JP2001045648A - 回路遮断装置 - Google Patents

回路遮断装置

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JP2001045648A
JP2001045648A JP11219037A JP21903799A JP2001045648A JP 2001045648 A JP2001045648 A JP 2001045648A JP 11219037 A JP11219037 A JP 11219037A JP 21903799 A JP21903799 A JP 21903799A JP 2001045648 A JP2001045648 A JP 2001045648A
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circuit breaker
signal
path
diagnosis
power supply
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Noboru Yamaguchi
昇 山口
Yasuhiro Tamai
康弘 玉井
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正常に動作しているかどうかをユーザが知る
ことのできる診断機能付き回路遮断装置を提供する。 【解決手段】 バッテリVBから負荷17に流れる電流
を遮断する遮断器10と、該遮断器10とバッテリVB
との間に設けられ、衝撃が発生したことを表す外部から
の衝突信号に応答して遮断器10を駆動するスイッチン
グ素子42と、外部からの診断信号に応答してバッテリ
VBからスイッチング素子42を経由して遮断器10に
至る経路の正当性を診断するための自己診断部41、T
r、LED及びRとを備え、自己診断部は、診断信号に
応答して上記経路の正当性を診断する。これにより、ユ
ーザは、適当なタイミングで診断信号を回路遮断装置に
供給することにより、遮断器の周辺回路に障害が存在す
るかどうかを知ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等における
電気回路を短時間で遮断する回路遮断装置に関し、特に
回路遮断装置周辺の電気回路を自己診断する回路遮断装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両衝突発生時に負荷への電流を
緊急遮断する回路遮断装置が知られている。このような
回路遮断装置の一例として、例えば特開平8−7263
4号公報に「自動車の電流分配システム」が開示されて
いる。
【0003】この自動車の電流分配システムは、図7に
示すように、オルタネータ(ALT)51に第1のヒュ
ージブルリンク52の一端が接続され、負端子がボディ
アースに接続されたバッテリ53の正端子に第2のヒュ
ージブルリンク54が接続され、両ヒュージブルリンク
52,54の他端は共にエンジンルームに設置されたジ
ャンクションボックス55の入力端子に接続されてい
る。また、ジャンクションボックス55の複数の出力端
のそれぞれには、スイッチ56を介して或いは直接ラン
プ系、モータ系、点火系等の負荷57のそれぞれの一端
が接続され、各負荷57の他端はボディアースに接続さ
れている。
【0004】また、ジャンクションボックス55内に
は、その入力端と各出力端との間に設けられたヒューズ
FS及びリレーRLから成る複数の直列回路、並びにリ
レー50が収容されている。複数の直列回路のそれぞれ
は、例えばスイッチ56がオンされることによりリレー
RLが作動し、入力端から入力される電流を負荷57に
供給する。また、リレー50のリレーコイルの一端はエ
アバッグセンサ(図示せず)に接続され、他端はボディ
アースに接続されている。また、リレー50の常開接点
の一端はジャンクションボックス55の入力端に接続さ
れ、他端はボディアースに接続されている。
【0005】このように構成された自動車の電流分配シ
ステムにおいて、イグニッションスイッチのターンオン
によるエンジン始動時にはバッテリ53からの電流がジ
ャンクションボックス55に供給され、エンジン始動後
はオルタネータ51で発電された交流を整流した電流が
バッテリ53及びジャンクションボックス55に供給さ
れる。これにより、ジャンクションボックス55の出力
端からの電流が負荷57に供給される。
【0006】ところで、車両衝突が発生するとオルタネ
ータ51による発電は停止されるため、オルタネータ5
1からジャンクションボックス55に電流が供給される
ことはない。しかし、バッテリ53からジャンクション
ボックス55への電流は供給され続ける。この状態でエ
アバックセンサから検出電流が供給されると、リレー5
0のリレーコイルが励磁されて常開接点がオンになる。
その結果、バッテリ53から第2のヒュージブルリンク
54及びリレー50を介してボディアースに短絡電流が
流れる。この短絡電流により第2のヒュージブルリンク
54が発熱して溶断し、負荷57に流れる電流が切断さ
れる。これによって負荷自身やバッテリ53から負荷へ
至るワイヤーハーネス等が焼損するのを防止している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平8−72634号公報に開示された「自動車の
電流分配システム」では、回路遮断装置としてのリレー
の周辺回路に存在する断線や短絡といった障害を検出で
きない。従って、例えばエアバッグセンサからリレーに
至る経路に断線や短絡といった障害があった場合に、リ
レーが正常に作動せず、負荷に流れる電流を遮断するこ
とができない。そこで、エンジンの始動時や始動後の適
当な時期に回路遮断装置が正常に動作するかどうかを診
断したいという要請があった。
【0008】本発明は、正常に動作しているかどうかを
ユーザが知ることのできる回路遮断装置を提供すること
を課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、電源から負荷に流れる電流を遮
断する遮断器と、該遮断器と電源との間に設けられ、車
両の異常時に外部から入力される異常信号に応答して前
記遮断器を駆動する駆動部と、外部からの診断信号に応
答して電源から駆動部を経由して遮断器に至る経路の正
当性を診断する自己診断部、とを備えたことを特徴とす
る。
【0010】請求項1の発明によれば、外部から診断信
号が供給されると、自己診断部は、外部からの異常信号
に応答して電源から負荷に流れる電流を遮断する遮断器
を駆動するための駆動部の前後の回路、すなわち、電源
から駆動部を経由して遮断器に至る経路の正当性を診断
する。これにより、ユーザは、適当なタイミングで診断
信号を回路遮断装置に供給することにより、遮断器の周
辺回路に障害が存在するかどうかを知ることができる。
【0011】また、請求項2の発明では、自己診断部
は、電源から直接駆動部に至る第1経路と電源から表示
器及び電流制限器を経由して駆動部に至る第2経路とを
切り換える経路切換回路を有し、診断信号に応答して第
2経路に切り換えて診断を行うことを特徴とする。
【0012】請求項2の発明によれば、電流経路は、診
断信号に応答して電源から表示器及び電流制限器を経由
して駆動部に至る第2経路に切り換えられ、この第2経
路を用いて診断が行われる。ユーザは、この第2経路に
存在する表示器を見ることにより障害の有無を知ること
ができる。また、この第2経路に存在する電流制限器に
より駆動部に供給される電流が制限されるので、遮断器
を実際に作動させることなく遮断器の周辺回路に障害が
存在するかどうかを診断することができる。
【0013】また、請求項3の発明は、第1経路に障害
があるかどうかを判断する第1の判断部を更に有し、自
己診断部は、第1の判断部によって第1経路に障害があ
ることが判断された場合に、経路切換回路によって第2
経路に切り換えて診断を行うことを特徴とする。
【0014】請求項3の発明によれば、診断信号が供給
された時の他に、第1の判断部で第1経路に障害がある
ことが判断された場合にも、経路切換回路によって第2
経路に切り換えて診断を行う。従って、例えば自動車の
運転中に電源と遮断器とを接続するハーネスが外れたよ
うな場合も診断が行われてその結果が報知されるので、
より安全性を高めることができる。
【0015】また、請求項4の発明では、駆動部は、前
記駆動部は、前記電源から前記負荷に流れる電流を遮断
すべき旨を指示する遮断信号を前記異常信号として入力
し該遮断信号に応答して前記遮断器を駆動することを特
徴とする。
【0016】請求項4の発明によれば、遮断信号に応答
して遮断器を駆動するので、例えば自動車を緊急停止さ
せたい場合や盗難にあった場合に遮断信号を発生するよ
うに構成することにより、これらの場合に確実に自動車
を停止させることができる。
【0017】また、請求項5の発明では、前記駆動部
は、前記車両に衝撃が発生したことを表す外部からの衝
突信号を前記異常信号として入力し該衝突信号に応答し
て前記遮断器を駆動することを特徴とする。
【0018】請求項5の発明によれば、車両に衝撃が発
生したことを表す外部からの衝突信号に応答して遮断器
を駆動するので、電源から負荷に流れる電流を遮断する
ことができる。
【0019】また、請求項6の発明では、前記電源から
負荷に流れる電流を検出する電流検出部と、この電流検
出器で検出された検出電流値が予め定められたしきい値
以上かどうかを判断し、前記検出電流値が前記しきい値
以上である場合に前記異常信号を前記駆動部に出力する
第2の判断部とを有し、前記駆動部は、前記第2の判断
部からの前記異常信号に応答して前記遮断器を駆動する
ことを特徴とする。
【0020】請求項6の発明によれば、第2の判断部
は、電流検出器で検出された検出電流値が予め定められ
たしきい値以上である場合に異常信号を駆動部に出力
し、駆動部は、第2の判断部からの異常信号に応答して
遮断器を駆動するので、電源から負荷に流れる電流を遮
断することができる。
【0021】また、請求項7の発明では、前記自己診断
部は、前記車両の始動を指示する外部からのスタート信
号を前記診断信号として入力し該スタート信号に応答し
て前記電源から前記駆動部を経由して前記遮断器に至る
経路の正当性を診断することを特徴とする。
【0022】請求項7の発明によれば、例えばイグニッ
ションキーの操作に応じて発生されるスタート信号が供
給された時に、電源から駆動部を経由して遮断器に至る
経路の正当性が診断されるので、始業点検の1項目とし
て回路遮断装置のチェックを行うことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の回路
遮断装置を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0024】図1は本発明の実施の形態の回路遮断装置
の電気回路の構成を示すブロック図である。この電気回
路の説明に先だって、この回路遮断装置の主要部として
使用される遮断器10の詳細を図2〜図5を参照しなが
ら説明する。
【0025】図2は、遮断器10の遮断前の断面図であ
る。図3は遮断器10の上面図である。図4はテルミッ
トケース及び外ケースのケース段部のそれぞれに形成さ
れたネジ部の詳細図である。図5は遮断器10の遮断後
の断面図である。なお、図3に示す上面図は、キャップ
14を外した時の状態図である。
【0026】図2に示す遮断器10において、板状の長
い第1のバスバー11は、例えば、銅又は銅合金からな
り、この第1のバスバー11にはバッテリVB(図1参
照)等に接続される丸穴部12が形成されている。第1
のバスバー11の先端であるバスバー先端部13は、下
方に略直角に曲げられている。
【0027】また、板状の長い第2のバスバー19も、
例えば、銅又は銅合金からなり、この第2のバスバー1
9には負荷17(図1参照)等に接続される丸穴部20
が形成されている。第2のバスバー19の先端であるバ
スバー先端部21も、下方に略直角に曲げられている。
【0028】第1のバスバー11と第2のバスバー19
との間には上部側に空洞部22を有するキャップ14が
配置され、且つ下部側にケース段部15aを有する外ケ
ース15が配置されている。キャップ14及び外ケース
15は、外容器を構成し、樹脂(熱可塑性樹脂)等の絶
縁材料の容器からなる。
【0029】外ケース15内には蓋状のテルミットケー
ス25が収納されており、このテルミットケース25に
は加熱剤27が充填されている。テルミットケース25
は、熱伝導度が良く、加熱剤27の発熱で溶けない、例
えば、黄銅、銅、銅合金、ステンレス等を用いると良
い。
【0030】また、テルミットケース25は、第1のバ
スバー11及び第2のバスバー19の高さ位置とほぼ同
一高さ位置に配置され、テルミットケース25には左側
壁部25aと右側壁部25bとが形成されている。
【0031】左側壁部25aは、第1のバスバー11の
バスバー先端部13にハンダ(例えば、融点が200℃
〜300℃)等の低融点金属23により接合されてい
る。右側壁部25bは、第2のバスバー19のバスバー
先端部21に低融点金属23により接合されている。こ
のため、低融点金属23及びテルミットケース25を介
して第1のバスバー11と第2のバスバー19とが電気
的に接続可能になっている。
【0032】低融点金属23としては、例えば、Sn、
Pb、Zn、Al及びCuから選ばれる少なくとも1種
の金属からなる。
【0033】加熱剤27は、例えば、酸化鉄(Fe
23)等の金属酸化物の粉末、アルミニウムの粉末とに
よって構成され、リード線31に接続されたリード30
a及び30bの発熱によりテルミット反応を起こして高
熱を発生するテルミット剤である。なお、酸化鉄(Fe
23)を用いる代わりに、酸化クロム(Cr23)、酸
化マンガン(MnO2)などを用いても良い。
【0034】また、加熱剤27としては、B、Sn、F
eSi、Zr、Ti及びAlの中から選ばれる少なくと
も1種の金属粉末と、CuO、MnO2、Pb34、P
bO2、Fe34及びFe23の中から選ばれる少なく
とも1種の金属酸化物と、アルミナ、ベントナイト、タ
ルク等からなる添加剤の少なくとも1種の混合物を用い
ても良い。このような加熱剤によれば、着火部29によ
り容易に着火され、低融点金属23を短時間で溶融させ
ることができる。
【0035】また、外ケース15にテルミットケース2
5を締め付け固定するネジ部28がテルミットケース2
5の下側側面に配置されている。テルミットケース25
は、図4に示すように、外ケース15のケース段部15
aに形成されたテルミット収納部15bに収納可能にな
っている。
【0036】ネジ部28は、図4に示すように、テルミ
ットケース25に形成された雄ネジが形成されたテルミ
ットネジ部28aと、このテルミットネジ部28aに螺
合し且つケース段部15aに雌ネジとして形成された外
ケースネジ部28bからなる。テルミットネジ部28a
及び外ケースネジ部28bの少なくとも一方のネジ部
は、樹脂部材からなっている。
【0037】また、テルミットケース25の下部には着
火部29が配置されており、この着火部29は、外ケー
ス15に収納され、着火剤を有し、車両の衝突事故等の
車両の異常時にリード30a及び30bに流れる電流に
よって発生する発熱により着火剤を点火して加熱剤27
にテルミット反応熱を発生させるようになっている。
【0038】着火部29には溝部29aが形成されてお
り、この溝部29aと外ケース15の底部との間には伸
縮自在な圧縮バネ34が配置されており、この圧縮バネ
34は、図2に示す状態では、圧縮されている。
【0039】図5に示す回路遮断後の状態では、加熱剤
27のテルミット反応熱により低融点金属23及びネジ
部28が加熱されて溶融した場合に、圧縮バネ34が伸
張して、テルミットケース25が上方にあるキャップ1
4に跳ね上がるようになっている。
【0040】次に、このように構成された遮断器10の
動作を図面を参照しながら説明する。
【0041】先ず、通常では、第1のバスバー11と第
2のバスバー19とは、低融点金属23及びテルミット
ケース25を介して電気的に接続され、バッテリVB
(図1参照)から負荷17(図1参照)に電流が供給さ
れる。
【0042】次に、車両が障害物等に衝突したり、ある
いは車両が崖等から転落したりすると、図示しない衝突
センサ等により車両の異常が検知され、衝突信号がこの
回路遮断装置に供給される。これにより、詳細は後述す
るが、リード線31に接続されたリード30a及び30
bを通って着火部29へ電流が流れる。
【0043】すると、電流による発熱により着火部29
が発火するため、テルミット剤である加熱剤27が以下
の反応式によりテルミット反応熱を発生する。
【0044】Fe23+2AL→AL23+2Fe+3
86.2Kcal このテルミット反応熱によりテルミットケース25が加
熱され、加熱剤27の発熱とテルミットケース25の熱
により、バスバー先端部13とテルミットケース25の
左側壁部25aとを接合している低融点金属23、バス
バー先端部21とテルミットケース25の右側壁部25
bとを接合している低融点金属23が加熱されて、溶融
する。また、これと同時に、外ケース15にテルミット
ケース25をネジ固定する樹脂部材からなるネジ部28
が前記熱によって溶融する。
【0045】すると、テルミットケース25の外ケース
15への締め付け力が小さくなるため、圧縮されていた
圧縮バネ34が伸張し、図5に示すように、テルミット
ケース25及び着火部29が上方に跳ね上がり、テルミ
ットケース25がキャップ14内の空洞部22に収納さ
れることになる。
【0046】このため、テルミットケース25と、第1
のバスバー11及び第2のバスバー19との電気的接続
が切断される。すなわち、第1のバスバー11と第2の
バスバー19とが電気的に遮断されて、車両の電気回路
が遮断されることになる。
【0047】この遮断器10によれば、車両からの異常
信号(衝突信号)を入力して、着火部29の発火によ
り、加熱剤27でテルミット反応を起こさせ、そのテル
ミット反応熱で、低融点金属23及びネジ部28を溶融
させるため、圧縮バネ34が瞬時に跳ね上がる。
【0048】このため、車両の電気回路を短時間で且つ
確実に遮断することができ、電気部品を保護することが
できる。更に、加熱剤27のテルミット反応熱を利用す
るため、遮断器10の構造が簡単になる。
【0049】また、ネジ部28が圧縮バネ34の上方へ
の伸張力を阻止するため、第1のバスバー11及び第2
のバスバー19とテルミットケース25との接合部であ
る低融点金属23にバネ力が加わらないため、接合部の
信頼性を向上することができる。更に、圧縮バネ34を
用いているため、安価となり、また、遮断器10の設
計、組み付けが容易となる。
【0050】次に、本発明の実施の形態の回路遮断装置
の電気回路を図1を参照しながら説明する。この回路遮
断装置は、自己診断機能を有し、上述した遮断器10、
経路切換リレー41、スイッチング素子42、ORゲー
ト43,44、判断部45、電流センサ46、負荷1
7、バッテリVB、発光ダイオードLED、抵抗R及び
トランジスタTrから構成されている。
【0051】バッテリVBは、ランプ系、モータ系、点
火系等といった負荷17に電力を供給するものであり、
その負端子はボディアースに接続されている。このバッ
テリVBの正端子は、遮断器10の第1のバスバー1
1、発光ダイオードLEDのカソード及び経路切換リレ
ー41の常時閉接点Aに接続され、それぞれに電力を供
給するようになっている。
【0052】遮断器10の第2のバスバー19は、負荷
17の一端に接続され、この負荷17の他端はボディア
ースに接続されている。また、遮断器10の着火部29
の一端はリード30a及びリード線31(図2参照)を
介してスイッチング素子42に接続され、他端はリード
30b及びリード線31(図2参照)を介してボディア
ースに接続されている。この着火部29は、1A以上の
電流が流れないと動作しないように設計されており、こ
れにより通常の状態で発生するノイズに基づく誤動作を
防止するようになっている。
【0053】発光ダイオードLEDは本発明の表示器に
対応する。この発光ダイオードLEDのアノードは抵抗
Rを介して経路切換リレー41の常時開接点Bに接続さ
れている。発光ダイオードLEDは、その内部に電流が
流れることにより発光し、障害が検出されたことをユー
ザに知らせるために設けられている。なお、この発光ダ
イオードLEDの代わりに、白熱ランプ、液晶表示器L
CDその他の表示器を用いることができる。
【0054】抵抗Rは本発明の電流制限器に対応する。
この抵抗Rは、詳細は後述するが、遮断器10の着火部
29に流れる電流を0.4A程度に制限するために設け
られている。なお、この抵抗Rの代わりに、例えばトラ
ンジスタのような、電流を制限できる種々の回路素子を
用いることができる。
【0055】経路切換リレー41は本発明の経路切換回
路に対応する。この経路切換リレー41は、通常時の電
流経路である第1経路と診断時の電流経路である第2経
路とを切り替えるために設けられている。この経路切換
リレー41の共通端子Cはスイッチング素子42の一端
に接続されている。また、この経路切換リレー41に内
蔵されるリレーコイルの一端は常時閉接点A、すなわ
ち、バッテリVBの正端子に接続され、他端はトランジ
スタTrのコレクタに接続されている。
【0056】この経路切換リレー41の共通端子Cは、
通常時は常時閉接点A側に接続されることにより、バッ
テリVB→経路切換リレー41→スイッチング素子42
といった第1経路が形成され、バッテリVBからの電流
がスイッチング素子42に供給される。一方、リレーコ
イルが励磁されると、共通端子Cは常時開接点B側に接
続されることにより、バッテリVB→発光ダイオードL
ED→抵抗R→経路切換リレー41→スイッチング素子
42といった第2経路が形成され、バッテリVBの正端
子からの電流が、発光ダイオードLED及び抵抗Rを介
してスイッチング素子42に供給される。
【0057】トランジスタTrのエミッタはボディアー
スに接続され、ベースはORゲート43の出力端子に接
続されている。このトランジスタTrは、ORゲート4
3からの信号が「1」にされた場合にターンオンし、リ
レーコイルを励磁する。なお、このトランジスタTrの
代わりに、ORゲート43からの信号に応じてオン/オ
フする他のスイッチング素子を用いることができる。
【0058】ORゲート43の入力端子には、イグニッ
ションスイッチがオンにされた時に一定時間だけ「1」
にされるスタート信号、自己診断用に設けられたスイッ
チがオンにされることにより「1」にされる診断信号及
び判断部45で異常が検出された場合に「1」にされる
エラー信号が入力される。このORゲート43の出力
は、上述したようにトランジスタTrのベースに供給さ
れる他、ORゲート44の入力端子にも供給される。
【0059】スイッチング素子42は、ORゲート44
からの信号に応じてオン/オフするスイッチであり、例
えばトランジスタで構成される。このスイッチング素子
42の一端は経路切換リレー41の共通端子Cに接続さ
れ、他端は遮断器10のリード30a及び判断部45に
接続されている。
【0060】ORゲート44の入力端子には、ORゲー
ト43からの信号、強制的に遮断器10を作動させるた
めの遮断信号、図示しない衝突センサからの衝突信号及
び判断部45からの信号が入力される。遮断信号は、自
動車を緊急停止させるための緊急スイッチが操作された
場合、盗難防止センサから有意信号が供給された場合に
「1」にされる。
【0061】また、遮断器10の第2のバスバー19か
ら負荷17に接続される経路には電流センサ46が設け
られており、負荷17に流れる電流を監視するようにな
っている。この電流センサ46で検出された電流値は判
断部45に供給される。
【0062】判断部45は、本発明の第1の判断部、及
び第2の判断部に対応し、遮断器10の着火部29に流
れる電流を監視し、この回路遮断装置に障害があるかど
うかを判断する。そして、この判断結果に基づき、エラ
ー信号を生成してORゲート43に供給する。また、こ
の判断部45は、電流センサ46からの検出電流値が予
め定められたしきい値以上になったかどうかを判定し、
検出電流値がしきい値以上になった場合には、緊急停止
信号を生成してORゲート44に供給する。前述した遮
断信号、衝突信号、及び緊急停止信号のそれぞれは、本
発明の車両の異常信号に対応する。
【0063】次に、以上のように構成された回路遮断装
置の動作を説明する。
【0064】先ず、自己診断により障害の有無を検出す
る場合の動作を説明する。自己診断は外部からの診断信
号が「1」にされることにより実施される。この診断信
号は、自己診断用に設けられたスイッチが操作されるこ
とにより「1」にされる。
【0065】診断信号が「1」にされると、ORゲート
43から出力される信号は「1」になる。これにより、
トランジスタTrがターンオンし、経路切換リレー41
のリレーコイルが励磁される。その結果、経路切換リレ
ー41の共通端子Cは常時開接点Bに接続される。同時
に、ORゲート44から出力される信号が「1」になる
ので、スイッチング素子42がターンオンし、経路切換
リレー41の共通端子Cと遮断器10のリード30aと
の間が導通される。これにより、バッテリVB→発光ダ
イオードLED→抵抗R→経路切換リレー41→スイッ
チング素子42→遮断器10の着火部29→ボディアー
スといった第2経路を含む電流路が形成される。
【0066】このとき、この電流路を形成する各素子の
故障及びは各素子間の断線や短絡がなければこの電流路
を電流が流れ、発光ダイオードLEDが点灯する。これ
により、ユーザは遮断器10及びその周辺回路に障害が
ないことを知ることができる。なお、上記電流路を流れ
る電流は、抵抗Rによって0.4A程度に制限されてい
るので、着火部29が作動することはない。このこと
は、自己診断信号が「1」にされている間は、遮断器1
0は本来の機能を発揮しないことを意味する。従って、
自動車の走行中に自己診断を行う場合は、診断信号を
「1」にする時間を数秒程度に限るのが好ましい。
【0067】一方、上記電流路の各素子がオープンモー
ドの故障をしている場合及び各素子間(例えば図1中の
F点)が断線している場合は上記発光ダイオードLED
は診断信号が「1」にされても点灯しない。これにより
ユーザは、遮断器10及びその周辺回路にオープンモー
ドの障害が存在することを知ることができる。また、例
えば図1中のF点でボディアースに短絡している場合
は、診断信号が「1」にされなくても発光ダイオードL
EDは点灯する。これによりユーザは、遮断器10及び
その周辺回路に短絡の障害が存在することを知ることが
できる。
【0068】なお、診断信号は、図示しない制御回路に
よって間欠的に、例えば数十秒の周期又は数分の周期で
数秒間だけ「1」になるように制御することもできる。
この場合、ユーザは、発光ダイオードLEDが点滅して
いれば遮断器10及びその周辺回路に障害が存在せず、
消灯又は点灯し続けていれば障害が存在することを知る
ことができる。
【0069】また、イグニッションスイッチがオンにさ
れた時に一定時間だけ「1」にされるスタート信号が
「1」にされた場合も、上述した診断信号が「1」にさ
れた場合と全く同様の動作をする。従って、ユーザは自
動車を始動させる際に発光ダイオードLEDの点灯を見
ることにより、始業点検の1項目として回路遮断装置の
チェックを行うことができる。
【0070】次に、始動後の通常の状態で障害を検出す
る場合の動作を説明する。この場合、スタート信号及び
診断信号の何れも「0」にされている。従って、ORゲ
ート43から出力される信号は「0」になる。これによ
り、トランジスタTrはターンオフし、経路切換リレー
41のリレーコイルは励磁されない。その結果、経路切
換リレー41の共通端子Cは常時閉接点Aに接続され
る。
【0071】また、遮断信号、衝突信号及び緊急停止信
号の全てが「0」であれば、ORゲート44から出力さ
れる信号は「0」になるので、スイッチング素子42は
ターンオフし、経路切換リレー41の共通端子Cと遮断
器10のリード30aとの間はオープン状態になる。こ
の状態で、遮断信号、衝突信号又は緊急停止信号の何れ
かが「1」にされるとスイッチング素子42がターンオ
ンし、遮断器10の着火部29に電流が供給される。こ
れにより、遮断器10が作動し、バッテリVBから負荷
17に至る電流路を遮断する。
【0072】一方、遮断信号、衝突信号又は緊急停止信
号の何れも「1」でなければ、判断部45は、スイッチ
ング素子42から遮断器10のリード30aに至る経路
の信号をモニタしている。今、スイッチング素子42か
ら遮断器10のリード30aに至る経路に障害がなけれ
ば、判断部45には低レベルの信号が入力される。この
場合、判断部45は上記経路に障害が存在しないことを
判断し、ユーザへの報知はなされない。
【0073】一方、例えば図1中のG点が切断された場
合は、判断部45にはフローティングレベルの信号が入
力される。この場合、判断部45は、上記経路に障害が
発生したことを判断し、エラー信号を「1」にする。こ
れにより、この回路遮断装置は診断信号が「1」にされ
た場合と同様に動作し、発光ダイオードLEDが点灯さ
れる。また、判断部45は、上記経路に障害が発生した
ことを診断結果として例えばコンソールパネルに設けら
れた表示装置に出力する。これによりユーザは、遮断器
10及びその周辺回路にオープンモードの障害が発生し
たことを知ることができる。
【0074】また、判断部45は、電流センサ16から
の検出電流値がしきい値以上である場合には、緊急停止
信号を「1」にする。これにより、ORゲート44から
の信号が「1」になりスイッチング素子42がターンオ
ンし、着火部29に電流が流れて遮断器10が作動す
る。その結果、バッテリVBから負荷17に至る電流経
路が遮断され、負荷17の焼損が防止される。
【0075】以上説明したように、この実施の形態によ
れば、ユーザの指示によって診断信号が「1」にされる
ことにより、遮断器10の周辺回路の障害が検出されて
ユーザに報知されるので、回路遮断装置を正常な状態で
作動させることができる。また、ユーザの指示がなされ
ない場合も遮断器10の周辺回路の障害が検出されてユ
ーザに報知されるので、回路遮断装置の障害をタイムリ
ーに除去することができ、自動車等の安全性を向上させ
ることができる。
【0076】なお、上述した実施の形態では、第1経路
と第2経路とを切り換えるための経路切換回路として経
路切換リレー41を用いたが、図6に示すような、電力
用の2個のNPNトランジスタTr1及びPNPトラン
ジスタTr2で構成される回路を用いることもできる。
この回路では、NPN型トランジスタTr1のコレクタ
は端子Aに、エミッタは端子Cに、ベースはトランジス
タTrのコレクタにそれぞれ接続されている。一方、P
NP型トランジスタTr2のエミッタは端子Bに、コレ
クタは端子Cに、ベースはトランジスタTrのコレクタ
にそれぞれ接続されている。
【0077】そして、トランジスタTrがターンオフし
ている通常の状態では、NPNトランジスタTr1がタ
ーンオンすると共にPNPトランジスタTr2がターン
オフし、第1経路を電流が流れる。一方、診断信号が入
力されてトランジスタTrがターンオンするとNPN型
トランジスタTr1がターンオフすると共にPNP型ト
ランジスタTr2がターンオンし、第2経路を電流が流
れる。このように、この回路は、上述した経路切換リレ
ー41と全く同様に作動するので、経路切換リレー41
をこの回路で置き換えることができる。
【0078】また、実施の形態では、図2に示すような
遮断器を用いたが、このような遮断器に限定されるもの
ではなく、その他の遮断器であっても良い。例えば、着
火後の遮断手段としては、加熱剤の発熱により火薬を爆
発させてテルミットケース等の導電性部材を切断して回
路を遮断しても良い。
【0079】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、外部から診断
信号が供給されると、自己診断部は、外部からの異常信
号に応答して電源から負荷に流れる電流を遮断する遮断
器を駆動するための駆動部の前後の回路、すなわち、電
源から駆動部を経由して遮断器に至る経路の正当性を診
断する。これにより、ユーザは、適当なタイミングで診
断信号を回路遮断装置に供給することにより、遮断器の
周辺回路に障害が存在するかどうかを知ることができ
る。
【0080】請求項2の発明によれば、電流経路は、診
断信号に応答して電源から表示器及び電流制限器を経由
して駆動部に至る第2経路に切り換えられ、この第2経
路を用いて診断が行われる。ユーザは、この第2経路に
存在する表示器を見ることにより障害の有無を知ること
ができる。また、この第2経路に存在する電流制限器に
より駆動部に供給される電流が制限されるので、遮断器
を実際に作動させることなく遮断器の周辺回路に障害が
存在するかどうかを診断することができる。
【0081】請求項3の発明によれば、診断信号が供給
された時の他に、第1の判断部で第1経路に障害がある
ことが判断された場合にも、経路切換回路によって第2
経路に切り換えて診断を行う。従って、例えば自動車の
運転中に電源と遮断器とを接続するハーネスが外れたよ
うな場合も診断が行われてその結果が報知されるので、
より安全性を高めることができる。
【0082】請求項4の発明によれば、遮断信号に応答
して遮断器を駆動するので、例えば自動車を緊急停止さ
せたい場合や盗難にあった場合に遮断信号を発生するよ
うに構成することにより、これらの場合に確実に自動車
を停止させることができる。
【0083】請求項5の発明によれば、車両に衝撃が発
生したことを表す外部からの衝突信号に応答して遮断器
を駆動するので、電源から負荷に流れる電流を遮断する
ことができる。
【0084】請求項6の発明によれば、第2の判断部
は、電流検出器で検出された検出電流値が予め定められ
たしきい値以上である場合に異常信号を駆動部に出力
し、駆動部は、第2の判断部からの異常信号に応答して
遮断器を駆動するので、電源から負荷に流れる電流を遮
断することができる。
【0085】請求項7の発明によれば、例えばイグニッ
ションキーの操作に応じて発生されるスタート信号が供
給された時に、電源から駆動部を経由して遮断器に至る
経路の正当性が診断されるので、始業点検の1項目とし
て回路遮断装置のチェックを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の回路遮断装置の電気回路
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した遮断器の遮断前の断面図である。
【図3】図1に示した遮断器の上面図である。
【図4】図2に示したテルミットケース及び外ケースの
ケース段部のそれぞれに形成されたネジ部の詳細図であ
る。
【図5】図1に示した遮断器の遮断後の断面図である。
【図6】図1に示した経路切換リレーの代替回路の構成
を示す回路図である。
【図7】従来の回路遮断装置としての自動車の電流分配
システムを説明するための図である。
【符号の説明】
10 遮断器 11 第1のバスバー 16 電流センサ 17 負荷 19 第2のバスバー 29 着火部 30a、30b リード 41 経路切換リレー 42 スイッチング素子 43 ORゲート 44 ORゲート 45 判断部 LED 発光ダイオード R 抵抗 Tr トランジスタ Tr1 NPNトランジスタ Tr2 PNPトランジスタ VB バッテリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B60R 16/02 650 B60R 16/02 650J Fターム(参考) 2G036 AA27 BA04 BA12 CA06 5G004 AA04 AB02 CA02 DA05 DC06 DC07 EA04 FA01 5G042 AA03 AA15 BB12 DD02 EE02 FF02 FF09 FF15 FF16 FF23 GG04 5G502 BB03 BB19 FF10 KK02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源から負荷に流れる電流を遮断する遮
    断器と、 該遮断器と前記電源との間に設けられ、車両の異常時に
    外部から入力される異常信号に応答して前記遮断器を駆
    動する駆動部と、 外部からの診断信号に応答して前記電源から前記駆動部
    を経由して前記遮断器に至る経路の正当性を診断する自
    己診断部と、を備えたことを特徴とする回路遮断装置。
  2. 【請求項2】 前記自己診断部は、前記電源から直接前
    記駆動部に至る第1経路と前記電源から表示器及び電流
    制限器を経由して前記駆動部に至る第2経路とを切り換
    える経路切換回路を有し、前記診断信号に応答して前記
    第2経路に切り換えて診断を行うことを特徴とする請求
    項1記載の回路遮断装置。
  3. 【請求項3】 前記第1経路に障害があるかどうかを判
    断する第1の判断部を更に有し、 前記自己診断部は、前記第1の判断部によって前記第1
    経路に障害があることが判断された場合に、前記経路切
    換回路によって前記第2経路に切り換えて診断を行うこ
    とを特徴とする請求項2記載の回路遮断装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動部は、前記電源から前記負荷に
    流れる電流を遮断すべき旨を指示する遮断信号を前記異
    常信号として入力し該遮断信号に応答して前記遮断器を
    駆動することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
    れか1項記載の回路遮断装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動部は、前記車両に衝撃が発生し
    たことを表す外部からの衝突信号を前記異常信号として
    入力し該衝突信号に応答して前記遮断器を駆動すること
    を特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項記載
    の回路遮断装置。
  6. 【請求項6】 前記電源から負荷に流れる電流を検出す
    る電流検出部と、 この電流検出器で検出された検出電流値が予め定められ
    たしきい値以上かどうかを判断し、前記検出電流値が前
    記しきい値以上である場合に前記異常信号を前記駆動部
    に出力する第2の判断部とを有し、 前記駆動部は、前記第2の判断部からの前記異常信号に
    応答して前記遮断器を駆動することを特徴とする請求項
    1乃至請求項5のいずれか1項記載の回路遮断装置。
  7. 【請求項7】 前記自己診断部は、前記車両の始動を指
    示する外部からのスタート信号を前記診断信号として入
    力し該スタート信号に応答して前記電源から前記駆動部
    を経由して前記遮断器に至る経路の正当性を診断するこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項記
    載の回路遮断装置。
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