JP2001050620A - 自動製氷装置 - Google Patents

自動製氷装置

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JP2001050620A
JP2001050620A JP11222400A JP22240099A JP2001050620A JP 2001050620 A JP2001050620 A JP 2001050620A JP 11222400 A JP11222400 A JP 11222400A JP 22240099 A JP22240099 A JP 22240099A JP 2001050620 A JP2001050620 A JP 2001050620A
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ice
tray
motor
clutch cam
gear
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JP11222400A
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English (en)
Inventor
Ichiro Onishi
一郎 大西
Fumihiro Ito
文弘 伊藤
Kiyotaka Takeuchi
清隆 竹内
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製氷が完了した製氷皿を回転させて、製氷皿
の下方に備えられた貯氷箱内に氷を落下させる自動製氷
装置において、駆動部を簡素化する。 【解決手段】 製氷皿が離氷動作の途中で回転を妨げら
れていることをクラッチカム49のカム49aとスイッ
チ50とからなる検出手段により検出したとき離氷動作
を中止するよう構成し、貯氷箱内の氷が所定量以上ある
とき、回転途中の製氷皿が氷に当接するように設定する
ことにより、氷検知レバー無しで、貯氷箱内の氷が所定
量以上あるときの製氷皿の動作の制御を行うことがで
き、氷検知レバーを動作させる機構が不要となり、駆動
部の構成が簡素化でき、低コストで小型の自動製氷機を
提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製氷が完了した製
氷皿を回転させて、前記製氷皿の下方に備えられた貯氷
箱内に氷を落下させ、貯氷箱内に所定量以上の氷がある
ことを検知したとき、離氷動作を中止する自動製氷装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、冷蔵庫用の自動製氷装置として
は、氷を貯蔵する貯氷箱に検氷レバーを進入させて氷の
過不足を検知し、氷が不足している場合に製氷皿を反転
させて離氷し、その後製氷皿を水平に復帰させて、冷蔵
室に備えられた給水装置より製氷皿に水を供給する方法
が採用されている。
【0003】従来の自動製氷装置としては、特開平6−
249556号公報、実開平6−78770号公報に示
されているものがある。
【0004】以下図面を参照しながら上記従来の自動製
氷装置を説明する。
【0005】図10は従来の自動製氷装置の全体的な側
面図であり、図11は製氷皿の駆動部の破断拡大平面図
である。図10において、1は製氷皿2を回転させる駆
動部で、3は製氷皿2の回転と連携して回動する氷検知
レバーで、4は駆動部1と製氷皿2を保持するフレーム
である。5は製氷皿2の回転を阻止することで捻りを与
える阻止部である。
【0006】図11において、6は駆動源であるモータ
で、7は減速歯車列であり、最終段には製氷皿2を回転
させる駆動軸を有するカム歯車8を配置している。
【0007】カム歯車8は原点位置から1°逆転すると
駆動部1の外郭ケース1aと当たりロックして停止する
ように構成されている。
【0008】9は氷検知レバー3が取り付けられた検氷
軸であり、カム歯車8の回転に連動して氷検知レバー3
と検知部材10を回動させる。
【0009】11はカム歯車8が逆転し製氷皿2が復帰
する過程でのみ検知部材10の回動を阻止する規制部材
である。
【0010】スイッチ信号は製氷皿2が原点位置、離氷
位置に到達したときと、検知部材10の回動が阻止され
たときに発生する。
【0011】12は製氷皿2の下方に配置され氷を貯蔵
しておく貯氷箱である。
【0012】以上のように構成された自動製氷装置につ
いて、以下その動作を説明する。
【0013】まず、製氷皿2に氷が生成されると、モー
タ6への通電が開始されカム歯車8が正転し製氷皿2が
離氷位置に向かって回転する。このとき貯氷箱12内の
所定の高さまで氷が無いときは、検氷軸9が回動し氷検
知レバー3と検知部材10が回動することでスイッチ信
号が発生せず氷不足と判断され、製氷皿2は離氷位置ま
で回転する。
【0014】製氷皿2が離氷位置まで到達するとスイッ
チ信号が発生し、モータ6が一旦停止する。その後製氷
皿2は原点方向に向かって復帰し始める。この復帰の過
程で規制部材11は検知部材10の回動を阻止するので
スイッチ信号が発生する。そのスイッチ信号が原点位置
を検知するための基準信号となり、そのスイッチ信号の
後さらにカム歯車8が所定時間逆転すると原点位置を示
すスイッチ信号が発生する。
【0015】カム歯車8は原点位置のスイッチ信号発生
後もさらに1°逆転しロックして停止した後、今度は1
°正転し原点位置で停止する。
【0016】そして、原点位置に復帰した製氷皿2に、
冷蔵室に設置された給水装置(図示せず)から水が供給
されて再び氷の生成が開始される。
【0017】一方、貯氷箱12内の所定の高さ以上に氷
があるときは、検氷軸9が回動しようとしても氷検知レ
バー3が氷に当たり回動を阻止されるため、検知部材1
0が回動せずスイッチ信号が発生し氷十分と判断し、製
氷皿2は原点に向かって復帰し始める。そして原点信号
発生後カム歯車8がロックするまで1°逆転させ、その
後1°正転させて停止させることで原点位置に停止する
ことができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動製氷装置では、貯氷箱内に氷検知レバー3を進
入、退出させることによって、氷の過不足を検出するた
め、氷検知レバーを動作させる機構が必要となる。その
ため、駆動部の構成を複雑にし、低コスト化及び小型化
を困難にしていた。
【0019】本発明は、上記課題を解決するもので、駆
動部の構成を簡素化し、低コストで小型の自動製氷機を
提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、製氷が完了した製氷皿を回転させて、前記
製氷皿の下方に備えられた貯氷箱内に氷を落下させる自
動製氷装置において、前記製氷皿が離氷動作の途中で回
転を妨げられていることを検出手段により検出したとき
離氷動作を中止するよう構成したのである。
【0021】これにより、氷検知レバーを動作させる機
構が不要となり、駆動部の構成が簡素化でき、低コスト
で小型の自動製氷機を提供できる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1記載の発明は、
製氷が完了した製氷皿を回転させて、前記製氷皿の下方
に備えられた貯氷箱内に氷を落下させる自動製氷装置に
おいて、前記製氷皿が離氷動作の途中で回転を妨げられ
ていることを検出手段により検出したとき離氷動作を中
止するよう構成したことにより、貯氷箱内の氷が所定量
以上あるとき、回転途中の製氷皿が氷に当接するように
製氷皿と貯氷箱との関係を設定しておくと、貯氷箱内の
氷が所定量以上あるとき、製氷皿が離氷動作の途中で氷
により回転を妨げられ、この状態を検出手段により検出
して離氷動作を中止するため、氷検知レバー無しで、貯
氷箱内の氷が所定量以上あるときの製氷皿の動作の制御
を行うことができ、氷検知レバーを動作させる機構が不
要となり、駆動部の構成が簡素化でき、低コストで小型
の自動製氷機を提供できる。
【0023】また、請求項2記載の発明は、製氷皿が連
結される出力軸を有し、付勢手段により前記製氷皿を離
氷方向に回転させる方向に付勢されたクラッチカムと、
前記クラッチカムと所定回転角度の遊びをもって連動す
るように構成され、モータの回転力を前記クラッチカム
に伝達する最終段ギアと、前記製氷皿の離氷方向に前記
クラッチカムが所定角度回転したときに、信号を出力す
るスイッチと、前記製氷皿を離氷方向に回転させるため
の前記モータの駆動開始から所定時間内に前記スイッチ
が信号を出力したときは、前記貯氷箱内の氷が不足して
いると判断して、離氷動作を継続させ、前記モータの駆
動開始から所定時間内に前記スイッチが信号を出力しな
かったときは、前記製氷皿が離氷動作の途中で貯氷箱内
の氷により回転を妨げられていると判断して、離氷動作
を中止する制御装置とを備え、前記クラッチカムと前記
最終段ギアとの所定回転角度の遊びは、前記モータの駆
動開始から前記製氷皿が離氷動作の途中で貯氷箱内の氷
により回転を妨げられていると判断して離氷動作を中止
するまでの間に、氷による前記クラッチカムの回転停止
により前記モータが回転を停止しないように設定したも
のである。
【0024】上記構成において、貯氷箱内の氷が所定量
に達していないときは、モータの駆動開始から所定時間
内に、製氷皿の離氷方向にクラッチカムが所定角度回転
して、スイッチが信号を出力し、モータの駆動開始から
所定時間内に信号が出力されたことにより、制御装置
は、貯氷箱内の氷が不足していると判断して、離氷動作
を継続する。
【0025】また、貯氷箱内の氷が所定量以上あると
き、製氷皿が離氷動作の途中で氷により回転を妨げら
れ、これにより、製氷皿の離氷方向にクラッチカムが所
定角度回転できず、モータの駆動開始から所定時間内に
スイッチから信号が出力されないことにより、制御装置
は、製氷皿が離氷動作の途中で貯氷箱内の氷により回転
を妨げられていると判断して、離氷動作を中止する。
【0026】以上のように、氷検知レバー無しで、貯氷
箱内の氷が所定量以上あるときの製氷皿の動作の制御を
行うことができ、氷検知レバーを動作させる機構が不要
となり、駆動部の構成が簡素化でき、低コストで小型の
自動製氷機を提供できる。
【0027】また、クラッチカムと最終段ギアとの所定
回転角度の遊びを、モータの駆動開始から製氷皿が離氷
動作の途中で貯氷箱内の氷により回転を妨げられている
と判断して離氷動作を中止するまでの間に、氷によるク
ラッチカムの回転停止によりモータが回転を停止しない
ように設定したため、氷によるクラッチカムの回転停止
によるモータのロック(回転停止)を防止でき、モータ
の長寿命化を図ることができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明による自動製氷装置の一実施例
について図面を参照しながら説明する。
【0029】図1において、21は冷蔵庫本体であり、
一つの冷蔵室22と二つの冷凍室23,24と、一つの
野菜室25と、各室と外部及び各室間を断熱する断熱壁
26とで構成され、冷凍室23の一角に製氷コーナー2
7が設けられている。
【0030】28は、各室の後方から冷風を流入させる
ための風路があり、冷凍室23,24の後方に配置され
た冷却器29で冷やされた冷風が、ファン30によって
強制的に循環させられ、風路28を介して各室に送られ
る。
【0031】31は、製氷コーナーに配置された自動製
氷装置であり、冷蔵室22に配置された給水タンク32
から給水チューブ32aと給水パイプ33を介して供給
された水を製氷する製氷皿34と、製氷皿34の下方に
配置され氷を貯蔵する貯氷箱35と、製氷が完了した製
氷皿34を反転させて貯氷箱35内へ離氷させる駆動部
36とで構成され、自動製氷装置31は、冷蔵庫本体2
1の背面に配置された制御装置37によって制御され
る。
【0032】製氷皿34は表面の撥水性を維持するた
め、ポリプロピレンにシリコンを含有させた成形材料で
成形されており、製氷皿34を反転させたときの離氷性
は半永久的に維持されている。
【0033】給水タンク32は内部にフィルター32b
を有し、給水チューブ32aの一端がフィルター32b
へ接続されている。フィルター32bは接触した水を浄
化、殺菌する機能を有している。
【0034】図3,図4,図5において、39はケー
ス、40はカバーであり、駆動部36の外殻をなす。4
1は駆動源となるモータであり、42はそのモータ41
の回転を減速し、製氷皿34に伝達する減速ギア列であ
る。
【0035】減速ギア列42は、モータ41の回転を最
初に伝達する第1ギア43を先頭に、第2ギア44、第
3ギア45、第4ギア46、第5ギア47と、最終段ギ
ア48から構成されている。
【0036】第2ギア44と第3ギア45は同軸で一体
に成形され、第4ギア46と第5ギア47も同軸で一体
に成形されている。
【0037】第2ギア44と第3ギア45の回転軸44
aと、第4ギア46と第5ギア47の回転軸46aとは
連結バー47aで固定されており、モータ41が正転す
ると第2ギア44は逆転し連結バー47aは最終段ギア
48から離れる方向に振れ、第5ギア47と最終段ギア
48は噛み合わない。
【0038】一方、モータ41が逆転すると第2ギア4
4は正転し連結バー47aは最終段ギア48に近づく方
向に振れ、第5ギア47と最終段ギア48は噛み合う。
【0039】したがって、減速ギア列42は、モータ4
1が逆転すると、第5ギア47が最終段ギア48と噛み
合い製氷皿34を離氷方向に回転させ、モータ41が正
転すると、第5ギア47が最終段ギア48と噛み合わな
くなり製氷皿34へモータ41の回転は伝達されない。
【0040】図3,図4,図8,図9において、49は
クラッチカムで、最終段ギア48の袋状に成形された軸
部48aの内側に勘合する軸49dと、製氷皿34が連
結される出力軸49cと、最終段ギア48の切欠き部4
8bと所定の隙間をもって勘合する凸部49bを有す
る。
【0041】クラッチカム49の外周には、検出手段で
あるスイッチ50を操作して信号を発生させるためのカ
ム49aが設けられている。
【0042】クラッチカム49のカム49aがスイッチ
50を操作するのは、製氷皿34が水平位置にあるとき
を原点として、スイッチカム49が50°回転したとき
である。
【0043】また、図3,図9に示すように、クラッチ
カム49とカバー40の突起40aとの間にはスプリン
グ51が介在しており、製氷皿34が水平位置にあると
きは、クラッチカム49とカバー40の突起40aとに
よって圧縮されており、このときクラッチカム49はス
プリング51によって製氷皿34を離氷方向に回転させ
るような付勢力をうけている。
【0044】ただし、このスプリング51はクラッチカ
ム49が90°回転すると圧縮が解けてクラッチカム4
9への付勢力を解除する。
【0045】図5,図6において、61はギアポンプで
あり、駆動部36のケース39の背面に配置され、ギア
ポンプ61の回転駆動軸62は駆動部36内の第2ギア
44,第3ギア45の回転軸44aと繋がっており、回
転軸44aの回転力を駆動源としている。
【0046】63は回転駆動軸62に駆動される駆動ギ
アであり、64は駆動ギア63によって駆動される従動
ギアである。
【0047】ギアポンプ61は、駆動ギア63が正転す
ると従動ギア64は逆転して、第1ポート65から流体
を吸い込み第2ポート66へ吐き出す。また、駆動ギア
63が逆転すると従動ギア64が正転し、第2ポート6
6から流体を吸い込み、第1ポート65へ吐き出す。
【0048】第2ポート66は給水チューブ32aを介
して給水タンク32に接続され、第1ポート65は給水
パイプ33に接続されている。
【0049】したがって、モータ41が逆転すると、ギ
アポンプ61の回転駆動軸62は正転するので、駆動ギ
ア63が正転、従動ギア64が逆転し、ギアポンプ61
は給水タンクへ空気を吐き出すことになる。
【0050】一方、モータ41が正転すると、ギアポン
プ61の回転駆動軸62は逆転するので、駆動ギア63
が逆転、従動ギアが正転し、ギアポンプ61は給水タン
ク32から水を吸い込み、製氷皿34へ給水することに
なる。
【0051】67は、ギアポンプの凍結を防止するヒー
タである。本実施例では、給水タンク32と給水チュー
ブ32aと給水パイプ33とギアポンプ61とで給水装
置を構成している。
【0052】以上のように構成された自動製氷装置の一
実施例について、以下図面を参照しながらその動作を説
明する。
【0053】製氷皿34に供給された水が製氷される
と、制御装置37からの命令で駆動部36内のモータ4
1が逆転を開始する。このとき第2ギア44と第3ギア
45の回転軸44aが正転し、連結バー47aが最終段
ギア48に近づく方向に振れ、第5ギア47と最終段ギ
ア48との噛み合いが成立する。
【0054】モータ41の回転は減速ギア列42によっ
て減速されるので、最終段ギア48では離氷に適した回
転速度となる。
【0055】最終段ギア48が回転を始めると、これま
で最終段ギア48の切欠き部48bの端面に凸部49b
が当たって停止していたクラッチカム49がスプリング
51の付勢力によって、最終段ギア48の回転に追従す
るように回転をし始め、クラッチカム49の出力軸49
cに連結された製氷皿34も離氷方向に向かって回転を
始める。
【0056】このとき貯氷箱35のなかの氷の量が十分
にあり、氷が貯氷箱35の所定の位置を越えている場合
は、図2に示すように製氷皿34が貯氷箱35内の氷に
当たり回転が阻止され、クラッチカム49も停止する。
【0057】その状態で、モータ41の駆動が所定の時
間を経過しても、クラッチカム49が回転せずカム49
aがスイッチ50を操作することができなければ、スイ
ッチ50から信号は発生しない。
【0058】制御装置37は、モータ41の駆動開始か
ら所定時間以内にスイッチ50から信号が発生しないこ
とで、貯氷箱35内に氷が十分あると判断し、モータ4
1の駆動を停止し、製氷皿34の離氷動作を停止させ、
その位置で待機させる。
【0059】一方、貯氷箱35内の氷が不足し、氷が貯
氷箱35内の所定の位置を下回っている場合は、クラッ
チカム49は最終段ギア48の回転に追従して離氷方向
に回転しても製氷皿34が氷に当たることがないので、
停止することなく回転を継続する。そしてクラッチカム
49が50°回転した位置で、カム49aがスイッチ5
0を操作して信号を発生させる。
【0060】制御装置37はモータ41の駆動開始から
所定時間以内にスイッチ50から信号が発生したので、
氷の量が不足している判断し、製氷皿34を離氷位置ま
で回転させるべく、モータ41の駆動を継続する。
【0061】製氷皿34は180°回転した位置を離氷
位置として停止し、氷を貯氷箱35のなかへ落下させ
る。そして再び製氷皿34を原点へ復帰させるため、モ
ータ41が再び逆転を開始し、製氷皿34は原点に向か
って回転する。
【0062】なお、モータ41が逆転し製氷皿34が回
転している間は、第2ギア44と第3ギア45の回転軸
44aは正転しており、ギアポンプ61が給水パイプ3
3と第1ポート65を介して空気を吸い込み、第2ポー
ト66を介して給水タンク32内の水へ空気を送り続け
る。このため給水タンク32内の水に気泡が発生し、こ
の気泡によって内部の水が対流し、フィルター32bと
水の接触が活発になり水の浄化殺菌が促進されることに
なる。
【0063】そして、製氷皿34が原点に復帰すると、
モータ41は一旦停止し、今度は正転を始める。モータ
41が正転すると、第2ギア44と第3ギア45の回転
軸44aが逆転し、連結バー47aが最終段ギア48か
ら離れる方向に振れ、第5ギア47と最終段ギア48と
の噛み合いが解除され製氷皿34に回転が伝わらず製氷
皿34は原点で停止した状態を維持する。
【0064】一方、第2ギア44と第3ギア45の回転
軸44aはモータ41が正転を継続する限り逆転を続け
るので、ギアポンプ61の回転駆動軸62は逆転し続
け、給水タンク32から給水チューブ32a、第2ポー
ト66を介して水を吸い込み、第1ポート65、給水パ
イプ33を介して製氷皿34へ水を供給し、製氷皿34
に水が満たされる必要十分な時間が経過した後、モータ
41は停止する。そして、再び製氷を開始する。
【0065】上記のように本発明の実施例は、ギアポン
プ61から供給された水を製氷する製氷皿34と、製氷
が完了した製氷皿34を回転させて離氷動作をさせるモ
ータ41と、製氷皿34の下方に備えられて氷を貯蔵す
る貯氷箱35を有し、ギアポンプ61をモータ41の駆
動力によって駆動する構成としたものである。
【0066】そして、モータ41を一方の方向に回転さ
せることで、製氷を完了した製氷皿34が離氷方向に回
転して貯氷箱35内に離氷し、さらにモータ41を一方
の方向に回転させることで製氷皿34が水平位置に復帰
し、その後モータ41を他方の方向に回転させることで
ギアポンプ61が駆動し、空となった製氷皿34にタン
ク32から水が供給される。
【0067】これにより、製氷皿34を駆動するモータ
41でギアポンプ61を駆動することができ、低コスト
化を実現できる。
【0068】そして、製氷皿34が回転している間に、
ギアポンプ61が給水タンク32内の水に空気を供給し
続けるので、水に強制対流が発生して浄化フィルターと
の接触が促進され、給水タンク32内の水はよく浄化殺
菌されることになる。
【0069】また、ギアポンプ61から供給された水を
製氷する製氷皿34と、製氷が完了した製氷皿34を回
転させて離氷動作をさせるモータ41と、製氷皿34の
下方に備えられて氷を貯蔵する貯氷箱35と、離氷動作
を開始した製氷皿34が貯氷箱35に蓄えられた氷に接
触して製氷皿34を回転させるモータ41の駆動量にか
かわらず製氷皿34が所定角度以上回転しないときの状
態を検出するスイッチ50とを備えたことにより、製氷
を完了した製氷皿34が、モータ41により離氷方向に
回転すると、貯氷箱35内の氷が不足している場合は、
製氷皿34は離氷位置まで到達し、氷を貯氷箱35内へ
落下させる。
【0070】一方、貯氷箱35内の氷が十分にあり、所
定の位置を越えている場合は、モータ41はあらかじめ
設定された駆動量を回転するが、製氷皿34は貯氷箱3
5内の氷と接触するため、貯氷箱35内の氷が不足して
いる場合ならすでに到達しているべき位置に製氷皿34
が到達しない。
【0071】そして、貯氷箱35内の氷が不足している
場合ならすでに到達しているべき位置に、製氷皿の存在
を確認するスイッチ50を設置し、製氷皿34の状態を
検出する。
【0072】したがって、モータ41が所定量駆動した
ときの、スイッチ50からの信号を制御手段37により
判断することで、貯氷箱内の氷の過不足を判定すること
ができる。
【0073】これにより、製氷皿34の駆動部36を簡
素化することができ、低コスト化、小型化が実現でき
る。
【0074】以上のように本実施例は、製氷が完了した
製氷皿34を回転させて、製氷皿34の下方に備えられ
た貯氷箱35内に氷を落下させる自動製氷装置におい
て、製氷皿34が離氷動作の途中で回転を妨げられてい
ることをクラッチカム49のカム49aとスイッチ50
とからなる検出手段により検出したとき離氷動作を中止
するものであり、貯氷箱35内の氷が所定量以上あると
き、回転途中の製氷皿34が氷に当接するように製氷皿
34と貯氷箱35との関係を設定しておくと、貯氷箱3
5内の氷が所定量以上あるとき、製氷皿34が離氷動作
の途中で氷により回転を妨げられ、この状態をクラッチ
カム49のカム49aとスイッチ50とからなる検出手
段により検出して離氷動作を中止するため、氷検知レバ
ー無しで、貯氷箱35内の氷が所定量以上あるときの製
氷皿34の動作の制御を行うことができ、氷検知レバー
を動作させる機構が不要となり、駆動部の構成が簡素化
でき、低コストで小型の自動製氷機を提供できる。
【0075】また、本実施例は、製氷皿34が凍結され
る出力軸49cを有し、スプリング51からなる付勢手
段により製氷皿34を離氷方向に回転させる方向に付勢
されたクラッチカム49と、クラッチカム49と所定回
転角度の遊びをもって連動するように構成され、モータ
41の回転力をクラッチカム49に伝達する最終段ギア
48と、製氷皿34の離氷方向にクラッチカム49が所
定角度回転したときに、クラッチカム49のカム49a
に押されて信号を出力するスイッチ50と、製氷皿34
を離氷方向に回転させるためのモータ41の駆動開始か
ら所定時間内にスイッチ50が信号を出力したときは、
貯氷箱35内の氷が不足していると判断して、離氷動作
を継続させ、モータ41の駆動開始から所定時間内にス
イッチ50が信号を出力しなかったときは、製氷皿34
が離氷動作の途中で貯氷箱35内の氷により回転を妨げ
られていると判断して、離氷動作を中止する制御装置
(図示せず)とを備え、クラッチカム49と最終段ギア
48との所定回転角度の遊びは、モータ41の駆動開始
から製氷皿34が離氷動作の途中で貯氷箱35内の氷に
より回転を妨げられていると判断して離氷動作を中止す
るまでの間に、氷によるクラッチカム49の回転停止に
よりモータ41が回転を停止しないように設定したもの
である。
【0076】上記構成において、貯氷箱35内の氷が所
定量に達していないときは、モータ41の駆動開始から
所定時間内に、製氷皿34の離氷方向にクラッチカム4
9が所定角度回転して、クラッチカム49のカム49a
によりスイッチ50が信号を出力し、モータ41の駆動
開始から所定時間内に信号が出力されたことにより、制
御装置(図示せず)は、貯氷箱35内の氷が不足してい
ると判断して、離氷動作を継続する。
【0077】また、貯氷箱35内の氷が所定量以上ある
とき、製氷皿34が離氷動作の途中で氷により回転を妨
げられ、これにより、製氷皿34の離氷方向にクラッチ
カム49が所定角度回転できず、モータ41の駆動開始
から所定時間内にスイッチ50から信号が出力されない
ことにより、制御装置(図示せず)は、製氷皿34が離
氷動作の途中で貯氷箱35内の氷により回転を妨げられ
ていると判断して、離氷動作を中止する。
【0078】以上のように、氷検知レバー無しで、貯氷
箱35内の氷が所定量以上あるときの製氷皿34の動作
の制御を行うことができ、氷検知レバーを動作させる機
構が不要となり、駆動部の構成が簡素化でき、低コスト
で小型の自動製氷機を提供できる。
【0079】また、クラッチカム49と最終段ギア48
との所定回転角度の遊びを、モータ41の駆動開始から
製氷皿34が離氷動作の途中で貯氷箱35内の氷により
回転を妨げられていると判断して離氷動作を中止するま
での間に、氷によるクラッチカム49の回転停止により
モータ41が回転を停止しないように設定したため、氷
によるクラッチカム49の回転停止によるモータ41の
ロック(回転停止)を防止でき、モータ41の長寿命化
を図ることができる。
【0080】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
発明は、製氷が完了した製氷皿を回転させて、前記製氷
皿の下方に備えられた貯氷箱内に氷を落下させる自動製
氷装置において、前記製氷皿が離氷動作の途中で回転を
妨げられていることを検出手段により検出したとき離氷
動作を中止するものであり、貯氷箱内の氷が所定量以上
あるとき、回転途中の製氷皿が氷に当接するように製氷
皿と貯氷箱との関係を設定しておくと、貯氷箱内の氷が
所定量以上あるとき、製氷皿が離氷動作の途中で氷によ
り回転を妨げられ、この状態を検出手段により検出して
離氷動作を中止するため、氷検知レバー無しで、貯氷箱
内の氷が所定量以上あるときの製氷皿の動作の制御を行
うことができ、氷検知レバーを動作させる機構が不要と
なり、駆動部の構成が簡素化でき、低コストで小型の自
動製氷機を提供できる。
【0081】また、請求項2記載の発明は、製氷皿が連
結される出力軸を有し、付勢手段により前記製氷皿を離
氷方向に回転させる方向に付勢されたクラッチカムと、
前記クラッチカムと所定回転角度の遊びをもって連動す
るように構成され、モータの回転力を前記クラッチカム
に伝達する最終段ギアと、前記製氷皿の離氷方向に前記
クラッチカムが所定角度回転したときに、信号を出力す
るスイッチと、前記製氷皿を離氷方向に回転させるため
の前記モータの駆動開始から所定時間内に前記スイッチ
が信号を出力したときは、前記貯氷箱内の氷が不足して
いると判断して、離氷動作を継続させ、前記モータの駆
動開始から所定時間内に前記スイッチが信号を出力しな
かったときは、前記製氷皿が離氷動作の途中で貯氷箱内
の氷により回転を妨げられていると判断して、離氷動作
を中止する制御装置とを備え、前記クラッチカムと前記
最終段ギアとの所定回転角度の遊びは、前記モータの駆
動開始から前記製氷皿が離氷動作の途中で貯氷箱内の氷
により回転を妨げられていると判断して離氷動作を中止
するまでの間に、氷による前記クラッチカムの回転停止
により前記モータが回転を停止しないように設定したこ
とにより、氷検知レバー無しで、貯氷箱内の氷が所定量
以上あるときの製氷皿の動作の制御を行うことができ、
氷検知レバーを動作させる機構が不要となり、駆動部の
構成が簡素化でき、低コストで小型の自動製氷機を提供
できる。
【0082】また、氷によるクラッチカムの回転停止に
よるモータのロック(回転停止)を防止でき、モータの
長寿命化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による自動製氷装置が設置さ
れた冷蔵庫本体の縦断面図
【図2】同実施例における駆動部と製氷皿の位置関係を
示す製氷皿側からみた正面図
【図3】同実施例における駆動部のカバー側からみた一
部切欠正面図
【図4】図3のA−A線からみた矢視図
【図5】図3のB−B線からみた矢視図
【図6】図5のC−C線からみた矢視図
【図7】同実施例における駆動部のケース側からみた正
面図
【図8】同実施例における最終段ギアとクラッチカムの
位置関係を示す最終段ギア側からみた正面図
【図9】図3のD−D線からみた矢視図
【図10】従来の自動製氷装置の全体的な側面図
【図11】従来の自動製氷装置の駆動部の破断拡大平面
【符号の説明】
34 製氷皿 35 貯氷箱 36 駆動部 41 モータ 49 クラッチカム 49a カム(検出手段) 50 スイッチ(検出手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製氷が完了した製氷皿を回転させて、前
    記製氷皿の下方に備えられた貯氷箱内に氷を落下させる
    自動製氷装置において、前記製氷皿が離氷動作の途中で
    回転を妨げられていることを検出手段により検出したと
    き離氷動作を中止することを特徴とする自動製氷装置。
  2. 【請求項2】 製氷皿が連結される出力軸を有し、付勢
    手段により前記製氷皿を離氷方向に回転させる方向に付
    勢されたクラッチカムと、 前記クラッチカムと所定回転角度の遊びをもって連動す
    るように構成され、モータの回転力を前記クラッチカム
    に伝達する最終段ギアと、 前記製氷皿の離氷方向に前記クラッチカムが所定角度回
    転したときに、信号を出力するスイッチと、 前記製氷皿を離氷方向に回転させるための前記モータの
    駆動開始から所定時間内に前記スイッチが信号を出力し
    たときは、前記貯氷箱内の氷が不足していると判断し
    て、離氷動作を継続させ、前記モータの駆動開始から所
    定時間内に前記スイッチが信号を出力しなかったとき
    は、前記製氷皿が離氷動作の途中で貯氷箱内の氷により
    回転を妨げられていると判断して、離氷動作を中止する
    制御装置とを備え、 前記クラッチカムと前記最終段ギアとの所定回転角度の
    遊びは、前記モータの駆動開始から前記製氷皿が離氷動
    作の途中で貯氷箱内の氷により回転を妨げられていると
    判断して離氷動作を中止するまでの間に、氷による前記
    クラッチカムの回転停止により前記モータが回転を停止
    しないように設定されていることを特徴とする請求項1
    記載の自動製氷装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008057894A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Nidec Sankyo Corp 製氷装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008057894A (ja) * 2006-08-31 2008-03-13 Nidec Sankyo Corp 製氷装置
JP4705536B2 (ja) * 2006-08-31 2011-06-22 日本電産サンキョー株式会社 製氷装置

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