JP2001184656A - 情報記録装置及び記録媒体 - Google Patents

情報記録装置及び記録媒体

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JP2001184656A
JP2001184656A JP37311699A JP37311699A JP2001184656A JP 2001184656 A JP2001184656 A JP 2001184656A JP 37311699 A JP37311699 A JP 37311699A JP 37311699 A JP37311699 A JP 37311699A JP 2001184656 A JP2001184656 A JP 2001184656A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精度の良い記録位置制御によって不要なデー
タを記録するリンキング領域をより少なく及び不必要に
し、記録領域を有効に使用できるようにすると共に記録
パルス列の低周波成分増大を防ぐ。 【解決手段】 トラック間の領域に所定間隔で形成され
たプリピットを有するDVD−R1に記録情報を記録す
る際、エンコーダ12は、同期パターンがスペースにな
るような第1の同期情報と記録パルス列の低周波成分を
抑圧する第2の同期情報とを生成し、DVD−R上から
検出したプリピット位置信号に基づいて記録位置制御信
号を生成し、上記2つの同期情報から選択された方を挿
入しながら、記録情報を所定の変調規則に従って変調し
た変調コードを記録パルス列に変換し、上記記録位置制
御信号に従って上記記録パルス列の出力を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、情報記録トラッ
ク間の領域に所定間隔で形成されたプリピットとを有す
る記録可能な記録媒体に対して、プリピット位置信号に
基づいて高精度に記録位置制御をして情報の記録を行う
DVD−Rドライブ装置等の情報記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、記録可能な記録媒体であるCD−
R/RW等の光ディスクにデータの追記や書換えを行う
記録可能型光ディスク記録再生装置が実用化されてい
る。
【0003】このような記録可能型光ディスク記録再生
装置において追記や書換えを行う時、記録時に正確な記
録位置制御ができないと前回記録したデータに重ねて記
録してしまうことになり、旧データあるいは新旧双方の
データを破壊してしまうことになる。
【0004】そこで、旧データに連続して新データを記
録する際は、その間に所定量のリンキング領域を設け、
そのリンキング領域に、例えばダミーデータや所定のデ
ータを記録し、その後に新データの記録を行っていた。
【0005】ところが、上記リンキング領域には情報の
記録ができないため、記録可能な容量を減少させてしま
うので、記録媒体の記録領域を有効に使用できないとい
う問題があった。
【0006】そこで、記録時に正確な記録位置制御を実
現すれば、不要なデータを記録するリンキング領域が不
必要あるいは最小限に留めることができるので、記録媒
体の記録領域を有効に使用することができる。
【0007】従来、ウォブルしたグルーブを有するとと
もに、そのグルーブ間の領域(「ランド」と称する)に
所定間隔でプリピットが形成された光ディスクと、その
ウォブルから検出したウォブル信号によって光ディスク
の回転を制御するとともにプリピットから検出したプリ
ピット信号によって位置を制御する情報記録装置(例え
ば、特開平9−326138号公報参照)が提案されて
いる。
【0008】このような情報記録装置によれば、狭いト
ラックピッチにおいてもアドレス情報や光ディスクの回
転制御情報を正確に得ることができる。また、セクタの
先頭にアドレス情報を配置しないので、つまり記録トラ
ックであるグルーブにはアドレスピットが存在しないの
で、高密度記録が可能となり、アドレス情報によって記
録情報が不連続になることがなく、再生専用ディスクと
の互換性を持たせることもできる。
【0009】ところが、上述のような光ディスクでは、
高密度記録するためにトラックピッチを狭めており、そ
のために光ビームを照射したトラックに隣接するグルー
ブからの漏れ込み、いわゆるクロストークが無視できな
くなる。
【0010】そのような隣接する内外周のグルーブから
のクロストークがあると、ウォブル信号は隣接するトラ
ックのウォブル信号成分の干渉を受けることになり、振
幅や位相が変動してしまう。そして、上記のようなウォ
ブル信号を用いて記録位置制御を行う場合、特に位相変
動が生じると、正確な記録位置制御をするには精度的に
不十分になる。
【0011】一方、プリピットは互いに干渉しないよう
配置されているので、プリピットから検出したプリピッ
ト信号は光ディスク上での位置を精度よく検出でき、正
確な記録位置制御を行うのには好適である。
【0012】しかしながら、記録中にプリピット信号を
検出する際には、光源のパワーが記録マークを形成する
パワーと形成しないパワー(つまりスペースにするパワ
ー)とで異なるため、プリピット信号を双方において良
好に検出するのは困難であり、特にプリピット信号の位
置検出に誤差を生じてしまうという問題があった。
【0013】上記問題点の一部を解決するものとして、
記録パワーと再生パワー(記録マークを形成しないパワ
ー)とで各々プリピットを検出する手段を持ち、各々の
検出結果の論理和をとってプリピット信号を出力する情
報記録装置に適用するプリピット検出装置(例えば、特
開平10−283638号公報参照)が提案されてい
る。このようなプリピット検出装置によれば、記録中で
あってもプリピットの有無を確実に検出することができ
る。
【0014】しかしながら、上述のようなプリピット検
出装置を用いてもプリピット位置を精度よく検出するに
は不十分であった。
【0015】さらに、記録波形を単一の矩形波ではな
く、複数個のパルスによって1つの記録マークを形成す
るという、いわゆるマルチパルス記録方法があり、これ
は大容量記録に適した記録方法であってよく用いられて
いる。
【0016】例えば、DVD−Rなどの記録媒体にはこ
の方法で記録される。特に、このマルチパルス記録方法
での記録中にプリピット信号を検出する際には、個々の
パルス幅が短く光源の発光状態が短時間に切り替わるた
め、記録マーク形成中にプリピット信号を精度良く検出
するのは極めて困難であった。
【0017】また、既記録領域においてプリピット信号
を検出する際には、記録マークとスペースの反射率に差
があるため、プリピット信号の振幅が変動し、プリピッ
トと記録マークとの位置関係によってはプリピット信号
の位置検出に誤差を生じることがあった。
【0018】このように、従来の技術では、既記録領
域、特には記録中にプリピット信号の位置まで精度良く
検出するのは困難であり、その結果記録位置制御を精度
良く行うことができないという問題があった。
【0019】さらに、最悪の場合には、プリピット信号
自体が検出できなかったり誤検出してしまったりすると
いう問題も生じ、記録位置制御が正確に行えなえなくな
ったり誤って制御されてしまうという問題まで引き起こ
していた。
【0020】そこで、本出願人はこのような問題を解決
する発明(特願平11−155711号)を出願してい
る。その発明は、情報記録トラック間の領域に所定間隔
でプリピットが形成された記録媒体に情報の記録を行う
際、このプリピットから検出したプリピット信号によっ
て記録位置を制御する情報記録装置において、既記録領
域あるいは記録中であってもプリピット信号位置を精度
良く検出する情報記録方法及び装置を提供するものであ
って、記録情報に所定情報単位毎に同期をとるための同
期情報を挿入し、この同期情報が上記プリピットよりも
十分長い同期パターンを含み、上記プリピットの少なく
とも一部に上記同期パターンが隣接して位置するように
記録が行われることに着目し、そのプリピットに隣接し
て位置する同期パターンがスペースであれば、記録中及
び既記録領域でも高精度にプリピットを検出できるよう
になるので、そのような同期情報を生成することによ
り、上記のような問題を解決したものである。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た本出願人の先の発明でも、記録パルス列の低周波成分
が増大するという不具合があるという問題があった。
【0022】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたものであり、情報記録トラック間の領域に所定間
隔でプリピットが形成された記録媒体に情報の記録を行
う際、このプリピットから検出したプリピット信号によ
って記録位置を制御する情報記録装置において、精度の
良い記録位置制御を可能にし、不要なデータを記録する
リンキング領域をより少なく及び不必要にして、記録領
域を有効に使用できるようにすると共に、さらには記録
パルス列の低周波成分増大を防ぐことを目的とする。
【0023】また、記録媒体は、予め記録トラックの一
部あるいは全てにディスク情報などを記録するプリレコ
ーディングを施すことがある。そのプリレコーディング
する記録情報も、上記のような問題点を鑑みてなされて
いないと、この記録媒体に追記あるいは上書きする際に
は上記問題が発生してしまう。
【0024】そこでこの発明は、情報記録トラック間の
領域に所定間隔でプリピットを形成し、情報記録トラッ
クの一部あるいは全部にプリレコーディングされた記録
媒体に対して追記あるいは上書きする際、高精度な記録
位置制御を行なうことのできるようにすることも目的と
する。
【0025】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、情報記録トラック間の領域に所定間隔で
形成されたプリピットを有する記録媒体に対し、所定情
報単位毎に同期をとるための同期情報が挿入されている
記録情報を記録する際、上記同期情報が上記プリピット
よりも十分長い同期パターンを含み、上記プリピットの
少なくとも一部に上記同期パターンが隣接して位置する
ように記録を行う情報記録装置において、上記同期パタ
ーンがスペースになるような第1の同期情報を生成する
第1の同期情報生成手段と、記録パルス列の低周波成分
を抑圧する第2の同期情報を生成する第2の同期情報生
成手段と、上記第1の同期情報と上記第2の同期情報の
いずれかを選択して出力する同期情報選択手段と、上記
プリピットの位置を示すプリピット位置信号を検出する
プリピット位置信号検出手段と、上記プリピット位置信
号に基づいて記録位置制御信号を生成する記録位置制御
信号生成手段と、上記同期情報選択手段によって選択さ
れた第1の同期情報あるいは第2の同期情報を挿入しな
がら、記録情報を所定の変調規則に従って変調した変調
コードを記録パルス列に変換し、上記記録位置制御信号
に従って上記記録パルス列の出力を開始するエンコード
手段を設けたものである。
【0026】さらに、上記記録位置制御信号生成手段に
上記プリピット位置信号の一部に基づいて記録位置制御
信号を生成する手段を設け、上記同期情報選択手段に上
記記録位置制御信号の生成の基準となる一部のプリピッ
トに上記同期パターンが隣接して位置する場合は第1の
同期情報を選択し、それ以外は第2の同期情報を選択す
る手段を設けるとよい。
【0027】また、情報記録トラック間の領域に所定間
隔で形成されたプリピットを有する記録媒体において、
上記情報記録トラックの全部あるいは一部に、所定情報
単位毎に同期をとるための同期情報が挿入されている記
録情報を予め記録し、上記同期情報が上記プリピットよ
りも十分長い同期パターンを含み、上記プリピットの少
なくとも一部に上記同期パターンが隣接して位置し、上
記プリピットに隣接して位置する上記同期パターンのう
ちの少なくとも一部がスペースの同期パターンであるよ
うにしたものも提供する。
【0028】さらに、上記プリピットを、上記所定情報
単位に相当する間隔あるいは整数倍の間隔で形成された
シンクプリピットと、アドレス情報などを示す情報プリ
ピットとによって構成し、上記シンクプリピットに隣接
して位置する同期パターンを、所定単位のうちの少なく
とも1つがスペースであるようにするとよい。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。まず、この発明の一実施
形態である記録媒体とその記録媒体に記録する情報の形
態について説明する。その実施形態の記録媒体は、情報
記録トラックであるグルーブの間の領域であるランドに
所定の間隔でプリピットが形成されている。
【0030】より具体的に説明するため、この形態を持
つ記録媒体であるDVD−Rを例にとって以下の説明を
行う。DVD−Rは更に、情報記録トラックであるグル
ーブが所定の周波数でウォブルしている。
【0031】図3は、DVD−Rのウォブルとプリピッ
トの配置を模式的に示した図である。図3の(a)に示
すように、DVD−Rに記録されるデータは予め情報単
位であるシンクフレーム2毎に分割されており、26シ
ンクフレームで1セクタを、16セクタで1ECC(E
rror Correcting Code)ブロック
をそれぞれ構成している。
【0032】各々のシンクフレーム2の先頭エリア3に
は、シンクフレーム毎の同期をとるための同期情報:S
Yが存在する。また、記録される原データは所定の変調
規則に従って変調コードに変換される。なお、原データ
8ビットを16ビットのコードに変調するので8/16
変調と呼ぶが、その変調規則は公知技術なのでその詳細
な説明は省く。
【0033】DVD−Rには、その変調コード列をNR
ZI(「Non Return to Zero In
verted」の略)変換したパルス列を記録する。記
録するパルス列の1チャネルビット長を“T”とする
と、最短パルス幅は“3T”,最長パルス幅は“11
T”になる。また、変調する際、記録パルス列の低周波
成分を抑圧する工夫がなされている(その工夫も公知技
術なので詳細な説明を省く)。
【0034】上記低周波成分の抑圧を判断するものとし
て、いわゆるDSV(「Digital Sum Va
lue」の略)の絶対値がある。DSVとは、2つの状
態をとるビット列の一方の状態を“+1”、他方の状態
を“−1”としてビット列の先頭から累積した値であ
る。そして、DSVの絶対値が小さければ低周波成分が
小さいことになり、記録パルス列のDSVが小さくなる
ように変調コードを選択する。
【0035】上記記録パルス列の間には、1シンクフレ
ーム毎に同期情報:SYが挿入されており、例えば32
ビットとする。この同期情報:SYを確実に捕らえられ
るように、つまり確実にシンクフレーム同期が取れるよ
うに、同期情報:SYにはデータ変調部分に出現する最
長パルス幅である“11T”よりも十分長い“14T”
幅のパルスである同期パターン(以下適宜「シンクパル
ス」とも称する)が埋め込まれている。
【0036】また、セクタ内のフレーム位置が識別でき
るように複数種の同期情報:SYを持ち、各々の同期情
報:SYは、前シンクフレームとの接続部分で変調規則
を満足させ、且つ低周波成分を抑圧させるため、さらに
複数個のパターンから選択される。
【0037】図3の(b)は、同期情報:SYの部分を
拡大して示す図であり、低周波成分がなるべく抑圧でき
るように(前述のDSVの絶対値により判定する)、パ
ターン1又はパターン2の何れかを選択する。
【0038】つまり、“14T”幅パルスのシンクパル
スが記録マークか(パターン2)スペースか(パターン
1)に選択される。図中では正パルスを記録マークと
し、負パルスをスペースとする。これは生成するコード
と前シンクフレームの最終パルスの極性から容易に判別
できる。
【0039】例えば、図3の(b)においては、前シン
クフレームの最終パルスはマークであるので、パターン
1を選択すればシンクパルスがスペースに、一方、最終
パルスがスペースであるならば、パターン2を選択すれ
ばシンクパルスがスペースになる。
【0040】逆に言えば、多少の低周波成分の発生を容
認すれば(DSV絶対値の多少の増加を容認すれば)、
シンクパルスをマークにするかスペースにするかは任意
に選択できる。
【0041】通常、同期情報:SYは記録情報に対して
十分短いので、同期情報の強制選択による多少の低周波
成分の発生は十分許容できる範囲である。なお、選択さ
れる同期情報コードは本来用意されている(変調規則を
満足した)コードから選択されるので、本発明の実施形
態によって記録された情報が変調規則の乱れを生じさせ
るものではない。つまり、通常のデコーダを有した再生
装置で復調できる。
【0042】一方、DVD−Rには予め所定の一定周波
数(ウォブル周波数fw)でウォブルしたグルーブと、
グルーブと隣接する一方の(この実施形態では外周側と
する)ランドに同期信号を示すものとして1つのプリピ
ットがシンクフレーム毎に形成されていると共に(以
下、このプリピットを特に「シンクプリピット」とい
う)、アドレス情報などを示すものとして0〜2のプリ
ピットが形成されている。
【0043】図3に示すように、プリピットの示すシン
クフレーム2は、偶数番目のシンクフレーム(以下「E
VENフレーム」という)と奇数番目のシンクフレーム
(以下「ODDフレーム」という)とで1つのペアを構
成しており、通常プリピットはEVENフレームの位置
に配置されるが、両隣のランドにプリピットが配置され
ることが予想される場合には、互いの干渉などを避ける
ためにODDフレームにシフトして配置される。
【0044】つまり、ペアを構成するEVENフレーム
とODDフレームの何れか一方のフレームにのみプリピ
ットを配置する。なお、隣接する他方の(内周側の)ラ
ンドには別のグルーブに対応づけられたプリピットが形
成されている。
【0045】また、ウォブル周波数:fwはシンクフレ
ーム周波数の8倍であり、プリピットは1シンクフレー
ム中の最初の3つのウォブルの略頂点に位置するように
配置される。そのうちの最初のプリピットがシンクプリ
ピットである。
【0046】なお、プリピットのトラック方向の長さ
は、再生信号検出への影響を低減させるため、検出でき
る範囲で極力小さい方が適しており、数Tの長さで形成
されることが多い。
【0047】DVD−Rにデータを記録する際には、同
期情報:SY中のシンクパルス(“14T”の長さの記
録マークまたはスペース)がシンクプリピットに隣り合
うように位置するようにプリピットに同期して記録され
る。この時、精度よく同期して記録できるように記録位
置制御するための基準となるのがプリピット信号であ
る。
【0048】したがって、プリピット信号の検出精度が
重要であり、これは記録中はもちろんのこと、追記や書
換えの際には既に記録したトラックの再生時の検出精度
も重要になる。
【0049】図4の(a)は、このようにプリピットに
同期して情報を記録したDVD−Rとプリピット信号と
の関係を示す模式図である。シンクプリピット6にはシ
ンクパルス(図中斜線を施す記録マーク)7が隣り合う
ように記録されているが、シンクプリピット6以外のプ
リピット8には記録データ部が隣り合うため、“3T”
から“11T”の記録マーク又はスペースが隣り合うよ
うに記録される。
【0050】プリピット信号中の点線で示す部分は未記
録時のプリピット信号であり、プリピット8に対して十
分長い(例えばシンクパルス)スペースが記録された場
合もこのようになる。
【0051】このように、一定のスライスレベルVth
によって二値化したプリピット信号:Spitは、隣接
するトラックに記録マークが形成されると、位相変動が
生ずることになり、特にシンクプリピット6以外のプリ
ピット8では、記録情報に依存して位相変動することに
なる。
【0052】一方、図4の(b)は、プリピットに同期
して情報を記録している最中のプリピット信号と光源の
記録パワーとの関係を示す模式図である。ここでは説明
を簡単にするため、光源がP1のパワーの時にスペース
を、P2のパワーの時にマークを形成するものとする。
【0053】照射する光ビームがシンクプリピット6に
かかる期間は一定のパワー(P1又はP2)であるのに
対し、シンクプリピット6以外のプリピット8にかかる
期間はパワーが変化するため、二値化したプリピット信
号:Spitは記録情報に依存して位相変動することに
なる。
【0054】また、前述したように、マルチパルス記録
方法での記録の際には、シンクプリピット6以外のプリ
ピット8はもちろんのこと、シンクプリピット6であっ
ても記録マーク形成中のプリピット信号:Spitを精
度よく検出するのは極めて困難である。
【0055】従って、記録位置制御はシンクプリピット
6によって行うのが好適である。さらには、シンクプリ
ピット6に隣り合うシンクパルスはスペースであること
がより望ましい。
【0056】次に、この発明の一実施形態である情報記
録装置の全体構成及び動作について説明する。この実施
形態の情報記録装置は、上記DVD−Rに対してシンク
プリピットに隣り合うシンクパルスがスペースになるよ
うに同期情報を生成し、その同期情報によって正確な記
録位置制御を行う。
【0057】図1は、この発明の一実施形態である情報
記録装置の全体構成を示すブロック図である。この情報
記録装置は、CPU,ROM,及びRAM等からなるマ
イクロコンピュータを内蔵したDVD−Rドライブ等の
装置である。
【0058】ピックアップ(PU)10と、レーザ駆動
手段11と、エンコーダ12と、外部のホストコンピュ
ータ等(図示を省略)とのインタフェース手段を含むコ
ントローラ13と、記録媒体を回転させるスピンドルモ
ータ14と、サーボ手段15と、再生信号処理手段16
を備えている。
【0059】また、デコーダ17と、プリピット信号検
出手段18と、プリピット信号デコーダ19と、回転制
御手段20と、ウォブル信号検出手段21と、記録クロ
ック信号生成手段22と、プリピット位置信号検出手段
23と、記録位置制御信号生成手段24と、同期情報指
示手段25を備えている。
【0060】ピックアップ10は、光源であるレーザや
受光手段等を含み、レーザから出射された光ビームをD
VD−R1上に集光し、DVD−R1からの反射光を受
光信号へ変換するものである。
【0061】レーザ駆動手段11は、レーザの光量を所
望の値に制御及び駆動するものであり、記録時には記録
データ:Wdataに基づいてレーザを変調する。この
時、記録クロック信号:Swckを基準信号として変調
を行う。
【0062】エンコーダ12は、記録クロック信号:S
wckを基準信号とし、コントローラ13から入力され
る記録すべきデータをECC処理,8−16変調処理,
及びインタリーブ処理などを施し、記録データ:Wda
taを生成する。この際、記録位置制御信号に従って記
録データ:Wdataを出力して記録を開始する。この
エンコーダ12の詳細な構成を図5に示すが、その動作
説明は後述する。
【0063】コントローラ13は、インタフェースを介
してホストコンピュータと接続し、そのホストコンピュ
ータとのデータのやり取りを行うと共に、このDVD−
Rの全体の制御を司る。
【0064】サーボ手段15は、サーボ信号に基づいて
ピックアップ10からの光ビームをDVD−R1の任意
の位置に照射するよう制御するものである。
【0065】再生信号処理手段16は、ピックアップ1
0からの受光信号を処理するものであり、再生信号,サ
ーボ信号,及びプッシュプル信号:Sppを生成する。
ここで周知の通り、プッシュプル信号はDVD−R1か
らの反射光をトラック接線方向に平行に2分割された受
光素子で受光し、それら2分割された受光素子出力の差
分信号である。
【0066】図2は、プッシュプル信号:Sppの波形
の一例を示す図である。同図に示すように、プッシュプ
ル信号:Sppはウォブル信号とプリピット信号とが重
畳された信号になる。
【0067】プリピット成分は、走査しているグルーブ
に隣接する内外周のランドに形成されたプリピットが上
下に現れ、図中の上側のプリピット4が当該グルーブに
対応づけられたプリピットである。このプリピットはウ
ォブルが略最大となる時に現れる。
【0068】そのうち、先頭のプリピットはシンクプリ
ピット4sであり、通常、2シンクフレーム毎に現れ
る。但し、EVENフレームとODDフレームのシフト
の切り換りでは、1または3シンクフレーム間隔になる
こともある。
【0069】一方、図中の下側のプリピット5は別のグ
ルーブに対応づけられたプリピットである。このよう
に、ウォブルに対する位相は刻々変化する。なお、プッ
シュプル信号:Sppは、後段での信号処理がし易いよ
うに、2分割された受光素子出力の差分信号をゲイン調
整(例えば受光和信号によって調整)したものなどの処
理をしたものであってもよい。
【0070】さらには、プッシュプル信号:SppはH
PF(「High Pass Filter」の略)に
よってDC成分を抑制した後の信号でもよい。そうすれ
ば、プッシュプル信号のオフセットを取り除ける。
【0071】デコーダ17は、再生信号をデコードして
復調信号を生成しコントローラに出力する。
【0072】プリピット信号検出手段18は、プッシュ
プル信号:Sppからプリピット信号:Spitを生成
する。プッシュプル信号:Sppと所定の閾値:Vth
pit(図2参照)とを比較するコンパレータなどによ
って構成される。
【0073】プリピット信号デコーダ19は、プリピッ
ト信号:SpitをデコードすることによってDVD−
R1に予めプリフォーマットされているアドレス情報な
どを取得し、コントローラ13に出力する。
【0074】回転制御手段20は、ウォブル信号:Sw
blが所定の周波数となるようにDVD−R1の回転を
制御するものであり、スピンドルモータ14は、この制
御信号に基づいてDVD−R1を回転させる。ここで
は、ウォブル信号を用いているが、プリピットも所定間
隔で形成されたものであるので、これを利用してもよ
い。
【0075】ウォブル信号検出手段21は、プッシュプ
ル信号:SppからBPF(「Band Pass F
ilter」の略)などによってウォブル信号を抽出
し、ウォブル信号:Swblを検出するものである。
【0076】記録クロック信号生成手段22は、ウォブ
ル信号:Swbl,プリピット信号:Spit,あるい
はプリピット位置信号:Sspit,あるいはこれらを
組み合わせたものに基づいて記録クロック信号:Swc
kを生成するものであり、記録するデータはこの記録ク
ロック信号:Swckに基づいて信号処理を行う。通
常、いわゆるPLL(「Phase Locked L
oop」の略)回路によって構成される。
【0077】プリピット位置信号検出手段23は、プッ
シュプル信号:Sppからプリピットの位置を高精度に
検出したプリピット位置信号:Sspitを検出するも
のであり、プリピット信号検出手段18と同様にプッシ
ュプル信号:Sppと所定の閾値とを比較するコンパレ
ータなどによって構成できる。
【0078】したがって、それの一部もしくは全てはプ
リピット信号検出手段18と共通化できるが、図1では
この発明の要旨をより明確にするために別手段として示
している。
【0079】また、例え簡便な一定スライスレベルによ
るコンパレータであっても、この発明の実施形態によれ
ば少なくともシンクプリピットの位置を高精度に検出す
ることができる。
【0080】なお、シンクプリピットのみを抽出してプ
リピット位置信号を生成するものであってもよい。ま
た、より高精度に位置検出をできるような構成にすれ
ば、さらに好適になる。
【0081】記録位置制御信号生成手段24は、コント
ローラ13からの記録開始指示あるいは記録開始アドレ
ス指示などに従い、プリピット位置信号:Sspitに
同期した記録位置制御信号を生成するものであり、エン
コーダ12に出力する。
【0082】ここで、PLL回路などによってプリピッ
ト位置信号に位相同期したフレーム同期信号:Sfsを
生成し、それに基づいて記録位置制御信号を生成すれ
ば、例えノイズなどによってプリピット位置信号を誤検
出しても正確に記録位置が指示できる。
【0083】同期情報指示手段25は、同期情報:SY
に含まれるシンクパルス(“14T”幅のパルス)がス
ペースになるようにエンコーダ12に指示する同期情報
指示信号を生成するものである。
【0084】次に、エンコーダ12の内部構成とその動
作について説明する。図5は、図1に示したエンコーダ
12とその関連部の構成を示すブロック図である。
【0085】エンコーダ12は、データ前処理手段30
と、8/16変調手段31と、NRZI変換手段33
と、同期情報選択手段34と、第1の同期情報生成手段
35と、第2の同期情報生成手段36とから構成され
る。
【0086】上述の通り、エンコーダ12における処理
は、記録クロック信号:Swckを基準とし、記録デー
タ:Wdataの出力の開始は記録位置制御信号生成手
段24から出力される記録位置制御信号によって制御さ
れる。
【0087】データ前処理手段30は、コントローラ1
3から入力された記録情報のECC処理やインタリーブ
処理などを行うものである。
【0088】8/16変調手段31は、データ前処理を
終えた記録情報を所定の変調規則に従って変調するもの
であり、また、同期情報選択手段34で第1の同期情報
生成手段35から出力される第1の同期情報:SYaと
第2の同期情報生成手段36から出力される第2の同期
情報:SYbから選択された同期情報:SYを1シンク
フレーム毎に付加する。この時、低周波成分が抑圧され
るように変調が行われるのは前述の通りである。
【0089】通常、この同期情報:SYは、前シンクフ
レームとの接続部分で変調規則を満足させるコードを選
択し、且つ低周波成分を抑圧させるため、さらに複数個
のコードから選択する。その低周波成分抑圧条件によっ
て何れかのコードから選択する際、シンクパルスが記録
マークになるかスペースになるかを決定する。
【0090】NRZI変換手段33は、8/16変調手
段31の出力した変調コードをNRZI変換し、記録パ
ルス列(記録データ:Wdata)に変換するものであ
る。
【0091】同期情報選択手段34は、第1の同期情
報:SYaと第2の同期情報:SYbのいずれかを選択
して8/16変調手段31へ出力するものである。ここ
で、前述の如く、第1の同期情報:SYaを強制的に選
択しても、重大な問題になることはない。その選択は、
同期情報指示手段25の生成した同期情報指示信号によ
って行われる。
【0092】第1の同期情報生成手段35は、シンクパ
ルスがスペースとなるようなコードを選択した第1の同
期情報:SYaを生成するものである。一方、第2の同
期情報生成手段36は、第2の同期情報:SYbを生成
するものであり、シンクパルスがスペースになるか記録
マークになるかは低周波成分抑圧条件から決定する。
【0093】次に、上記同期情報選択手段34の処理に
ついてより詳細に説明する。これまでの説明で明らかな
ように、第1の同期情報:SYaが選択された場合は、
確実に高精度なプリピット位置信号が得られ、高精度な
記録位置制御ができる。
【0094】また、第2の同期情報:SYbが選択され
た場合は、記録パルスの低周波成分は抑圧されているも
のの、場合によってはマークのシンクパルスが連続する
ことも有り得るので、確実に高精度なプリピット位置信
号を得るには不十分である。
【0095】ところで、全ての同期情報にシンクプリピ
ットが隣接することはなく、また全てのシンクプリピッ
トで正確なプリピット位置信号が検出できなくとも、高
精度な記録位置制御信号を生成することは可能である。
【0096】つまり、例えばPLL回路などによってプ
リピット位置信号に位相同期したフレーム同期信号:S
fsを生成し、その信号に基づいて記録位置制御信号を
生成する場合、PLL回路の制御帯域に十分な間隔でプ
リピット位置信号が得られれば、高精度な記録位置制御
信号を生成することは可能である。
【0097】したがって、所定量のフレーム数の間、シ
ンクプリピットとスペースシンクパルスが一致しなかっ
た場合、第1の同期情報:SYaを選択し、確実にプリ
ピット位置信号を検出し、それ以外は第2の同期情報:
SYbを選択するようにすればよい。
【0098】このようにして同期情報を選択することに
より、高精度な記録位置制御に十分な間隔でプリピット
位置信号が得られ、且つ他のほとんどのフレームの同期
情報は低周波成分抑圧条件に従ったものであるので、低
周波成分抑圧効果減少の影響をほとんど無視することが
できる。
【0099】さらに、第2の同期情報:SYb生成の
際、同期情報による各々の低周波成分抑圧効果、つまり
DSVの絶対値が同程度あるいは所定範囲以内の差であ
れば、シンクパルスがスペースとなる方の同期情報を優
先的に選択しても低周波成分抑圧効果はほとんど減少せ
ず、その上、シンクプリピットとスペースシンクパルス
の一致が増加するために高精度なプリピット位置信号が
多く得られ、記録位置制御精度も向上する。
【0100】次に、プリレコーディングされた記録媒体
に追記あるいは上書きする際も、上述したようにプリレ
コーディングされた領域のプリピット位置が精度よく検
出できれば、正確な記録位置制御ができる。
【0101】したがって、上記説明と同様な方法でプリ
レコーディングをすればよく、そのようにしてプリレコ
ーディングした記録媒体は、上記情報記録装置におい
て、好適に正確な記録位置制御ができ、不要なデータを
記録するリンキング領域をより少なく又は不必要にし、
記録媒体の記録領域を有効に使用することができる。
【0102】なお、上記記録媒体の実施形態では追記型
の光ディスクであるDVD−Rについて説明したが、こ
の発明は相変化材料を記録層に用いた書換え可能型光デ
ィスクなどの記録媒体にも適用することができ、さらに
その他の記録層材料によるものにも適用できることは言
うまでもない。
【0103】また、プリフォーマットの形式において
も、ウォブルしたトラック(グルーブもしくはランド)
とそのトラックに隣接した一方もしくは双方のトラック
(ランドもしくはグルーブ)にプリピットが形成された
記録媒体に対しても、本発明を適用すれば上述の実施形
態における効果が同様に得られる。さらに、プリピット
のみ(ウォブル無し)によってプリフォーマットされた
ものであってもよい。
【0104】この実施形態の情報記録装置は、この発明
の請求項1記載に関わる機能により、記録中あるいは既
記録領域であっても確実に正確なプリピット位置信号を
検出できるようにプリピットに隣接して位置する同期パ
ターンがスペースとなるような同期情報と、記録パルス
列の低周波成分を抑圧する同期情報とを生成し、その何
れかを選択しているので、簡便な構成で精度の良い記録
位置制御が可能になり、且つ低周波成分抑圧効果減少の
影響も少なくすることができる。したがって、不要なデ
ータを記録するリンキング領域をより少なく及び不必要
にし、記録領域を有効に使用することが可能になる。
【0105】また、この実施形態の情報記録装置は、こ
の発明の請求項2記載に関わる機能により、記録位置制
御信号生成手段が上記プリピット位置信号の一部に基づ
いて記録位置制御信号を生成し、上記記録位置制御信号
の生成の基準となる一部のプリピットに隣接して位置す
る場合は同期パターンがスペースとなるような同期情報
を選択し、それ以外は記録パルス列の低周波成分を抑圧
する同期情報を選択するので、必要十分な間隔で高精度
なプリピット位置信号が得られるため、確実に記録位置
制御ができ、且つ低周波成分抑圧効果減少の影響もより
少なくすることができる。
【0106】さらに、この発明の請求項3記載に関わる
実施形態の記録媒体は、情報記録トラック間の領域に所
定間隔で形成されたプリピットを有し、上記情報記録ト
ラックの全部あるいは一部に予め情報を記録すると共
に、上記プリピットの少なくとも一部に同期パターンが
隣接して位置し、上記プリピットに隣接して位置する上
記同期パターンのうち少なくとも一部がスペースの同期
パターンであるように記録するので、その記録媒体に追
記及び書換えを行なう際にも不要なデータを記録するリ
ンキング領域をより少なく及び不必要にし、記録領域を
有効に使用することが可能になる。
【0107】さらに、この発明の請求項4記載に関わる
実施形態の記録媒体は、プリピットを、上記所定情報単
位に相当する間隔あるいはその整数倍の間隔で形成され
たシンクプリピットとアドレス情報などを示す情報プリ
ピットとから構成し、上記シンクプリピットに隣接して
位置する同期パターンが、所定単位のうち少なくとも1
つがスペースであるようにしたので、追記及び書換えを
行なう際にも不要なデータを記録するリンキング領域を
より少なく及び不必要にし、記録領域を有効に使用する
ことが可能になり、予め記録されるデータの低周波成分
抑圧効果減少の影響も少なくすることができる。
【0108】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の情
報記録装置によれば、情報記録トラック間の領域に所定
間隔でプリピットが形成された記録媒体に情報の記録を
行う際、このプリピットから検出したプリピット信号に
よって記録位置を制御する情報記録装置において、精度
の良い記録位置制御を可能にし、不要なデータを記録す
るリンキング領域をより少なくあるいは不必要にして、
記録領域を有効に使用できるようにすると共に、さらに
は記録パルス列の低周波成分増大を防ぐことができる。
【0109】また、この発明の記録媒体によれば、情報
記録トラック間の領域に所定間隔でプリピットを形成
し、情報記録トラックの一部あるいは全部にプリレコー
ディングされた記録媒体に対して追記あるいは上書きす
る際、高精度な記録位置制御を行なうことのできるよう
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である情報記録装置の全
体構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した再生信号処理手段16によって生
成されるプッシュプル信号:Sppの波形の一例を示す
図である。
【図3】DVD−Rのウォブルとプリピットの配置を模
式的に示した図である。
【図4】DVD−R上にプリピット信号に同期させて記
録した情報とプリピット信号との関係を示す模式図であ
る。
【図5】図1に示したエンコーダの内部構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
1:DVD−R 2:シンクフレーム 3:先頭エリア 4,5:プリピット 4s,6:シンクプリピット 7:シンクパルス 8:プリピット 10:ピックアップ(PU) 11:レーザ駆動手段 12:エンコーダ 13:コントローラ 14:スピンドルモータ 15:サーボ手段 16:再生信号処理手段 17:デコーダ 18:プリピット信号検出手段 19:プリピット信号デコーダ 20:回転制御手段 21:ウォブル信号検出手段 22:記録クロック信号生成手段 23:プリピット位置信号検出手段 24:記録位置制御信号生成手段 25:同期情報指示手段 30:データ前処理手段 31:8/16変調手段 33:NRZI変換手段 34:同期情報選択手段 35:第1の同期情報生成手段 36:第2の同期情報生成手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録トラック間の領域に所定間隔で
    形成されたプリピットを有する記録媒体に対し、所定情
    報単位毎に同期をとるための同期情報が挿入されている
    記録情報を記録する際、前記同期情報が前記プリピット
    よりも十分長い同期パターンを含み、前記プリピットの
    少なくとも一部に前記同期パターンが隣接して位置する
    ように記録を行う情報記録装置において、 前記同期パターンがスペースになるような第1の同期情
    報を生成する第1の同期情報生成手段と、 記録パルス列の低周波成分を抑圧する第2の同期情報を
    生成する第2の同期情報生成手段と、 前記第1の同期情報と前記第2の同期情報のいずれかを
    選択して出力する同期情報選択手段と、 前記プリピットの位置を示すプリピット位置信号を検出
    するプリピット位置信号検出手段と、 前記プリピット位置信号に基づいて記録位置制御信号を
    生成する記録位置制御信号生成手段と、 前記同期情報選択手段によって選択された第1の同期情
    報あるいは第2の同期情報を挿入しながら、記録情報を
    所定の変調規則に従って変調した変調コードを記録パル
    ス列に変換し、前記記録位置制御信号に従って前記記録
    パルス列の出力を開始するエンコード手段とを設けたこ
    とを特徴とする情報記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録位置制御信号生成手段に、前記
    プリピット位置信号の一部に基づいて記録位置制御信号
    を生成する手段を設け、 前記同期情報選択手段に、前記記録位置制御信号の生成
    の基準となる一部のプリピットに前記同期パターンが隣
    接して位置する場合は第1の同期情報を選択し、それ以
    外は第2の同期情報を選択する手段を設けたことを特徴
    とする請求項1記載の情報記録装置。
  3. 【請求項3】 情報記録トラック間の領域に所定間隔で
    形成されたプリピットを有する記録媒体において、 前記情報記録トラックの全部あるいは一部に、所定情報
    単位毎に同期をとるための同期情報が挿入されている記
    録情報を予め記録し、 前記同期情報が前記プリピットよりも十分長い同期パタ
    ーンを含み、前記プリピットの少なくとも一部に前記同
    期パターンが隣接して位置し、前記プリピットに隣接し
    て位置する前記同期パターンのうちの少なくとも一部が
    スペースの同期パターンであるようにしたことを特徴と
    する記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記プリピットを、前記所定情報単位に
    相当する間隔あるいは整数倍の間隔で形成されたシンク
    プリピットと、アドレス情報などを示す情報プリピット
    とによって構成し、前記シンクプリピットに隣接して位
    置する同期パターンを、所定単位のうちの少なくとも1
    つがスペースであるようにしたことを特徴とする請求項
    3記載の記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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