,52及び両スイッチ部材60,70のリード
部62、72が基板の端子パターンに表面実装されると
ともに、コネクタ本体Mの固定金具14,15の下部及
びイジェクタEの固定金具181,182の下部が基板
のパターン上に表面実装される。
【0034】このようにして基板上に取り付けられたコ
ネクタ1に対し、カード2は開口13aから矢印A(図
1参照)に示すようにカード受容空間13内に挿入され
る。このとき、カード2は左右端部がガイド溝28,2
9によりガイドされてカード受容空間13内にスムーズ
に挿入される。
【0035】カード2の先端部2aは挿入途中でスライ
ド部材120のカード押出部121の前方端部121a
に当接するが、カード2を更に押し込むと、スライド部
材120はスライド溝113に沿って後方にスライド移
動する。これにより第2トグル部材144の右端部(第
2ピンP2)は後方に移動し、第2トグル部材144の
左端部は第3ピンP3を介して右側腕部143の後端部
を左方に押圧する。これにより第1トグル部材141全
体は第1ピンP1まわりに左方側に揺動し、第2トグル
部材144の右端部(第2ピンP2)は第2トグル部材
144の左端部(第3ピンP3)よりも後方に位置でき
るようになる。なお、図10(a)はこのときの状態を
示したものである(二点鎖線は図9(a)に対応する両
トグル部材141,144の位置を示す)。
【0036】更にカード2を後方に押し込みスライド部
材120を後方に押圧していくと、右側腕部143の軸
線(第1ピンP1と第3ピンP3とを結ぶ軸線)L1
と、第2トグル部材144の軸線(第2ピンP2と第3
ピンP3とを結ぶ軸線)L2とのなす角が180度に近
づくように両部材143,144は動き、カード2の先
端部2aが本体ハウジング基部11の後壁22の前面部
に当接したときにその角は180度になる。すなわち両
軸線L1,L2は同一直線上に位置し、両部材142,
144は思案点に位置した状態となる(図10(b)参
照)。
【0037】ここで、第1トグル部材141は上記のよ
うに第1コイルばね145により右揺動側へ付勢力を受
けているため、第2トグル部材144は第1トグル部材
141に押圧されて左端部(第3ピンP3)を右方へ揺
動させるが、若干揺動したところで右側腕部143の突
起部143aが第2トグル部材144の係止部144a
に係止されるため、それ以上の揺動は禁止される(図1
0(c)参照)。この状態ではスライド部材120はス
プリング130による前方への付勢力を受けながらも前
方へスライド移動することができないロック状態とな
り、これがカード2の挿入完了状態となる。図9(b)
はこのようなカード挿入完了状態を示したものである
(図9(a),(b)ではコネクタ本体Mを省略して示
している)。なお、上記のように第1トグル部材141
が第1ピンP1まわりに揺動した場合であってもロック
解除用シャフト150の爪部151は第1トグル部材1
41の長穴142a内からはずれることはなく、両部材
150,141の係合状態は保持される。
【0038】このようにしてカード2がカード受容空間
13内に挿入されると、カード2の先端部2aは第1及
び第2コンタクト40,50の押圧部47a,57aに
当接し(図11(a),図12(a)参照)、これらを
下方に押し下げる(押圧する)。これにより両コンタク
ト40,50のV字腕部44,54は基部45,55を
支点として揺動され、接触部48,58を上方へ押し上
げるので、両接触部48,58はカード2の平面状コン
タクトに当接接触する(図11(b),図12(b)参
照)。なお、平面状コンタクトは接触部48,58と当
接した後もカード2の押し込みに伴って若干後方に移動
することになるので、両コンタクト間にはワイピング効
果がはたらき、接触不良が防止される。
【0039】また、カード2がカード受容空間13内に
挿入された状態では、第1及び第2コンタクト40,5
0はカード2により強制的に弾性変形させられた状態で
あるため、押圧部47a,57aはカード2の先端部2
aを上方へ押し上げて本体ハウジングカバー12の下面
12aに押し付ける。このためカード2の先端部2aは
両コンタクト40,50の押圧部47a,57aと本体
ハウジングカバー12の下面12aとにより挟持される
(図11(b),図12(b)参照)。これによりカー
ド2はカード受容空間13内に確実に保持される。
【0040】また、カード2がカード受容空間13内に
挿入されると、カード2の先端部2aは第1スイッチ部
材60の第2腕部64に当接し(図13(a)参照)、
これを下方に押し下げる。これにより第1スイッチ部材
60は弾性変形して接触部66は下方へ移動し、第2ス
イッチ部材70の接触部74に当接接触する。このため
カード2の挿入完了状態では、両スイッチ部材60,7
0は電気的に接続され、電源がオンとなる。
【0041】次に、カード2の排出について説明する。
コネクタ1の外部にはカード排出スイッチ(図示せず)
が設けられており、これが操作されると導線161に通
電が行われ、電磁ソレノイド160が電磁力を発生す
る。これによりロック解除用シャフト150は左方に吸
引され、その右端部に設けられた爪部151に係合され
た第1トグル部材141の長穴142aを左方に引っ張
る。これにより第1トグル部材141は第1ピンP1を
支点に左方に揺動するが、このとき第3ピンP3を左方
に引っ張るので第2トグル部材144も第2ピンP2を
支点に左方へ揺動し、右側腕部143と第2トグル部材
144とは上述の思案点を越えて左方に屈曲した状態と
なる。これによりトグル装置140によるロック状態は
解除され、スライド部材120はスプリング130によ
る前方への付勢力を受けて前方へスライド移動する。こ
れによりカード押出部121は挿入完了状態にあるカー
ド2を前方へ勢い良く押し出し、コネクタ1から排出さ
せる(図9(a)参照)。
【0042】また、このようにカード2がコネクタ1か
ら排出されると、両コンタクト40,50及び両スイッ
チ部材60,70は強制的な弾性変形状態から開放され
てカード2挿入前の状態に復帰する。すなわち両接触部
48,58はカード受容空間13よりも下方に位置し、
両押圧部47a,57aはカード受容空間13内に位置
する。また、第1及び第2スイッチ部材60,70の両
接触部66,74は離間し、電源はオフとなる。
【0043】また、このコネクタ1においては手動によ
りカード2を排出させることも可能である。このような
手動による排出では、ロック解除レバー170の第1レ
バー171に形成された押圧部171aを指で若しくは
別途設けたリンク機構を介して後方に押圧する。これに
より第1レバー171は左端部を前方に移動させる方向
に第4ピンP4まわりに揺動し、第2レバー172も前
方端172aを左方へ移動させる方向に第5ピンP5ま
わりに揺動する。これにより第2レバー172の前方端
172aはロック解除用シャフト150の右端部152
に当接してこれを左方へ押圧し、ロック解除用シャフト
150に設けられた爪部151は第1トグル部材141
の長穴142aを左方へ引っ張る。これによりスライド
部材120のロック状態は解除され、スライド部材12
0はスプリング130による付勢力を受けて前方へスラ
イド移動し、カード2をコネクタ1から排出させる。
【0044】このように、本発明に係るカード排出機構
においては、先ず、電気力を用いてカード2排出を行わ
せる機構であるので遠隔操作が可能であり操作性が高ま
るとともに、この電気力はトグル装置140等によるロ
ック保持を解除させるためにロック解除用シャフト15
0を作動させるだけ磁力を発生させるだけのわずかな瞬
間的な力でよく、カード2の排出自体は電気力を必要と
しないスプリング130の付勢力によりなされるので、
電動モータを用いてカードを送り出して排出させる機構
と比較して電力消費量が小さく構成も簡単にすることが
でき、コストダウンを図ることができる。更に、電動モ
ータを必ずしも必要とはしないのでコネクタサイズをよ
りコンパクトにできる。なお、本実施形態のようにカー
ド排出スイッチを押したときに即、電磁ソレノイド16
0への通電が行われる構成でもよいが、カード2とコネ
クタ1との間の情報のやり取りが完全に終了してからカ
ード2を排出させる構成としたい場合には、排出操作用
のスイッチとコネクタ1との間に、電磁ソレノイド16
0への通電を行うタイミングを調整する機能を持ったコ
ントローラ等を介装するようにすることが好ましい。
【0045】また、ロック解除レバー170を手動操作
することによっても上記ロック保持を解除させることが
できるので、上述のカード排出スイッチや導線161若
しくは電磁ソレノイド160等に電気的な故障が発生し
て(例えば、通電不良等)スライド部材120のロック
状態を解除できなくなった場合等においても確実にカー
ド2を排出させることが可能である。
【0046】なお、上記コネクタ1においては、ロック
解除レバー170は手動操作されたときにのみロック解
除用シャフト150に当接してこれを押圧する構成とな
っており、ロック解除用シャフト150とロック解除レ
バー170とは非係合状態に配設されているので、電磁
ソレノイド160によりロック解除用シャフト150を
吸引させたときにロック解除レバー170が一緒になっ
て動くようなことがなく、電磁ソレノイド160による
カード2排出の度にロック解除レバー170が作動して
騒音を発生させるような事態を防止することができる。
【0047】これまで本発明に係るカード排出機構の実
施形態について説明したが、本発明の範囲は上記実施形
態に記載した構成のものに限定されず、種々の設計変更
が可能である。例えば、スプリング130に代えて、ゴ
ムやエラストマー等の他の弾性体を用いてもよい。ま
た、コネクタ本体Mは、スライド部材120のカード押
出部121がカード受容空間13内で前後方向にスライ
ド移動でき、且つ、上記カード押出部121の高さがカ
ード受容空間13内に挿入されたカード2の高さと同じ
になる構成であれば、必ずしも上記と同じ構成である必
要はない。更に、上記実施形態において示したコネクタ
1では、別個に構成されたコネクタ本体Mとイジェクタ
Eとが結合されたものであったが、このような構成では
なく、上記コネクタ本体MとイジェクタEとに相当する
ものが一体に構成されたもの(一つのハウジング内にあ
るもの)であっても勿論構わない。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るカー
ド排出機構においては、電気力を用いた遠隔操作による
カード排出が可能であるとともに、この電気力はロック
手段によるロック保持を解除させるための力(一般にわ
ずかな力であり、且つ瞬間的な力である)を発生させる
だけのものでよく、カードの排出自体は電気力を必要と
しない弾性部材の付勢力によりなされるので、電動モー
タを用いてカードを送り出して排出させる機構と比較し
て電力消費量が小さく構成も簡単にすることができ、コ
ストダウンを図ることができる。また、電動モータを必
ずしも必要としないのでコネクタサイズをよりコンパク
トにできる。また、手動ロック解除手段によっても上記
ロック保持を解除させることができるので、電動ロック
解除手段に電気的な故障が発生して(例えば、通電不良
等)ロック解除作動ができなくなった場合等においても
確実にカードを排出させることができる。
【0049】ここで、上記ロック手段がトグル装置を有
して構成されるとともに、上記電動ロック解除手段がト
グル装置と結合したシャフト部材及び電気力が供給され
たときにシャフト部材を吸引してトグル装置をロック解
除側に作動させる電磁ソレノイドとを有して構成されて
おり、上記手動ロック解除手段は、手動操作されたとき
にシャフト部材を押圧してトグル装置をロック解除側に
作動させる構成であることが好ましく、このようにすれ
ば、手動ロック解除手段は手動操作されたときにのみシ
ャフト部材に当接してこれを押圧する構成とすることが
でき、シャフト部材と手動ロック解除手段とを非係合状
態に配設することができる。このため、電動ロック解除
手段を作動させたとき、すなわち電磁ソレノイドにより
シャフト部材を吸引させたときに手動ロック解除手段が
一緒になって動くようなことがなく、電動ロック解除手
段によるカード排出の度に手動ロック解除手段が作動し
て騒音を発生させるような事態を防止することができ
る。
【0050】また、上記ハウジング内に、カードに取り
付けられた平面状コンタクトと当接接触して情報伝達を
行う複数のコンタクトを備えることにより、上記カード
排出機構を備えたカード用コネクタを構成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカード排出機構を備えたカード用
コネクタ及びカードを示す斜視図である。
【図2】ハウジングカバーを取り外した状態におけるコ
ネクタ本体の構成を示す平面図である。
【図3】図1における矢視III−IIIから見たコネクタ本
体の正面図である
【図4】コネクタ本体を図2における矢印IV−IVに沿っ
て切断して示す断面図である。
【図5】コネクタ本体を図2における矢印V−Vに沿って
切断して示す断面図である。
【図6】コネクタ本体を図2における矢印VI−VIに沿っ
て切断して示す断面図である。
【図7】コネクタ本体を図4における矢印VII−VIIに沿
って切断して示す断面図である。
【図8】第1及び第2スイッチ部材を示す斜視図であ
る。
【図9】ハウジングカバーを取り外した状態におけるイ
ジェクタの構成を示す平面図であり、コネクタ本体は省
略している。(a)はカード挿入前の状態を示し、
(b)はカード挿入完了状態を示している。
【図10】カード挿入時におけるトグル装置の動きを説
明するための図である。
【図11】カードの挿入に伴う第1コンタクトの弾性変
形の様子を示す略側面図であり、(a)はカードの先端
が第1コンタクトの押圧部に当接した状態を示す図であ
り、(b)は第1コンタクトが弾性変形して接触部がカ
ードの平面状コンタクトに当接接触した状態を示す図で
ある。
【図12】カードの挿入に伴う第2コンタクトの弾性変
形の様子を示す略側面図であり、(a)はカードの先端
が第2コンタクトの押圧部に当接した状態を示す図であ
り、(b)は第2コンタクトが弾性変形して接触部がカ
ードの平面状コンタクトに当接接触した状態を示す図で
ある。
【図13】カードの挿入に伴う第1及び第2スイッチ部
材の弾性変形の様子を示す略側面図であり、(a)はカ
ードの先端が第1スイッチ部材に当接した状態を示す
図、(b)は第1スイッチ部材が弾性変形して第1スイ
ッチ部材の接触部が第2スイッチ部材の接触部に当接接
触した状態を示す図である。
【符号の説明】
1 カード用コネクタ 2 カード 10 コネクタ本体ハウジング(ハウジング) 13 カード受容空間 40,50 第1,第2コンタクト(コンタクト) 100 イジェクタハウジング(ハウジング) 120 スライド部材 130 スプリング(弾性部材) 140 トグル装置(ロック手段) 145 第1コイルばね(ロック手段) 150 ロック解除用シャフト(電動ロック解除手
段) 160 電磁ソレノイド(電動ロック解除手段) 170 ロック解除レバー(手動ロック解除手段) M コネクタ本体 E イジェクタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前端側に形成された開口から挿入された
    カードを受容するカード受容空間を有したハウジング
    と、 前記ハウジング内を前後方向スライド移動自在に設けら
    れ、前記カードが前記カード受容空間内に挿入されたと
    きに、前記カードの端部に押されて後方にスライド移動
    するスライド部材と、 前記スライド部材を前方に付勢する弾性部材と、 前記カードの前記カード受容空間内への挿入が完了した
    ときに、前記弾性部材の付勢力に抗して前記スライド部
    材をロック保持するロック手段と、 電気力の供給を受けたときに作動して前記ロック手段に
    よる前記スライド部材のロック保持を解除する電動ロッ
    ク解除手段と、 手動操作により作動して前記ロック手段による前記スラ
    イド部材のロック保持を解除する手動ロック解除手段と
    を有することを特徴とするカード排出機構。
  2. 【請求項2】 前記ロック手段がトグル装置を有して構
    成されるとともに、前記電動ロック解除手段が前記トグ
    ル装置と結合したシャフト部材及び電気力が供給された
    ときに前記シャフト部材を吸引して前記トグル装置をロ
    ック解除側に作動させる電磁ソレノイドとを有して構成
    されており、 前記手動ロック解除手段は、手動操作されたときに前記
    シャフト部材を押圧して前記トグル装置をロック解除側
    に作動させることを特徴とする請求項1記載のカード排
    出機構。
  3. 【請求項3】 前記ハウジング内に、前記カードに取り
    付けられた平面状コンタクトと当接接触して情報伝達を
    行う複数のコンタクトを備えたことを特徴とする請求項
    1又は2記載のカード排出機構。
JP11227631A 1999-03-08 1999-08-11 カード排出機構 Pending JP2001052814A (ja)

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JP11227631A JP2001052814A (ja) 1999-08-11 1999-08-11 カード排出機構
EP00301684A EP1035497A1 (en) 1999-03-08 2000-03-02 Card ejector mechanism
TW89203765U TW452266U (en) 1999-03-08 2000-03-08 Card ejector mechanism

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7866995B1 (en) 2009-06-19 2011-01-11 J.S.T. Mfg. Co., Ltd. Electrical connector

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7866995B1 (en) 2009-06-19 2011-01-11 J.S.T. Mfg. Co., Ltd. Electrical connector

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