JP6777358B2 - 装着型映像表示装置 - Google Patents

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本発明は、導光プリズムを有する装着型映像表示装置に関する。
近年、映像表示素子を用いた装着型の映像表示装置が注目されている。装着型映像表示装置の例として、眼鏡に備えられたものが挙げられる。導光手段としてプリズムを用いており、プリズムは、映像表示媒体からの映像光を使用者の瞳に導き、結像する役割を担っている。
導光手段として用いられるプリズムは使用者の視界上に備えられるという性質上、小型化及び薄型化が進められている。しかしながら、そうしたプリズムの小型化及び薄型化に伴って、プリズム内部では不要な反射光が生じ、本来必要とされる映像光以外の光による像(以下、ゴーストと記載)を使用者の瞳に結像してしまう場合がある。したがって、小型のプリズムを備えた装着型映像表示装置において、上述のような不要光を除去することが大きな課題として挙げられていた。
従来においても不要光を除去するための技術が開示されており、例えば、特許文献1に開示された技術では、導光プリズムに遮光部を設けることで、不要光の除去を行っている。特許文献2に開示された技術では、導光プリズム内の全反射面において、映像光と不要光の入射角の違いを利用して不要光を除去している。
特開2015−135506号公報 特開平10−307263号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、導光手段に設けられた遮光部によって導光手段を通しての視界を阻害され、良好な視界を確保できないといった問題が生じる。また、全反射面における入射角の違いを利用した不要光除去技術では、映像光に近似した角度で発生する不要光は十分に除去されず、視野内にゴーストが残ってしまう可能性がある。
したがって、本発明は、良好な視界を確保し、且つ、ゴーストの原因となる不要光を十分に除去することができる装着型映像表示装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、虚像を形成する映像光を、接眼窓を通じて使用者の眼球に射出する装着型映像表示装置において、第1の光学面と、端部を前記第1の光学面に鋭角で隣接させた第2の光学面と、を有した、略L字型の光軸が通る、棒状の導光プリズムと、前記第1の光学面に備えられた正の屈折力をもつ接眼窓と、前記映像光の光線を射出する映像表示素子と、を有し、前記略L字型の光軸は、前記第2の光学面でフレネルの反射により屈曲し、前記映像表示素子の表示領域の法線方向に前記映像表示素子の表示領域から射出される光線の前記第2の光学面における入射角をθ、前記導光プリズムの臨界角をθ、前記略L字型の光軸が通る平面内における前記虚像の半画角をWv、前記導光プリズムの屈折率をn、前記映像表示素子の中心を通り、且つ前記法線方向に前記映像表示素子から射出される光線と、前記第1の光学面との間の距離をh、前記接眼窓と前記接眼窓から前記導光プリズムを通して見える前記映像表示素子の虚像との距離をLとすると、前記θは、以下の条件式を満たすことを特徴とする装着型映像表示装置を提供する。
θ+Wv/n−0.04<θ<θ+2h/L−0.04 (rad)
本発明の別の態様は、虚像を形成する映像光を、接眼窓を通じて使用者の眼球に射出する装着型映像表示装置において、第1の光学面と、端部を前記第1の光学面に鋭角で隣接させた第2の光学面と、を有した、略L字型の光軸が通る、棒状の導光プリズムと、前記第1の光学面に備えられた正の屈折力をもつ接眼窓と、前記映像光の光線を射出する映像表示素子と、を有し、前記略L字型の光軸は、前記第2の光学面でフレネルの反射により屈曲し、前記映像表示素子は、前記第2の光学面におけるS偏光を減光する偏光板を有することを特徴とする装着型映像表示装置を提供する。
本発明の更に別の態様は、虚像を形成する映像光を、接眼窓を通じて使用者の眼球に射出する装着型映像表示装置において、第1の光学面と、端部を前記第1の光学面に鋭角で隣接させた第2の光学面と、を有した、略L字型の光軸が通る、棒状の導光プリズムと、前記第1の光学面に備えられた正の屈折力をもつ接眼窓と、前記映像光の光線を射出する映像表示素子と、前記映像表示素子と前記導光プリズムとの間に配置された、前記第2の光学面におけるS偏光を減光する偏光板と、を有し、前記略L字型の光軸は、前記第2の光学面でフレネルの反射により屈曲することを特徴とする装着型映像表示装置を提供する。
本発明によれば、良好な視界を確保し、且つ、ゴーストの原因となる不要光を十分に除去することができる。
第1の実施形態の装着型映像表示装置1を眼鏡に装着した様子を示した図である。 第1の実施形態の装着型映像表示装置1を眼鏡に装着した別の様子を示した図である。 第1の実施形態の装着型映像表示装置1の俯瞰概略図である。 導光プリズム3が視野中央寄りに映るように設置された場合における、第1の実施形態の装着型映像表示装置1の接眼窓6を通じた使用者の視野に映る像を示す図である。 導光プリズム3が視野中央に対し筐体寄りに映るように設置された場合における、第1の実施形態の装着型映像表示装置1の接眼窓6を通じた使用者の視野に映る像を示す図である。 第1の実施形態における装着型映像表示装置1の断面図である。 第2の光学面5における光線51の入射角θtが、臨界角θcと等しい場合に接眼窓6を通じた使用者の視野に映る像を示した図である。 第2の光学面5における光線51の入射角θtが、臨界角θcより大きい場合に接眼窓6を通じた使用者の視野に映る像を示した図である。 第2の光学面5における光線51の入射角θtが、臨界角θcより小さい場合に接眼窓6を通じた使用者の視野に映る像を示した図である。 第1の実施形態の変形例である装着型映像表示装置21の断面図である。 第2の実施形態における装着型映像表示装置31の断面図である。 第2の光学面5における光線51の入射角θtに対する反射率の変化のグラフである。 第3の実施形態における装着型映像表示装置41の断面図である。 反射防止膜9が設けられた第2の光学面5を示す図である。 第4の実施形態における装着型映像表示装置101の断面図である。 第4の実施形態における装着型映像表示装置101の第2の光学面105における折り返し展開図である。 第4の実施形態における装着型映像表示装置101の第2の光学面105における折り返し展開図の別の様子を示したである。 屈折率1.4の反射面における入射角に対する反射率の変化を示す図である。 屈折率1.7の反射面における入射角に対する反射率の変化を示す図である。
以下、図を参照しつつ、本発明における第1の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態における装着型映像表示装置1の外観図である。装着型映像表示装置1は、図1に示すように、眼鏡のつる近傍のフレームに筐体2を固定することで、導光プリズム3が眼鏡のレンズ前部に位置するような構造となっている。導光プリズム3は透明であり、装着型映像表示装置1を装着しても導光プリズム3によって外界の光が妨げられることはなく、使用者の外界の視界は十分に確保される。
装着型映像表示装置1は、例えば図2のように配置されていても良く、この場合筐体2及び、導光プリズム3は眼鏡の使用者の目の側のフレームに固定される。
図3は、装着型映像表示装置1を使用者が装着した様子を俯瞰した図である。筐体2は映像光である光線を射出するための映像表示素子8を内部に保持しており、映像表示素子8の表示領域から射出された光線は、導光プリズム3を通じて接眼窓6から使用者の目に向けて射出される。このときの接眼窓6の光軸は、導光プリズム3内部でフレネル反射により屈曲することで略L字型の軌跡を描く。図4a、図4bは、筐体2のメガネフレームへの取り付け位置の角度が異なる場合の、それぞれの視野に映る像と導光プリズムを表している。尚、導光プリズムの輪郭は、破線で示される。映像aが、視野の中央に対して筐体とは反対寄りに表示されると、図4aに示すように導光プリズムが視野を覆い邪魔する領域が増える。そこで図4bに示すように映像aを、視野の中央か視野の筐体寄りに表示させるのが好ましい。そしてこの表示位置は、図3に示すように筐体2のメガネフレームへの取り付け位置の回転量θを調整することで、任意に設定できる。
このとき、ゴーストを作る不要光の対策をしていない場合、視野内にゴーストb、ゴーストbが形成される。例えば本実施形態の構成においては、導光プリズム3内部の接眼窓6を備える面及びその対向面において反射される不要光によってゴーストが結像される。特に、接眼窓6を備える面で反射される不要光が作るゴーストbは、視野の中央付近に形成されるため目立ち、外界の光を阻害する要因となる。本発明における装着型映像表示素子1は、上記のゴーストの原因となる不要光を除去する工夫が施されている。以下、図5を参照しつつ装着型映像表示素子1の構成と不要光の除去効果について説明する。
装着型映像表示装置1は、棒状の導光プリズム3と、正の屈折力をもつ接眼窓6と、映像光の光線を射出する映像表示素子8と、導光プリズム3の一部と映像表示素子8を内部に収容する筐体2を有している。導光プリズム3は、第1の光学面4と、端部を第1の光学面4に鋭角で隣接させた第2の光学面5と、筐体2の内部に収容された領域に、一部の光線を遮蔽するための溝である遮光部7を有している。また、導光プリズム3の第1の光学面4には、接眼窓6が備えられている。接眼窓6は、第2の光学面5でフレネル反射した光線が、接眼窓6を通じて使用者の目に射出されるように配置される。
光線51、52、53、54は、それぞれ映像表示素子8の表示領域の異なる位置から射出される光線である。光線51は、光軸に沿って通過する光線であって、映像表示素子8の表示領域の中心から映像表示素子8の表示領域の法線方向に射出され、第1の光学面4で反射することなく第2の光学面5に入射する光線であり、第2の光学面5で反射した場合に接眼窓6の中心を通過し、正規の映像を結像する。光線52は、映像表示素子8の表示領域の縁から射出され、第1の光学面4で反射することなく第2の光学面5に入射する光線であり、第2の光学面5で反射した場合に接眼窓6の中心を通過し、正規の映像を結像する。尚、ここでいう正規の映像は、映像表示素子8の表示領域から射出され、導光プリズム3の第2の光学面5以外の面で反射することなく、第2の光学面5に入射した映像光が接眼窓6を通過してできる虚像を示す。光線54および光線53は、映像表示素子8の表示領域であって、第1の光学面4側寄りの縁付近と、その縁から比較的離れた位置のそれぞれから射出される光線であって、第1の光学面4で反射して第2の光学面5に入射する光線であり、これらが第2の光学面5で反射した場合、接眼窓6を通じてゴーストを結像する。特に光線53は、接眼窓6の中心を通る光線で、ゴーストを結像する代表的光線である。
ここで、光線51の第2の光学面5における入射角θは、導光プリズム3の臨界角θと略等しくなっている。また、導光プリズム3は、吸湿の少ない材料を用いることが、耐環境性を高める上で重要であり、このためガラスを用いるか、樹脂の場合は、シクロオレフィン系のポリマー等を用いるのが好ましい。そしてこれらの屈折率nはいずれも1.48以上となり、臨界角は45度よりも小さい。よって、映像表示素子8の表示領域の法線方向に映像表示素子8から射出される光線の第2の光学面における好ましい入射角は、45度未満となる。
以上の構成を有する導光プリズム3において、光線51は、第2の光学面5で全反射し、使用者の目に結像される。
一方、不要光である光線53、及び光線54については、装着型映像表示装置1において効果的に除去される。映像表示素子8の表示領域の縁から離れた位置で射出される光線53は、第2の光学面5において、入射角が臨界角θを大きく下回るため、第2の光学面5を透過する。映像表示素子8の表示領域の縁付近から射出される光線54については、遮光部7によって反射もしくは吸収されることにより遮蔽され、第2の光学面5に到達しない。
仮に、導光プリズム3が遮光部7を有しない場合には、光線54によってゴーストが形成されてしまう。映像表示素子8の、表示領域のより縁の方から射出される光線ほど第2の光学面5における入射角が大きくなるとともに、臨界角θへ近接する。したがって、導光プリズム3が遮光部7を有しない場合において、光線54は、略全反射をしてしまう。
また、光線52が第2の光学面5に入射したとき、その入射角θは、
θ=θ−Wv/n
で表される。nは、導光プリズム3の屈折率であり、Wvは、光線52が接眼窓6を通過した後の光軸との角度であり、前記略L字型の光軸が通る平面内における、正規の映像の半画角と一致する。入射角θは、臨界角θと略等しいθよりも視野角の半分のさらに1/nだけ小さくなるため、全反射はされない。そのため、本実施形態における装着型映像表示装置1により結像される正規の映像は、端の部分は少し暗くなるが、Wvが比較的小さければ、良好な観察に支障を来たす程度のものではない。
図6aは、第2の光学面5における光線51の入射角θが臨界角θと等しい本実施形態の場合における、接眼窓6を通した視野に映る像を示した図である。領域Cは、接眼窓6を通した視野の範囲の一部であり、領域Aは、正規の映像光による像が形成される領域である。領域Bは、ゴーストの除去対策がなされていない場合にゴーストが形成される領域である。領域Bにおいて形成されるゴーストは、光線53、54等の第1の光学面4で反射される不要光が形成するゴーストであって、図4において視野中央に形成されるゴーストに対応する。ラインXは、光学面5で除去される映像の境界を示し、ラインXより左側に映る像を形成する光線が第2の光学面5を透過することによって、ラインXより左側に映る像は、除去される。図6aでは、視野中央の領域Bにおけるゴーストが除去され、良好な視界が確保されている様子を示している。
また、領域Aと、領域Bの距離は、映像表示素子8の表示領域の中心を通り、法線方向に映像表示素子8の表示領域から射出される光線と第1の光学面との距離から、映像表示素子8の表示領域の中心から縁までの長さを差し引いた差に対応している。この差が大きいほどゴーストと正規の映像光との距離が遠のくため、ゴーストが目立ちにくくなる。逆に、この差がゼロかマイナスになった場合、ゴーストと正規の映像光が重なり、映像光の良好な観察も困難になる。そのため、映像表示素子8の表示領域の中心から縁までの長さは、映像表示素子8の中心を通り、法線方向に映像表示素子8から射出される光線と第1の光学面との距離に対して小さく、また、より小さいほど望ましい。更に言うならば、映像表示素子8の光射出領域(表示領域)の大きさは、導光プリズム3の光入射領域の大きさよりも小さいことが望ましい。
一方、入射角θが、臨界角θを大きく越える場合、図6bのようになる。領域Bは、遮光部7によってゴーストが除去されているが、第2の光学面5において全反射される不要光が出てくるため、ゴーストが除去されない領域Bが生じる。逆に、入射角θが、臨界角θを大きく下回る場合、図6cのようになる。正規の映像光による像にケラレ(領域A)が生じ、映像表示素子8の表示領域から射出される映像光を良好に使用者の目に結像することができなくなる。
以上に説明したように、第1の実施形態によれば、導光プリズム3が入射角θが臨界角θと略等しい第2の光学面5を有し、且つ、導光プリズム3が遮光部7を有していることによって、映像表示素子8から射出される映像光を良好に使用者の目に結像しつつ、ゴーストを効果的に除去することができる。
第2の光学面5における、正規の映像光とゴーストを作る不要光との入射角の差異を利用し、映像光を略全反射させ、不要光を導光プリズム3の外に透過させることで、主に映像から離れたゴーストを除去することができる。
一方、映像と近い領域に発生するゴーストは、遮光部7によって、第2の光学面5において臨界角θに近似した入射角を有する不要光を除去することで、除去することができる。
また、仮に遮光部7が筐体2から露出していた場合は、例えば太陽光がそこで乱反射をし、大変目障りな光が外界視界に重畳する。しかし導光プリズム3は、筐体2内部に収容された領域に遮光部7を有していることから、遮光部7が使用者の目に直接触れることはない。そのため、使用者の外界視界を阻害することなく、ゴーストの除去を行うことができる。
また、本実施形態における装着型映像表示装置1は、図11のように第2の光学面5が反射防止膜9を有していてもよい。反射防止膜9は、臨界角θよりも小さい入射角で第2の光学面5に入射する光線の反射率を減少させる。一方、臨界角θと等しい入射角で入射する正規の映像を結像する光線は全反射するため、第2の光学面5が反射防止膜9を有することで、映像光を良好に使用者の目に結像しつつ、より効果的なゴーストの除去効果を望むことができる。尚、この反射防止膜9としては、導光プリズム3の材料に適した公知の様々な反射防止膜を適用することができる。
図7は、本発明の第1の実施形態の変形例である装着型映像表示装置21の断面図である。装着型映像表示装置21は、導光プリズム3と筐体2の代わりに、導光プリズム23と、導光プリズム23の一部と映像表示素子8を内部に収容する筐体22を備えている点において、装着型映像表示装置1と異なっている。導光プリズム23は、第1の光学面24と、端部を第1の光学面24に鋭角で隣接させた第2の光学面25を有している。
また、導光プリズム23の第1の光学面24には、接眼窓6が備えられている。接眼窓6は、第2の光学面25で全反射した光線が、接眼窓6を通じて使用者の目に射出されるように配置される。
導光プリズム23は、導光プリズム3のように遮光部7を有しておらず、代わりに筐体22が遮光部27を有している。遮光部27は、映像表示素子8と導光プリズム23との間に設置される絞りであり、第1の実施形態における装着型映像表示装置1の遮光部7と同様の役割を有し、映像表示素子8の表示領域の縁付近から射出される光線54を除去する。
以上に説明したように、本変形例においても、映像表示素子8の表示領域から射出される映像光を良好に使用者の目に結像しつつ、ゴーストを効果的に除去することができる。
以下、図8を参照しつつ、本発明における第2の実施形態について説明する。
図示はしないが、第2の実施形態における装着型映像表示装置31も、第1の実施形態と同様に、眼鏡等に装着されて使用される。装着型映像表示装置31は、映像表示素子8と導光プリズム3との間に、新たに偏光板32を含んでいる点において装着型映像表示装置1と異なっており、それ以外の構成は、装着型映像表示装置1の構成と同じである。
図8は、第2の実施形態における装着型映像表示装置31の断面図である。偏光板32は、第2の光学面5におけるS偏光がP偏光よりも小さくなるようにS偏光を減光するものであればよい。
図9は、第2の光学面5における光の入射角θに対する反射率の変化を示すグラフである。ここでは、屈折率nは、1.6である例を示している。P、Sは、それぞれP偏光、S偏光の、第2の光学面5における入射角θに対する反射率の変化を示す曲線であり、SPはP偏光とS偏光を合わせた光の、第2の光学面5における入射角θに対する反射率の変化を示す曲線である。P、Sのいずれにおいても、反射率は、入射角θの増加に伴い上昇し、反射率が1に達した後は、入射角θの増加に対して一定となる。反射率が丁度1となる入射角θが臨界角θである。P、Sのいずれにおいても、入射角θが臨界角θを下回ると、反射率が急激に減少する。特に、Pは、反射率の減少がSに比べて大きい。
本実施形態において、装着型映像表示装置31が偏光板32を有していることで、S偏光が減光され、SPにおける臨界角θよりも小さい入射角θに対する反射率の減少は、より急峻となる。そのため、第2の光学面5における、不要光53、54の反射率をより大きく抑えることができる。
以上に説明したように、第2の実施形態においても、映像表示素子8から射出される映像光を良好に使用者の目に結像しつつ、ゴーストを効果的に除去することができる。
第2の光学面5において光線53よりも臨界角θに近い入射角をもつ光線54は、遮光部7によって除去されるため、本実施形態における偏光板32がなくとも十分なゴーストの除去効果を望むことはできる。但し、偏光板32を加えた装着型映像表示装置31では、第2の光学面5における不要光の反射率を軽減することで、更なるゴーストの除去効果を望むことができる。
また、本実施形態における装着型映像表示装置31は、偏光板32の代わりに、偏光板32と同様の機能を有した偏光板を映像表示素子8の内部に備えていてもよい。
以下、図10を参照しつつ、本発明における第3の実施形態について説明する。
図示はしないが、第3の実施形態における装着型映像表示装置41も、第1の実施形態と同様に、眼鏡等に装着されて使用される。装着型映像表示装置41は、導光プリズム3と筐体2の代わりに、導光プリズム43と、導光プリズム43の一部と映像表示素子8を内部に収容する筐体42を備えている点において装着型映像表示装置1と異なっている。
図10は、第3の実施形態における装着型映像表示装置41の断面図である。導光プリズム43は、第1の光学面44と、端部を第1の光学面44に鋭角で隣接した第2の光学面45と、端部を第1の光学面44に鈍角で隣接し、且つ、他端部を第4の光学面46に鋭角で隣接した第3の光学面48と、端部を第2の光学面45と第3の光学面48に隣接し、第1の光学面44に対向した第4の光学面46と、筐体42内部に収容された領域であって、第1の光学面44と第4の光学面46の各領域に溝である遮光部47を有している。
また、導光プリズム43の第1の光学面44には、接眼窓6が備えられている。接眼窓6は、第2の光学面45で全反射した光線が、接眼窓6を通じて使用者の目に射出されるように配置される。
光線51、61、62は、それぞれ映像表示素子8において、異なる角度で射出される光線である。光線51は、光軸に沿って通過する光線であって、映像表示素子8の法線方向に射出される光線であり、第3の光学面48で全反射し、更に、第3の光学面48で全反射した後に第2の光学面45で全反射した場合、接眼窓6の中心を通過する光線である。光線61は、映像表示素子8の表示領域から射出される光線であって、第3の光学面48で全反射した場合、第1の光学面44で反射し、第2の光学面45へ入射する光線であって、更に第2の光学面45で全反射した場合、接眼窓6を通じてゴーストを結像する。光線62は、映像表示素子8の表示領域から射出される光線であって、第3の光学面48で全反射した場合、第4の光学面46で反射し、第2の光学面45へ入射する光線であって、更に第2の光学面45で全反射した場合、接眼窓6を通じてゴーストを結像する。
ここで、光線51の第3の光学面48における入射角θt1は、臨界角θと略等しくなっており、更に光線51の第2の光学面45における入射角θt2も、臨界角θと略等しくなっている。
以上の構成を有する導光プリズム43において、光線51は、第3の光学面48と第2の光学面45でそれぞれ全反射し、使用者の目に結像される。
一方、不要光である光線61、及び光線62については、装着型映像表示装置41において効果的に除去される。光線61については、第1の実施形態の装着型映像表示装置1における不要光53、54の除去手段と同様に、本実施形態においても第2の光学面45及び遮光部47によって除去される。光線62についても、第1の実施形態の装着型映像表示装置1における不要光53、54の除去手段と同様に、第3の光学面48及び遮光部47によって除去される。
したがって、第3の実施形態においても、映像表示素子8から射出される映像光を良好に使用者の目に結像しつつ、ゴーストを効果的に除去することができる。更に、装着型映像表示装置41では、第1の光学面44に対向する第4の光学面46で反射する光線62によるゴーストも除去することができるため、図4におけるゴーストbだけでなく、正規の映像光による像aを基準にしてゴーストbと反対の領域に生じるゴーストbも除去することが可能となる。
また、本実施形態における導光プリズム43が有する第1の光学面44と第4の光学面46は、互いに平行な研磨された平面であってもよい。第1の光学面44と第4の光学面46が、互いに平行な研磨された平面であることで、より良好な外界の視界を確保することができる。
また、本実施形態における装着型映像表示装置41を、前述の第1の実施形態、及び第2の実施形態と組み合わせてもよい。例えば、映像表示素子8と導光プリズム43との間に、第2の光学面45と第3の光学面48のそれぞれにおけるS偏光をP偏光に対して減光する偏光板を有していてもよい。
また、本実施形態における装着型映像表示装置41は、導光プリズム43が有する遮光部47の代わりに、映像表示素子8の表示領域の縁付近から射出される不要光を除去するための絞りを有していてもよい。
以下、図12から図16を参照しつつ、本発明における第4の実施形態について説明する。
図示はしないが、第4の実施形態における装着型映像表示装置101も、第1の実施形態と同様に、眼鏡等に装着されて使用される。装着型映像表示装置101は、導光プリズム103と、正の屈折力をもつ接眼窓6と、映像表示素子8を備えている。導光プリズム103は、第1の実施形態の装着型映像表示装置1における導光プリズム3のように溝である遮光部7を有していない点において、導光プリズムと異なっているが、それ以外の構成は、導光プリズム3と同じである。また、本実施形態における装着型映像表示装置101においても、導光プリズム103と映像表示素子8が固定されることが望ましく、その一手段として、装着型映像表示装置101は、導光プリズム103の一部と、映像表示素子8を内部に収容する筐体を有していてもよい。
図13及び図14は、第2の光学面105で折り返し展開した図である。光線72は、映像表示素子8の表示領域の縁から射出される光線であって、第2の光学面105で反射した場合、接眼窓6の中心を通過して、正規の映像を結像する光線である。光線73は、映像表示素子8の表示領域の中心から射出される光線であって、第1の光学面104において反射し、第2の光学面105で反射した場合、接眼窓6の中心を通過して、ゴーストを結像する光線である。
本実施形態における装着型映像表示装置101は、上述の第1から第3の実施形態とは異なり、映像表示素子8の表示領域の法線方向に射出される光線71の第2の光学面105における入射角θが、導光プリズム103の臨界角θと略等しくはなっていない。そのため、映像表示素子8の表示領域から射出される正規の映像光は、第2の光学面105における全反射によらないフレネル反射によって接眼窓6に向かう。
ある反射面で1回反射した光線が目に到達して映像を結像する場合、その反射率が低くなるほど目に到達する光量が減り、映像が見えにくくなる。一般的に、反射面における反射率が20%より高い値であれば、明るさの低下が気にならない程度のものであり映像が見えなくなることはない。逆に20%より低くなると、映像が暗く見えにくくなる。つまり、反射面の反射率20%付近が、人間の目が映像を良好に見ることができるかできないかの境界であるといえる。
一般的なプリズムの素材の屈折率は、1.4から1.7であり、この範囲でプリズムが有する反射面における反射率が20%付近となるのは、反射面における光線の入射角が、
θ−0.04(rad)となるときである。図15と図16は、それぞれ屈折率が1.4と1.7の物質における光線の入射角に対する反射率の変化を示す図である。図15、図16のいずれにおいても、臨界角θから0.04(rad)を差し引いた入射角において、反射率が20%付近となっている。本実施形態における装着型映像表示装置101では、正規の映像を結像する光線の第2の光学面105における反射率を20%よりも大きくし、第1の光学面104において反射してゴーストを結像する光線の第2の光学面105における反射率を20%よりも小さくすることで、映像表示素子8から射出される映像光を良好に使用者の目に結像しつつ、ゴーストを効果的に除去することができる。以下、図13と図14を参照しつつ、上述の効果を得るための具体的な条件を記載する。
正規の映像が明るく見えるための条件は、正規の映像を結像する光線で接眼窓6の中心を抜けるどの光線も、第2の光学面105における入射角が、θ−0.04(rad)を上回っていることである。これら正規の映像を結像する光線のうち、第2の光学面105における入射角が最も小さいのは、光線72であり、光線72が結像する映像が明るく見えるための条件は、
θ−0.04<θ(rad)
である。ここでθは、光線72の第2の光学面105における入射角である。入射角θを、光線71の第2の光学面105における入射角θで表すと、
θ=θ−Wv/n (rad)
となる。nは、導光プリズム103の屈折率であり、Wvは、光線72が接眼窓6を通過した後の視野角の半分の角度である。以上から、正規の映像が明るく見えるための条件を入射角θを使って表すと、
θ+Wv/n−0.04<θ(rad)
となる。
ゴーストを形成する光線のうち、その代表的光線は映像表示素子8の表示領域の中心から射出される光線で、且つ第1の光学面104において反射し、接眼窓6の中心を通過する光線73である。したがって、光線73の光学面105における入射角が、θ−0.04(rad)を下回っていれば、第1の光学面104における反射で生じるゴーストは暗くなり、見えにくくなる。すなわち、ゴーストを効果的に抑制する条件は、
θ−0.04>θ(rad)
である。ここでθは、光線73の第2の光学面105における入射角である。入射角θを、光線71の第2の光学面105における入射角θで表すと、
θ=θ−2h/L (rad)
となる。hは、映像表示素子8の中心を通り、且つ法線方向に映像表示素子8から射出される光線と、第1の光学面104との間の距離である。Lは、接眼窓6と接眼窓6から導光プリズム103を通して見える映像表示素子8の虚像108との距離である。本実施形態における装着型映像表示装置101において、Lを表すと、
L=(n/n)a´+nb´+c´
となる。nは、映像表示素子8に付属するカバーグラスの屈折率であり、a´は、映像表示素子8の表示領域からカバーグラスまでの距離であり、b´は、カバーグラスから導光プリズム103の光入射領域までの距離である。c´は、図14において接眼窓6の光射出領域の中心と導光プリズム103の光入射領域の中心とを結ぶ直線の距離に等しく、言い換えると、導光プリズム103内における接眼窓6の光軸の長さに相当する。したがって、ゴーストを除去するための条件を入射角θを使って表すと、
θ+2h/L−0.04>θ(rad)
となる。
以上から、映像表示素子8から射出される映像光を良好に使用者の目に結像しつつ、ゴーストを効果的に除去するための条件をθを用いて表すと、
θ+Wv/n−0.04<θ<θ+2h/L−0.04 (rad)
となる。装着型映像表示装置101の導光プリズム103は、上記の条件を満たすように設計される。
したがって、第4の実施形態においても、映像表示素子8から射出される映像光を良好に使用者の目に結像しつつ、ゴーストを効果的に除去することができる。
さらに、第4の実施形態では、第1から第3の実施形態のように遮光部を設けることで、より効果的にゴーストの除去を行うことができる。
また、第4の実施形態の装着型映像表示装置101において、さらに好ましい条件を以下に示す。入射角θが臨界角θに対して小さい場合であっても、その差が0.04 (rad)以下であれば、20%以上のフレネルの反射率が得られ、これより大きな反射率であれば視覚的には明るさの低下の影響は軽微で済む。
以上から、好ましい条件は
θ>θ−0.04 (rad)
θ−Wv/n>θ-0.04(rad)
となり、これを書き換えると
Wv<n×(0.04+θ)(rad)
となる。
また、本実施形態における装着型映像表示装置101は、第1の実施形態の図11に示したような反射防止膜を第2の光学面105に備えていてもよい。第2の光学面105が反射防止膜9を備えることで、映像光を良好に使用者の目に結像しつつ、より効果的なゴーストの除去効果を望むことができる。
上述した第1から第4の実施形態は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではない。装着型映像表示装置は、特許請求の範囲に記載した本発の明を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
1、21、31、41、101 装着型映像表示装置
2、22、42 筐体
3、23、43、103 導光プリズム
4、24、44、104 第1の光学面
5、25、45、105 第2の光学面
6 接眼窓
7、27、47 遮光部
8 映像表示素子
9 反射防止膜
46 第4の光学面
48 第3の光学面
51、52、53、54、61、62、71、72、73、 光線
108 虚像
a 像
、b ゴースト
θ 角度
θ、θ、θ 入射角
θ 臨界角
視野角
X 線
c、A、B、A、A、B、B、B、C 領域
a´、b´、c´、L 距離
S S偏光の反射率変化
P P偏光の反射率変化
SP S偏光とP偏光を合わせた光の反射率変化

Claims (12)

  1. 虚像を形成する映像光を、接眼窓を通じて使用者の眼球に射出する装着型映像表示装置において、
    第1の光学面と、端部を前記第1の光学面に鋭角で隣接させた第2の光学面と、を有した、略L字型の光軸が通る、棒状の導光プリズムと、
    前記第1の光学面に備えられた正の屈折力をもつ接眼窓と、
    前記映像光の光線を射出する映像表示素子と、を有し、
    前記略L字型の光軸は、前記第2の光学面でフレネルの反射により屈曲し、
    前記映像表示素子の表示領域の法線方向に前記映像表示素子の表示領域から射出される光線の前記第2の光学面における入射角をθ、前記導光プリズムの臨界角をθ、前記略L字型の光軸が通る平面内における前記虚像の半画角をWv、前記導光プリズムの屈折率をn、前記映像表示素子の中心を通り、且つ前記法線方向に前記映像表示素子から射出される光線と、前記第1の光学面との間の距離をh、前記接眼窓と前記接眼窓から前記導光プリズムを通して見える前記映像表示素子の虚像との距離をLとすると、前記θは、以下の条件式
    θ+Wv/n−0.04<θ<θ+2h/L−0.04 (rad)
    を満たす
    ことを特徴とする装着型映像表示装置。
  2. 請求項1に記載の装着型映像表示装置であって、
    さらに、前記映像表示素子から射出される一部の光線を遮蔽するための遮光部と、
    前記導光プリズムの一部と、前記映像表示素子と、前記遮光部とを内部に収容した筐体と、を有する
    ことを特徴とする装着型映像表示装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の装着型映像表示装置であって、
    前記映像表示素子は、前記第2の光学面におけるS偏光を減光する偏光板を有する
    ことを特徴とする装着型映像表示装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の装着型映像表示装置であって、
    前記映像表示素子と前記導光プリズムとの間に偏光板を有し、
    更に、前記偏光板は、前記第2の光学面におけるS偏光を減光する
    ことを特徴とする装着型映像表示装置。
  5. 請求項2に記載の装着型映像表示装置であって、
    前記遮光部は、前記導光プリズムの領域であって、前記筐体に収容された領域内に形成される溝である
    ことを特徴とする装着型映像表示装置。
  6. 請求項2に記載の装着型映像表示装置であって、
    前記遮光部は、前記映像表示素子と前記導光プリズムとの間に設置される
    ことを特徴とする装着型映像表示装置。
  7. 請求項6に記載の装着型映像表示装置であって、
    前記遮光部は、前記映像表示素子から射出される光線のうち、少なくとも前記第1の光学面へ向かう光線の一部を遮蔽する
    ことを特徴とする装着型映像表示装置。
  8. 請求項3に記載の装着型映像表示装置であって、
    前記導光プリズムは、更に、端部を前記第1の光学面に鈍角で隣接させた第3の光学面を有し、
    前記第3の光学面は、前記映像表示素子から射出される光線のうち、前記映像表示素子の法線方向に射出されて当該第3の光学面に入射した光線が、前記第2の光学面に向けて全反射する、ように設けられる
    ことを特徴とする装着型映像表示装置。
  9. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の装着型映像表示装置であって、
    前記映像表示素子の前記表示領域の中心から前記映像表示素子の前記表示領域の縁までの長さは、前記映像表示素子の中心を通り、且つ前記法線方向に前記映像表示素子から射出される光線と、前記第1の光学面との間の距離より短い
    ことを特徴とする装着型映像表示装置。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の装着型映像表示装置であって、
    更に、前記第1の光学面に対向した第4の光学面を有し、
    前記第1の光学面と前記第4の光学面は、互いに平行な研磨された平面である
    ことを特徴とする装着型映像表示装置。
  11. 虚像を形成する映像光を、接眼窓を通じて使用者の眼球に射出する装着型映像表示装置において、
    第1の光学面と、端部を前記第1の光学面に鋭角で隣接させた第2の光学面と、を有した、略L字型の光軸が通る、棒状の導光プリズムと、
    前記第1の光学面に備えられた正の屈折力をもつ接眼窓と、
    前記映像光の光線を射出する映像表示素子と、を有し、
    前記略L字型の光軸は、前記第2の光学面でフレネルの反射により屈曲し、
    前記映像表示素子は、前記第2の光学面におけるS偏光を減光する偏光板を有する
    ことを特徴とする装着型映像表示装置。
  12. 虚像を形成する映像光を、接眼窓を通じて使用者の眼球に射出する装着型映像表示装置において、
    第1の光学面と、端部を前記第1の光学面に鋭角で隣接させた第2の光学面と、を有した、略L字型の光軸が通る、棒状の導光プリズムと、
    前記第1の光学面に備えられた正の屈折力をもつ接眼窓と、
    前記映像光の光線を射出する映像表示素子と、
    前記映像表示素子と前記導光プリズムとの間に配置された、前記第2の光学面におけるS偏光を減光する偏光板と、を有し、
    前記略L字型の光軸は、前記第2の光学面でフレネルの反射により屈曲する
    ことを特徴とする装着型映像表示装置。
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