JPH06258246A - マルチモードレーザによるディスク表面検査方法 - Google Patents

マルチモードレーザによるディスク表面検査方法

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JPH06258246A
JPH06258246A JP6938393A JP6938393A JPH06258246A JP H06258246 A JPH06258246 A JP H06258246A JP 6938393 A JP6938393 A JP 6938393A JP 6938393 A JP6938393 A JP 6938393A JP H06258246 A JPH06258246 A JP H06258246A
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JP
Japan
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spot
multimode
laser
inspection
focused
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Pending
Application number
JP6938393A
Other languages
English (en)
Inventor
Hozumi Yamamoto
穂積 山本
Makio Asano
真樹夫 浅野
Tsutomu Nakadai
勉 中台
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Electronics Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
Priority to JP6938393A priority Critical patent/JPH06258246A/ja
Publication of JPH06258246A publication Critical patent/JPH06258246A/ja
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  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクの表面をマルチモードレーザにより
走査して、検査のタクトタイムを短縮する。 【構成】 表面検査装置の投光系3のレーザ光源51に、
マルチモード型のガスレーザ管を使用し、これが出力す
るマルチモードビームを集束レンズ31によりスポットS
M に集束して、回転するディスク1の表面に照射し、ス
ポットSm の強度分布の両側の裾部分をオーバラップし
て円周方向に逐次走査する。 【効果】 従来の単一モード型のスポットに比較して、
検出性能が低下することなく検査のタクトタイムが短縮
され、需要が増大する各種の多量のディスクの表面検査
に対応できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、検査光としてマルチ
モードレーザを使用し、各種のディスクの表面を検査す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ICの素材ウエハや、記録媒体の
磁気ディスクまたはその素材のガラスディスクなどの各
種のディスクは、表面に欠陥や付着異物(本稿では便宜
上、両者を一括して単に欠陥という)があると品質が低
下するので、光学式の表面検査装置により検査されてい
る。光学式の表面検査方法は、ディスクの表面にレーザ
のスポットを照射して走査し、欠陥の散乱光を受光して
検査するもので、欠陥の検出原理は基本的には各種のデ
ィスクに対して同一である。
【0003】図3は例として、磁気ディスクに対する表
面検査装置の構成を示す。ディスク1はスピンドル2に
装着されて回転し、その表面に対して、投光系3のレー
ザ光源31よりのレーザビームLT が集束レンズ32により
スポットSに集束されて照射され、表面が円周方向に走
査される。表面によるスポットSの正反射光LR ととも
に、欠陥による散乱光Ls が受光系4の集光レンズ41に
より集光される。これらはハーフミラー42により分割さ
れ、その一方は、孔板43により正反射光LR が選択され
て受光器44に受光され、他方は空間フィルタ45により散
乱光Ls が選択されて受光器46に受光され、両受光器の
出力信号により欠陥が検出され、検出信号は図示しない
データ処理部により処理されて欠陥データが出力され
る。
【0004】上記の検査装置の欠陥に対する検出性能
は、レーザのスポットSの強度に依存し、強度はスポッ
トSの面積に反比例する。レーザ光源31には半導体レー
ザ素子とガスレーザ管があるが、検出性能を向上するた
め、レーザビームを微小なスポットに絞り込むことが可
能なガスレーザ管が適当とされ、強度分布に1個のピー
ク点を有する単一モード型とよばれるヘリウムネオン
(HeNe)のガスレーザ管が使用され、そのレーザビ
ームを集束レンズにより数十μmのスポット径に集束し
てディスク1の表面が走査されている。図4は単一モー
ド型のスポットSs の強度分布を示すもので、横軸をス
ポットSs の半径rとすると、強度はその中心でピーク
を示し、半径rが増加するに伴って漸次低下し、いわゆ
るガウス分布をなしている。ピークの比強度を1とし、
その1/2に対応する幅(半値幅)がスポット径φs
定義されている。表面検査において、このスポット径φ
s のピッチで表面を走査すると、比強度が0.5〜1.
0の間を変動して強度または検出感度のムラが過大とな
るため、上記の検査装置においては、図示点線のように
φs /2のピッチでオーバラップ走査がなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】最近におけるディスク
の需要の増加に対応して、多量のディスクを迅速に検査
するには、検査のタクトタイムを短縮することが必要で
ある。上記の検査装置のタクトタイムは、ディスクのサ
イズを一定とし、ハンドリング時間を除けば、その回転
速度と走査ピッチのそれぞれに反比例する。回転速度は
すでに限度に達しているので、さらに増加することは困
難である。また、レーザビームをシリンドリカルレンズ
により楕円形のスポットに集束して、走査ピッチを拡大
する方法があるが、強度が低下するために利点が少な
い。さて、前記したようにレーザ光源31にはピーク点が
1個の単一モード型が使用されているが、これに対して
マルチモード型のガスレーザ管があり、このものは内蔵
する共振器の構造などにより、複数のピーク点を有する
レーザビームを発振して出力する。図5はTEM02モー
ドのマルチビームを説明するもので、ビームの直角断面
は、図示のように3個の擬楕円形のビームが1列に並ん
でおり、その強度分布は3個の単一モード波形の裾部分
が重なり合った波形をなしている。各単一モードの強度
は前記した図4の場合と同様のガウス分布をなし、従っ
てマルチモードの両裾の強度はガウス分布をなし、ピー
ク強度に対する半値幅がビーム径φm である。なお、T
EM03モードの場合は4個のピークが1列に並び、TE
12モードの場合は2個×3個のピーク配列となるな
ど、各種のモードがあり、TEM00は単一モードを表
す。マルチモード型のガスレーザ管は、同一形状寸法の
単一モード型に比較して出力パワーが大きく、例えばT
EM02の場合は、強度(単位面積当たり)が単一モード
と同一で、長径が2倍以上のスポットSm が形成され
る。そこで前記の検査装置のレーザ光源として、適当な
モードのマルチモード型のガスレーザ管を使用すれば、
走査ピッチが拡大されてタクトタイムを短縮することが
できる。この発明は上記に考えによりなされたもので、
検査のタクトタイムを短縮するために、ディスクの表面
をマルチモードレーザにより走査する検査方法を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明はマルチモード
レーザによるディスク表面検査方法であって、前記の表
面検査装置において、マルチモード型のガスレーザ管を
レーザ光源とし、これが出力するマルチモードビームを
集束レンズにより集束し、集束されたスポットを回転す
るディスクの表面に対して照射し、スポットの強度分布
の両側の裾部分をオーバラップして円周方向に逐次走査
して検査するものである。
【0007】
【作用】この発明によるディスク表面検査方法において
は、マルチモード型のガスレーザ管が出力するマルチモ
ードビームが、集束レンズによりスポットに集束され、
これを回転するディスクの表面に照射して円周方向に逐
次に走査する。走査はスポットの強度分布の両側の裾部
分がオーバラップするピッチでなされるので、強度ムラ
が少なく、またマルチモードのスポットは単一モードに
比較して同一強度で直径が大きく、従って検出性能が低
下することなく走査ピッチが拡大され、検査のタクトタ
イムが短縮される。
【0008】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す。前記した
図3と同様に、ディスク1はスピンドル2に装着されて
回転する。また受光系4も図3と同一とし、投光系3の
レーザ光源51は、従来の単一型のHeNe管を、同一形
状寸法の例えばTEM02モードのマルチ型に置き換え、
集光レンズ32は従来のままとする。レーザ光源51よりの
マルチモードビームLT は、集束レンズ32により直径φ
mのレーザスポットSm に集束され、このスポットSm
を回転するディスク1の表面に照射し、その両側の裾部
分をオーバラップして走査する。表面の正反射光LR
欠陥の散乱光Ls を受光系4に受光して欠陥が検出され
ることは従来と同様である。
【0009】図2はオーバラップ走査を説明するもの
で、(a) において、スポットSm の断面は長円形をな
し、その長軸を走査と直角方向として円周方向にオーバ
ラップ走査する。(b) はスポットSm の長軸方向におけ
る比強度を示し、3個のピーク波形の両裾に対する半値
幅がスポット径φm である。(a),(b) の実線と点線は隣
接する走査を示し、両者は裾部分が互いにオーバラップ
しているので強度ムラによる計測エラーは問題となら
ず、走査ピッチはほぼ(2/3)φm である。スポット
径φm は単一モードのスポット径φs の約2倍あり、そ
の走査ピッチはφs /2であるから、走査時間は約3/
8の大幅に短縮される。以上に対して数値的な一例を述
べると、単一モードのスポット径φs を70μmとする
と走査ピッチは35μm、またマルチモードのスポット
径φm を140μmとする走査ピッチは94μmであ
る。ディスクの走査回転数をnとし、例えば3.5イン
チディスクの場合、その有効半径は22mmで、nは単
一モードが約630、マルチモードは約220であり、
回転速度を60/秒とすれば走査時間は前者は10.5
秒、後者は3.8秒となってタクトタイムは約3/8に
短縮される。
【0010】
【発明の効果】以上の説明のとおり、この発明による表
面検査方法においては、レーザ光源にマルチモード型の
ガスレーザ管を使用し、そのマルチモードビームをスポ
ットに集束して回転するディスクの表面を照射し、スポ
ットの強度分布の両側の裾部分をオーバラップして走査
するもので、従来の単一モード型のレーザスポットに比
較して、検出性能が低下することなく検査のタクトタイ
ムが大幅に短縮され、各種の多量のディスクを迅速に検
査できる効果には大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例における表面検査装置の
構成図を示す。
【図2】 図1に対するオーバラップ走査の説明図であ
る。
【図3】 従来の磁気ディスクの表面検査装置の構成図
である。
【図4】 単一モード型のスポットSs の強度分布の説
明図である。
【図5】 TEM02モードのマルチビームの断面と強度
分布曲線を示す。
【符号の説明】
1…磁気ディスク、2…スピンドル、3…投光系、4…
受光系、31…単一モード型ガスレーザ管によるレーザ光
源、32…集束レンズ、51…マルチモード型ガスレーザ管
によるレーザ光源、LT …レーザビーム、LR …表面の
正反射光、Ls …欠陥の散乱光、Ss …単一ビームのス
ポット、Sm …マルチビームのスポット、φs …単一ビ
ームのスポット径、φm …マルチビームのスポット径。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピンドルに装着されて回転するディス
    クの表面に対して、レーザ光源のレーザビームを集束レ
    ンズによりスポットに集束して照射し、該表面を円周方
    向に走査して該表面に存在する欠陥を検査する表面検査
    装置において、マルチモード型のガスレーザ管を前記レ
    ーザ光源とし、該レーザ光源の出力するマルチモードビ
    ームを前記集束レンズにより集束し、該集束されたスポ
    ットを前記ディスクの表面に照射し、該スポットの強度
    分布の両側の裾部分をオーバラップして円周方向に逐次
    走査し、前記表面を検査することを特徴とする、マルチ
    モードレーザによるディスク表面検査方法。
JP6938393A 1993-03-04 1993-03-04 マルチモードレーザによるディスク表面検査方法 Pending JPH06258246A (ja)

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JPH06258246A true JPH06258246A (ja) 1994-09-16

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JP (1) JPH06258246A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005024327A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Topcon Corp 表面検査方法および表面検査装置
JP2011137721A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Hitachi High-Technologies Corp 光学式磁気ディスク欠陥検査方法及びその装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005024327A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Topcon Corp 表面検査方法および表面検査装置
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