JP2001049776A - 水槽施工用の打込型枠 - Google Patents

水槽施工用の打込型枠

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JP2001049776A
JP2001049776A JP11226925A JP22692599A JP2001049776A JP 2001049776 A JP2001049776 A JP 2001049776A JP 11226925 A JP11226925 A JP 11226925A JP 22692599 A JP22692599 A JP 22692599A JP 2001049776 A JP2001049776 A JP 2001049776A
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Japan
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waterproof sheet
sheet
panel body
water tank
driving
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JP11226925A
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English (en)
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Hiroyuki Fujiwara
裕之 藤原
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Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
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  • Building Environments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水槽施工に際し、型枠工事、断熱材取り付け
工事、防水工事の合理化を図る。 【解決手段】 コンクリート造の水槽を施工するための
打込型枠1であって、断熱材からなるパネル本体2の表
面全体に防水シート3を一体に積層してなる。防水シー
トの縁部を、隣接して設置される他の打込型枠の防水シ
ートに重ね合わせるための連結片3aとしてパネル本体
の外側に延出せしめておく。防水シートの素材として熱
融着性シート材を用いる。防水シートとしてポリプロピ
レンシートを用いるとともに、パネル本体として発泡ポ
リプロピレンを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリート造の
水槽、特に建物の基礎ピットに設けられる蓄熱槽を施工
する際に適用して好適な打込型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の水槽の施工手順としては、スラ
ブコンクリートの施工が完了した後、壁および天井の配
筋と型枠の建て込みを行い、壁および天井にコンクリー
トを打設し、養生後、型枠解体を行って躯体を完成さ
せ、次いで、スラブ、壁、天井の内面にそれぞれ断熱材
を取り付け、防水施工を行い、スラブ押さえコンクリー
トを打設する、という工程によることが最も一般的であ
る。
【0003】また、近年、そのような水槽の施工の簡略
化、合理化を図るため、断熱成型板を打込型枠として用
いる工法も実用化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように断熱成形
板を打込型枠として用いることにより、在来工法に比較
して型枠工事と断熱材取り付け工事とを大幅に簡略化す
ることが可能であるので施工の合理化を実現できる。し
かし、そのような打込型枠工法によっても、防水工事は
在来工法どうりの塗布防水あるいはシート防水を行う必
要があり、防水工事も含めて水槽工事のより一層の合理
化と省力化を実現し得る有効な方策が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記事情に鑑み、請求項
1の発明は、コンクリート造の水槽を施工するための打
込型枠であって、断熱材からなるパネル本体の表面全体
に防水シートを一体に積層してなるものである。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記防水シートの縁部を、隣接して設置される他の
打込型枠の防水シートに重ね合わせるための連結片とし
て前記パネル本体の外側に延出せしめてなるものであ
る。
【0007】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明において、前記防水シートの素材として熱融着性シー
ト材を用いてなるものである。
【0008】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、防水シートがポリプロピレンシートからなり、かつ
前記パネル本体が発泡ポリプロピレンからなるものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1および図2は本発明の実施形
態である打込型枠1を示すものである。本実施形態の打
込型枠1は、それ自体が打込型枠として機能する断熱成
形板からなるパネル本体2と、その表面に一体に積層さ
れた防水シート3からなる。
【0010】パネル本体2は従来より水槽施工用として
用いられている打込型枠と同様のものであるが、本実施
形態ではその素材として、打込型枠としての強度と優れ
た断熱性を有することはもとより、防水シート3との熱
融着性を考慮してそれと同一素材である発泡ポリプロピ
レンが採用されている。その寸法は特に限定されない
が、たとえば図1〜図2に例示しているように、建設資
材の規格として多用されている定尺の三六板(つまり3
尺(910mm)×6尺(1820mm))とし、厚み
は蓄熱槽に用いるものとしては50〜100mm程度と
することが好適である。なお、図1に示すように、パネ
ル本体2の背面側には裏水対策用の導水路4を形成して
おくことが好ましい。
【0011】防水シート3としては熱融着性シート材を
用いることとし、本実施形態ではポリプロピレンシート
を採用している。ポリプロピレンシートは優れた防水性
能を有することはもとより、機械的強度に優れ、280
゜C程度に加熱することで強固に熱融着され、その熱融
着部は確実なシール性能を有することはもとより、母材
と同等の引張強度および剪断耐力を有するものである。
この防水シート3はパネル本体2の表面に積層されて熱
融着によりパネル本体2と強固に一体化しているが、図
2に示しているようにパネル本体2の上辺側および右側
辺側の縁部は、図3に示すように隣接して設置される他
の打込型枠1の防水シート3に自ずと重なり合う連結片
3aとしてパネル本体2の外側に延出させておく。その
連結片3aの幅寸法すなわちパネル本体2よりの延出寸
法はたとえば100mm程度とすることが良い。
【0012】上記の打込型枠1を用いて水槽を施工する
には、壁配筋を行った後、図3に示すようにこれらの打
込型枠1を整然と並べて建て込み、各打込型枠1の防水
シート3の連結片3aをそれぞれ隣接している他の打込
型枠1の防水シート3上に重ね合わせて熱融着する。ま
た、図4に示すように、スラブ5と壁との取り合い部に
は、防水シート3と同じくポリプロピレンシートからな
る目地テープ6や適当な寸法のシート材7を用いてそれ
らを防水シート3に対して熱融着し、隙間を完全に塞ぐ
こととする。なお、必要に応じて打込型枠1を所望の寸
法に適宜裁断して用いれば良い。勿論、発泡ポリプロピ
レンからなるパネル本体2およびポリプロピレンシート
からなる防水シート3の裁断は何等支障なく簡単に行う
ことができる。
【0013】これにより、型枠建て込み工事と断熱材取
り付け工事のみならず、防水工事も同時にほぼ完了す
る。そして、セパレータおよび図示しない支保工により
打込型枠1を支保し、コンクリートを打設し、養生後、
支保工を撤去すれば良い。なお、図3に示すように、防
水シート3と同じくポリプロピレンシートからなる補修
パッチ8をセパレータ穴に当てて熱融着することでセパ
レータ穴を確実に塞ぐことができる。
【0014】上記の打込型枠1によれば、既に述べたよ
うに型枠工事と断熱材取り付け工事のみならず防水工事
の合理化、簡略化をも実現でき、在来工法はもとより従
来の打込型枠工法に比較して水槽工事の施工性を大きく
向上させることができる。
【0015】特に、上記の打込型枠1は、防水シート3
として熱融着性シート材であるポリプロピレンシートを
採用したことにより、従来一般に防水シートとして多用
されている塩ビ系シート材を用いる場合に比較して優れ
た利点を有するものである。
【0016】すなわち、塩ビ系シート材は必ずしも接着
が容易ではなく、接着部における防水性を十分に確保す
るためには特殊な有機系接着剤を使用しての慎重な作業
が必要であるが、水槽内のような閉鎖空間での有機系接
着剤の使用は好ましくなく、十分な換気を行う等の作業
環境の維持が必要となる。しかも、近年においては、塩
ビ系材料自体がいわゆる環境ホルモンとの関連において
多用することは好ましくないとされる機運もある。この
点で、ポリプロピレンは環境に影響を及ぼすような素材
ではないし、比較的低温で確実な熱融着を簡単に行うこ
とが可能である。
【0017】以上で本発明の実施形態を説明したが、本
発明は上記実施形態に限定されることなく、以下のよう
な実施態様が考えられる。
【0018】上記実施形態では、防水シート3の縁部を
他の打込型枠1への連結片3aとしてパネル本体2より
も延出させて設けたことにより、打込型枠1を並べて配
置することのみで防水シート3どうしが自ずと隙間無く
重なり合うので効率的な作業が可能であるが、連結片3
aは必ずしも設けておくことはなく、作業性は若干低下
するが、打込型枠1どうしを並べて配置した後、それら
の突き合わせ部に図4に示したような目地テープ6を貼
り付けるようにしても良い。
【0019】上記実施形態のように防水シート3として
熱融着性シート材、特にポリプロピレンシートを用いる
ことが好ましいが、防水性能を確保できるものであれば
防水シート3として他の素材を採用することを妨げるも
のではない。また、パネル本体2としては、上記実施形
態のように防水シート3と同一素材である発泡ポリプロ
ピレンを採用すれば、両者を熱融着により確実に一体化
させることができるので好ましいが、それに限るもので
はなく、断熱性を有するとともに打込型枠として機能し
かつ防水シート3を一体に積層できるものであれば他の
素材を用いることを妨げるものではない。
【0020】なお、本発明の打込型枠は断熱性と防水性
が要求される水槽である蓄熱槽に適用することが最適で
あるが、蓄熱槽に限らず他の用途の水槽に適用して良い
し、壁のみならず床や天井にも適用可能であることは言
うまでもない。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明は、断熱材からなるパネ
ル本体の表面全体に防水シートを一体に積層してなるも
のであるから、これを並べて設置することのみで型枠工
事と断熱材取付工事のみならず防水工事もほぼ完了する
ので、水槽施工を大幅に合理化、簡略化することがで
き、特に蓄熱槽施工に適用して最適である。
【0022】請求項2の発明は、防水シートの縁部を連
結片としてパネル本体の外側に延出させておくので、打
込型枠を並べて配置することのみでその連結片が隣接す
る打込型枠の防水シートに自ずと隙間無く重なり合うの
で、効率的な作業が可能である。
【0023】請求項3の発明は、防水シートの素材とし
て熱融着性シート材を用いたので、防水シートどうしを
熱融着により確実に一体化させて防水性能を確保できる
ことはもとより、接着剤を用いて接着する場合に比較し
て作業性に優れる。
【0024】請求項4の発明は、防水シートとしてポリ
プロピレンシートを採用するとともに、パネル本体とし
て発泡ポリプロピレンを採用したので、それら防水シー
トとパネル本体を熱融着により確実に一体に積層でき、
かつ環境に影響を及ぼす懸念もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態である打込型枠の断面図で
ある。
【図2】 同、正面図である。
【図3】 同打込型枠を組み立てた状態を示す図であ
る。
【図4】 同打込型枠による入隅部の施工例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 打込型枠 2 パネル本体 3 防水シート 3a 連結片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E04B 2/86 611B F28D 20/00 B

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート造の水槽を施工するための
    打込型枠であって、断熱材からなるパネル本体の表面全
    体に防水シートを一体に積層してなることを特徴とする
    水槽施工用の打込型枠。
  2. 【請求項2】 前記防水シートの縁部を、隣接して設置
    される他の打込型枠の防水シートに重ね合わせるための
    連結片として前記パネル本体の外側に延出せしめてなる
    ことを特徴とする請求項1記載の水槽施工用の打込型
    枠。
  3. 【請求項3】 前記防水シートの素材として熱融着性シ
    ート材を用いてなることを特徴とする請求項1または2
    記載の水槽施工用の打込型枠。
  4. 【請求項4】 前記防水シートがポリプロピレンシート
    からなり、かつ前記パネル本体が発泡ポリプロピレンか
    らなることを特徴とする請求項3記載の水槽施工用の打
    込型枠。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006118154A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Sekisui Plastics Co Ltd 蓄熱槽用断熱パネルおよびそれを用いた蓄熱槽の構築方法
KR101644961B1 (ko) * 2015-08-26 2016-08-03 (주)부경대학교 기술지주회사 형틀작업, 단열작업, 방수작업 일체화를 위한 철근콘크리트용 일체화 모듈

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