JP2001052340A - 情報記録方法 - Google Patents

情報記録方法

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JP2001052340A
JP2001052340A JP11220136A JP22013699A JP2001052340A JP 2001052340 A JP2001052340 A JP 2001052340A JP 11220136 A JP11220136 A JP 11220136A JP 22013699 A JP22013699 A JP 22013699A JP 2001052340 A JP2001052340 A JP 2001052340A
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Hirokazu Tanaka
宏和 田中
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トラック番号が片側にプリフォーマットされ
た光カードではトラック番号のある方からしか記録でき
ないため、記録速度が低下する。 【解決手段】 光カード1のトラック番号がプリフォー
マットされていない側からデータを記録する場合は、記
録すべきトラックの近傍の記録済みトラックを読み出
し、読み出した信号に基づいて書き込み開始タイミング
を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録媒体に情
報を記録する情報記録方法、特に、トラック番号がトラ
ックの片側のみにプリフォーマットされた記録媒体に情
報を記録する場合の記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、情報記録媒体には様々な種類のも
のがあり、ディスク状、カード状、テープ状等の各種の
形態が知られている。このうち、カード状に形成された
光学的情報記録媒体(以下、光カードと称する)は、小
型、軽量で、携帯性に優れ、比較的大容量であることか
ら、個人情報の履歴等(健康診断のデータ等の時系列の
データ)を記録するための情報記録媒体として注目され
ている。このような光カードにデータの記録や再生を行
う場合は、データを管理するためのディレクトリをデー
タと共に光カードに記録して、データをファイルごとに
管理するのが一般的である。ディレクトリは図9に示す
ようにファイル名50、ファイル長51、先頭データの
セクタアドレス52、ファイルが記録された日付、時刻
53等のファイル管理に必要な情報からなっており、こ
れらの情報を光カードの一部に記録してファイル管理を
行っている。
【0003】図10は光カードの平面図である。光カー
ド1の記録領域2にはトラッキングトラック3で区切ら
れた複数のトラック4が平行に配置され、各トラックの
両端には、トラックの物理的な位置を示すトラック番号
5がプリフォーマットされている。記録領域2にはデー
タを記録するためのデータ領域6とデータ領域6のディ
レクトリを記録するためのディレクトリ領域7が設けら
れている。図10ではデータ領域6は1トラック当たり
1セクタ、ディレクトリ領域7は1トラック当たり8セ
クタとなっているが、1トラック当たりのセクタ数は記
録するデータやディレクトリの大きさによって変えるこ
ともできる。また、図11に示すようにトラックの片側
にだけトラック番号をプリフォーマットした光カードも
存在し、このようにするとデータを記録できる領域が大
きくなるので、その分、図10の光カードよりも多くの
データを記録することができる。
【0004】ところで、光カード1は追記型の記録媒体
であり、データもディレクトリも未記録の領域にセクタ
単位でシーケンシャルに記録している。光カード1にデ
ータを記録する場合は、図10の光カード1の上部から
下部に向かってデータ領域6にシーケンシャルに記録
し、一方、ディレクトリを記録する場合はトラックの左
から右へセクタ単位で記録し、1トラック分記録したら
下部から上部に向かってディレクトリ領域7にシーケン
シャルに記録する。このような記録を行う追記型の光カ
ードでは、データの物理的な書き換えはできないが、後
から記録したデータを有効なデータとすることにより、
データやディレクトリの論理的な書き換えは可能であ
る。
【0005】図12は光カード1に記録するセクタのフ
ォーマットを示している。セクタはプリアンブル部10
0、データ部101、ポストアンブル部102に分けら
れている。プリアンブル部100とデータ部101の間
には同期信号1031 が配置され、データ部101とポ
ストアンブル部102の間には同期信号103n+1 が配
置されている。また、データ部101は所定のサイズの
複数のデータブロックに分けられ、各々のデータブロッ
クの間には同期信号1032 ,1033 ,…103n
配置されている。
【0006】記録媒体面上では、プリアンブル部100
とポストアンブル部102はクロックピットで、ピット
を一定間隔で記録したものである。この部分を再生する
とクロック信号が得られ、PLL発振器のサンプリング
クロックを同期させるために使用される。同期信号10
3はデータ部101には使われない特殊なパターンのピ
ットが使用される。また、各々のデータブロックは記録
するデータに対応したパターンのピットで構成されてい
る。このようなセクタフォーマットはデータ領域6やデ
ィレクトリ領域7に記録されるセクタのみならず、プリ
フォーマットされているトラック番号5も同様なフォー
マットで構成されている。
【0007】図13は光カード1にデータとディレクト
リを記録/再生する光カード情報記録再生装置を示すブ
ロック図である。光カード情報記録再生装置(以下、ド
ライブという)31はホストコンピュータ32に外部記
憶装置として接続され、ホストコンピュータ32の制御
に基づいて記録あるいは再生を行う。37は不図示の搬
送機構を駆動して、光カード1をドライブ31内の所定
位置に導入し、また、所定位置にて光カード1をR方向
に往復移動させ、更に,光カード1を機外に排出するた
めのカード送りモータである。38は光源の半導体レー
ザを含む光ビーム照射光学系であり、情報の記録、再生
時には光源の光ビームを微小光スポットに絞って光カー
ド1上に照射する。
【0008】図14は光ビーム照射光学系38から照射
される光ビームのスポットを示している。20は記録と
再生を行うための光スポットであり、記録を行う時は強
い光スポットが照射され、再生を行う時は記録されない
程度の弱い光スポットが照射される。21と22は光ス
ポット20により記録された直後に記録データが正常に
記録されているかを確認するためのベリファイ用の光ス
ポットである。即ち、図10の光カードは双方向の記録
が可能で、光カード1を左方向に走査することにより、
光スポットを相対的に右方向に走査して記録する時は光
スポット21による再生信号でベリファイを行う。逆
に、光スポットを相対的に左方向に走査して記録する時
は、光スポット22による再生信号でベリファイを行
う。23と24は再生を行うための光スポットで、20
と23と24の光スポットによって3トラック同時に再
生することもできる。25はトラッキングを行うための
光スポットで、これらの光スポットからの信号により記
録や再生をするための光スポットがトラック4の中心を
正確に走査するように制御を行う。
【0009】39は光カード1から反射された光スポッ
トを検出する光検出器、40は光ビーム照射光学系38
の一部を駆動して光カード1の記録媒体面上の光スポッ
トのピント位置をZ方向、即ち記録媒体面と垂直方向に
移動させてオートフォーカス制御を行うためのAFアク
チュエータ、41は光ビーム照射光学系38の一部を駆
動して記録媒体面上の光スポットをY方向、即ち、トラ
ック4に直交する方向に移動させてオートトラッキング
制御を行うためのATアクチュエータである。これらの
光ビーム照射光学系38、光検出器39、AFアクチュ
エータ40、ATアクチュエータ41を含んで光ヘッド
30が構成されている。36は光ヘッド30をY方向に
移動させて光ビームを所望のトラックにシークするため
のヘッド送りモータである。
【0010】MPU33はドライブ31内の各部を制御
するためのプロセッサ回路で、ROM、RAMを内蔵し
ている。MPU33ではヘッド送りモータ36、カード
送りモータ37等各部を制御し、また、ホストコンピュ
ータ32とデータの送受信を行う。AT/AF制御回路
34は光検出器39からの出力信号をもとにAFアクチ
ュエータ40、ATアクチュエータ41を駆動し、光ビ
ーム照射光学系38からの光スポットが記録媒体面に焦
点を結ぶようにオートフォーカス制御を行い、また、光
スポットがトラック4に追従して走査するようにオート
トラッキング制御を行う。
【0011】変復調回路35はMPU33の制御に基づ
いて記録データを変調し、再生した信号を復調するため
の回路である。データの記録時には、ホストコンピュー
タ32からMPU33にデータが転送され、MPU33
のRAMに順次格納される。RAMに格納されたデータ
は変復調回路35で所定の変調方式で変調され、更に変
調された信号に応じて光ビーム照射光学系38内の光源
を駆動し、データに応じて強度変調された光スポットを
トラック4上を走査することにより光学的に検出可能な
情報ピット列として情報の記録を行う。一方、データの
再生時には、光ビーム照射光学系38から再生するトラ
ック上に記録されない程度の再生用光ビームを走査し、
光検出器39で光カード1からの反射光を検出する。変
復調回路35は光検出器39の出力信号をもとに所定の
復調処理を行い、データを再生する。再生されたデータ
はRAMに順次格納され、その後、ホストコンピュータ
32に転送される。
【0012】次に、ドライブ31において光カード1に
データの記録を行うタイミングについて説明する。ま
ず、図10の光カード1に左から右方向に記録をする場
合は、光カード1を左方向に一定速度まで加速し、再生
用光スポット20でトラック番号5を再生する。次い
で、再生したトラック番号が目的のトラックであるかを
確認し、目的のトラックであった時はトラック番号5の
最初の同期信号1031 を検出してから、一定時間後に
記録用光ビーム20を照射してデータの記録を開始す
る。即ち、プリフォーマットされたトラック番号5の位
置を基準にして記録するタイミングを決めている。
【0013】ここで、一定時間というのは、カード送り
の速度、1トラック当たり何セクタ記録するか、トラッ
ク中のどこのセクタに記録するかによって変わってくる
が、それらは予め分かっている情報なので、それに従っ
て最初の同期信号1031 を検出してから記録を開始す
るまでの時間を決めている。また、カード送り部分に精
度の良いエンコーダを搭載すれば、一定時間を測らなく
ても記録を開始するタイミングを決定できるが、その分
コストがかかるというデメリットがある。このようにし
て所望の位置にデータの記録を行い、且つ、記録と同時
に光スポット21からの信号によってベリファイを行
う。
【0014】一方、図10の光カードに反対に右から左
方向にデータを記録する場合は、トラックの右端にプリ
フォーマットされたトラック番号の位置を基準にして記
録するタイミングが決められる。即ち、光カード1を右
方向に一定速度まで加速して再生用光スポット20でト
ラック番号5を再生し、再生したトラック番号が目的の
トラック番号であった場合は、トラック番号5の最初の
同期信号103n+1 を検出してから、一定時間後に記録
用光スポット20を照射してデータの記録を行う。デー
タを出力する順序は、左から右方向に記録する時とは逆
の順にする。そうすることによって、左から右方向に記
録した時と同じ順序でデータが記録される。ベリファイ
は光スポット22からの信号によって行う。
【0015】なお、図11に示すような光カードの場
合、以上のような方法ではトラック番号がプリフォーマ
ットされていない側からは記録を開始するタイミングが
測れないので記録をすることができない。このような光
カードに連続して記録を行う場合は、左から右方向に記
録を行った後、光ビームをトラックの左端に戻してから
次の記録を行う。
【0016】また、以上の説明ではセクタ間にギャップ
のある光カードについて述べたが、セクタ間にギャップ
のない光カードも知られている。図15はそのような光
カードを示している。セクタ間にギャップがない以外は
図11に示す光カードと同様で、トラック番号5がプリ
フォーマットされ、データ部6、ディレクトリ部7が設
けられている。
【0017】図16はセクタ間にギャップが無い場合の
1トラック分のデータのフォーマットを示している。図
16では1トラック当たりn個のセクタを記録する場合
のフォーマットを示している。また、5はプリフォーマ
ットされたトラック番号で、プリアンブル、同期信号4
011 、トラック番号から構成されている。更に、セク
タはデータ402と同期信号401で構成されている。
トラックの最後にはポストアンブルが配置されている。
このような光カードを用いて未記録のトラックに記録を
する場合は、光カード1を左方向に一定速度まで加速し
て、再生用光ビーム20でトラック番号5を再生する。
【0018】次いで、再生したトラック番号が目的のト
ラックであるかを確認し、目的のトラックであった場合
は、トラック番号5の右端の同期信号4012 を検出し
てから、直ちに記録用光ビーム20を照射してセクタ4
021 と同期信号4013 の記録を行う。即ち、記録を
行うセクタの直前の同期信号で記録するタイミングを決
めている。このようにして所望の位置にデータの記録を
行う。また、記録と同時に光スポット21からの信号に
よってベリファイを行う。最後のセクタnに記録する時
はポストアンブルも同時に記録する。このフォーマット
ではセクタ間にギャップがない分多くのデータを記録す
ることができるが、再生時に正しく同期がとれるように
非常に精度良く次のセクタを追記する必要がある。ま
た、このような記録方式ではトラック番号がプリフォー
マットされていない側からは、記録を開始するタイミン
グが分からないので記録をすることができない。連続し
て記録を行う場合は、左から右方向に記録を行った後、
光ビームをトラックの左端に戻してから次の記録を行
う。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、トラッ
クの両側にトラック番号がプリフォーマットされた光カ
ードの場合は、トラック番号が片側にプリフォーマット
された光カードに比べてデータを記録する領域が少なく
なり、記録容量が減少してしまうという問題点があっ
た。また、トラック番号が片側にプリフォーマットされ
た光カードの場合はトラック番号がプリフォーマットさ
れた側からしか記録を行っていないので、両側にトラッ
ク番号がプリフォーマットされた光カードに比べて記録
速度が半分になるという問題点があった。また、セクタ
間にギャップのない光カードでは同様にトラック番号の
プリフォーマットされていない側からはデータを記録で
きないばかりか、非常に高精度の記録が要求され、デー
タの記録が難しかった。
【0020】本発明は上記従来の問題点に鑑み、トラッ
ク番号が片側にのみプリフォーマットされた記録媒体を
用いた場合、記録速度を2倍に高速化できる情報記録方
法を提供することを目的とする。
【0021】また、本発明は、セクタ間にギャップのな
い記録媒体であっても逆方向に精度よくデータを記録で
きる情報記録方法を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、複数の
トラックが設けられ、各トラックの片側の端部にトラッ
クの物理的な位置を示すトラック番号がプリフォーマッ
トされた情報記録媒体にシーケンシャルに情報を記録す
る方法において、前記記録媒体のトラック番号がプリフ
ォーマットされていない側からデータを記録する場合
は、記録すべきトラックの近傍の記録済みトラックを読
み出し、読み出した信号に基づいて書き込み開始のタイ
ミングを決定することを特徴とする情報記録方法によっ
て達成される。
【0023】また、本発明の目的は、複数のトラックが
設けられ、トラックのセクタ間にはギャップのない記録
媒体であって、各トラックの片側の端部にトラックの物
理的な位置をトラック番号がプリフォーマットされた情
報記録媒体に情報を記録する方法において、前記記録媒
体のトラック番号がプリフォーマットされていない側か
らデータを記録する場合は、記録すべきトラックの近傍
の記録済みトラックを読み出し、読み出した信号に同期
してデータを記録することを特徴とする情報記録方法に
よって達成される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。まず、本発明の第1
の実施形態について説明する。なお、本実施形態では、
図13の光カード情報記録再生装置を用いて光カードに
情報を記録、再生するものとし、この時、光カードに図
14に示すように複数の光スポットを照射することによ
り情報の記録とベリファイ及び情報の再生を行うものと
する。これは、以下のすべての実施形態において同様で
ある。また、本実施形態では、図11に示すようにトラ
ックの片側にのみトラック番号がプリフォーマットされ
た光カード1を用いるものとする。
【0025】ここで、従来技術ではトラック番号がプリ
フォーマットされていない側からは記録できなかった
が、本実施形態ではこれから記録を行うトラックの隣の
トラックの記録済みセクタを記録開始位置を決める基準
とすることにより、トラック番号がプリフォーマットさ
れていない側からの記録を可能としている。即ち、図1
1の光カードにデータをトラック番号がプリフォーマッ
トされていない側から記録する時は、記録済みセクタ8
を記録開始位置を決める基準とし、ディレクトリをトラ
ック番号がプリフォーマットされていない側から記録す
る時は、セクタ9を記録開始位置を決める基準とするこ
とにより、トラック番号がなくとも記録を可能としてい
る。なお、トラック番号がプリフォーマットされている
側から光ビームを走査する方向を順方向、トラック番号
がプリフォーマットされていない側から光ビームを走査
する方向を逆方向という。
【0026】次に、具体的な記録方法について説明す
る。まず、データ領域6にデータを逆方向で記録する手
順について説明する。図1は図11の光カードのデータ
領域6にデータを逆方向で記録する時の様子を示してい
る。セクタ8はこれから記録を行うトラックの1つ前の
トラックに最後に記録されたセクタであり、次に記録を
行うセクタの記録開始位置を決める基準として用いられ
る。また、光スポット20は記録用光スポット、光スポ
ット23,24は再生用光スポットである。再生用光ス
ポット23,24は記録用光スポット20よりも先行し
ている。これらの各光スポット20,23,24は図1
4の光スポットに対応している。図1(a)は光スポッ
トがトラック4の右端にあり、走査を開始する前の状態
である。図1(b)は光スポットの走査を開始して再生
用光スポット24がセクタ8のポストアンブルにさしか
かったところである。
【0027】ここで、MPU33は変復調回路35から
の信号により光スポット24が再生するセクタ8のポス
トアンブルのクロックピットを監視している。図1
(c)は光スポット24がセクタ8のポストアンブルを
再生している状態である。MPU33はセクタ8のポス
トアンブルを確認すると、記録用光スポット20を照射
して記録を開始する。記録を開始するタイミングは光カ
ードの送り速度と光スポット20と光スポット24の間
隔を考慮してポストアンブルを検出してから一定時間後
に記録を開始すればよい。図1(d)は光スポット20
により記録を行っている状態であり、このまま1セクタ
分のデータを記録する。連続して記録を行う場合は、次
の隣接トラックにジャンプして順方向に従来の方法で記
録を行う。この順方向と逆方向の記録を繰り返すことに
より、従来に比べて2倍の記録速度を実現できる。
【0028】次に、ディレクトリ領域7にディレクトリ
を逆方向で記録する手順について説明する。図2はディ
レクトリ領域7にディレクトリを逆方向で記録する時の
様子を示している。セクタ9はこれから記録を行うトラ
ックの1つ前のトラックに最後に記録されたセクタであ
り、次に記録を行うセクタの記録開始位置を決める基準
として用いられる。図2(a)は光ビームがトラック4
の右端にあり、走査を開始する前の状態である。図2
(b)は光スポットの走査を開始して再生用光スポット
23がセクタ9のポストアンブルにさしかかったところ
である。この場合もMPU33は変復調回路35からの
信号により光スポット23が再生するセクタ9のポスト
アンブルのクロックピットを監視している。
【0029】図2(c)は光スポット23がセクタ9の
ポストアンブルを再生している状態を示している。MP
U33はセクタ9のポストアンブルを確認すると、一定
時間経過後に記録用光スポット20を照射して記録を開
始する。ここで、一定時間というのは、光スポット20
と光スポット23の間隔、カード送りの速度、1トラッ
ク当たり何セクタ記録するか、トラック中のどこのセク
タに記録するかによって変わってくるが、それらは予め
分かっている情報なので、それに従ってポストアンブル
を検出してから記録を開始するまでの時間が決められて
いる。図2(d)は光スポット20が記録を行っている
状態であり、このまま1セクタ分のデータを記録する。
【0030】なお、ディレクトリを逆方向で記録する場
合、記録を行うトラックの1つ前のトラックに最後に記
録されたセクタ9によって記録開始位置を決めている
が、セクタ9と同じトラックのどの記録済みセクタでも
記録開始位置を決める基準のセクタとして用いてもよ
い。特に、記録しようとするセクタに隣接する記録済セ
クタを基準としてもよい。また、次のセクタに連続して
ディレクトリを記録する時は順方向で従来の方法で記録
を行う。この順方向と逆方向の記録を繰り返すことによ
り、従来に比べて2倍の記録速度を実現できる。更に、
本実施形態では、光カード1にトラック番号が各トラッ
クの片側にしかプリフォーマットされていないので、図
10に示すような光カードに比べてより多くの記録容量
を確保することができる。
【0031】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図3は本実施形態で用いる光カードを示す図で
ある。この光カードは図11の光カードと同様にトラッ
クの片側だけにトラック番号がプリフォーマットされて
いるが、データ領域6の記録を開始する側の一番端のト
ラックと、ディレクトリ領域7の記録を開始する側の一
番端のトラックに予めクロックピット10が記録されて
いる。図4はクロックピットを示す図である。クロック
ピットは図12におけるプリアンブル部100やポスト
アンブル部102と同様のパターンのピットで構成され
ている。
【0032】このようなクロックピット10を予め記録
しておけば、データ領域6にデータが記録されていない
状態であっても、予め記録したクロックピット10をデ
ータの記録開始位置を決める基準として使用することに
より、第1の実施形態と同様に逆方向でデータを記録す
ることができる。同様に、ディレクトリ領域7に1トラ
ック分のディレクトリが記録されていない状態であって
も、予め記録したクロックピット10をディレクトリの
記録開始位置を決める基準として使用することにより、
同様に逆方向でディレクトリを記録することができる。
【0033】また、図3の光カードではディレクトリ領
域7側に記録されたクロックピットはデータ領域6側と
同じ1トラック当たり1セクタであるが、ディレクトリ
領域7と同じセクタタイプ(1トラック当たりのセクタ
数)で記録して、記録を行うセクタと同じ位置のクロッ
クピットを記録開始位置を決める基準としてもよい。こ
のように予めクロックピット10を記録しておくことに
より、データやディレクトリが記録されていない状態で
も逆方向でデータやディレクトリを記録することができ
る。
【0034】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。第2の実施形態ではデータ領域6の記録を開始
する側の一番端のトラックと、ディレクトリ領域7の記
録を開始する側の一番端のトラックに予めクロックピッ
トを記録しているが、本実施形態では、クロックピット
の代わりにダミーデータを記録しておくものとする。こ
のダミーデータは図12に示すセクタフォーマットと同
様の構成で、記録開始位置を決める基準となる以外には
特に意味はない。従って、セクタ内の各データブロック
にはどのような値を記録しても良いが、ここでは全て0
を記録するものとする。
【0035】このようなダミーデータを予め記録してお
くことにより、データ領域6にデータが記録されていな
い状態であっても、予め記録したダミーデータをデータ
の記録開始位置を決める基準として使用することによ
り、同様に逆方向でデータを記録することができる。ま
た、ディレクトリ領域7に1トラック分のディレクトリ
が記録されていない状態であっても、予め記録したダミ
ーデータをディレクトリの記録開始位置を決める基準と
して使用することにより、同様に逆方向でディレクトリ
を記録することができる。また、図3の光カードにダミ
ーデータを記録する場合、ディレクトリ領域7側のダミ
ーデータはデータ領域6側と同じ1トラック当たり1セ
クタとしなくともよく、ディレクトリ領域7と同じセク
タタイプで記録して、記録を行うセクタと同じ位置のダ
ミーデータを記録開始位置を決める基準としてもよい。
このように予めダミーデータを記録しておくことによ
り、データやディレクトリが記録されていない状態でも
逆方向でデータやディレクトリを記録することができ
る。
【0036】次に、本発明の第4の実施形態について説
明する。第2、第3の実施形態ではデータ領域6の記録
を開始する側の一番端のトラックと、ディレクトリ領域
7の記録を開始する側の一番端のトラックに、予めクロ
ックピットやダミーデータを記録しているが、本実施形
態においては、クロックピットやダミーデータの代わり
にフォーマット情報を記録しておくものとする。また、
第1〜第3の実施形態ではデータ領域における各トラッ
クのセクタ数は1つに固定されているが、フォーマット
情報を記録することにより任意のセクタタイプを選択す
ることが可能である。
【0037】フォーマット情報は図5に示すような情報
で、光カード1の全トラック数300、光カード1の記
録領域2をいくつのパーティションに分割するかを示す
パーティション数301、各パーティションのトラック
数302、各パーティションのデータ領域のセクタタイ
プ303から構成されている。ここでは、記録領域2を
パーティションAからパーティションHまで、最大8つ
に分割して使用できるようになっている。セクタタイプ
303は1トラック当たりのセクタ数を決めるための情
報である。本実施形態においては、パーティションは1
つとし、データ領域の1トラック当たりのセクタ数は1
とする。
【0038】このようなフォーマット情報を予め記録し
ておけば、データ領域6にデータが記録されていない状
態であっても、予め記録したフォーマット情報をデータ
の記録開始位置を決める基準として使用することによ
り、同様に逆方向でデータを記録することができる。ま
た、ディレクトリ領域7に1トラック分のディレクトリ
が記録されていない状態であっても、予め記録したフォ
ーマット情報をディレクトリの記録開始位置を決める基
準として使用することにより、同様に逆方向でディレク
トリを記録することができる。また、図3の光カードに
フォーマット情報を記録する場合、ディレクトリ領域7
側にはデータ領域6側と同じ1トラック当たり1セクタ
で記録しなくてもよく、ディレクトリ領域7と同じセク
タタイプで記録して、記録を行うセクタと同じ位置のフ
ォーマット情報を記録開始位置を決める基準としてもよ
い。このように予めフォーマット情報を記録しておくこ
とにより、データやディレクトリが記録されていない状
態でも逆方向でデータやディレクトリを記録することが
できる。
【0039】次に、本発明の第5の実施形態について説
明する。図6は本実施形態で用いる光カードを示してい
る。この光カードは第4の実施形態と同様に光カードの
一番上のトラックと一番下のトラックにフォーマット情
報11が記録されている。また、本実施形態ではそのフ
ォーマット情報によって記録領域2が2つのパーティシ
ョンに分けられており、パーティションAのデータ領域
6AもパーティションBのデータ領域6Bも1トラック
当たりのセクタ数は1とする。更に、パーティションA
とBの境界のトラックにクロックピット10が記録され
ている。
【0040】本実施形態では第4の実施形態と同様にフ
ォーマット情報が記録されているので、パーティション
Aのディレクトリ領域7AとパーティションBのデータ
領域6Bは、未記録の状態でも逆方向でデータやディレ
クトリを記録することができる。更に、本実施形態で
は、パーティションAとパーティションBの境界のトラ
ックにクロックピット10を記録しているので、パーテ
ィションAのデータ領域6Aにおいてもパーティション
Bのディレクトリ領域7Bにおいても未記録の状態で逆
方向に記録することができる。フォーマット情報11と
クロックピット10は光カード1をフォーマットする時
に記録すればよい。記録領域2を更に多くのパーティシ
ョンに分ける場合は、各パーティションの境界に同様に
クロックピット10を予め記録するものとする。
【0041】このようにクロックピット10を予めパー
ティションAとパーティションBの間に記録することに
より、データ領域6Aが未記録の状態であっても、クロ
ックピット10をデータの記録開始位置を決める基準と
して使用することにより、逆方向でデータを記録するこ
とができる。同様に、ディレクトリ領域7Bに1トラッ
ク分のディレクトリが記録されていない状態であって
も、クロックピット10をディレクトリの記録開始位置
を決める基準として使用することにより、逆方向でディ
レクトリを記録することができる。本実施形態では、光
カードの記録領域を2つのパーティションに分け、且
つ、予めクロックピットを各パーティションの境界に記
録しているので、どのパーティションのどの領域におい
ても未記録の状態で、逆方向の記録ができるようにな
る。
【0042】次に、本発明の第6の実施形態について説
明する。第5の本実施形態ではパーティションの境界の
トラックにクロックピット10を記録しているが、本実
施形態ではクロックピットの代わりにダミーデータを記
録するものとする。また、図6に示すように光カードの
一番上のトラックと一番下のトラックにフォーマット情
報11を記録するものとする。本実施形態においても、
フォーマット情報によって記録領域2が2つのパーティ
ションに分けられており、パーティションAのデータ領
域6Aも、パーティションBのデータ領域6Bも1トラ
ック当たりのセクタ数は1とする。
【0043】本実施形態では、光カードの一番上のトラ
ックと一番下のトラックにフォーマット情報が記録され
ているので、パーティションAのディレクトリ領域7A
と、パーティションBのデータ領域6Bは、未記録の状
態からでも逆方向でデータやディレクトリを記録でき
る。また、パーティションAとパーティションBの境界
のトラックにダミーデータを記録しているので、パーテ
ィションAのデータ領域6Aにおいても、パーティショ
ンBのディレクトリ領域7Bにおいても未記録の状態で
逆方向に記録することができる。フォーマット情報とダ
ミーデータは光カード1をフォーマットする時に記録す
ればよい。
【0044】このようにダミーデータを予めパーティシ
ョンAとパーティションBの間に記録しておけば、デー
タ領域6Aが未記録の状態であっても、ダミーデータを
データの記録開始位置を決める基準として使用すること
により、逆方向でデータを記録することができる。同様
に、ディレクトリ領域7Bに1トラック分のディレクト
リが記録されていない状態であっても、ダミーデータを
ディレクトリの記録開始位置を決める基準として使用す
ることにより、逆方向でディレクトリを記録することが
できる。
【0045】次に、本発明の第7の実施形態について説
明する。本実施形態では、図15の光カードを用いるも
のとする。従来技術ではセクタ間にギャップのある光カ
ードと同様にセクタ間にギャップのないフォーマットの
光カードも逆方向での記録はできなかったが、本実施形
態ではこれから記録を行うトラックの隣のトラックの記
録済みセクタを記録開始位置を決める基準とすることに
より、トラック番号がプリフォーマットされていない側
からの記録を可能としている。即ち、図15の光カード
にデータを逆方向で記録する時はセクタ8が記録を開始
する位置を決める基準となり、ディレクトリを逆方向で
記録する時はセクタ9が記録を開始する位置を決める基
準となる。具体的には、データ領域6にデータを逆方向
で記録する場合は、図1の記録方法と全く同様である。
即ち、記録を行う光スポット20に対して先行している
再生用光スポット24の再生信号を監視し、ポストアン
ブルのクロック信号を検出して記録するタイミングを決
定する。
【0046】次に、ディレクトリ領域7にディレクトリ
を逆方向で記録する手順について説明する。図7はディ
レクトリ領域7にディレクトリを逆方向で記録する時の
様子を示している。図7の記録済みセクタはセクタ間に
少しギャップがあるように見えるが、個々のセクタを分
かりやすく示すためであり、実際にはギャップは存在し
ないものとする。セクタ9は次に記録を行うセクタの記
録開始位置を決める基準となるセクタである。図7
(a)は光スポットがトラック4の右端にあり、走査を
開始する前の状態である。この状態から、逆方向の記録
を行う。図7(b)は光スポットの走査を開始して再生
用光スポット23がセクタ9の同期信号にさしかかった
ところである。
【0047】MPU33は変復調回路35からの信号に
より、光スポット23が再生するセクタ9の同期信号を
監視している。図7(c)は光スポット23がセクタ9
の同期信号を再生している状態である。MPU33はセ
クタ9の同期信号を確認すると、記録用光スポット20
を照射して記録を開始する。記録を開始するタイミング
は、光カードの送り速度と、光スポット20と光スポッ
ト23の間隔を考慮して、セクタ9の同期信号を検出し
てから一定時間後に記録を開始すればよい。図7(d)
は光スポット20により記録を行っている状態であり、
このまま1セクタ分のデータを記録する。連続して記録
を行う場合は、順方向で従来の方法で記録を行う。この
順方向と逆方向の記録を繰り返すことにより、従来に比
べて2倍の記録速度を実現できる。
【0048】以上の説明は記録を開始するタイミングに
ついてであるが、逆方向で記録を行う場合の記録中の動
作について説明する。セクタ間にギャップのないフォー
マットの場合は、逆方向で記録を行うには、非常に精度
の良い記録が要求される。逆方向で記録する最後のピッ
トが、記録済みセクタの最後のピットと重なってはなら
ないし、セクタ間によけいな空間が空くことも許されな
い。光カード1は一定速度でスキャンするように制御さ
れているとはいえ、多少の速度ジッターがあるので、そ
のまま記録を行うと精度の良い記録ができる保証はな
い。そこで、逆方向の記録は光スポット23、または光
スポット24の再生信号に同期して行うようにする。
【0049】図8は光ビーム照射光学系38、光検出器
39、逆方向記録を行う時の変復調回路35の一部を示
す図である。42はPLL発振器で、光スポット23ま
たは光スポット24の再生信号に同期したサンプリング
クロックを出力する。サンプリングクロックは各トラッ
クの再生開始時にプリアンブルまたはポストアンブルの
クロック信号と同期がとられ、多少の速度ジッターがあ
っても以降のデータを確実に再生するためのものであ
る。サンプリングクロックはデータの再生時には復調器
44に入力され、再生信号から確実に再生データを得る
ために使用されるが、本実施形態においては逆方向に記
録する時は再生信号に同期して記録するために変調器4
3に入力される。
【0050】MPU33は記録を開始するタイミングを
検知し、記録データを変調器43に入力すると、変調器
43はサンプリングクロックに従って記録データを記録
信号に変換し、その信号は光ビーム照射光学系38に入
力される。光ビーム照射光学系38は、その信号に従っ
て記録用光スポット20を強弱に発光させて記録を行
う。このようにして記録を開始するタイミングのみなら
ず、記録中も隣のトラックの再生信号と同期をとること
により、多少の速度ジッターがあっても精度のよい記録
を行うことができる。
【0051】以上でセクタ間にギャップのないフォーマ
ットの光カードに情報を記録する方法を説明したが、こ
のような光カードにおいても、第2、第3、第4の実施
形態と同様に予めクロックピット、ダミーデータ、フォ
ーマット情報等を記録しておけば、未記録の状態でも記
録を開始するタイミングを決定し、逆方向の記録ができ
る。更に、第5、第6の実施形態と同様に記録領域2を
複数のパーティションに区切って使用する場合は、各パ
ーティションの境界にクロックピットやダミーデータを
予め記録しておけば、どのパーティションのどの領域に
おいても未記録の状態で逆方向の記録ができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、記
録すべきトラックの近傍の記録済みトラックを読み出
し、読み出した信号に基づいて書き込み開始タイミング
を決定することにより、トラック番号がプリフォーマッ
トされていない側からもデータを記録することができ、
従来に比べて記録速度を2倍に高速化することができ
る。また、トラック番号がトラックの両端にプリフォー
マットされた記録媒体と記録速度は同等でありながらト
ラック番号が片側にしかプリフォーマットされていない
ので、その分、記録容量を増大することができる。更
に、トラックのセクタ間にギャップのない記録媒体にデ
ータを記録する時に記録済トラックの読出信号に同期し
てデータを記録することにより、多少の速度ジッターが
あっても精度よくデータを記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態によるデータ領域に逆
方向にデータを記録する方法を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態によるディレクトリ領
域に逆方向にディレクトリを記録する方法を示す図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施形態で用いる光カードを示
す図である。
【図4】クロックピットを示す図である。
【図5】フォーマット情報を示す図である。
【図6】本発明の第5の実施形態で用いる光カードを示
す図である。
【図7】本発明の第7の実施形態によるディレクトリ領
域に逆方向にディレクトリを記録する方法を示す図であ
る。
【図8】本発明の第7の実施形態で用いる変復調回路を
示すブロック図である。
【図9】ディレクトリの一例を示す図である。
【図10】トラックの両端にトラック番号がプリフォー
マットされた光カードを示す図である。
【図11】トラックの片側の端部にトラック番号がプリ
フォーマットされた光カードを示す図である。
【図12】セクタフォーマットの例を示す図である。
【図13】従来例の光カード記録再生装置を示すブロッ
ク図である。
【図14】図13の装置の光カード上の光スポットを示
す図である。
【図15】セクタ間にギャップのない光カードを示す図
である。
【図16】図15の光カードのトラックフォーマットを
示す図である。
【符号の説明】
1 光カード 2 記録領域 5 トラック番号 6 データ領域 7 ディレクトリ領域 10 クロックピット 11 フォーマット情報 20 記録(又は再生)用光スポット 21、22 ベリファイ用光スポット 23、24 再生用光スポット 25 トラッキング用光スポット 30 光ヘッド 31 情報記録再生装置 32 ホストコンピュータ 33 MPU 34 AT/AF制御回路 35 変復調回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のトラックが設けられ、各トラック
    の片側の端部にトラックの物理的な位置を示すトラック
    番号がプリフォーマットされた情報記録媒体にシーケン
    シャルに情報を記録する方法において、前記記録媒体の
    トラック番号がプリフォーマットされていない側からデ
    ータを記録する場合は、記録すべきトラックの近傍の記
    録済みトラックを読み出し、読み出した信号に基づいて
    書き込み開始タイミングを決定することを特徴とする情
    報記録方法。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体のシーケンシャルにデータ
    を記録する先頭トラックに予め所定データを記録し、前
    記記録媒体にトラック番号がプリフォーマットされてい
    ない側から始めてデータを記録する時は前記所定データ
    を読み出し、読み出した信号に基づいて書き込み開始タ
    イミングを決定することを特徴とする請求項1に記載の
    情報記録方法。
  3. 【請求項3】 前記記録媒体の記録領域が複数のパーテ
    ィションに分割されている時はパーティション毎にシー
    ケンシャルにデータを記録する先頭トラックに隣接する
    位置に予め所定データを記録し、パーティションにトラ
    ック番号が記録されていない側からデータを記録する時
    は前記所定データを読み出し、読み出した信号に基づい
    て書き込み開始タイミングを決定することを特徴とする
    請求項1に記載の情報記録方法。
  4. 【請求項4】 前記所定データは隣接するパーティショ
    ンの境界のトラックに記録され、パーティションの境界
    の側から最初にデータを記録する時は、前記境界のトラ
    ックに記録された所定データを読み出し、読み出した信
    号に基づいて書き込み開始タイミングを決定することを
    特徴とする請求項3に記載の情報記録方法。
  5. 【請求項5】 前記所定データは、クロックピット、ダ
    ミーデータまたはフォーマット情報であることを特徴と
    する請求項2乃至4のいずれかに記載の情報記録方法。
  6. 【請求項6】 複数のトラックが設けられ、トラックの
    セクタ間にはギャップのない記録媒体であって、各トラ
    ックの片側の端部にトラックの物理的な位置を示すトラ
    ック番号がプリフォーマットされた情報記録媒体に情報
    を記録する方法において、前記記録媒体のトラック番号
    がプリフォーマットされていない側からデータを記録す
    る場合は、記録すべきトラックの近傍の記録済トラック
    を読み出し、読み出した信号に同期してデータを記録す
    ることを特徴とする情報記録方法。
  7. 【請求項7】 前記記録すべきトラックの近傍の記録済
    みトラックは、記録すべきトラックの1つ前のトラック
    であることを特徴とする請求項1、6のいずれかに記載
    の情報記録方法。
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