JP2001049936A - 蝶 番 - Google Patents
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- JP2001049936A JP2001049936A JP11229589A JP22958999A JP2001049936A JP 2001049936 A JP2001049936 A JP 2001049936A JP 11229589 A JP11229589 A JP 11229589A JP 22958999 A JP22958999 A JP 22958999A JP 2001049936 A JP2001049936 A JP 2001049936A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明の課題は、ドアの左右調節の際に蝶番ア
ームを正確にポジショニングできるよう蝶番を提供する
こと。 【解決手段】 調節装置が蝶番アーム(5)の縦方向に
ならぶ少なくとも二つのスピンドル(6、7)を持ち、
これらスピンドルは回転しても安定しているような方法
でたがいに連結されていることを特徴とし、蝶番アーム
はピン継手つきレバーまたは同様なものを用いてドア側
のストッパー部品、たとえば蝶番カップと連結され、こ
の場合ベースプレートは取付状態では取付面を家具の側
壁に密着させており、蝶番アームポジションの調節装置
をドアの左右調節のためベースプレートに対して相対的
に変えることができる、ベースプレートに取り付けられ
た蝶番アームのための調節装置を持つ蝶番とした
ームを正確にポジショニングできるよう蝶番を提供する
こと。 【解決手段】 調節装置が蝶番アーム(5)の縦方向に
ならぶ少なくとも二つのスピンドル(6、7)を持ち、
これらスピンドルは回転しても安定しているような方法
でたがいに連結されていることを特徴とし、蝶番アーム
はピン継手つきレバーまたは同様なものを用いてドア側
のストッパー部品、たとえば蝶番カップと連結され、こ
の場合ベースプレートは取付状態では取付面を家具の側
壁に密着させており、蝶番アームポジションの調節装置
をドアの左右調節のためベースプレートに対して相対的
に変えることができる、ベースプレートに取り付けられ
た蝶番アームのための調節装置を持つ蝶番とした
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベースプレート上
に取り付けられた蝶番アームのための調節装置を持つ蝶
番に関するものであって、この蝶番アームはピン継手つ
きレバーまたは同様なものを用いてドア側のストッパー
部品たとえば蝶番カップと連結されており、この場合こ
のベースプレートは取付状態では取付面が家具の側壁に
密着しており、またドアを左右に調節するため、調節装
置を用いて蝶番アームのポジションをベースプレートに
対して相対的に変えることができるものである。
に取り付けられた蝶番アームのための調節装置を持つ蝶
番に関するものであって、この蝶番アームはピン継手つ
きレバーまたは同様なものを用いてドア側のストッパー
部品たとえば蝶番カップと連結されており、この場合こ
のベースプレートは取付状態では取付面が家具の側壁に
密着しており、またドアを左右に調節するため、調節装
置を用いて蝶番アームのポジションをベースプレートに
対して相対的に変えることができるものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に蝶番の場合、蝶番アームは締め
付けネジを用いてベースプレートまたはスペーサーの上
に固定される。蝶番アームを家具の奥行き方向に調節で
きるように、この締め付けネジは蝶番アームの長い穴か
ら突き出している。家具の奥行き方向に蝶番アームの位
置をどのくらい変えることができるかは、この長い穴の
長さによって決定される。
付けネジを用いてベースプレートまたはスペーサーの上
に固定される。蝶番アームを家具の奥行き方向に調節で
きるように、この締め付けネジは蝶番アームの長い穴か
ら突き出している。家具の奥行き方向に蝶番アームの位
置をどのくらい変えることができるかは、この長い穴の
長さによって決定される。
【0003】一般的にはさらに、蝶番アームのポジショ
ンをベースプレートに対して相対的に調節できるのは、
家具の合わせ目への方向、すなわち家具の側壁に対し垂
直方向に考慮されている。この調節はいわゆる合わせ目
調節ネジによって行われるが、このネジは蝶番アームの
雌ネジに取り付けられ、ネジの頭はベースプレートまた
はスペーサーのノッチに保持されている。
ンをベースプレートに対して相対的に調節できるのは、
家具の合わせ目への方向、すなわち家具の側壁に対し垂
直方向に考慮されている。この調節はいわゆる合わせ目
調節ネジによって行われるが、このネジは蝶番アームの
雌ネジに取り付けられ、ネジの頭はベースプレートまた
はスペーサーのノッチに保持されている。
【0004】最近の蝶番アームは一般的に、ベースプレ
ート上に直接取り付けられるのではなく、蝶番アームと
ベースプレートの間にあるスペーサーを介して間接的に
取り付けられる。
ート上に直接取り付けられるのではなく、蝶番アームと
ベースプレートの間にあるスペーサーを介して間接的に
取り付けられる。
【0005】この種の蝶番の例はWO86/02402
に示されている。この種の蝶番によって、家具の組立の
際、すなわち家具のドアを懸架する際に、蝶番アームと
それに固定されたスペーサーをいっしょに、家具の側壁
に固定されているベースプレートに、迅速かつ工具を使
用せずに取り付けることが可能となる。しかしそれに続
いて、必要な場合、蝶番アームのベースプレート(およ
びスペーサー)に対する相対的なポジション調節が、締
め付けネジをゆるめた後、合わせ目調節ネジによって行
われることがある。
に示されている。この種の蝶番によって、家具の組立の
際、すなわち家具のドアを懸架する際に、蝶番アームと
それに固定されたスペーサーをいっしょに、家具の側壁
に固定されているベースプレートに、迅速かつ工具を使
用せずに取り付けることが可能となる。しかしそれに続
いて、必要な場合、蝶番アームのベースプレート(およ
びスペーサー)に対する相対的なポジション調節が、締
め付けネジをゆるめた後、合わせ目調節ネジによって行
われることがある。
【0006】ドアの左右調整の際、合わせ目調節ネジを
まわすことによって蝶番アームの向きが変わるという欠
点があることが証明されている。そのため蝶番アームは
ドアに対して相対的に鈍角のポジションを取り、ドアが
ボディ部分に密着していて閉じるべき位置にあっても、
ドアはわずかに開くことになる。従って家具の側壁に対
して蝶番アームを左右に調節することは、ドアが家具の
側壁の前端から大きく離れるか、または家具の側壁に引
っかかって動かなくなる原因になることがある。これに
より蝶番に組み込まれた閉扉維持装置を損傷することが
ある。
まわすことによって蝶番アームの向きが変わるという欠
点があることが証明されている。そのため蝶番アームは
ドアに対して相対的に鈍角のポジションを取り、ドアが
ボディ部分に密着していて閉じるべき位置にあっても、
ドアはわずかに開くことになる。従って家具の側壁に対
して蝶番アームを左右に調節することは、ドアが家具の
側壁の前端から大きく離れるか、または家具の側壁に引
っかかって動かなくなる原因になることがある。これに
より蝶番に組み込まれた閉扉維持装置を損傷することが
ある。
【0007】このような蝶番の場合、ドアまたは蝶番ア
ームを調節するたびに、ベースプレート上の蝶番アーム
のポジションを家具の奥行き方向に修正することが必要
である。この種の調整は煩雑で比較的時間がかかる。
ームを調節するたびに、ベースプレート上の蝶番アーム
のポジションを家具の奥行き方向に修正することが必要
である。この種の調整は煩雑で比較的時間がかかる。
【0008】EP0168731Bから知られている蝶
番は、蝶番アームのためのガイドを備えるものである
が、このガイドによって、蝶番アームポジションの左右
調節の際、蝶番アームの位置がベースプレート上で家具
の奥行き方向に移動する。
番は、蝶番アームのためのガイドを備えるものである
が、このガイドによって、蝶番アームポジションの左右
調節の際、蝶番アームの位置がベースプレート上で家具
の奥行き方向に移動する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、ドア
の左右調節の際に蝶番アームを正確にポジショニングで
きるよう、冒頭に述べた種類の蝶番を改善することであ
る。
の左右調節の際に蝶番アームを正確にポジショニングで
きるよう、冒頭に述べた種類の蝶番を改善することであ
る。
【0010】調節装置が蝶番アーム縦方向に並べられた
二つのスピンドルを備え、これらのスピンドルを回転し
ても安定しているような方法でたがいに連結することに
よって、本発明の課題は解決される。
二つのスピンドルを備え、これらのスピンドルを回転し
ても安定しているような方法でたがいに連結することに
よって、本発明の課題は解決される。
【0011】EP0168731Bに記載された蝶番と
は異なって、本発明による蝶番の場合、ドアの左右調節
のとき蝶番アームポジションは家具の奥行き方向では変
更されず、蝶番アームのこの方向の望まれざる移動は最
初から避けられる。
は異なって、本発明による蝶番の場合、ドアの左右調節
のとき蝶番アームポジションは家具の奥行き方向では変
更されず、蝶番アームのこの方向の望まれざる移動は最
初から避けられる。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上を解決するために、
本各発明の採った手段は、実施形態において使用する符
号を付して説明すると、請求項1記載の発明は、調節装
置が蝶番アーム(5)の縦方向にならぶ少なくとも二つ
のスピンドル(6、7、17、18)を持ち、これらス
ピンドルは回転しても安定しているような方法でたがい
に連結されていることを特徴とし、蝶番アームはピン継
手つきレバーまたは同様なものを用いてドア側のストッ
パー部品、たとえば蝶番カップと連結され、この場合ベ
ースプレートは取付状態では取付面を家具の側壁に密着
させており、蝶番アームポジションの調節装置をドアの
左右調節のためベースプレートに対して相対的に変える
ことができる、ベースプレートに取り付けられた蝶番ア
ームのための調節装置を持つ蝶番とした。
本各発明の採った手段は、実施形態において使用する符
号を付して説明すると、請求項1記載の発明は、調節装
置が蝶番アーム(5)の縦方向にならぶ少なくとも二つ
のスピンドル(6、7、17、18)を持ち、これらス
ピンドルは回転しても安定しているような方法でたがい
に連結されていることを特徴とし、蝶番アームはピン継
手つきレバーまたは同様なものを用いてドア側のストッ
パー部品、たとえば蝶番カップと連結され、この場合ベ
ースプレートは取付状態では取付面を家具の側壁に密着
させており、蝶番アームポジションの調節装置をドアの
左右調節のためベースプレートに対して相対的に変える
ことができる、ベースプレートに取り付けられた蝶番ア
ームのための調節装置を持つ蝶番とした。
【0013】次に、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の蝶番を前提とするものであって、スピンドル(6、
7、17、18)がベースプレート(4)の、またはベ
ースプレート(4)に固定されたスペーサーの雌ねじに
差し込まれ、回転できるが軸方向には移動しないように
蝶番アーム(5)に保持されていることをその要旨とし
た。
載の蝶番を前提とするものであって、スピンドル(6、
7、17、18)がベースプレート(4)の、またはベ
ースプレート(4)に固定されたスペーサーの雌ねじに
差し込まれ、回転できるが軸方向には移動しないように
蝶番アーム(5)に保持されていることをその要旨とし
た。
【0014】次に、請求項3記載の発明は、請求項2記
載の蝶番を前提とするものであって、スピンドル(6、
7、17、18)が連動して蝶番アーム(5)に保持さ
れていることをその要旨とした。
載の蝶番を前提とするものであって、スピンドル(6、
7、17、18)が連動して蝶番アーム(5)に保持さ
れていることをその要旨とした。
【0015】次に、請求項4記載の発明は、請求項1か
ら3までのいずれか一項に記載の蝶番を前提とするもの
であって、スピンドル(6、7、17、18)が歯つき
リム(11、12、19、20)を備えることをその要
旨とした。
ら3までのいずれか一項に記載の蝶番を前提とするもの
であって、スピンドル(6、7、17、18)が歯つき
リム(11、12、19、20)を備えることをその要
旨とした。
【0016】次に、請求項5記載の発明は、請求項4記
載の蝶番を前提とするものであって、スピンドル(6、
7、17、18)のネジ山つき部分(6′、7′、1
7′、18′)と、蝶番アーム(5)に密着するスピン
ドルの頭(26、27、33、34)の間に歯つきリム
が配置されていることをその要旨とした。
載の蝶番を前提とするものであって、スピンドル(6、
7、17、18)のネジ山つき部分(6′、7′、1
7′、18′)と、蝶番アーム(5)に密着するスピン
ドルの頭(26、27、33、34)の間に歯つきリム
が配置されていることをその要旨とした。
【0017】次に、請求項6記載の発明は、請求項1か
ら5記載のいずれか一項に記載の蝶番を前提とするもの
であって、蝶番アーム(5)がスピンドルの頭(26、
27、33、34)とスピンドル(6、7、17、1
8)の歯つきリム(11、12、19、20)の間に保
持されていることをその要旨とした。
ら5記載のいずれか一項に記載の蝶番を前提とするもの
であって、蝶番アーム(5)がスピンドルの頭(26、
27、33、34)とスピンドル(6、7、17、1
8)の歯つきリム(11、12、19、20)の間に保
持されていることをその要旨とした。
【0018】次に、請求項7記載の発明は、請求項1か
ら6記載のいずれか一項に記載の蝶番を前提とするもの
であって、歯つきリム(11、12)と噛み合い、スピ
ンドル(6、7)を相互に連結する歯つきベルトをその
要旨とした。
ら6記載のいずれか一項に記載の蝶番を前提とするもの
であって、歯つきリム(11、12)と噛み合い、スピ
ンドル(6、7)を相互に連結する歯つきベルトをその
要旨とした。
【0019】次に、請求項8記載の発明は、請求項1か
ら6記載のいずれか一項に記載の蝶番を前提とするもの
であって、二つのスピンドル(17、18)の歯つきリ
ム(19、20)と噛み合う中間歯車(22)をその要
旨とした。
ら6記載のいずれか一項に記載の蝶番を前提とするもの
であって、二つのスピンドル(17、18)の歯つきリ
ム(19、20)と噛み合う中間歯車(22)をその要
旨とした。
【0020】次に、請求項9記載の発明は、請求項8記
載の蝶番を前提とするものであって、中間歯車(22)
が調節用ツール、たとえばドライバーの作用箇所(3
1)を持つ駆動軸(21)を備えることをその要旨とし
た。
載の蝶番を前提とするものであって、中間歯車(22)
が調節用ツール、たとえばドライバーの作用箇所(3
1)を持つ駆動軸(21)を備えることをその要旨とし
た。
【0021】次に、請求項10記載の発明は、請求項1
から9記載のいずれか一項に記載の蝶番を前提とするも
のであって、ベースプレート(4)および/あるいはス
ペーサーがU型断面に仕上げられた蝶番アーム(5)の
領域で中空チャンバとして形成されていること、そして
スピンドル(6、7、17、18)がその内部スペース
に突き出していることをその要旨とした。
から9記載のいずれか一項に記載の蝶番を前提とするも
のであって、ベースプレート(4)および/あるいはス
ペーサーがU型断面に仕上げられた蝶番アーム(5)の
領域で中空チャンバとして形成されていること、そして
スピンドル(6、7、17、18)がその内部スペース
に突き出していることをその要旨とした。
【0022】最後に、請求項11記載の発明は、請求項
7記載の蝶番を前提とするものであって、締め付けネジ
として形成された奥行き方向調節ネジ(9)が、スピン
ドル(6、7)を内部に取り付けたスペーサー(10)
をもう一つのスペーサーまたはベースプレート(4)に
締め付けながら保持し、みずからは歯つきベルト(8)
の内側に配置されていることをその要旨した。
7記載の蝶番を前提とするものであって、締め付けネジ
として形成された奥行き方向調節ネジ(9)が、スピン
ドル(6、7)を内部に取り付けたスペーサー(10)
をもう一つのスペーサーまたはベースプレート(4)に
締め付けながら保持し、みずからは歯つきベルト(8)
の内側に配置されていることをその要旨した。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明にかかる蝶番の実施の形態
を説明するが、これは代表的な例を示したものであり、
その要旨を超えない限り、以下の実施例により本発明が
限定されるものではない。
を説明するが、これは代表的な例を示したものであり、
その要旨を超えない限り、以下の実施例により本発明が
限定されるものではない。
【0024】本発明の実施例が意図するのは、これらス
ピンドルにギアリムを備え、この場合これらギアリムと
噛み合う歯つきベルトによってこれらギアリムを連結す
るか、または二つのスピンドルのギアリムと噛み合う中
間歯車を備えることである。
ピンドルにギアリムを備え、この場合これらギアリムと
噛み合う歯つきベルトによってこれらギアリムを連結す
るか、または二つのスピンドルのギアリムと噛み合う中
間歯車を備えることである。
【0025】本発明による蝶番は、スペーサー10、2
4を介してベースプレート4に取り付けられている蝶番
アーム5を備える。ベースプレート4は、ネジまたは同
様なものを用いて家具の側壁2に固定され、その取付面
が家具の側壁2に密着している。ベースプレート4の代
わりに、たとえばWO88/02402に示されている
ように、スナップ機構を用いてベースプレートに固定す
ることができるスペーサーをもう一つ備えることもでき
る。蝶番アーム5は、ここには示されないピン継手つき
レバーを用いて、ドア1にはめ込み可能な蝶番カップ3
に連結されている。
4を介してベースプレート4に取り付けられている蝶番
アーム5を備える。ベースプレート4は、ネジまたは同
様なものを用いて家具の側壁2に固定され、その取付面
が家具の側壁2に密着している。ベースプレート4の代
わりに、たとえばWO88/02402に示されている
ように、スナップ機構を用いてベースプレートに固定す
ることができるスペーサーをもう一つ備えることもでき
る。蝶番アーム5は、ここには示されないピン継手つき
レバーを用いて、ドア1にはめ込み可能な蝶番カップ3
に連結されている。
【0026】図1から6までの実施例では、奥行き方向
調節ネジ9を用いてスペーサー10をベースプレート4
に締め付けている。この調節ネジはスペーサー10の縦
方向スロット25から突き出し、ベースプレート4の雌
ネジの中に保持されている。図7から9の実施例ではス
ペーサー24と、同様に締め付けネジの仕様となってい
る奥行き方向調節ネジ23が意図されている。
調節ネジ9を用いてスペーサー10をベースプレート4
に締め付けている。この調節ネジはスペーサー10の縦
方向スロット25から突き出し、ベースプレート4の雌
ネジの中に保持されている。図7から9の実施例ではス
ペーサー24と、同様に締め付けネジの仕様となってい
る奥行き方向調節ネジ23が意図されている。
【0027】奥行き方向調節ネジ9、23をゆるめる
と、スペーサー10と蝶番アーム5を、ベースプレート
4の上で家具の奥行き方向に移動させることができる。
と、スペーサー10と蝶番アーム5を、ベースプレート
4の上で家具の奥行き方向に移動させることができる。
【0028】蝶番アーム5の左右の調節、すなわちドア
1の合わせ目の調整は、スピンドル6、7、17、18
をまわすことにより行うことができる。スピンドル6、
7、17、18はネジ山つき部分6′、7′、17′、
18′が、スペーサー10および24の雌ネジに取り付
けられている。
1の合わせ目の調整は、スピンドル6、7、17、18
をまわすことにより行うことができる。スピンドル6、
7、17、18はネジ山つき部分6′、7′、17′、
18′が、スペーサー10および24の雌ネジに取り付
けられている。
【0029】図1から6の実施例でスピンドル6、7
は、スピンドルの頭26、27につながる先細のテーパ
リング部分28、29を備えている。これらスピンドル
の頭は外側で蝶番アーム5(訳注:原文の番号6を訂
正)に密着している。これらテーパリング部分にギアリ
ム11、12が取り付けられている。これらギアリム1
1、12の上を歯つきベルト8が走っている。歯つきベ
ルト8とギアリム11、12によって、スピンドル6、
7のシンクロ回転が確保される。すなわち頭26、27
に働くドライバーを用いてスピンドル6、7の一つをま
わすと、歯つきベルト8を介してスピンドル6、7のも
う一つもいっしょに同じ量だけまわるので、蝶番アーム
5は家具の側壁2に対して正確に垂直に移動することに
なる。
は、スピンドルの頭26、27につながる先細のテーパ
リング部分28、29を備えている。これらスピンドル
の頭は外側で蝶番アーム5(訳注:原文の番号6を訂
正)に密着している。これらテーパリング部分にギアリ
ム11、12が取り付けられている。これらギアリム1
1、12の上を歯つきベルト8が走っている。歯つきベ
ルト8とギアリム11、12によって、スピンドル6、
7のシンクロ回転が確保される。すなわち頭26、27
に働くドライバーを用いてスピンドル6、7の一つをま
わすと、歯つきベルト8を介してスピンドル6、7のも
う一つもいっしょに同じ量だけまわるので、蝶番アーム
5は家具の側壁2に対して正確に垂直に移動することに
なる。
【0030】この場合スピンドル6、7は、ベースプレ
ート4の縦方向のスロット30から突き出ている。
ート4の縦方向のスロット30から突き出ている。
【0031】奥行き方向調節ネジ9は二つのスピンドル
6、7の間にあり、歯つきベルト8に囲まれている。こ
の場合蝶番アーム5の奥行き方向調節は、スピンドル
6、7と歯つきベルト8によって損なわれることがな
く、蝶番アーム5の左右調節は奥行き方向調節ネジ9か
ら完全に独立している。
6、7の間にあり、歯つきベルト8に囲まれている。こ
の場合蝶番アーム5の奥行き方向調節は、スピンドル
6、7と歯つきベルト8によって損なわれることがな
く、蝶番アーム5の左右調節は奥行き方向調節ネジ9か
ら完全に独立している。
【0032】図3、4、5では、合わせ目への方向すな
わち左右方向、および家具の奥行きにおけるドア1の調
整範囲の限界を示している。図3では矢印13が蝶番ア
ーム5と家具の側壁2の間隔がもっとも少ない場合、す
なわち合わせ目の間隔が最小であるか、またはまったく
存在しない場合のドア1のポジションを示す。
わち左右方向、および家具の奥行きにおけるドア1の調
整範囲の限界を示している。図3では矢印13が蝶番ア
ーム5と家具の側壁2の間隔がもっとも少ない場合、す
なわち合わせ目の間隔が最小であるか、またはまったく
存在しない場合のドア1のポジションを示す。
【0033】図5は、蝶番アーム5と家具の側壁2の間
隔が最大の場合、すなわち合わせ目の幅が最大の場合を
示す。この間隔はリファレンス番号の14で示されてい
る。
隔が最大の場合、すなわち合わせ目の幅が最大の場合を
示す。この間隔はリファレンス番号の14で示されてい
る。
【0034】リファレンス番号15はドア1と家具の側
壁2前端の間隔が最小の場合を示し、図6のリファレン
ス番号16はドア1と家具の側壁2の間にできるだけ大
きな間隔をとった場合を示す。
壁2前端の間隔が最小の場合を示し、図6のリファレン
ス番号16はドア1と家具の側壁2の間にできるだけ大
きな間隔をとった場合を示す。
【0035】図7から9の実施例では、スピンドル1
7、18をかこむ歯つきリム19、20が、これら二つ
の歯つきリム19、20(訳注:原文に「18、19」
とあるのを訂正)と噛み合う中間歯車22によって連結
されている。この中間歯車22は、駆動軸21によって
蝶番アーム5に取り付けられている。たとえば駆動軸2
1のツール作用箇所31に働くドライバーによって中間
歯車22をまわすと、スピンドル17、18も同様に同
じ量だけまわり、その結果蝶番アーム5は家具の側壁2
に近づく方向に、またはこれから遠ざかる方向に動く。
7、18をかこむ歯つきリム19、20が、これら二つ
の歯つきリム19、20(訳注:原文に「18、19」
とあるのを訂正)と噛み合う中間歯車22によって連結
されている。この中間歯車22は、駆動軸21によって
蝶番アーム5に取り付けられている。たとえば駆動軸2
1のツール作用箇所31に働くドライバーによって中間
歯車22をまわすと、スピンドル17、18も同様に同
じ量だけまわり、その結果蝶番アーム5は家具の側壁2
に近づく方向に、またはこれから遠ざかる方向に動く。
【0036】この実施例では奥行き方向調節ネジ23
が、スピンドル17と、ベースプレート4またはスペー
サー24のドア側末端との間に配置されている。この場
合奥行き方向調節ネジ23はベースプレート4の雌ねじ
に取り付けられ、スペーサー24の前方に開いたスロッ
ト32から突き出ている。
が、スピンドル17と、ベースプレート4またはスペー
サー24のドア側末端との間に配置されている。この場
合奥行き方向調節ネジ23はベースプレート4の雌ねじ
に取り付けられ、スペーサー24の前方に開いたスロッ
ト32から突き出ている。
【0037】図7から9でも、リファレンス番号13、
14、15、16によって、ドア1と家具の側壁2の間
ならびに蝶番アーム5と家具の側壁2の間のさまざまな
間隔を示している。
14、15、16によって、ドア1と家具の側壁2の間
ならびに蝶番アーム5と家具の側壁2の間のさまざまな
間隔を示している。
【0038】スピンドル17、18も先細のテーパ部分
を備え、その領域に歯つきリム19、20が取り付けら
れ、頭33、34が外側の蝶番アーム5に支えられてい
る。
を備え、その領域に歯つきリム19、20が取り付けら
れ、頭33、34が外側の蝶番アーム5に支えられてい
る。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本各発明にかかる蝶番に
よれば、蝶番アームのポジションを、ドアの左右調節の
ためベースプレートに対して相対的に変えることができ
るとともに、ドアの左右調節の際、蝶番アームは家具の
側壁に対して正確に垂直に動かすことができる。
よれば、蝶番アームのポジションを、ドアの左右調節の
ためベースプレートに対して相対的に変えることができ
るとともに、ドアの左右調節の際、蝶番アームは家具の
側壁に対して正確に垂直に動かすことができる。
【図1】 家具の側壁に取り付けられ、ドアと連結され
た蝶番の一部切欠側面図である。
た蝶番の一部切欠側面図である。
【図2】 家具の側壁と平行な蝶番アーム領域断面図で
ある。。
ある。。
【図3】 家具の側壁およびドアに垂直な蝶番断面図で
あり、蝶番アームと家具の側壁の間隔が最小の場合を示
す。
あり、蝶番アームと家具の側壁の間隔が最小の場合を示
す。
【図4】 蝶番アームとベースプレートの横断面図であ
る。
る。
【図5】 家具の側壁とドアに垂直な面における蝶番断
面図であり、蝶番アームと家具の側壁の間隔が最大で、
ドアと側壁前端の間隔が小さい場合を示す。
面図であり、蝶番アームと家具の側壁の間隔が最大で、
ドアと側壁前端の間隔が小さい場合を示す。
【図6】 蝶番スペーサーの同様な断面であり、蝶番ア
ームと家具の側壁の間隔が最大、かつドアと家具の側壁
前端の間隔も最大の場合を示す。
ームと家具の側壁の間隔が最大、かつドアと家具の側壁
前端の間隔も最大の場合を示す。
【図7】 本発明のもう一つの実施例の蝶番の断面図で
あり、蝶番アームと家具の側壁、およびドアと家具の側
壁の間隔が最大の場合を示す。
あり、蝶番アームと家具の側壁、およびドアと家具の側
壁の間隔が最大の場合を示す。
【図8】 図7と同じ断面図。ただし、蝶番アームと家
具の側壁、およびドアと家具の側壁の間隔が最小の場合
を示す。
具の側壁、およびドアと家具の側壁の間隔が最小の場合
を示す。
【図9】 家具の側壁と平行な蝶番アームの断面図であ
る。
る。
4 ベースプレート 5 蝶番アーム 6、7、17,18 スピンドル 9 奥行き方向調節ネジ 10 スペーサー 11、12、19,20 歯付きリム 21 駆動軸 22 中間歯車 26、27、33、34 スピンドルの頭 31 ドライバーの作用箇所
Claims (11)
- 【請求項1】 調節装置が蝶番アームの縦方向にならぶ
少なくとも二つのスピンドルを持ち、これらスピンドル
は回転しても安定しているような方法でたがいに連結さ
れていることを特徴とし、蝶番アームはピン継手つきレ
バーまたは同様なものを用いてドア側のストッパー部
品、たとえば蝶番カップと連結され、この場合ベースプ
レートは取付状態では取付面を家具の側壁に密着させて
おり、蝶番アームポジションの調節装置をドアの左右調
節のためベースプレートに対して相対的に変えることが
できる、ベースプレートに取り付けられた蝶番アームの
ための調節装置を持つ蝶番。 - 【請求項2】 スピンドルがベースプレートの、または
ベースプレートに固定されたスペーサーの雌ねじに差し
込まれ、回転できるが軸方向には移動しないように蝶番
アームに保持されていることを特徴とする、請求項1に
記載の蝶番。 - 【請求項3】 スピンドルが連動して蝶番アームに保持
されていることを特徴とする、請求項2に記載の蝶番。 - 【請求項4】 スピンドルが歯つきリムを備えることを
特徴とする、請求項1から3までのいずれか一項に記載
の蝶番。 - 【請求項5】 スピンドルのネジ山つき部分と、蝶番ア
ームに密着するスピンドルの頭の間に歯つきリムが配置
されていることを特徴とする、請求項4に記載の蝶番。 - 【請求項6】 蝶番アームがスピンドルの頭とスピンド
ルの歯つきリムの間に保持されていることを特徴とす
る、請求項1から5までのいずれか一項に記載の蝶番。 - 【請求項7】 歯つきリムと噛み合い、スピンドルを相
互に連結する歯つきベルトを特徴とする、請求項1から
6までのいずれか一項に記載の蝶番。 - 【請求項8】 二つのスピンドルの歯つきリムと噛み合
う中間歯車を特徴とする、請求項1から6までのいずれ
か一項に記載の蝶番。 - 【請求項9】 中間歯車が調節用ツール、たとえばドラ
イバーの作用箇所を持つ駆動軸を備えることを特徴とす
る、請求項8に記載の蝶番。 - 【請求項10】 ベースプレートおよび/あるいはスペ
ーサーがU型断面に仕上げられた蝶番アームの領域で中
空チャンバとして形成されていること、そしてスピンド
ルがその内部スペースに突き出していることを特徴とす
る、請求項1から9までのいずれか一項に記載の蝶番。 - 【請求項11】 締め付けネジとして形成された奥行き
方向調節ネジが、スピンドルを内部に取り付けたスペー
サーをもう一つのスペーサーまたはベースプレートに締
め付けながら保持し、自らからは歯つきベルトの内側に
配置されていることを特徴とする、請求項7に記載の蝶
番。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11229589A JP2001049936A (ja) | 1999-08-16 | 1999-08-16 | 蝶 番 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11229589A JP2001049936A (ja) | 1999-08-16 | 1999-08-16 | 蝶 番 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001049936A true JP2001049936A (ja) | 2001-02-20 |
Family
ID=16894560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11229589A Withdrawn JP2001049936A (ja) | 1999-08-16 | 1999-08-16 | 蝶 番 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001049936A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114909052A (zh) * | 2021-02-08 | 2022-08-16 | 青岛海尔电冰箱有限公司 | 冰箱及其铰链组件 |
-
1999
- 1999-08-16 JP JP11229589A patent/JP2001049936A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114909052A (zh) * | 2021-02-08 | 2022-08-16 | 青岛海尔电冰箱有限公司 | 冰箱及其铰链组件 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20061107 |