JP2001052049A - 電子商取引管理システムおよび電子商取引管理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】インターネットでの物品販売を容易に行うこと
が可能な電子商取引管理システムを実現する。 【解決手段】オンライン・サービス・プロバイダ１２に
は、複数のテナント１１それぞれの決済管理、顧客管理
のためのデータベース（決済管理データベース１２１、
顧客管理データベース１２２）の他に、各テナント１１
の倉庫１５にある商品（物品）の在庫状況管理のための
データベース（商品管理データベース１２３）も備えて
いる。最終顧客１４がテナントサーバ１１から商品を購
入する場合には、最終顧客１４はクレジットカード情報
などの認証をオンライン・サービス・プロバイダ１２に
よって受けるが、その認証の前後に、商品の在庫状況の
判断がオンライン・サービス・プロバイダ１２にて行わ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットを
用いた電子商取引に利用される電子商取引管理システム
および電子商取引管理方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、インターネットを用いた電子商取
引（ＥＣ；Ｅｌｅｃｔｒｏｎｉｃ Ｃｏｍｍｅｒｃｅ）
が注目されている。ＥＣは、インターネットを使って商
品やサービスをオンラインで売買するシステムであり、
これまで、店舗販売や通信販売等で行われていたサービ
スをインターネット上でオンラインで提供することがで
きる。このＥＣを利用することにより、一般消費者など
の最終顧客は、実際の店舗に出かけることなく、ソフト
ウェア、画像、音楽データなどのコンテンツや、物品
を、インターネット上で購入することができる。サービ
ス提供者は、インターネット上にバーチャルショップ
（テナント）を開設することにより、１）実際に店舗を
出店することなく商売を始めることができる、２）イン
ターネット上でのカタログ検索などにより効率よくマー
ケティングを行うことができる、などの恩恵を受けるこ
とができる。

【０００３】オンラインで認証や決済を行うための仕組
みの実現形態としては、従来では、 １）インターネット・サービス・プロバイダが管理・運
営するバーチャルモールに出店することにより、そのイ
ンターネット・サービス・プロバイダに認証や決済のた
めの機能を全て委ねる方式、２）インターネット上にバ
ーチャルショップ（テナント）を開設するテナント開設
者自身が、認証や決済のためのシステムを自ら構築する
方式、などがある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】前者は、インターネッ
ト・サービス・プロバイダのサーバ上の空き記憶領域を
借りてバーチャルショップ（テナント）を開設する場
合、つまり、そのインターネット・サービス・プロバイ
ダにバーチャルショップ（テナント）のホスティングを
委託する場合にのみ適用可能な方式である。

【０００５】このため、テナントの開設希望者が自社で
管理するＷｅｂサーバを使用してテナントを開設する場
合などのように、インターネット・サービス・プロバイ
ダのサーバとは物理的に異なるサーバを用いてテナント
を開設する場合には、適用することができない。また、
このように他社のホスティングを利用した場合には、テ
ナント開設者による自由なサービスの提供に制約が生じ
たり、バーチャルショップを利用可能な最終顧客がその
インターネット・サービス・プロバイダの会員に限られ
てしまうなどの制約もある。

【０００６】したがって、テナントを開設する希望者
が、自社で管理するＷｅｂサーバを使用してテナントを
開設する場合には、後者の方式を用いることが必要とな
る。

【０００７】しかし、テナントの開設者が自らクレジッ
トカード認証や決済をオンラインで行うためのシステム
を構築することは、セキュリティー環境の構築も含め、
技術的に極めて困難であり、またそのシステム構築には
膨大な費用を必要とする。よって、テナントの開設者自
身がシステムを構築することは、初期投資リスクもあ
り、現実には不可能であり、断念せざる得ない場合が多
かった。

【０００８】特に、物品の販売においては、クレジット
カードの認証、課金などの決済管理、商品管理、顧客管
理などのデータ処理の他に、商品の物流が絡むため、受
注された商品の在庫管理、配送管理のための仕組みも必
要となり、システムの構築はさらに困難となる。このこ
とから、インターネットでの物品の販売はコンテンツに
比べ遅れていた。

【０００９】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、オンラインでクレジットカードなどの金融
取引情報の認証／決済サービスを行うオンラインサービ
スプロバイダを設け、さらに、そのオンラインサービス
プロバイダがテナントの物品の在庫に関わるデータベー
スをも管理するように構成することにより、インターネ
ットでの物品販売を容易に行うことが可能な電子商取引
管理システムおよび電子商取引管理方法を提供すること
を目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明は、インターネット上でコンテンツまたは物
品の販売サービスを行うテナントサーバに対して、認証
および決済に関するサービスをオンラインサービスプロ
バイダによってオンラインで提供するための電子商取引
管理システムであって、前記オンラインサービスプロバ
イダは、前記テナントサーバからコンテンツまたは物品
を購入しようとする最終顧客から入力された金融取引情
報の認証を、認証機関との通信によってオンラインで実
行する手段と、前記テナントサーバが販売する各物品の
在庫に関する情報を管理するためのデータベースと、前
記データベースを用いて、前記最終顧客から注文された
物品の在庫の状況を判断する手段とを具備し、認証およ
び決済と、物品の在庫管理に関するサービスを、前記オ
ンラインサービスプロバイダが前記テナントサーバに代
行して実行することを特徴とする。

【００１１】この電子商取引管理システムにおいては、
物品の在庫に関する情報を管理するためのデータベース
をオンラインサービスプロバイダに用意することによ
り、最終顧客から注文された物品の在庫の状況をオンラ
インサービスプロバイダ側で判断することが可能とな
る。よって、認証および決済のサービスのみならず、物
品の在庫管理に関するサービスをもオンラインサービス
プロバイダによって代行処理することができるので、テ
ナントサーバは、仮想店舗のためのホームページを開設
するだけで、インターネットでの物品販売を容易に行う
ことが可能となる。よって、少ない初期投資で、インタ
ーネットを用いた物品の通信販売業務を開始することが
可能となる。

【００１２】また、このシステムを利用することで、最
終顧客は、配送の可否、納期などの情報を瞬時に確認す
ることが出来、また、テナントは、リアルタイムで在庫
の状況を把握し、在庫の調整などを行うこともできる。

【００１３】さらに、テナントサーバが販売する物品を
オンラインサービスプロバイダ側の倉庫に預け、その倉
庫からの物品の配送業務をオンラインサービスプロバイ
ダにて管理することにより、オンラインサービスプロバ
イダ側で、受注から配送までの処理を行うことが可能と
なる。これにより、テナントのオンライン販売のシステ
ムを総合的かつ効率的、経済的に管理することができる
ようになる。また、オンラインサービスプロバイダが海
外に所在地を持ち、商品の在庫を預かる場合には、テナ
ントにとっては海外での物品の販売をすることも可能に
なる。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。

【００１５】（第１実施形態）図１には、本発明の第１
実施形態に係る電子商取引のための管理システムの構成
が示されている。このシステムは、インターネット１０
上でサービスや商品の売買を行う電子商取引（ＥＣ）に
利用されるものであり、インターネット１０上に開設さ
れたバーチャルショップ（仮想店舗）のサーバに対し
て、認証／決済、物品の在庫管理等のサービスを提供す
る。インターネット１０には、図示のように、テナント
サーバ１１、オンライン・サービス・プロバイダ１２、
認証機関１３、最終顧客１４が接続されている。

【００１６】テナントサーバ１１は、インターネット１
０上で、ソフトウェア、画像、音楽データなどのコンテ
ンツや、各種物品を販売するバーチャルショップ（テナ
ント）のＷＥＢサーバである。このテナントサーバ１１
は、そのテナントサーバ１１の開設者が会員登録してい
るインターネット・サービス・プロバイダ（ＩＳＰ）１
５上の記録領域上に実現されている場合（インターネッ
ト・サービス・プロバイダ１５にＷＥＢホスティングを
委託）と、テナントサーバ１１の開設者が自ら運営して
いるＷＥＢサーバによって実現されている場合とがあ
る。

【００１７】オンライン・サービス・プロバイダ１２
は、複数のテナントサーバ１１それぞれに対して認証お
よび決済等のサービス、さらには物品の在庫管理等に関
するサービスを提供するためのものであり、通常は、テ
ナントサーバ１１とは異なるサーバによって実現されて
いる。なお、オンライン・サービス・プロバイダ１２自
体が、インターネット・サービス・プロバイダ（ＩＳ
Ｐ）としての機能を有していても良い。

【００１８】オンライン・サービス・プロバイダ１２が
テナントサーバ１１に提供するサービスには、クレジッ
トカード認証、コンテンツ・物品の再販、物品の在庫管
理、納期の確定、決済、顧客の個人情報管理、購入内容
管理、サービス利用限定などの機能があり、これら処理
が、テナントサーバ１１に代わって、オンライン・サー
ビス・プロバイダ１２によって代行して実行される。

【００１９】オンライン・サービス・プロバイダ１２
は、第３者によって運営・管理されているサイバーキャ
ッシュなどの認証機関１３と通信可能に接続されてお
り、クレジットカード認証や決済等の処理は、オンライ
ン・サービス・プロバイダ１２が認証機関１３に接続、
照会することによってオンラインで行われる。

【００２０】最終顧客１４は、インターネット１０上で
提供される各種サービスを利用するユーザであり、パー
ソナルコンピュータ等の端末上で実行されるＷＷＷブラ
ウザを通じてテナントサーバ１１をアクセスすることに
より、そのテナントサーバ１１によって販売サービスが
行われているコンテンツや物品をオンラインで購入する
ための手続を行うことができる。

【００２１】本システムにおいては、オンライン・サー
ビス・プロバイダ１２は、複数のテナント１１それぞれ
の決済管理、顧客管理のためのデータベース（決済管理
データベース１２１、顧客管理データベース１２２）の
他に、各テナント１１の倉庫１５にある商品（物品）の
在庫状況管理のためのデータベース（商品管理データベ
ース１２３）も備えている。最終顧客１４がテナントサ
ーバ１１から商品を購入する場合には、最終顧客１４は
クレジットカード情報などの認証をオンライン・サービ
ス・プロバイダ１２によって受けるが、その認証の前後
に、商品の在庫状況の判断がオンライン・サービス・プ
ロバイダ１２にて行われる。これにより、最終顧客１４
は商品の到着日時を正確に把握することが出来る。テナ
ントの倉庫１５（物流センタ）では、オンライン・サー
ビス・プロバイダ１２からの発送の指示に応じて配送業
務が行われ、注文された商品がテナントの倉庫１５から
最終顧客１４に配送される。

【００２２】すなわち、本システムにおける基本的な処
理の流れは次の通りである。

【００２３】（１）最終顧客１４はテナントサーバ１１
によって提供される仮想店舗のホームページを閲覧す
る。

【００２４】（２）購入希望の商品の情報は、支払いの
際に必要なクレジットカード情報などと共に、最終顧客
１４からオンライン・サービス・プロバイダ１２へ送信
される。

【００２５】（３）オンライン・サービス・プロバイダ
１２は、送られてきたクレジットカード情報を認証機関
１３に送信し、認証を行う。

【００２６】（４）認証に問題が無い場合には、オンラ
イン・サービス・プロバイダ１２は、テナントの倉庫１
５にある商品の在庫状況を商品管理データベース１２３
を用いて判断する。

【００２７】（５）オンライン・サービス・プロバイダ
１２は、「オーダーＩＤ」と商品の在庫状況、納期など
の情報を最終顧客１４へ、電子メールにて送信、もしく
はホームページ上に表示し、最終顧客１４へ知らせる。

【００２８】（６）在庫状況によって決められた納期
に、テナントの倉庫１５から最終顧客１４宛に商品が配
送される。

【００２９】なお、本システムでは、倉庫１５の在庫の
残量があらかじめ設定された数量を下回ると、オンライ
ン・サービス・プロバイダ１２からテナントサーバ１１
に対して商品補充の指示が発行される。また、テナント
サーバ１１は、商品管理データベース１２３を自由に参
照することが出来るので、在庫の状況を分析し、商品数
を補充、調整する事で、在庫の最適化、納期の短縮化を
図ることができる。この結果、顧客の満足度を高めら
れ、販売促進することができる。

【００３０】また、オンライン・サービス・プロバイダ
１２はテナントサーバ１１と同じ国に設置されている必
要はなく、例えば、日本にあるテナントサーバ１１に対
するサービスを、米国に設置されたオンライン・サービ
ス・プロバイダ１２によって提供するようにしてもよ
い。さらに、商品の在庫状況の判断は認証処理の前に行
うようにしてもよい。

【００３１】次に、図２および図３を参照して、本シス
テムにおける具体的な処理手順を説明する。ここでは、
認証処理に先だって在庫確認を行う場合を例示して説明
することにする。

【００３２】図２は最終顧客１４、テナントサーバ１
１、オンライン・サービス・プロバイダ１２それぞれの
処理の流れを示しており、また図３はテナントサーバ１
１やオンライン・サービス・プロバイダ１２によって最
終顧客１４の端末の画面上に表示される入力フォームを
示している。

【００３３】（１）最終顧客１４がＷＥＢブラウザを通
じてテナントサーバ１１のホームページを閲覧する。こ
のホームページには、図３（Ａ）のように、商品に関す
る情報が画像や文字によって表示されている。商品によ
っては、オンライン・サービス・プロバイダ１２によっ
てホームページが提供される場合もある。最終顧客１４
がホームページ上の「購入する」のボタンを選択する
と、購入希望商品名（Ａ２）、価格（Ａ３）などの購入
希望商品に関する情報が、最終顧客１４からオンライン
・サービス・プロバイダ１２に自動的に送信される。購
入希望商品情報を最終顧客１４からオンライン・サービ
ス・プロバイダ１２のサーバに直接送信する仕組みとし
ては、ホームページ上指定された商品に関する情報を処
理するＣＧＩ（Common Gateway Interface）プログラム
の所在を示すＷＥＢサーバ名／ＣＧＩ名などを、ホーム
ページ（ＨＴＭＬファイル）上に記述するといった良く
知られた方法を利用することができる。これにより、オ
ンライン・サービス・プロバイダ１２のサーバのＣＧＩ
に購入希望商品情報が直接渡され、そしてそのＣＧＩに
よってオンライン・サービス・プロバイダ１２の商品管
理データベース１２３との連携が行われる。

【００３４】（２）オンライン・サービス・プロバイダ
１２は、商品管理データベース１２３に対して購入希望
商品情報（Ａ２，Ａ３）を照会し、その商品に対する在
庫の状況を判断する。そして、在庫状況に基づいて配送
の可否、および納期期日が決定される。在庫のあるも
の、または在庫がなくとも、入庫可能なものについて
は、配送可能と判断される。なお、在庫の残量があらか
じめ設定された数量を下回っていることが確認された場
合には、オンライン・サービス・プロバイダ１２からテ
ナントサーバ１１に対して商品補充の指示が発行され
る。

【００３５】（３）在庫確認処理によって配送可能であ
ることが確認されると、図３（Ｂ）のような個人情報の
入力フォームがオンライン・サービス・プロバイダ１２
から送信され、最終顧客１４のＷＥＢブラウザに画面表
示される。最終顧客１４がＷＥＢブラウザを通じて、そ
の入力フォーム上に、最終顧客氏名（Ｃ１）、最終顧客
住所（Ｃ２）、最終顧客生年月日（Ｃ３）、電子メー
ル、電話番号などの個人情報（商品発送先の情報も含
む）を入力する。入力された個人情報はオンライン・サ
ービス・プロバイダ１２に直接送られる。

【００３６】（４）オンライン・サービス・プロバイダ
１２は、最終顧客１４から送信されて来た個人情報を顧
客管理データベース１２２に蓄積する。顧客管理データ
ベース１２２に個人情報が登録された後、図３（Ｃ）の
ような金融取引情報を入力するための入力フォームがオ
ンライン・サービス・プロバイダ１２のサーバから最終
顧客１４に送られる。

【００３７】（５）最終顧客１４はＷＥＢブラウザを通
じて、図３（Ｃ）の入力フォーム上に、クレジットカー
ド番号、デビットカード情報、プリペイドカード情報、
小切手情報などの金融価値のある金融取引情報（Ｂ１）
と、カード有効期限（Ｂ２）などの付帯情報を入力す
る。これら情報は、通常のＷＥＢブラウザのＨＴＴＰプ
ロトコルに標準装備されているＳＳＬ（Secure Sockets
Layer）などによって暗号化された状態で、オンライン
・サービス・プロバイダ１２に送られる。

【００３８】（６）オンライン・サービス・プロバイダ
１２はこれら金融情報（Ｂ１，Ｂ２）を受け取ると、そ
れを認証機関１３のサーバに接続、照会してリアルタイ
ムで情報の有効性を認証する。認証が成功したら、つま
り金融取引情報および付帯情報の有効性が確認される
と、オンライン・サービス・プロバイダ１２は、注文を
受け付けたことを確認するためのオーダーＩＤを発行
し、それを電子メール、郵便、ＦＡＸ、ＷＥＢブラウザ
への表示、音声、電話、その他の任意の通信・情報伝達
手段を利用して、最終顧客１４へ渡す。同時に、オンラ
イン・サービス・プロバイダ１２は、商品名、納期、商
品発送先などの情報をテナント倉庫１５に通知すること
により、商品発送を指示する。また、認証結果を含め、
オーダーＩＤなどの情報は決済管理データベース１２１
に蓄積される。

【００３９】（７）最終顧客１４は、オーダーＩＤを受
け取ることによって注文が受付られたことを確認する。

【００４０】（８）テナント倉庫１５から最終顧客１４
宛に商品が配送される。

【００４１】（第２実施形態）次に、図４を参照して、
本発明の第２実施形態について説明する。

【００４２】本第２実施形態の管理システムは、第１実
施形態と同様にオンライン・サービス・プロバイダ１２
に商品管理データベース１２３を持たせて、認証および
決済のサービスと物品の在庫管理に関するサービスを、
オンライン・サービス・プロバイダ１２がテナントサー
バ１１に代行して実行するという構成であるが、オンラ
イン・サービス・プロバイダ１２には、第１実施形態の
機能に加え、テナントサーバ１１が販売する物品を保管
するための倉庫、およびその倉庫からの物品の配送業務
を管理する機能が追加されている。

【００４３】すなわち、図４のシステムにおいては、オ
ンライン・サービス・プロバイダ１２が、テナントサー
バ１１で販売される商品を物理的に保管するための倉庫
（物流センタ）を預かり、その倉庫からの商品の配送業
務も管理する。これにより、テナントサーバ１１のイン
ターネットを介した通信販売業務の負担を軽減できる。
またこの場合、オンライン・サービス・プロバイダ１２
とテナント倉庫が、海外（テナントサーバ１１と異なる
国）に存在する場合には、テナントサーバ１１は、海外
の最終顧客１４向けに商品を容易に販売することが可能
となる。テナント倉庫は最終顧客１４と同一国にあるの
で、配送コストを低減することが出来る。

【００４４】本システムにおける基本的な処理の流れは
次の通りである。

【００４５】（１）最終顧客１４はテナントサーバ１１
によって提供される仮想店舗のホームページを閲覧す
る。

【００４６】（２）購入希望の商品の情報は、支払いの
際に必要なクレジットカード情報などと共に、最終顧客
１４からオンライン・サービス・プロバイダ１２へ送信
される。

【００４７】（３）オンライン・サービス・プロバイダ
１２は、送られてきたクレジットカード情報を認証機関
１３に送信し、認証を行う。

【００４８】（４）認証に問題が無い場合には、オンラ
イン・サービス・プロバイダ１２は、オンライン・サー
ビス・プロバイダ１２で預かっているテナントの商品の
在庫状況を、商品管理データベース１２３を用いて判断
する。

【００４９】（５）オンライン・サービス・プロバイダ
１２は、「オーダーＩＤ」と商品の在庫状況、納期など
の情報を最終顧客１４へ、電子メールにて送信、もしく
はホームページ上に表示し、最終顧客１４へ知らせる。

【００５０】（６）配送業務はオンライン・サービス・
プロバイダ１２によって管理され、在庫状況によって決
められた納期に、オンライン・サービス・プロバイダ１
２の倉庫から最終顧客１４宛に商品が配送される。

【００５１】なお、商品の在庫状況の判断は認証処理の
前に行うようにしてもよく、この場合の一連の処理の流
れは図２と基本的に同じである。

【００５２】また、第１および第２実施形態におけるオ
ンライン・サービス・プロバイダ１２の処理手順はコン
ピュータプログラムによって実行されるものであるの
で、そのコンピュータプログラムをコンピュータ読み取
り可能な記録媒体を通じて、あるいは伝送媒体を通じ
て、インターネット接続された通常のコンピュータに導
入するだけで、本実施形態と同様の効果を容易に得るこ
とが可能となる。

【００５３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
認証／決済のサービスのみならず、物品の在庫管理に関
するサービスについてもオンラインサービスプロバイダ
によって実行することが可能となり、インターネットで
の物品販売を容易に行うことが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１実施形態に係る電子商取引管理シ
ステムの構成を説明するためのブロック図。

【図２】同第１実施形態のシステムにおける最終顧客、
テナントサーバ、オンライン・サービス・プロバイダそ
れぞれの処理の流れを示す図。

【図３】同第１実施形態のシステムで用いられる入力フ
ォームの一例を示す図。

【図４】本発明の第２実施形態に係る電子商取引管理シ
ステムの構成を説明するためのブロック図。

【符号の説明】

１０…インターネット、１１…テナントサーバ、１２…
オンライン・サービス・プロバイダ、１３…認証機関、
１２１…決済管理データベース、１２２…顧客管理デー
タベース、１２３…商品管理データベース。

フロントページの続き (72)発明者 齋藤 元 東京都中央区日本橋小伝馬町14番５号 ビ ッグバンテクノロジー株式会社内 Ｆターム(参考） 5B049 AA00 BB11 CC05 CC08 CC28 CC39 EE02 EE22 EE23 FF03 FF07 GG02

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 インターネット上でコンテンツまたは物
   品の販売サービスを行うテナントサーバに対して、認証
   および決済に関するサービスをオンラインサービスプロ
   バイダによってオンラインで提供するための電子商取引
   管理システムであって、 前記オンラインサービスプロバイダは、 前記テナントサーバからコンテンツまたは物品を購入し
   ようとする最終顧客から入力された金融取引情報の認証
   を、認証機関との通信によってオンラインで実行する手
   段と、 前記テナントサーバが販売する各物品の在庫に関する情
   報を管理するためのデータベースを用いて、前記最終顧
   客から注文された物品の在庫の状況を判断する手段とを
   具備し、 認証および決済と、物品の在庫管理に関するサービス
   を、前記オンラインサービスプロバイダが前記テナント
   サーバに代行して実行することを特徴とする電子商取引
   管理システム。
2. 【請求項２】 前記テナントサーバが販売する物品は前
   記オンラインサービスプロバイダ側の倉庫で保管されて
   おり、 前記倉庫からの物品の配送業務の管理を、前記オンライ
   ンサービスプロバイダ側で行うことを特徴とする請求項
   １記載の電子商取引管理システム。
3. 【請求項３】 前記オンラインサービスプロバイダとそ
   のオンラインサービスプロバイダの倉庫は、前記テナン
   トサーバとは異なる国に存在していることを特徴とする
   請求項２記載の電子商取引管理システム。
4. 【請求項４】 インターネット上でコンテンツまたは物
   品の販売サービスを行うテナントサーバに対して、認証
   および決済に関するサービスをオンラインサービスプロ
   バイダによってオンラインで提供するための電子商取引
   管理方法であって、 前記テナントサーバが販売する各物品の在庫に関する情
   報を、前記オンラインサービスプロバイダのデータベー
   スで管理し、 前記データベースを用いて、前記最終顧客から注文され
   た物品の在庫の状況を前記オンラインサービスプロバイ
   ダに判断させることにより、認証および決済と、物品の
   在庫管理に関するサービスを、前記オンラインサービス
   プロバイダが前記テナントサーバに代行して実行するこ
   とを特徴とする電子商取引管理方法。