JP2001050702A - 変位センサ - Google Patents

変位センサ

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JP2001050702A
JP2001050702A JP11223502A JP22350299A JP2001050702A JP 2001050702 A JP2001050702 A JP 2001050702A JP 11223502 A JP11223502 A JP 11223502A JP 22350299 A JP22350299 A JP 22350299A JP 2001050702 A JP2001050702 A JP 2001050702A
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electrodes
needle
silicon
sensor
displacement
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Koichi Mitsushima
康一 光嶋
Atsushi Tsukada
厚志 塚田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微小変位を検出可能な電流検出方式の新たな
変位センサを提供する。 【解決手段】 間隔をあけて電極5、9が対向して配置
される。一方の電極5はシリコン針電極であり、先端の
細い針状シリコン錘体である。シリコン針状錘体は、シ
リコン基板又はシリコン層中に形成された不純物析出領
域をマイクロマスクとして、シリコン基板またはシリコ
ン層を高選択比異方性エッチングすることにより、マイ
クロマスクを頂点として形成される。このセンサでは、
電極に電圧を印加したときに電極間に流れる電流が検出
され、電流が電極間距離に応じて変化することを利用し
て変位が求められる。電極間が真空の場合にはトンネル
電流が流れ、電極間にガスを封入した場合には放電が起
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は変位センサに関し、
特に半導体を用いた変位センサに関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、半導体を用いた従来の変位量セ
ンサの代表的適用例としての圧力センサを示している。
図1に示されるように、通常はシリコン基板内に作られ
た空洞の上に薄膜ダイヤフラムが形成される。圧力に応
じてダイヤフラムと下部の電極間距離が変化し、電極間
距離に応じて電極間の容量が変化する。そこで、電気的
な容量変化を検出することにより、圧力が求められる。
この種のセンサは、特開平7−7162号公報に開示さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の容量変化を検出
する方式のセンサでは、図2に示されるように、電極間
の距離に対して、その逆数に比例して容量が変化する。
したがって検出感度の向上のために電極間距離に対する
容量変化を大きくしようとすると、ある程度以上に電極
間距離を小さくすることが必要である。そのため電極間
距離の制御が難しくなる。図2の例では、電極間距離t
1で容量Cの変化率が相当に大きくなる。そこで電極間
距離をt1付近にすることが望ましい。しかしながら、
そのような距離制御は困難なことがある。
【0004】また、従来は容量変化を電気的な回路で電
流または電圧の変化に変換し、信号として取り出してい
る。しかし、検出回路の配線には必ず容量成分があり、
配線中の容量成分よりも圧力センサの容量成分が大きく
なければ、信号を検出できない。そのため、ある程度の
大きさをセンサに確保することが必要という不利な点が
ある。
【0005】このような背景の下、本発明の目的は、従
来の容量タイプの難点を解消できる別の方式の変位セン
サであって、微小変位を検出可能な優れたセンサを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の変位センサでは、間隔をあけて対向するよ
うに複数の電極が配置され、それら複数の電極のうちの
少なくとも一つに複数の微小な針状突起が形成されてお
り、電極間に電圧を印加したときに電極間に流れる電流
が電極間距離に応じて変化することを利用して変位を求
める。好ましくは、電極は半導体または金属で構成され
る。
【0007】好ましくは、針状突起の主成分はシリコン
である。より具体的には、針状突起はシリコン針状錘体
であり、このシリコン針状錘体は、シリコン基板又はシ
リコン層中に形成された不純物析出領域をマイクロマス
クとして、該シリコン基板またはシリコン層を高選択比
異方性エッチングすることにより、前記マイクロマスク
を頂点として形成された錘型構造物である。
【0008】針状突起の大きさとしては、高さが十μm
以下すなわち数μm前後、高さのばらつきが±100n
m以下が好適である。また先端径は1μm以下、詳細に
は数百nm以下が好適である。このような高さ制御は例
えば上記の針状錘体製造プロセスにより実現される。
【0009】また好ましくは電極間の空間は真空であ
り、より詳細には、気圧が1.33×10-2Pa(10
-4torr)以下に設定される。別の好ましい態様では、グ
ロー放電またはスプレー放電などの放電が起きやすい雰
囲気で電極間が満たされている。
【0010】本発明の変位センサによれば、電極に複数
の針状突起を設けたので、電圧を印加したときに電界が
集中し、比較的低い電圧でも電流が流れる。真空中では
トンネル電流が容易に生じ、また、ガス雰囲気中では放
電が容易に生じ、効率的に持続する。そして圧力などが
電極に加わって電極間距離が変化すると、電極間距離に
依存して電流が敏感に変化する。したがって電流を検出
することにより、電流と電極間距離の関係から、距離変
化をモニターできる。
【0011】本発明のセンサにおいて、電極間が真空の
場合には、電極間にトンネル電流が流れる。その電流値
は電極間距離に応じて指数関数的に変化するので、電流
値からわずかな変位を敏感に求められる。
【0012】また電極間にガスが封入されている場合に
は、電圧を印加することにより放電が起こる。すなわ
ち、あるしきい電圧にて急激に電流が流れ出す。このし
きい電圧を検知することによって、つまりどのような電
圧で電流が流れ出すかを求めることによって変位量を検
出できる。
【0013】以上のように、針状突起を電極に設けた本
発明の変位センサによれば、従来の容量検出タイプのセ
ンサと異なり、直接に電流変化をモニタすることで変位
が検出される。微小な電流変化まで容易に検出できるの
で、センサの小型化が可能である。そして電極間距離に
応じて電流が敏感に変化するセンサ特性が得られ、これ
により微小変位を検出できる。
【0014】さらに本発明によれば、複数の針状突起を
設けた構成としたことにより、電極間距離を従来の容量
検出タイプより大きく設定しても、良好なセンサ特性が
得られる。
【0015】さらに本発明では、上記のマイクロマスク
を利用して作った針状突起を設けるので、突起高さの精
度が高く、これにより電極間距離(針先と対向電極との
距離)の制御が容易である。
【0016】本発明の一態様では、針状突起を設けた電
極と対向する電極を、圧力等により変形しない程度に厚
くしてもよい。電極間にはスペーサとして弾性変形部材
を設けることが好適である。この態様では、針状突起を
設けた電極に対して対向電極が平行に変位する。
【0017】また本発明の一態様では、対向する2つの
電極の両方に針状突起を設けてもよい。より敏感に変位
を検出するように図ることができる。
【0018】また本発明は、変位センサ以外にも、セン
サ製造方法、変位センサを用いた測定方法などの他のか
たちで実現されてもよい。センサ製造方法の好適な例
は、上述のマイクロマスクを利用した方法で電極に複数
の針状突起を形成するステップを含む。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
(以下、実施形態という)について、図面を参照し説明
する。
【0020】図3には、本実施形態の変位センサの断面
構造が示されている。シリコンウエハ1にセンサ溝3が
設けられており、溝底には、シリコン針電極5としての
多数の針状突起が立っている。センサ溝3の両側には、
シリコンウエハ1上にシリコン酸化膜7が形成されてい
る。そしてシリコン酸化膜7の上に多結晶シリコン薄膜
電極9が設けられている。薄膜電極9はマイクロマシン
技術を用いて作製され、その厚さは約1μmである。薄
膜電極9はセンサ溝3を覆い、それを塞いでいる。シリ
コン針電極5の先端と薄膜電極9とは、所定の電極間距
離だけ離れている。そして、センサ溝3、すなわち薄膜
電極9とシリコン針電極5の間の空間が真空に保たれて
いる。真空部の気圧は1.33×10-2Pa(10-4to
rr)以下である。
【0021】本実施形態のセンサを模式的に示すと図4
のようになり、真空中に置かれた1対の電極に電圧を印
加すると、電極間にトンネル電流が流れる。このトンネ
ル電流は電極間距離に応じて変化する。そこで電流検出
手段で電流値を検出することにより電極間距離変化が求
められ、電極の変位が求められる。例えば、この変位セ
ンサを圧力センサとして用いる場合には、電流値−電極
変位−圧力の関係に基づいて電流値から圧力を求めれば
よい。
【0022】図5を参照すると、電極間の電流は、電極
間距離に応じて指数関数的に増減する。図5において電
流IはExp(常数/t)に比例する。tは電極間距
離、すなわち、針電極5の先端と上部薄膜電極9との隙
間である。電極間距離に対して電流値が敏感に変化する
ので、微小な変位をも検出できる。
【0023】上記のようなセンサ特性が得られるのは、
先端径が細いシリコン針電極5を設けているからであ
る。この針電極5に電界が集中し、トンネル電流が容易
に生じる。針状電極の先端径をマイクロメータ以下にす
ることにより、10V程度の低電圧でも電流が流れる。
好適な針状突起のサイズとしては、高さが数μm前後、
高さのばらつきが±100nm以下であり、先端径は数
百nm以下である。
【0024】また図5において、電流Iの変化率が相当
に大きくなる電極間距離t2は、図2中の同様の距離t
1より十分に大きい。したがって、従来より電極間距離
を大きく設定しても十分に大きな感度が得られる。
【0025】次に本実施形態の変位センサの製造方法を
説明する。本実施形態では微小針状突起がセンサにとっ
て重要であり、この針状突起をもつ構造体を如何にして
作るかが重要なポイントである。そこでまず、本発明者
が考案した、適切な針状突起をシリコンウエハに作る好
適な方法を説明する。
【0026】本実施形態のシリコン針電極は、基板に突
設形成されるシリコン針状錐体である。このシリコン針
状錐体は、単結晶シリコン基板又は単結晶シリコン層中
に形成された不純物析出領域をマイクロマスクとし、シ
リコン基板又はシリコン層を高選択比異方性エッチング
することにより、マイクロマスクを頂点として形成する
ことができる。図6は、シリコン針状錐体の形成原理を
表している。シリコン基板(シリコン層でもよい)に
は、不純物として例えば酸素を導入する。酸素が導入さ
れたシリコン基板に対し熱処理を行うと、酸素が導入さ
れていた領域に不純物析出領域として酸素析出領域(凝
集した酸素とSiが結合した酸素析出欠陥SiO2)が
形成される(図6(a)→(b)参照)。熱処理後、こ
のシリコン基板に対しSiO2選択比の大きい条件で異
方性エッチングを施すと、Si結晶とエッチングレート
の異なる(ここでは、Si結晶よりもエッチングされ難
い)酸素析出物がマイクロマスクとなり、このマスクを
頂点としてSi錐体がエッチング露出面に形成される
(図6(d))。異方性エッチングは、例えば、シリコ
ン基板又はシリコン膜中の酸素析出領域をマイクロマス
クとする場合、ハロゲン系(Br、Cl、F)ガスを含
むガスを用いてドライエッチング(例えば反応性イオン
エッチング)により行うことができる。この様な条件で
エッチングすれば、図6(d)のような酸素析出領域を
頂点とした錐体、ここでは、円錐が得られる。
【0027】このような原理により得られるシリコン針
状錐体は、針先端付近の曲率半径が数nm〜十数nm
で、アスペクト比が10程度の非常に細長い針状の錐体
となる。また、錐体の底角は、例えば80゜程度或いは
それ以上と極めて大きく、錐体の高さは、数μm程度と
することも可能である。エッチングによって形成される
シリコン針状錐体のアスペクト比は、例えばその異方性
エッチングに用いる混合ガスの混合比などを制御するこ
とによって10以上とできる(必要に応じて10より小
さくすることも可能である)。
【0028】次に、図7および図8を参照し、本実施形
態の変位センサの製造プロセスの全体を説明する。図7
には、シリコンウエハ1にシリコン針電極5を形成する
過程が示されている。まず、n型シリコンウエハ1を酸
化して、厚さ100nmのシリコン酸化膜7を成膜す
る。その後、フォトリソグラフィ技術とウェットエッチ
ングにより一部の酸化膜を除去する。ここでは、センサ
用の溝を形成すべき部分の酸化膜を除去する(図7
(a))。そして、シリコンウエハ1に対し、エネルギ
50keV、ドーズ量1×1015/cm2の酸素イオン
を照射することにより、酸素イオン注入を行う。ここで
は、予め定めた所定の深さに析出物11が形成される処
理条件でイオン注入を行っている(図7(b))。
【0029】イオン注入後、所定条件でドライエッチン
グを行う。エッチング条件は、酸化膜とシリコンの選択
比が200以上の条件である。この条件下では酸化膜が
エッチングされにくい。酸素イオン注入による析出物1
1(微細なシリコンと酸素の化合物)がマイクロマスク
となり、析出物11を頂点とした針状の構造物が形成さ
れる(図7(c))。
【0030】図8に移り、エッチングで形成された溝に
CVD法で酸化膜を成膜して穴埋めを行う。その後、C
VD法で多結晶シリコン9aを成膜する。膜厚は200
nmに設定されている。多結晶シリコン9aにより、溝
部の酸化膜およびその両側の酸化膜が覆われる。さら
に、多結晶シリコン9aに燐(リン)をドープする低抵
抗化処理を行う(図8(a))。
【0031】次に、フォトリソグラフィ技術を用いて多
結晶シリコン膜9aにエッチング孔9bを開け、内部の
CVD酸化膜をエッチング孔9bからエッチング除去す
る(図8(b))。さらに、再度CVD法で多結晶シリ
コンを成膜し、内部を真空に保つ(図8(c))。
【0032】以上に本実施形態の変位センサの製造プロ
セスを説明した。ここでは、電極間に電圧を印加する回
路構成および電極間の電流を検出する回路構成は示さな
かったが、これらは別途適当に設けられる。
【0033】次に、図9は本発明の別の実施形態の変位
センサを示している。図3との相違点は、センサ溝3
(すなわちシリコン針電極5と上部の多結晶シリコン薄
膜電極9の間の空間)に放電ガスが封入されていること
である。放電ガスは、グロー放電またはスプレー放電等
の放電が発生し易いガスである。
【0034】図9のセンサでも、電極間距離に応じて電
極間に流れる電流が変わるので、電流から変位を検出で
きる。このセンサの場合には、電圧を印加することによ
って放電が起こる。本実施形態では、針状電極を設けた
ことにより、電界が集中し、放電が起こり易くなってい
るので、敏感に変位を検出できる。
【0035】図10を参照すると、ある電圧では、電極
間距離が約1μのときに急激に電流が流れる。電極間距
離が変われば、その距離に応じたしきい電圧にて放電が
起こる(電極間距離と放電発生しきい電圧とが一対一で
対応する)。そこで、放電が起こる電圧を検知すれば、
その電圧に対応する電極間距離が分かり、電極変位が求
められる。
【0036】図11は、さらに他の実施形態の変位セン
サを示している。図3の変位センサとの相違点として、
上部の多結晶シリコン電極90が厚く、圧力によって撓
み等の変形が生じないように構成されている。また、シ
リコン電極90とシリコンウエハ1のスペーサとして機
能する絶縁膜70は細い棒状に形成され、弾性変形する
ように構成されている。図11の構造のセンサでは、圧
力によって絶縁膜が弾性変形し、上部電極が下部電極に
対して相対的に平行に変位する。
【0037】図12は、さらに他の実施形態の変位セン
サを示している。図12のセンサは、図3の変位センサ
の構造体との相違点として、上部電極を下部電極と同一
にした構造を有する。すなわち、図12の下部電極は図
3と同様の構造を有し、一方、図12の上部電極は図3
と同様の構造を上下逆さにしたものである。多結晶シリ
コン薄膜電極は廃止されている。ここでも、上下電極の
スペーサである絶縁膜7は細く、弾性変形するように構
成され、電極間変位が可能な構成が確保されている。図
12のセンサによれば、上下に針状突起が設けられてい
るので、より敏感に変位をとらえられる、という利点が
得られる。
【0038】以上に本発明の好適な実施形態を説明し
た。本発明では、針状突起を設けたことにより低電圧の
下で電流が流れ、容易にバックグランドとなる漏れ電流
を低く抑えられるような電極の電流がモニタされる。そ
のような電流をモニタするため微小な電流変化まで測定
上容易に検出できる。よってセンサの小型化が可能であ
り、微小な変位変化まで検出できる。
【0039】そして本発明では、電極間距離の変化に対
して敏感に電流値が変化するために微小な変位まで検出
できる。
【0040】また本発明によれば、図5を用いて説明し
たように、従来の容量検出タイプのセンサよりも電極間
距離を大きく設定しても、良好なセンサ特性が得られ
る。
【0041】また本発明によれば、不純物析出領域をマ
イクロマスクとした高選択比異方性エッチングで形成し
たシリコン針状電極を設けている。このようなプロセス
を用いることにより、本発明の効果が十分に得られる好
適な形状の針状突起物を実現することができる。すなわ
ち、先端が十分に細く、十分な高さを有し、十分に大き
なアスペクト比をもつ針状突起物を形成し、これにより
図5等に示すような適当なセンサ特性が得られる。
【0042】さらに、この針状電極形成を含むプロセス
を通して、自動的に電極間距離(針先と上部電極の距
離)が決まる。したがって、電極間距離を正確に制御で
き、製造工程の制御が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の半導体を用いた変位センサであって、
容量変化を利用するタイプのセンサを示す図である。
【図2】 図1のセンサの特性を示す図である。
【図3】 本発明の実施形態の変位センサを示す図であ
る。
【図4】 図3のセンサを模式化した図である。
【図5】 図3のセンサの特性を示す図である。
【図6】 図3のセンサを作るために用いられる針状突
起作製技術を示す図である。
【図7】 図3のセンサの製造プロセスを示す第1の図
である。
【図8】 図3のセンサの製造プロセスを示す第2の図
である。
【図9】 本発明の別の実施形態の変位センサを示す図
である。
【図10】 図8のセンサの特性を示す図である。
【図11】 本発明のさらに別の実施形態の変位センサ
を示す図である。
【図12】 本発明のさらに別の実施形態の変位センサ
を示す図である。
【符号の説明】
1 シリコンウエハ、3 センサ溝、5 シリコン針電
極、7 シリコン酸化膜、9 多結晶シリコン薄膜電
極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F055 AA40 BB20 CC01 DD05 EE39 FF11 GG01 GG11 2F063 AA02 AA50 DA04 DA05 FA06 FA07 4M112 AA01 BA10 CA11 CA31 CA46 CA51 DA03 DA04 DA06 DA10 DA11 DA14 EA03 EA04 EA06 FA01 FA11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隔をあけて対向するように複数の電極
    が配置され、それら複数の電極のうちの少なくとも一つ
    に複数の微小な針状突起が形成されており、電極間に電
    圧を印加したときに電極間に流れる電流が電極間距離に
    応じて変化することを利用して変位を求めることを特徴
    とする変位センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の変位センサにおいて、 前記針状突起はシリコン針状錘体であり、該シリコン針
    状錘体は、シリコン基板又はシリコン層中に形成された
    不純物析出領域をマイクロマスクとして、該シリコン基
    板またはシリコン層を高選択比異方性エッチングするこ
    とにより、前記マイクロマスクを頂点として形成された
    錘型構造物であることを特徴とする変位センサ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の変位センサに
    おいて、 前記針状突起は高さ10マイクロメートル以下であり、
    先端径が1マイクロメートル以下であることを特徴とす
    る変位センサ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011064688A (ja) * 2010-10-18 2011-03-31 Seiko Epson Corp 微小電気機械装置、半導体装置、微小電気機械装置の製造方法、および半導体装置の製造方法
JP2013501232A (ja) * 2009-08-04 2013-01-10 ボール パッケージング ユーロップ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 検査局を用いて表面処理を行なうための装置と方法
US9359189B2 (en) 2007-11-16 2016-06-07 Seiko Epson Corporation Micro electro mechanical device, method for manufacturing the same, semiconductor device, and method for manufacturing the same

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