JP2001045905A - 活魚計数装置 - Google Patents

活魚計数装置

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JP2001045905A
JP2001045905A JP11222518A JP22251899A JP2001045905A JP 2001045905 A JP2001045905 A JP 2001045905A JP 11222518 A JP11222518 A JP 11222518A JP 22251899 A JP22251899 A JP 22251899A JP 2001045905 A JP2001045905 A JP 2001045905A
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waterway
water
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live fish
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JP11222518A
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Keisuke Ueno
上野佳祐
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

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  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 魚体のバラツキが大きい魚群の魚を自力で泳
がせると共に魚を検出場所に導く水路を拡縮自在とし、
魚の数を正確に能率的に、しかも魚体を傷付けずに計測
できる活魚計数装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 アプローチ槽3と集魚槽5とを複数の水
路4を介して連通させ集魚槽5からアプローチ槽3に向
かう水流を与えてアプローチ槽3内に配置される追い子
6と水路4との間に魚体のバラツキが大きい稚魚群を入
れた後、追い子6を水路4に向かって進行させると、魚
は逃げ場を求めて水路4に頭から進入し水路4を通過し
て集魚槽5に移動する。水路4から間欠的に出て来る魚
をエリアセンサー9が検出し、その信号がコントローラ
によって魚の数として変換・表示される。この際、魚体
の小さい魚群の計数後水路4の断面積を拡大して魚体の
大きい魚群を計数する。また、単位時間当りの魚検出数
を一定以下にするために追い子6の動作ストロークを加
減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、活魚の計数装置に関す
るものであり、例えば、稚魚の数を自動計測する場合な
どに利用される。
【0002】
【従来の技術】稚魚の計数装置が特公平6―5555号
公報に開示されている。ここでは、1本の集魚管の先端
に分岐管継手を接続し、さらに稚魚が1尾づつ入るとさ
れる分流管が接続され、この分流管の中間に所定幅の透
明スリーブを介在させこの透明スリーブの外側に配設さ
れる検出手段によって分流管内を水と共に給送される稚
魚の数を自動的に数えるようにされており、水と共に稚
魚を流すので単位時間当たりの計数処理数が多く能率的
である。
【0003】
【解決しようとする課題】しかしながら、孵化して間も
ない稚魚は泳力が弱いが数週間後には相当の泳力を持
ち、流れに逆らって泳ぐようになると共に隣の魚と一定
の間隔をあけて泳ぐようになる。また、成長差による個
体の大きさのバラツキも大きい。このように、個体の大
きさのバラツキが大きく流れに逆らって泳ぐと共に一定
の間隔をあけて泳ぐ性質を持つ魚の数を正確に計測する
には上記従来技術は次のような大きな欠点がある。
【0004】第1に、集魚管内のほとんどの稚魚は流さ
れないように流れに逆らって、頭を上流側(育成槽側)
に向け尾鰭を下流側(分流管側)に向けて泳ぐが水流に
抗しきれず流される。これは、正常に泳ぐことができな
いから流されるのであって、こうなると、魚は自身の姿
勢制御ができなくなり分流管内を直列に流される前後の
魚同士が重なる場合が有る。また、まれに分流管内に頭
から進入する稚魚が有りこの稚魚と尾鰭を下流側に向け
て流される稚魚とが重なる場合が有る。このため、重な
った複数の魚でも計測手段は1尾として計測するので計
数精度が低下する。
【0005】第2に、分流管内では魚の習性上遡上動作
を繰返しながら流されるという挙動を示すので検出手段
の前を同一の稚魚が往来する場合が有る。この際は、1
尾が複数回計測されてしまい計数精度が低下する。
【0006】第3に、大きい個体の稚魚が分流管内で詰
まる場合がある。
【0007】第4に、分流管内に供給する稚魚の数量を
一定以下にコントロールしないと直列に流される前後の
魚同士が重なる機会が増え、計測精度が低下する。
【0008】第5に、分流管内を通過する稚魚の通過を
断続できないので必要な数だけの稚魚を供給することが
できない。
【0009】第6に、集魚管内に供給する稚魚の数量を
一定以下にコントロールしないと、流されまいとして全
ての鰭を立てて全力で泳ぐ魚同士が接触する機会が増
え、立てた鰭の先端で隣の魚を刺して傷を付けてしま
う。この結果、成長しても商品価値がなくなるばかりで
なく傷付いた魚は細菌に犯され易くなり早期に斃死した
り他の魚の生存環境をも悪化させてしまう。
【0010】本発明は、上記従来の問題点を解決するこ
とを課題としてなされたもので、魚体のバラツキが大き
い魚群の魚を自力で泳がせると共に魚を検出場所に導く
水路を拡縮自在とし、魚の数を正確に能率的に、しかも
魚体を傷付けずに計測できる活魚計数装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】本発明の請求項1の活魚計数装置は、水中
の活魚を検出できる検出手段を備えた計数手段と活魚を
重ならせずに検出手段の検出エリアに導く水路と該水路
に連通され外部から活魚が供給されるアプローチ槽とを
備えた活魚計数装置において、前記アプローチ槽の水中
に臨まされ前記検出手段から適宜離間して配設されて前
記検出手段の検出エリアに近接離反自在とされると共に
アプローチ槽の内壁との間隙部を魚が通れないようにさ
れている追い子を備えた追出し手段とを備えたことを特
徴とする。
【0012】また、請求項2の活魚計数装置は、請求項
1の活魚計数装置において前記追出し手段と前記計数手
段とが係合され、前記水路を通過する魚の数を前記計数
手段が計測し、該計測値が予め登録した値より大きいと
追出し手段に備えた追い子6の動作ストロークを小さく
する一方、予め登録した値より小さいと動作ストローク
を大きくするように働き掛けるようにしたことを特徴と
する。
【0013】また、請求項3の活魚計数装置は、水中の
活魚を検出できる検出手段を備えた計数手段と活魚を重
ならせずに検出手段の検出エリアに導く水路と該水路に
連通され外部から活魚が供給されるアプローチ槽とを備
えた活魚計数装置において、前記水路の断面積が拡縮自
在とされてアプローチ槽を発進する活魚が1尾ずつ重な
らずに通行可能とされ、アプローチ槽内に供給され魚体
が大小混在の魚群の内小さい魚体の魚群が前記水路を通
過した後この水路の断面積を拡大して大きい魚体の魚群
が通過可能とされることを特徴とする。
【0014】
【作用】上記本発明では、集魚槽5からアプローチ槽3
に向かう水流を発生させてアプローチ槽内の追い子6と
魚が1列でしか進行できないようされ魚を検出手段9に
よる検出場所に導く水路4の開口部との間に魚をいれる
と魚は流れに逆らう習性から頭を通路を介して集魚槽側
に向ける。続いて、追出し手段を作動させると追い子6
が前記水路4の開口部に向かって進行する。すると、魚
は逃げ場を求めて水路4に頭から進入し全速で水路4を
通過して水路4の出口から間欠的に出て集魚槽5に移動
する。間欠的に水路4から出て来る魚は検出手段9によ
って検知され、その信号がコントローラによって魚の数
として変換・表示される。
【0015】この際、水路4を通過した魚の数の計測値
が予めコントローラに登録している単位時間当たりの通
過数の範囲より大きいと、追い子6は全動作ストローク
より小さく動作する。一方、計測値が予めコントローラ
に登録している通過数の範囲より小さいと、追い子6は
全動作ストローク乃至全動作ストロークに近い動作をす
る。
【0016】また、魚体の小さい魚群が水路4を通過し
た後、魚体の大きい魚群が水路4に進入できずアプロー
チ槽3に残存した場合は水路4の断面積を拡大させると
その断面積に対応する魚が前述同様に水路4を通過して
その数を正確に計測されて集魚槽5に収容される。
【0017】また、予めコントローラに設定した数に近
づくと通行制限手段が作動して通行制限板7が下降され
て複数の水路4の内の1箇所の通路だけが集魚槽5とア
プローチ槽3とを魚の通行可能に連通させ、魚は該水路
4を通って1尾ずつ集魚槽5に進入してくる。かくし
て、計測値に1尾ずつ加算されて予め設定した「数」に
達すると通行制限板7がさらに下降されて残る1箇所の
水路4を遮断して魚の集魚槽5への進入を阻み予め設定
した数の稚魚の移動が終了する。
【0018】
【実施例】以下に本発明に係わる活魚計測装置について
望ましい実施例を図面に従って説明するが、これにより
本発明は何等限定されるものではない。
【0019】
【実施例1】本実施例の特徴とするところは、水流の上
流に頭を向ける魚が持てる泳力の全力を発揮して高速で
上流に移動するようアプローチ槽の水中に臨まされ検出
手段から適宜離間して配設されて検出手段の検出エリア
に近接離反自在とされると共にアプローチ槽の内壁との
間隙部を魚が通れないようにされている追い子を備えた
追出し手段とを備えた点と魚を検出手段の検出エリアに
導く水路の断面積が拡縮自在とされてアプローチ槽を発
進する活魚が1尾ずつ重ならずに通行可能とされ、アプ
ローチ槽内に供給され魚体が大小混在の魚群の内小さい
魚体の魚群が前記水路を通過した後この水路の断面積を
拡大して大きい魚体の魚群が通過可能とされる点にあ
る。
【0020】図1乃至図4は本発明に係わる活魚計数装
置の第1実施例を示したものである。図1において、水
槽1は天側が開口される有低の中空体とされ、魚が生存
可能に海水が収容されている。この水槽1の中央部には
後述するアプローチ槽3で泳ぐ魚が直列に1尾づつしか
通れないようにされ魚を検出手段9による検出場所に導
く水路4が並列に複数列配設されると共にこの水路4に
連通するアプローチ槽3と集魚槽5が備えられ、さら
に、アプローチ槽3に隣接して選別槽2、2がアプロー
チ槽3と連通されて備えられている。
【0021】また、前記水路4の集魚槽5側延長線上に
光軸が交差され前記水路4から集魚槽5側に出て来る魚
を検出できる検出手段9を備えた公知の計数手段が配設
されている。詳述すると、検出手段9としてのエリアセ
ンサーは水槽1の上縁部に橋架されるセンサ支持梁8a
に取付られる受光側センサ9aと水槽1の底から上方に
延出されるセンサ支持梁8bに取付られ光軸が水路4の
延長路を介して受光側センサ9aに放射される投光側セ
ンサ9bとで構成される透過型のエリアセンサーと称呼
される光電センサであり、水路4の延長路を介して投光
側センサ9bと受光側センサ9aとが垂直方向に対向し
て配設され、水路4から出てくる魚を検出するとその信
号を図示しないコントローラに送ると信号が変換されて
計数値として表示されようになっている。
【0022】また、アプローチ槽3の水中に配設され図
示しない駆動手段によって前記水路4に向かって進退自
在とされると共にアプローチ槽3の内壁との間隙部を魚
が通れないようにされている追い子6を備えた追出し手
段が備えられている。そして、前述同様に変換される魚
の数の計数値が前記コントローラに予め登録されている
単位時間当たりの通過数値の範囲と比較演算され、その
結果、前記計数値が予め登録されている単位時間当たり
の通過数値の範囲より大きいと追い子6の移動ストロー
クを小さくするように図示しない駆動手段に働き掛け
る。一方、前記計数値が逆に小さいと追い子6の移動ス
トロークを大きくするように図示しない駆動手段に働き
掛けるようにプログラム入力されている。
【0023】また、エリアセンサー9aと水路4の出口
との間には図示しない駆動手段によって進退動させられ
る水路4と同幅の欠切部7aが刻設され該欠切部7aが
複数の水路の内の一つの水路4と対向可能に水路4の出
口に向かって進退自在とされる通行制限板7が配設され
ている。そして、前述同様に変換される魚の数の計数値
が前記コントローラに予め登録されている数値に近づく
と通行制限板7を下降するように図示しない駆動手段に
働き掛けるようにプログラム入力されている。
【0024】また、連通管17が水槽1の側面に接続さ
れており、この連通管17の先端部に水密部材18を介
して水位調節スリーブ19が上下動自在に取付けられて
いる。なお、水位調節スリーブ19は水槽1の水位を調
節するもので水位調節スリーブ19の上端の高さが水槽
1の水面20と一致する。
【0025】また、アプローチ槽3と集魚槽5はポンプ
14、流量調節弁15、パイプ16を介して連通されポ
ンプ14の作動によりアプローチ槽3内の水を集魚槽5
内に供給して集魚槽5から通路4を介してアプローチ槽
3に向かって流れる魚の泳力より弱い水流を発生させる
ことができるようにされている。
【0026】なお、水路4に臨まされる天蓋10は連結
具11と結合されて連動具12を介して駆動手段13に
接続され、駆動手段13の作動により所要の位置迄上下
動自在とされている。
【0027】以上の構成において、その作用を図に基ず
いて説明する。図1乃至図4において、選別槽2内の水
中に天側が開口される網状の取り網21の底部を水没さ
せて図示しない育成槽内の複数の稚魚を適宜方法によっ
てこの取り網21に入れる。次いで、人的作業により取
り網21内の稚魚をたも網で掬い取って奇形魚は捨てて
健常な稚魚のみをアプローチ槽3内の追い子6と水路4
との間に入れる。
【0028】アプローチ槽3内の稚魚は流れに逆らって
頭を水路4側に向けて泳ぐ。この際、水路4に進行する
稚魚もいるが多くの稚魚は予めプログラム入力されて間
欠的に進退動作する追い子6が水路4の開口部に向かっ
て進行すると、魚は逃げ場を求めて水路4に頭から進入
し全速で水路4を通過して集魚槽5に移動する。この
際、水路4内は魚は水路幅が狭くて鰭を十分に動かせな
い上に進行を妨げる方向に水流が流れているが追い子6
から危険回避するために高速で水路4を通過する。通過
後、少なくとも胸鰭を自由に動かせるようになると水路
4内の流速より集魚槽5内の流速の方が遅いこともあっ
て泳行速度をさらに上げることができる。このため、水
路4を1列に並んで泳いで進行する魚は水路4を出ると
泳行速度が上がり水路4の出口から間欠的に出て来る。
【0029】水路4から魚が間欠的に出て来るのでエリ
アセンサー9a、9bによって正確に検知され、その信
号が図示しないコントローラによって魚の数として変換
・表示される。
【0030】この際、水路を通過した魚の数の計測値が
予め図示しないコントローラに登録している単位時間当
たりの通過数の範囲より大きいと、前記コントローラが
追出し手段に働き掛けて追い子6の動作ストロークを小
さくさせて追い子6と水路4との間の泳行可能範囲を大
きくして魚を水路4に追込む量を少なくする。一方、計
測値が予め前記コントローラに登録している通過数の範
囲より小さいと、同様にして追い子6の動作ストローク
を大きくさせて魚を水路4に追い込む量を多くする。こ
のようにすると、間段なく魚を水路4に追込むことが出
来ると共に水路進入に備えて待機するアプローチ槽内の
魚に与えるストレスを抑制出来るので魚を傷付けずに能
率良く計数できる。
【0031】また、予め図示しないコントローラに設定
した数に近づくと図示しない駆動手段が作動して通行制
限板7を下降させる。これにより、アプローチ槽3と集
魚槽5とが1箇所の水路と欠切部7aを介して連通さ
れ、魚は該水路を通って1尾ずつ集魚槽に進入してく
る。かくして、1尾ずつ集魚槽5に進入してくる魚は前
述同様にエリアセンサー9a,9bによって正確に検出
され1尾づつ計測値が加算され予め設定した数に達する
と前記コントローラが再び通行制限手段に働き掛けて通
行制限板7がさらに下降されて残る1箇所の水路を遮断
して魚の集魚槽5への進入を阻む。これにより、予め設
定した数の稚魚を自動的かつ正確に集魚槽5に移動させ
ることが出来る。
【0032】なお、集魚槽5に移動させる稚魚の数を指
定しない場合はプリセット回路を遮断しておけばよい。
これにより、通行制限手段の動作回路が遮断され稚魚は
水路4を自由に通過する事ができ、通過する稚魚は全て
計数されて集魚槽5に収容される。
【0033】ところで、鯛などの偏平形の魚は体幅より
も体高の方が成長の変化率が大きいので体高が高い方に
偏った魚群は水路4に進入できずアプローチ槽3に残る
ので、アプローチ槽3に魚がいて追い子6が作動してい
るのに計数値が増加しない場合は、駆動手段13を作動
させて連動具12に連結される連結具11を介して天蓋
10を所要の位置迄上昇させる。これにより、水路4の
拡大された断面積に対応して通過可能になった魚が前述
同様に水路4を通過してその数を正確に計測されて集魚
槽5に収容される。この際、さらに大きい魚体の魚群が
残存するようであれば同様にしてさらに天蓋10を上昇
させて水路4の断面積を拡大させることを繰返せば良
い。なお、天蓋10の上昇と同期して受光側センサ9a
も上昇させる。
【0034】上記実施例では水路の天壁だけを可変可能
な構造にしたがこれに限るものではない。例えば、図6
に示すように、リンク33をX字状に枢動可能に連結す
ると共にリンク33の一側先端を水路を形成する仕切板
32に枢着する一方他側先端を該仕切板32に枢動可能
且つ仕切板32に刻設された溝34に案内されてスライ
ド自在に連結し、同様にリンク33の一側自由先端を水
槽の内壁30に枢着する一方他側自由先端を該内壁30
に枢動可能且つ内壁30に刻設された溝31に案内され
てスライド自在に連結してリンク33と内壁30の為す
角度を拡縮させることによって通路の幅とされる各仕切
板32の間隔を拡縮自在として該仕切板32と水路の固
定底と水位可変可能とされる水面とで水路を形成させて
水路の高さと幅を自在に変えることができるようにして
も良い。
【0035】また、図7に示すように、水槽内壁に固定
された底部材42を貫通して上下動自在とされる側壁部
材41と該側壁部材41と対向され側壁部材41に近接
離反自在に配設される側壁部材40と底部材42の上方
に対向され底部材42に近接離反自在かつ底部材42の
上面と略平行方向に進退自在に配設される天井部材43
とで水路4を形成して水路4の高さと幅を自在に変える
ことができるようにしても良い。この際、水路間の空隙
部46には柔軟性部材等を当てるなどして該空隙部に魚
が進入できないようにする。なお、側壁部材41の先端
のアリ部が天井部材43に形成されるアリ溝にスライド
自在に遊嵌され天井部材43の上下動と同期して側壁部
材41も上下動されるようになっている。なお、40a
は略「コ」字状の連結梁で水平方向に進退自在とされ下
側梁に側壁部材40が連結され上側梁には上下動用駆動
手段45を介して天井部材43を連結する上下動自在の
連結梁43aに連結されている。さらに連結梁40aは
水平動用駆動手段44に連結されている。また、41a
は側壁部材41を連結する連結梁である。
【0036】また、上記実施例では追い子6を水平動さ
せて水路4の開口部に向けて進退させたがこれに限るも
のではない。すなわち、図5に示すようにアプローチ槽
3を深くして追い子60を上下動自在にして水路の開口
部に向けて進退させてもよい。この際は追い子60の魚
との対向面は水路に接近するほど深さを漸増させると好
ましい。これにより、魚を水路に志向させやすい効果が
ある。また、図示しない育成槽と魚検出手段の検出エリ
ア内に魚を導く水路とを他の水路で接続し該水路に向け
て近接離反自在の追い子を育成槽内に備えても同様の効
果がある。要するに、魚検出手段によって精度良く能率
的に魚が検出されるように水路を介して魚を魚検出手段
の検出エリア内に追込むものであれば追い子の形状や動
作はどのようなものでもよい。なお61は図示しない駆
動手段に連結される連結棒である。
【0037】従って、追い子を近接離反させる対象とし
ての水路の形状や水流の方向が限定されるものではな
い。すなわち、上記実施例では1尾づつしか通れない水
路4と集魚槽5から水路4に向かう遡上水流を組合わせ
たが、1尾づつしか通れない水路と魚と水とを一緒に流
す含魚水との組合せや上下方向には重なれず左右方向に
は重なって泳げる水路や上下方向には重なって泳げるが
左右方向には重なれない水路と停止水又は遡上水流又は
含魚水との組合わせでも同様の効果がある。
【0038】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係わる活魚
計数装置によれば、魚が通る水路に水流を付与し該水流
の上流側に魚検出手段を配置し、頭を上流側に向ける魚
を追い子によって上流側に追払うと全速で泳ぐので検出
手段が魚を能率的に検出できる。この際、単位時間当た
りの計数値の増減によって追い子の動作ストロークを可
変可能にしたので魚に与えるストレスが少ない。また、
水路は魚が自力で泳いで通過するようにしたので魚が水
路で詰まることがない。また、水路内径を可変可能にし
たので魚群の個体の大きさのバラツキが大きくても詰ま
ることなく水路を通過して検出される。さらにまた、必
要な魚の数をプリセットすると必要な数だけ魚を取出す
ことができる。以上のように、魚の固体の大きさのバラ
ツキが大きくても水路に魚を詰まらせることなく正確に
能率良く魚の数を自動的に数えることができる等の優れ
た効果を奏す。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の活魚の計数装置の第1実施例を示す
平面図である。
【図2】 図1のA−A断面図である。
【図3】 図2のB―B断面図である。
【図4】 図2のc−c断面図である。
【図5】 本発明の活魚の計数装置のアプローチ槽の別
の実施例を示す要部断面図である。
【図6】 本発明の活魚の計数装置の水路の拡縮構造の
他の実施例を示す平面図である。
【図7】 本発明の活魚の計数装置の水路の拡縮構造の
さらに他の実施例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 水槽 2 選別槽 3 アプローチ槽 4 水路 5 集魚槽 6,60 追い子 7 通行制限板 7a 欠切部 8a,8b センサ支持梁 9a 受光側セン
サ 9b 投光側センサ 10 天蓋 11 連結具 12 連動具 13 駆動手段 14 ポンプ 15 流量調節弁 16 パイプ 17 連通管 18 水密部材 19 水位調節スリーブ 20 水面 21 取り網

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中の活魚を検出できる検出手段を備え
    た計数手段と活魚を重ならせずに検出手段の検出エリア
    に導く水路と該水路に連通され外部から活魚が供給され
    るアプローチ槽とを備えた活魚計数装置において、前記
    アプローチ槽の水中に臨まされ前記検出手段から適宜離
    間して配設されて前記検出手段の検出エリアに近接離反
    自在とされると共にアプローチ槽の内壁との間隙部を魚
    が通れないようにされている追い子を備えた追出し手段
    とを備えたことを特徴とする活魚計数装置
  2. 【請求項2】 請求項1の活魚計数装置において前記追
    出し手段と前記計数手段とが係合され、前記水路を通過
    する魚の数を前記計数手段が計測し、該計測値が予め登
    録した値より大きいと追出し手段に備えた追い子6の動
    作ストロークを小さくする一方、予め登録した値より小
    さいと動作ストロークを大きくするように働き掛けるよ
    うにしたことを特徴とする活魚計数装置
  3. 【請求項3】 水中の活魚を検出できる検出手段を備え
    た計数手段と活魚を重ならせずに検出手段の検出エリア
    に導く水路と該水路に連通され外部から活魚が供給され
    るアプローチ槽とを備えた活魚計数装置において、前記
    水路の断面積が拡縮自在とされてアプローチ槽を発進す
    る活魚が1尾ずつ重ならずに通行可能とされ、アプロー
    チ槽内に供給され魚体が大小混在の魚群の内小さい魚体
    の魚群が前記水路を通過した後この水路の断面積を拡大
    して大きい魚体の魚群が通過可能とされることを特徴と
    する活魚計数装置
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