JP2001049974A - ペアガラス装置及びこれを用いたペアガラス窓装置 - Google Patents

ペアガラス装置及びこれを用いたペアガラス窓装置

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JP2001049974A JP11234335A JP23433599A JP2001049974A JP 2001049974 A JP2001049974 A JP 2001049974A JP 11234335 A JP11234335 A JP 11234335A JP 23433599 A JP23433599 A JP 23433599A JP 2001049974 A JP2001049974 A JP 2001049974A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易な構成で任意に光等の入量を調節し得る遮
光機能を具備するとともに、その開閉操作を容易に行
う。 【解決手段】一定の空間を介して対向配置される2枚の
ガラス板2,3と、2枚のガラス板の間に形成された空
間に移動可能に配設される遮光幕5,6と、遮光幕の移
動方向に配設され、駆動モータ38により回転される送
り操作部材21と、遮光幕の一端側又は両端側が取り付
けられると共に送り操作部材21に取り付けられ、送り
操作部材21が回転されることにより、遮光幕5,6の
開閉方向に移動し、遮光幕5,6を誘導する誘導部材2
2,23とを有し、送り操作部材21を回転させること
により遮光幕5,6を移動操作する移動操作機構7と、
駆動モータ38に電源を供給し、駆動モータ38を駆動
させる電力供給機構8とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2枚の光透過性を
有するガラス板の間に遮光幕を介在させる遮光機能を有
するペアガラス装置及びこのペアガラス装置を用いるペ
アガラス窓装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、室内外の防音性及び断熱性を向上
させ、更に結露防止のために、窓ガラスにペアガラス窓
装置が用いられている。このペアガラス窓装置は、ペア
ガラスを構成する2枚のガラス板に、熱線反射ガラス等
を用いることで、断熱性を向上させ、また、ガラス板に
遮光フィルムを貼り若しくは2枚のガラス板の間に固定
した遮光幕を介在させることで遮光機能を持たせてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たペアガラス窓装置は、ガラス板に遮光フィルムが貼着
され、また、2枚のガラス板の間に遮光幕が固定した状
態で配設されていることから、常に視界を遮る遮光状態
となってしまい部屋に入射する光の調整を行うことがで
きない。また、部屋に入射する光を遮光する他のペアガ
ラス窓装置としては、2枚のガラスに液晶調光ガラスを
用いたものや2枚のガラス板の間に電動式のブラインド
装置を組み込んだものがある。しかしながら、液晶調光
ガラスや電動式のブラインド装置は、高価なものである
から、ペアガラス窓装置の廉価化を図ることができなか
った。また、電動式のブラインド装置を用いるペアガラ
ス窓装置は、高価であるとともに構造が複雑化してしま
い、組立作業が繁雑となってしまう。
【0004】そこで、本発明は、遮光幕を開閉させるこ
とで容易に部屋に入射する光の光量を調整することがで
きるとともに、遮光幕の開閉操作を容易に行うことがで
きる新規なペアガラス装置及びこのペアガラス装置を用
いたペアガラス窓装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るペアガラス
装置は、上述のような課題を解決すべく、一定の空間部
を介して対向配置される光透過性を有する2枚の光透過
板と、上記2枚の光透過板の間に形成された空間部に移
動可能に配設される遮光幕と、上記遮光幕の開閉方向と
平行な一端側に沿って配設される送り操作部材と、少な
くとも上記遮光幕を閉じるときの上記遮光幕の始端部で
上記送り操作部材と連結し、上記遮光幕の開閉方向の移
動を誘導する誘導部材と、上記誘導部材とともに上記遮
光幕を支持する支持部材とを有し、駆動モータにより上
記送り操作部材が操作されることで上記遮光幕を開閉方
向に移動させる移動操作機構と、上記送り操作部材を操
作する駆動モータに電力を供給する電力供給機構とを備
えてなる。
【0006】また、本発明にかかるペアガラス窓装置
は、上述のような課題を解決すべく、一定の空間部を介
して対向配置される光透過性を有する2枚の光透過板
と、上記2枚の光透過板の間に形成された空間部に移動
可能に配設される遮光幕と、上記2枚の光透過板の間を
一定の空間部を介在させ、上記空間部に遮光幕を配設し
た状態で上記2枚の光透過板を支持するビード部材と、
上記遮光幕の開閉方向と平行な一端側に沿って配設され
る送り操作部材と、少なくとも上記遮光幕を閉じるとき
の上記遮光幕の始端部で上記送り操作部材と連結し、上
記遮光幕の開閉方向の移動を誘導する誘導部材と、上記
誘導部材とともに上記遮光幕を支持する支持部材とを有
し、駆動モータにより上記送り操作部材が操作されるこ
とで上記遮光幕を開閉方向に移動させる移動操作機構
と、上記送り操作部材を操作する駆動モータに電力を供
給する電力供給機構と、上記2枚の光透過板を支持した
上記ビード部材が取り付けられるサッシとを備えてな
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用されたペアガ
ラス装置及びこのペアガラス装置を用いたペアガラス窓
装置について、図面を参照して説明する。
【0008】本発明が適用されたペアガラス装置1は、
図1に示すように、一定の空間部を介して対抗配置され
る2枚のガラス板2,3と、ガラス板2,3の間に形成
された空間部に配設される第1及び第2の遮光幕5,6
と、第1及び第2の遮光幕5,6を移動操作する移動操
作機構7と、移動操作機構7の駆動モータに電力を供給
する電力供給機構8とを備える。
【0009】ガラス板2,3は、透明又は半透明の光透
過性を有するガラスである。なお、ガラス板2,3の他
に、合成樹脂により形成された光透過性を有する合成樹
脂板であってもよい。これらガラス板2,3は、両端部
に、空間部を介在させて対向配置できるように側板13
が配設されている。この側板13は、ガラス板2,3間
に第1及び第2の遮光幕5,6を配設することができる
一定の空間部11を確保するために配設される。したが
って、側板13の幅Wは、ガラス板2,3間に配設する
第1及び第2の遮光幕5,6の厚さにあわせて定められ
る。
【0010】ガラス板2,3には、図2に示すように、
ガラス板2,3を支持するビード部材12が取り付けら
れている。ビード部材12は、断面略コ字状に形成さ
れ、側板12a,12bの内部にガラス板2,3間の空
間部の間隙を確保するための間隙保証部材12cが配設
されている。ビード部材12は、ガラス板2,3をビー
ド部材12の相対向する一対の側板12a,12bと間
隙保証部材12cとの間に挟み込み、ガラス板2,3を
支持している。
【0011】ガラス板2,3間に構成される空間部11
は、上下端にビード部材12が取り付けられ、両側端に
側板13が配設されることで密閉される。これにより空
間部11は、外気が侵入することが防止され、従って、
第1及び第2の遮光幕5,6の移動操作機構7は、湿気
により故障することが防止され、また、湿気によりガラ
ス板2,3が曇ることを防止される。なお、空間部11
の湿気を防止するため、空間部11内には、除湿剤を配
設するようにしてもよい。また、空間部11の密閉性を
向上させるため、ガラス板2,3と側板13との間、及
び/又はビード部材12とガラス板2,3との間に、弾
性体よりなる密封部材を介在させるようにしてもよい。
【0012】また、ビード部材12の一対の側板12
a,12bの外面側には、図2に示すように、ビード部
材12をサッシ4に係合させるための係合凹部15,1
6が形成されている。
【0013】ガラス板2,3を支持したビード部材12
が取り付けられるサッシ4は、図3に示すように、断面
が略凹字状に形成され、両端部に内方に折曲して取付部
17,17が形成されている。ガラス板2,3を固定し
たビード部材12は、外面に形成された係合凹部15,
16をサッシ4に形成された取付部17,17に係合さ
せることでサッシ4に取り付けられる。
【0014】なお、ガラス板2,3間に配される第1及
び第2の遮光幕5,6の厚み又はひだの大きさ等により
ガラス板2,3間の空間部11を大きくする必要がある
場合には、図4に示すようなアダプタ14を用いても良
い。このアダプタ14は、断面コ字状をなすガラス板保
持部14aと、サッシ4への取付部14bとを備える。
ガラス板保持部14aは、側板13を介して対向配置さ
れるガラス板2,3を挟み込み固定する。この際、ガラ
ス板2,3間には、側板13を介在させることで、所定
の間隔を有する空間部11を形成することができる。ま
た、取付部14bは、サッシ4の取付部17,17に係
合される係合溝20a,20bを有する。係合溝20
a,20bは、サッシ4の取付部17,17間と同一の
幅で形成されていることからガラス板2,3により構成
される空間部11の幅に拘わりなくペアガラス装置1を
サッシ4に取り付けることができる。このようなアダプ
タ14を用いれば、ペアガラス装置1自体の厚みが大き
くなっても従来からある通常のサッシ4にこのペアガラ
ス装置1を取り付けることができる。これにより、図3
に示すように、ペアガラス窓装置30が構成される。
【0015】以上のように空間部11を介在させてビー
ド部材12に支持されたガラス板2,3の間には、図1
及び図2に示すように、部屋に入射する光を遮光する第
1の遮光幕5と第2の遮光幕6が配設される。ガラス板
2,3の間に配置される第1及び第2の遮光幕5,6
は、外部からの光を遮断することができる程度の厚さの
可撓性を有するシート材であり、例えば布製のものや合
成樹脂製のものである。
【0016】第1及び第2の遮光幕5,6は、側板13
側が開放されることを防止するため、側板13側の端部
が側板13近傍に固定されて空間部11内に配設されて
いる。
【0017】このような第1及び第2の遮光幕5,6を
移動操作する移動操作機構7は、図1に示すように、第
1及び第2の遮光幕5,6の上端側のガラス板2,3間
の空間部11内に配設され、第1及び第2の遮光幕5,
6を開閉操作する送り操作部材21と、第1及び第2の
遮光幕5,6を誘導する誘導部材22,23と、誘導部
材22,23と共に第1及び第2の遮光幕5,6を送り
操作部材21に支持させる複数の支持部材24,25と
を備える。
【0018】第1及び第2の遮光幕5,6を開閉操作す
る送り操作部材21は、第1及び第2の遮光幕5,6の
上方又は下方で、第1及び第2の遮光幕5,6の開閉方
向に亘って配設される略棒状の部材であり、ガラス板
2,3の上下に配設され、ガラス板2,3間に配設され
た仕切板に設けられた支持片9に回転可能に支持されて
いる。支持片9は、略中央部に送り操作部材21を挿通
するための挿通孔9aが形成され、この挿通孔9aに挿
通されて支持されている。このような送り操作部材21
は、一端側に第1の遮光幕5の移動領域に対応して第1
のねじ部26が形成され、他端側に第2の遮光幕6の移
動領域に対応して第2のねじ部27が形成されてなる。
第1のねじ部26と第2のねじ部27とは、互いに逆向
きとなるようにねじ溝が形成されている。具体的に、第
1のねじ部26は、送り操作部材21の略中央部から一
端に亘って形成され、第2のねじ部27は、送り操作部
材21の略中央部から他端に亘って形成されている。
【0019】第1のねじ部26に螺合される誘導部材2
2は、一端側に第1のねじ部26に螺合されるナット部
28が形成されてなり、他端側に第1の遮光幕5の上端
に係合される係合部29が形成されてなる。具体的に、
誘導部材22の係合部29は、第1の遮光幕5の上端側
であって、第1の遮光幕5の閉方向となる始端部に係合
される。
【0020】第2のねじ部27に螺合される誘導部材2
3は、一端側に第2のねじ部27に螺合されるナット部
31が形成されてなり、他端側に第2の遮光幕6の上端
に係合される係合部32が形成されてなる。具体的に、
誘導部材23の係合部32は、第2の遮光幕6の上端側
であって、第2の遮光幕6の閉方向となる始端部に係合
される。
【0021】第1の遮光幕5を誘導部材22と共に支持
する支持部材24は、一端に送り操作部材21が挿通さ
れる環状部33が形成されてなり、他端に第1の遮光幕
5の上端に係合される係合部34が形成されてなる。支
持部材24は、複数で誘導部材22と共に第1の遮光幕
5を吊り下げている。
【0022】第2の遮光幕6を誘導部材23と共に支持
する支持部材25は、一端に送り操作部材21が挿通さ
れる環状部35が形成されてなり、他端に第2の遮光幕
6の上端に係合される係合部36が形成されてなる。支
持部材25は、複数で誘導部材23と共に第2の遮光幕
6を吊り下げている。
【0023】誘導部材22,23のナット部28,31
及び支持部材24,25の環状部33,35と、誘導部
材22,23の係合部29,32及び支持部材28,3
1の係合部34,36との間には、送り操作部材21の
回転に伴って移動される誘導部材22,23及び支持部
材24,25のガイドを行うガイド板10,10が第1
及び第2の遮光幕5,6の開閉方向に沿って設けられて
いる。ガイド板10,10には、第1及び第2の遮光幕
5,6の開閉方向にガイド孔10aが形成され、このガ
イド孔10aに誘導部材22,23のナット部28,3
1と係合部29,32を連結する連結部40が挿通され
ている。
【0024】以上のように第1及び第2の遮光幕5,6
を誘導部材22,23及び支持部材24,25を介して
支持している送り操作部材21は、ギヤ列37を介して
駆動モータ38により駆動される。第1の遮光幕5と第
2の遮光幕6とは、誘導部材22,23のナット部2
8,31が螺合された送り操作部材21の第1のねじ部
26と第2のねじ部27とが互いに逆方向に形成されて
いることから、駆動モータ38が正転方向に駆動される
ことで、互いに離間する図1中矢印A1方向及びA2
向、すなわち開方向に移動し、駆動モータ38が逆転方
向に駆動することで、互いに近接する図1中反矢印A1
方向及びA2方向、すなわち閉方向に移動する。
【0025】なお、ギア列37は、ギヤボックス39に
収納されており、このギヤボックス39は、ガラス板
2,3間に配設されている。ギアボックス39は、側板
13と面一となるように配設されるため、空間部11
は、密閉されている。
【0026】また、第1及び第2の遮光幕5,6の下端
側の空間部11内には、第1及び第2の遮光幕5,6の
開閉方向への移動を補助する補助移動操作機構41が配
設されている。この補助移動操作機構41は、上述した
移動操作機構7と同じ構成を有しているため詳細は省略
するが、第1及び第2の遮光幕5,6を開閉操作する送
り操作部材50と、第1及び第2の遮光幕5,6を誘導
する誘導部材51,52と、誘導部材51,52と共に
第1及び第2の遮光幕5,6を送り操作部材50に支持
させる複数の支持部材53,54とを備えている。そし
て、この補助移動操作機構41の送り操作部材50は、
上述した駆動モータ38と同期して駆動する補助モータ
42により回転操作される。
【0027】なお、駆動モータ38と補助モータ42の
回転方向は、サッシ4の室内側に配設された駆動モータ
38及び補助モータ42の正逆を切り換える開閉切換ス
イッチ43により切り換えられる。開閉切換スイッチ4
3は、一方向に切り換えられることで、駆動モータ38
及び補助モータ42を正転方向に駆動し、送り操作部材
21,50を一方向に回転させることで、第1及び第2
の遮光幕5,6を開方向に移動させ、他方向に切り換え
られることで、駆動モータ38及び補助モータ42を逆
転方向に駆動し、送り操作部材21,50を他方向に回
転させることで、第1及び第2の遮光幕5,6を閉方向
に移動させる。
【0028】また、駆動モータ38及び補助モータ42
の駆動方向の切換は、開閉切換スイッチ43を用いる手
動操作の他に、遠隔操作装置44を用いて切換操作する
ことができる。サッシ4の室内側の面には、駆動モータ
38と補助モータ42の駆動方向の切換を行う際、手動
で行うか遠隔操作装置44を用いて切換を行うかの選択
を行うための切換スイッチ45が配設されている。切換
スイッチ45は、例えばスライドスイッチであり、一方
向にスライドされると、開閉切換スイッチ43を用いて
手動で切換を行う手動モードとされ、他方向にスライド
されると、遠隔操作装置44を用いて切換操作を行う遠
隔操作モードとされる。サッシ4には、室内側の面に、
遠隔操作装置44からの操作信号を受信する受信部46
が設けられている。そして、切換スイッチ45が遠隔操
作モードにあるとき、開閉切換スイッチ43は、無効の
状態となり、駆動モータ38及び補助モータ42の駆動
切換は、受信部46で受信される操作信号に基づいて行
われる。
【0029】移動操作機構7の駆動モータ38及び補助
モータ42に電力を供給する電力供給機構8は、サッシ
4の外面に配設されるソーラパネル47と、ソーラパネ
ル47で光電変換された電気エネルギーを蓄電する充電
型バッテリ48とを備える。充電型バッテリ48は、ソ
ーラパネル47により日中蓄電された電力を駆動モータ
38及び補助モータ42に供給し、夜間にでも使用でき
るようにしている。勿論、電力供給機構8は、家庭用電
源と接続コードを介して接続し、電力を供給するように
してもよい。
【0030】以上のように構成されるペアガラス装置1
の動作について説明する。
【0031】開閉切換スイッチ43を手動モードにし、
開閉切換スイッチ43を開方向に押すと、駆動モータ3
8及び補助モータ42が正転方向に駆動され、ギヤ列3
7を介して送り操作部材21,50が一方向に回転され
る。すると、第1の遮光幕5と第2の遮光幕6とは、誘
導部材22,23,51,52のナット部28,31,
55,56が螺合された送り操作部材21,50の第1
のねじ部26,59と第2のねじ部27,60とが互い
に逆方向に形成されていることから、誘導部材22,2
3,63,64に誘導されて、互いに離間する図1中矢
印A1方向及びA2方向、すなわち開方向に移動する。ま
た、開閉切換スイッチ43を閉方向に押すと、駆動モー
タ38及び補助モータ42が逆転方向に駆動され、ギヤ
列37を介して送り操作部材21,50が他方向に回転
される。すると、第1の遮光幕5と第2の遮光幕6と
は、互いに近接する図1中反矢印A1方向及びA2方向、
すなわち閉方向に移動する。
【0032】なお、送り操作部材21を回転操作する駆
動モータ38及び補助モータ42は、電力供給機構8よ
り電力が供給されることで駆動され、特に夜間にあって
はソーラパネル47により日中蓄電された電力を用いて
夜間駆動される。
【0033】以上のようなペアガラス装置1によれば、
2枚のガラス板2,3間の空間部11内に移動可能に取
り付けられる第1及び第2の遮光幕5,6を、電力供給
機構8により電力が供給され駆動される移動操作機構7
及び補助移動操作機構41により開閉操作がされるの
で、一つの送り操作部材で中央から互いに離間する方向
に容易に第1及び第2の遮光幕5,6の開閉操作を行う
ことができる。また、このペアガラス装置1は、既存の
サッシ4に取り付けられたガラス部分を交換するだけで
簡単に利用することができる。このペアガラス装置1を
サッシ4に取り付けたペアガラス窓装置30によれば、
窓が単なるシールやフィルム等と違い、照明や日差し等
を遮断し又自在に和らげることができるので、快適な室
内空間を演出することができる。更には、ペアガラス窓
装置30は、室内に改めてカーテンやブラインド等を設
ける必要が無くなり、室内もすっきりし、室内スペース
に余裕も生じる。そして、誤ってストーブの火がカーテ
ンに燃え移ることもなく、防火の面からも優れる。さら
に、第1及び第2の遮光幕5,6は、ガラス板2,3で
密閉された空間部11に配設されるので、埃や汚れが付
着する心配はなく、常に清潔な状態を保つことができ
る。したがって、従来、カーテンを用いていた場合のよ
うにカーテンを洗濯する必要が無くなり経済的である。
【0034】以上、送り操作部材21,50に形成され
たねじ部26,27,59,60を左右逆巻きに形成
し、第1及び第2の遮光幕5,6を中央から互いに離間
する方向に開く例について説明したが、ねじ部を左右と
も同一に形成し、一つの遮光幕を一方から他方へ開くよ
うにしてもよい。
【0035】また、本発明に係るペアガラス装置及びペ
アガラス窓装置は、以下のように構成することもでき
る。このペアガラス装置70は、第1の遮光幕5と第2
の遮光幕6を有し、それぞれの遮光幕の上下に移動操作
機構7と補助移動操作機構110が設けられ、これらの
送り操作部材が無端ベルトで構成されていることを特徴
とする。なお、以下に説明するペアガラス装置及びペア
ガラス窓装置は、ペアガラス装置1及びペアガラス窓装
置30と移動操作機構を除きほぼ同じ構成を有するた
め、同じ部材については、同じ番号を付してその詳細は
省略する。
【0036】このペアガラス装置70の移動操作機構7
は、図5に示すように、第1及び第2の遮光幕5,6の
上端側の空間部11内に配設され、第1及び第2の遮光
幕5,6を開閉操作する送り操作ベルト71,72と、
この送り操作ベルト71,72に支持され、第1及び第
2の遮光幕5,6を誘導する誘導部材73,74と、第
1及び第2の遮光幕5,6を支持する複数の支持部材7
5,76とを備える。また、第1の遮光幕5の移動操作
機構と第2の遮光幕6の移動操作機構とは同一の構成を
有し、第1の遮光幕5及び第2の遮光幕6のそれぞれの
移動領域に亘って設けられている。なお、第1及び第2
の遮光幕5,6は、側板13側が開放されることを防止
するため、側板13側の端部が側板13近傍に固定され
て配設されている。
【0037】第1及び第2の遮光幕5,6を開閉操作す
る送り操作ベルト71,72は、例えば無端ベルトであ
り、第1及び第2の遮光幕5,6の上方及び下方で、第
1及び第2の遮光幕5,6の移動領域に亘って配設され
ている。この送り操作ベルト71,72は、ガラス板
2,3の上方に、第1のプーリ77,79及び第2のプ
ーリ78,80に掛け渡されている。第1のプーリ7
7,79は、第1及び第2の遮光幕5,6の移動領域中
側板13側に配設され、第2のプーリ78,80は、第
1及び第2の遮光幕5,6の移動領域中、閉方向の始端
部側に配設される。
【0038】この送り操作ベルト71,72に支持され
ている誘導部材73,74は、連結部82,85の一端
に送り操作ベルト71,72と接続される接続部81,
84が形成され、他端に第1及び第2の遮光幕5,6の
上部に係合される係合部83,86が形成され、送り操
作ベルト71,72と第1及び第2の遮光膜5,6とを
連結している。誘導部材73,74は、連結部82,8
5がガイド板10,10間のガイド孔10aに移動可能
に挿通されている。
【0039】支持部材75,76は、連結部87,90
の一端にガイド板10,10に支持される支持部88,
91が、他端に第1及び第2の遮光幕5,6の上部に係
合される係合部89,92が形成されている。支持部材
75,76は、連結部87,90がガイド板10,10
間のガイド孔10aに移動可能に挿通されるとともに、
支持部88,91がガイド板10,10に支持されるこ
とにより、誘導部材73,74とともに、第1及び第2
の遮光幕5,6を支持している。
【0040】第2の遮光幕6の固定側に配置される第1
のプーリ77は、複数のギヤからなるギヤ列93を介し
て回転される。このギヤ列93は、駆動モータ94の駆
動軸94aに取り付けられたウォーム95に噛合される
第1のギヤ96と、第1のギヤ96と第1のプーリ77
に設けられたギヤ部77aに噛合される第2のギヤ97
とからなる。そして駆動モータ94は、上述した電力供
給機構8により電力が供給され駆動される。
【0041】そして、駆動モータ94に電力が供給され
ると、第1のプーリ77はギヤ列93を介して回転駆動
され、送り操作ベルト71を走行させる。そして、送り
操作ベルト71に連結された誘導部材73が図5及び図
6中矢印A1方向又はA2方向に移動することにより、遮
光幕6は開方向又は閉方向に移動される。
【0042】同様に、第1の遮光幕5の側板13側に配
置される第1のプーリ79は、駆動モータ99が上記遮
光幕6側の駆動モータ94と逆方向に回転駆動される
と、ギヤ列101を介して上記駆動モータ93と逆方向
に回転駆動され、送り操作ベルト72を走行させる。し
たがって、送り操作ベルト72に連結された誘導部材7
4は、誘導部材73とは反対方向である図5及び図6中
矢印A2方向又はA1方向に移動され、第1の遮光幕5は
開方向又は閉方向に移動される。
【0043】また、第1及び第2の遮光幕5,6の下端
側の空間部11内には、第1及び第2の遮光幕5,6の
移動を補助する補助移動操作機構110が配設されてい
る。この補助移動操作機構110は、上述した移動操作
機構7と同じ構成を有しているため詳細は省略するが、
第1及び第2の遮光幕5,6を開閉操作する送り操作ベ
ルト115,116と、この送り操作ベルト115,1
16に支持され、第1及び第2の遮光幕5,6を誘導す
る誘導部材113,114と、第1及び第2の遮光幕
5,6を支持する複数の支持部材117,118とを備
える。また、このような補助移動操作機構110が、第
1及び第2の遮光幕5,6のそれぞれの移動領域に亘っ
て設けられている。
【0044】また、これら、送り操作ベルト115,1
16が掛け渡されている第1のプーリ120,121は
第1及び第2の遮光幕5,6の側板13側に配設され、
第2のプーリ122,123は第1及び第2の遮光幕
5,6の移動領域中、閉方向の始端部側に配設されてい
る。
【0045】そして、第1及び第2の遮光幕5,6の固
定側に配設される第1のプーリ120,121は、駆動
モータ94,99と駆動される補助モータ124,12
5の駆動軸124a,125aに取り付けられたウォー
ム126,127に噛合されるギヤ列128,129を
介して回転される。
【0046】以上のような移動操作機構7及び補助移動
操作機構110の駆動モータ94と補助モータ124が
同期して駆動されることにより、図6に示すように、第
2の遮光幕6が移動され、また、駆動モータ99と補助
モータ125が同期して駆動されることにより、第1の
遮光幕5が移動される。そして、駆動モータ94,9
9、及び補助モータ124,125を同期して駆動する
ことにより、第1及び第2の遮光幕5,6は互いに近接
離間する方向に移動され、第1及び第2の遮光幕5,6
の開閉を行うことができる。
【0047】この送り操作機構7は、サッシ4の室内側
に配設された開閉切換スイッチ43により駆動モータ9
4,97を正転又は逆転方向に駆動し、第1及び第2の
遮光幕5,6を開閉させる。また、この開閉切換スイッ
チ43を用いる手動操作の他に、遠隔操作装置44を用
いて開閉操作を行うこともできる。この開閉手段の選択
は、切換スイッチ45をスライドさせることにより行う
ことができる。
【0048】更に、この移動操作機構7の駆動モータ9
4に電力を供給する電力供給機構8は、上記同様、サッ
シ4の外面に配設されるソーラパネル47で光電変換さ
れた電気エネルギーを用いて電力を供給する。勿論、電
力供給機構8は、家庭用電源と接続コードを介して接続
し、電力を供給するようにしてもよい。
【0049】以上のように構成されるペアガラス装置7
0は、切換スイッチ45を手動モードにスライドし、開
閉切換スイッチ43を開方向に押すと、図6に示すよう
に駆動モータ94及び補助モータ95が正転方向に駆動
され、ギヤ列93,96を介して第1のプーリ77及び
第2のプーリ78が一方向に回転される。すると、送り
操作ベルト71に接続された第2の遮光幕6は、送り操
作ベルト71が第1のプーリ77及び第2のプーリ78
の回転により走行されることにより、遮光幕5と離間す
る図5中矢印A2方向、すなわち開方向に移動される。
同様に、駆動モータ97及び補助モータ98が上記駆動
モータ94及び補助モータ95と逆転方向に駆動され、
ギヤ列96を介して第1のプーリ79及び第2のプーリ
80が他方向に回転される。すると、送り操作ベルト7
2に接続された第1の遮光幕5は第2の遮光幕6と離間
する図5中矢印A1方向に移動される。
【0050】また、開閉切換スイッチ43を閉方向に押
すと、駆動モータ94,99及び補助モータ124,1
25が上記と反対方向に駆動され、各ギヤ列を介して第
1及び第2のプーリが上記と反対方向に回転される。す
ると、第1の遮光幕5と第2の遮光幕6は、互いに近接
する図5中反矢印A1方向及びA2方向、すなわち閉方向
に移動される。
【0051】また、第1及び第2の遮光幕5,6は、移
動操作機構7と補助移動操作機構110を別個に制御す
ることにより、上部と下部の移動量を変えることができ
る。例えば、図7に示すように、第1及び第2の遮光幕
5,6の下方のみを移動操作する補助移動操作機構11
0の補助モータ124,125を独立制御させ、第1及
び第2の遮光幕5,6の上方を移動操作する移動操作機
構7は作動させないことによって、遮光幕の上方から下
方にかけて徐々に広く開放されていく開閉を行うことが
できる。
【0052】なお、駆動モータ94,99及び補助モー
タ124,125は、電力供給機構8より電力が供給さ
れることで駆動され、特に夜間にあってはソーラパネル
47により日中蓄電された電力を用いて夜間駆動される
ことは勿論である。
【0053】以上、第1及び第2のプーリ77,78,
79,80をガラス板2,3の略中央部から一端部に亘
って送り操作ベルト71,72が巻回されるように配置
し、第1及び第2の遮光幕5,6を中央から互いに近接
離間する方向に開く例について説明したが、プーリをガ
ラス板2,3の両側板13側に配置し、送り操作ベルト
をガラス板2,3の水平方向の両端部に亘って掛け渡す
ことにより、一つの遮光幕を一方から他方へ開くように
してもよい。
【0054】また、以上の例では、第1及び第2のプー
リ77,78,79,80をガラス板2,3の上側と下
側に取り付け、送り操作ベルトを水平方向に亘って巻回
することにより第1及び第2の遮光幕5,6をガラス板
2,3に対し左右方向に開閉可能とする形態について説
明したが、本発明は、図8に示すように、各プーリをガ
ラス板2,3の両側に取り付け、送り操作ベルトをガラ
ス板2,3の上下端部に亘って掛け渡すことにより一つ
の遮光幕を、ガラス板2,3に対し上下方向である図8
中矢印B方向又は、C方向に移動可能となすことによっ
て、遮光幕の開閉を行うようにしてもよい。すなわち、
遮光幕の上部側を支持部材等を用いてガラス板2,3の
上側に固定し、下部側に誘導部材を取り付ける。そし
て、駆動モータによって誘導部材が閉方向である、図8
中矢印C方向に移動されると、遮光幕が閉方向に移動
し、逆に、駆動モータによって誘導部材が開方向である
図8中矢印B方向に移動されると、遮光幕が開方向に移
動されるように構成してもよい。
【0055】次に、本発明に係るペアガラス装置の他の
例について説明する。なお、上記したペアガラス装置1
及びペアガラス窓装置30と同じ部材については、同じ
番号を付してその詳細は省略する。
【0056】このペアガラス装置140は、図9に示す
ように、ガラス板2,3間の水平方向に移動可能に配設
される一つの遮光幕の下側に移動操作機構を配設し、上
側の一端を側板と伸縮部材を介して取り付けたことを特
徴とする。
【0057】この遮光幕143は上側をカーテンレール
147及びハンガーランナ146により、移動可能に支
持されている。遮光幕を移動領域に亘って支持するカー
テンレール147は、例えば、図10に示すように、略
棒状の部材であり、両端部を側板13に係合され、空間
部11内に配設されている。また、遮光幕143をカー
テンレール147に支持させるハンガーランナ146
は、一端にカーテンレール147が挿通される環状の挿
通部146aを有し、他端に遮光幕143を係合する係
合部146bを有する。
【0058】また、遮光幕143の水平方向の一端部に
は、図10に示すように、一端を側板13に形成された
係止部144に固定された伸縮部材142が取り付けら
れている。この伸縮部材142は、コイルバネや、合成
樹脂材からなるゴム材等からなる。伸縮部材142は、
遮光幕143の始端部側の上部に穿設された係止孔14
5に取り付けられている。なお、伸縮部材142は、遮
光幕143の一端部を支持するハンガーランナ146に
取り付けるようにしてもよい。また、遮光幕143の下
方側には、送り操作部材として、送り操作ベルト71が
第1及び第2のプーリ77,78に掛け渡されてなる移
動操作機構7が設けられ、遮光幕143を図9中矢印F
方向に移動可能としている。なお、この送り操作部材
は、遮光幕143を誘導する誘導部材が螺合されたねじ
部により形成してもよい。
【0059】このようなペアガラス装置140は、移動
操作機構7により遮光幕143の下部が閉じられている
ときは、伸縮部材142が取り付けられた遮光幕143
の上部も伸縮部材142の閉方向である図9中反矢印F
方向の弾性力により、側板13近傍に繋止される。した
がって、遮光幕143は撓み等を生ずることなく閉じる
ことができる。
【0060】また、移動操作機構7により遮光幕143
の下部が開方向に移動されると、遮光幕143の下部の
み開方向である図9中矢印F方向に移動され、遮光幕1
43の上部は、図9中反矢印F方向に働く伸縮部材14
2の弾性力により側板13の近傍に留まる。これによ
り、遮光幕143の上部から下部にかけて徐々に広く開
放することができる。また、更に移動操作機構7によっ
て遮光幕143が開方向に移動されると、遮光幕143
の上下方向の長さが足りなくなるが、遮光幕143の側
板13側上部に取り付けられた伸縮部材142が伸びる
ため、遮光幕143の上部が開方向である図9中矢印F
方向に移動する。したがって、遮光幕143の下部が開
方向に移動されても、遮光幕143の上下方向の長さが
足りなくなることはなく、遮光幕143は上下方向に引
っ張られることがないため、遮光幕143を自然な動作
で開放することができる。また、遮光幕143を閉方向
に移動させるときは、移動操作機構7により、遮光幕1
43の下部を図9中反矢印F方向に移動させる。また、
このとき遮光幕143の上部に取り付けられた伸縮部材
142も遮光幕143の下部の移動につれて図9中反矢
印F方向に縮み、遮光幕143の上部も閉方向に移動さ
れる。したがって、遮光幕143は、側板13側に移動
された際にも、側板13との間の隙間や弛み等を生ずる
ことなく閉じることができる。
【0061】なお、本ペアガラス装置140は、図9に
示すペアガラス装置の他、第1の遮光幕5及び第2の遮
光幕6を設け、これらの両側板13側上部にそれぞれ伸
縮部材を取り付けて、第1及び第2の遮光幕5,6の下
部を中央から互いに離間する方向に開くように構成する
こともできる。
【0062】次に、本発明に係るペアガラス装置の他の
例について説明する。なお、上記したペアガラス装置1
及びペアガラス窓装置30と同じ部材については、同じ
番号を付してその詳細は省略する。
【0063】このペアガラス装置150は、図11に示
すように、ガラス板2,3間の水平方向に移動可能に配
設される一つの遮光幕153に、ワイヤ155を介して
伸縮部材152が取り付けられていることを特徴とす
る。
【0064】この遮光幕153は上部側をカーテンレー
ル147及びハンガーランナ146により、移動可能に
支持されている。また、遮光幕153の始端部側には、
図11に示すように、ワイヤ155を介して伸縮部材1
54が取り付けられている。
【0065】この伸縮部材154は、コイルバネや、合
成樹脂材からなるゴム材等からなる。また、伸縮部材1
54は、遮光幕153の上側を広く移動させ、遮光幕1
53を広く開くことができるように、遮光幕153が開
方向である図11中矢印G方向に移動されたときは、遮
光幕153の始端部の移動距離と略同じ長さに伸びる。
この伸縮部材154は、空間部13内で遮光幕153の
始端部側に配置され、一端が側板13の下方に形成され
た係止部151に係止され、他端が遮光幕153に取り
付けられているワイヤ155に接続されている。
【0066】ワイヤ155は、一端が伸縮部材154に
接続されており、他端が遮光幕153の始端部側の上部
に穿設された係止孔156に取り付けられている。な
お、ワイヤ155は、遮光幕153の一端部を支持する
ハンガーランナ146に取り付けるようにしてもよい。
【0067】そして、図12に示すように、側板13の
下方に設けられた係止部151に伸縮部材154が係止
され、また、伸縮部材154と接続されているワイヤ1
55が、側板13の上方に設けられた定滑車157に掛
けられて、遮光幕153の始端部側の上部に穿設されて
いる係止孔156に係止されている。
【0068】また、遮光幕153の下方側には送り操作
ベルト71が第1及び第2のプーリ77,78に掛け渡
されてなる移動操作機構7が設けられ、遮光幕153を
図11中矢印G方向に移動可能としている。なお、この
送り操作部材は、遮光幕153を誘導する誘導部材が螺
合されたねじ部により形成してもよい。
【0069】このようなペアガラス装置150は、移動
操作機構7により遮光幕153の下部が開方向に移動さ
れると、遮光幕153の下部のみ開方向である図11中
矢印G方向に移動され、遮光幕153の上部は、図11
中反矢印G方向に働く伸縮部材154の弾性力により側
板13の近傍に留まる。これにより遮光幕153は上部
から下部にかけて徐々に広く開放することができる。
【0070】また、更に、移動操作機構7によって遮光
幕153が開方向に移動されると、遮光幕153の上下
方向の長さが足りなくなるが、遮光幕153の上部に取
り付けられた伸縮部材154が伸びるため、ワイヤ15
5が遮光幕153の開方向に送り出され、ワイヤ155
が接続されている遮光幕153の始端部と対向する側の
上部が開方向である図11中矢印G方向に移動する。
【0071】遮光幕153を閉方向に移動させるとき
は、移動操作機構7により、遮光幕153の下部を図1
1中反矢印G方向に移動させる。このとき遮光幕153
の上部は、取り付けられた伸縮部材154の弾性力によ
り遮光幕153の上部を図11中反矢印G方向に移動さ
せる。
【0072】したがって、遮光幕153の下部が開方向
である図11中矢印G方向又は、閉方向である図11中
反矢印G方向に移動されても、遮光幕153の上下方向
の長さが足りなくなることはなく、遮光幕153の上部
と下部の間で引っ張られることがない。したがって、遮
光幕の始端部側を長く取る必要がなく、遮光幕153を
閉じたときに弛みやたわみを生じることもない。
【0073】遮光幕153を閉方向に移動させるとき
は、移動操作機構7により、遮光幕153の下部を図1
1中反矢印G方向に移動させる。このとき遮光幕153
の上部は、取り付けられた伸縮部材154の弾性力によ
り遮光幕153の上部を図11中反矢印G方向に移動さ
せる。そして、遮光幕153は、側板13側に移動され
た際にも、伸縮部材152の図11中反矢印G方向に働
く弾性力により、側板13との間の隙間や弛み等を生ず
ることなく閉じることができる。
【0074】また、本ペアガラス装置150によれば、
伸縮の大きな伸縮部材152を、側壁13近傍の空間部
に配設することができるので、利用者の視界に伸縮部材
が入ることがなく、ペアガラス窓からの景観を損なうこ
ともない。
【0075】なお、本ペアガラス装置150は、図11
に示すペアガラス装置の他、第1の遮光幕5及び第2の
遮光幕6を設け、これらの空間部11の両側に設けられ
た係止部151,151に係止されている伸縮部材15
4,154及びこれらと接続されたワイヤ155,15
5を、第1及び第2の遮光幕5,6の各始端部側の上部
に取り付けて、中央から互いに離間する方向に開くこと
も可能である。
【0076】また、本発明に係るペアガラス装置は、次
のように構成してもよい。なお、上記したペアガラス装
置1,70及びペアガラス窓装置30と同じ部材につい
ては、同じ番号を付してその詳細は省略する。
【0077】このペアガラス装置160は、図13及び
図14に示すように、遮光幕163の上部が取り付けら
れ、ギヤ161によって回動される巻回ロール164を
備えることを特徴とする。
【0078】ギヤ161により回転駆動される巻回ロー
ル164は、遮光幕163の上部が取り付けられ、遮光
幕163が巻回されている。この巻回ロール164は、
空間部13の上方に配設され、図示しない支持部材によ
って回転軸167を中心に回転可能に支持されている。
巻回ロール164は、遮光幕163の上部が取り付けら
れ、遮光幕163が巻回される巻回部164aと、巻回
部164aの両側には遮光幕163の巻回位置を規制す
る規制部164bが設けられている。規制部164b
は、例えば、図14に示すようにフランジ状に形成され
る。
【0079】回転軸167は、巻回ロール164の両端
部より突出し、一端側に駆動モータ166の回転力を巻
回ロールに伝えるギヤ部170が取り付けられている。
このギヤ部170は、駆動モータ166により回転され
るギヤ機構161と噛合される。したがって、電力供給
機構8より給電され回転駆動される駆動モータ166が
回転されると、ギヤ機構161を介してギヤ部170は
一方向に回転される。そして、ギヤ部170が回転され
ると、巻回ロール164は一方向に回転駆動される。
【0080】この、巻回ロール164に巻回されている
遮光幕163は、巻回ロール164に取り付けられた一
端と反対の他端に開閉ガイド部材162が取り付けられ
ている。この開閉ガイド部材162は、遮光幕163を
開閉方向である図13中矢印D方向又はE方向に移動さ
せるためのものであり、遮光幕163を開閉する際に皺
や弛み等を生じない程度の重量を有すれば足り、例えば
金属やプラスチック等の棒状体が遮光幕163の下部に
取り付けられる。この開閉ガイド部材162は両端にフ
ランジ上の係合部169が形成され、この係合部169
は、側板13に形成されたガイド溝168に係合されて
いる。
【0081】開閉ガイド部材162が係合され、遮光幕
163の開閉を安定させるガイド溝168は、ガラス板
2,3の両側の側壁13に、ガイド壁168a,168
aが遮光幕163の開閉方向に沿って、開閉ガイド部材
162の係合部169が挿通可能な距離を隔てて立ち上
がり形成されている。また、ガイド壁168a,168
aは、相対向する向きに折曲され開閉ガイド部材162
が挿通可能な間隙を有して形成される。
【0082】このような構成を有するペアガラス装置1
60は、切換スイッチ45を手動モードにスライドし、
開閉切換スイッチ43を開方向に押すと、駆動モータ1
66が回転されることにより巻回ロール164が遮光幕
163を巻き取る正転方向に回転される。そして、遮光
幕163は、開方向である図13中矢印D方向に移動さ
れる。また、開閉切換スイッチ43を閉方向に押すと、
駆動モータ166が逆転方向に回転される。そして、遮
光幕163は、巻回ロール164より繰り出され、閉方
向である図13中矢印E方向に移動される。また、遮光
幕163の他側面部には、ガイド溝168に係合されて
いる開閉ガイド部材162が取り付けられているため、
この開閉ガイド部材162が錘の機能を果たすととも
に、ガイド溝168に沿って移動され、遮光幕163の
安定した開閉が確保される。
【0083】なお、本発明に係るペアガラス装置は、上
述したような建築内装として利用されるほか、図15に
示すように、自動車や電車等の乗り物の固定窓ガラスに
用いることも可能である。すなわち、車窓2a,3aを
一定の空間を介して対向配置し、空間部に移動操作機構
を設け、第1及び第2の遮光幕5,6を移動可能に配す
ることにより、車内でのカーテン等が利用客に接触し不
快感を与えることを防止することができる。この場合、
開閉切換スイッチ43や、切換スイッチ45は操作しや
すいように車窓2a,3aの下側に設けてもよい。ま
た、電力供給機構8は、各ペアガラス窓装置30毎に設
けてもよいが、一カ所に設け、各ペアガラス窓装置30
に給電してもよい。
【0084】
【発明の効果】本発明に係るペアガラス装置によれば、
2枚のガラス板間の空間部内に移動可能に取り付けられ
る遮光幕を、電力供給機構により電力が供給され駆動さ
れる移動操作機構により開閉操作がされるので、容易に
遮光幕の開閉操作を行うことができる。また、このペア
ガラス装置は、既存のサッシに取り付けられたガラス部
分を交換するだけで簡単に利用することができる。
【0085】また、本発明に係るペアガラス装置を用い
たペアガラス窓装置によれば、上記ペアガラス装置の機
能により、単なるシールやフィルム等と違い、照明や日
差し等を遮断し又自在に和らげることができるので、効
果的な省エネと落ち着いた室内空間を演出することがで
きる。これは、建築内装のほか、自動車、電車等の乗り
物の固定窓ガラス部分へ応用すれば、狭い車内での、カ
ーテン等の接触不快感を和らげることができ、また、シ
ョウウィンドウ、ショウケース等のガラスとして利用す
れば、直射日光の遮断や養生機能を有する。
【0086】また、本発明のペアガラス窓装置を用いれ
ば、室内に改めてカーテンやブラインド等が不要とな
り、室内もすっきりとでき、室内スペースに余裕も生じ
る。そして、誤ってストーブの火がカーテンに燃え移る
こともなく、防火の面からも貢献できるものである。
【0087】さらに、上記遮光幕は、ガラス板で密閉さ
れた空間にあるので、埃や汚れが付着する心配はなく、
常に清潔な状態を保つことができる。従って、遮光幕と
してカーテンを用いた場合においても、従来の如くカー
テンを洗濯する必要がなく、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ペアガラス装置の概略構成図である。
【図2】ビード部材を取り付けたペアガラス装置の要部
断面図である。
【図3】ペアガラス窓装置の概略構成図である。
【図4】アダプターを取り付けたペアガラス装置の要部
断面図である。
【図5】移動操作機構に、プーリ及び送り操作ベルトを
用いたペアガラス装置の概略構成図である。
【図6】上記ペアガラス装置の遮光幕を開放した場合の
要部正面図である。
【図7】上記ペアガラス装置の補助移動操作機構のみを
作動させ遮光幕を開放した場合の要部正面図である。
【図8】プーリをガラス板の上下端部に配し、送り操作
ベルトを上下方向に亘って循環させることにより遮光幕
を上下に開閉させるペアガラス装置の要部正面図であ
る。
【図9】遮光幕の一端部に伸縮部材を取り付けたペアガ
ラス装置の要部正面図である。
【図10】側板に取り付けられた上記ペアガラス窓装置
に用いられる伸縮部材を示す概略図である。
【図11】遮光幕の一端に、ワイヤを介して伸縮部材が
取り付けられているペアガラス装置の要部正面図であ
る。
【図12】図11に示す遮光幕の一端に、ワイヤを介し
て伸縮部材が取り付けられた様子を示す概略図である。
【図13】ギヤに回動されるロールに遮光幕を巻回させ
ることにより遮光幕を上下に開閉させるペアガラス装置
の要部正面図である。
【図14】上記ペアガラス装置に用いられる移動操作機
構の要部斜視図である。
【図15】ペアガラス窓装置を電車や自動車の固定窓ガ
ラスに応用した場合の要部正面図である。
【符号の説明】
1 ペアガラス装置、2,3 ガラス板、5,6 遮光
幕、7 移動操作機構、8 電力供給機構、14 アダ
プタ、21 送り操作部材、71,72 送り操作ベル
ト、73,74 誘導部材、77,79 第1のプー
リ、78,80 第2のプーリ、94 駆動モータ、1
10 補助移動操作機構、

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の空間部を介して対向配置される光
    透過性を有する2枚の光透過板と、 上記2枚の光透過板の間に形成された空間部に移動可能
    に配設される遮光幕と、 上記遮光幕の開閉方向と平行な一端側に沿って配設され
    る送り操作部材と、少なくとも上記遮光幕を閉じるとき
    の上記遮光幕の始端部で上記送り操作部材と連結し、上
    記遮光幕の開閉方向の移動を誘導する誘導部材と、上記
    誘導部材とともに上記遮光幕を支持する支持部材とを有
    し、駆動モータにより上記送り操作部材が操作されるこ
    とで上記遮光幕を開閉方向に移動させる移動操作機構
    と、 上記送り操作部材を操作する駆動モータに電力を供給す
    る電力供給機構とを備えるペアガラス装置。
  2. 【請求項2】 上記遮光幕は、互いに近接離間する第1
    の遮光幕と第2の遮光幕とからなり、上記送り操作部材
    は、上記第1の遮光幕の上記誘導部材が螺合される第1
    のねじ部と、上記第2の遮光幕の上記誘導部材が螺合さ
    れる第2のねじ部とが設けられ、上記第1のねじ部と上
    記第2のねじ部は、互いに逆方向となるようにねじ溝が
    形成されてなることを特徴とする請求項1記載のペアガ
    ラス装置。
  3. 【請求項3】 上記送り操作部材は、上記遮光幕の開閉
    方向と平行な一端側に沿って配設された送り操作ベルト
    からなることを特徴とする請求項1記載のペアガラス装
    置。
  4. 【請求項4】 上記遮光幕の開閉方向と平行な他端側に
    は、上記移動操作機構と同期して駆動する補助移動操作
    機構が配設されていることを特徴とする請求項1乃至3
    記載のいずれか1項記載のペアガラス装置。
  5. 【請求項5】 上記遮光幕は、互いに近接離間する第1
    の遮光幕と第2の遮光幕とからなり、上記移動操作機構
    は、上記第1の遮光幕と上記第2の遮光幕に対応してそ
    れぞれ設けられていることを特徴とする請求項1、請求
    項3又は請求項4記載のいずれか1項記載のペアガラス
    装置。
  6. 【請求項6】 上記電力供給機構は、外側に配設される
    ソーラパネルと、上記ソーラパネルで光電変換された電
    気エネルギーを充電する充電式バッテリとを有すること
    を特徴とする請求項1乃至5記載のいずれか1項記載の
    ペアガラス装置。
  7. 【請求項7】 上記移動操作機構は、上記駆動モータを
    制御する制御信号を受信する受信部が設けられ、遠隔操
    作装置により制御されることを特徴とする請求項1乃至
    6記載のいずれか1項記載のペアガラス装置。
  8. 【請求項8】 上記遮光幕の始端部には、一端が側板に
    形成された係止部に係止された伸縮部材が係止されてい
    ることを特徴とする請求項1乃至7記載のいずれか1項
    記載のペアガラス装置。
  9. 【請求項9】 上記遮光幕の始端部は、ワイヤを介して
    上記伸縮部材に接続されていることを特徴とする請求項
    8記載のペアガラス装置。
  10. 【請求項10】 一定の空間部を介して対向配置される
    光透過性を有する2枚の光透過板と、 上記2枚の光透過板の間に形成された空間部に移動可能
    に配設される遮光幕と、 上記2枚の光透過板の間を一定の空間部を介在させ、上
    記空間部に遮光幕を配設した状態で上記2枚の光透過板
    を支持するビード部材と、 上記遮光幕の開閉方向と平行な一端側に沿って配設され
    る送り操作部材と、少なくとも上記遮光幕を閉じるとき
    の上記遮光幕の始端部で上記送り操作部材と連結し、上
    記遮光幕の開閉方向の移動を誘導する誘導部材と、上記
    誘導部材とともに上記遮光幕を支持する支持部材とを有
    し、駆動モータにより上記送り操作部材が操作されるこ
    とで上記遮光幕を開閉方向に移動させる移動操作機構
    と、 上記送り操作部材を操作する駆動モータに電力を供給す
    る電力供給機構と、 上記2枚の光透過板を支持した上記ビード部材が取り付
    けられるサッシとを備えるペアガラス窓装置。
  11. 【請求項11】 一定の空間部を介して対向配置される
    光透過性を有する2枚の光透過板と、 上記2枚の光透過板の間に形成された空間部に配設さ
    れ、上下方向に移動可能に配置される遮光幕と、 上記2枚の光透過板の上端側に沿って配設され、上記遮
    光幕の一端が係止されて上記遮光幕を巻回するロールを
    有し、上記ロールが駆動モータにより回転されることで
    上記遮光幕を開閉する移動操作機構と、 上記ロールを回転操作する駆動モータに電力を供給する
    電力供給機構とを備えるペアガラス装置。
  12. 【請求項12】 一定の空間部を介して対向配置される
    光透過性を有する2枚の光透過板と、 上記2枚の光透過板の間に形成された空間部に配設さ
    れ、上下方向に移動可能に配置される遮光幕と、 上記2枚の光透過板の間を一定の空間部を介在させ、上
    記空間部に遮光幕を配設した状態で上記2枚の光透過板
    を支持するビード部材と、 上記2枚の光透過板の上端側に沿って配設され、上記遮
    光幕の一端が係止されて上記遮光幕を巻回するロールを
    有し、上記ロールが駆動モータにより回転されることで
    上記遮光幕を開閉する移動操作機構と、 上記ロールを回転操作する駆動モータに電力を供給する
    電力供給機構と上記2枚の光透過板を支持した上記ビー
    ド部材が取り付けられるサッシとを備えるペアガラス窓
    装置。
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WO2004059116A1 (en) * 2002-12-28 2004-07-15 Brian Malcolm Wilkins Motorised blinds and shutters
CN111764791A (zh) * 2020-07-15 2020-10-13 温州华志宇强科技有限公司 一种铝合金窗断桥构造
CN114224158A (zh) * 2021-11-02 2022-03-25 浙江金蝉布艺股份有限公司 一种多功能窗帘

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