JP2001048723A - 油性固形化粧料 - Google Patents
油性固形化粧料Info
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Abstract
低下が少なく、かつ塗布時の感触が良好な油性固形化粧
料の提供。 【解決手段】 式(1) 【化1】 (式中、R1 :炭素数の最頻値にして22〜100のア
ルキル基、R2 〜R5 :炭素数1〜10の炭化水素基を
示し、同一でも異なっていてもよい。)で表されるジシ
ロキサンを含有する油性固形化粧料。
Description
や温度変化による保形性の低下を起こしにくく、かつ塗
布感触の優れた油性固形化粧料に関する。
など油性固形化粧料において、保形性の高さは重要な性
質である。油性固形化粧料の保形性を向上させるための
最も単純な方法は、固体ワックス分の増量である。固体
ワックス分の増量によって保形性はある程度向上させる
ことができるものの、塗布感触が低下してしまう。そこ
で塗布感触を低下させずに保形性を向上させるために、
低分子ポリエチレンやカルナウバロウなど少量で硬度を
向上させることのできるワックスが用いられているが、
これらのワックスは、経時や温度変化によって硬度の変
化が起こり、保形性が低下するという点で問題がある。
的な硬度変化や温度変化による保形性の低下を起こしに
くく、かつ塗布時の感触に優れた油性固形化粧料を提供
することにある。
素原子に1つずつ特定の長鎖アルキル基を有するジシロ
キサンを配合すれば、優れた塗布感触と良好な保形性が
両立し、かつ経時的な硬度変化がなく、温度変化による
保形性の低下を起こしにくい油性固形化粧料が得られる
ことを見出した。
を示す。 R2 〜R5 :炭素数1〜10の炭化水素基を示し、R2
〜R5 は同一でも異なっていてもよい。)で表されるジ
シロキサンを含有する油性固形化粧料を提供するもので
ある。
素数の最頻値にして22〜100、好ましくは26〜1
00、より好ましくは32〜70の鎖長を有するアルキ
ル基である。R1 における炭素数の最頻値とは、分布の
あるアルキル鎖長のうち、最も含有量の多いアルキル基
の炭素数をいい、ジシロキサン(I)を本発明の油性固
形化粧料の一成分として用いたときの保形性を左右する
重要な因子となる。すなわち、炭素数の最頻値が22未
満であると、オイル状であるかまたは室温付近の温度で
融解するため、保形性の向上効果が低い。また100を
越えると融点が極めて高くなるため、油性固形化粧料へ
の配合が困難である。
チレンの重合で得たポリエチレン鎖として、あるいはヒ
ドロシリル化反応による長鎖アルキル基として導入する
ことができるが、R1 の炭素数の最頻値は、次の方法
(A)または(B)のいずれかによって測定することが
できる。
状ポリシロキサン、または2つの脱離基を有するシラン
を反応させる直前に、少量の反応液をサンプリングし、
メタノール等でリビングポリエチレンのアニオン末端に
プロトンを付加し、反応を停止する。ポリエチレンが沈
殿するので、メタノール等を濾去して不純物を除き、濾
取したポリエチレンの分子量をGPCにより測定する。
そのクロマトグラムにおけるピークトップが、あるn−
アルカン標準品のピークと重なるとき、そのn−アルカ
ンの炭素数が、ポリエチレンの炭素数の最頻値であり、
同時にそれが最終的に得られる式(I)のジシロキサン
のR1 の炭素数の最頻値である。n−アルカン標準品と
して、例えばAldrich 製試薬を用いる。また上記の方法
で測定したポリエチレンの分子量分布は、Mw/Mn=
1.5以下であることが好ましい。
ACO製)にて測定した式(I)のジシロキサンの融点
(例えば昇温速度:1℃/min )が、同様に測定したn
−アルカン標準品の融点と後述の範囲内で一致すると
き、そのn−アルカン標準品の炭素数として求められ
る。ジシロキサンの溶け始めの温度をA℃、溶け終わり
の温度をB℃とし、n−アルカン標準品の溶け始めの温
度をE℃、溶け終わりの温度をF℃としたとき、下記の
条件がともにを満足される場合、ジシロキサン(I)の
R1 の炭素数の最頻値は、そのn−アルカン標準品の炭
素数と一致するものとする。
度の幅は、(B−A)℃が6℃以内、特に4℃以下が好
ましい。
く、炭素数1〜10のアルキル基がより好ましく、メチ
ル基が特に好ましい。
機リチウムを含有する開始剤を用いてエチレンを重合さ
せ、得られた炭素数の最頻値にして22〜100のポリ
エチレンに環状ポリシロキサンまたは2つの脱離基を有
するシランを反応させ、分子末端がシラノール基、シラ
ノレート基または該脱離基を有するケイ素原子である変
性ポリエチレンを得、その2分子を触媒存在下カップリ
ングすることにより得られる。
工程は、例えば特開平7−278309号公報第4頁第
6欄第14行〜第5頁第7欄第3行記載の方法により実
施することができる。具体的には、アルキルリチウム及
び3級ジアミンを含む溶液にエチレンを導入すること
で、エチレンのリビング重合を行う。エチレンの導入圧
力には特に制限はないが、1kg/cm2 〜100kg/cm2
が適当である。重合温度には特に制限はないが、0℃〜
100℃が適当である。好ましくは20℃〜80℃であ
る。重合時間は、重合温度、3級ジアミン濃度、エチレ
ン導入圧力等によって異なるが、一般に0.1時間から
24時間程度である。ただし、重合熱を除去できる限り
なるべく短時間であることがリビング末端の失活を防ぐ
点で好ましい。これら重合条件を変化させることで生成
するポリエチレンの炭素数の最頻値を正確に制御するこ
とができる。
末端を有するポリエチレンに環状ポリシロキサンまたは
2つの脱離基を有するシランを反応させる。ここで環状
ポリシロキサンは、シロキサンユニットが3〜7のもの
が好ましい。また、シランの脱離基としては、水酸基、
アルコキシ基、ハロゲン等が挙げられる。環状ポリシロ
キサンまたはシランの添加量は、1つのケイ素原子に2
つのリビングポリエチレンが反応する副反応を抑制する
ために、シロキサンユニットのモル量がリビングポリエ
チレンのモル量よりも大きいことが好ましい。反応が緩
和に進行し、かつ反応後、洗浄・留去等の操作により過
剰物の除去が容易である点から、環状ポリシロキサンが
好適に用いられる。
ノレート基または脱離基を有するケイ素原子である変性
ポリエチレンであり、このままで次の工程に用いること
もできるが、必要により中和を行い、片末端シラノール
基変性ポリエチレンを得ることもできる。さらに必要に
応じた精製を行っても良い。具体的には、反応液を無機
酸または有機酸により中和後、蒸留水を用いて水相が中
性になるまで洗浄して塩類、アミン等の不純物を除去
し、反応溶剤および過剰の環状シリコーンを留去する方
法や反応終了後、例えばキョーワード700SN(協和
化学工業(株)製)のようなアルカリ吸着剤を投入して
アルカリ分、アミン等の吸着処理を行い、吸着剤を濾去
後、反応溶剤等を留去する方法等が挙げられる。最も好
適には、反応液をメタノール等の極性有機溶剤に滴下
し、再沈殿を行うことにより、アルカリ分、アミン、過
剰の環状シリコーン等を除去し、沈殿した片末端シラノ
ール基変性ポリエチレンを濾取する方法が用いられる。
再沈殿を行う方法では、他の方法に比べて環状シリコー
ンの除去が効率よく行えるため、生成物への残存がほと
んど起こらず、従ってこれを用いて合成するジシロキサ
ン(I)の純度が高くなるため、ジシロキサン(I)を
油性固形化粧料として用いる場合の保形性が著しく高く
なる。
リングする触媒は、塩基、酸のどちらでもよいが、具体
的には、アルカリ金属の水酸化物、水酸化テトラアルキ
ルアンモニウム、無機酸、スルホン酸、カルボン酸、固
体酸、固体塩基等が挙げられる。除去が容易である点か
ら、イオン交換樹脂や活性白土等の固体触媒を用いるこ
とが好ましい。触媒量は変性ポリエチレン量の0.01
〜20重量%程度でよい。
脱水してカップリングさせる反応であることから、変性
ポリエチレンが溶解し、かつ反応系から水を共沸除去で
きるような溶剤を加えることが好ましい。例えば、ヘプ
タン、オクタン、トルエン等の炭化水素溶媒が好適に用
いられる。加える量は水の共沸除去が進行しやすいよ
う、十分な還流がおこる量が好ましい。
さらに生じた水を除去できる条件であればよいが、具体
的には反応温度は100〜150℃が好ましく、反応時
間は1〜72時間程度である。
ときには濾過等、各触媒に適した処理によって除去する
ことができる。触媒除去後、そのまま溶媒を溜去するこ
とによってジシロキサン(I)を得られるが、着色やに
おいを完全に除去する目的でさらに精製を行ってもよ
い。例えば、活性炭による吸着処理を行うことが好まし
い。
法のほか、特開平3−264510号公報に開示されて
いるようなメチルハイドロジェンポリシロキサンとα−
オレフィンとのいわゆるヒドロシリル化反応によっても
得ることができる。かくして得られるジシロキサン
(I)の油性固形化粧料への配合量は、優れた保形性と
塗布感触の観点から0.01〜20重量%(以下、単に
%で示す)、特に0.5〜10%が好ましい。
油剤としては、通常化粧料に用いられる固体脂及び/ま
たは液体油、例えば、天然または合成のワックス類、油
脂類、高級脂肪酸類、高級アルコール類、脂肪酸エステ
ル類、炭化水素油、シリコーン油等が挙げられる。この
うち、天然または合成のワックスとしては、例えばキャ
ンデリラワックス、カルナウバワックス、ライスワック
ス、木ロウ、ホホバ油等の植物系ワックス;ビーズワッ
クス、ラノリン、鯨ロウ等の動物系ワックス;モンタン
ワックス、オゾケライト、セレシン等の鉱物系ワック
ス;パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワック
ス等の石油系ワックス;ポリオレフィンワックス、フィ
ッシャートロプシュワックス等の合成炭化水素系ワック
ス;モンタンワックス誘導体、パラフィンワックス誘導
体、マイクロクリスタリンワックス誘導体、ポリオレフ
ィンワックス誘導体等の変性ワックス;硬化ヒマシ油、
硬化ヒマシ油誘導体等の水素化ワックスなどが挙げられ
る。このうち、本発明においては、パラフィンワック
ス、オゾケライト、セレシン、ポリオレフィンワック
ス、キャンデリラワックス、カルナウバワックス等がよ
り好ましい。
バ油、オリーブ油、ヒマワリ油、マカデミアナッツ油が
挙げられる。炭化水素油としては、流動パラフィン、ス
クワラン等が挙げられる。高級脂肪酸類としては12−
ヒドロキシステアリン酸、イソノナン酸、イソステアリ
ン酸等が挙げられる。高級アルコール類としては、セチ
ルアルコール、ステアリルアルコールが挙げられ、脂肪
酸エステル類としては、ミリスチン酸イソプロピル、ジ
カプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソス
テアリルが挙げられる。
0%、特に50〜80%配合するのが好ましい。
の油性固形化粧料に用いられる顔料を本発明の効果を損
なわない範囲で適宜配合することができる。例えばタル
ク、セリサイト、マイカ、カオリン、シリカ、ナイロン
パウダー、ポリエチレンパウダー、セルロースパウダー
等の体質顔料;カーボンブラック、酸化チタン、酸化
鉄、酸化亜鉛、群青、紺青、酸化クロム、有機タール系
色素、レーキ等の着色剤;雲母チタン、酸化鉄被覆雲母
等の複合顔料が挙げられる。また、これらの化粧品顔料
をシリコーン、高級脂肪酸、高級アルコール、脂肪酸エ
ステル、金属石鹸、各種高分子、樹脂、アミノ酸または
アルキルホスフェート等により表面処理したもの、ある
いは有機または無機マイクロカプセル中に包含したもの
も用いることができる。本発明の油性固形化粧料には、
上記成分の他、粉体、染料、高分子化合物、香料、界面
活性剤、酸化防止剤、防腐剤、美容成分等を、本発明の
効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。
リップクリーム、ファンデーション、アイシャドウ、ア
イブロウ、アイライナー等が挙げられる。例えば口紅、
リップクリーム等唇用化粧料として、本発明におけるジ
シロキサンと、前述の固体脂、液体油、顔料を組合せて
好適に作製することができる。
最頻値が28のアルキル基、R2 〜R5 =CH3 のジシ
ロキサンの合成)
にn−ヘプタン600mL、N,N,N′,N′−テトラ
メチルエチレンジアミン4mL、15%n−ブチルリチウ
ムヘキサン溶液(1.6mol/L)120mLを仕込み、
反応系の温度を30〜80℃、エチレンガス導入圧力を
4kg/cm2 に保ちながら、エチレンガスを48.1L導
入して重合を行った。エチレンガス導入終了後、反応液
を一部サンプリングし、メタノールで再沈殿してGPC
スペクトルを測定したところ、ピークトップは炭素数2
8のn−アルカン(Aldrich試薬)と一致した。また分
子量分布は1.1であった。重合混合物中にデカメチル
シクロペンタシロキサン37mLを滴下し、90℃で2時
間反応させた。その後、5Lのメタノールにて再沈殿を
行い、沈殿物を濾取して白色粉末を得た。収量は70g
であった。
ン30gにn−ヘプタン30gを加え、110℃のオイ
ルバス上で加熱溶解させた。活性白土3gを添加し、脱
水管を取り付け、10時間加熱、撹拌を続けた。さらに
活性炭を加え、100℃のオイルバス上で2時間加熱、
撹拌を続けた後、熱濾過により活性白土及び活性炭を濾
去し、溶媒を溜去して、白色ワックス状固体を得た。収
量は17gであった。
れたジシロキサンの融点を測定したところ、65〜67
℃であり、炭素数28のn−アルカン(Aldrich試薬)
を同測定器で測定した値と一致した。
の最頻値が36のアルキル基、R2 〜R5 =CH3 のジ
シロキサンの合成) 窒素置換した1Lのガラス製耐圧反応容器にn−ヘプタ
ン400mL、N,N,N′,N′−テトラメチルエチレ
ンジアミン2mL、15%n−ブチルリチウムヘキサン溶
液(1.6mol/L)150mLを仕込み、反応系の温度
を30〜80℃、エチレンガス導入圧力を5kg/cm2 に
保ちながら、エチレンガスを84.8L導入して重合を
行った。エチレンガス導入終了後、反応液を一部サンプ
リングし、メタノールで再沈殿してGPCスペクトルを
測定したところ、ピークトップは炭素数36のn−アル
カン(Aldrich試薬)とした。また分子量分布は1.1
であった。重合混合物中にデカメチルシクロペンタシロ
キサン15mLを滴下し、90℃で2時間反応させた後、
アルカリ吸着剤(キョーワード700SN;協和化学工
業(株)製)72gを加えて95℃で2時間撹拌した。
熱濾過により吸着剤を濾去し、溶媒を溜去して、白色ワ
ックス状固体を得た。収量は110gであった。得られ
た末端シラノール基変性ポリエチレン80gにn−ヘプ
タン150gを加え、110℃のオイルバス上で加熱し
溶解させた。活性白土10gを添加し、脱水管を取り付
け、4時間加熱、撹拌を続けた。さらに活性炭を加え、
100℃のオイルバス上で2時間加熱、撹拌を続けた
後、熱濾過により活性白土および活性炭を濾去し、溶媒
を溜去して、白色ワックス状固体を得た。収量は67g
であった。
たジシロキサンの融点を測定したところ76〜77.5
℃であり、炭素数36のn−アルカン(Aldrich試薬)
を同測定器で測定した値と一致した。
の最頻値が60のアルキル基、R2 〜R5 =CH3 のジ
シロキサンの合成) 窒素置換した1Lのガラス製耐圧反応容器にn−ヘプタ
ン600mL、N,N,N′,N′−テトラメチルエチレ
ンジアミン2mL、15%n−ブチルリチウムヘキサン溶
液(1.6mol/L)100mLを仕込み、反応系の温度
を30〜80℃、エチレンガス導入圧力を5kg/cm2 に
保ちながら、エチレンガスを107.5L導入して重合
を行った。エチレンガス導入終了後、反応液を一部サン
プリングし、メタノールで再沈殿してGPCスペクトル
を測定したところ、ピークトップは炭素数60のn−ア
ルカン(Aldrich試薬)とした。また分子量分布は1.
1であった。重合混合物中にデカメチルシクロペンタシ
ロキサン15mLを窒素気流下、滴下した。滴下終了後、
90℃で2時間反応させた後、アルカリ吸着剤(キョー
ワード700SN;協和化学工業(株)製)52gを加
えて95で2時間撹拌した。熱濾過により吸着剤を濾去
し、溶媒を溜去して、白色ワックス状固体を得た。収量
は130gであった。
ン100gにn−ヘプタン60gを加え、110℃のオ
イルバス上で加熱し溶解させた。活性白土10gを添加
し、脱水管を取り付け、10時間加熱、撹拌を続けた。
さらに活性炭を加え、100℃のオイルバス上で2時間
加熱、撹拌を続けた後、熱濾過により活性白土及び活性
炭を濾去し、溶媒を溜去して、白色ワックス状固体を得
た。収量は84gであった。
たジシロキサンの融点を測定したところ96〜98℃で
あり、炭素数60のn−アルカン(Aldrich試薬)を同
測定器で測定した値と一致した。
(ダイアレン30 三菱化学製)60g、塩化白金酸2
mgをトルエン190gに加熱溶解し、70℃、4時間反
応させた。反応混合物をエタノール中に投じ、白色固体
を55g得た。ここで得られた白色固体はR1 =炭素数
30(最頻値)、R2〜R5 =炭素数1(メチル)であ
る。
た。得られた口紅について、製造直後の破損強度、保形
性の評価及びその経時変化、温度変化による硬度の変
化、並びに塗布感触を評価した。
合した。次に、これに色材原料を加えてロールミルで練
り均一に分散させたのち、再融解し、脱泡した後型に流
し込んで成型した。 (保形性の評価)成型した口紅を、20℃にてレオメー
ター(フドー社製)を用いて折り曲げ圧縮し、破損した
ときの負荷を求めた。破損強度300g以上を保形性良
好(○)と判断した。 (塗布感触の評価)専門パネラー5名により、ジシロキ
サンを含まない比較例1の口紅を基準として口紅の塗布
性能を評価した。○比較例1の口紅と同等または優れて
いる △比較例1の口紅よりやや劣る ×比較例1の口
紅より劣る。 (経時での保形性低下の評価)−10℃と50℃の間で
周期的に温度が変化する恒温槽中に成型した口紅を1ケ
月間入れた後、破損強度を調べた。強度が90%以上保
たれているものを合格(○)とした。
口紅は塗布感触が良好で、保形性が向上し、経時での保
形性低下がなく、かつ温度が変化しても硬度低下が著し
く改善されたものとなった。
性固形化粧料は、経時的な硬度変化や温度変化による保
形性の低下を起こしにくく、かつ塗布時の感触が優れて
いる。
Claims (3)
- 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、 R1 :炭素数の最頻値にして22〜100のアルキル基
を示す。 R2 〜R5 :炭素数1〜10の炭化水素基を示し、R2
〜R5 は同一でも異なっていてもよい。)で表されるジ
シロキサンを含有する油性固形化粧料。 - 【請求項2】 R1 が、炭素数の最頻値にして32〜7
0のアルキル基である請求項1記載の油性固形化粧料。 - 【請求項3】 唇用化粧料である請求項1または2記載
の油性固形化粧料。
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---|---|---|---|
JP22421899A JP3492947B2 (ja) | 1999-08-06 | 1999-08-06 | 唇用油性固形化粧料 |
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---|---|---|---|
JP22421899A JP3492947B2 (ja) | 1999-08-06 | 1999-08-06 | 唇用油性固形化粧料 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001048723A true JP2001048723A (ja) | 2001-02-20 |
JP3492947B2 JP3492947B2 (ja) | 2004-02-03 |
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ID=16810374
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003089699A (ja) * | 2001-09-19 | 2003-03-28 | Kao Corp | シラン化合物 |
JP2007277175A (ja) * | 2006-04-07 | 2007-10-25 | Kao Corp | メイクアップ化粧料 |
-
1999
- 1999-08-06 JP JP22421899A patent/JP3492947B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003089699A (ja) * | 2001-09-19 | 2003-03-28 | Kao Corp | シラン化合物 |
JP4633307B2 (ja) * | 2001-09-19 | 2011-02-16 | 花王株式会社 | シラン化合物 |
JP2007277175A (ja) * | 2006-04-07 | 2007-10-25 | Kao Corp | メイクアップ化粧料 |
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JP3492947B2 (ja) | 2004-02-03 |
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