JP2001050013A - ごみ焼却発電プラント - Google Patents

ごみ焼却発電プラント

Info

Publication number
JP2001050013A
JP2001050013A JP11220177A JP22017799A JP2001050013A JP 2001050013 A JP2001050013 A JP 2001050013A JP 11220177 A JP11220177 A JP 11220177A JP 22017799 A JP22017799 A JP 22017799A JP 2001050013 A JP2001050013 A JP 2001050013A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steam
heat
turbine
pressure
low
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11220177A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyoshi Okada
宣好 岡田
Toshimasa Shirai
利昌 白井
Makoto Mizutani
誠 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP11220177A priority Critical patent/JP2001050013A/ja
Publication of JP2001050013A publication Critical patent/JP2001050013A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/12Heat utilisation in combustion or incineration of waste
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/16Combined cycle power plant [CCPP], or combined cycle gas turbine [CCGT]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P80/00Climate change mitigation technologies for sector-wide applications
    • Y02P80/10Efficient use of energy, e.g. using compressed air or pressurized fluid as energy carrier
    • Y02P80/15On-site combined power, heat or cool generation or distribution, e.g. combined heat and power [CHP] supply

Landscapes

  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ごみ焼却廃熱により発生した蒸気を加熱して
蒸気タービンに送る独立した加熱器を備えたごみ焼却プ
ラントにおいて、該加熱器にて蒸気を加熱するための熱
媒体の熱を、これの外部放出を抑制することにより、有
効利用してプラント熱効率を向上せしめるとともに、蒸
気タービンの駆動動力を増大してプラントの大型、高出
力化を実現する。 【解決手段】 ごみ焼却炉で発生する廃熱を利用して蒸
気を発生するごみ排熱用蒸気発生手段と、高圧蒸気ター
ビンと低圧蒸気タービンと発電機を介装した再熱タービ
ン発電機と、ガスタービン等の熱機関の出力軸側に発電
機を連結した熱機関発電装置とを具えたごみ焼却プラン
トにおいて、前記熱機関の排熱と蒸気との熱交換を行な
う熱交換器を備え、前記ごみ排熱用蒸気発生手段で得た
蒸気を該熱交換器の上流側で更に加熱してその高温蒸気
を高圧蒸気タービン入口側に投入する経路と、前記高圧
蒸気タービン出口側より排出された蒸気を該熱交換器の
下流側で加熱してその加熱蒸気を低圧蒸気タービン入口
側に投入するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ごみ焼却炉におい
て発生する廃熱を、廃熱ボイラで回収して発生させた蒸
気で発電を行なうようにしたごみ焼却発電プラントに係
り、特に廃熱ボイラで発生させた蒸気をガスタービン等
の熱機関の排出熱により加熱し、蒸気タービンに供給し
て高熱効率の発電を可能としたごみ焼却発電プラントに
関する。
【0002】
【従来の技術】ごみ焼却発電プラントにおいては、廃熱
ボイラでごみの燃焼熱により発生させた蒸気を、廃熱ボ
イラとは独立して設けられた加熱器にて都市ガス等の外
部燃料を燃焼させ、その燃焼ガス熱によって前記蒸気を
加熱して蒸気タービンに送り、高熱効率の発電を行なう
ようにしたシステムが提供されている。
【0003】図2は、かかる外部燃料による蒸気加熱器
を装備したごみ焼却発電プラントとして、本件出願人が
特開平10−141012号にて提案した発明の系統図
である。
【0004】図2において、01はごみ焼却炉、02は
該焼却炉01の廃熱により蒸気を発生する廃熱ボイラ、
04は外部燃料を熱源とする独立加熱器、06は蒸気タ
ービン、09は該蒸気タービン06によって駆動される
発電機、08は復水器、13はフラッシャー、03は主
蒸気ライン、11は復水ポンプ、12は給水ポンプ、1
4は蒸気ライン、15はドレンポンプ、16はインジェ
クタである。
【0005】かかるごみ焼却発電プラントにおいて、前
記独立加熱器04は、廃熱ボイラ02から蒸気タービン
06に供給される蒸気を加熱する加熱部05と、蒸気タ
ービン06の復水の全量または一部を、加熱部05を出
た排ガスとの熱交換により熱水とする熱水吸収部07と
を有している。更に、このプラントにおいては、該熱水
吸収部07を出た熱水を導入するフラッシャー13を有
し、このフラッシャー13で発生した蒸気を蒸気タービ
ン06に混入させるとともに、フラッシャー13のドレ
ンは廃熱ボイラ02の給水として導くように構成されて
いる。
【0006】また、外部燃料を用いた加熱器にて廃熱ボ
イラからの蒸気を加熱するようにしたごみ焼却発電プラ
ントに係る他の発明として、本件出願人の出願に係る特
開平10−160110号が提案されている。かかる発
明においては、廃熱ボイラで発生させた蒸気を加熱器で
加熱して昇温し、この昇温した蒸気を蒸気タービンに供
給して、蒸気タービンを駆動した後、蒸気タービンから
排出される排気、若しくは蒸気タービンの途中の段階か
ら抽出される蒸気を、再度加熱器に戻して再加熱し、再
加熱されて昇温した蒸気を、再び蒸気タービンに供給し
て、蒸気タービンを駆動するように構成することによ
り、加熱器の熱効率を向上させるように構成されてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平10−141012号及び特開平10−16011
1号にて提案されている従来技術にあっては、独立加熱
器にて廃熱ボイラからの蒸気を加熱するための熱源とし
て都市ガス等の外部燃料を利用し、該加熱器にて蒸気を
加熱した後の熱媒体は系外に排出している。
【0008】このため、かかる従来技術にあっては、加
熱器にて蒸気に熱を与えた後の熱媒体に含まれる熱は外
部に放出されることとなり、外部熱の有効利用がなされ
ず、プラント熱効率低下の一因となっている。また、か
かる従来技術にあっては、加熱器にて加熱された蒸気を
単段の蒸気タービンに導き、仕事をさせて発電機を駆動
しているため、前記蒸気タービンの発電能力が充分に大
きく採れず、ごみ焼却の廃熱量が大きいプラントが得ら
れ難い。
【0009】本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、ご
み焼却廃熱により発生した蒸気を加熱して蒸気タービン
に送る独立した加熱器を備えたごみ焼却プラントにおい
て、該加熱器にて蒸気を加熱するための熱媒体の熱を、
これの外部放出を抑制することにより有効利用してプラ
ント熱効率を向上せしめるとともに、蒸気タービンの駆
動動力を増大してプラントの大型、高出力化を実現でき
るごみ焼却プラントを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するため、請求項1記載の発明として、ごみ焼却炉で
発生する廃熱を利用して蒸気を発生するごみ排熱用蒸気
発生手段と、高圧蒸気タービンと低圧蒸気タービンとの
間に発電機を介装した再熱タービン発電機と、ガスター
ビン等の熱機関の出力軸側に発電機を連結した熱機関発
電装置とを具えたごみ焼却プラントであって、前記熱機
関の排熱と蒸気との熱交換を行なう熱交換器を備え、前
記ごみ排熱用蒸気発生手段で得た蒸気を該熱交換器の上
流側で更に加熱してその高温蒸気を高圧蒸気タービン入
口側に投入する経路と、前記高圧蒸気タービン出口側よ
り排出された蒸気を該熱交換器の下流側で加熱してその
加熱蒸気を低圧蒸気タービン入口側に投入する経路とを
具えたことを特徴とするごみ焼却発電プラントを提案す
る。
【0011】かかる発明において、前記熱機関発電装置
としては、一般的な石油系燃料を燃焼器で燃焼させてタ
ービンに作用させるガスタービンや都市ガス等のガスを
用いて燃焼ガスを生成し、これをタービンに作用させる
ガスタービンを用いたガスタービン発電装置が好適であ
るが、前記ごみ排熱用蒸気発生手段から供給される蒸気
温度が比較的低い場合や、ディーゼル機関を高過給して
排ガス温度を高くできる場合には、ディーゼル機関から
の排ガスを前記加熱用熱交換器に送るようにしてもよ
い。
【0012】かかる発明によれば、廃熱ボイラ等のごみ
排熱用蒸気発生手段で発生した蒸気は、熱交換器に送ら
れ、該熱交換器の上流側においてガスタービン発電装置
等の熱機関発電装置から排出される排ガスと熱交換を行
ない、加熱されて昇温し、過熱蒸気となる。該過熱蒸気
は高圧タービンに導かれてこれを駆動し、膨張、降温せ
しめられた後、前記熱交換器に戻される。そして該蒸気
は該熱交換器の下流側にて前記上流側での熱交換により
降温された排ガスと熱交換することによって昇温され、
エンタルピを高められ、再熱蒸気として低圧タービンに
送られ、該低圧タービンを駆動する。
【0013】そして、前記高圧タービンの出力及び低圧
タービンの出力は双方のタービンに連結された発電機に
与えられる。即ち、発電機は高圧タービンの出力及び低
圧タービンの出力の合計出力によって駆動されることと
なり、発電能力が増大される。
【0014】また、かかる発明によれば、前記熱機関発
電装置においては、熱機関の出力により発電機を駆動す
るとともに、熱交換器にて前記熱機関からの排ガスによ
り蒸気を2段に亘って加熱して排ガスのエネルギを最大
限に回収するので、熱損失が抑制され、熱機関発電装置
の熱エネルギは最大限に有効利用されることとなる。
【0015】従って、かかる発明によれば、熱機関発電
装置において、発電機を駆動し、電力エネルギを得ると
ともに、該熱機関の排ガスを熱交換器に導き、蒸気を加
熱することにより該排ガスの熱を回収するので、熱機関
発電装置の熱エネルギを最大限に有効利用することがで
き、従来技術のように熱交換器にて蒸気を加熱後の熱エ
ネルギを系外に放出するものに比べ、プラント熱効率を
大幅に向上することが可能となる。
【0016】また、前記熱交換器の上流側で高温の排ガ
スにより加熱された蒸気により高圧タービンを駆動し、
該高圧タービン駆動後の蒸気を該熱交換器の下流側で再
熱してから低圧タービンを駆動し、双方のタービン出力
の合計出力で以って発電機が駆動されるので、従来技術
のような単段タービンによる発電装置に比べ、発電能力
を大幅に向上することができる。
【0017】さらに、熱交換器において、熱機関発電装
置からの排ガスによって上流側、下流側の2段にわたっ
て蒸気の加熱を行ない熱回収するので、排ガス熱の回収
率が上昇し、この面からもプラント熱効率の向上が得ら
れる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施例
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
る構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特
に特定的な記載が無い限り、この発明の範囲をそれのみ
に限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
【0019】図1は本発明の実施形態に係るごみ焼却発
電プラントの系統図である。図1において、8はごみホ
ッパ、9は熱分解炉である。また、10は高温溶融燃料
炉及び廃熱ボイラであるが、以下の説明は廃熱ボイラに
ついて行なう。11は除塵装置、13は反応集塵装置、
14は煙突であり、これらの構成は公知であるので、構
造及び作用の詳細な説明は省略する。
【0020】1はガスタービンである。該ガスタービン
1は、ガス供給管28を経て都市ガス等の燃焼用ガスが
燃焼器1aに供給され、空気管29を経て導入される空
気(大気)を圧縮して、前記燃焼器1aに送り、該燃焼
器1aにおいてこの圧縮空気により燃焼用ガスを燃焼さ
せ、タービンに作用させて軸動力を得るものである。
【0021】2は独立式加熱器である。該加熱器2には
前記ガスタービン1からの排ガスがガスタービン排気管
27を通って導入されるとともに、その上流側の高温部
2aには前記廃熱ボイラ10で生成された蒸気がボイラ
出口蒸気管21を通って導入され、また下流側の低温部
2bには後述する高圧タービン3出口の蒸気が高圧蒸気
出口管23を通って導入されている。
【0022】そして、該加熱器2には、上流側の高温部
2aにおいてガスタービン1からの排ガスと廃熱ボイラ
10からの蒸気とを熱交換して該蒸気を加熱し、次いで
その下流側の低温部2bにおいて、高温部2aを経た排
ガスと、高圧タービン3からの蒸気とを熱交換して該蒸
気を加熱するようになっている。30は前記加熱器2か
らの排ガスを排出するための排出管、14は煙突であ
る。
【0023】3は高圧タービン、4は低圧タービンであ
り、この両タービンを同軸に連結して蒸気タービンを構
成する。
【0024】6は発電機であり、前記高圧タービン3と
低圧タービン4との間に設けられ、両タービン3,4の
出力軸に連結されて駆動されるようになっている。7
は、前記高圧タービン3の出力側に設けられた減速機で
ある。
【0025】前記高圧タービン3には、前記独立式加熱
器2の高温部2aで加熱された蒸気が高圧蒸気入口管2
2を通って導入され、該タービン3出口の蒸気は前記の
ように高圧蒸気出口管23を通って前記加熱器2の低温
部2bに導かれるようになっている。また、前記低圧タ
ービン4には、前記加熱された再熱蒸気が低圧蒸気入口
管24を通って導入されるようになっている。
【0026】18は復水器、30は前記低圧タービン4
出口と復水器18とを接続する復水管である。また17
は給水タンク、16は脱気器、26は給水ポンプ、15
は高圧ヒータであり、該高圧ヒータ15で予熱された給
水が給水管25を通って前記廃熱ボイラ10に供給され
るようになっている。また、19は復水タンクである。
【0027】かかる構成からなるごみ焼却発電プラント
において、ごみ焼却設備の運転とともに廃熱ボイラ10
で生成された蒸気がボイラ出口蒸気管21を通って独立
式加熱器2の高温部2aに導入される。一方、ガスター
ビン1が運転されると、これに直結された発電機5によ
って発電がなされるとともに、該ガスタービン1の排ガ
スはガスタービン排気管27を通って独立式加熱器2の
高温部2aに導入される。
【0028】前記独立式加熱器2においては、その高温
部2aにて前記排ガスと前記廃熱ボイラ10で生成され
た蒸気とを熱交換することにより蒸気を加熱し、高温の
過熱蒸気とする。この過熱蒸気は高圧蒸気入口管22を
通って高圧タービン3に送られ、該高圧タービン3にお
いて膨張仕事をなして、降圧、降温される。そしてこの
蒸気は高圧蒸気出口管23を通って前記加熱器2の低温
部2bに送られる。
【0029】該低温部2bにおいては、前記高温部2a
での熱交換によって降温された排ガスと、前記高圧ター
ビン3からの低温化された蒸気とを熱交換して該蒸気を
再加熱し、そのエンタルピを増大させる。この再熱蒸気
は、低圧蒸気入口管24を通って低圧タービン4に送ら
れ、該低圧タービン4において、膨張仕事をなした後、
復水管30を通って復水器18に送られ、復水する。
【0030】かかる実施形態においては、上記のよう
に、高圧タービン3の出力及び低圧タービン4の出力の
合計出力にて発電機6が駆動されることとなり、該発電
機6の発電能力が増大される。
【0031】また、かかる実施形態においては、燃料ガ
スを燃焼させて動力を得るガスタービン1の出力によ
り、発電機5を駆動して電力を得るとともに、独立式加
熱器2にも該ガスタービン1からの排ガスの熱によって
高圧タービン3への蒸気を加熱し、さらに低圧タービン
4への蒸気を加熱するという2段に亘る蒸気の加熱によ
り排ガス熱を回収するので、燃料ガスの熱エネルギは最
大限に有効利用され、熱損失が低減されて熱効率が向上
する。
【0032】また、前記のように、独立式加熱器2にお
いては、ガスタービン1からの排ガスは、高温部2aで
廃熱ボイラ10出口の高温側の蒸気を加熱し、さらにそ
の下流側の低温部2bにおいて、高圧タービン3で膨張
仕事をなした低温蒸気を加熱するという2段に亘って熱
回収がなされるので、排ガス熱の回収率が上昇する。
【0033】尚、前記実施形態におけるガスタービン1
及びその付帯設備に代えて、ディーゼル機関によって発
電機5を駆動するディーゼル発電装置を用いることもで
きる。但しこの場合は、通常、ディーゼルエンジンの排
ガス温度がガスタービンよりも低いので、廃熱ボイラ1
0からの蒸気の温度が低いプラントに使用可能となる。
尚、ディーゼルエンジンを高過給化してその排ガス温度
を上昇させれば、前記ガスタービン1と同レベルの温度
の排ガスボイラ10からの蒸気に適用できる。
【0034】
【発明の効果】以上記載のごとく、本発明によれば、熱
機関発電装置において、発電機を駆動し、電力エネルギ
を得るとともに、該熱機関の排ガスを熱交換器に導き、
蒸気を加熱することにより該排ガスの熱を回収するの
で、熱機関発電装置の熱エネルギを最大限に有効利用す
ることができ、従来技術のように熱交換器にて蒸気を加
熱後の熱エネルギを系外に放出するものに比べ、プラン
ト熱効率を大幅に向上することが可能となる。
【0035】また、前記熱交換器の上流側で高温の排ガ
スにより加熱された蒸気により高圧タービンを駆動し、
該高圧タービン駆動後の蒸気を該熱交換器の下流側で再
熱してから低圧タービンを駆動し、双方のタービン出力
の合計出力で以って発電機が駆動されるので、従来技術
のような単段タービンによる発電装置に比べ、発電能力
を大幅に向上することができる。
【0036】さらに、熱交換器において、熱機関発電装
置からの排ガスによって上流側、下流側の2段にわたっ
て蒸気の加熱を行ない熱回収するので、排ガス熱の回収
率が上昇し、この面からもプラント熱効率の向上が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るごみ焼却プラントの
系統図である。
【図2】 従来技術を示す図1対応図である。
【符号の説明】
1 ガスタービン 1a 燃焼器 2 独立式加熱器 2a 高温部 2b 低温部 3 高圧タービン 4 低圧タービン 5,6 発電機 9 熱分解炉 10 廃熱ボイラ、高温溶融炉 15 高圧ヒータ 17 給水タンク 18 復水器 21 ボイラ出口蒸気管 22 高圧蒸気入口管 23 高圧蒸気出口管 24 低圧蒸気入口管 27 ガスタービン排気管 28 ガス供給管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水谷 誠 横浜市中区錦町12番地 三菱重工業株式会 社横浜製作所内 Fターム(参考) 3G081 BA02 BA11 BB00 BC07 BD00 DA03 DA14 3K065 AA24 AB01 AC01 BA01 JA05 JA18

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ごみ焼却炉で発生する廃熱を利用して蒸
    気を発生するごみ排熱用蒸気発生手段と、高圧蒸気ター
    ビンと低圧蒸気タービンと発電機を介装した再熱タービ
    ン発電機と、ガスタービン等の熱機関の出力軸側に発電
    機を連結した熱機関発電装置とを具えたごみ焼却プラン
    トにおいて、 前記熱機関の排熱と蒸気との熱交換を行なう熱交換器を
    備え、 前記ごみ排熱用蒸気発生手段で得た蒸気を該熱交換器の
    上流側で更に加熱してその高温蒸気を高圧蒸気タービン
    入口側に投入する経路と、 前記高圧蒸気タービン出口側より排出された蒸気を該熱
    交換器の下流側で加熱してその加熱蒸気を低圧蒸気ター
    ビン入口側に投入する経路とを具えたことを特徴とする
    ごみ焼却発電プラント。
JP11220177A 1999-08-03 1999-08-03 ごみ焼却発電プラント Pending JP2001050013A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11220177A JP2001050013A (ja) 1999-08-03 1999-08-03 ごみ焼却発電プラント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11220177A JP2001050013A (ja) 1999-08-03 1999-08-03 ごみ焼却発電プラント

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001050013A true JP2001050013A (ja) 2001-02-23

Family

ID=16747100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11220177A Pending JP2001050013A (ja) 1999-08-03 1999-08-03 ごみ焼却発電プラント

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001050013A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106677847A (zh) * 2016-12-29 2017-05-17 中科瑞华原子能源技术有限公司 小型铅冷堆降压再热热力循环系统

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6249601U (ja) * 1985-09-18 1987-03-27
JPS6321305A (ja) * 1986-07-15 1988-01-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ガスタ−ビン・蒸気タ−ビン複合原動機
JPH07119414A (ja) * 1993-10-25 1995-05-09 Kubota Corp ごみ焼却炉の廃熱利用複合プラントの運転制御方法
JPH07119415A (ja) * 1993-10-25 1995-05-09 Kubota Corp ごみ焼却炉の廃熱利用複合プラント運転方法
JPH08109808A (ja) * 1994-10-13 1996-04-30 Hitachi Zosen Corp ごみ焼却による発電設備
JPH08170504A (ja) * 1994-12-16 1996-07-02 Kawasaki Heavy Ind Ltd 地熱発電設備
JPH10121902A (ja) * 1996-10-22 1998-05-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 直列型二軸蒸気タービン

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6249601U (ja) * 1985-09-18 1987-03-27
JPS6321305A (ja) * 1986-07-15 1988-01-28 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ガスタ−ビン・蒸気タ−ビン複合原動機
JPH07119414A (ja) * 1993-10-25 1995-05-09 Kubota Corp ごみ焼却炉の廃熱利用複合プラントの運転制御方法
JPH07119415A (ja) * 1993-10-25 1995-05-09 Kubota Corp ごみ焼却炉の廃熱利用複合プラント運転方法
JPH08109808A (ja) * 1994-10-13 1996-04-30 Hitachi Zosen Corp ごみ焼却による発電設備
JPH08170504A (ja) * 1994-12-16 1996-07-02 Kawasaki Heavy Ind Ltd 地熱発電設備
JPH10121902A (ja) * 1996-10-22 1998-05-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 直列型二軸蒸気タービン

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106677847A (zh) * 2016-12-29 2017-05-17 中科瑞华原子能源技术有限公司 小型铅冷堆降压再热热力循环系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6101983A (en) Modified gas turbine system with advanced pressurized fluidized bed combustor cycle
JP3213321B2 (ja) 大気循環流動床ボイラーおよびガス化器と結合した複合サイクル火力発電所
SK287637B6 (sk) Spôsob premeny tepelnej energie na mechanickú prácu a zariadenie na vykonávanie tohto spôsobu
RU2009333C1 (ru) Комбинированная парогазовая энергетическая установка и способ ее эксплуатации
JPH11257023A (ja) ガスタービン群の運転方法
EP1164254A3 (en) Optimized steam turbine peaking cycles utilizing steam bypass and related process
CN201071741Y (zh) 电炉烟气余热发电系统
JPH0894050A (ja) 排熱利用発電装置
CN1297732C (zh) 汽轮机装置的运行方法以及按此方法工作的汽轮机装置
JP3790297B2 (ja) 重質油焚き複合発電設備
CN110159369B (zh) 一种燃煤发电机组能量高效利用系统
JP2001050013A (ja) ごみ焼却発電プラント
JPH1089017A (ja) 発電設備および動力設備
CN112325311A (zh) 一种垃圾焚烧发电耦合系统
JP2004020140A (ja) 空気加熱装置及び火力発電設備
JPH06212909A (ja) 複合発電プラント
RU2272914C1 (ru) Газопаровая теплоэлектроцентраль
JPH11200882A (ja) 汚泥発電設備
JP4823998B2 (ja) 廃棄物発電方法
JPH10325336A (ja) ガスタービン発電システム
JPS6365807B2 (ja)
JP2004019484A (ja) タービンシステム
CN213872719U (zh) 一种垃圾焚烧发电耦合系统
CN217464394U (zh) 一种除氧器预热系统及发电系统
CN218760056U (zh) 一种热电厂余热利用系统

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040423

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040614

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20040702