JP2001052336A - 光情報記録媒体の欠陥検査装置及び光カードの欠陥検査装置 - Google Patents

光情報記録媒体の欠陥検査装置及び光カードの欠陥検査装置

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JP2001052336A
JP2001052336A JP11222669A JP22266999A JP2001052336A JP 2001052336 A JP2001052336 A JP 2001052336A JP 11222669 A JP11222669 A JP 11222669A JP 22266999 A JP22266999 A JP 22266999A JP 2001052336 A JP2001052336 A JP 2001052336A
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optical
optical card
defect
card
recording surface
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JP11222669A
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English (en)
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Noriaki Machida
憲章 町田
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、従来例の如き基準電圧を調整する
ような煩雑さを伴うことなく、種々の反射率の記録面が
存在する光カードの欠陥を効率良く検査できる光光カー
ドの欠陥栓査装置を提供する。 【解決手段】 光カード11に光ビームを照射し、光カ
ード11からの反射光に基づいてこの光カード11の記
録面上の欠陥を検査する欠陥検査装置において、光カー
ド11と光ビームとを相対的に走査するとともに走査位
置信号を出力する走査駆動手段と、前記光カード11の
記録面からの反射光を検出する光検出器25と、前記光
検出器25の検出信号の変化を基に前記光カード11の
記録面上の欠陥領域を判定し、走査駆動手段から出力さ
れる走査位置信号を基に光カードの記録面における欠陥
領域の位置を判定するCPU37とを有するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光カードのような
光情報記録媒体の欠陥を検査する欠陥検査装置及び光カ
ードの欠陥検査装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】まず、この種の光情報記録媒体の検査装
置の従来例を説明する。図4は、特開平5−27314
1号公報に開示された光ディスク検査装置を示すもので
あり、この光ディスク検査装置において、120は光ピ
ックアップで、光ディスク101の反射面側に移動可能
に配置され、欠陥検出部130に接続されている。
【0003】光ピックアップ120は、周知のように、
レーザダイオード120a、フォトディテクタ120
b、ハーフミラー120c、レンズ120d等から構成
されている。
【0004】レーザダイオード120aは、レーザ駆動
回路121から入力する電流に対応した所定強度のレー
ザ光を出射し、このレーザ光はハーフミラー120c及
びレンズ120dを透過して光ディスク101の反射面
に照射される。
【0005】また、光ピックアップ120から出射され
るレーザ光は、フォーカスサーボ122によるレンズ1
20dの調整によってフォーカス調整され、直径数μm
程度のスポット光として光ディスク101に照射され
る。
【0006】さらに、光ピックアップ120は、トラツ
キングサーボ123によって、光ディスク101の半径
方向に所定速度で移動され、光ディスク101の全面に
亙って順次レーザ光を照射できるようになっている。
【0007】これにより、光ディスク101からの反射
光は、レンズ120d及びハーフミラー120cを介し
てフォトディテクタ120bに入射し、フォトディテク
タ120bによって反射光強度に比例した電圧を有する
電気信号に変換されて欠陥検出部130に送出される。
【0008】欠陥検出部130は、RFアンプ131、
サンプルホールド回路132、133、減算器134、
比較器135及び報知回路136から構成されている。
【0009】RFアンプ131は、フォトディテクタ1
20bからの信号を入力し、この信号を所定の増幅度に
て増幅した後、サンプルホールド回路132,133に
各々送出する。サンプルホールド回路132は、信号の
電圧の最大値をホールドしその電圧V1を減算器134
に出力する。
【0010】また、サンプルホールド回路133は、信
号の電圧の最小値をホールドし、その電圧V2を減算器
134に出力する。
【0011】減算器134は、電圧V1から電圧V2を
減算した電圧V3を比較器135に出力する。
【0012】比較器135は入力した電圧V3を予め設
定されている基準電圧Vthと比較し、基準電圧Vth
よりも電圧V3の値が大きくなったときに異常信号を報
知回路136に出力する。
【0013】報知回路136は、比較器135から異常
信号を入力したときに、光ディスク101に欠陥がある
ことを報知する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の光ディスク検査装置の場合には、前記電圧V1
と電圧V2との差の電圧V3と基準電圧Vthとの比較
を行う構成であるため、種々の反射率を持った記録部を
有する各種の光ディスクの欠陥を各々検査する場合に
は、その都度基準電圧Vthの調整を行う煩雑さを伴
い、作業性が極めて悪いという問題があった。
【0015】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、従来例の如き基準電圧を調整するような煩雑さ
を伴うことなく、種々の反射率の光情報記録面が存在す
る種々の光情報記録媒体、光カード等の欠陥を効率良く
検査できる光情報記録媒体の欠陥検査装置及び光カード
の欠陥検査装置を提供するものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
光情報記録媒体に光ビームを照射し、光情報記録媒体か
らの反射光に基づいて光情報記録媒体の記録面上の欠陥
を検査する欠陥検査装置において、光情報記録媒体と光
ビームとを相対的に走査するとともに走査位置信号を出
力する走査駆動手段と、前記光情報記録媒体の記録面か
らの反射光を検出する検出手段と、前記検出手段の検出
信号の変化を基に前記光情報記録媒体の記録面上の欠陥
領域を判定し、走査駆動手段から出力される走査位置信
号を基に光情報記録媒体の記録面における欠陥領域の位
置を判定する欠陥判定手段とを有することを特徴とする
ものである。
【0017】この発明によれば、走査駆動手段により光
情報記録媒体と光ビームとを相対的に走査し、記録面か
らの反射光を検出し、欠陥判定手段により検出信号の変
化を基に前記光情報記録媒体の記録面上の欠陥領域を判
定するものである。また、走査駆動手段による走査に伴
って出力される走査位置信号を基に欠陥判定手段により
記録面における欠陥領域の位置を判定するものである。
従って、従来例の如き基準電圧を調整するような煩雑さ
を伴うことなく、種々の反射率の記録面が存在する種々
の光情報記録媒体の欠陥及びその位置を効率良く検査で
きる。
【0018】請求項2記載の発明は、光カードに光ビー
ムを照射し、光カードからの反射光に基づいて光カード
の記録面上の欠陥を検査する欠陥検査装置において、光
カードと光ビームとを相対的に走査するとともに走査位
置信号を出力する走査駆動手段と、前記光カードの記録
面からの反射光を検出する検出手段と、前記検出手段の
検出信号の変化を基に前記光カードの記録面上の欠陥領
域を判定し、前記走査駆動手段から出力される走査位置
信号を基に光カードの記録面における欠陥領域の位置を
判定する欠陥判定手段とを有することを特徴とするもの
である。
【0019】この発明によれば、走査駆動手段により光
カードと光ビームとを相対的に走査し、記録面からの反
射光を検出し、欠陥判定手段により検出信号の変化を基
に前記光カードの記録面上の欠陥領域を判定するもので
ある。また、走査駆動手段による走査に伴って出力され
る走査位置信号を基に欠陥判定手段により記録面におけ
る欠陥領域の位置を判定するものである。従って、従来
例の如き基準電圧を調整するような煩雑さを伴うことな
く、種々の反射率の記録面が存在する種々の光カードの
欠陥及びその位置を効率良く検査できる。
【0020】請求項3記載の発明は、光カードに光ビー
ムを照射し、光カードからの反射光に基づいて光カード
の記録面上の欠陥を検査する欠陥検査装置において、光
カードと光ビームとを相対的にこの光カード記録面に沿
う方向及びこれと交叉する方向に走査するとともに、前
記各方向の走査位置信号を出力する走査駆動手段と、前
記光カードの記録面からの反射光を検出する検出手段
と、前記検出手段の検出信号の変化を基に前記光カード
の記録面上の欠陥領域を判定し、走査駆動手段から出力
される前記各方向の走査位置信号を基に光カードの記録
面における欠陥領域の位置を判定する欠陥判定手段とを
有することを特徴とするものである。
【0021】この発明によれば、走査駆動手段により光
カードと光ビームとをこの光カード記録面に沿う方向及
びこれと交叉する方向に走査し、前記記録面からの反射
光を検出し、欠陥判定手段により検出信号の変化を基に
前記光カードの記録面上の欠陥領域を判定するものであ
る。また、走査駆動手段による前記各方向の走査に伴っ
て出力される各走査位置信号を基に、欠陥判定手段によ
り記録面における欠陥領域の位置を判定するものであ
る。従って、従来例の如き基準電圧を調整するような煩
雑さを伴うことなく、種々の反射率の記録面が存在する
種々の光カードの欠陥及びその位置を効率良く検査でき
る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
細に説明する。
【0023】図1は、本実施の形態に適用される光情報
記録媒体の一種である光カードの概略構成を示してい
る。図1において、1はカード本体で、このカード本体
1の表面にデータ記録部2を有している。
【0024】このデータ記録部2は、図1に示すように
カード本体1の長手方向に沿って複数本のトラック3を
形成している。これらトラック3は、ガイドトラック4
の間に挟まれ形成されている。
【0025】これらのトラック3に対して、データの記
録再生とフォーカスエラー信号検出を行う主ビーム5
と、この主ビーム5の前後に形成されたトラックエラー
信号生成を目的とする副ビーム6とを照射するようにな
っている。
【0026】図1に示す例では、トラックサーボがオン
状態あることを示している。また、フォーカスエラー信
号検出は、非点収差法などの公知な方式を用い、トラッ
クエラー検出は、同じく公知の3ビーム法が用いられ
る。
【0027】なお、図1において、7、8はID記録部
で、これらID記録部7、8にトラック番号等を予め記
録している。
【0028】図2は、本実施の形態の光カード検査装置
の概略構成を示すものである。図2において、12はカ
ード載置台で、このカード載置台12上に、上述した光
カード11を載置している。
【0029】このカード載置台12は、Y方向走査駆動
手段を構成する一対のプーリ13、14の間に掛け渡さ
れたベルト15に取り付けられ、一方のプーリ13に連
結されたY方向走査駆動手段を構成するカード駆動モー
タ16により、前記カード載置台12を光カード11の
トラックの方向に沿った図示矢印Y方向に直線往復移動
可能にしている。
【0030】前記カード駆動モータ16は、カード駆動
回路17により駆動され、また、欠陥位置検出手段とし
てのカード位置検出回路18にパルス信号を送るように
接続している。
【0031】カード駆動回路17は、制御部(CPU,
DSP(Digital Signal Proces
sor))19よりカード駆動指示信号が与えられる
と、このカード駆動回路17がパルスモータを用いたカ
ード駆動モータ16を駆動し、カード載置台12を図示
Y方向に往復移動させるようにしている。
【0032】また、カード位置検出回路18は、カード
駆動モータ16として用いたパルスモータからのパルス
信号によりY方向のカード位置を検出し、カード位置信
号を制御部19と、ゲート回路35に入力するようにし
ている。
【0033】尚、Y方向のカード位置の検出は、カード
載置台12にスケールを貼り付けるとともに、このスケ
ールの移動量を検知する図示しないセンサからの検出信
号によりカード位置を検出し、カード位置信号としても
よい。
【0034】前記カード載置台12に対峙する配置で、
光学ヘッド20を設けている。この光学ヘッド20は、
図2に示すように、半導体レーザ21、コリメータレン
ズ22、ビームスプリッタ23、対物レンズ24及び光
検出器25を有している。
【0035】そして、半導体レーザ21からの光ビーム
を、コリメータレンズ22、ビームスプリッタ23、対
物レンズ24を通して光カード11上に集光し、この光
カード11上からの反射光を対物レンズ24を通してビ
ームスプリッタ23で入射光と分離して光検出器25に
送ってこの光検出器25で検出し、光検出器25で検出
した信号を、フォーカスサーボ制御回路26、トラック
サーボ制御回路27及びRFアンプ33に各々送出する
ようにしている。
【0036】前記フォーカスサーボ制御回路26は、制
御部19からフォーカスサーボ指示信号が与えられる
と、光検出器25の出力に応じて対物レンズ24を光軸
方向に移動し、オートフォーカシングを実行するように
している。
【0037】また、トラックサーボ制御回路27は、制
御部19からトラックサーボ指示信号が与えられると、
光検出器25の出力に応じて対物レンズ24を光軸と垂
直な方向に駆動しオートトラッキングを実行するように
している。
【0038】RFアンプ33の出力側は、AD(アナロ
グ−ディジタル)変換器34に接続し、AD変換器34
の出力側はゲート回路35に接続し、ゲート回路35に
は制御部19からのトリガ信号を入力するようになって
いる。
【0039】さらに、ゲート回路35の出力側はメモリ
36に接続し、メモリ36の出力側は欠陥判定手段であ
るCPU37に接続している。
【0040】また、前記光学ヘッド20の半導体レーザ
21は、レーザ駆動回路28を介して制御部19に接続
している。このレーザ駆動回路28は、光ビームの光量
を制御するとともに、制御部19からのレーザ駆動指示
信号により半導体レーザ21のオン/オフを制御するよ
うになっている。
【0041】前記光学ヘッド20は、X方向走査駆動手
段を構成するヘッド支持部29により支持され、同じく
X方向走査駆動手段を構成するパルスモータを用いた光
学ヘッド駆動モータ30により、光カード11のトラッ
ク方向と直交する図2に示す矢印X方向に駆動されるよ
うになっている。図2においては、光カード11のY方
向とX方向の位置を1つの光学ヘッド20で検出するこ
とを図示しており、図の上方側では光学ヘッド20によ
りX方向の位置を検出し、図の下側では光学ヘッド20
によりY方向の位置を検出する状態となっている。
【0042】前記光学ヘッド駆動モータ30には、光学
ヘッド駆動回路31及び欠陥位置検出手段としての光学
ヘッド位置検出回路32を接続している。光学ヘッド駆
動回路31は、制御部19より光学ヘッド駆動指示信号
が与えられると、光学ヘッド駆動モータ30を駆動し、
ヘッド支持部29により支持された光学ヘッド20を図
示X方向に直線往復移動させるようになっている。
【0043】また、前記光学ヘッド位置検出回路32
は、光学ヘッド駆動モータ30として用いたパルスモー
タのパルス信号によりX方向の光学ヘッド位置を検出
し、光学ヘッド位置を光学ヘッド位置信号として前記制
御部19と、ゲート回路35とに送出し、これにより、
光学ヘッド位置信号をメモリ36に記録するようになっ
ている。さらに、演算処理手段であるCPU37をメモ
リ36に接続している。
【0044】尚、前記カード位置検出回路18によるカ
ード位置及び光学ヘッド位置検出回路32による光学ヘ
ッド位置を検出する際の原点位置は、各々原点センサー
を設けて設定しても良いし、機械的に定まる位置(例え
ば、光カード11をカード載置台12に装着する最初の
位置)としても良い。
【0045】図3は、横軸に時間(カード位置)、縦軸
を電圧とし、欠陥記録手段として機能するメモリ36に
記録されたAD変換器34によりAD変換処理後のRF
信号41の波形を示すものであり、図3に示す区間A、
区間Bは欠陥位置を示し、また、演算処理手段であるC
PU37によって処理されたRF信号の平均値を平均値
42として横軸に平行になる状態で示している。
【0046】次に、上述した装置よる光カード11の欠
陥検査動作を説明する。
【0047】前記光カード11のY方向の欠陥の検査を
行う場合、光カード11がカード載置台12上に載置さ
れた後に、制御部19よりカード駆動指示信号がカード
駆動回路17に送られ、これにより、カード駆動モータ
16の回転でカード載置台12が光カード11のトラッ
クに沿った図示Y方向に移動され、これと同時にレーザ
駆動回路28により、半導体レーザ21からの光ビーム
が前記コリメータレンズ22、ビームスプリッタ23、
対物レンズ24を通して光カード11上に照射される。
【0048】この時の光ビームは、光カード11上をト
ラック方向に走査する。また、制御部19は、光カード
11の駆動に応じてトリガ信号をゲート回路35に送
る。
【0049】この場合、制御部19は、カード位置検出
回路18からのカード位置信号により図示Y方向の速度
制御及び位置制御を実行する。
【0050】また、制御部19は、光学ヘッド20のX
方向の移動に応じた光学ヘッド位置検出回路32からの
光学ヘッド位置信号により、図示X方向の速度制御及び
位置制御を実行する。
【0051】このようなカード駆動及び光学ヘッド駆動
を組み合わせることで、光カード11の任意のトラック
の光ビームでの走査が可能となる。
【0052】前記光学ヘッド20による光カード11の
トラック上での反射光は、対物レンズ24を通してビー
ムスプリッタ23により入射光と分離して光検出器25
で検出する。この光検出器25で検出した信号をRFア
ンプ33に入力し、所定の増幅度にて増幅し、AD変換
器34でAD変換し、ゲート回路35に送出する。
【0053】制御部19のトリガ信号に応じてゲート回
路35が動作し、カード位置検出回路18からの光カー
ド11の図示Y方向位置を示すカード位置信号と、ヘッ
ド位置検出回路32からの光学ヘッド20の図示X方向
位置を示す光学ヘッド位置信号とが共にメモリ36に記
録される。さらに、AD変換処理後のRF信号41もゲ
ート回路35の動作でメモリ36に記録される。
【0054】メモリ36に保存されたAD変換処理後の
RF信号41は、CPU37によって演算処理され、そ
のRF信号41の平均値が求められる。
【0055】次に、RF信号41の振幅を確認して平均
値42より大きく離れた区間、例えば、電圧レベルでの
平均値を100とした場合にその70%より小さい電圧
となる区間A、区間Bを欠陥候補として検出し、次いで
これらの欠陥候補に対してその区間長を求める。
【0056】ここで、欠陥候補としての条件(閾値電
圧)は、RF信号41の電圧レベルでの平均値を100
とした場合に、電圧レベルが70%以上である区間Cの
ように平均値42からのずれが比較的少ない場合、光カ
ード表面に付着したゴミ等によるノイズの影響の可能性
が高いことが確認されていることを考慮し、70%より
小さい電圧に設定されている。
【0057】また、区間Aの様に区間長が十分に短い場
合(例えば2μm未満の場合)は、電気的なノイズの可
能性が高いことが確認されている。このため、区間長が
2μm以上の区間を有するものが欠陥の対象として設定
されている。
【0058】従って、前記欠陥候補に対して区間長を求
めるに際して、2μm以上の長さを有する区間を検出す
る。
【0059】この結果、区間Bの様に区間長、振幅とも
に充分に大きい場合、具体的には区間長2μm以上、R
F信号41の電圧レベルでの平均値を100とした場合
に、その70%より小さい振幅を有する区間Bを真の欠
陥とし、この場合の光カード11上の位置をメモリ36
の別の記録エリアに記録する。
【0060】このようにして、光カード11のY方向、
X方向の双方において、各々真の欠陥が検出され、ま
た、メモリ36の別の記録エリアに検出された光カード
11の欠陥位置の情報が記録され、保存されることにな
り、光カード11の真の欠陥及びその位置の検査を効率
良く実行できる。
【0061】尚、上述した実施の形態では、光カード1
1のY方向の欠陥検査に関しては光学ヘッド20を固定
して光カード11をY方向に移動し、また、光カード1
1のX方向の欠陥検査に関しては光カード11を固定し
て光学ヘッド20を移動するように構成したが、光学ヘ
ッド20を固定し、光カード11をX−Yステージ上に
配置して、光カード11をX方向、Y方向に移動して光
学ヘッドにより走査するように構成することも可能であ
る。
【0062】以上説明した本発明によれば、以下の構成
を付記することができる。
【0063】(付記1)光カードに光ビームを照射し、
光カードからの反射光に基づいて光カードの記録面上の
欠陥を検査する欠陥検査装置において、光カードを記録
面に沿う方向であるX方向に駆動して、固定配置の光学
ヘッドの光ビームにより光カードの記録面を走査すると
ともに、X方向の走査位置信号を出力するX方向走査駆
動手段と、光学ヘッドをY方向に駆動して、固定配置の
光カードの記録面を光ビームにより走査するするととも
に、Y方向の走査位置信号を出力するY方向走査駆動手
段と、前記光カードの記録面からの反射光を検出する検
出手段と、前記検出手段の検出信号の変化を基に前記光
カードの記録面上の欠陥領域を判定し、X方向、Y方向
各走査駆動手段から出力される前記各走査位置信号を基
に光カードの記録面における欠陥領域の位置を判定する
欠陥判定手段とを有することを特徴とする欠陥検査装
置。
【0064】この付記1によれば、従来例の如き基準電
圧を調整するような煩雑さを伴うことなく、X方向走査
駆動手段、X方向走査駆動手段及び欠陥判定手段の動作
さで種々の反射率の記録面が存在する種々の光カードの
欠陥及びその位置を効率良く検査できる。
【0065】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、走査駆動
手段、検出手段及び欠陥判定手段の動作で、従来例の如
き基準電圧を調整するような煩雑さを伴うことなく、種
々の反射率の記録面が存在する種々の光情報記録媒体の
欠陥及びその位置を効率良く検査できる欠陥検査装置を
提供できる。
【0066】請求項2記載の発明によれば、走査駆動手
段、検出手段及び欠陥判定手段の動作で、従来例の如き
基準電圧を調整するような煩雑さを伴うことなく、種々
の反射率の記録面が存在する種々の光カードの欠陥及び
その位置を効率良く検査できる欠陥検査装置を提供でき
る。
【0067】請求項3記載の発明によれば、光カードと
光ビームとを相対的にこの光カード記録面に沿う方向及
びこれと交叉する方向に走査する走査駆動手段、検出手
段及び欠陥判定手段の動作で、従来例の如き基準電圧を
調整するような煩雑さを伴うことなく、種々の反射率の
記録面が存在する種々の光カードの欠陥及びその位置を
効率良く検査できる欠陥検査装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の光カード及びそのトラッ
クの構造を示す説明図である。
【図2】本発明の実施の形態の光カードの欠陥検査装置
の全体構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態の光カードの欠陥検査装置
におけるRF信号を示す波形図である。
【図4】従来の光ディスクの検査装置を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 カード本体 2 データ記録部 3 トラック 4 ガイドトラック 5 主ビーム 6 副ビーム 7 ID部 8 ID部 11 光カード 12 カード載置台 13 プーリ 14 プーリ 15 ベルト 16 カード駆動モータ 17 カード駆動回路 18 カード位置検出回路 19 制御部 20 光学ヘッド 25 光検出器 26 フォーカスサーボ制御回路 27 トラックサーボ制御回路 28 レーザ駆動回路 29 ヘッド支持部 30 光学ヘッド駆動モータ 31 光学ヘッド駆動回路 32 光学ヘッド位置検出回路 33 RFアンプ 34 AD変換器 35 ゲート回路 36 メモリ 37 CPU 41 RF信号 42 平均値
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 7/0033 G11B 7/0033 Fターム(参考) 2F065 AA01 CC00 DD06 FF44 FF67 GG06 HH04 MM03 NN02 NN20 PP11 QQ03 QQ23 QQ42 QQ47 2G051 AA71 AA73 AA90 BA10 BC06 CA01 CB01 CD04 CD07 DA06 EA02 EA08 EA11 EB01 EC03 5B072 CC02 DD02 JJ04 LL01 5D090 AA03 CC18 DD03 DD05 JJ14 JJ16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光情報記録媒体に光ビームを照射し、光
    情報記録媒体からの反射光に基づいて光情報記録媒体の
    記録面上の欠陥を検査する欠陥検査装置において、 光情報記録媒体と光ビームとを相対的に走査するととも
    に走査位置信号を出力する走査駆動手段と、 前記光情報記録媒体の記録面からの反射光を検出する検
    出手段と、 前記検出手段の検出信号の変化を基に前記光情報記録媒
    体の記録面上の欠陥領域を判定し、前記走査駆動手段か
    ら出力される走査位置信号を基に光情報記録媒体の記録
    面における欠陥領域の位置を判定する欠陥判定手段と、 を有することを特徴とする光情報記録媒体の欠陥検査装
    置。
  2. 【請求項2】 光カードに光ビームを照射し、光カード
    からの反射光に基づいて光カードの記録面上の欠陥を検
    査する欠陥検査装置において、 光カードと光ビームとを相対的に走査するとともに走査
    位置信号を出力する走査駆動手段と、 前記光カードの記録面からの反射光を検出する検出手段
    と、 前記検出手段の検出信号の変化を基に前記光カードの記
    録面上の欠陥領域を判定し、前記走査駆動手段から出力
    される走査位置信号を基に光カードの記録面における欠
    陥領域の位置を判定する欠陥判定手段と、 を有することを特徴とする光カードの欠陥検査装置。
  3. 【請求項3】 光カードに光ビームを照射し、光カード
    からの反射光に基づいて光カードの記録面上の欠陥を検
    査する欠陥検査装置において、 光カードと光ビームとを相対的にこの光カード記録面に
    沿う方向及びこれと交叉する方向に走査するとともに、
    前記各方向の走査位置信号を出力する走査駆動手段と、 前記光カードの記録面からの反射光を検出する検出手段
    と、 前記検出手段の検出信号の変化を基に前記光カードの記
    録面上の欠陥領域を判定し、前記走査駆動手段から出力
    される前記各方向の走査位置信号を基に光カードの記録
    面における欠陥領域の位置を判定する欠陥判定手段と、 を有することを特徴とする光カードの欠陥検査装置。
JP11222669A 1999-08-05 1999-08-05 光情報記録媒体の欠陥検査装置及び光カードの欠陥検査装置 Withdrawn JP2001052336A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8223442B2 (en) 2007-01-29 2012-07-17 Hoya Corporation Objective lens for optical pick-up

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