JP2001052174A - 手書き図形処理装置および方法、ならびに手書き図形処理プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体 - Google Patents

手書き図形処理装置および方法、ならびに手書き図形処理プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体

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JP2001052174A
JP2001052174A JP22414299A JP22414299A JP2001052174A JP 2001052174 A JP2001052174 A JP 2001052174A JP 22414299 A JP22414299 A JP 22414299A JP 22414299 A JP22414299 A JP 22414299A JP 2001052174 A JP2001052174 A JP 2001052174A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実用性に優れる手書き図形処理装置を提供す
る。 【解決手段】 手書き図形入力部301で入力された手
書き図形は、図形認識処理部302により認識される。
図形抽出処理部315は、入力図形の最も近くに位置す
る既に入力されて認識済みの図形を、複数の認識図形の
中から選択抽出する。そして、コマンド振り分け処理部
308は選択された認識図形の形状、位置およびサイズ
に応じて、手書き入力された図形を選択された認識図形
に相関させながら、その位置やサイズを変更して、変更
結果として両図形は表示される。それゆえに、既に認識
済みの手書き入力図形と形状、位置およびサイズの各種
観点で関連させながら新たな手書き図形を入力できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワードプロセッ
サ、パーソナルコンピュータおよび各種情報処理端末装
置に適用されて、手書きにより図形を入力して処理する
手書き図形処理装置および方法、ならびに手書き図形処
理プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録
媒体に関し、特に、既に入力されて認識されている図形
と関連させながら手書き図形を入力して処理するための
手書き図形処理装置および方法、ならびに手書き図形処
理プログラムを記録したコンピュータで読取可能な記録
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平5−143738号公報には手書
き入力された図形の特徴点を抽出して抽出された特徴点
に従う入力図形と、予め辞書登録されたパターン図形と
を比較して入力図形を認識する技術が示される。具体的
には、2線分間の角度またはストロークの長さの比によ
り特徴点を抽出し、一筆書きが行なわれる順番に1つの
ルールを付加することにより図形の認識を行なう技術が
示される。
【0003】特開平6−223192号公報には、形状
入力表示装置が示される。この装置によれば、手書き入
力された形状について特徴抽出されると、抽出された特
徴は表示されて、使用者は、その表示内容に対応して次
の手書き入力形状を調整することができるから、所望の
形状を迅速かつ正確に入力して表示することも可能とな
る。
【0004】特開平10−154224号公報に開示の
技術は手書き図形の認識率を高めるためのものである。
この公報においては、認識すべき手書き入力による軌跡
が図形であることが、ユーザからの簡単な指示に基づき
検出されると、入力された軌跡パターンと予め登録され
た複数の図形パターンとが比較されて、認識候補となる
べき登録パターンが絞り込まれるように構成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は、手書きで図形を入力する場合には、既に入力されて
いる図形の位置や大きさなどとの関係は全く考慮される
ことなく、手書き入力された図形についての認識処理を
行なっていた。そのため、既に入力されて認識されてい
る円図形と同じ大きさの図形を入力することや、既に入
力されて認識されている図形に接するように図形を手書
き入力することはできなかったから、実用性の点で優れ
ないという課題があった。
【0006】上述したような、従来の手書き入力装置に
おいては、主に、手書き入力図形の認識率の向上を図る
ための技術が示されるに過ぎない。また、特開昭61−
282972号公報や特開昭62−1072号公報で
は、既に入力されて認識済みの手書き入力図形と関連さ
せながら図形を手書き入力する技術が開示される。しか
しながら、そこには既に登録済みの直線に接するように
手書き入力の円の座標を変更したり、既に入力済みの円
に接するように手書き入力直線の座標を変更するという
円と直線とを関連させて図形入力する技術が示されるに
過ぎないから、多様な処理を行なうという点で、やはり
実用性に優れない。
【0007】それゆえにこの発明の目的は、実用性に優
れた手書き図形処理装置および方法、ならびに手書き図
形処理プログラムを記録したコンピュータで読取可能な
記録媒体を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る手書き図
形処理装置は、基板を有し、基板の主面上に手書きされ
る図形を入力する手書き図形入力手段と、手書き図形入
力手段により入力された手書き図形を認識して、特徴量
を示す特徴情報を取得する認識手段と、予め認識されて
登録される複数の図形のそれぞれについて特徴情報を記
憶する記憶手段と、手書き図形入力手段による手書き図
形の入力時に、所定基準に基づいて記憶手段中の複数の
登録図形から該手書き図形に対応する登録図形を選択す
る選択手段と、複数の変更手順のうち、選択された登録
図形に対応する記憶手段中の特徴情報と、認識手段によ
り取得された手書き図形の特徴情報との関連性に基づい
て決定された変更手順に従い、取得された手書き図形の
特徴情報を変更して、変更された特徴情報に基づいて該
手書き図形を選択された登録図形とともに出力する変更
手段とを備えて構成される。
【0009】したがって、この発明に係る手書き図形処
理装置では、基板上に手書きで図形入力されると、この
手書き図形について認識手段により、その特徴情報が取
得されるとともに、選択手段により対応する認識済みの
登録図形が所定基準に基づいて選択される。そして、変
更手段により、手書き図形の特徴情報は、選択された登
録図形の特徴情報との関連性に基づいて決定される変更
手順に従って変更された後に、変更後の特徴情報に従い
選択された登録図形とともに出力される。
【0010】それゆえに、利用者は、手書き図形を既存
の登録図形と、図形の特徴情報という多様性を有した情
報で関連させて入力する、すなわち多様な関連態様で入
力することができる。また、手書き図形と登録図形との
関連態様を出力により確認することもできる。したがっ
て、実用性に優れる。
【0011】また、この発明に係る手書き図形入力装置
では、基板にて手書きされる図形および登録図形を表示
する表示部をさらに有して、表示部と基板とは一体的に
構成されてもよい。
【0012】それゆえに、利用者は、表示部に表示され
る所望登録図形を確認しながら、所望する変更手順が適
用されるような特徴情報の関連態様で、手書き図形入力
手段の基板上で、図形を手書きすることが容易にでき
る。
【0013】また、変更手段においては、採用される変
更手順は手書き図形と選択された登録図形との特徴情報
の関連性に基づいて自動的に決定されるから、操作性は
向上する。
【0014】この発明に係る手書き図形処理装置におい
て、前述した特徴情報は、対応する図形について、その
形状を示す形状情報、その中心を含む前記基板上の各種
の位置を示す位置情報およびそのサイズを示すサイズ情
報を少なくとも含んで、前述した所定基準は、記憶手段
中の複数の登録図形のうち、認識手段により取得された
手書き図形の位置情報で示される位置に最も近い位置を
示す位置情報を有した登録図形を選択することを規定す
るように構成されてもよい。
【0015】したがって、この発明に係る手書き図形処
理装置によれば、手書き図形は、該手書き図形に最も近
接して位置する登録図形に、図形の特徴情報で相互に関
連させた態様で入力される。
【0016】それゆえに、利用者は、手書き図形を既存
の登録図形のうち、該手書き図形に最も近接して位置す
る登録図形と多様な関連性を有した態様で入力すること
ができて、実用性に優れる。
【0017】この発明に係る手書き図形処理装置におい
て、上述した複数の変更手順には、選択された登録図形
と手書き図形との輪郭線が、少なくとも1つ以上の接点
を有して接触するように、手書き図形の特徴情報を変更
する接触変更手順が含まれるように構成されてもよい。
【0018】また、上述の接触変更手順には、選択され
た登録図形に手書き図形が内接するように、手書き図形
の特徴情報を変更する内接変更手順が含まれるように構
成されてもよい。
【0019】また、上述の接触変更手順には、選択され
た登録図形に手書き図形が外接するように、手書き図形
の特徴情報を変更する外接変更手順が含まれるように構
成されてもよい。
【0020】したがって、接触変更手順、または内接変
更手順、または外接変更手順により、手書き図形は選択
された登録図形に接触する、または内接する、または外
接する態様で入力される。それゆえに、利用者は手書き
図形を登録図形に接触または内接または外接させて入力
することができる。
【0021】この発明に係る手書き図形処理装置は、前
述の複数の変更手順に、選択された登録図形の中心に、
手書き図形の中心を一致させるように、手書き図形の特
徴情報を変更する中心一致変更手順が含まれるように構
成されてもよい。
【0022】したがって、この発明に係る手書き図形処
理装置によれば、中心一致変更手順により、手書き図形
は選択された登録図形にその中心同士を一致させるよう
な態様で入力される。それゆえに、利用者は、手書き図
形を登録図形に中心同士を一致させて入力することがで
きる。
【0023】この発明に係る手書き図形処理装置は、位
置情報は、対応する図形の1つ以上の頂点の位置を示す
頂点位置情報を含み、複数の変更手順には、選択された
登録図形の1つ以上の頂点のうち、手書き図形の内部に
位置する頂点に、手書き図形の中心を一致させるよう
に、手書き図形の特徴情報を変更する輪郭中心一致変更
手順が含まれるように構成されてもよい。
【0024】したがって、この発明に係る手書き図形処
理装置によれば、輪郭中心一致変更手順により、手書き
図形は選択された登録図形の頂点にその中心を一致させ
るような態様で入力される。それゆえに、利用者は、手
書き図形の中心を登録図形の頂点に一致させて入力する
ことができる。
【0025】この発明に係る手書き図形処理装置によれ
ば、中心の位置を示す位置情報は基板の主面上の2次元
方向の座標値で示されて、複数の変更手順には、選択さ
れた登録図形の中心に対応する2次元方向の座標値のう
ち、いずれか一方次元方向の座標値に、手書き図形の中
心に対応する同一次元方向の座標値を一致させるよう
に、手書き図形の特徴情報を変更する座標変更手順が含
まれるように構成されてもよい。
【0026】したがって、この発明に係る手書き図形処
理装置によれば、座標変更手順により、手書き図形は選
択された登録図形に、中心に対応する2次元方向の座標
値のうちいずれか一方次元方向の座標値を一致させるよ
うな態様で入力される。それゆえに、利用者は、手書き
図形を、その中心を登録図形の中心に2次元方向の座標
値のうちいずれか一方次元方向の座標値を一致させて入
力することができる。
【0027】この発明に係る手書き図形処理装置は、複
数の変更手順に、選択された登録図形のサイズに、手書
き図形のサイズを一致させるように、手書き図形の特徴
情報を変更するサイズ変更手順が含まれるように構成さ
れてもよい。
【0028】したがって、この発明に係る手書き図形処
理装置によれば、サイズ変更手順により、手書き図形は
選択された登録図形にそのサイズを一致させるようにし
て入力される。それゆえに、利用者は、手書き図形を登
録図形のサイズに一致したサイズで入力することができ
る。
【0029】また、この発明に係る手書き図形処理方法
は、主面上に図形が手書きされる基板と、予め認識され
て登録された複数の登録図形のそれぞれについて、その
特徴量を示す特徴情報を記憶する記憶部と、出力部とを
有した装置に適用される方法であって、以下の特徴を有
して構成される。
【0030】すなわち、基板の主面上に手書きされる図
形を入力する手書き図形入力ステップと、手書き図形入
力ステップにより入力された手書き図形を認識して、特
徴量を示す特徴情報を取得する認識ステップと、手書き
図形の入力時に、所定基準に基づいて記憶部中の複数の
登録図形から、手書き図形入力ステップにより入力され
る手書き図形に対応する登録図形を選択する選択ステッ
プと、複数の変更手順のうち、選択された登録図形に対
応する記憶部中の特徴情報と、認識ステップにより取得
された手書き図形の特徴情報との関連性に基づいて決定
される変更手順に従い、認識ステップにより取得された
手書き図形の特徴情報を変更して、変更された特徴情報
に基づいて該手書き図形を選択された登録図形とともに
出力部に出力する変更ステップとを備えて構成される。
【0031】また、この発明に係る手書き図形処理プロ
グラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体
は、主面上に図形が手書きされる基板と、予め認識され
て登録された複数の登録図形のそれぞれについて、その
特徴量を示す特徴情報を記憶する記憶部と、出力部とを
有した装置に適用される手書き図形処理方法をコンピュ
ータで実行するための手書き図形処理プログラムを記録
した記録媒体であって、以下の特徴を有する。
【0032】すなわち、手書き図形処理方法は、基板の
主面上に手書きされる図形を入力する手書き図形入力ス
テップと、手書き図形入力ステップにより入力された手
書き図形を認識して、特徴量を示す特徴情報を取得する
認識ステップと、手書き図形の入力時に、所定基準に基
づいて記憶部中の複数の登録図形から、手書き図形入力
ステップにより入力される手書き図形に対応する登録図
形を選択する選択ステップと、複数の変更手順のうち、
選択された登録図形に対応する記憶部中の特徴情報と、
認識ステップにより取得された手書き図形の特徴情報と
の関連性に基づいて決定される変更手順に従い、認識ス
テップにより取得された手書き図形の特徴情報を変更し
て、変更された特徴情報に基づいて該手書き図形を選択
された登録図形とともに出力部に出力する変更ステップ
とを備える。
【0033】したがって、この発明に係る手書き図形処
理方法または手書き図形処理プログラムでは、基板上に
手書きで図形入力されると、この手書き図形について認
識ステップにより、その特徴情報が取得されるととも
に、選択ステップにより対応する認識済みの登録図形が
所定基準に基づいて選択される。そして、変更ステップ
により、手書き図形の特徴情報は、選択された登録図形
の特徴情報との関連性に基づいて決定される変更手順に
従って変更された後に、変更後の特徴情報に従い選択さ
れた登録図形とともに出力部に出力される。
【0034】それゆえに、利用者は、手書き図形を既存
の登録図形と、図形の特徴情報という多様性を有した情
報で関連させて入力する、すなわち多様な関連態様で入
力することができる。また、手書き図形と登録図形との
関連態様を出力により確認することもできる。したがっ
て、実用性に優れる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態について説明する。
【0036】図1には、この発明の実施の形態による手
書き図形処理装置のブロック構成が示される。図1にお
いて手書き図形処理装置は、該装置自体を集中的に管理
および制御するCPU(中央処理装置の略)1、CPU
1により読出されて実行される各種の制御プログラムを
記憶するためのプログラムメモリ2、各種のデータの格
納バッファや、CPU1によるプログラム実行時にデー
タが一時的に格納される一時バッファとして利用される
データメモリ3、CPU1からの指示により表示の制御
を行なうための表示コントローラ4、表示コントローラ
4の制御に基づいて、各種データを表示するためのLC
D(液晶ディスプレイの略)5、表示コントローラ4お
よびLCD5からなる表示部に一体化して設けられて、
図示されないパネルとペン8からなる入力を行なうため
のタブレット6、タブレット6からの座標データを含む
入力情報をCPU1に渡すための座標入力コントローラ
7、プリンタ10、プリンタ10に出力するためのデー
タを制御する印刷コントローラ9、通信のためのモデム
12、モデム12を制御して通信ネットワーク15を介
した通信を行なうための通信コントローラ11、外部記
憶コントローラ13、外部記憶コントローラ13により
情報の入出力が制御されるFDやCD−ROMなどから
なる記憶媒体14を含む。
【0037】なお、ここでは座標データとは、手書き入
力時にペン8によりタッチされたタブレット6表面上の
位置を2次元の座標データで示したものである。
【0038】図2には、図1のプログラムメモリ2の記
憶内容例が示される。この図2により、図1の記憶媒体
14における記憶内容例も示され、また通信ネットワー
ク15を介して伝送される内容例も示される。
【0039】図示されるように、プログラムメモリ2に
は、CPU1が手書き入力される図形をリアルタイムに
処理するための以下のプログラムが格納される。つま
り、タブレット6にペン8を用いて記述された手書き図
形を認識するための図形形状認識プログラム141、既
に認識されて登録されている1つ以上の手書き入力図形
の中から、今回の手書き入力図形と関連付けられるべき
図形を抽出するための図形抽出プログラム141、今回
の手書き入力図形に対して、予め準備された複数種類の
コマンドの中から、いずれのコマンドに従った処理を実
行すべきかを決定するためのコマンド振り分けプログラ
ム142、手書き入力された図形の形状を示す輪郭座標
データを抽出するための輪郭座標抽出プログラム14
3、手書き入力された図形の中心(重心)を座標データ
として抽出するための中心座標抽出プログラム144、
手書き入力された図形の角部または端部を抽出する角部
端部抽出プログラム145および手書き入力された図形
に関する外接矩形を抽出するための外接矩形抽出プログ
ラム146が格納される。
【0040】プログラムメモリ2には、さらに、CPU
1がデータメモリ3、プログラムメモリ2および各種の
コントローラを制御するためのデータメモリ制御プログ
ラム147、プログラムメモリ制御プログラム148お
よびコントローラ制御プログラム149も格納される。
【0041】記憶媒体14の記憶内容を読込可能な、ま
たは通信ネットワーク15から送信される内容を受理可
能なパーソナルコンピュータなどの各種情報処理端末の
内部メモリに、これらのプログラムがインストールされ
ることにより、後述する各処理部の機能が具現化して実
現可能となる。
【0042】図3には、図1のデータメモリ3の内容例
が示される。図示されるようにデータメモリ3には、既
に手書き入力されて認識された各図形について、その認
識結果を示す図形データ31i(i=1、2、3、…)
と、手書き入力される各図形の形状を示す複数の座標デ
ータが登録される座標テーブル32iとを含む。
【0043】図4には、図3の座標テーブル32iの構
成例が示される。ペン8を操作してタブレット6上に手
書き図形が入力される際の、ペン8によりタッチされた
タブレット6上のXY座標値が時系列に座標入力コント
ローラ7を介して、逐次入力される。入力されたXY座
標値は時系列に従いX座標値xjおよびY座標値yj
(但し、j=1、2、3、…)として、座標テーブル3
2iに順次書込まれて格納される。
【0044】図5(A)〜(C)は図3の図形データ3
1iの内容例を示す図である。手書き入力されて認識さ
れた図形が円である場合は、図5(A)に示されるよう
に、図形データ31iは、円の図形データであることを
示すための識別子ID(“F200”)、円の中心のX
座標値およびY座標値XCおよびYC、ならびに半径を
示す半径値DXを含む。手書き入力されて認識された図
形が多角形である場合は、図5(B)に示されるよう
に、図形データ31iは多角形の図形データであること
を示すための識別子ID(“F201”)と、当該多角
形のN個の頂点1〜Nのそれぞれの座標位置を示すXお
よびY座標値XiおよびYiを含む。手書き入力されて
認識された図形が直線分である場合は、図5(C)に示
されるように、図形データ31iには、直線分の図形デ
ータであることを示すための識別子ID(“F20
2”)と当該線分の両端のXY座標値XSおよびXEな
らびにYSおよびYEが含まれる。
【0045】図6には、この発明の実施の形態による手
書き図形データの位置およびサイズの決定処理に関する
機能構成が示される。この機能構成には図示されるよう
に、手書き図形入力部301、図形認識処理部302、
座標抽出処理部303、およびコマンド振り分け処理部
308が含まれる。座標抽出処理部303は、輪郭座標
抽出処理部304、中心座標抽出処理部305、角部座
標抽出処理部306、および外接矩形抽出処理部307
を含む。コマンド振り分け処理部308は、輪郭接触処
理部309、重心一致処理部310、輪郭/中心一致処
理部311、中心/角部接触処理部312、サイズ決定
処理部313および座標決定処理部314を含む。
【0046】手書き図形入力部301では、ペン8を操
作してタブレット6の表面上に入力された手書き図形の
軌跡を示す座標データがデータメモリ3の対応する座標
テーブル32iに時系列にして順次記憶される。図形形
状認識プログラム141による図形認識処理部302で
は、データメモリ3に記憶された座標テーブル32iの
内容に基づいて手書き入力された図形の形状や特徴点の
座標位置やサイズなどが認識されて決定されて、特徴量
が取得される。具体的には座標テーブル32iのXY座
標データxjおよびyjを、手書き入力時の時系列に従
って線分で結んで所定のビットマップテーブル上に図形
展開して、予め登録されている所定のパターン(図示せ
ず)とマッチングを図り、その形状を認識する。このと
き、認識結果は、認識された形状を示す識別子ID
(“F200”〜“F202”のいずれかの値)として
出力される。また、認識された形状の特徴点とは、多角
形ならば各頂点や重心点であり、円ならばその中心点な
どである。これらの、認識されて決定された特徴量のデ
ータは、手書き入力図形を図形データ31iとしてデー
タメモリ3に登録する場合に参照されて用いられる。
【0047】なお、ここでは、多角形の重心点は、パタ
ーン展開された該多角形の面積を縦および横方向にそれ
ぞれ2等分するような2つの線分の交点として求められ
る。
【0048】次に、図形抽出プログラム141Aによる
図形抽出処理部315では、今回手書き入力されて図形
処理部302により認識された図形に、タブレット6表
面上において最も近くに位置する図形の図形データ31
iが、既に入力されて認識されている手書き図形に関す
る図形データ31iの中から、特定して抽出される。具
体的には、各図形データ31iおよび座標テーブル32
iの内容に基づく計算処理により、手書き入力図形と各
登録図形との間の距離(長さ)を示す線分の長さが求め
られて、該長さの最も短いものに対応の図形データ31
iが特定される。この特定された図形データ31iの内
容に基づいて座標抽出処理部303ではは、以下の各種
抽出処理が行なわれる。
【0049】まず、輪郭座標抽出プログラム143によ
る輪郭座標抽出処理部304では、特定された図形デー
タ31iの内容に基づいて該図形の形状を示す輪郭の座
標データが抽出される。中心座標抽出プログラム144
による中心座標抽出処理部305では、特定された図形
データ31iの内容に基づいて円の中心座標データ(X
C、YC)が抽出される。角部端部抽出プログラム14
5による角部座標抽出処理部306では、特定された図
形データ31iの内容に基づいて該図形の角部の座標、
すなわち各頂点の座標値XiおよびYiが取得される。
また、外接矩形抽出プログラム146による外接矩形抽
出処理部307では、特定された図形データ31iの内
容に基づいて、当該図形に外接するような矩形が抽出さ
れる。中心座標抽出処理部305では、円の場合には対
応の図形データ31iから中心のXY座標値XCおよび
YCが取得される。
【0050】次に、コマンド振り分けプログラム142
によるコマンド振り分け処理部308においては、特定
された図形データ31iに対応の図形と手書き入力され
た図形とに基づいて施されるべき処理を、CPU1の制
御の下に実行するためのコマンドが振り分けにより決定
されて、決定されたコマンドに対応する処理に移行す
る。振り分けられる各コマンドに対応する処理について
説明する。
【0051】輪郭接触処理の場合には輪郭接触処理部3
09により処理が実行される。重心一致処理のときは重
心一致処理部310により処理が行なわれる。輪郭/中
心一致処理のときは輪郭/中心一致処理部311により
処理が行なわれる。中心/角部接触処理のときは中心/
角部接触処理部312により処理が行なわれる。サイズ
決定処理のときはサイズ決定処理部313により処理が
行なわれる。座標決定処理のときは座標決定処理部31
4により処理が行なわれる。
【0052】図7には、図6の外接矩形抽出処理部30
7の処理内容が示される。図示されるように、外接矩形
抽出処理部307は対応する図形データ31iの内容に
基づいて該図形を、上下左右に図中、破線で示すように
スキャンすることで、該破線が当該図形と外接する複数
の点を求める。そして、これら複数点のうちXY方向で
それぞれ最大の座標値と最小の座標値を有する4点を抽
出して、4点の座標値で構成される矩形が、外接矩形と
決定される。
【0053】図8(A)および(B)〜図15(A)お
よび(B)においては、破線は現在、タブレット6の表
面上に手書き入力されている図形(以下、入力図形と呼
ぶ)を示し、実線は既に手書き入力されて認識済みの図
形であり、かつ図形抽出処理部315により入力図形の
最も近くに位置する図形として特定されたもの(以下、
認識図形と呼ぶ)を示す。図8(A)および(B)〜図
15(A)および(B)のそれぞれは入力図形に対応の
座標データ32iおよび認識図形に対応の図形データ3
1iの内容に基づいて図6の輪郭接触処理部309、重
心一致処理部310、輪郭/中心一致処理部311、中
心/角部接触処理部312、サイズ決定処理部313、
座標決定処理部314、内接処理部316および外接処
理部317で実行される各処理を説明するための図であ
る。なお、ここで説明される処理は、対応する図形デー
タ31iおよび座標データ32iを用いた計算処理によ
りなされる。
【0054】図8(A)において、輪郭接触処理部30
8は、入力図形である円の座標データ31iの内容によ
り求められた円の中心C(座標値(XC、YC))か
ら、認識図形である三角形を構成する3つの線分のう
ち、最も近い線分に対する垂線を引く。そして、該垂線
が入力図形および認識図形を構成する各線分と交差する
点である交点AおよびBの座標(XA,YA)および
(XB、YB)が計算により求められる。そして、入力
図形である円の中心Cの座標値(XC,YC)は、次の
式(1)に従って、認識図形の輪郭に入力図形の輪郭が
接するような座標の値に変換されて、この変換後の座標
値に基づいて入力図形が移動させられて、その後、両図
形が図8(B)のようにLCD5に表示される。
【0055】 XC←XC+(XA−XB),YC←YC+(YA−YB) …式(1) また、円の半径値DXを次の式(2)に従い変更して、
認識図形である三角形に入力図形である円を接触させる
こともできる。
【0056】 {(XC−XA)2+(YC−YB)21/2 …式(2) 図9(A)において重心一致処理部310は、認識図形
および入力図形がともに円である場合に、入力図形の中
心座標値(XB、YB)を認識図形の円の中心座標値
(XA,YA)を用いた、次の式(3)に従い変更し
て、入力図形である円は移動処理されるから、入力図形
の円は認識図形の円と同心となって、両図形はLCD5
に表示される。
【0057】 XB←XB+(XA−XB),YB←YB+(YA−YB) …式(3) 図10(A)において輪郭/中心一致処理部311は、
認識図形が円であり、かつ入力図形が円ではない図形で
ある場合に実行される。認識図形である円の中心C(座
標値(XC,YC))から入力図形である、たとえば直
線の線分に対する垂線を引き、該垂線と直線の線分との
交点Bの座標値(XB,YB)が計算により算出され
る。そして該直線の両端の座標値(X1,Y1)および
(X2,Y2)は、次の式(4)および(5)に従い変
更されるので、入力図形の直線は認識図形である円の中
心Cを通過するように円の中心C方向に平行移動され
て、両図形は図10(B)で示されるように表示され
る。
【0058】 X1←X1+(XC−XB),X2←X2+(XC−XB) …式(4) Y1←Y1+(YC−YB),Y2←Y2+(YC−YB) …式(5) 図11(A)で示されるように中心/角部接触処理部3
12は、認識図形が多角形であり、かつ該多角形の頂点
が入力図形の内部に含まれる場合に適用されるされる。
認識図形である、たとえば三角形の1つの頂点Aが入力
図形である円の内部に含まれるので、頂点Aを中心Bに
一致させるように処理する。つまり、入力図形の中心B
の座標値(XB,YB)を、認識図形の頂点Aの座標値
(XA,YA)を用いた次の式(6)に従って処理して
変更し、中心Bに頂点Aを一致させるように入力図形を
移動させて、図11(B)のようにLCD5に両図形を
表示する。
【0059】 XB←XB+(XA−XB),YB←YB+(YA−YB) …式(6) 図12(A)に示されるようにサイズ決定処理部313
は、認識図形および入力図形が共に円であり、両図形は
重なってなく、ほぼ同じサイズ(面積)、すなわち両サ
イズの差が所定値以下である場合に適用される。まず、
認識図形の円の半径値DXが求められて、入力図形の半
径値RBが半径値DXに変更されることにより、認識図
形と同じサイズの円が手書き入力により得られて、図1
2(B)で示されるようにLCD5に表示される。
【0060】図13(A)に示されるように座標決定処
理部314は、認識図形および入力図形が共に円であ
り、両図形は重なってなく、ほぼ同じサイズ(面積)で
はない、すなわち両サイズの差が所定値を超えている場
合に適用される。具体的には、2つに円の中心AとBの
Y座標値YAとYBの差が小さいときは、入力図形の中
心BのY座標値を認識図形の中心AのY座標値YAに変
更することにより、入力図形は認識図形とY方向の座標
が一致するような位置に平行移動させられて、図13
(B)で示されるように両図形がLCD5に表示され
る。
【0061】ここでは図示されないが、逆に2つに円の
中心AとBのX座標値XAとXBの差が小さいときは、
入力図形の中心BのX座標値XBを認識図形の中心Aの
X座標値XAに変更することにより、入力図形は認識図
形とX方向の座標が一致するような位置に平行移動させ
られて、両図形がLCD5に表示される。
【0062】図14(A)に示されるように内接処理部
316は、認識図形である円の円周に入力図形である多
角形の各頂点が内接するように、入力図形の多角形が移
動されるとともに拡大/縮小が行なわれて、両図形が図
14(B)で示されるようにLCD5に表示される。
【0063】図15(A)において外接処理部317
は、認識図形である円に外接するように、入力図形の多
角形(この場合、三角形)が移動させられるとともに拡
大/縮小が行なわれて、両図形がず15(B)で示され
るように表示される。
【0064】図16には、図6のコマンド振り分け処理
部の処理フローチャートが示される。図16を参照し
て、CPU1はデータメモリ3に図形データ31iとし
て登録された1つ以上の認識図形の中から図形抽出処理
部315により対象となる認識図形を抽出する(S14
01)。これにより、対象となる認識図形の図形データ
31iが特定されてメモリデータ3から抽出される。以
下、抽出された図形データ31iと入力図形の座標デー
タ32iの内容に基づいて、コマンド振り分け処理部3
08による処理が行われる。
【0065】まず、抽出された認識図形の図形データ3
1iの識別子IDに基づいて認識図形が多角形か否か判
定される(S1402)。多角形と判定されれば入力図
形の内部に認識図形(多角形)のいずれかの頂点の座標
が属するか否か判定される(S1403)。具体的に
は、入力図形が円(半径値R、中心座標は原点とする)
であり、多角形の任意の頂点は座標値(XA、YA)と
すると、次の式(6)により、認識図形の任意の頂点が
入力図形である円の内部に属するか否かを判定すること
ができる。
【0066】 XA2+YA2≦R2:含まれる、XA2+YA2>R2:含まれない 式(6) そして、認識図形のいずれかの頂点が入力図形の円の内
部に含まれると判定されると(S1403でYES)、
輪郭/中心一致処理(S1405)が行なわれて、図1
1(B)のように表示される。
【0067】一方、認識図形のいずれの頂点も入力図形
の円の内部に含まれていないと判定されると(S140
3でNO)、輪郭接触処理部(S1404)に従う処理
が行なわれて、図8(B)のように表示される。
【0068】一方、認識図形が多角形でない場合は(S
1402でNO)、認識図形と入力図形が同じ種類であ
るかが、図形データ31iの識別子IDと図形認識処理
部302により予め出力された入力図形に関する識別子
IDとが比較照合されて判定される(S1406)。両
識別子IDが異なり同じ図形種類でないと判定された場
合には、さらに認識図形が円であるか否かが対応する識
別子IDに基づいて判定され(S1407)、認識図形
が円と判定されると、輪郭/中心一致処理(S140
8)が行なわれて、入力図形と認識図形は図10(B)
のように表示される。
【0069】一方、認識図形は円ではないと判定される
と(S1407でN)、内接/外接処理部316/31
7による処理が行なわれて(S1415)、図14
(B)/図15(B)のように表示される。
【0070】一方、入力図形と認識図形とが同じ種類で
あったときは(S1406でY)、認識図形と入力図形
とが相互に重なっているか否かが判定され(S140
9)、重なっていたならば、重心一致処理処理部310
による処理が行なわれて(S1410)、図9(B)の
ように表示される。
【0071】一方、認識図形と入力図形とが重なってい
なければ、両図形のサイズは同程度であるか否かが判定
され(S1411)、同程度のサイズであるならばサイ
ズ決定処理部313による処理が行なわれて(S141
2)、図12(B)で示されたように両図形が表示され
る。
【0072】一方、入力図形と認識図形との両図形のサ
イズが同程度でなければ(S1411でNO)、両図形
の中心座標のX座標またはY座標の値がほぼ同じ値か否
かが、例えば所定しきい値に基づいて判定され(S14
13)、ほぼ同じ値ならば座標決定処理部314による
処理が行なわれて(S1414)、図13(B)で示さ
れるよう表示される。
【0073】なお、これら処理後の手書き入力図形の特
徴量を示すデータは、図形データ31iとして追加登録
するようにしてもよい。また、図16の処理結果、LC
D5に表示される入力図形を確認したユーザが、処理結
果に不満であれば、ペン8を操作して入力図形を所望す
るように変更した後に、その特徴量のデータを登録する
ようにしてもよい。
【0074】以上説明した手書き図形処理装置は、手書
き図形処理を起動させるためのプログラムで実現され
る。このプログラムはコンピュータで読取可能な記録媒
体に格納されている。具体的には図1で示されるように
ROMのようなプログラムメディアであるプログラムメ
モリ2またはプログラム読取装置である外部記憶コント
ローラ13に挿入されることで読取可能なプログラムメ
ディアである記憶媒体14として提供される。いずれの
場合においても、各プログラムメディアに格納されるプ
ログラムはCPU1により直接にアクセスされて実行さ
れる構成であってもよいし、あるいはいずれの場合もプ
ログラムを読出し、読出されたプログラムは、図1の装
置の所定プログラム記憶エリアにロードされた後に、C
PU1により読出されて実行される方式であってもよ
い。このロード用のプログラムは予め装置本体に格納さ
れているものとする。
【0075】ここで上述したプログラムメディアは本体
と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープや
カセットテープなどのテープ系、フロッピィディスクや
ハードディスクなどの磁気ディスクやCD−ROM/M
O/MD/DVDなどの光ディスクのディスク系、IC
カード(メモリカード含む)/光カードなどのカード
系、あるいはマスクROM、EPROM、EEPRO
M、フラッシュROMなどによる半導体メモリを含めて
固定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
【0076】また、本実施の形態においては、インター
ネットを含む通信ネットワーク15と接続可能なシステ
ム構成であることから、通信ネットワーク15からプロ
グラムをダウンロードするように流動的にプログラムを
担持する媒体であってもよい。なお、このように通信ネ
ットワーク15からプログラムをダウンロードする場合
には、そのダウンロード用プログラムは、予め装置本体
に格納しておくか、あるいは別の記録媒体から、予めイ
ンストールされるものであってもよい。
【0077】なお、記録媒体に格納されている内容とし
てはプログラムに限定されず、データであってもよい。
【0078】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0079】
【発明の効果】以上のようにこの発明に係る手書き図形
処理装置、手書き図形処理方法、および記録媒体に記録
された手書き処理プログラムによれば、利用者は、手書
き図形を既存の登録図形と、図形の特徴情報という多様
性を有した情報で関連させて入力する、すなわち多様な
関連態様で入力することができる。また、手書き図形と
登録図形との関連態様を出力により確認することもでき
る。したがって、実用性に優れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態による手書き図形処理
装置のブロック図である。
【図2】 図1のプログラムメモリの記憶内容例を示す
図である。
【図3】 図1のデータメモリの内容例を示す図であ
る。
【図4】 図3の座標テーブルの構成例を示す図であ
る。
【図5】 (A)〜(C)は図3の図形データの内容例
を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態による手書き図形デー
タの位置およびサイズの決定処理に関する機能構成を示
すブロック図である。
【図7】 図6の外接矩形抽出処理部の処理内容を示す
図である。
【図8】 (A)と(B)は図6の輪郭接触処理部の処
理内容を示す図である。
【図9】 (A)と(B)は図6の重心一致処理部の処
理内容を示す図である。
【図10】 (A)と(B)は図6の輪郭/中心一致処
理部の処理内容を示す図である。
【図11】 (A)と(B)は図6の中心/角部接触処
理部の処理内容を示す図である。
【図12】 (A)と(B)は図6のサイズ決定処理部
313の処理内容を示す図である。
【図13】 (A)と(B)は図6の座標決定処理部の
処理内容を示す図である。
【図14】 (A)と(B)は図6の内接処理部の処理
内容を示す図である。
【図15】 (A)と(B)は図6の外接処理部の処理
内容を示す図である。
【図16】 図6のコマンド振り分け処理部の処理フロ
ーチャートである。
【符号の説明】
31i 図形データ、32i 座標テーブル、301
手書き図形入力部、302 図形認識処理部、303
座標抽出処理部、304 輪郭座標抽出処理部、305
中心座標抽出処理部、306 角部座標抽出処理部、
307 外接矩形抽出処理部、308 コマンド振り分
け処理部、309 輪郭接触処理部、310 重心一致
処理部、311 輪郭/中心一致処理部、312 中心
/角部接触処理部、313 サイズ決定処理部、314
座標決定処理部、315 図形抽出処理部、316
内接処理部、317 外接処理部。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を有し、前記基板の主面上に手書き
    される図形を入力する手書き図形入力手段と、 前記手書き図形入力手段により入力された手書き図形を
    認識して、特徴量を示す特徴情報を取得する認識手段
    と、 予め認識されて登録される複数の図形のそれぞれについ
    て前記特徴情報を記憶する記憶手段と、 前記手書き図形入力手段による前記手書き図形の入力時
    に、所定基準に基づいて前記記憶手段中の複数の登録図
    形から該手書き図形に対応する前記登録図形を選択する
    選択手段と、 複数の変更手順のうち、選択された前記登録図形に対応
    する前記記憶手段中の前記特徴情報と、前記認識手段に
    より取得された前記手書き図形の前記特徴情報との関連
    性に基づいて決定された変更手順に従い、取得された前
    記手書き図形の前記特徴情報を変更して、変更された前
    記特徴情報に基づいて該手書き図形を選択された前記登
    録図形とともに出力する変更手段とを備える、手書き図
    形処理装置。
  2. 【請求項2】 前記特徴情報は、対応する図形につい
    て、その形状を示す形状情報、その中心を含む前記基板
    上の各種の位置を示す位置情報およびそのサイズを示す
    サイズ情報を少なくとも含み、 前記所定基準は、 前記記憶手段中の複数の登録図形のうち、前記認識手段
    により取得された前記手書き図形の前記位置情報で示さ
    れる位置に最も近い位置を示す前記位置情報を有した前
    記登録図形を選択することを規定する、請求項1に記載
    の手書き図形処理装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の変更手順には、 選択された前記登録図形と前記手書き図形との輪郭線
    が、少なくとも1つ以上の接点を有して接触するよう
    に、前記手書き図形の前記特徴情報を変更する接触変更
    手順が含まれる、請求項2に記載の手書き図形処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記複数の変更手順には、 選択された前記登録図形の前記中心に、前記手書き図形
    の前記中心を一致させるように、前記手書き図形の前記
    特徴情報を変更する中心一致変更手順が含まれる、請求
    項2または3に記載の手書き図形処理装置。
  5. 【請求項5】 前記位置情報は、対応する図形の1つ以
    上の頂点の位置を示す頂点位置情報を含み、 前記複数の変更手順には、 選択された前記登録図形の前記1つ以上の頂点のうち、
    前記手書き図形の内部に位置する頂点に、前記手書き図
    形の前記中心を一致させるように、前記手書き図形の前
    記特徴情報を変更する輪郭中心一致変更手順が含まれ
    る、請求項2ないし4のいずれかに記載の手書き図形処
    理装置。
  6. 【請求項6】 前記中心の位置を示す前記位置情報は前
    記基板の主面上の2次元方向の座標値で示されて、 前記複数の変更手順には、 選択された前記登録図形の前記中心に対応する前記2次
    元方向の座標値のうち、いずれか一方次元方向の座標値
    に、前記手書き図形の前記中心に対応する同一次元方向
    の座標値を一致させるように、前記手書き図形の前記特
    徴情報を変更する座標変更手順が含まれる、請求項2な
    いし5のいずれかに記載の手書き図形処理装置。
  7. 【請求項7】 前記複数の変更手順には、 選択された前記登録図形の前記サイズに、前記手書き図
    形の前記サイズを一致させるように、前記手書き図形の
    前記特徴情報を変更するサイズ変更手順が含まれる、請
    求項2ないし6のいずれかに記載の手書き図形処理装
    置。
  8. 【請求項8】 主面上に図形が手書きされる基板と、予
    め認識されて登録された複数の登録図形のそれぞれにつ
    いて、その特徴量を示す特徴情報を記憶する記憶部と、
    出力部とを有した装置に適用される手書き図形処理方法
    であって、 前記基板の主面上に手書きされる図形を入力する手書き
    図形入力ステップと、 前記手書き図形入力ステップにより入力された手書き図
    形を認識して、前記特徴情報を取得する認識ステップ
    と、 手書き図形の入力時に、所定基準に基づいて前記記憶部
    中の複数の登録図形から、前記手書き図形入力ステップ
    により入力される前記手書き図形に対応する登録図形を
    選択する選択ステップと、 複数の変更手順のうち、選択された前記登録図形に対応
    する前記記憶部中の特徴情報と、前記認識ステップによ
    り取得された前記手書き図形の特徴情報との関連性に基
    づいて決定される変更手順に従い、前記認識ステップに
    より前記取得された前記手書き図形の特徴情報を変更し
    て、変更された特徴情報に基づいて該手書き図形を選択
    された前記登録図形とともに前記出力部に出力する変更
    ステップとを備える、手書き図形処理方法。
  9. 【請求項9】 主面上に図形が手書きされる基板と、予
    め認識されて登録された複数の登録図形のそれぞれにつ
    いて、その特徴量を示す特徴情報を記憶する記憶部と、
    出力部とを有した装置に適用される手書き図形処理方法
    をコンピュータで実行するための手書き図形処理プログ
    ラムを記録したコンピュータで読取可能な記録媒体であ
    って、 前記手書き図形処理方法は、 前記基板の主面上に手書きされる図形を入力する手書き
    図形入力ステップと、 前記手書き図形入力ステップにより入力された手書き図
    形を認識して、前記特徴情報を取得する認識ステップ
    と、 手書き図形の入力時に、所定基準に基づいて前記記憶部
    中の複数の登録図形から、前記手書き図形入力ステップ
    により入力される前記手書き図形に対応する登録図形を
    選択する選択ステップと、 複数の変更手順のうち、選択された前記登録図形に対応
    する前記記憶部中の特徴情報と、前記認識ステップによ
    り取得された前記手書き図形の特徴情報との関連性に基
    づいて決定される変更手順に従い、前記認識ステップに
    より前記取得された前記手書き図形の特徴情報を変更し
    て、変更された特徴情報に基づいて該手書き図形を選択
    された前記登録図形とともに前記出力部に出力する変更
    ステップとを備える、手書き図形処理プログラムを記録
    したコンピュータで読取可能な記録媒体。
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