JP2001049820A - 階段のリフォーム用建材の組合せ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 側げたの内向き側面も化粧出来るようにす
る。 【解決手段】 踏板６とその上側の蹴込板８とによって
画される、側げた３の内向き側面３ａに張り付けられる
単位化粧側板１８と、側げた３の上面を化粧する長尺化
粧材１９とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は階段のリフォーム用
建材の組合せに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の階段のリフォーム用建材
の組合せとして以下の如きものは知られている。踏板に
張り付けられる化粧踏板と、蹴込板に張り付けられる化
粧蹴込板と、踏板の段鼻部に取り付けられる段鼻装飾材
とを有するものは知られている。

【０００３】

【従来技術の欠点】前記従来の階段のリフォーム用建材
の組合せには以下の如き欠点があった。従来の階段のリ
フォーム用建材の組合せでは、側げたの、外部から見え
る内向き側面を化粧することが出来なかったので、側げ
たの、外部から見える内向き側面が古いままに残ってリ
フォームを完全に行なうことが出来ないという欠点があ
った。

【０００４】

【前記欠点を解消するための手段】本発明は前記欠点を
解消するために以下の如き手段を採用した。請求項１の
発明は、踏板とその上側の蹴込板とによって画される、
側げたの内向き側面に張り付けられる単位化粧側板と、
側げたの上面を化粧する長尺化粧材とを有し、前記長尺
化粧材が、側げたの上面及び側げたの内向き側面に張り
付けられ単位化粧側板の上面を覆う本体と、この本体に
連設された、単位化粧側板の内向き側面上部を覆う垂下
片とを有しているのものである。

【０００５】

【発明の効果】本発明は前記した如き構成によって以下
の如き効果を奏する。請求項１の発明によれば、単位化
粧側板によって側げたの内向き側面も化粧出来るので、
リフォームをより完璧なかたちで行なうことが出来る。
また、長尺化粧材の垂下片によって単位化粧側板の内向
き側面上部を覆うことが出来るので、単位化粧側板の傾
斜上縁が側げたの傾斜上縁に完全に一致しなくても見栄
えに問題はなく、また、単位化粧側板が、その傾斜上縁
から剥がれるというようなこともない。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下に、発明の実施の形態を説明
する。なお、この説明において、前とは図１右側を、後
とは同左側をいい、左とは図１紙面裏側を、右とは同表
側をいう。

【０００７】竣工時の階段１は、建物の左右の側壁２に
取り付けられた左右一対の側げた３と、左右の側げた３
の相互に対向する内向き側面３ａに相互に対向するよう
にして形成された前方及び右又は左方に開放した踏板嵌
入溝５に嵌められた踏板６と、左右の側げた３の相互に
対向する内向き側面３ａに相互に対向するようにして形
成された下方及び右又は左方に開放した蹴込板嵌入溝７
に嵌められた蹴込板８とを有していた。

【０００８】前記階段１が以下のようにリフォームされ
ている。踏板６の上面に、段鼻部１０の上面を残すよう
にして化粧踏板１２が張られ、蹴込板８に化粧蹴込板１
３が張られている。踏板６の段鼻部１０の上面・側面・
下面が、合成樹脂製等の断面コ字状の段鼻装飾材１４に
よって覆われている。なお、段鼻装飾材１４の上部の前
端部には、化粧踏板１２の後端部が嵌まり込む段部１５
が形成されている。前記段鼻装飾材１４は弾性を有して
いるが、弾性を有しないものであってもよい。また、段
鼻装飾材１４は、市販の踏板６の内、一番厚さの大きな
もの又はそれに近い厚さのものに取り付けることが出来
るようになされている。従って、市販の踏板６の内、一
番厚さの大きなもの又はそれに近い厚さのもの以外に取
り付けた際は、段鼻装飾材１４の下部水平部の上面と踏
板６の下面との間に間隙１６が発生するが、その間隙１
６は階段１の使用において何らの支障ともならない。前
記化粧踏板１２、化粧蹴込板１３、段鼻装飾材１４は、
左右長さが「Ｌ」（左右の内向き側面３ａの間隔）とな
されている。なお、踏板６及び蹴込板８は、「Ｌ」に踏
板嵌入溝５の深さ「Ｍ」（蹴込板嵌入溝７の深さも
「Ｍ」）の２倍を加えた長さとなされている。

【０００９】化粧踏板１２、化粧蹴込板１３及び段鼻装
飾材１４の左右の端部を隠蔽するべく、単位化粧側板１
８が側げた３の内向き側面３ａに張り付けられている。
前記単位化粧側板１８は、図３に示すごときもので、踏
板６とその上側の蹴込板８とによって画される、側げた
３の内向き側面３ａに張り付けられように、側面形状略
直角三角形状となされている。

【００１０】側げた３の上面が合成樹脂製等の長尺化粧
材１９によって化粧されている。前記長尺化粧材１９
は、側げた３の上面及び内向き側面３ａに張り付けられ
単位化粧側板１８の上面を覆う本体１９ａと、この本体
１９ａに連設された、単位化粧側板１８の内向き側面上
部を覆う垂下片１９ｂとを有している。１本の長尺化粧
材１９は、側げた３の上面長さに相当する長さを有して
いる。しかし、１本の長尺化粧材１の長さを少なくとも
２枚の単位化粧側板１８の上面を覆う長さとし、複数本
の長尺化粧材１をつないで使用してもよい。

【００１１】

【変形例等】以下に変形例等について説明を加える。 （１）単位化粧側板１８の形状は、実施の形態のものに
限定されない。 （２）側げた３の形状は任意である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態を示す要部縦断面図であ
る。

【図２】図１のＩＩ−ＩＩ線に沿う中間省略の一部破砕
の断面図である。

【図３】単位化粧側板を示す側面図である。

【符号の説明】

３ 側げた ３ａ 内向き側面 ６ 踏板 ８ 蹴込板 １８ 単位化粧側板 １９ 長尺化粧材 １９ａ 本体 １９ｂ 垂下片

フロントページの続き (72)発明者 福田 亜紀彦 大阪府大阪市住之江区平林南２丁目10番60 号 永大産業株式会社内 Ｆターム(参考） 2E101 DD15 EE00

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 踏板とその上側の蹴込板とによって画さ
   れる、側げたの内向き側面に張り付けられる単位化粧側
   板と、側げたの上面を化粧する長尺化粧材とを有し、前
   記長尺化粧材が、側げたの上面及び側げたの内向き側面
   に張り付けられ単位化粧側板の上面を覆う本体と、この
   本体に連設された、単位化粧側板の内向き側面上部を覆
   う垂下片とを有している階段のリフォーム用建材の組合
   せ。