JP2001051319A - 光学装置 - Google Patents

光学装置

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JP2001051319A
JP2001051319A JP11222509A JP22250999A JP2001051319A JP 2001051319 A JP2001051319 A JP 2001051319A JP 11222509 A JP11222509 A JP 11222509A JP 22250999 A JP22250999 A JP 22250999A JP 2001051319 A JP2001051319 A JP 2001051319A
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JP
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eyepiece
light
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optical system
curvature
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Shin Koide
津 小出
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ファインダ光学系内でレンズ面や枠の縁に乱反
射して、人間の見るアイポイント位置に回ってきてしま
う有害光を、任意の方向に反射させて、ゴーストが生じ
る事を未然防止する。 【解決手段】本発明の光学装置は、対物レンズ群5及び
対物プリズム4と、接眼レンズ2及び接眼プリズム3
と、上記接眼レンズ2を保護する光透過性の接眼保護部
材たる接眼保護部材1とを有し、上記接眼保護部材1の
上記接眼レンズ2からの光の入射面及び射出面の少なく
ともいずれかが曲率を有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所謂ゴーストの影
響を除去する光学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、カメラ等のファインダにおい
ては、有害光によるゴーストが発生することがある。こ
のゴーストとは、画面内外にある光やカメラの内部に配
される発光源からの光が、レンズ面や枠の縁で反射し
て、人間の見るアイポイント位置に回ってきてしまうこ
とで発生するものである。
【0003】これは、カメラを商品化する上でも重大な
問題であった。
【0004】ここで、図5には従来技術に係る光学装置
の構成を示し説明する。
【0005】同図において、対物レンズ5a乃至5cか
らなる対物レンズ群5の光路上には、対物プリズム4が
配置されており、対物プリズム4の反射光の光路上には
接眼プリズム3が配置されている。そして、この接眼プ
リズム3の反射光の光路上には、接眼レンズ2、光学的
に平行平板である接眼保護部材1が配置されている。
【0006】このような構成において、視野の光線が上
記光学系内を通過して、人間の目で像を結ぶことになる
が、かかる構成の下では、接眼窓で反射して人間の目に
像を結ぶことにより上記ゴーストが発生していた。
【0007】図6は上記図5の構成の展開図であり、図
7は図6の一部拡大図である。
【0008】これらに基づいて、上記ゴーストを更に詳
細に述べると、対物レンズ群5及び対物プリズム4、更
には接眼プリズム3を通過した光は、接眼レンズ2、接
眼保護部材1を介して人間の目に像を結ぶことになる
が、その一部の光、即ち有害光は接眼保護部材1で反射
して、更に接眼プリズム3の入射面で反射して、本来像
を結ぶべきでないポイントに像を結んでいた(図中、破
線)。これが原因となって、上記ゴーストが発生してい
たのである。
【0009】このような問題に鑑み、従来より種々の提
案がなされている。
【0010】例えば、その一例では、レンズ面や接眼窓
たる接眼保護部材等に光の反射を抑えるためのコーティ
ングを施してゴーストを抑えることがなされていた(以
下、先行例1と称する)。
【0011】また、図8に示されるように、人間の目の
最至近に配置されている接眼窓たる接眼保護部材1を傾
けて、有害光を反射させて、人間の目に当該有害光が入
射しないように工夫する事もなされていた(以下、先行
例2と称する)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行例1のようにレンズ面等に反射を抑える為のコーティ
ングを施す技術では、例えば太陽光等の強い光が入射し
てきたとき等において、ゴーストを完全に取り去れない
ことがあった。
【0013】さらに、上記先行例2では、傾けた方向の
有害光は、人間の目に入らないようにする事ができた
が、90度回転した位置から入った光は、人間の目に入
ってしまう不具合が依然としてあった(図8参照)。即
ち、例えば太陽が上にあがった場合、横位置で撮影する
場合は、有害光は傾けられた接眼窓で反射されて人間の
目に入射しないようにする事ができるが、縦位置で撮影
するとき等は、有害光が人間の見るアイポイント位置に
回ってきてしまうといった問題が生じていた。
【0014】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、ファインダ光学系内でレ
ンズ面や枠の縁に乱反射して、人間の見るアイポイント
位置に回ってきてしまう有害光を、任意の方向に反射さ
せて、ゴーストが生じる事を未然防止することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様では、対物光学系と、接眼光学
系と、上記接眼光学系を保護する、光透過性の接眼保護
部材と、を具備する光学装置において、上記接眼保護部
材の上記接眼光学系からの光の入射面及び射出面の少な
くともいずれかが曲率を有する光学装置が提供される。
【0016】第2の態様では、対物光学系と、接眼光学
系と、上記接眼光学系を保護する、光透過性の接眼保護
部材と、を具備する光学装置において、上記接眼保護部
材は、シリンドリカル形状からなることを特徴とする光
学装置が提供される。
【0017】第3の態様では、上記第1又は第2の態様
において、上記光学装置は、カメラのファインダ光学系
であることを特徴とする光学装置が提供される。
【0018】上記第1乃至第3の態様によれば、以下の
作用が奏される。
【0019】即ち、本発明の第1の態様では、接眼保護
部材の上記接眼光学系からの光の入射面及び射出面の少
なくともいずれかに曲率が与えられる。
【0020】第2の態様では、接眼保護部材は、シリン
ドリカル形状で構成される。
【0021】第3の態様では、上記第1又は第2の態様
において、上記光学装置は、カメラのファインダ光学系
として採用される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。
【0023】図1は本発明の第1の実施の形態に係る光
学装置の構成図である。
【0024】同図に示されるように、この光学装置で
は、対物レンズ5a乃至5cからなる対物レンズ群5の
光路上には、対物プリズム4が配置されており、対物プ
リズム4の反射光の光路上には接眼プリズム3が配置さ
れている。
【0025】そして、この接眼プリズム3の反射光の光
路上には、接眼レンズ2、曲率を持った光透過性の材料
からなる接眼保護部材1が配置されている。
【0026】この第1の実施の形態では、特に、上記接
眼保護部材1が所定の曲率を有するメニスカス形状とな
っていることを特徴としている。
【0027】尚、この実施の形態では、上記接眼保護部
材1の入射面の曲率と射出面の曲率は略同一となってい
る。但し、これに限定されることなく、上記射出面は入
射面をオフセットした曲率とすることも考えられる。
【0028】このような構成において、視野の光線が上
記光学系内を通過して、人間の目で像を結ぶことになる
が、このとき、接眼保護部材1に曲率を持たせること
で、当該接眼保護部材1で有害光が反射され、人間の目
に像を結ぶことなく、視野外に除出され、ゴーストの影
響が生じないことになる。
【0029】ここで、図2は第1の実施の形態に係る上
記光学装置の一部拡大図である。
【0030】図2に示されるように、上記接眼保護部材
1は視野に影響を及ぼさない程度にレンズパワーの小さ
いメニスカス形状であって、所定の曲率を有している。
【0031】このような曲率を有する構成下、不図示の
対物レンズ群5、対物プリズム4、接眼プリズム3、接
眼レンズ2を通過して、接眼保護部材1で反射された光
も、接眼プリズム3の射出面で再び反射された後、視野
外に除出されることになり、ゴーストの影響を防止でき
ることになる。
【0032】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
【0033】図3は第2の実施の形態に係る光学装置の
一部拡大図である。
【0034】先に説明した第1の実施の形態と対比する
と、接眼保護部材1の曲率を有する方向が異なってい
る。即ち、上記第1の実施の形態では、メニスカス形状
であって、接眼レンズ2の射出面側に凸の曲率を有して
いたが、この例では凹の曲率を有している。かかる構成
においても、前述した第1の実施の形態と同様に、有害
光が視野外に除出されることになり、その結果、ゴース
トの影響が生じるのを未然に防止することができること
になる。
【0035】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明はこれに限定されることなく、その主旨を
逸脱しない範囲で種々の改良・変更が可能であることは
勿論である。例えば、図4に示されるように、接眼保護
部材1を所定の曲率を一方向に有するシリンドリカル形
状とした上で、シリンドリカル形状の延出方向に所定の
傾きを有するような配置とすることも考えられる。より
詳細にはある方向の断面では図4(a)の如く曲率を持
った接眼保護部材1が存在し、90度回転させた断面で
は図4(b)の如く接眼保護部材1が傾けられている。
こうすることで太陽光が上にある際にカメラを縦位置に
構えても、横位置に構えても有害光が人間の目に像を結
ぶことなく視野外に除出されゴーストの影響が生じるこ
とがない。
【0036】尚、本発明の上記実施の形態には、以下の
発明が含まれる。
【0037】(1)対物光学系と、接眼光学系と、上記
接眼光学系を保護する、光透過性の接眼保護部材と、を
具備する光学装置において、上記接眼保護部材はシリン
ドリカル形状からなり、上記接眼光学系の光軸に垂直な
面に対し、上記接眼保護部材が傾けられて配置されてい
ることを特徴とする光学装置。
【0038】(2)上記光学装置において、上記接眼保
護部材は接眼光学系の光軸に垂直な面に対し、上記接眼
保護部材のシリンドリカル形状の延出方向に傾けられて
配置されていることを特徴とする光学装置。
【0039】(3)対物光学系と、接眼光学系と、上記
接眼光学系を保護する、光透過性の接眼保護部材と、を
具備する光学装置において、上記接眼光学系の射出面は
正の曲率を有し、上記接眼保護部材の上記接眼光学系か
らの光線の入射面も、正の曲率を有することを特徴とす
る上記(1),(2)に記載の光学装置。
【0040】(4)対物光学系と、接眼光学系と、上記
接眼光学系を保護する、光透過性の接眼保護部材と、を
具備する光学装置において、上記接眼保護部材の上記接
眼光学系からの光の入射面及び射出面が曲率を有し、上
記入射面と射出面は略同一な曲率であることを特徴とす
る光学装置。
【0041】(5)対物光学系と、接眼光学系と、上記
接眼光学系を保護する、光透過性の接眼保護部材と、を
具備する光学装置において、上記接眼保護部材の上記接
眼光学系からの光の入射面及び射出面が曲率を有し、上
記射出面は上記入射面をオフセットした曲率であること
を特徴とする光学装置。
【0042】(6)対物光学系と、接眼光学系と、上記
接眼光学系を保護する、光透過性の接眼保護部材と、を
具備する光学装置において、上記接眼保護部材の上記接
眼光学系からの光の入射面及び射出面が曲率を有し、上
記接眼保護部材は略メニスカス形状であることを特徴と
する光学装置。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、ファインダ光学系内で
レンズ面や枠の縁に乱反射して、人間の見るアイポイン
ト位置に回ってきてしまう有害光を、任意の方向に反射
させて、ゴーストが生じる事を未然防止する光学装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る光学装置の構
成図である。
【図2】第1の実施の形態に係る光学装置の一部拡大図
である。
【図3】第2の実施の形態に係る光学装置の一部拡大図
である。
【図4】実施の形態の改良例の構成を示す図である。
【図5】従来技術に係る光学装置の構成図である。
【図6】従来技術に係る光学装置の一部拡大図である。
【図7】図5の構成の更なる拡大図である。
【図8】従来技術に係る光学装置の構成図である。
【符号の説明】
1 接眼保護部材 2 接眼レンズ 3 接眼プリズム 4 対物プリズム 5 対物レンズ群

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物光学系と、 接眼光学系と、 上記接眼光学系を保護する、光透過性の接眼保護部材
    と、を具備する光学装置において、 上記接眼保護部材の上記接眼光学系からの光の入射面及
    び射出面の少なくともいずれかが曲率を有することを特
    徴とする光学装置。
  2. 【請求項2】 対物光学系と、 接眼光学系と、 上記接眼光学系を保護する、光透過性の接眼保護部材
    と、を具備する光学装置において、 上記接眼保護部材は、シリンドリカル形状からなること
    を特徴とする光学装置。
  3. 【請求項3】 上記光学装置は、カメラのファインダ光
    学系であることを特徴とする請求項1又は2に記載の光
    学装置。
JP11222509A 1999-08-05 1999-08-05 光学装置 Withdrawn JP2001051319A (ja)

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Effective date: 20061107