JP2001048333A - モジュール型搬送装置 - Google Patents

モジュール型搬送装置

Info

Publication number
JP2001048333A
JP2001048333A JP11225299A JP22529999A JP2001048333A JP 2001048333 A JP2001048333 A JP 2001048333A JP 11225299 A JP11225299 A JP 11225299A JP 22529999 A JP22529999 A JP 22529999A JP 2001048333 A JP2001048333 A JP 2001048333A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transport
jig
fork
conveying
transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11225299A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Nakamura
哲郎 中村
Yasuhiro Asahi
康博 朝日
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noritake Co Ltd
Noritake Electronics Ltd
Original Assignee
Noritake Co Ltd
Noritake Electronics Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Noritake Co Ltd, Noritake Electronics Ltd filed Critical Noritake Co Ltd
Priority to JP11225299A priority Critical patent/JP2001048333A/ja
Publication of JP2001048333A publication Critical patent/JP2001048333A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】ライン長さや搬送可能な搬送物の重量の自由度
が高く、且つ高速搬送が可能な搬送装置を提供する。 【解決手段】治具22の搬送方向に沿って複数個が並ん
で配設される組立セル10は、それぞれ搬送フォーク2
0およびモータ30を備えたモジュール型に構成され、
治具22を搬送方向における相対移動不能に支持したそ
の搬送フォーク20が、そのモータ30によって搬送方
向に沿って処理位置Aと待機位置Bとの間で往復移動さ
せられることにより、その治具22が予め定められた処
理位置Aに順次搬送されると共に、そこで位置決め装置
40によって搬送フォーク20と治具22との搬送方向
における相対移動が禁止された状態と、その相対移動が
許容された状態とが切り換えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送物を搬送しつ
つこれに処理を施すために搬送方向に沿って縦列配置さ
れるモジュール型搬送装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、素材や半製品等のワーク(以
下、搬送物という)を搬送しつつこれに複数の自動機
(ロボット)で順次加工を施し或いは組み立てや検査等
を行うに際して、自動機がそれぞれ備えられた複数個の
モジュール(セル)をその搬送物が搬送される搬送方向
に沿って配列して生産ラインを構成することが行われて
いる。このような生産ラインは一般にフレキシブル生産
システム(FMS)と称され、生産する製品に応じてモ
ジュールの追加、削除、変更や組み替え等を行うことに
より、それに対応した生産ラインを構成できる。そのた
め、工程の改変が容易であるばかりでなく、複数種類の
製品を並行して取り扱う場合にも容易に高い生産効率を
確保できると共に、製品毎に独立した生産ラインを構築
する場合に比較して遊休設備が生じ難い利点がある。
【0003】ところで、上記のようなFMSは、例え
ば、搬送物に処理を施すための複数の処理位置の各々に
おいてその搬送物を支持するために設けられた架台や載
置台と、その処理位置の各々で搬送物に加工や組立等の
処理を施すための自動機と、各処理位置に搬送物を順次
搬送するための搬送装置と、その搬送物を複数の処理位
置の各々で位置決めするための位置決め装置等から構成
される。これらの構成要素のうち搬送装置は、複数の搬
送物を相互に独立して搬送方向に移動させる非同期移送
方式と、同時に移動させる同期移送方式とに大別され
る。非同期移送方式には、例えばベルト・コンベア方
式、チェーン・コンベア方式、フリーフロー・コンベア
方式等があり、一方、同期移送方式には、例えば治具パ
レット連結一斉移送方式等がある。
【0004】なお、上記のフリーフロー・コンベア方式
は、搬送方向に並ぶ複数本のローラの回転駆動によって
搬送物を搬送する形式の駆動ローラ・コンベアの一種で
ある。複数本のローラの各々は、軸心回りに回転可能な
インナプーリと、そのインナプーリにその軸心回りの相
対回動可能な状態で同軸的に嵌め合わされたアウタロー
ラとから構成されており、搬送物はそのアウタローラ上
に載せられて運ばれる。複数本のインナプーリはベルト
やチェーン等で回転が相互に伝達されるようになってお
り、駆動モータ等で同期して回転駆動される。一方、ア
ウタローラを直接駆動するための駆動源は設けられてお
らず、インナプーリとの間に作用する摩擦力によってそ
れから回転を伝達されることでその軸心回りに回転させ
られる。そのため、搬送物がアウタローラ上に載置され
ると、その重量に応じた摩擦力がインナプーリとアウタ
ローラとの間に作用することから、その搬送物にはその
重量に比例した推力がアウタローラから作用してローラ
の回転方向に搬送されることとなる。インナプーリは定
常的に回転駆動されており、搬送過程にある搬送物を停
止させる際にアウタローラが回転を停止させられると、
その内側でインナプーリは滑り回転させられる。それら
インナプーリとアウタローラとの間には摩擦力以外に何
ら拘束力が作用しないことから、ベルト・コンベア方式
やチェーン・コンベア方式等の場合のように搬送物とコ
ンベアとの間に大きな摩擦力を発生させたり、他の搬送
物の搬送速度や位置等に影響を与えることなく、所望の
搬送物だけを選択的に停止させることができる。
【0005】また、前記の治具パレット連結一斉移送方
式は、搬送物がそれぞれ固定された複数個の治具パレッ
トを相互に連結した状態で搬送方向に同時に移動させる
ものである。ラインを構成するモジュールの各々には治
具パレットを搬送方向の移動可能に支持する支持装置が
備えられており、治具パレットはその支持装置に備えら
れているフリーローラ等の上を移動させられる。複数の
モジュールのうち例えば搬送方向の先頭部に位置するも
のには、治具パレットに係合させられる移動部材とそれ
を搬送方向に駆動するための駆動装置が備えられている
が、それぞれ自動機が設けられている他のモジュールに
は駆動装置は備えられない。この方式では、例えば先頭
に位置する治具パレットを係合部材に係合させて移動さ
せると、駆動装置を有していない他のモジュール内に位
置する治具パレットがその先頭の治具パレットに引っ張
られることでそれに追随して移動させられる。すなわ
ち、治具パレットを相互に連結することで、駆動装置を
備えている駆動モジュールの他の各々のモジュールには
搬送機構および制御機構を何等設けることなく、治具パ
レットが同期して移送される。そのため、1個の駆動モ
ジュールを必須構成要素とするだけで、搬送装置構成を
実質的に変更することなくラインを構成するモジュール
構成を自由に変更できる利点がある。なお、治具パレッ
トは相互の連結および切離し自由に構成されており、搬
送方向の終端に到達すると搬送物が降ろされると共にそ
こで切り離されて搬送方向の始端側に戻され、支持装置
上で連結されている治具パレットの最後尾に順次連結さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のFMSに備えられた搬送装置では、それ
ぞれ以下のような不都合があった。先ず、非同期移送式
の搬送装置では、何れの方式においても、搬送物或いは
それが固定された治具や治具パレット等(以下、搬送物
という)は単にベルトやローラ等の上に載せられるだけ
であって、それらの間の摩擦力に基づいて推力を与えら
れる。そのため、搬送物の搬送速度を高めようとして
も、慣性力の作用により移動開始時或いは停止時にベル
トやローラ等との間に滑りが発生することから、移動開
始の遅れや停止時の位置ずれ等が生じ得る。停止時の位
置ずれは位置決め時間を長くすることから、移動開始遅
れと相俟って搬送位置決め時間が長くなるため、自動機
が高速処理を行ってもマシンサイクルタイム(=加工時
間+搬送時間)を短縮できないという問題があった。す
なわち、摩擦駆動による搬送方式は、高速処理ラインに
適用することはできないのである。しかも、このような
搬送方式ではローラ等の磨耗や油の付着等で摩擦係数が
小さくなると搬送が不可能になるが、摩擦係数の低下を
予測することは極めて困難でもあった。
【0007】これに対して、前記の治具パレット連結一
斉移送方式の搬送装置では、それに備えられる移動部材
に係合させられた状態でシリンダまたはモータで引っ張
ることで搬送物が搬送されるため、搬送物の滑り等の問
題は生じない。その反面、この搬送方式では全ての治具
パレットを連結して搬送することから、ラインが長くな
るほど、また、搬送物の重量が重くなるほど、搬送系の
慣性力が大きくなるため、それに起因する移動開始遅れ
や停止位置ずれ等が生じ易くなる。そのため、高速搬送
を実現できるのは短いラインで軽量物を搬送する場合だ
けであり、長いラインや重量物を搬送するラインにおけ
る高速搬送は不可能であった。
【0008】本発明は、以上の事情を背景として為され
たものであって、その目的は、ライン長さや搬送可能な
搬送物の重量の自由度が高く、且つ高速搬送が可能な搬
送装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、本発明の要旨とするところは、搬送物を所定の搬送
方向に搬送しつつこれに所定の処理を施すためにその搬
送方向に沿って複数個が縦列配置されるモジュール型搬
送装置であって、(a) 前記搬送物を前記搬送方向におい
て相対移動不能に支持するための搬送部材と、(b) その
搬送部材に相対移動不能に支持された前記搬送物を予め
定められた処理位置に順次搬送するために、同期信号に
従ってその搬送部材を前記搬送方向に沿って所定範囲内
で往復移動させる駆動装置と、(c) 前記処理位置に配置
された前記搬送物と前記搬送部材との前記搬送方向にお
ける相対移動が禁止された状態と、それらのその搬送方
向における相対移動が許容された状態とを切り換えるた
めの状態切換装置とを、含むことにある。
【0010】
【発明の効果】このようにすれば、搬送物の搬送方向に
沿って複数個が縦列配置されるモジュール型搬送装置
は、それぞれ搬送部材および駆動装置を備えたモジュー
ル型に構成され、搬送物を搬送方向における相対移動不
能に支持したその搬送部材が、その駆動装置によって搬
送方向に沿った所定範囲内で往復移動させられることに
より、その搬送物が予め定められた処理位置に順次搬送
されると共に、そこで状態切換装置によって搬送部材と
搬送物との搬送方向における相対移動が禁止された状態
と、その相対移動が許容された状態とが切り換えられ
る。そのため、搬送物は搬送部材に相対移動不能に支持
された状態で搬送されることから、移動開始遅れや停止
時の位置ずれなどに起因して搬送位置決め時間が長くな
らないため高速搬送が可能となる。このとき、搬送部材
は、所定範囲内で往復移動させられるが、状態切換装置
の作動によって搬送方向への移動時には搬送物との相対
移動が禁止される一方、反対方向への移動時には搬送物
との相対移動が許容されることにより、搬送物を搬送方
向へ順次移動させることができる。また、モジュール毎
に搬送部材および駆動装置が備えられていることから、
配設されるモジュール数が多くラインが長くなる場合に
も、個々のモジュールの搬送装置が一時に搬送すべき搬
送物の量すなわち搬送負荷は殆ど変化しない。そのた
め、搬送物が重量物である場合やラインが長い場合等に
も、搬送する搬送物の慣性力の増大に起因して高速搬送
が困難になることはない。なお、配列される複数のモジ
ュール型搬送装置にはそれぞれ駆動装置が備えられる
が、それらは同期信号で制御されるため、全ての搬送物
が略同時に移動させられ、相互の干渉は生じない。した
がって、ライン長さや搬送可能な搬送物の重量の自由度
が高く、且つ高速搬送が可能となる。
【0011】
【発明の他の態様】ここで、好適には、(a-2) 前記搬送
部材は、前記処理位置と前記搬送方向におけるその前後
の少なくとも一方に設けられた待機位置との間で前記搬
送物を移動させるものである。このようにすれば、複数
個のモジュール型搬送装置によって構成されるラインに
は処理位置相互の間に待機位置が設けられ、搬送部材は
処理位置から待機位置へ、待機位置から処理位置へ搬送
物を搬送することとなる。そのため、搬送部材による一
回の搬送距離が待機位置の設定数に応じて短くなること
から、搬送時間を一層短くすることができる。
【0012】また、上記のように待機位置が設けられる
場合において、一層好適には、前記処理位置およびその
待機位置は、複数個のモジュール型搬送装置が縦列配置
されることによって構成されるライン上において、搬送
方向に沿って隣接するもの相互の間隔が等間隔となるよ
うに設けられる。このようにすれば、搬送部材による搬
送物の搬送間隔が一定になることから、その搬送に必要
な時間をばらつきがある場合に比較して最も短くするこ
とができると共に、駆動装置の制御も簡単になる利点が
ある。
【0013】また、好適には、(a-3) 前記搬送部材は、
隣接して配置されるモジュール型搬送装置内から前記搬
送物を搬入し、または、その隣接して配置されるモジュ
ール型搬送装置へその搬送物を搬出するものである。こ
のようにすれば、縦列配置されたモジュール型搬送装置
の駆動装置を同期して駆動することにより、相互に隣接
するモジュール型搬送装置間で搬送部材が移動させられ
ることから、各々の処理位置に位置させられている搬送
物が隣接するモジュール型搬送装置内に順次送られるこ
ととなる。
【0014】また、好適には、(a-4) 前記搬送部材は、
前記搬送物に係合させられることによってそれらの前記
搬送方向における相対移動を禁止するための係合部を備
えたものであり、(c-2) 前記状態切換装置は、前記係合
部に係合させられる係合位置とその係合部から解放され
る解放位置との間で前記搬送物を移動させるための搬送
物移動装置を備えたものである。このようにすれば、搬
送物移動装置によって搬送物を移動させることにより、
係合位置に位置させられたときにはその搬送物が搬送部
材の係合部に係合させられて搬送方向におけるそれらの
相対移動が禁止される一方、解放位置に位置させられた
ときにはその搬送物が係合部から解放されて搬送方向に
おける相対移動が許容される。そのため、搬送部材と搬
送物との相対移動の禁止状態と許容状態とを容易に切り
換えることができる。
【0015】また、好適には、モジュール型搬送装置
は、(e) 前記搬送部材に同期し且つ反対方向に移動する
ように前記駆動装置によって駆動されることにより、搬
送物を前記搬送方向とは反対方向に移動させるための逆
送部材を含んで構成される。このようにすれば、搬送部
材によって搬送物が前記の搬送方向に順次移送されると
同時に、搬送部材と同期して反対方向に移動させられる
逆送部材によって、搬送物がその搬送方向とは反対方向
に送られる。そのため、例えば搬送物が治具パレット等
に載せられた状態で搬送される場合には、ラインの終端
において搬送物をその治具パレットから降ろした後、空
になった治具パレットを搬送部材上から逆送部材上まで
移動させるだけでそれを始端まで戻すことができる。し
たがって、ライン終端で治具パレットを滞留させてまと
めて始端まで戻す場合に比較して工程が簡略化されると
共に必要な治具パレット個数を減少させることができ
る。また、搬送物のラインへの投入位置と取出し位置と
が何れも始端側に設けられている場合には、同様にライ
ン終端において搬送物を逆送部材上に移動させるだけで
足り、その搬送物を取出し側まで戻す工程を別途設ける
必要がなくなる利点がある。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
参照して詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明のモジュール型搬送装置の
一適用例である複数個のモジュール型組立セル10a、
10b、10c、〜10n(以下、特に区別しないとき
は「組立セル10」という)が連なって縦列配置される
ことにより構成された、組立ライン12の全体構成を中
間部を省略して示す平面図であり、図2は、その図1に
おけるII−II視断面の要部を説明する図である。この組
立ライン12は、例えば蛍光表示管(Vacuum Fluoresce
nt Display:VFD)の製造工程の一部を構成する金属
部品の組立工程に用いられるものであって、例えば、リ
ード・フレーム等のワーク14を一方向に沿って搬送し
つつ、その過程でこれにフィラメント状陰極の張設等の
種々の加工を施すようになっている。
【0018】上記の複数個の組立セル10の各々は、ワ
ーク14に処理を施すための各々の処理内容に応じた加
工装置(ロボット)16(一点鎖線で配設範囲だけを例
示)と、そのワーク14を組立セル10内で移送し或い
は隣接する組立セル10に移送するための搬送装置18
とをそれぞれ備えたものである。搬送装置18の各々
は、ワーク14の搬送方向の前後における一定の範囲で
往復移動させられる搬送フォーク20を備えている。こ
の搬送フォーク20は、搬送方向に垂直な組立セル10
の幅方向の両端部側の2位置に対を為して設けられてそ
れらが常に搬送方向における同位置にあるように同期し
て往復移動させられるものであり、その往復移動によっ
て各々の上に載せられた治具22をライン12全体で同
時に搬送方向に移送する。前記のワーク14は、それぞ
れ治具22上の予め定められた位置に載せられるように
なっており、その状態で搬送され且つ加工装置16によ
って処理を施される。なお、搬送装置18の構成および
作動の詳細については後述する。本実施例においては、
治具22が搬送物に、フォーク20が搬送部材にそれぞ
れ相当する。
【0019】また、各組立セル10の搬送装置18は、
搬送フォーク20の下方に一対の逆送フォーク24をそ
れぞれ備えている。これらフォーク20、24は、それ
らの間の高さ位置において複数個のプーリ26間に掛け
渡された駆動ベルト28に、それらの下端部或いは上端
部においてそれぞれ取り付けられている。すなわち、フ
ォーク20、24は、共通の駆動ベルト28に取り付け
られている。そのため、搬送装置18の各々に備えられ
ている駆動用サーボ・モータ30の作動により駆動ベル
ト28が何れかの方向に回転させられると、搬送フォー
ク20および逆送フォーク24が相互に反対方向に同期
して移動させられる。この逆送フォーク24は、搬送フ
ォーク20による搬送方向とは反対方向に治具22を移
送するためのものである。なお、図2においては、搬送
フォーク20が各々の組立セル10の右端部に、逆送フ
ォーク24が左端部に位置している状態を示した。本実
施例においては、逆送フォーク24が逆送部材に、モー
タ30が駆動装置にそれぞれ相当する。
【0020】また、複数個の組立セル10のうち、ライ
ン12の両端部に位置する組立セル10aおよび10n
には、搬送装置18に加えて、ライン12の始端側およ
び終端側に治具昇降装置32a、32b(以下、区別し
ないときは単に「昇降装置32」という)がそれぞれ備
えられている。昇降装置32a、32bは、鉛直方向の
上下に移動可能な昇降部材34a、34b(以下、特に
区別しないときは単に「昇降部材34」という)をそれ
ぞれ備えており、図示しない上下駆動モータの駆動によ
って、その上面が搬送フォーク20および逆送フォーク
24の上面とそれぞれ一致する上下2位置の範囲でその
昇降部材34を往復移動させる。これら昇降装置32
a、32bは、治具22をライン12内で繰り返し利用
するために設けられている。
【0021】すなわち、搬送装置18の搬送フォーク2
0によって組立ライン12の始端から終端に向かって搬
送された治具22は、その終端に位置する組立セル10
nにおいてワーク14が降ろされると、そこに備えられ
ている昇降装置32bによって逆送フォーク24と同様
な高さ位置まで下降させられる。下端位置まで降ろされ
た治具22は、ワーク14が載せられていない空の状態
で逆送フォーク24によって始端に向かって移送され、
組立セル10a内で昇降装置32aによって搬送フォー
ク20と同様な高さ位置まで上昇させられる。そして、
そこで新たなワーク14が載せられると共にそこから再
び搬送フォーク20によってライン終端に向かって搬送
されることとなる。したがって、ライン12の終端およ
び始端で昇降装置32によって治具22を下降或いは上
昇させると共に逆送フォーク24で逆方向に搬送するこ
とにより、別途手間を要することなく治具22をライン
始端側に戻して順次利用することができる。
【0022】以上のように構成された組立ライン12で
は、搬送方向における始端(図における右端)に位置す
る組立セル10aにワーク14が搬入されると、そこで
治具22上に載せられ、搬送装置18によって搬送フォ
ーク20に載せられて複数個の組立セル10に順次移送
され、そこで組立セル10毎に設定されている処理位置
に位置決めされた上で加工装置16によって処理され
る。ワーク14は、このように搬送過程で順次処理が施
された後、搬送方向の終端に位置する組立セル10n内
で治具22から降ろされて次工程に送られる。一方、治
具22は始端まで戻されて順次搬入されるワーク14の
処理に順次利用される。したがって、搬送方向の始端に
位置する組立セル10aはワーク14が搬入される搬入
セルとして機能し、終端に位置する組立セル10nは処
理済みのワーク14をライン12から搬出する搬出セル
として機能する。
【0023】このとき、複数個の組立セル10の各々に
備えられている前記の駆動用サーボ・モータ30は、何
れも共通の制御装置36によって駆動制御されるように
構成されており、それらは同時に回転駆動させられる。
制御装置36は、例えば組立セル10の各々における処
理終了信号を受信し、全ての組立セル10から処理終了
信号を受信したときにモータ30に駆動開始信号を送信
する。そのため、各組立セル10内に位置する複数個の
治具22が搬送フォーク20に載せられて同期して一斉
に搬送方向に移送されると共に、搬出セル10nでワー
ク14を降ろされた空の治具22が逆送フォーク24に
載せられてその反対方向に同時に送られる。なお、ワー
ク14は、ライン12内を構成する複数の組立セル10
の各々の2または3か所に位置する全ての治具14の上
に載置されているが、図1、2においては、搬出セル1
0n内に位置する一つの治具14の上に位置する1個だ
けを図1に図示した。
【0024】以下、複数個の組立セル10の各々に備え
られるワーク14および治具22の搬送および位置決め
機構の構成を、組立セル10bについて図3乃至図5を
参照して詳細に説明する。図3は、組立セル10bの幅
方向(ワーク14の搬送方向に垂直な方向)の中央を通
る断面を示す図であり、図4、図5は、それぞれ図3に
おける右側面図、平面図である。図3は、図4および図
5におけるIII −III視断面に相当する。なお、これら
の図においては、搬送・位置決め機構に無関係な加工装
置16を省略した。組立ライン12を構成する他の組立
セル10は、両端部に位置する搬入セル10aおよび搬
出セル10bを除いて、加工装置16以外の構成が組立
セル10bと同様であって以下の説明はこれらに共通す
る。したがって、以下の説明において特に区別する必要
がない場合にはこれらを「組立セル10」としてまとめ
て取り扱う。また、搬入セル10aおよび搬出セル10
bの搬送・位置決め機構についても、フォーク20、2
4の形状および長さは相違するものの機構的には組立セ
ル10bと略同様である。
【0025】図3において、組立セル10は四方および
上下から見た形状が何れも矩形を成す枠38を備えて全
体が箱型を成すものであって、その箱型の枠38の略上
半分の領域に図示しない加工装置16が設けられ、略下
半分の領域に前記の搬送装置18が設けられると共に、
搬送フォーク20の搬送方向の前後2位置および逆送フ
ォーク24の逆送方向の前後2位置にそれぞれ位置決め
装置40が設けられている。なお、位置決め装置40
は、後述するようにワーク14の処理位置Aおよび搬送
のための待機位置B、C、Dにおいて治具22を高精度
で位置決めするためのものである。
【0026】上記の搬送装置18の駆動ベルト28は、
駆動モータ30の駆動軸に嵌め着けられたものを含む複
数個のプーリ26に掛け渡されており、その一部は前記
の搬送フォーク20の下方および逆送フォーク24の上
方において搬送方向に沿って伸びる。それら搬送フォー
ク20および逆送フォーク24は、駆動ベルト28のそ
の搬送方向に沿って伸びる部分に、それらの下端および
上端にそれぞれ突設された固定具42、44によって固
定されている。これらの固定具42、44は、搬送フォ
ーク20においては搬送方向の前方端部側に、逆送フォ
ーク24においては逆送方向の前方端部側(すなわち、
搬送方向の後方端部側)にそれぞれ設けられている。そ
のため、フォーク20、24は何れも、治具22の移送
方向における前方側端部が、図に示される処理位置A或
いは待機位置Cとその前方側の位置決め装置40が備え
られている待機位置B或いはDに位置する範囲内で、固
定具42、44とプーリ26との干渉を生じさせること
なく移動可能であり、図に示される位置では、移送方向
における後方側端部の治具22を支持する部分が、その
方向に連続して配置される組立セル10の待機位置Bに
位置する。
【0027】また、上側に位置する2個の位置決め装置
40の搬送方向後方側やや下方にはそれぞれセンサ46
が配設されており、一方、上側に位置する搬送フォーク
20には、固定具42の下端から下方に向かってドグ4
8が突設されている。センサ46は、このドグ48の搬
送方向における位置を検出するものであり、搬送フォー
ク20が図における右方向(搬送方向の反対方向)に移
動して図に示される始端側位置に到達したとき、および
図における左方向(すなわち搬送方向)に移動して図に
おいて搬送フォーク20の前方側端部に載せられている
治具22がその左方に位置する位置決め装置40上すな
わち終端側位置まで移動したときにドグ48が検出され
る。ドグ検出信号はモータ30に送信され、モータ30
はその検出信号を受けて停止させられるようになってい
る。すなわち、複数個の組立セル10の各々に備えられ
たモータ30は、前述したように制御装置36から送ら
れた同期信号によって一斉に回転駆動させられ、且つフ
ォーク20が予め定められた位置に到達して治具22が
位置決め装置40上に位置させられたときに組立セル1
0毎にその回転を停止させられる。
【0028】しかも、搬送フォーク20には治具22が
搬送方向における前後2箇所に同時に載せられるが、そ
れらの相互間隔は位置決め装置40の相互間隔に一致さ
せられている。そのため、治具22は、搬送フォーク2
0の一回の移動によって、その前方側端部に載せられた
ものも後方側端部に載せられたものも、共に位置決め装
置40相互の間隔に等しい距離だけ移送される。個々の
組立セル10の位置決め装置40の位置すなわち処理位
置Aおよび待機位置Bは、組立ライン12を構成した場
合に一定の間隔でそれらが交互に並ぶように決定されて
いるため、搬送フォーク20の後方側端部にはその方向
に連続する組立セル10の待機位置Bの位置決め装置4
0上に位置する治具22が載せられ、その移動時に図の
右端位置から中央部の処理位置Aの位置決め装置40上
まで移動させられる。
【0029】この結果、ライン12の始端側に位置する
図示しない組立セル10内の待機位置Bに位置する治具
22が図に示す処理位置Aまで搬送されると同時に、そ
の処理位置Aに位置する治具22がその左方に位置する
待機位置Bまで搬送される。すなわち、本実施例におい
て搬送部材20は、それが備えられている組立セル10
に隣接する組立セル10から治具22を搬入する機能を
有している。更に、搬送フォーク20は前述したように
往復移動させられるものであるが、後述するように搬送
方向への移動時には治具22との係合状態が実現される
一方、その反対方向への移動時には係合解除されること
によって、その反対方向への移動時には治具22が位置
決め装置40によって支持された状態となってその位置
に留められ、搬送フォーク20だけが戻される。この結
果、治具22が搬送フォーク20の往復移動の繰り返し
によって位置決め装置40上から隣接する次の位置決め
装置40上に、すなわち処理位置Aと待機位置Bとに順
次移動させられるため、複数個の組立セル10内にそれ
ぞれ位置させられている複数個の治具22が同期して、
位置決め装置40上すなわち予め定められた停止位置
A,Bに順次送られることとなる。すなわち、位置決め
装置40は、搬送装置18によって順次搬送される治具
22の複数箇所の停止位置の各々に設けられており、治
具22は、搬送フォーク20による一回の搬送動作毎に
位置決めされる。処理位置Aと待機位置Bとの中心間隔
は組立セル10の搬送方向における長さの半分に等し
く、治具22は、一回の搬送操作で搬送方向に組立セル
10の長さの半分だけ送られることとなる。
【0030】なお、逆送フォーク24側においても、位
置決め装置40との位置関係やそれらの作動等は同様で
ある。逆送フォーク24の図における右方向への移動時
においては治具22との係合状態にあり、反対方向への
移動時にはその係合が解除されて治具22は位置決め装
置40によって支持される。そのため、駆動モータ30
が回転駆動されることにより搬送フォーク20が往復移
動させられる際に、共通の駆動ベルト28に取り付けら
れた逆送フォーク24が同様に往復移動させられると、
空の治具22が図における右方向に並ぶ位置決め装置4
0上に順次移送され、搬出セル10nから搬入セル10
aまで治具22が戻されることとなる。
【0031】また、フォーク20、24は、図4に示さ
れるように、治具22の搬送方向に垂直な幅方向におけ
る両端部側すなわち位置決め装置40の両端部側にそれ
ぞれ一対が設けられており、何れも治具22を下方から
支持する。図4、図5から明らかなように、フォーク2
0、24は長手薄板状を成すものであり、その上端は内
側が部分的に除去されることによって段付き形状に形成
され、治具22は、この段付部50に載せられている。
また、図5に示すように、位置決め装置40の両端部に
は、図の左右方向に一致する搬送方向に沿って伸びるレ
ール52がそれぞれ備えられる。フォーク20、24に
は、その長手方向の中央部においてその外側位置に搬送
方向の前後に並んで2つのリニアガイド54が備えられ
ており、それらがレール52にその長手方向の摺動可能
に嵌め合わされることにより、フォーク20、24が搬
送方向に沿って案内されるようになっている。なお、図
5においては、上側に位置する搬送フォーク20だけを
示し、治具22は一点鎖線で輪郭だけを示した。また、
図から明らかなように、レール52は組立セル10毎に
独立して設けられている。
【0032】また、治具22は、フォーク20、24に
上側から載せられているだけであるが、それらフォーク
20、24には上記の段付部50の上面から突き出し可
能な係合ピン56が長手方向における2位置に備えられ
ている。そのため、治具22は、その両端部がその係合
ピン56に係合させられることにより水平面内における
フォーク20、24との相対移動が禁止された状態でそ
の段付部50に載せられる。図6および図7は、その係
合作動を説明する図であって、図6は図5におけるVI−
VI視断面に対応する非係合状態を表し、図7はその図6
の要部に対応する係合状態を表す。なお、両図において
は搬送フォーク20についてその構造を説明している
が、逆送フォーク24も全く同様に構成されており、治
具22との間で同様な係合状態が形成される。
【0033】図6において、治具22は、その下側部分
を構成するベース58の両端部が搬送フォーク20の段
付部50に嵌め込まれた状態で、位置決め装置40によ
って支持されている。搬送フォーク20には、前記の係
合ピン56をベース58に向かって段付部50から突き
出しおよび引き込み可能に備えたシリンダ60が取り付
けられており、ベース58には、その係合ピン56に対
応する位置に係合凹部62が設けられている。そのた
め、図7に示されるように係合ピン56が突き出した際
には、その先端部が係合凹部62内でベース58と重な
り合う位置に位置させられる。図8に平面図(図6にお
いて上方から見た状態)を示すように、搬送フォーク2
0の長手方向に垂直な方向における治具22の長手方向
の両端部には、その端面のその長手方向における中央部
においてその端面から上記の係合凹部62が設けられて
いる。この係合凹部62は、係合ピン56の直径と略同
様な開口幅寸法を有してその先端が円弧状に形成され、
平面形状がU字状を成すものである。
【0034】そのため、治具22が一対の搬送フォーク
20で支持され且つそれぞれに備えられる係合ピン56
が係合凹部62に嵌め入れられた状態では、治具22と
搬送フォーク20との水平面内における相対移動は一切
禁止されている。但し、前述したように治具22は搬送
フォーク20上に載せられているだけであり、それらの
鉛直方向における相対移動は何ら抑制されていない。一
方、治具22が搬送フォーク20によって支持されてい
ても係合ピン56が図6に示されるように引き込まれて
いる場合には、その図6における左右方向の相対移動は
段付部50によって略禁止されているが、図の紙面に垂
直な方向すなわち搬送方向の前後に沿った方向において
は、治具22と搬送フォーク20との相対移動は何ら禁
止されていない。
【0035】図4に戻って、前記位置決め装置40は、
以下のように構成されている。処理位置Aにおいて、搬
送フォーク20、20間には、治具22を支持するため
の支持台(架台)64が備えられる。この支持台64の
更に下方には両端部を側壁等によって支持された支持部
材66が備えられており、支持台64は、その支持部材
66から突設された支持ロッド70の先端部に固定され
ている。支持台64の長手方向(搬送方向に垂直な図に
おける左右方向)の両端部には、一対の位置決めピン昇
降シリンダ74が備えられており、治具22は、そのシ
リンダ74から突き出させられる位置決めピン76(図
6参照)によって水平方向において位置決めされると同
時に支持されるようになっている。
【0036】以下、図6等を参照して支持台64と治具
22との位置決め機構を説明する。図に示すように、支
持台64の両端部に備えられるシリンダ74の位置決め
ピン76は、治具22に向かって突き出すように設けら
れており、その外側位置には、支持台64の図における
左右方向両端部において搬送方向における支持台64の
全長に亘る長さをもって治具22側に突設された突縁7
8がそれぞれ備えられている。突縁78は、それぞれ内
側面にその長手方向に沿って伸びる係合溝80を有して
いる。なお、突縁78は、図5に示されるようにその長
手方向の端部側ほど薄肉に構成されており、係合溝80
もその形状に倣ってその両端部側ほどその底面が外側に
形成されている。また、上記位置決めピン76は、先端
軸部82がやや細く形成されたものであって、その軸部
82にはゴム製等のブシュ86が嵌められている。
【0037】一方、治具22のベース58の裏面には、
上記の突縁78の係合溝80に係合させられる係合突部
88をそれぞれ備えた一対の脚部90が固着されてい
る。係合突部88は、嵌合溝80の長手方向に沿って伸
びる長手状を成し、且つその溝幅よりも薄肉に形成され
ている。そのため、それらの嵌合状態において嵌合溝8
0内には、位置決めピン76の軸心方向において隙間が
形成されることとなる。また、脚部90は、ベース58
と一体になるように固着されており、図9に裏面から見
た状態を示すように、搬送フォーク20の長手方向にお
ける長さ寸法はそのベース58の長さ寸法と略同様であ
る。この脚部90には、ベース58に固着される固着部
92と、それよりも図6における左右方向(幅方向)寸
法が短くされて上記の係合突部88を下端部の外側にそ
れぞれ備えた係合部94とが備えられている。係合部9
4の治具搬送方向における中央部には、位置決め穴96
が脚部90を貫通して設けられており、前記の位置決め
ピン76はその位置決め穴96内に嵌め入れられる。位
置決め穴96の内径は、位置決めピン76の先端軸部8
2の直径よりも僅かに大きくそれらの隙間が極めて小さ
くなるように設定されており、それらの嵌合状態におい
てその軸心方向に垂直な方向における相対移動は実質的
に禁止されている。
【0038】そのため、治具22は、搬送フォーク20
によって支持されて搬送される際には、図7に示される
ように、そのベース58の下面が段付部50に接触させ
られ且つ係合ピン56が係合凹部62に嵌め入れられる
ことにより、搬送方向含む水平方向の何れの方向におけ
るそれらの相対移動も禁止されている。また、この搬送
中においては、位置決めピン76はシリンダ74に引き
込まれた状態にあって、脚部90の位置決め穴96内に
は嵌め入れられておらず、係合突部88は係合溝80内
に位置するがその内壁面には接触していない。治具22
が例えば図5において右端に一点鎖線で示す位置から左
方に搬送される際には、係合突部88と係合溝80とが
このような位置関係にあるため、搬送フォーク20によ
って支持された状態で搬送されてきた治具22は、支持
台64の搬送方向における後方端部側から係合突部88
が係合溝80内に嵌め入れられつつ滑らかにその支持台
64上まで移動させられる。治具22が処理位置Aに到
達すると、係合ピン56がシリンダ60に引き込まれる
(図6参照)ことによって治具22と搬送フォーク20
との水平方向の相対移動が許容される。また、同時に、
位置決めピン76がシリンダ74から突き出させられて
位置決め穴96に嵌め入れられることにより、その嵌め
合い精度に従って治具22が水平方向において高精度で
位置決めされる。位置決めピン76を更に上昇させる
と、軸部82に嵌められているブシュ86によって脚部
90が押し上げられ、ベース58が搬送フォーク20の
段付部50から浮き上がらされる。すなわち、図6に示
される状態となる。これにより、治具22と搬送フォー
ク20との間には摩擦力を含めて何らの力の作用しなく
なるため、治具22を現位置に留めたまま、搬送フォー
ク20だけを搬送方向とは反対方向に移動させることが
できる。本実施例においては、シリンダ74および位置
決めピン76が治具22を搬送フォーク20との係合位
置と解放位置との間で移動させる搬送物移動装置に相当
する。
【0039】なお、位置決めピン76を上昇させること
により脚部90を押し上げると、係合溝80内に位置す
る係合突部88がその係合溝80の上側内壁面に押しつ
けられる。そのため、支持台64と治具22との間のが
たつきが、それら係合突部88と係合溝80との当接に
基づいて緩和されることから、治具22に固定されてい
るワーク14の処理が容易且つ確実になる。
【0040】図4に戻って、上記のようにして治具22
が処理位置Aにおいて位置決めされ且つ搬送フォーク2
0との相対移動が許容された後、組立セル10における
ワーク14の処理が施される。ワーク14の処理が終了
した後には、位置決めピン76が引き込まれることによ
って、治具22は支持台64による支持状態から搬送フ
ォーク20による支持状態に切り換えられる。そして、
搬送フォーク20の係合ピン56が再び係合凹部62内
に嵌め入れられることにより、治具22と搬送フォーク
20との水平方向における相対移動が禁止された状態に
復帰する。したがって、本実施例においては、位置決め
装置40が、搬送フォーク20と治具22との上記の相
対移動が禁止された係合状態とその相対移動が許容され
た解放状態とを切り換えるための状態切換装置として機
能する。
【0041】また、上記の図4において、待機位置Dに
位置する治具22の下方にも、支持台64と同様な支持
台98が備えられている。この支持台98は、枠38に
高さ位置固定に取り付けられている。支持台98にも、
一対の位置決めピン昇降シリンダ100が備えられてお
り、前述した処理位置Aの場合と同様にして搬送された
治具22が待機位置Dで位置決めされ且つ逆送フォーク
24から浮き上がらされることでそれらの水平方向にお
ける相対移動が供されるようになっている。また、図3
に示されるように、他の待機位置B,Cにも、同様な支
持台98およびシリンダ100が備えられており、搬送
された治具22が同様に位置決めされ且つフォーク2
0、24との相対移動が許容される。
【0042】図10は、以上のように構成された組立ラ
イン12における治具22の搬送作動を説明する図であ
る。図10(a) において、複数個の搬送フォーク20お
よび逆送フォーク24の各々は、前記の図7に示される
治具22との係合状態にあって、搬送フォーク20が搬
送方向における始端側に、逆送フォーク24が逆送方向
における始端側にそれぞれ位置している。また、昇降部
材34aは下端に位置している。なお、図示しない組立
セル10d以降についても、フォーク20、24は同様
な位置にあり、搬出セル10n内の昇降部材34bも下
端に位置する。図の状態から複数個の組立セル10の各
々に備えられている図示しないモータ30を同期して駆
動することにより、搬送フォーク20を搬送方向(図の
左方)に移動させる一方、逆送フォーク24を逆送方向
(図の右方)に移動させる。これにより、搬送フォーク
20に載せられた治具22は搬送方向に、逆送フォーク
24に載せられた治具22は逆送方向に一斉に移動させ
られる。このとき、搬送フォーク20の停止位置は前記
のセンサ46およびドグ48によって決定され、治具2
2の各々は、移動方向の前方において他の治具22が位
置していた位置まで送られることとなる。図10(b)
は、このようにして一回の移動が終了した時点を示して
いる。なお、フォーク20、24の移動時には、昇降部
材34aは停止したままであり、搬入セル10aの逆送
フォーク24に載せられた治具22のうち搬送方向にお
いて最も始端側に位置するものは、その昇降部材34a
の上方の位置に移動させられる。昇降部材34aは、図
のようにフォーク20、24と搬送方向において重なる
位置においても相互に干渉することのないように、それ
らの内側に設けられている。
【0043】次いで、図10(b) の状態からは、フォー
ク20、24が停止させられたまま、昇降部材34aだ
けが上昇させられる。これにより、逆送フォーク24に
よって昇降部材34a上に搬送された治具22が搬送フ
ォーク20が設けられている高さ位置に送られる。図1
0(c) は、この状態を示している。なお、搬出セル10
nの昇降部材34bは、搬入セル10aの昇降部材34
aと同様に上昇させられるが、図2と対比すれば明らか
なように、その際には昇降部材34bはその上に治具2
2が存在しない空の状態となっている。上記の昇降部材
34の上昇に先立ち、或いはそれに続いて、複数個の組
立セル10にそれぞれ設けられた処理位置Aおよび待機
位置B,C,Dの各々に位置する治具22は、それらの
位置に備えられた位置決め装置40によって位置決めさ
れると同時に上昇させられる。これにより、図10(c)
に模式的に示すように、治具22はフォーク20、24
上から離隔させられ、水平方向における相対移動が許容
された状態となる。
【0044】続く段階では、搬送フォーク20が搬送方
向の始端側に移動させられると共に、逆送フォーク24
が搬送方向の終端側すなわち逆送方向の始端側に移動さ
せられる。このとき、上述したようにフォーク20、2
4は治具22との水平方向における相対移動が許容され
ているため、位置決め装置40によってそれぞれの位置
において支持されている治具22をそこに残したまま、
フォーク20、24だけが移動させられることとなる。
この移動後の状態は図2に示されるものと同様であり、
搬入セル10aの搬送フォーク20が昇降部材34aと
重なる位置にある。治具22上に載せられているワーク
14の処理は、上記のように位置決め装置40によって
治具22が位置決めされた後に開始され、フォーク2
0、24は、その処理中に空の状態でそれぞれ図2に示
す位置に移動させられる。ワーク14の処理が終了する
と、治具22は、前記の図6に示される位置決め装置4
0によって支持された状態から図7に示されるフォーク
20、24によって支持された状態に移行する。昇降部
材34は、フォーク20、24が上記のように移動して
治具22が搬送フォーク20によって支持され得るよう
になった後の何れかの段階で下降させられ、フォーク2
0、24によって治具22が支持される状態に移行した
後には、搬送装置は図10(a) に示す状態に戻る。本実
施例では、このような搬送フォーク20、逆送フォーク
24、および昇降装置34の往復移動の繰り返しによっ
て、治具22が搬送方向に順次搬送される過程でそれに
載せられたワーク14が処理され、且つワーク14を降
ろされた空の治具22が逆送方向に順次移送されて搬入
セル10aで再度搬送ラインに投入されることにより、
治具22を搬入位置に別途戻す手間を必要とすること
も、多量の治具22を用意する必要もない自動ラインが
構成されている。
【0045】以上説明したように、本実施例において
は、治具22の搬送方向に沿って複数個が縦列配置され
る組立セル10は、それぞれ搬送フォーク20およびモ
ータ30を備えたモジュール型に構成され、治具22を
搬送方向における相対移動不能に支持したその搬送フォ
ーク20が、そのモータ30によって搬送方向に沿って
処理位置Aと待機位置Bとの間で往復移動させられるこ
とにより、その治具22が予め定められた処理位置Aに
順次搬送されると共に、そこで位置決め装置40によっ
て搬送フォーク20と治具22との搬送方向における相
対移動が禁止された状態と、その相対移動が許容された
状態とが切り換えられる。そのため、治具22は搬送フ
ォーク20に相対移動不能に支持された状態で搬送され
ることから、移動開始遅れや停止時の位置ずれなどに起
因して搬送位置決め時間が長くならないため高速搬送が
可能となる。このとき、搬送フォーク20は、所定範囲
内で往復移動させられるが、位置決め装置40の作動に
よって搬送方向への移動時には治具22との相対移動が
禁止される一方、反対方向への移動時には治具22との
相対移動が許容されることにより、治具22を搬送方向
へ順次移動させることができる。また、組立セル10毎
に搬送フォーク20およびモータ30が備えられている
ことから、配設される組立セル10数が多く組立ライン
12が長くなる場合にも、個々の組立セル10の搬送装
置18が一時に搬送すべき治具22の量すなわち搬送負
荷は殆ど変化しない。そのため、治具22が重量物であ
る場合や組立ライン12が長い場合等にも、搬送する治
具22の慣性力の増大に起因して高速搬送が困難になる
ことはない。なお、配列される複数の組立セル10には
それぞれモータ30が備えられるが、それらは同期信号
で制御されるため、全ての治具22が略同時に移動させ
られ、相互の干渉は生じない。したがって、ライン長さ
や搬送可能な治具22の重量の自由度が高く、且つ高速
搬送が可能となる。
【0046】また、本実施例においては、複数個の組立
セル10によって構成される組立ライン12には処理位
置A相互の間に待機位置Bが設けられ、搬送フォーク2
0は処理位置Aから待機位置Bへ、待機位置Bから処理
位置Aへ治具22を搬送することとなる。そのため、搬
送フォーク20による一回の搬送距離が待機位置Bを設
けない場合に比較して半分の長さになることから、ライ
ン12の全処理時間中の搬送時間を一層短くすることが
できる。
【0047】しかも、個々の組立セル10の処理位置A
および待機位置Bは、組立セル10の搬送方向における
長さ寸法の半分の中心間隔で設けられているため、組立
ライン12の構成時においてライン12内の処理位置A
および待機位置Bの相互間隔は略一定となる。そのた
め、搬送フォーク20による治具22の搬送間隔が一定
になることから、組立セル10毎の搬送時間のばらつき
を小さくして、ライン12全体として一層短時間の搬送
が可能である。また、モータ30の制御も簡単になる利
点がある。なお、搬入セル10aおよび搬出セル10n
では、昇降装置34の動作との関係を考慮して処理位置
Aと待機位置Bとの間隔が他の組立セル10とは異なる
ものとなっている。
【0048】また、本実施例においては、搬送フォーク
20によって治具22が搬送方向に順次移送されると同
時に、搬送フォーク20と同期して反対方向に移動させ
られる逆送フォーク24によって、治具22がその搬送
方向とは反対方向に送られる。そのため、ライン12の
終端においてワーク14を治具22から降ろした後、空
になった治具22を、昇降装置32によって搬送フォー
ク20上から逆送フォーク24上まで移動させるだけで
それをライン始端まで戻すことができる。したがって、
ライン終端で治具22を滞留させてまとめて始端まで戻
す場合に比較して工程が簡略化されると共に治具22の
必要個数を減少させることができる。
【0049】以上、本発明の一実施例を図面を参照して
詳細に説明したが、本発明は、更に別の態様でも実施で
きる。
【0050】例えば、実施例においては、本発明が搬送
装置18と加工装置16とが共に備えられた組立セル1
0に適用された場合について説明したが、本発明は、複
数個が縦列配置されることによってライン12を構成す
る際にモジュール型搬送装置として機能するものであれ
ば、加工装置16を備えていない単なる搬送装置にも同
様に適用される。なお、組立セル10の配列形態は、必
ずしも図1等に示されるように搬送方向が直線状を成す
ように一直線に配置されるものでなくともよく、例え
ば、中間で屈曲し、或いは曲線に沿って配列されること
により、相互に隣接する組立セル10間で搬送物(治具
22)が順次移送されるものであってもよい。
【0051】また、実施例においては、搬送部材が搬送
物である治具22をその両端部で支持する一対の薄板状
の搬送フォーク20で構成されていたが、搬送部材は、
搬送物を搬送方向の相対移動が禁止された状態で搬送す
るものであれば、任意の構造のものを用い得る。例え
ば、上側から搬送物を吊るした状態で搬送するものであ
ってもよく、板状の支持部材を備えて搬送物の下面の中
央位置等を支持するもの等であってもよい。
【0052】また、搬送部材と搬送物との搬送方向にお
ける相対移動を禁止する装置としては、実施例で示した
ような機械的係合によるものの他に電磁的方法や真空吸
着による方法等の一時的な固定方法として知られる種々
の方法を用いることができる。相対移動の禁止状態と許
容状態とを切り換える状態切換装置は、それらの相対移
動禁止方法に応じて適宜変更される。
【0053】また、実施例においては、組立セル10に
ワーク14に処理を施すための処理位置Aと順次搬送す
る過程で待機させるための待機位置Bとがそれぞれ設け
られていたが、待機位置Bを設けるか否か、および設け
る場合に何箇所に設定するかはライン12の全体の処理
能力や搬送速度を考慮して適宜定められるものであり、
処理位置Aだけを設けてもよく、反対に二箇所以上に待
機位置Bを設けてもよい。
【0054】また、実施例においては、搬送装置18が
搬送フォーク20に加えて治具22をライン始端に戻す
ための逆送フォーク24を備えていたが、治具22を別
途始端側に戻す場合や、搬送用の治具22を用いないで
ワーク14を搬送フォーク20等で直接支持して搬送す
る場合等には、逆送フォーク24を設ける必要はない。
【0055】また、実施例においては、モータ30が制
御装置36の同期信号に従って始動させられる一方、セ
ンサ46の検出信号に基づいて停止させられるようにな
っていたが、停止の際にも制御装置36の同期信号で一
斉に停止させられるように構成してもよい。
【0056】また、実施例においては、治具22が搬送
フォーク20の係合ピン56に係合させられることによ
って水平方向における相対移動が一切禁止されていた
が、搬送方向以外の方向には何ら力が作用しないため、
それらの相対移動は、少なくとも搬送方向において禁止
されるようになっていれば十分である。
【0057】また、実施例においては、組立セル10の
各々に備えられている搬送装置18が、搬送方向におけ
る後方側(始端側)に隣接する組立セル10の待機位置
Bに位置する治具22を、その搬送装置18が備えられ
ている組立セル10の処理位置Aまで搬送すると同時
に、その処理位置Aからその組立セル10内の待機位置
Bまで搬送するように構成されていたが、各々の搬送装
置18は、それが備えられている組立セル10内の処理
位置Aからそれに続くその組立セル10内の待機位置B
まで治具22を搬送すると同時に、その待機位置Bから
搬送方向に隣接する組立セル10の処理位置Aに治具2
2を搬送するものであってもよい。すなわち、本発明に
おいては、搬送装置18は、相互に隣接して配置される
2つの組立セル10間で治具22を移動させるものであ
ることが要求されるが、その機能は、搬送方向の始端側
に隣接する組立セル10からその搬送装置18が備えら
れている組立セル10に治具22を移送するものであっ
ても、搬送方向の終端側に隣接する組立セルへその搬送
装置18が備えられている組立セル10から治具22を
移送するものであってもどちらでもよい。
【0058】その他、一々例示はしないが、本発明はそ
の主旨を逸脱しない範囲で種々変更を加えた態様で実施
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモジュール型搬送装置の一実施例であ
る複数個の組立セルによって構成された組立ラインの全
体構成を中間部を省略して示す平面図である。
【図2】図1におけるII−II断面図である。
【図3】図1の組立ラインを構成要素である組立セルの
構成を説明するための縦断面図である。
【図4】図3における右側面図である。
【図5】図3における平面図である。
【図6】組立セルに備えられる位置決め装置の要部構成
を説明するための図5におけるVI−VI視断面図である。
【図7】図6の要部に対応する図であって、搬送フォー
クと治具との係合状態を説明する図である。
【図8】搬送フォークで支持された状態にある治具の平
面図である。
【図9】治具の裏面要部を説明する図である。
【図10】(a) 〜(c) は、組立ラインの搬送作動を説明
する図である。
【符号の説明】
20:搬送フォーク(搬送部材) 22:治具(搬送物) 30:モータ(駆動装置) 40:位置決め装置(状態切換装置)
フロントページの続き (72)発明者 朝日 康博 愛知県名古屋市西区則武新町三丁目1番36 号 株式会社ノリタケカンパニーリミテド 内 Fターム(参考) 3C033 BB00 GG10 PP03 PP20 3F036 AA03 BA02 DB00 DD01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送物を所定の搬送方向に搬送しつつこ
    れに所定の処理を施すためにその搬送方向に沿って複数
    個が縦列配置されるモジュール型搬送装置であって、 前記搬送物を前記搬送方向において相対移動不能に支持
    するための搬送部材と、 その搬送部材に相対移動不能に支持された前記搬送物を
    予め定められた処理位置に順次搬送するために、同期信
    号に従ってその搬送部材を前記搬送方向に沿って所定範
    囲内で往復移動させる駆動装置と、 前記処理位置に配置された前記搬送物と前記搬送部材と
    の前記搬送方向における相対移動が禁止された状態と、
    それらのその搬送方向における相対移動が許容された状
    態とを切り換えるための状態切換装置とを、含むことを
    特徴とするモジュール型搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送部材は、前記処理位置と前記搬
    送方向におけるその前後の少なくとも一方に設けられた
    待機位置との間で前記搬送物を移動させるものである請
    求項1のモジュール型搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記搬送部材は、隣接して配置されるモ
    ジュール型搬送装置内から前記搬送物を搬入し、また
    は、その隣接して配置されるモジュール型搬送装置へそ
    の搬送物を搬出するものである請求項1のモジュール型
    搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送部材は、前記搬送物に係合させ
    られることによってそれらの前記搬送方向における相対
    移動を禁止するための係合部を備えたものであり、 前記状態切換装置は、前記係合部に係合させられる係合
    位置とその係合部から解放される解放位置との間で前記
    搬送物を移動させるための搬送物移動装置を備えたもの
    である請求項1のモジュール型搬送装置。
  5. 【請求項5】 前記搬送部材に同期し且つ反対方向に移
    動するように前記駆動装置によって駆動されることによ
    り、搬送物を前記搬送方向とは反対方向に移動させるた
    めの逆送部材を含むものである請求項1のモジュール型
    搬送装置。
JP11225299A 1999-08-09 1999-08-09 モジュール型搬送装置 Pending JP2001048333A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11225299A JP2001048333A (ja) 1999-08-09 1999-08-09 モジュール型搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11225299A JP2001048333A (ja) 1999-08-09 1999-08-09 モジュール型搬送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001048333A true JP2001048333A (ja) 2001-02-20

Family

ID=16827172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11225299A Pending JP2001048333A (ja) 1999-08-09 1999-08-09 モジュール型搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001048333A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006524768A (ja) * 2003-04-27 2006-11-02 エムテーウー・アエロ・エンジンズ・ゲーエムベーハー 整備作業などに際してガスタービンのモジュールを搬送するための装置及び方法
JP2009504429A (ja) * 2005-08-25 2009-02-05 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 工作物支持体を搬送するための装置
CN110125024A (zh) * 2019-04-01 2019-08-16 珠海圣诺电子设备有限公司 汽车电池自动输送分选线

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006524768A (ja) * 2003-04-27 2006-11-02 エムテーウー・アエロ・エンジンズ・ゲーエムベーハー 整備作業などに際してガスタービンのモジュールを搬送するための装置及び方法
JP2009504429A (ja) * 2005-08-25 2009-02-05 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 工作物支持体を搬送するための装置
CN110125024A (zh) * 2019-04-01 2019-08-16 珠海圣诺电子设备有限公司 汽车电池自动输送分选线

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4607067B2 (ja) 搬送作業方法及びその装置
CN103874560B (zh) 由板形材料制造工件的方法
JPH0120020B2 (ja)
KR101437642B1 (ko) 트레이 피더
JP3915923B2 (ja) ワークの搬送装置
JP2866778B2 (ja) レーザ加工装置
CN111908097A (zh) 物料上下料输送设备的控制方法及物料上下料输送设备
JP3162839B2 (ja) 棒材用倉庫
US20030209403A1 (en) Method and process for loading and unloading parts
JP2001048333A (ja) モジュール型搬送装置
JPH1025029A (ja) 移載ロボット用ロボットハンド
JP6644819B2 (ja) 搬送作業設備
JPH0347639A (ja) トランスファフィーダ
JP2004131227A (ja) ワーク移載装置
CN213058740U (zh) 物料上下料输送设备
JP7291996B2 (ja) パレット搬送方法
JP7222381B2 (ja) 物品収納設備
JPH11157641A (ja) スラットコンベヤ
JP2629343B2 (ja) 搬送装置
JP2023017189A (ja) パレット搬送装置及びパレット搬送方法
JP2000016517A (ja) ワーク搬送装置
JP2018039586A (ja) 容器処理装置
JPH1158185A (ja) ワーク搬送方法及びワーク搬送装置
KR200333171Y1 (ko) 물품 이송장치
JPH10167473A (ja) 物品積付装置及び方法