JP2001050621A - 自動製氷装置 - Google Patents

自動製氷装置

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JP2001050621A
JP2001050621A JP11222399A JP22239999A JP2001050621A JP 2001050621 A JP2001050621 A JP 2001050621A JP 11222399 A JP11222399 A JP 11222399A JP 22239999 A JP22239999 A JP 22239999A JP 2001050621 A JP2001050621 A JP 2001050621A
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Japan
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ice
ice tray
motor
tray
water supply
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Pending
Application number
JP11222399A
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English (en)
Inventor
Ichiro Onishi
一郎 大西
Fumihiro Ito
文弘 伊藤
Kiyotaka Takeuchi
清隆 竹内
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 給水装置と製氷皿の駆動部を一体化し、低コ
スト化を図る。 【解決手段】 給水装置から供給された水を製氷する製
氷皿と、製氷皿を回転させて離氷動作をさせるモータ
と、製氷皿の下方に備えられて氷を貯蔵する貯氷箱35
とを有し、前記給水装置を前記モータの駆動力によって
駆動する様に構成するとともに、製氷皿34を回転させ
るモータを一方の方向に回転させると製氷皿34が離氷
方向に回転し、モータを他方の方向に回転させると、製
氷皿34は停止し、ギアポンプ61が駆動し製氷皿に水
を供給する構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫内に設置さ
れ氷を自動的に製造すると共に、貯氷箱内の氷の不足を
検出した場合に製造した氷を自動的に補給する自動製氷
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫用の自動製氷装置として
は、氷を貯蔵する貯氷箱に検氷レバーを進入させて氷の
過不足を検知し、氷が不足している場合に製氷皿を反転
させて離氷し、その後製氷皿を水平に復帰させて、冷蔵
室に備えられた給水装置より製氷皿に水を供給する方法
が採用されている。
【0003】従来の自動製氷装置としては、特開平6−
249556号公報、実開平6−78770号公報に示
されているものがある。
【0004】以下図面を参照しながら上記従来の自動製
氷装置を説明する。
【0005】図10は従来の自動製氷装置の全体的な側
面図であり、図11は製氷皿の駆動部の破断拡大平面図
である。図10において、1は製氷皿2を回転させる駆
動部で、3は製氷皿2の回転と連携して回動する氷検知
レバーで、4は駆動部1と製氷皿2を保持するフレーム
である。5は製氷皿2の回転を阻止することで捻りを与
える阻止部である。
【0006】図11において、6は駆動源であるモータ
で、7は減速歯車列であり、最終段には製氷皿2を回転
させる駆動軸を有するカム歯車8を配置している。
【0007】カム歯車8は原点位置から1°逆転すると
駆動部1の外郭ケース1aと当たりロックして停止する
ように構成されている。
【0008】9は氷検知レバー3が取り付けられた検氷
軸であり、カム歯車8の回転に連動して氷検知レバー3
と検知部材10を回動させる。
【0009】11はカム歯車8が逆転し製氷皿2が復帰
する過程でのみ検知部材10の回動を阻止する規制部材
である。
【0010】スイッチ信号は製氷皿2が原点位置、離氷
位置に到達したときと、検知部材10の回動が阻止され
たときに発生する。
【0011】12は製氷皿2の下方に配置され氷を貯蔵
しておく貯氷箱である。
【0012】以上のように構成された自動製氷装置につ
いて、以下その動作を説明する。
【0013】まず、製氷皿2に氷が生成されると、モー
タ6への通電が開始されカム歯車8が正転し製氷皿2が
離氷位置に向かって回転する。このとき貯氷箱12内の
所定の高さまで氷が無いときは、検氷軸9が回動し氷検
知レバー3と検知部材10が回動することでスイッチ信
号が発生せず氷不足と判断され、製氷皿2は離氷位置ま
で回転する。
【0014】製氷皿2が離氷位置まで到達するとスイッ
チ信号が発生し、モータ6が一旦停止する。その後製氷
皿2は原点方向に向かって復帰し始める。この復帰の過
程で規制部材11は検知部材10の回動を阻止するので
スイッチ信号が発生する。そのスイッチ信号が原点位置
を検知するための基準信号となり、そのスイッチ信号の
後さらにカム歯車8が所定時間逆転すると原点位置を示
すスイッチ信号が発生する。
【0015】カム歯車8は原点位置のスイッチ信号発生
後もさらに1°逆転しロックして停止した後、今度は1
°正転し原点位置で停止する。
【0016】そして、原点位置に復帰した製氷皿2に、
冷蔵室に設置された給水装置(図示せず)から水が供給
されて再び氷の生成が開始される。なお、前記給水装置
は水を貯蔵したタンクからポンプによって供給する構成
のものと、電磁弁によって給水弁の開閉で供給する構成
のものがある。
【0017】一方、貯氷箱12内の所定の高さ以上に氷
があるときは、検氷軸9が回動しようとしても氷検知レ
バー3が氷に当たり回動を阻止されるため、検知部材1
0が回動せずスイッチ信号が発生し氷十分と判断し、製
氷皿2は原点に向かって復帰し始める。そして原点信号
発生後カム歯車8がロックするまで1°逆転させ、その
後1°正転させて停止させることで原点位置に停止する
ことができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動製氷装置では、給水装置がタンク側に配置され
ているので、給水のためだけに専用の駆動源が必要とな
る。そのため構造が大型化するだけでなく、低コスト化
をも困難にしていた。
【0019】本発明は上記課題を解決するもので、給水
装置の構造を簡素化し、低コストで小型の自動製氷装置
を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は給水装置から供給された水を製氷する製氷皿
と、製氷が完了した前記製氷皿を回転させて離氷動作を
させるモータと、製氷皿の下方に備えられて氷を貯蔵す
る貯氷箱を有し、前記給水装置を前記モータの駆動力に
よって駆動する構成としたものである。
【0021】これによって、給水装置の駆動源と製氷皿
を回転させるモータを兼用することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、給水装置から供給された水を製氷する製氷皿と、製
氷が完了した前記製氷皿を回転させて離氷動作をさせる
モータと、製氷皿の下方に備えられて氷を貯蔵する貯氷
箱とを有し、前記給水装置を前記モータの駆動力によっ
て駆動する構成としたものである。
【0023】そして、モータを一方の方向に回転させる
ことで、製氷を完了した製氷皿が離氷方向に回転して貯
氷箱内に離氷し、さらにモータを一方の方向に回転させ
ることで製氷皿が水平位置に復帰し、その後モータを他
方の方向に回転させることで給水装置が駆動し、空とな
った製氷皿にタンクから水が供給される。
【0024】これにより、製氷皿を回転させるモータで
給水装置を駆動することができ、低コスト化を実現でき
る。
【0025】また、請求項2に記載の発明は給水装置か
ら供給された水を製氷する製氷皿と、製氷が完了した前
記製氷皿を回転させて離氷動作をさせるモータと、製氷
皿の下方に備えられて氷を貯蔵する貯氷箱とを有し、前
記給水装置はギアポンプからなり前記ギアポンプを前記
モータによって駆動する構成としたものである。
【0026】そして、モータを一方の方向に回転させる
ことで、製氷を完了した製氷皿が離氷方向に回転して貯
氷箱内に離氷し、さらにモータを一方の方向に回転させ
ることで製氷皿が水平位置に復帰し、その後モータを他
方の方向に回転させることでギアポンプが駆動し、空と
なった製氷皿にタンクから水が供給される。
【0027】これにより、製氷皿を回転させるモータで
ギアポンプを駆動することができ、低コスト化を実現で
きる。
【0028】また、請求項3に記載の発明は、給水タン
ク内に浄化フィルターを有する給水装置と、給水装置か
ら供給された水を製氷する製氷皿と、製氷が完了した前
記製氷皿を回転させて離氷動作をさせるモータと、製氷
皿の下方に備えられて氷を貯蔵する貯氷箱とを有し、前
記給水装置はギアポンプからなり前記ギアポンプを前記
モータによって駆動する構成とし、前記モータを一方の
方向に回転させたときは前記製氷皿が回転すると共に前
記ギアポンプが駆動して前記給水タンク内の水に空気が
供給され、前記モータを他方の方向に回転させたときは
前記製氷皿は停止した状態で前記ギアポンプが駆動し前
記給水タンク内の水が前記製氷皿に供給されるようにし
たものである。
【0029】そして、モータを一方の方向に回転させる
ことで、給水タンク内の水に空気が供給されるので、給
水タンク内の水が対流し水と浄化フィルターとの接触が
活発になり水の浄化が促進する。
【0030】これによって、よく浄化された水を製氷皿
に供給することができる。
【0031】
【実施例】以下、本発明による自動製氷装置の一実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0032】図1において、21は冷蔵庫本体であり、
一つの冷蔵室22と、二つの冷凍室23、24と、一つ
の野菜室25と、各室と外部及び各室間を断熱する断熱
壁26とで構成され、冷凍室23の一角に製氷コーナー
27が設けられている。
【0033】28は、各室の後方から冷風を流入させる
ための風路であり、冷凍室23、24の後方に配置され
た冷却器29で冷やされた冷風が、ファン30によって
強制的に循環させられ、風路28を介して各室に送られ
る。
【0034】31は、製氷コーナーに配置された自動製
氷装置であり、冷蔵室22に配置された給水タンク32
から給水チューブ32aと給水パイプ33を介して供給
された水を製氷する製氷皿34と、製氷皿34の下方に
配置され氷を貯蔵する貯氷箱35と、製氷が完了した製
氷皿34を反転させて貯氷箱35内へ離氷させる駆動部
36とで構成され、自動製氷装置31は、冷蔵庫本体2
1の背面に配置された制御装置37によって制御され
る。
【0035】製氷皿34は表面の撥水性を維持するた
め、ポリプロピレンにシリコンを含有させた成形材料で
成形されており、製氷皿34を反転させたときの離氷性
は半永久的に維持されている。
【0036】給水タンク32は内部にフィルター32b
を有し、給水チューブ32aの一端がフィルター32b
へ接続されている。フィルター32bは接触した水を浄
化、殺菌する機能を有している。
【0037】図3,図4,図5において、39はケー
ス、40はカバーであり、駆動部36の外殻をなす。4
1は駆動源となるモータであり、42はそのモータ41
の回転を減速し、製氷皿34に伝達する減速ギア列であ
る。
【0038】減速ギア列42は、モータ41の回転を最
初に伝達する第1ギア43を先頭に、第2ギア44、第
3ギア45、第4ギア46、第5ギア47と、最終段ギ
ア48から構成されている。
【0039】第2ギア44と第3ギア45は同軸で一体
に成形され、第4ギア46と第5ギア47も同軸で一体
に成形されている。
【0040】第2ギア44と第3ギア45の回転軸44
aと、第4ギア46と第5ギア47の回転軸46aとは
連結バー47aで固定されており、モータ41が正転す
ると第2ギア44は逆転し連結バー47aは最終段ギア
48から離れる方向に振れ、第5ギア47と最終段ギア
48は噛み合わない。
【0041】一方、モータ41が逆転すると第2ギア4
4は正転し連結バー47aは最終段ギア48に近づく方
向に振れ、第5ギア47と最終段ギア48は噛み合う。
【0042】したがって、減速ギア列42は、モータ4
1が逆転すると、第5ギア47が最終段ギア48と噛み
合い製氷皿34を離氷方向に回転させ、モータ41が正
転すると、第5ギア47が最終段ギア48と噛み合わな
くなり製氷皿34へモータ41の回転は伝達されない。
【0043】図3,図4,図8,図9において、49は
クラッチカムで、最終段ギア48の袋状に成形された軸
部48aの内側に勘合する軸49dと、製氷皿34が連
結される出力軸49cと、最終段ギア48の切欠き部4
8bと所定の隙間をもって勘合する凸部49bを有す
る。
【0044】クラッチカム49の外周には、検知手段で
あるスイッチ50を操作して信号を発生させるためのカ
ム49aが設けられている。
【0045】クラッチカム49のカム49aがスイッチ
50を操作するのは、製氷皿34が水平位置にあるとき
を原点として、スイッチカム49が50°回転したとき
である。
【0046】また、図3,図9に示すように、クラッチ
カム49とカバー40の突起40aとの間にはスプリン
グ51が介在しており、製氷皿34が水平位置にあると
きは、クラッチカム49とカバー40の突起40aとに
よって圧縮されており、このときクラッチカム49はス
プリング51によって製氷皿34を離氷方向に回転させ
るような付勢力をうけている。
【0047】ただし、このスプリング51はクラッチカ
ム49が90°回転すると圧縮が解けてクラッチカム4
9への付勢力を解除する。
【0048】図5,図6において、61はギアポンプで
あり、駆動部36のケース39の背面に配置され、ギア
ポンプ61の回転駆動軸62は駆動部36内の第2ギア
44,第3ギア45の回転軸44aと繋がっており、回
転軸44aの回転力を駆動源としている。
【0049】63は回転駆動軸62に駆動される駆動ギ
アであり、64は駆動ギア63によって駆動される従動
ギアである。
【0050】ギアポンプ61は、駆動ギア63が正転す
ると従動ギア64は逆転して、第1ポート65から流体
を吸い込み第2ポート66へ吐き出す。また、駆動ギア
63が逆転すると従動ギア64が正転し、第2ポート6
6から流体を吸い込み、第1ポート65へ吐き出す。
【0051】第2ポート66は給水チューブ32aを介
して給水タンク32に接続され、第1ポート65は給水
パイプ33に接続されている。
【0052】したがって、モータ41が逆転すると、ギ
アポンプ61の回転駆動軸62は正転するので、駆動ギ
ア63が正転、従動ギア64が逆転し、ギアポンプ61
は給水タンクへ空気を吐き出すことになる。
【0053】一方、モータ41が正転すると、ギアポン
プ61の回転駆動軸62は逆転するので、駆動ギア63
が逆転、従動ギアが正転し、ギアポンプ61は給水タン
ク32から水を吸い込み、製氷皿34へ給水することに
なる。
【0054】67は、ギアポンプの凍結を防止するヒー
タである。本実施例では、給水タンク32と給水チュー
ブ32aと給水パイプ33とギアポンプ61とで給水装
置を構成している。
【0055】以上のように構成された自動製氷装置の一
実施例について、以下図面を参照しながらその動作を説
明する。
【0056】製氷皿34に供給された水が製氷される
と、制御装置37からの命令で駆動部36内のモータ4
1が逆転を開始する。このとき第2ギア44と第3ギア
45の回転軸44aが正転し、連結バー47aが最終段
ギア48に近づく方向に振れ、第5ギア47と最終段ギ
ア48との噛み合いが成立する。
【0057】モータ41の回転は減速ギア列42によっ
て減速されるので、最終段ギア48では離氷に適した回
転速度となる。
【0058】最終段ギア48が回転を始めると、これま
で最終段ギア48の切欠き部48bの端面に凸部49b
が当たって停止していたクラッチカム49がスプリング
51の付勢力によって、最終段ギア48の回転に追従す
るように回転をし始め、クラッチカム49の出力軸49
cに連結された製氷皿34も離氷方向に向かって回転を
始める。
【0059】このとき貯氷箱35のなかの氷の量が十分
にあり、氷が貯氷箱35の所定の位置を越えている場合
は、図2に示すように製氷皿34が貯氷箱35内の氷に
当たり回転が阻止され、クラッチカム49も停止する。
【0060】その状態で、モータ41の駆動が所定の時
間を経過しても、クラッチカム49が回転せずカム49
aがスイッチ50を操作することができなければ、スイ
ッチ50から信号は発生しない。
【0061】制御装置37は、モータ41の駆動開始か
ら所定時間以内にスイッチ50から信号が発生しないこ
とで、貯氷箱35内に氷が十分あると判断し、モータ4
1の駆動を停止し、製氷皿34の離氷動作を停止させ、
その位置で待機させる。
【0062】一方、貯氷箱35内の氷が不足し、氷が貯
氷箱35内の所定の位置を下回っている場合は、クラッ
チカム49は最終段ギア48の回転に追従して離氷方向
に回転しても製氷皿34が氷に当たることがないので、
停止することなく回転を継続する。そしてクラッチカム
49が50°回転した位置で、カム49aがスイッチ5
0を操作して信号を発生させる。
【0063】制御装置37はモータ41の駆動開始から
所定時間以内にスイッチ50から信号が発生したので、
氷の量が不足している判断し、製氷皿34を離氷位置ま
で回転させるべく、モータ41の駆動を継続する。
【0064】製氷皿34は180°回転した位置を離氷
位置として停止し、氷を貯氷箱35のなかへ落下させ
る。そして再び製氷皿34を原点へ復帰させるため、モ
ータ41が再び逆転を開始し、製氷皿34は原点に向か
って回転する。
【0065】なお、モータ41が逆転し製氷皿34が回
転している間は、第2ギア44と第3ギア45の回転軸
44aは正転しており、ギアポンプ61が給水パイプ3
3と第1ポート65を介して空気を吸い込み、第2ポー
ト66を介して給水タンク32内の水へ空気を送り続け
る。このため給水タンク32内の水に気泡が発生し、こ
の気泡によって内部の水が対流し、フィルター32bと
水の接触が活発になり水の浄化殺菌が促進されることに
なる。
【0066】そして、製氷皿34が原点に復帰すると、
モータ41は一旦停止し、今度は正転を始める。モータ
41が正転すると、第2ギア44と第3ギア45の回転
軸44aが逆転し、連結バー47aが最終段ギア48か
ら離れる方向に振れ、第5ギア47と最終段ギア48と
の噛み合いが解除され製氷皿34に回転が伝わらず製氷
皿34は原点で停止した状態を維持する。
【0067】一方、第2ギア44と第3ギア45の回転
軸44aはモータ41が正転を継続する限り逆転を続け
るので、ギアポンプ61の回転駆動軸62は逆転し続
け、給水タンク32から給水チューブ32a、第2ポー
ト66を介して水を吸い込み、第1ポート65、給水パ
イプ33を介して製氷皿34へ水を供給し、製氷皿34
に水が満たされる必要十分な時間が経過した後、モータ
41は停止する。そして、再び製氷を開始する。
【0068】上記のように本発明の実施例は、ギアポン
プ61から供給された水を製氷する製氷皿34と、製氷
が完了した製氷皿34を回転させて離氷動作をさせるモ
ータ41と、製氷皿34の下方に備えられて氷を貯蔵す
る貯氷箱35を有し、ギアポンプ61をモータ41の駆
動力によって駆動する構成としたものである。
【0069】そして、モータ41を一方の方向に回転さ
せることで、製氷を完了した製氷皿34が離氷方向に回
転して貯氷箱35内に離氷し、さらにモータ41を一方
の方向に回転させることで製氷皿34が水平位置に復帰
し、その後モータ41を他方の方向に回転させることで
ギアポンプ61が駆動し、空となった製氷皿34にタン
ク32から水が供給される。
【0070】これにより、製氷皿34を駆動するモータ
41でギアポンプ61を駆動することができ、低コスト
化を実現できる。
【0071】そして、製氷皿34が回転している間に、
ギアポンプ61が給水タンク32内の水に空気を供給し
続けるので、水に強制対流が発生して浄化フィルターと
の接触が促進され、給水タンク32内の水はよく浄化殺
菌されることになる。
【0072】また、ギアポンプ61から供給された水を
製氷する製氷皿34と、製氷が完了した製氷皿34を回
転させて離氷動作をさせるモータ41と、製氷皿34の
下方に備えられて氷を貯蔵する貯氷箱35と、離氷動作
を開始した製氷皿34が貯氷箱35に蓄えられた氷に接
触して製氷皿34を回転させるモータ41の駆動量にか
かわらず製氷皿34が所定角度以上回転しないときの状
態を検出するスイッチ50とを備えたことにより、製氷
を完了した製氷皿34が、モータ41により離氷方向に
回転すると、貯氷箱35内の氷が不足している場合は、
製氷皿34は離氷位置まで到達し、氷を貯氷箱35内へ
落下させる。
【0073】一方、貯氷箱35内の氷が十分にあり、所
定の位置を越えている場合は、モータ41はあらかじめ
設定された駆動量を回転するが、製氷皿34は貯氷箱3
5内の氷と接触するため、貯氷箱35内の氷が不足して
いる場合ならすでに到達しているべき位置に製氷皿34
が到達しない。
【0074】そして、貯氷箱35内の氷が不足している
場合ならすでに到達しているべき位置に、製氷皿の存在
を確認するスイッチ50を設置し、製氷皿34の状態を
検出する。
【0075】したがって、モータ41が所定量駆動した
ときの、スイッチ50からの信号を制御手段37により
判断することで、貯氷箱内の氷の過不足を判定すること
ができる。
【0076】これにより、製氷皿34の駆動部36を簡
素化することができ、低コスト化、小型化が実現でき
る。
【0077】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に記載
の発明は、給水装置から供給された水を製氷する製氷皿
と、製氷が完了した前記製氷皿を回転させて離氷動作を
させるモータと、製氷皿の下方に備えられて氷を貯蔵す
る貯氷箱とを有し、前記給水装置を前記モータの駆動力
によって駆動する構成としたものである。
【0078】これにより、製氷皿を駆動するモータで給
水装置を駆動することができ、低コスト化を実現でき
る。
【0079】また、請求項2に記載の発明は、給水装置
から供給された水を製氷する製氷皿と、製氷が完了した
前記製氷皿を回転させて離氷動作をさせるモータと、製
氷皿の下方に備えられて氷を貯蔵する貯氷箱とを有し、
前記給水装置はギアポンプからなり前記ギアポンプを前
記モータによって駆動する構成としたものである。
【0080】これにより、製氷皿を駆動するモータでギ
アポンプを駆動することができ、低コスト化を実現でき
る。
【0081】また、本発明の請求項3に記載の発明は、
給水タンク内に浄化フィルターを有する給水装置と、給
水装置から供給された水を製氷する製氷皿と、製氷が完
了した前記製氷皿を回転させて離氷動作をさせるモータ
と、製氷皿の下方に備えられて氷を貯蔵する貯氷箱とを
有し、前記給水装置はギアポンプからなり前記ギアポン
プを前記モータによって駆動する構成とし、前記モータ
を一方の方向に回転させたときは前記製氷皿が回転する
と共に前記ギアポンプが駆動して前記給水タンク内の水
に空気が供給され、前記モータを他方の方向に回転させ
たときは前記製氷皿は停止した状態で前記ギアポンプが
駆動し前記給水タンク内の水が前記製氷皿に供給される
ようにしたものである。
【0082】これによって、モータを一方の方向に回転
させることで、給水タンク内の水に空気が供給され、給
水タンク内の水が強制対流させられ、浄化フィルターと
水との接触が促進し、よく浄化殺菌された水が製氷皿に
供給される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による自動製氷装置が設置さ
れた冷蔵庫本体の縦断面図
【図2】同実施例における駆動部と製氷皿の位置関係を
示す製氷皿側からみた正面図
【図3】同実施例における駆動部のカバー側からみた一
部切欠正面図
【図4】図3のA−A線からみた矢視図
【図5】図3のB−B線からみた矢視図
【図6】図5のC−C線からみた矢視図
【図7】同実施例における駆動部のケース側からみた正
面図
【図8】同実施例における最終段ギアとクラッチカムの
位置関係を示す最終段ギア側からみた正面図
【図9】図3のD−D線からみた矢視図
【図10】従来の自動製氷装置の全体的な側面図
【図11】従来の自動製氷装置の駆動部の破断拡大平面
【符号の説明】
32 給水タンク 34 製氷皿 35 貯氷箱 36 駆動部 41 モータ 49 クラッチカム(検知手段) 49a カム(検知手段) 50 スイッチ(検知手段) 61 ギアポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 清隆 大阪府東大阪市高井田本通4丁目2番5号 松下冷機株式会社内 Fターム(参考) 3L110 AA01 AA02 AA03 AC01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給水装置から供給された水を製氷する製
    氷皿と、製氷が完了した前記製氷皿を回転させて離氷動
    作をさせるモータと、製氷皿の下方に備えられて氷を貯
    蔵する貯氷箱とを有し、前記給水装置を前記モータの駆
    動力によって駆動する構成としたことを特徴とする自動
    製氷装置。
  2. 【請求項2】 給水装置から供給された水を製氷する製
    氷皿と、製氷が完了した前記製氷皿を回転させて離氷動
    作をさせるモータと、製氷皿の下方に備えられて氷を貯
    蔵する貯氷箱とを有し、前記給水装置はギアポンプから
    なり前記ギアポンプを前記モータによって駆動する構成
    としたことを特徴とする自動製氷装置。
  3. 【請求項3】 給水タンク内に浄化フィルターを有する
    給水装置と、給水装置から供給された水を製氷する製氷
    皿と、製氷が完了した前記製氷皿を回転させて離氷動作
    をさせるモータと、製氷皿の下方に備えられて氷を貯蔵
    する貯氷箱とを有し、前記給水装置はギアポンプからな
    り前記ギアポンプを前記モータによって駆動する構成と
    し、前記モータを一方の方向に回転させたときは前記製
    氷皿が回転すると共に前記ギアポンプが駆動して前記給
    水タンク内の水に空気が供給され、前記モータを他方の
    方向に回転させたときは前記製氷皿は停止した状態で前
    記ギアポンプが駆動し前記給水タンク内の水が前記製氷
    皿に供給されることを特徴とする自動製氷装置。
JP11222399A 1999-08-05 1999-08-05 自動製氷装置 Pending JP2001050621A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010060276A (ja) * 2004-07-22 2010-03-18 Panasonic Corp 収納庫とそれを用いた冷蔵庫

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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