JP2001052657A - リチウム二次電池 - Google Patents

リチウム二次電池

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JP2001052657A
JP2001052657A JP11219894A JP21989499A JP2001052657A JP 2001052657 A JP2001052657 A JP 2001052657A JP 11219894 A JP11219894 A JP 11219894A JP 21989499 A JP21989499 A JP 21989499A JP 2001052657 A JP2001052657 A JP 2001052657A
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Japan
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exterior material
secondary battery
lithium secondary
film
radius
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Reiji Nishikawa
羚二 西川
Yoshiyo Tanaka
佳代 田中
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Original Assignee
Toshiba Battery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスが発生した際に接着部が剥がれるのが防
止され、ガス発生後も気密性を維持することが可能なリ
チウム二次電池を提供することを目的とする。 【解決手段】 発電要素の上下面にフィルム製外装材を
配置し、前記フィルム製外装材を接着することにより前
記発電要素を密封するリチウム二次電池において、前記
外装材同士が接着された部分の内側の輪郭線が描く形状
は、その線に対して線対称となるような少なくとも二つ
の仮想線a,bを有し、前記二つの仮想線a,bはお互
いに直交するものであり、かつ前記仮想線の直交点を中
心とする半径Rの円1と前記Rの0.9倍の大きさを半
径とする円2とで囲まれた領域3に前記輪郭線が存在す
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リチウム二次電池
に関する。
【0002】
【従来の技術】リチウム二次電池において、大気中の酸
素、二酸化炭素、水蒸気等を遮断できる気密性に優れた
多層ラミネートフィルムを発電要素を収納するための外
装材として用いるものが提案されている。このようなリ
チウム二次電池は、外装材としてステンレスやアルミニ
ウムなどの金属缶を用いるものに比べて、重量当たりの
容量が大きく、かつ薄型化が可能であるため、注目され
ている。中でも、発電要素中にゲル状の非水系固体電解
質を含むものは、発電要素に非水電解液が溶液の状態で
含浸されているものに比べて安全性が高いため、パーソ
ナルコンピュータや携帯電話の駆動電源への応用が期待
されている。
【0003】多層ラミネートフィルムとしては、内部に
アルミニウム箔が介在され、かつ一方の面に変性ポリエ
チレンなどの熱融着性樹脂が配されたものが知られてい
る。このような多層ラミネートフィルムを外装材として
使用することにより発電要素の上下面に多層ラミネート
フィルムを熱融着性樹脂層を内側にして配置し、前記熱
融着性樹脂層を熱融着領域の形状が矩形枠状になるよう
に熱融着させることにより前記外装材内に発電要素を密
封してなる二次電池が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、熱融着
領域の形状が矩形枠状である二次電池では、コーナ部と
辺の部分の接着強度を均一とすることが難しいことに加
え、内部圧力の増加に伴う不均一な変形ゆえに、高温環
境下に置かれる等によりガスが発生した際に比較的低い
内部圧力の増加で接着面が剥がれやすいという問題点が
ある。
【0005】本発明は、ガスが発生した際に接着部が剥
がれるのが防止され、ガス発生後も気密性を維持するこ
とが可能なリチウム二次電池を提供しようとするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るリチウム二
次電池は、発電要素の上下面にフィルム製外装材を配置
し、前記フィルム製外装材を接着することにより前記発
電要素を密封するリチウム二次電池において、前記外装
材同士が接着された部分の内側の輪郭線が描く形状は、
その線に対して線対称となるような少なくとも二つの仮
想線を有し、前記二つの仮想線はお互いに直交するもの
であり、かつ前記仮想線の直交点を中心とする半径Rの
円と前記Rの0.9倍の大きさを半径とする円とで囲ま
れた領域に前記輪郭線が存在することを特徴とするもの
である。
【0007】また、本発明に係るリチウム二次電池は、
凹部を有する第1のフィルム製外装材の前記凹部内に発
電要素を収納すると共に、前記第1の外装材に板状をな
す第2のフィルム製外装材を前記発電要素を覆うように
配置し、前記第1の外装材と前記第2の外装材とを接着
することにより前記発電要素を密封するリチウム二次電
池であって、前記第1の外装材と前記第2の外装材とが
接着された部分の内側の輪郭線が描く形状は、その線に
対して線対称となるような少なくとも二つの仮想線を有
し、前記二つの仮想線はお互いに直交するものであり、
かつ前記仮想線の直交点を中心とする半径Rの円と前記
Rの0.9倍の大きさを半径とする円とで囲まれた領域
に前記輪郭線が存在し、前記第1の外装材は前記第2の
外装材に比べて機械的強度が高いことを特徴とするもの
である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るリチウム二次
電池をポリマーリチウム二次電池を例にして説明する。
【0009】本発明に係るポリマーリチウム二次電池
は、正極、負極及び前記正負極を電気的に隔絶するため
のセパレータを含む発電要素の上下面にフィルム製外装
材を配置し、前記フィルム製外装材を接着することによ
り前記発電要素を密封するポリマーリチウム二次電池に
おいて、前記外装材同士が接着された部分の内側の輪郭
線が描く形状は、その線に対して線対称となるような少
なくとも二つの仮想線を有し、前記二つの仮想線はお互
いに直交するものであり、かつ前記仮想線の直交点を中
心とする半径Rの円と前記Rの0.9倍の大きさを半径
とする円とで囲まれた領域に前記輪郭線が存在すること
を特徴とする。
【0010】前記発電要素の上下面にフィルム製外装材
を配置する場合、2枚のフィルム製外装材を用いても良
いが、1枚のフィルム製外装材を二つに折って用いても
良い。
【0011】前記発電要素は、前記正極と電気的に接続
される正極リード及び前記負極と電気的に接続される負
極リードをさらに備えることを許容する。また、正負極
リードは、上下外装材の間から延出させても良い。
【0012】前記外装材同士が接着された部分の内側の
輪郭線が描く形状は、図1に示すように、その線に対し
て線対称となるような少なくとも二つの仮想線a,bを
有している。二つの仮想線a,bはお互いに直交するも
のである。前記仮想線の直交点を中心とする半径Rの円
1と、前記Rの0.9倍の大きさを半径とする円2とで
囲まれた領域3内に前記輪郭線が存在する。前記輪郭線
の形状は、前述した領域3内に存在できるものであれば
良く、例えば、円形、図2に示すような楕円4、図3に
示すような円弧5と直線6とを組み合わせたもの等を挙
げることができる。なお、前記輪郭線が描く形状が対称
線を2本以上有する場合、最も長い対称線の1/2の大
きさをRとする。
【0013】フィルム製外装材の接着は、例えば、融着
を採用することができる。この場合、フィルム製外装材
として内面の少なくとも接着部に熱融着性樹脂が配され
たものを用いる。前記熱融着性樹脂としては、例えば、
変性ポリエチレンフタレート、酸変性ポリエチレン、酸
変性ポリプロピレン、アイオノマー、エチレンビニルア
セテート(EVA)等を挙げることができる。
【0014】フィルム製外装材は、水分の侵入を防止す
る機能を有することが必要である。具体的には、内部に
アルミニウム、ニッケル、ステンレスなどの金属層が介
在されたものを挙げることができる。
【0015】また、フィルム製外装材の表面層は、保護
機能を有することが望ましい。前記表面層は、例えば、
ポリエチレンテレフタレート(PET)から形成するこ
とができる。
【0016】前記フィルム製外装材として2枚使用し、
第1の外装材を発電要素が収納される凹部を有する形状
にし、第2の外装材を板状にする場合、前記第1の外装
材の機械的強度を前記第2の外装材に比べて高くするこ
とが好ましい。このようにする際、前記第1の外装材の
厚さを前記第2の外装材に比べて厚くすることが望まし
い。中でも、前記第1の外装材及び前記第2の外装材を
前述した内部に金属層が介在されたフィルムからそれぞ
れ形成する場合、前記第1の外装材の前記金属層の厚さ
を前記第2の外装材に比べて厚くすることが好ましい。
また、前記第1の外装材と前記第2の外装材の厚さを変
えずに機械的強度を異ならせる場合、前記第1の外装材
を内部に金属層としてステンレスまたはニッケルが介在
されたフィルムから形成することにより機械的強度を向
上させることが望ましい。その結果として、後に記載の
該電池が組み込まれる電子機器または電池パック筐体と
組み合わせることで、電池膨れの抑制を効率良く行うこ
とが可能となる。
【0017】以下、前記正極、負極及びセパレータにつ
いて説明する。
【0018】(1)正極 この正極は、集電体と、前記集電体に担持され、正極活
物質、非水電解液及びこの電解液を保持するポリマーを
含む正極層とからなる。
【0019】前記正極活物質としては、種々の酸化物
(例えばLiMn2 4 などのリチウムマンガン複合酸
化物、二酸化マンガン、例えばLiNiO2 などのリチ
ウム含有ニッケル酸化物、例えばLiCoO2 などのリ
チウム含有コバルト酸化物、リチウム含有ニッケルコバ
ルト酸化物、リチウムを含む非晶質五酸化バナジウムな
ど)や、カルコゲン化合物(例えば、二硫化チタン、二
硫化モリブテンなど)等を挙げることができる。中で
も、リチウムマンガン複合酸化物、リチウム含有コバル
ト酸化物、リチウム含有ニッケル酸化物を用いるのが好
ましい。
【0020】前記非水電解液は、非水溶媒に電解質を溶
解することにより調製される。
【0021】前記非水溶媒としては、エチレンカーボネ
ート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ブチ
レンカーボネート(BC)、ジメチルカーボネート(D
MC)、ジエチルカーボネート(DEC)、エチルメチ
ルカーボネート(EMC)、γ−ブチロラクトン(γ−
BL)、スルホラン、アセトニトリル、1,2−ジメト
キシエタン、1,3−ジメトキシプロパン、ジメチルエ
ーテル、テトラヒドロフラン(THF)、2−メチルテ
トラヒドロフラン等を挙げることができる。前記非水溶
媒は、単独で使用しても、2種以上混合して使用しても
良い。
【0022】前記電解質としては、例えば、過塩素酸リ
チウム(LiClO4 )、六フッ化リン酸リチウム(L
iPF6 )、ホウ四フッ化リチウム(LiBF4 )、六
フッ化砒素リチウム(LiAsF6 )、トリフルオロメ
タンスルホン酸リチウム(LiCF3 SO3 )等のリチ
ウム塩を挙げることができる。
【0023】前記電解質の前記非水溶媒に対する溶解量
は、0.2mol/l〜2mol/lとすることが望ま
しい。
【0024】前記ポリマーは、非水電解液を保持する機
能の他に結着機能を有していることが望ましい。かかる
ポリマーとしては、例えば、ポリエチレンオキサイド誘
導体、ポリプロピレンオキサイド誘導体、前記誘導体を
含むポリマー、ポリテトラフルオロプロピレン、ビニリ
デンフロライド(VdF)とヘキサフルオロプロピレン
(HFP)との共重合体、ポリビニリデンフロライド
(PVdF)等を用いることができる。中でも、VdF
―HFP共重合体が好ましい。
【0025】前記正極は、導電性を向上する観点から導
電性材料を含んでいてもよい。前記導電性材料として
は、例えば、人造黒鉛、カーボンブラック(例えばアセ
チレンブラックなど)、ニッケル粉末等を挙げることが
できる。
【0026】前記集電体としては、例えば、メッシュ、
エキスパンドメタル、パンチドメタル等の多孔質構造を
有するものか、あるいは金属板を用いることができる。
また、前記集電体は、アルミニウムまたはアルミニウム
合金から形成されていることが好ましい。
【0027】(2)負極 この負極は、集電体と、前記集電体に担持され、活物
質、非水電解液及びこの電解液を保持するポリマーを含
む負極層とからなる。
【0028】前記負極活物質としては、リチウムイオン
を吸蔵・放出する炭素質材料を挙げることができる。か
かる炭素質材料としては、例えば、有機高分子化合物
(例えば、フェノール樹脂、ポリアクリロニトリル、セ
ルロース等)を焼成することにより得られるもの、コー
クスや、メソフェーズピッチを焼成することにより得ら
れるもの、人造グラファイト、天然グラファイト等に代
表される炭素質材料を挙げることができる。中でも、ア
ルゴンガスや窒素ガスのような不活性ガス雰囲気におい
て、500℃〜3000℃の温度で、常圧または減圧下
にて前記メソフェーズピッチを焼成して得られる炭素質
材料を用いるのが好ましい。
【0029】前記非水電解液としては、前述した正極で
説明したものと同様なものが用いられる。
【0030】前記ポリマーは、非水電解液を保持する機
能の他に結着機能を有していることが望ましい。かかる
ポリマーとしては、前述した正極で説明したものと同様
な種類のポリマーを用いることができ、中でもVdF―
HFP共重合体が好ましい。
【0031】前記集電体としては、例えば、メッシュ、
エキスパンドメタル、パンチドメタル等の多孔質構造を
有するものか、あるいは金属板を用いることができる。
また、前記集電体は、銅または銅合金から形成されてい
ることが好ましい。
【0032】(3)セパレータ このセパレータは、非水電解液及びこの電解液を保持す
るポリマーを含む。
【0033】前記非水電解液としては、前述した正極で
説明したのと同様なものを挙げることができる。
【0034】前記ポリマーは、非水電解液を保持する機
能の他に結着機能を有していることが望ましい。かかる
ポリマーとしては、前述した正極で説明したものと同様
な種類のポリマーを用いることができ、中でもVdF―
HFP共重合体が好ましい。
【0035】前記セパレータは、強度を向上させる観点
から、補強材をさらに含むことが好ましい。前記補強材
としては、例えば、酸化珪素(SiO2)、雲母群、ア
ルミナ等から選ばれる1種類以上を用いることができ
る。補強材の形態は、粒子状、繊維状もしくは鱗片状に
することができる。また、例えば粒子と繊維のように形
態が異なる2種以上のものを混合して使用しても良い。
【0036】このポリマーリチウム二次電池の一例を図
4〜図6を参照して説明する。
【0037】図4は本発明に係るリチウム二次電池の一
例であるポリマーリチウム二次電池を示す側面図、図5
は図4のポリマーリチウム二次電池を示す上面図、図6
は図4のポリマーリチウム二次電池を示す断面図であ
る。
【0038】すなわち、帽子形のフィルム製外装材7と
円板形のフィルム製外装材8とで囲まれた空間内に円板
形の発電要素が収納されている。正極リード9は、前記
外装材7と前記外装材8の間から延出されている。負極
リード10は、発電要素を挟んで前記正極リード9と対
向するように前記外装材7と前記外装材8の間から延出
されている。各外装材7,8は、内面側から外面側に向
けて熱融着性樹脂層11、樹脂層12,金属層13及び
保護層14の順に積層したラミネートフィルムである。
前記外装材7の鍔部15の内面と前記外装材8の内面周
縁とは、その間に前記正極リード9及び前記負極リード
10を挟んだ状態で融着されている。前記外装材7と前
記外装材8が融着された部分(図5の斜線で示す領域)
は、対称線aとこの対称線aと直交する対称軸bに対し
て線対称である。前記融着部の内側の輪郭線16は、前
記対称軸aの半分の大きさRを半径とする円と重なる、
つまり前記Rを半径とする円と前記Rの0.9倍の大き
さを半径とする円とで囲まれたリング状領域X内に存在
する。前記発電要素は、正極17と、負極18と、前記
正極17と前記負極18の間に配置されたセパレータ1
9とを具備する。
【0039】本発明に係るリチウム二次電池を電気・電
子機器及び電子パック内に組み込む際、例えば図7に示
すような方法で組み込むことが望ましい。すなわち、電
気・電子機器または電子パックの筐体部20内に二次電
池を帽子形外装材8が前記筐体部20の内面と接するよ
うに収納する。次いで、剛性を有する支持板21を前記
筐体部20の開口部を塞ぐように例えばネジ22により
固定する。このような構成にすることによって、電気・
電子機器及び電子パックに二次電池を前記筐体部20の
内面と前記支持板21とにより挟んだ状態で組み込むこ
とができるため、二次電池内にガスが発生した際に外装
材7,8が膨らむのを防止することができる。また、前
記支持板21の少なくとも二次電池と接する表面を導電
性材料から形成しても良い。
【0040】なお、前述した図4〜図6においては、発
電要素の形状を円板形にしたが、特に限定されず、例え
ば、楕円板、矩形板等にすることができる。
【0041】また、前述した図4〜図6においては、第
1の外装材を帽子形にし、かつ第2の外装材を円板形に
したが、第1の外装材として発電要素を収納する凹部を
有する矩形板を用い、かつ第2の外装材として矩形板を
用いても良い。
【0042】前述した図4〜図6においては、正極1
7,負極18及びセパレータ19からなる3層構造のユ
ニットセルを発電要素として用いる例を説明したが、例
えば、図8に示すような正極/セパレータ/負極/セパ
レータ/正極の5層構造のユニットセルを発電要素とし
て用いることができる。すなわち、発電要素は、多孔質
集電体23の両面に正極層24が担持された構造を有す
る正極と、多孔質もしくは無孔の集電体25の両面に負
極層26が担持された構造を有する負極と、前記正極及
び前記負極の間に配置されるセパレータ19とから構成
される。正極端子27は、前記各正極の集電体23を帯
状に延出したもので、正極リード9と電気的に接続され
ている。負極端子28は、前記負極の集電体25を帯状
に延出したもので、負極リード10と電気的に接続され
ている。
【0043】また、前述した図6に示す3層構造のユニ
ットセルや、前述した図8に示す5層構造のユニットセ
ルを複数個積層して発電要素を構成しても良い。図9
に、前述した図8に示す5層構造のユニットセルを2個
積層した例を示す。
【0044】以上説明した本発明によれば、発電要素の
上下面にフィルム製外装材を配置し、前記フィルム製外
装材を接着することにより前記発電要素を密封するリチ
ウム二次電池において、前記外装材同士が接着された部
分の内側の輪郭線が描く形状が、その線に対して線対称
となるような少なくとも二つの仮想線を有し、前記二つ
の仮想線はお互いに直交するものであり、かつ前記仮想
線の直交点を中心とする半径R(仮想線の長さが異なる
場合、大きい方の対称線の1/2)の円と前記Rの0.
9倍の大きさを半径とする円とで囲まれた領域に前記輪
郭線を存在させることによって、前記接着部の内側付近
の接着強度をほぼ均等にすることができるため、高温環
境下に晒される等によりガスが発生した際に前記接着部
が剥離するのを抑制することができ、気密性を維持する
ことができる。
【0045】また、本発明によれば、凹部を有する第1
のフィルム製外装材の前記凹部内に発電要素を収納する
と共に、前記第1の外装材に板状をなす第2のフィルム
製外装材を前記発電要素を覆うように配置し、前記第1
の外装材と前記第2の外装材とを接着することにより前
記発電要素を密封するリチウム二次電池にて、前記第1
の外装材と前記第2の外装材が接着された部分の内側の
輪郭線が描く形状が、その線に対して線対称となるよう
な少なくとも二つの仮想線を有し、前記二つの仮想線は
お互いに直交するものであり、かつ前記仮想線の直交点
を中心とする半径R(仮想線の長さが異なる場合、大き
い方の対称線の1/2)の円と前記Rの0.9倍の大き
さを半径とする円とで囲まれた領域に前記輪郭線を存在
させることによって、接着部の内側付近の接着強度をほ
ぼ均等にすることができる。また、前記第1の外装材の
機械的強度を前記第2の外装材に比べて高くすることに
よって、ガス発生の際に前記外装材が膨らむのを抑える
ことができる。その結果、接着部の剥離耐圧をより向上
することができる。
【0046】ところで、前述した図9に示すようにユニ
ットセルを複数個積層すると、反応面積が増加するため
に大電流放電特性及び放電容量が向上するものの、ガス
が発生量が多くなる。このため、ユニットセルを複数個
用いるリチウム二次電池では、ガスが発生した際に接着
部が剥がれやすい。本願発明によれば、ユニットセルを
複数個用いる二次電池においてもガス発生時に気密性が
損なわれるのを防止することができるため、高い気密性
を確保しつつ、大電流放電特性及び放電容量が向上され
たリチウム二次電池を実現することができる。
【0047】
【実施例】以下、本発明に係わる実施例を詳細に説明す
る。
【0048】(実施例1) <非水電解液未含浸の正極の作製>活物質として組成式
がLiMn2 4 で表されるリチウムマンガン複合酸化
物56重量%と、カーボンブラックを5重量%と、非水
電解液を保持する機能を有するポリマーとしてビニリデ
ンフロライド−ヘキサフルオロプロピレン(VdF−H
FP)の共重合体粉末を17重量%と、フタル酸ジブチ
ル(DBP)22重量%をN−N−ジメチルホルムアミ
ド中で混合し、ペーストを調製した。得られたペースト
をPETフィルム上に塗布し、非水電解液未含浸の正極
シートを作製した。得られた正極シートをアルミニウム
製エキスパンドメタルからなる集電体の両面に熱ロール
で加熱圧着することにより非水電解液未含浸の正極を作
製した。
【0049】<非水電解液未含浸の負極の作製>活物質
としてメソフェーズピッチ炭素繊維58重量%と、非水
電解液を保持する機能を有するポリマーとしてVdF−
HFP共重合体粉末を17重量%と、フタル酸ジブチル
(DBP)25重量%をN−N−ジメチルホルムアミド
中で混合し、ペーストを調製した。得られたペーストを
PETフィルム上に塗布し、非水電解液未含浸の負極シ
ートを作製した。得られた負極シートを銅製エキスパン
ドメタルからなる集電体の両面に熱ロールで加熱圧着す
ることにより非水電解液未含浸の負極を作製した。
【0050】<非水電解液未含浸のセパレータの作製>
酸化硅素粉末を33.3重量部と、非水電解液を保持す
る機能を有するポリマーとしてVdF−HFP共重合体
粉末を22.2重量部と、フタル酸ジブチル(DBP)
44.5重量部をアセトン中で混合し、ペースト状にし
た。得られたペーストをPETフィルム上に塗布し、シ
ート化し、非水電解液未含浸のセパレータを作製した。
【0051】<非水電解液の調製>エチレンカーボネー
ト(EC)とジメチルカーボネート(DMC)が体積比
で2:1の割合で混合された非水溶媒に電解質としての
LiPF6 をその濃度が1mol/lになるように溶解
させて非水電解液を調製した。
【0052】<電池組立>非水電解液未含浸の正極を1
枚、非水電解液未含浸の負極を1枚及び非水電解液未含
浸のセパレータを1枚用意し、前記正極及び前記負極の
間に前記セパレータを配置し、加熱した剛性ロールで加
熱加圧を施すことにより正負極及びセパレータを融着さ
せ、一体化し、円板状に打ち抜くことにより直径が20
mmで、厚さが0.9mmの非水電解液未含浸のユニッ
トセルを得た。
【0053】このユニットセルからDBPをメタノール
による溶媒抽出で除去した後、乾燥させた。次いで、正
極を帯状アルミニウム箔からなる正極リードに、負極を
帯状銅箔からなる負極リードに電気的に接続した。
【0054】一方、厚さ50μmの変性ポリエチレンテ
レフタレート(変性PET)フィルム、厚さ16μmの
ポリエチレンテレフタレートフィルム、厚さ20μmの
アルミニウム箔及び厚さ16μmのポリエチレンテレフ
タレートフィルムがこの順に積層されているラミネート
フィルムを用意した。前記ラミネートフィルムを変性P
ETフィルムが内面となるように帽子形に加圧成形する
ことにより第1の外装材を形成した。得られた第1の外
装材は、高さが1.0mmで、凸部の直径が26mm
で、鍔部の幅が3mmであった。また、前記ラミネート
フィルムを円板状に打ち抜くことにより、直径が32m
mの第2の外装材を形成した。
【0055】前記第1の外装材の凹部内に非水電解液未
含浸の発電要素を収納し、前記第1の外装材に前記第2
の外装材を前記発電要素を覆うように配置した。この
際、前記第1の外装材と前記第2の外装材との間から正
負極リードを延出させた。次いで、前記第1の外装材の
鍔部と前記第2の外装材の周縁とを一部を除いて130
℃の加熱加圧を施すことにより、一部の変性PETフィ
ルムを熱融着させることにより一部を封止した。ひきつ
づき、まだ熱融着していない箇所から前記組成の非水電
解液を注入した後、この箇所を前述したのと同様にして
封止することにより前述した図4〜図6に示す構造のポ
リマーリチウム二次電池を製造した。
【0056】得られた二次電池において、前記第1の外
装材と前記第2の外装材が融着された部分の内側の輪郭
線が描く形状はその線に対して線対称となるような少な
くとも二つの仮想線a,bを有していた。また、その二
つの仮想線a,bはお互いに直交していた。しかも、前
記仮想線の直交点を中心とする半径R(大きい方の対称
線の1/2)の円と、前記Rの0.9倍の大きさを半径
とする円とで囲まれた領域内に前記輪郭線が存在した。
【0057】(実施例2)第1,2の外装材を構成する
ラミネートフィルムとして、厚さ50μmの変性PET
フィルム、厚さ16μmのポリエチレンテレフタレート
フィルム、厚さ20μmのステンレス(SUS430)
箔及び厚さ16μmのポリエチレンテレフタレートフィ
ルムがこの順に積層されているものを用いること以外
は、前述した実施例1と同様にしてポリマーリチウム二
次電池を製造した。
【0058】得られた二次電池において、前記第1の外
装材と前記第2の外装材が融着された部分の内側の輪郭
線が描く形状は、前述した実施例1と同様なものであっ
た。
【0059】(実施例3)実施例1で説明したのと同様
な非水電解液未含浸の正極を2枚、実施例1で説明した
のと同様な非水電解液未含浸の負極を1枚及び実施例1
で説明したのと同様な非水電解液未含浸のセパレータを
2枚用意し、これらを前記正極及び前記負極の間に前記
セパレータが介在されるように積層し、加熱した剛性ロ
ールで加熱加圧を施すことにより正負極及びセパレータ
を融着させ、一体化し、円板状に打ち抜くことにより直
径が20mmの非水電解液未含浸のユニットセルを得
た。このユニットセルからDBPをメタノールによる溶
媒抽出で除去した後、乾燥させた。
【0060】次いで、このようなユニットセルを2個用
意し、並列に接続した後、正極を帯状アルミニウム箔か
らなる正極リードに、負極を帯状銅箔からなる負極リー
ドに電気的に接続し、厚さが1.9mmの非水電解液未
含浸の発電要素を得た。
【0061】一方、厚さ50μmの変性PETフィル
ム、厚さ16μmのポリエチレンテレフタレートフィル
ム、厚さ60μmのアルミニウム箔及び厚さ16μmの
ポリエチレンテレフタレートフィルムがこの順に積層さ
れているラミネートフィルムを用意した。前記ラミネー
トフィルムを変性PETフィルムが内面となるように帽
子形に加圧成形することにより第1の外装材を形成し
た。得られた第1の外装材は、高さが2.0mmで、凸
部の直径が26mmで、鍔部の幅が3mmであった。ま
た、実施例1で用いたのと同様なラミネートフィルムを
円板状に打ち抜くことにより、直径が32mmの第2の
外装材を形成した。
【0062】このようにして得られた第1の外装材、第
2の外装材及び発電要素を用い、前述した実施例1と同
様にしてポリマーリチウム二次電池を製造した。
【0063】得られた二次電池において、前記第1の外
装材と前記第2の外装材が融着された部分の内側の輪郭
線が描く形状は、前述した実施例1と同様なものであっ
た。
【0064】(実施例4)厚さ50μmの変性PETフ
ィルム、厚さ16μmのポリエチレンテレフタレートフ
ィルム、厚さ20μmのアルミニウム箔及び厚さ16μ
mのポリエチレンテレフタレートフィルムがこの順に積
層されているラミネートフィルムを用意した。前記ラミ
ネートフィルムを変性PETフィルムが内面となるよう
に帽子形に加圧成形することにより第1の外装材を形成
した。得られた第1の外装材は、高さが2.0mmで、
凸部の直径が26mmで、鍔部の幅が3mmであった。
【0065】このようにして得られた第1の外装材を用
いること以外は、、前述した実施例3と同様にしてポリ
マーリチウム二次電池を製造した。
【0066】得られた二次電池において、前記第1の外
装材と前記第2の外装材が融着された部分の内側の輪郭
線が描く形状は、前述した実施例1と同様なものであっ
た。
【0067】(比較例)実施例1で説明したのと同様な
非水電解液未含浸の正極を1枚、実施例1で説明したの
と同様な非水電解液未含浸の負極を1枚及び実施例1で
説明したのと同様な非水電解液未含浸のセパレータを1
枚用意し、前記正極及び前記負極の間に前記セパレータ
を配置し、加熱した剛性ロールで加熱加圧を施すことに
より正負極及びセパレータを融着させ、一体化し、実施
例1とほぼ同じ反応面積となるように矩形状に打ち抜く
ことにより厚さが0.9mmの非水電解液未含浸のユニ
ットセルを得た。
【0068】このユニットセルからDBPをメタノール
による溶媒抽出で除去した後、乾燥させた。次いで、正
極を帯状アルミニウム箔からなる正極リードに、負極を
帯状銅箔からなる負極リードに電気的に接続した。
【0069】一方、前述した実施例1で説明したのと同
様なラミネートフィルムを加圧成形することにより、矩
形状の凹部を有し、変性PETフィルムが内面である第
1の外装材を形成した。得られた第1の外装材は、鍔部
の幅が3mmであった。また、前記ラミネートフィルム
を矩形状に打ち抜くことにより第2の外装材を形成し
た。
【0070】前記第1の外装材の凹部内に非水電解液未
含浸の発電要素を収納し、前記第1の外装材に前記第2
の外装材を前記発電要素を覆うように配置した。この
際、前記第1の外装材と前記第2の外装材との間から正
負極リードを延出させた。次いで、前記第1の外装材の
鍔部と前記第2の外装材の周縁とを一部を除いて130
℃の加熱加圧を施すことにより、一部の変性PETフィ
ルムを熱融着させることにより一部を封止した。ひきつ
づき、まだ熱融着していない箇所から前記組成の非水電
解液を注入した後、この箇所を前述したのと同様にして
封止することにより図10に示す構造のポリマーリチウ
ム二次電池を製造した。接着面の内側の輪郭線が描く形
状は約15mm×約21mmの矩形であった。
【0071】すなわち、矩形凹部を有するフィルム製外
装材29と矩形板状のフィルム製外装材30とで囲まれ
た空間内に発電要素が収納されている。正極リード31
は、前記外装材29と前記外装材30の間から延出され
ている。負極リード32は、発電要素を挟んで前記正極
リード31と対向するように前記外装材29と前記外装
材30の間から延出されている。前記外装材29の鍔部
33の内面と前記外装材30の内面周縁とは、その間に
前記正極リード31及び前記負極リード32を挟んだ状
態で融着されている。前記外装材29と前記外装材30
とが融着された部分は、軸対称で、コの字型をしてい
る。
【0072】得られた実施例1〜4及び比較例の二次電
池について、それぞれ20個ずつ用意し、0.5mA/
cm2の電流密度で定電流充電し、4.2Vになった段
階で充電を停止した。次いで、0.5mA/cm2の電
流密度で3Vまで放電した。しかる後、0.5mA/c
2の電流密度で4.2Vまで定電流充電し、充電状態
で80℃の恒温槽に12時間保管した際の外装材の膨れ
状態及びガスリークの有無を測定し、その結果を下記表
1に示す。
【0073】
【表1】
【0074】表1から明らかなように、接着部の最内周
の輪郭線が描く形状が、その線に対して線対称となるよ
うな少なくとも二つの仮想線を有し、前記二つの仮想線
はお互いに直交するものであり、かつ前記仮想線の直交
点を中心とする半径R(仮想線の長さが異なる場合には
大きい方の対称線の1/2)の円と前記Rの0.9倍の
大きさを半径とする円とで囲まれた領域に前記最内周が
存在する実施例1〜4の二次電池は、高温環境下に充電
状態で保管した際のガスリークを防止できることがわか
る。
【0075】これに対し、接着部の最内周の形状が矩形
である比較例の二次電池は、高温環境下に充電状態で保
管した際に全ての電池の外装材が膨れ、かつガスリーク
を生じる電池が4個あることがわかる。
【0076】併せて、実施例3,4の二次電池を図7に
示す電池収納部モデルに固定し、前述したのと同様な条
件で充電し、充電状態で80℃の恒温槽に12時間保管
したときの外装材の膨れ状態を調べた。固定板22には
ステンレス(SUS304)0.3mm厚みのものを用
いた。実施例3の二次電池は、実施例1の二次電池に比
べ電気容量が大きく、従ってガス発生量も増加すること
が予想される。実施例3,4の二次電池は、ガスリーク
が観察されなかったものの、実施例4では3/10の割
合で変形が認められたのに対して、実施例3では目視
上、明確な変形は認められなかった(0/10)。これ
らの違いは電池固定部材の支持を得られる上下面に比
べ、これら部材の支持を受けられない電池側面の機械強
度の差が大きく関わっているものと推定される。
【0077】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、ガ
スが発生した際に気密性が損なわれるのを防止すること
が可能なリチウム二次電池を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリチウム二次電池における接着部
の内側の輪郭線が描く形状を説明するための模式図。
【図2】本発明に係るリチウム二次電池における接着部
の形状の一例を示す平面図。
【図3】本発明に係るリチウム二次電池における接着部
の形状の別な例を示す平面図。
【図4】本発明に係るリチウム二次電池の一例であるポ
リマーリチウム二次電池を示す側面図。
【図5】図4のポリマーリチウム二次電池を示す上面
図。
【図6】図4のポリマーリチウム二次電池を示す断面
図。
【図7】本発明に係るリチウム二次電池を電気・電子機
器または電池パックに収納した状態を示す断面図。
【図8】本発明に係るリチウム二次電池の一例であるポ
リマーリチウム二次電池の別な例を示す断面図。
【図9】本発明に係るリチウム二次電池の一例であるポ
リマーリチウム二次電池のさらに別な例を示す断面図。
【図10】比較例のポリマーリチウム二次電池を示す斜
視図。
【符号の説明】
1…半径Rの円、 2…半径0.9Rの円、 3…円1と円2とで囲まれた領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H011 AA10 AA13 AA17 CC02 CC06 CC10 DD06 DD13 KK01 5H029 AJ12 AJ15 AK03 AK05 AL06 AL07 AM02 AM03 AM04 AM05 AM07 CJ05 DJ02 EJ01 EJ12 HJ03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電要素の上下面にフィルム製外装材を
    配置し、前記フィルム製外装材を接着することにより前
    記発電要素を密封するリチウム二次電池において、 前記外装材同士が接着された部分の内側の輪郭線が描く
    形状は、その線に対して線対称となるような少なくとも
    二つの仮想線を有し、前記二つの仮想線はお互いに直交
    するものであり、かつ前記仮想線の直交点を中心とする
    半径Rの円と前記Rの0.9倍の大きさを半径とする円
    とで囲まれた領域に前記輪郭線が存在することを特徴と
    するリチウム二次電池。
  2. 【請求項2】 凹部を有する第1のフィルム製外装材の
    前記凹部内に発電要素を収納すると共に、前記第1の外
    装材に板状をなす第2のフィルム製外装材を前記発電要
    素を覆うように配置し、前記第1の外装材と前記第2の
    外装材とを接着することにより前記発電要素を密封する
    リチウム二次電池であって、 前記第1の外装材と前記第2の外装材とが接着された部
    分の内側の輪郭線が描く形状は、その線に対して線対称
    となるような少なくとも二つの仮想線を有し、前記二つ
    の仮想線はお互いに直交するものであり、かつ前記仮想
    線の直交点を中心とする半径Rの円と前記Rの0.9倍
    の大きさを半径とする円とで囲まれた領域に前記輪郭線
    が存在し、 前記第1の外装材は前記第2の外装材に比べて機械的強
    度が高いことを特徴とするリチウム二次電池。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017126558A (ja) * 2016-01-12 2017-07-20 セイコーインスツル株式会社 電気化学セルおよび電気化学セルの製造方法
JP7452923B2 (ja) 2019-11-26 2024-03-19 エルジー エナジー ソリューション リミテッド 電極組立体及びその製造方法

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