JP2001046606A - 遊技機 - Google Patents
遊技機Info
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- JP2001046606A JP2001046606A JP11229508A JP22950899A JP2001046606A JP 2001046606 A JP2001046606 A JP 2001046606A JP 11229508 A JP11229508 A JP 11229508A JP 22950899 A JP22950899 A JP 22950899A JP 2001046606 A JP2001046606 A JP 2001046606A
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Abstract
らされることを極力防止することができる遊技機を提供
する。 【解決手段】 電源電圧の低下にもとづくINT処理で
は、CPUは、レジスタの内容をバックアップRAMに
転送し、INTフラグをセットする。CPUは、さら
に、RAMアクセスを禁止状態にして、電源監視用IC
の出力が導入されている入力ポートのレベルを監視し続
ける。よって、停電等による不測の電源断が発生して
も、遊技状態の情報が確実に保存され、遊技者に不利益
がもたらされることが防止される。
Description
の遊技機に関し、特に、遊技者の操作によって遊技領域
に遊技媒体が発射され、遊技媒体が遊技領域に設けられ
た入賞領域に入賞すると所定の価値が遊技者に付与され
るとともに、特定入賞部への遊技媒体の進入により特別
遊技を行い、特別遊技の結果が所定の態様になったこと
にもとづいて遊技者に所定の遊技価値が付与可能となる
遊技機に関する。
発射装置によって遊技領域に発射し、遊技領域に設けら
れている入賞口などの入賞領域に遊技媒体が入賞する
と、所定個の賞球が遊技者に払い出されるものがある。
さらに、表示状態が変化可能な可変表示部が設けられ、
可変表示部の表示結果があらかじめ定められた特定の表
示態様となった場合に所定の遊技価値を遊技者に与える
ように構成されたものがある。
があらかじめ定められた特定の表示態様の組合せとなる
ことを、通常、「大当り」という。なお、遊技価値と
は、遊技機の遊技領域に設けられた可変入賞球装置の状
態が打球が入賞しやすい遊技者にとって有利な状態にな
ることや、遊技者にとって有利な状態となるための権利
を発生させたりすることである。
所定回数開放して打球が入賞しやすい大当り遊技状態に
移行する。そして、各開放期間において、所定個(例え
ば10個)の大入賞口への入賞があると大入賞口は閉成
する。そして、大入賞口の開放回数は、所定回数(例え
ば16ラウンド)に固定されている。なお、各開放につ
いて開放時間(例えば29.5秒)が決められ、入賞数
が所定個に達しなくても開放時間が経過すると大入賞口
は閉成する。また、大入賞口が閉成した時点で所定の条
件(例えば、大入賞口内に設けられているVゾーンへの
入賞)が成立していない場合には、大当り遊技状態は終
了する。
の組合せのうち、複数の可変表示部の表示結果のうちの
一部が未だに導出表示されていない段階において、既に
表示結果が導出表示されている可変表示部の表示態様が
特定の表示態様の組合せとなる表示条件を満たしている
状態を「リーチ」という。そして、可変表示部に可変表
示される識別情報の表示結果が「リーチ」となる条件を
満たさない場合には「はずれ」となり、可変表示状態は
終了する。遊技者は、大当りをいかにして発生させるか
を楽しみつつ遊技を行う。
ュータ等による遊技制御手段によって制御される。可変
表示装置に表示される識別情報、キャラクタ画像および
背景画像は、遊技制御手段からの表示制御コマンドデー
タに従って動作する表示制御手段によって制御される。
可変表示装置に表示される識別情報、キャラクタ画像お
よび背景画像は、一般に、表示制御用のマイクロコンピ
ュータとマイクロコンピュータの指示に応じて画像デー
タを生成して可変表示装置側に転送するビデオディスプ
レイプロセッサ(VDP)とによって制御されるが、表
示制御用のマイクロコンピュータのプログラム容量は大
きい。
制御手段のマイクロコンピュータで可変表示装置に表示
される識別情報等を制御することはできず、遊技制御手
段のマイクロコンピュータとは別の表示制御用のマイク
ロコンピュータ(表示制御手段)が用いられる。よっ
て、遊技の進行を制御する遊技制御手段は、表示制御手
段に対して表示制御のためのコマンドを送信する必要が
ある。
ピーカが設けられ、遊技効果を増進するために遊技の進
行に伴ってスピーカから種々の効果音が発せられる。ま
た、遊技盤にランプやLED等の発光体が設けられ、遊
技効果を増進するために遊技の進行に伴ってそれらの発
光体が点灯されたり消灯されたりする。一般に、効果音
を発生する音声制御やランプ点灯/滅灯のタイミング制
御は、遊技の進行を制御する遊技制御手段によって行わ
れる。よって、遊技制御手段は、実際に音発生やランプ
・LED駆動を行う音声制御手段やランプ制御手段に対
してコマンドを送信する必要がある。
手段によって制御されるので、入賞にもとづく賞球個数
は、遊技制御手段によって決定され、賞球制御基板に送
信される。一方、遊技媒体の貸し出しは、遊技の進行と
は無関係であるから、一般に、遊技制御手段を介さず賞
球制御手段によって制御される。
の他に種々の制御手段が搭載されている。そして、遊技
の進行を制御する遊技制御手段は、遊技状況に応じて動
作指示を示す各コマンドを、各制御基板に搭載された各
制御手段に送信する。
マイクロコンピュータで構成される。すなわち、ROM
等にプログラムが格納され、制御上一時的に発生するデ
ータや制御進行に伴って変化するデータがRAMに格納
される。すると、遊技機に停電等による電源断状態が発
生すると、RAM内のデータは失われてしまう。よっ
て、停電等からの復旧時には、最初の状態(例えば、遊
技店においてその日最初に遊技機に電源投入されたとき
の状態)に戻さざるを得ないので、遊技者に不利益がも
たらされる可能性がある。例えば、大当たり遊技中にお
いて電源断が発生し遊技機が最初の状態に戻ってしまう
のでは、遊技者は大当たりの発生にもとづく利益を享受
することができなくなってしまう。
遊技者に不利益がもたらされることを極力防止すること
ができる遊技機を提供することを目的とする。
所定の遊技を行い、遊技の進行に応じて遊技者に有利な
遊技状態に制御可能な遊技機であって、遊技に供される
遊技用装置を制御するための遊技用装置制御手段が搭載
された遊技用装置制御基板を備え、遊技用装置制御手段
は、少なくとも演算処理手段と揮発性記憶手段を内蔵す
る遊技用装置制御マイクロコンピュータを含み、遊技機
の電源断時に少なくとも遊技用装置制御マイクロコンピ
ュータの揮発性記憶手段の一部を駆動可能な電力を供給
するためのバックアップ電源と、遊技機に対して供給さ
れる交流電力を直流電力に変換した直後の直流電圧の低
下を監視し所定量の電圧低下を検出した場合に遊技用装
置制御マイクロコンピュータに対して信号を出力する電
源監視手段とを備え、遊技用装置制御マイクロコンピュ
ータは、電源監視手段からの信号に応じて通常の制御を
停止して所定の電源断時処理を行うことを特徴とする。
込端子を備え、電源監視手段からの信号は割込端子に入
力され、遊技用装置制御マイクロコンピュータは、割込
処理で電源断時処理を実行するように構成されていても
よい。
割込端子である。
込みの割込端子であってもよい。
基板に備えられた入力ポートにも入力され、遊技用装置
制御マイクロコンピュータは、入力ポートの入力状態に
応じて電源断時処理を実行するように構成されていても
よい。
電源断時処理中に、電源の復帰条件の成立を監視し復帰
条件が成立した場合には通常処理に戻るように構成され
ていてもよい。
入力ポートの入力状態を監視することによって復帰条件
の成立を監視するように構成されていてもよい。
が遊技機の制御に用いられる検出スイッチを入力する入
力部におけるポートであることが好ましい。
電源断時処理として、レジスタの記憶内容を電源バック
アップされている揮発性記憶手段に退避する処理を行っ
た後に入力ポートの入力状態の監視をし続け、入力状態
により電源電圧の回復を検出すると揮発性記憶手段に退
避されている記憶内容をレジスタに復元するように構成
されていてもよい。
賞球制御手段であって、少なくとも賞球個数に関わる情
報は電源バックアップされている揮発性記憶手段領域に
記憶され、賞球制御手段における遊技用装置制御マイク
ロコンピュータは、電源投入時の初期化処理で、少なく
とも揮発性記憶手段のうちの電源バックアップされてい
ない領域をクリアする処理を行うように構成されていて
もよい。
クロコンピュータは、電源投入時の初期化処理で、バッ
クアップ領域に賞球個数に関わる情報が記憶されていた
場合には、揮発性記憶手段のうちの少なくとも電源バッ
クアップされていない領域をクリアする処理を行うとと
もに前記情報にもとづいて賞球払出制御を行い、バック
アップ領域に賞球個数に関わる情報が記憶されていない
場合には揮発性記憶手段の全領域を初期化するように構
成されていてもよい。
を参照して説明する。まず、遊技機の一例であるパチン
コ遊技機の全体の構成について説明する。図1はパチン
コ遊技機1を正面からみた正面図、図2はパチンコ遊技
機1の内部構造を示す全体背面図、図3はパチンコ遊技
機1の遊技盤を背面からみた背面図である。なお、ここ
では、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本
発明はパチンコ遊技機に限られず、例えばコイン遊技機
等であってもよい。また、画像式の遊技機やスロット機
に適用することもできる。
額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。ガラス扉枠
2の下部表面には打球供給皿3がある。打球供給皿3の
下部には、打球供給皿3からあふれた景品玉を貯留する
余剰玉受皿4と打球を発射する打球操作ハンドル(操作
ノブ)5が設けられている。ガラス扉枠2の後方には、
遊技盤6が着脱可能に取り付けられている。また、遊技
盤6の前面には遊技領域7が設けられている。
柄を可変表示するための可変表示部9と7セグメントL
EDによる可変表示器10とを含む可変表示装置8が設
けられている。この実施の形態では、可変表示部9に
は、「左」、「中」、「右」の3つの図柄表示エリアが
ある。可変表示装置8の側部には、打球を導く通過ゲー
ト11が設けられている。通過ゲート11を通過した打
球は、玉出口13を経て始動入賞口14の方に導かれ
る。通過ゲート11と玉出口13との間の通路には、通
過ゲート11を通過した打球を検出するゲートスイッチ
12がある。また、始動入賞口14に入った入賞球は、
遊技盤6の背面に導かれ、始動口スイッチ17によって
検出される。また、始動入賞口14の下部には開閉動作
を行う可変入賞球装置15が設けられている。可変入賞
球装置15は、ソレノイド16によって開状態とされ
る。
状態(大当り状態)においてソレノイド21によって開
状態とされる開閉板20が設けられている。この実施の
形態では、開閉板20が大入賞口を開閉する手段とな
る。開閉板20から遊技盤6の背面に導かれた入賞球の
うち一方(Vゾーン)に入った入賞球はVカウントスイ
ッチ22で検出される。また、開閉板20からの入賞球
はカウントスイッチ23で検出される。可変表示装置8
の下部には、始動入賞口14に入った入賞球数を表示す
る4個の表示部を有する始動入賞記憶表示器18が設け
られている。この例では、4個を上限として、始動入賞
がある毎に、始動入賞記憶表示器18は点灯している表
示部を1つずつ増やす。そして、可変表示部9の可変表
示が開始される毎に、点灯している表示部を1つ減ら
す。
設けられ、遊技球の入賞口19,24への入賞は入賞口
スイッチ19a,24aによって検出される。遊技領域
7の左右周辺には、遊技中に点滅表示される装飾ランプ
25が設けられ、下部には、入賞しなかった打球を吸収
するアウト口26がある。また、遊技領域7の外側の左
右上部には、効果音を発する2つのスピーカ27が設け
られている。遊技領域7の外周には、遊技効果LED2
8aおよび遊技効果ランプ28b,28cが設けられて
いる。
の近傍に、景品玉払出時に点灯する賞球ランプ51が設
けられ、他方のスピーカ27の近傍に、補給玉が切れた
ときに点灯する球切れランプ52が設けられている。さ
らに、図1には、パチンコ遊技台1に隣接して設置さ
れ、プリペイドカードが挿入されることによって球貸し
を可能にするカードユニット50も示されている。
あるか否かを示す使用可表示ランプ151、カード内に
記録された残額情報に端数(100円未満の数)が存在
する場合にその端数を打球供給皿3の近傍に設けられる
度数表示LEDに表示させるための端数表示スイッチ1
52、カードユニット50がいずれの側のパチンコ遊技
機1に対応しているのかを示す連結台方向表示器15
3、カードユニット50内にカードが投入されているこ
とを示すカード投入表示ランプ154、記録媒体として
のカードが挿入されるカード挿入口155、およびカー
ド挿入口155の裏面に設けられているカードリーダラ
イタの機構を点検する場合にカードユニット50を解放
するためのカードユニット錠156が設けられている。
レールを通って遊技領域7に入り、その後、遊技領域7
を下りてくる。打球が通過ゲート11を通ってゲートス
イッチ12で検出されると、可変表示器10の表示数字
が連続的に変化する状態になる。また、打球が始動入賞
口14に入り始動口スイッチ17で検出されると、図柄
の変動を開始できる状態であれば、可変表示部9内の図
柄が回転を始める。図柄の変動を開始できる状態でなけ
れば、始動入賞記憶を1増やす。
が経過したときに停止する。停止時の画像の組み合わせ
が大当り図柄の組み合わせであると、大当り遊技状態に
移行する。すなわち、開閉板20が、一定時間経過する
まで、または、所定個数(例えば10個)の打球が入賞
するまで開放する。そして、開閉板20の開放中に打球
が特定入賞領域に入賞しVカウントスイッチ22で検出
されると、継続権が発生し開閉板20の開放が再度行わ
れる。継続権の発生は、所定回数(例えば15ラウン
ド)許容される。
せが確率変動を伴う大当り図柄の組み合わせである場合
には、次に大当りとなる確率が高くなる。すなわち、高
確率状態という遊技者にとってさらに有利な状態とな
る。また、可変表示器10における停止図柄が所定の図
柄(当り図柄)である場合に、可変入賞球装置15が所
定時間だけ開状態になる。さらに、高確率状態では、可
変表示器10における停止図柄が当り図柄になる確率が
高められるとともに、可変入賞球装置15の開放時間と
開放回数が高められる。
いて図2を参照して説明する。可変表示装置8の背面で
は、図2に示すように、機構板36の上部に景品玉タン
ク38が設けられ、パチンコ遊技機1が遊技機設置島に
設置された状態でその上方から景品玉が景品玉タンク3
8に供給される。景品玉タンク38内の景品玉は、誘導
樋39を通って玉払出装置に至る。
変表示部9を制御する可変表示制御ユニット29、基板
ケース32に覆われ遊技制御用マイクロコンピュータ等
が搭載された遊技制御基板(主基板)31、可変表示制
御ユニット29と遊技制御基板31との間の信号を中継
するための中継基板33、および景品玉の払出制御を行
う賞球制御用マイクロコンピュータ等が搭載された賞球
制御基板37が設置されている。さらに、機構板36の
下部には、モータの回転力を利用して打球を遊技領域7
に発射する打球発射装置34と、遊技効果ランプ・LE
D28a,28b,28c、賞球ランプ51および球切
れランプ52に信号を送るためのランプ制御基板35が
設置されている。
背面からみた背面図である。誘導樋39を通った玉は、
図3に示されるように、球切れ検出器187a,187
bを通過して玉供給樋186a,186bを経て玉払出
装置97に至る。玉払出装置97から払い出された景品
玉は、連絡口45を通ってパチンコ遊技機1の前面に設
けられている打球供給皿3に供給される。連絡口45の
側方には、パチンコ遊技機1の前面に設けられている余
剰玉受皿4に連通する余剰玉通路46が形成されてい
る。入賞にもとづく景品玉が多数払い出されて打球供給
皿3が満杯になり、ついには景品玉が連絡口45に到達
した後さらに景品玉が払い出されると景品玉は、余剰玉
通路46を経て余剰玉受皿4に導かれる。さらに景品玉
が払い出されると、感知レバー47が満タンスイッチ4
8を押圧して満タンスイッチ48がオンする。その状態
では、玉払出装置97内のステッピングモータの回転が
停止して玉払出装置97の動作が停止するとともに、必
要に応じて打球発射装置34の駆動も停止する。
チ19a,24a、始動口スイッチ17およびVカウン
トスイッチ22からの信号が、主基板31に送られる。
主基板31のCPU56は、始動口スイッチ17がオン
すると6個の賞球払出に対応した入賞が発生したことを
知る。また、カウントスイッチ23がオンすると15個
の賞球払出に対応した入賞が発生したことを知る。そし
て、入賞口スイッチがオンすると10個の賞球払出に対
応した入賞が発生したことを知る。なお、この実施の形
態では、例えば、入賞口24に入賞した遊技球は、入賞
口24からの入賞球流路に設けられている入賞口スイッ
チ24aで検出され、入賞口19に入賞した遊技球は、
入賞口19からの入賞球流路に設けられている入賞口ス
イッチ19aで検出される。
例を示すブロック図である。なお、図4には、賞球制御
基板37、ランプ制御基板35、音声制御基板70、発
射制御基板91および表示制御基板80も示されてい
る。主基板31には、プログラムに従ってパチンコ遊技
機1を制御する基本回路53と、ゲートスイッチ12、
始動口スイッチ17、Vカウントスイッチ22、カウン
トスイッチ23および入賞口スイッチ19a,24aか
らの信号を基本回路53に与えるスイッチ回路58と、
可変入賞球装置15を開閉するソレノイド16および開
閉板20を開閉するソレノイド21を基本回路53から
の指令に従って駆動するソレノイド回路59と、始動記
憶表示器18の点灯および滅灯を行うとともに7セグメ
ントLEDによる可変表示器10と装飾ランプ25とを
駆動するランプ・LED回路60とが設けられている。
に従って、大当りの発生を示す大当り情報、可変表示部
9の画像表示開始に利用された始動入賞球の個数を示す
有効始動情報、確率変動が生じたことを示す確変情報等
をホール管理コンピュータ等のホストコンピュータに対
して出力する情報出力回路64を含む。
ム等を記憶するROM54、ワークメモリとして使用さ
れるRAM55、制御用のプログラムに従って制御動作
を行うCPU56およびI/Oポート部57を含む。こ
の実施の形態では、ROM54,RAM55はCPU5
6に内蔵されている。すなわち、CPU56は、1チッ
プマイクロコンピュータである。なお、1チップマイク
ロコンピュータは、少なくともRAM55が内蔵されて
いればよく、ROM54およびI/Oポート部57は外
付けであってもよい。
本回路53をリセットするための初期リセット回路65
と、基本回路53から与えられるアドレス信号をデコー
ドしてI/Oポート部57のうちのいずれかのI/Oポ
ートを選択するための信号を出力するアドレスデコード
回路67とが設けられている。なお、玉払出装置97か
ら主基板31に入力されるスイッチ情報もあるが、図4
ではそれらは省略されている。
発射制御基板91上の回路によって制御される駆動モー
タ94で駆動される。そして、駆動モータ94の駆動力
は、操作ノブ5の操作量に従って調整される。すなわ
ち、発射制御基板91上の回路によって、操作ノブ5の
操作量に応じた速度で打球が発射されるように制御され
る。
を、可変表示部9の一実現例であるCRT82および主
基板31の出力ポート(ポートA,B)571,572
および出力バッファ回路63とともに示すブロック図で
ある。出力ポート571からは8ビットのデータが出力
され、出力ポート572からは1ビットのストローブ信
号(INT信号)が出力される。
OM102に格納されたプログラムに従って動作し、主
基板31からノイズフィルタ107および入力バッファ
回路105を介してストローブ信号が入力されると、入
力バッファ回路105を介して表示制御コマンドを受信
する。入力バッファ回路105として、例えば汎用IC
である74HC244を使用することができる。なお、
表示制御用CPU101がI/Oポートを内蔵していな
い場合には、入力バッファ回路105と表示制御用CP
U101との間に、I/Oポートが設けられる。
した表示制御コマンドに従って、CRT82に表示され
る画面の表示制御を行う。具体的には、表示制御コマン
ドに応じた指令をVDP103に与える。VDP103
は、キャラクタROM86から必要なデータを読み出
す。VDP103は、入力したデータに従ってCRT8
2に表示するための画像データを生成し、その画像デー
タをVRAM87に格納する。そして、VRAM87内
の画像データは、R,G,B信号に変換され、D−A変
換回路104でアナログ信号に変換されてCRT82に
出力される。
するためのリセット回路83、VDP103に動作クロ
ックを与えるための発振回路85、および使用頻度の高
い画像データを格納するキャラクタROM86も示され
ている。キャラクタROM86に格納される使用頻度の
高い画像データとは、例えば、CRT82に表示される
人物、動物、または、文字、図形もしくは記号等からな
る画像などである。この実施の形態では、表示制御用C
PU101は、1チップマイクロコンピュータであり、
少なくともRAMが内蔵されている。
置97の構成要素などの賞球に関連する構成要素を示す
ブロック図である。図6に示すように、満タンスイッチ
48からの検出信号は、中継基板71を介して主基板3
1のI/Oポート57に入力される。満タンスイッチ4
8は、余剰玉受皿4の満タンを検出するスイッチであ
る。
イッチ187(187a,187b)からの検出信号
は、中継基板72および中継基板71を介して主基板3
1のI/Oポート57に入力される。球切れ検出スイッ
チ167は景品玉タンク38内の補給玉の不足を検出す
るスイッチであり、球切れスイッチ187は、景品玉通
路内の景品玉の有無を検出するスイッチである。
イッチ167または球切れスイッチ187からの検出信
号が球切れ状態を示しているか、または、満タンスイッ
チ48からの検出信号が満タン状態を示していると、球
貸し禁止を指示する賞球制御コマンドを送出する。球貸
し禁止を指示する賞球制御コマンドを受信すると、賞球
制御基板37の賞球制御用CPU371は、球貸し処理
を停止する。
らの検出信号も、中継基板72および中継基板71を介
して主基板31のI/Oポート57に入力される。ま
た、主基板31のI/Oポート57から入賞球排出ソレ
ノイド127への駆動信号は、中継基板71を介して入
賞球排出ソレノイド127に供給される。なお、賞球カ
ウントスイッチ301Aは、玉払出装置97の賞球機構
部分に設けられ、実際に払い出された賞球を検出する。
基板31の出力ポート(ポートG,H)577,578
から賞球個数を示す賞球制御コマンドが入力される。出
力ポート577は8ビットのデータを出力し、出力ポー
ト578は1ビットのストローブ信号(INT信号)を
出力する。賞球個数を示す賞球制御コマンドは、入力バ
ッファ回路373を介してI/Oポート372aに入力
される。賞球制御用CPU371は、I/Oポート37
2aを介して賞球制御コマンドを入力し、賞球制御コマ
ンドに応じて玉払出装置97を駆動して賞球払出を行
う。なお、この実施の形態では、賞球制御用CPU37
1は、1チップマイクロコンピュータであり、少なくと
もRAMが内蔵されている。
ート372gを介して、貸し玉数を示す球貸し個数信号
をターミナル基板160に出力し、ブザー駆動信号をブ
ザー基板75に出力する。ブザー基板75にはブザーが
搭載されている。さらに、出力ポート372eを介し
て、エラー表示用LED374にエラー信号を出力す
る。
72bには、中継基板72を介して、賞球カウントスイ
ッチ301Aの検出信号および球貸しカウントスイッチ
301Bの検出信号が入力される。球貸しカウントスイ
ッチ301Bは、実際に貸し出された遊技球を検出す
る。賞球制御基板37からの払出モータ289への駆動
信号は、出力ポート372cおよび中継基板72を介し
て玉払出装置97の賞球機構部分における払出モータ2
89に伝えられる。
制御用マイクロコンピュータが搭載されている。また、
カードユニット50には、端数表示スイッチ152、連
結台方向表示器153、カード投入表示ランプ154お
よびカード挿入口155が設けられている(図1参
照)。残高表示基板74には、打球供給皿3の近傍に設
けられている度数表示LED、球貸しスイッチおよび返
却スイッチが接続される。
には、遊技者の操作に応じて、球貸しスイッチ信号およ
び返却スイッチ信号が賞球制御基板37を介して与えら
れる。また、カードユニット50から残高表示基板74
には、プリペイドカードの残高を示すカード残高表示信
号および球貸し可表示信号が賞球制御基板37を介して
与えられる。カードユニット50と賞球制御基板37の
間では、ユニット操作信号(BRDY信号)、球貸し要
求信号(BRQ信号)、球貸し完了信号(EXS信号)
およびパチンコ機動作信号(PRDY信号)がI/Oポ
ート372fを介してやりとりされる。
賞球制御基板37の賞球制御用CPU371は、カード
ユニット50にPRDY信号を出力する。カードユニッ
ト50においてカードが受け付けられ、球貸しスイッチ
が操作され球貸しスイッチ信号が入力されると、カード
ユニット制御用マイクロコンピュータは、賞球制御基板
37にBRDY信号を出力する。この時点から所定の遅
延時間が経過すると、カードユニット制御用マイクロコ
ンピュータは、賞球制御基板37にBRQ信号を出力す
る。そして、賞球制御基板37の賞球制御用CPU37
1は、払出モータ289を駆動し、所定個の貸し玉を遊
技者に払い出す。そして、払出が完了したら、賞球制御
用CPU371は、カードユニット50にEXS信号を
出力する。
信号は全て賞球制御基板37に入力される構成になって
いる。従って、球貸し制御に関して、カードユニット5
0から主基板31に信号が入力されることはなく、主基
板31の基本回路53にカードユニット50の側から不
正に信号が入力される余地はない。なお、主基板31お
よび賞球制御基板37には、ソレノイドおよびモータや
ランプを駆動するためのドライバ回路が搭載されている
が、図6では、それらの回路は省略されている。
1において、CPU56が内蔵するRAM55の一部が
電源バックアップされている。すなわち、遊技機に対す
る電力供給が停止しても、バックアップRAM領域のデ
ータは保存される。また、表示制御用CPU101、音
声制御用CPU701、ランプ制御用CPU351およ
び賞球制御用CPU371においても、RAMの一部が
電源バックアップされるように構成されていてもよい。
のためのCPU56周りの一構成例を示すブロック図で
ある。図7に示すように、電源監視用IC902は、+
30V電圧を導入し、+30V電圧を監視することによ
って電源断の発生を検出する。具体的には、+30V電
圧が所定値(例えば+30Vの80%)以下になった
ら、電源断が生ずるとして、CPU56に割り込み信号
を与える。CPU56において、この割り込みは、マス
ク可能割込端子(外部割込端子:INT端子)に入力さ
れている。また、INT端子に入力される信号は、入力
ポート570にも入力されている。従って、CPU56
は、INT端子に入力された信号にもとづく割込処理
(INT処理)において、入力ポートのレベルを確認す
ることによって電源断の状況を確認することができる。
いる各種スイッチの出力信号を入力する入力ポートの空
きビットに入力されている。従って、入力ポートICの
有効活用を図ることができる。また、外部割込端子に他
の割込要因も入力される場合には、入力ポートに入力さ
れる信号によって、電源断時の割込であることが認識さ
れる。
部割込端子に異なる名称(例えば、IRQ1,IRQ
2)が付されているが、外部からの信号によって割込が
かかる信号端子は、どのような名称であっても、ここで
いうINT端子に相当する。また、一般にNMI端子と
呼ばれているマスク不能な割込端子を用いてもよい。
ための所定値は、通常時の電圧より低いが、CPU56
が暫くの間動作しうる程度の電圧である。また、電源監
視用IC902が、CPU56が必要とする電圧(この
例では+5V)よりも高く、かつ、交流から直流に変換
された直後の電圧を監視するように構成されているの
で、CPU56が必要とする電圧に対して監視範囲を広
げることができる。従って、より精密な監視を行うこと
ができる。さらに、監視電圧として+30Vを用いる場
合には、遊技機の各種スイッチに供給される電圧が+1
2Vであることから、電源瞬断時のスイッチオン誤検出
の防止も期待できる。
と、+30V作成の以降に作られる+12Vが落ち始め
る以前の段階でそれの低下を検出できる。よって、+1
2V電源の電圧が低下するとスイッチ出力がオン状態を
呈するようになるが、+12Vより早く低下する+30
V電源電圧を監視して電源断を認識すれば、スイッチ出
力がオン状態を呈する前に電源復旧待ちの状態に入って
スイッチ出力を検出しない状態となることができる。
間、RAMの少なくとも一部は、電源基板から供給され
るバックアップ電源によってバックアップされ、遊技機
に対する電源が断しても内容は保存される。そして、+
5V電源が復旧すると、初期リセット回路65からリセ
ット信号が発せられるので、CPU56は、通常の動作
状態に復帰する。そのとき、必要なデータがバックアッ
プされているので、停電等からの復旧時には停電発生時
の遊技状態に復帰することができる。
ブロック図である。電源基板910は、主基板31、表
示制御基板80、音声制御基板70、ランプ制御基板3
5および賞球制御基板37等の制御基板と独立して設置
され、遊技機内の各制御基板および機構部品が使用する
電圧を生成する。この例では、AC24V、DC+30
V、DC+21V、DC+12VおよびDC+5Vを生
成する。また、バックアップ電源となるコンデンサ91
6は、DC+5Vすなわち各基板上のIC等を駆動する
電源のラインから充電される。
圧を24Vに変換する。AC24V電圧は、コネクタ9
15に出力される。また、整流回路912は、AC24
Vから+30Vの直流電圧を生成し、DC−DCコンバ
ータ913およびコネクタ915に出力する。DC−D
Cコンバータ913は、+21V、+12Vおよび+5
Vを生成してコネクタ915に出力する。コネクタ91
5は例えば中継基板に接続され、中継基板から各制御基
板および機構部品に必要な電圧の電力が供給される。
ラインは分岐してバックアップ+5Vラインを形成す
る。バックアップ+5Vラインとグラウンドレベルとの
間には大容量のコンデンサ916が接続されている。コ
ンデンサ916は、遊技機に対する電力供給が遮断され
たときの各制御基板のバックアップRAMに対するバッ
クアップ電源となる。また、+5Vラインとバックアッ
プ+5Vラインとの間に、逆流防止用のダイオード91
7が挿入される。
源から充電可能な電池を用いてもよい。電池を用いる場
合には、+5V電源から電力供給されない状態が所定時
間継続すると容量がなくなるような充電池が用いられ
る。
例では、音声制御基板70、ランプ制御基板35、表示
制御基板80および賞球制御基板37)の全て、または
そのうちの一部にも電源監視用IC901と同様のもの
を搭載し、+30V電圧が所定値以下になったら各CP
Uに信号を与えるようにしてもよい。その際、各制御基
板における電源監視用ICが電圧低下を示す信号を出力
することになる+30V電源の電圧値は、主基板31の
電源監視用IC901における電圧値よりも低いことが
望ましい。
号がINT端子に入力されたが、マスク不能割込端子
(NMI端子)にその信号を導入し、NMI割込処理で
後述する電源断時の処理を行ってもよい。
る。図9は、主基板31におけるCPU56の遊技制御
処理を示すフローチャートである。図9(A)はCPU
56が実行するメイン処理を示し、図9(B)は割込処
理を示す。電源オン時のリセットが解けると、CPU5
6は、まず、クロックモニタ制御を動作可能状態にする
ために、内蔵されているクロックモニタレジスタをクロ
ックモニタイネーブル状態に設定する(ステップS
1)。クロックモニタ制御とは、入力されるクロック信
号の低下または停止を検出すると、CPU56の内部で
自動的にリセットを発生する制御である。
(ステップS2)。なお、初期化処理では、所定期間後
(例えば2ms後)にタイマ割込がかかるようにタイマ
の設定処理を行う。その後、停止図柄の種類を決定する
乱数等の表示用乱数を更新する処理を繰り返し実行する
(ステップS17)。
内部のタイマ割込によって起動される。割込処理におい
て、CPU56は、まず、所定期間後(例えば2ms
後)に再度タイマ割込がかかるようにタイマの設定処理
を行う(ステップS20)。
制御コマンドをRAM55の所定の領域に設定する処理
を行った後に(表示制御データ設定処理:ステップS
4)、表示制御コマンドを出力する処理を行う(表示制
御データ出力処理:ステップS5)。
を各出力ポートに出力する処理を行う(データ出力処
理:ステップS6)。また、ホール管理用コンピュータ
に出力される大当り情報、始動情報、確率変動情報など
の出力データを格納領域に設定する出力データ設定処理
を行う(ステップS8)。さらに、パチンコ遊技機1の
内部に備えられている自己診断機能によって種々の異常
診断処理が行われ、その結果に応じて必要ならば警報が
発せられる(エラー処理:ステップS9)。
の乱数等の各判定用乱数を示す各カウンタを更新する処
理を行う(ステップS10)。
理を行う(ステップS11)。特別図柄プロセス制御で
は、遊技状態に応じてパチンコ遊技機1を所定の順序で
制御するための特別図柄プロセスフラグに従って該当す
る処理が選び出されて実行される。そして、特別図柄プ
ロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更新
される。また、普通図柄プロセス処理を行う(ステップ
S12)。普通図柄プロセス処理では、7セグメントL
EDによる可変表示器10を所定の順序で制御するため
の普通図柄プロセスフラグに従って該当する処理が選び
出されて実行される。そして、普通図柄プロセスフラグ
の値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。
を介して、ゲートセンサ12、始動口センサ17および
カウントセンサ23の状態を入力し、各入賞口や入賞装
置に対する入賞があったか否か判定する(スイッチ処
理:ステップS13)。CPU56は、さらに、停止図
柄の種類を決定する乱数等の表示用乱数を更新する処理
を行う(ステップS15)。
の間の信号処理を行う(ステップS16)。すなわち、
所定の条件が成立すると賞球制御基板37に賞球制御コ
マンドを出力する。賞球制御基板37に搭載されている
賞球制御用CPUは、賞球制御コマンドに応じて玉払出
装置97を駆動する。
フローチャートである。上述したように、電源監視用I
C902が電源電圧の低下を検出すると、CPU56に
外部割込がかかる。また、図7に示されているように入
力ポート570に電源監視用IC902の出力が導入さ
れている。
は、CPU56は、まず、レジスタの内容をバックアッ
プRAMに転送する(ステップS31)。次いで、IN
Tフラグをセットする(ステップS32)。INTフラ
グとは、電源電圧低下にもとづく割込が生じたことを示
す内部フラグである。また、INTフラグは、バックア
ップRAM領域に設定される。CPU56は、さらに、
RAMアクセスを禁止状態にして(ステップS33)、
電源監視用IC902の出力が導入されている入力ポー
トのレベルを監視し続ける(ステップS34)。この状
態で、電源電圧はさらに低下していき、遂には、CPU
56の動作が停止する。
ポートのレベルが通常時のレベルに復帰した場合には、
CPU56は、RAMアクセスを許可状態にして(ステ
ップS35)、バックアップRAMに保存されていたレ
ジスタ値を本来のレジスタに復帰させる(ステップS3
6)。そして、INTフラグをリセットし(ステップS
37)、割込がかかったアドレスに復帰する。
常に復帰したことを検出すると、レジスタの状態を元に
戻して外部割込がかかったアドレスに復帰する。従っ
て、割込ラインのノイズや電源の瞬断等によって割込が
かかってしまったような場合でも、制御を正常状態に復
帰させることができる。従って、遊技機の制御は、あた
かも割込が生じなかったかのように進行される。
ける初期化処理(ステップS2)の一例を示すフローチ
ャートである。遊技機への電力供給が再開されると、初
期リセット回路65からCPU56に初期リセット信号
が入力される。CPU56は、初期リセット信号に応じ
てメイン処理を開始するのであるが、システムチェック
処理において、まず、INTフラグがセットされている
か否か確認する(ステップS42)。
する必要があれば、すなわち、リセットがかけられたと
きに自動的にRAMアクセス許可状態にならないのであ
れば、CPU56は、RAMアクセス許可状態に設定す
る。
レジスタおよびRAM領域を全てクリアし(ステップS
46)、必要な初期値を設定する(ステップS47)。
そして、電源投入時画面表示コマンド送出要求をセット
し(ステップS48)、スタックポインタを初期化して
(ステップS49)、初期化処理を終了する。
求がセットされると、例えば、図9に示された表示制御
データ出力処理(ステップS5)によって電源投入時画
面表示コマンドが表示制御基板80に送出される。表示
制御基板80における表示制御用CPU101は、電源
投入時画面表示コマンドを受信すると、可変表示部9
に、電源投入時に表示される画面としてあらかじめ決め
られている画面を表示する。
れていることが確認されると、CPU56は、バックア
ップRAMに保存されていたレジスタ値を本来のレジス
タに復帰させる(ステップS43)。そして、INTフ
ラグをリセットし(ステップS44)、エラー画面表示
コマンド送出要求をセットする(ステップS45)。
セットされると、例えば、表示制御データ出力処理(ス
テップS5)によってエラー画面表示コマンドが表示制
御基板80に送出される。表示制御基板80における表
示制御用CPU101は、電源投入時画面表示コマンド
を受信すると、可変表示部9にあらかじめ決められてい
るエラー画面を表示する。
が指すスタックエリアの値をジャンプ先としてそこにジ
ャンプする。スタックポインタは、レジスタの一つであ
るから、ステップS43の処理によって、電源断したと
きの値に復元されている。また、この実施の形態では、
スタックエリアはバックアップRAM領域に形成されて
いる。すなわち、電源断中でも保存されている。従っ
て、制御状態は、電源断時の状態に戻る。
おける表示制御用CPU101が可変表示部9において
図柄変動表示を行っていたとする。すると、電源復旧時
に、表示制御用CPU101は、エラー画面表示コマン
ドを受信するので、可変表示部9にエラー画面を表示す
る。一方、主基板31のCPU56は、電源断時の状態
すなわち特別図柄変動中の遊技状態に戻る。そして、特
別図柄変動中の遊技状態が終了すると、図柄停止を示す
コマンドや大当り表示を示すコマンドを送出する。表示
制御用CPU101は、その段階で、エラー表示を停止
して、続く表示制御を続行することができる。
NTフラグがセットされていたらデータ復帰処理を行
い、INTフラグがセットされていなければ通常の初期
設定処理(ステップS46,S47)を行う。そして、
データ復帰処理では、保存されていたレジスタの復帰処
理とINTフラグのリセット処理とが行われる。また、
電源バックアップされているRAM領域におけるスタッ
クエリアに保存されていた復帰アドレスに戻るので、遊
技制御手段は、電源断時の遊技状態に復帰することがで
きる。
としての賞球制御手段について説明する。この例では、
遊技機の電源が遮断しても、賞球制御用CPU371の
内蔵RAMの一部が、電源基板901のコンデンサ91
6から電源供給を受ける。例えば、賞球制御用CPU3
71のバックアップ端子(VBB)にコンデンサ916の
出力が接続される(図6参照)。
7に送信される賞球制御コマンドのビット構成を示す説
明図である。図12に示すように、1バイト中の上位4
ビットが制御指定部として使用され、下位4ビットが賞
球数を示す領域として用いられる。
て、ビット7,6,5,4が「0,1,0,0」であれ
ば払出個数指定コマンドであることを示し、「0,1,
0,1」であれば払出指定コマンドであることを示す。
払出個数指定コマンドは、主基板31のCPU56が入
賞を検出すると直ちに賞球制御基板37に送出される。
0」である球切れ指定コマンドは、玉切れ検出スイッチ
167または玉切れスイッチ187がオンしたとき(玉
切れ状態フラグがオンしたとき)に、主基板31から送
信される。また、ビット7,6,5,4が「1,0,
0,1」である発射停止指定コマンドは、余剰玉受皿4
が満タンになって満タンスイッチ48がオンしたとき
(満タン状態フラグがオンしたとき)に、主基板31か
ら送信される。
制御基板37に、1バイト(8ビット:賞球制御コマン
ドD7〜D0)のデータとして出力される。賞球制御コ
マンドD7〜D0は正論理で出力される。また、賞球制
御コマンドD7〜D0が出力されたときには、負論理の
賞球制御INT信号が出力される。
は、出力ポート577を介して送信される。そして、こ
の実施の形態では、図14に示すように、主基板31か
ら賞球制御コマンドD7〜D0が出力されるときに、賞
球制御INT信号が5μs以上ローレベルになる。賞球
制御INT信号は、賞球制御基板37において、賞球制
御用CPU371の割込端子に接続されている。よっ
て、賞球制御用CPU371は、割り込みがあると、賞
球制御コマンドD7〜D0が主基板31から送出された
ことを認識でき、割込処理において賞球制御コマンド受
信処理を行う。
例であって、他の構成にしてもよい。例えば、1バイト
中の上位下位を、図12に示された構成とは逆にしても
よい。
プのための賞球制御用CPU371周りの一構成例を示
すブロック図である。図15に示すように、電源監視用
IC932は、+30V電圧を導入し、+30V電圧を
監視することによって電源断の発生を検出する。具体的
には、+30V電圧が所定値(例えば+30Vの80
%)以下になったら、電源断が生ずるとして、賞球制御
用CPU371に割り込み信号を与える。賞球制御用C
PU371において、この割り込みは、マスク不能割込
(NMI)端子に入力されている。また、NMI端子に
入力される信号は、入力ポートにも入力されている。従
って、賞球制御用CPU371は、NMI処理におい
て、入力ポートのレベルを確認することによって電源断
の状況を確認することができる。
ための所定値は、通常時の電圧より低いが、賞球制御用
CPU371が暫くの間動作しうる程度の電圧である。
また、電源監視用IC932が、賞球制御用CPU37
1が必要とする電圧(この例では+5V)よりも高い電
圧を監視するように構成されているので、賞球制御用C
PU371が必要とする電圧に対して監視範囲を広げる
ことができる。従って、より精密な監視を行うことがで
きる。
間、賞球制御用CPU371の内蔵RAMの少なくとも
一部は、電源基板から供給されるバックアップ電源がバ
ックアップ端子に接続されることによってバックアップ
され、遊技機に対する電源が断しても内容は保存され
る。そして、+5V電源が復旧すると、初期リセット回
路935からリセット信号が発せられるので、賞球制御
用CPU371は、通常の動作状態に復帰する。そのと
き、必要なデータがバックアップされているので、停電
等からの復旧時には停電発生時の遊技状態に復帰するこ
とができる。
ン処理を示すフローチャートである。メイン処理では、
賞球制御用CPU371は、まず、RAM領域をクリア
する等の初期値設定処理を行う(ステップS701)。
なお、内蔵RAMの電源バックアップされたRAM領域
(バックアップ領域)にデータが設定されている場合に
は、それらの領域のクリア処理はなされない。その後、
この実施の形態では、賞球制御用CPU371は、所定
期間(例えば2ms)毎に発生するタイマ割込による割
込処理で賞球払出制御を行う(ステップS702)。タ
イマ割込処理では、図17に示すように、賞球制御用C
PU371は、賞球払出制御処理を実行する(ステップ
S711)。
するRAMの使用例を示す説明図である。この例では、
バックアップRAM領域に総合個数記憶が(例えば2バ
イト)が形成されている。総合個数記憶は、主基板31
の側から指示された払出個数の総数を記憶するものであ
る。
1が実行する賞球払出制御処理を示すフローチャートで
ある。なお、この実施の形態では、賞球払出制御処理は
タイマ割込処理で実行されるように構成されているが、
そのような構成ではなく、通常の処理(割込処理ではな
い)によって実行されるように構成してもよい。
PU371は、賞球制御コマンドが受信されているか否
か確認する(ステップS480)。受信されていれば、
ステップS511に移行する。受信されていなければ、
現在エラー状態中であるか否か確認する(ステップS4
81)。エラー状態中であればエラー処理を行う。エラ
ー状態中でない場合には、賞球中(または補正払出中)
であるか否か確認する(ステップS482)。賞球中で
ない場合には、玉貸し処理中であるか否か確認する(ス
テップS483)。玉貸し中であれば、玉貸し中の処理
に移行する。
び補正個数カウンタの値が0であるか否か確認する(ス
テップS484)。それらが0であれば、すなわち、賞
球払出を行う必要がない場合には、遊技機の外部機器と
してのカードユニット50からの玉貸し要求信号である
BRQ信号がオンになっているかどうか確認する(ステ
ップS491)。
開始のための処理を行って(ステップS492)、玉貸
し中の処理に移行する。なお、玉貸し制御のためのカウ
ンタも、バックアップRAM領域に形成されていること
が好ましい。
および補正個数カウンタの値が全て0になっていなけれ
ば、ステップS500の処理を行う。
グがオンしていれば、すなわち、補正払出をすべきこと
に決定されていた場合には、ステップS507に移行す
る。補正払出フラグがオンしていなければ、賞球制御用
CPU371は、賞球処理中フラグをオンし(ステップ
S503)、払出モータ289をオンする(ステップS
507)。そして、賞球払出中処理に移行する。
ド)を受信した場合には、ステップS511の処理が開
始される。ステップS511において、賞球制御用CP
U371は、払出個数指示コマンドで指示された個数を
総合個数記憶に加算する(ステップS512)。
れた賞球制御用CPU371は、主基板31のCPU5
6から送られた払出個数指示コマンドに含まれる賞球数
をバックアップRAM領域(総合個数記憶)に記憶す
る。
コマンド以外のコマンドもあるが、図21では、それら
のコマンドの受信処理は省略されている。
は賞球払出中の処理である。賞球払出中の処理におい
て、まず、状態チェックが行われる(ステップS53
2)。賞球制御用CPU371は、払出モータ位置セン
サおよび賞球カウントスイッチ301Aを監視すること
によって賞球払出が正常に行われているか否かチェック
する。状態チェックとは、現在、払出モータ位置センサ
のオンを監視している状態にあるのか、払出モータ位置
センサのオフを監視している状態にあるのかを判定する
処理である。
サおよび賞球カウントスイッチ301Aの監視のため
に、以下のタイマを用いる。 (1)タイマT11:払出モータ位置センサのオン監視
用 (2)タイマT12:払出モータ位置センサのオフ監視
用 (3)タイマT13:賞球カウントスイッチ301Aの
オン監視用 (4)タイマT14:賞球カウントスイッチ301Aの
オフ監視用
個数が確認されてから、賞球カウントスイッチ301A
が実際の払出球を検出するまでに遊技球数個分の流下に
要する遅れ時間があり、その時間を待つために以下のタ
イマを用いる。 (5)タイマT15:最後の払出球が払出モータ位置セ
ンサによって確認されてから、その球が賞球カウントス
イッチ301Aを通過するまでの時間待ち用
ことを確認することによって状態チェックを行う。ステ
ップS532では、タイマT11が動作中であるときに
は、払出モータ位置センサのオン待ち処理(ステップS
534)に移行し、タイマT12が動作中であるときに
は、払出モータ位置センサのオフ待ち処理(ステップS
542)に移行する。タイマ15が動作中であるときに
は、タイマ15のタイムアウト待ち(ステップS57
3)に移行する。いずれのタイマも動作中でないときに
は、タイマT11をスタートさせる(ステップS53
3)。
PU371は、払出モータ位置センサがオンするのを待
つ。オンする前にタイマT11がタイムアウトするとエ
ラー処理に移行する(ステップS535,S536)。
払出モータ位置センサがオンすると、タイマT11を停
止して(ステップS537)、タイマT12を起動する
(ステップS541)。その後、賞球制御用CPU37
1は、払出モータ位置センサがオフするのを待つ(ステ
ップS542)。オフする前にタイマT12がタイムア
ウトするとエラー処理に移行する(ステップS543,
S545)。なお、タイマT11,T12がタイムアウ
トしていない間、賞球カウントスイッチチェックサブル
ーチンを実行する(ステップS547)。
マT12を停止して(ステップS546)、補正払出中
でなければ(ステップS549)、払出カウンタを+1
するとともに(ステップS550)、総合個数記憶を−
1する(ステップS551)。そして、総合個数記憶の
値が0になったら(ステップS552)、ステップS5
71に移行する。補正払出中であれば、補正個数カウン
タの値を−1し(ステップS560)、補正個数カウン
タの値が0になったら(ステップS561)、ステップ
S571に移行する。ステップS571では、払出モー
タ289の駆動が停止される。また、タイマT15が起
動される(ステップS572)。
つ(ステップS573)。タイムアウトしていない間、
賞球カウントスイッチチェックサブルーチンを実行する
(ステップS576)。
払出中でなければ(ステップS574)、払出カウンタ
の値とと賞球数カウンタの値を比較する(ステップS5
75)。
イッチチェックサブルーチンで、払出モータ位置センサ
の下部に位置する賞球カウントスイッチ301Aの1回
のオンが検出される度にカウントアップされる。タイマ
T15がタイムアウトしたとき、玉払出が正常に行われ
ていれば、賞球数カウンタの値は、払出モータ位置セン
サのオン回数に一致する。例えば、n個賞球が行われて
いたときには、払出モータ位置センサのオン回数がnに
なると、ステップS552で総合個数記憶の値が0にな
り、その後、T15の時間だけ経過すると賞球数カウン
タの値がnになるはずである。
合には、賞球不足数(賞球予定数−賞球数カウンタ値)
を払出個数カウンタに設定し(ステップS583)、払
出モータ289をオンし(ステップS584)、補正払
出中フラグをオンする(ステップS585)。その後
に、補正払出を開始した旨を示す報知(例えばブザー報
知)を例えば20秒間行う(ステップS586)。この
報知は、遊技店員に賞球装置の異常があるかもしれない
ことを知らせる目的で行われるとともに、賞球カウント
スイッチ301Aの故障または引き抜き(不正)の可能
性を示唆するために行われる。なお、賞球不足数は補正
予定数として記憶される。
カウンタの値が補正予定数と一致しているか否か確認し
(ステップS581)、一致していなければ、ステップ
S586に移行する。一致していれば、補正払出中フラ
グをリセットして(ステップS582)、この回の処理
を終了する。
た場合には、賞球処理中フラグをリセットして(ステッ
プS587)、処理を終了する。
は、総合記憶個数の値によって、賞球が完了したか否か
認識し、完了したら、所定時間経過後に賞球カウントス
イッチ301Aによる検出回数を確認し、賞球カウント
スイッチ301Aを通過した遊技球数が予定払出数に満
たないことを検出した場合には補正払出処理を開始す
る。
領域に形成されているので、停電等による電源断が生じ
ても保存される。よって、停電等からの復旧時に、賞球
制御用CPU371は、保存されているデータにもとづ
いて賞球払出制御を継続することができる。例えば、停
電からの復旧時に、総合記憶個数が設定されていること
を検知して、賞球制御用CPU371は、賞球払出処理
を再開することができる。
プRAM領域に形成すれば、補正払出処理中に停電等が
生じても、停電等からの復旧時に、賞球制御用CPU3
71は、保存されているデータにもとづいて補正払出制
御を継続することができる。
サブルーチンを示すフローチャートである。賞球カウン
トスイッチチェックにおいて、まず、状態チェックが行
われる(ステップS511)。ステップS511におい
て、タイマT13が動作中であるときには、賞球カウン
トスイッチ301Aのオン待ち処理(ステップS51
3)に移行し、タイマT14が動作中であるときには、
賞球カウントスイッチ301Aのオフ待ち処理(ステッ
プS518)に移行する。いずれのタイマも動作中でな
いときには、タイマT13をスタートさせる(ステップ
S512)。
オンするのを待つ(ステップS513)。賞球カウント
スイッチ301Aの出力がオンする前にタイマT13が
タイムアウトするとエラー処理に移行する(ステップS
514,S515)。
ン状態になると、タイマT13を停止して(ステップS
516)、タイマT14を起動する(ステップS51
7)。そして、賞球カウントスイッチ301Aがオフす
るのを待つ(ステップS518)。賞球カウントスイッ
チ301Aがオフする前にタイマT14がタイムアウト
するとエラー処理に移行する(ステップS519,S5
20)。タイマT14がタイムアウトする前に賞球カウ
ントスイッチ301Aがオフした場合には、タイマT1
4を停止する(ステップS521)。そして、賞球数カ
ウンタの値を+1する(ステップS522)。
から賞球指示を受けると、総合個数記憶に賞球数を加算
して、総合個数記憶の値を用いて払出制御を行ったが、
遊技制御手段からの賞球指示に対して、賞球対応に設け
られた個数カウンタに賞球回数を記憶するようにしても
よい。
源電圧が低下したときに実行するNMI割込処理を示す
フローチャートである。この場合には、賞球制御用CP
U371は、まず、NMIフラグをセットする(ステッ
プS801)。また、RAMアクセスを禁止状態にして
(ステップS802)、電源監視用IC932の出力が
導入されている入力ポートのレベルを監視し続ける(ス
テップS803)。
帰した場合には、電源監視用IC932は、RAMアク
セスを許可状態にして(ステップS804)、NMIフ
ラグをリセットし(ステップS805)、NMI割込が
かかったアドレスに復帰する。
電源電圧が正常に復帰したことを検出すると、レジスタ
の状態を元に戻してNMI割込がかかったアドレスに復
帰する。従って、NMIラインにノイズ等がのった場合
でも、制御を正常状態に復帰させることができる。
断時処理が行われたが、マスク可能割り込みの割込端子
に電源監視用IC932の出力を導入して、外部割込処
理(INT処理)によって上述した電源断時処理を行っ
てもよい。また、NMIフラグ(INT処理を行うとき
にはINTフラグ)は、バックアップRAM領域に未払
出賞球を示す情報(例えば総合個数記憶)があるときに
のみセットされるようにしてもよい。
投入時に実行する初期化処理の一部を示すフローチャー
トである。電源が投入され、または、電源が復旧したと
きには、賞球制御用CPU371は、まず、バックアッ
プRAM領域に形成されている総合個数記憶の値が0で
ないかどうか確認する(ステップS901)。0である
場合には、前回の電源オフ時に未払出賞球はなかったこ
とになるので、通常の初期設定処理を行う。すなわち、
レジスタおよび全RAM領域をクリアして(ステップS
903)、スタックポインタの初期設定を行う(ステッ
プS904)。
ドレスを指定してレジスタと非バックアップRAM領域
をクリアする(ステップS905)。そして、賞球再開
のための設定を行う。例えば、賞球中処理中フラグのセ
ット等を行う(ステップS906)。なお、バックアッ
プRAM領域であっても、賞球個数に関わらない領域で
あるならば、それらのアドレスを指定してクリアするよ
うにしてもよい。
電源投入時に、バックアップRAM領域のデータを確認
するだけで、通常の初期設定処理を行うのか賞球中の状
態を復元するのか決定できる。すなわち、簡単な判断に
よって、未払出賞球について賞球処理再開を行うことが
できる。
PU371は、電源投入時に、バックアップRAM領域
のデータを確認したが、そのような判断を行わなくても
よい。すなわち、図28に示すように、電源投入時に、
電源バックアップされていないRAM領域のみをアドレ
スを指定してクリアする(ステップS910)。なお、
ここで、レジスタのクリア処理も行う。
成されている場合、電源断時に、レジスタの退避は行わ
れない。
1のCPU56および賞球制御基板37の賞球制御用C
PU371について割込による電源断時処理を説明した
が、他の各基板(表示制御基板80、音声制御基板70
およびランプ制御基板35)に搭載されているCPU
も、割込による電源断時処理を行ってもよい。その際、
電圧低下を示す信号は、マスク可能な外部割込端子に接
続されていてもよいし、NMI端子に接続されていても
よい。
おけるRAMと同様に、音声制御手段、ランプ制御手段
および表示制御手段におけるRAMも、電源バックアッ
プされる部分があるようにしてもよい。
を、電源断時に少なくとも遊技用装置制御マイクロコン
ピュータの揮発性記憶手段の一部が電源バックアップさ
れ、遊技機に対して供給される交流電力を直流電力に変
換した直後の直流電圧の低下を監視し所定量の電圧低下
を検出した場合に遊技用装置制御マイクロコンピュータ
に対して信号を出力する電源監視手段を備え、遊技用装
置制御マイクロコンピュータが、電源監視手段からの信
号に応じて通常の制御を停止して所定の電源断時処理を
行うように構成したので、停電等による不測の電源断が
発生しても、遊技状態の情報が確実に保存され、遊技者
に不利益がもたらされることを防止できる効果がある。
込端子を備え、電源監視手段からの信号は割込端子に入
力され、遊技用装置制御マイクロコンピュータは、割込
処理で電源断時処理を実行するように構成されている場
合には、優先度の高い処理によって、電源断時処理を速
やかに開始できる。
である場合には、優先度の高いマスク不能割込端子への
信号にもとづくマスク不能割込を他の緊急処理で使用す
ることができ、例えば、遊技制御において緊急性を要す
る制御のためにマスク不能割込を割り当てることができ
る。
込端子である場合には、最も優先度の高い処理によっ
て、電源断時処理を直ちに開始できる。
入力され、遊技用装置制御マイクロコンピュータは、入
力ポートの入力状態に応じて電源断時処理を実行するよ
うに構成されている場合には、電源監視手段の出力を直
接監視することによって確実な電源断時処理を実行する
ことができる。
電源断時処理中に、電源の復帰条件の成立を監視し復帰
条件が成立した場合には通常処理に戻るように構成され
ている場合には、特に別の手段を設けることなく、遊技
用装置制御マイクロコンピュータは、通常処理に戻る制
御を行うことができる。
入力ポートの状態を監視することによって復帰条件の成
立を監視するように構成されている場合には、遊技用装
置制御マイクロコンピュータは、確実に通常処理に戻る
制御を行うことができる。
イッチを入力する入力部におけるポートである場合に
は、入力ポート部の有効活用を図ることができる。
電源断時処理として、レジスタの記憶内容を電源バック
アップされている揮発性記憶手段に退避する処理を行っ
た後に入力ポートの監視をし続け、電源電圧の回復を検
出すると揮発性記憶手段に退避されている記憶内容をレ
ジスタに復元するように構成されている場合には、遊技
状態を復旧するために必要とされるデータを確実に復元
できる。
クロコンピュータは、電源投入時の初期化処理で、少な
くとも揮発性記憶手段のうちの電源バックアップされて
いない領域をクリアする処理を行うように構成されてい
る場合には、初期化処理が簡単でよいという効果があ
る。
クロコンピュータが、電源投入時の初期化処理で、バッ
クアップ領域に賞球個数に関わる情報が記憶されていた
場合には、揮発性記憶手段のうちの少なくとも電源バッ
クアップされていない領域をクリアする処理を行うとと
もに前記情報にもとづいて賞球払出制御を行い、バック
アップ領域に賞球個数に関わる情報が記憶されていない
場合には揮発性記憶手段の全領域を初期化するように構
成されている場合には、バックアップ揮発性記憶手段領
域のデータを確認するだけで、通常の初期設定処理を行
うのか賞球中の状態を復元するのか決定できるので、簡
単な判断によって未払出賞球について賞球処理再開を行
うことができる状態になる。
る。
図である。
る。
ブロック図である。
である。
である。
PU周りの一構成例を示すブロック図である。
る。
チャートである。
ある。
ある。
ある。
図である。
すタイミング図である。
賞球制御用CPU周りの一構成例を示すブロック図であ
る。
示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
示す説明図である。
ローチャートである。
ローチャートである。
ローチャートである。
ローチャートである。
ローチャートである。
ローチャートである。
ローチャートである。
チャートである。
理を示すフローチャートである。
理の他の例を示すフローチャートである。
Claims (11)
- 【請求項1】 所定の遊技を行い、遊技の進行に応じて
遊技者に有利な遊技状態に制御可能な遊技機であって、 遊技に供される遊技用装置を制御するための遊技用装置
制御手段が搭載された遊技用装置制御基板を備え、 前記遊技用装置制御手段は、少なくとも演算処理手段と
揮発性記憶手段を内蔵する遊技用装置制御マイクロコン
ピュータを含み、 遊技機の電源断時に少なくとも前記遊技用装置制御マイ
クロコンピュータの揮発性記憶手段の一部を駆動可能な
電力を供給するためのバックアップ電源と、遊技機に対
して供給される交流電力を直流電力に変換した直後の直
流電圧の低下を監視し所定量の電圧低下を検出した場合
に前記遊技用装置制御マイクロコンピュータに対して信
号を出力する電源監視手段とを備え、 前記遊技用装置制御マイクロコンピュータは、前記電源
監視手段からの信号に応じて通常の制御を停止して所定
の電源断時処理を行うことを特徴とする遊技機。 - 【請求項2】 遊技用装置制御マイクロコンピュータは
割込端子を備え、 電源監視手段からの信号は前記割込端子に入力され、 前記遊技用装置制御マイクロコンピュータは、割込処理
で電源断時処理を実行する請求項1記載の遊技機。 - 【請求項3】 割込端子は、マスク可能割り込みの割込
端子である請求項2記載の遊技機。 - 【請求項4】 割込端子は、マスク不能割り込みの割込
端子である請求項2記載の遊技機。 - 【請求項5】 電源監視手段からの信号は、遊技用装置
制御基板に備えられた入力ポートにも入力され、 遊技用装置制御マイクロコンピュータは、入力ポートの
入力状態に応じて電源断時処理を実行する請求項1ない
し請求項4記載の遊技機。 - 【請求項6】 遊技用装置制御マイクロコンピュータ
は、電源断時処理中に、電源の復帰条件の成立を監視し
復帰条件が成立した場合には通常処理に戻る請求項5記
載の遊技機。 - 【請求項7】 遊技用装置制御マイクロコンピュータ
は、入力ポートの入力状態を監視することによって復帰
条件の成立を監視する請求項6記載の遊技機。 - 【請求項8】 入力ポートは、遊技機に設けられその検
出が遊技機の制御に用いられる検出スイッチを入力する
入力部におけるポートである請求項5ないし請求項7記
載の遊技機。 - 【請求項9】 遊技用装置制御マイクロコンピュータ
は、電源断時処理として、レジスタの記憶内容を電源バ
ックアップされている揮発性記憶手段に退避する処理を
行った後に入力ポートの入力状態の監視をし続け、入力
状態により電源電圧の回復を検出すると前記揮発性記憶
手段に退避されている記憶内容をレジスタに復元する請
求項4記載の遊技機。 - 【請求項10】 遊技用装置制御手段は、賞球払出制御
を行う賞球制御手段であって、少なくとも賞球個数に関
わる情報は電源バックアップされている揮発性記憶手段
の領域であるバックアップ領域に記憶され、 賞球制御手段における遊技用装置制御マイクロコンピュ
ータは、電源投入時の初期化処理で、少なくとも揮発性
記憶手段のうちの電源バックアップされていない領域を
クリアする処理を行う請求項1ないし請求項7、または
請求項9記載の遊技機。 - 【請求項11】 賞球制御手段における遊技用装置制御
マイクロコンピュータは、電源投入時の初期化処理で、
バックアップ領域に賞球個数に関わる情報が記憶されて
いた場合には、揮発性記憶手段のうちの少なくとも電源
バックアップされていない領域をクリアする処理を行う
とともに前記情報にもとづいて賞球払出制御を行い、バ
ックアップ領域に賞球個数に関わる情報が記憶されてい
ない場合には揮発性記憶手段の全領域を初期化する請求
項10記載の遊技機。
Priority Applications (1)
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JP22950899A JP3732363B2 (ja) | 1999-08-13 | 1999-08-13 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP22950899A JP3732363B2 (ja) | 1999-08-13 | 1999-08-13 | 遊技機 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001046606A true JP2001046606A (ja) | 2001-02-20 |
JP2001046606A5 JP2001046606A5 (ja) | 2005-05-26 |
JP3732363B2 JP3732363B2 (ja) | 2006-01-05 |
Family
ID=16893284
Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018202260A (ja) * | 2009-06-30 | 2018-12-27 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2018202259A (ja) * | 2018-10-09 | 2018-12-27 | 株式会社三洋物産 | スロットマシン及び遊技機 |
JP2018202258A (ja) * | 2009-06-30 | 2018-12-27 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
-
1999
- 1999-08-13 JP JP22950899A patent/JP3732363B2/ja not_active Expired - Fee Related
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