JP2001044845A - サブバンド符号化方式 - Google Patents
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Abstract
符号化処理量と符号化ビットレートを共に低減する。 【解決手段】 符号化入力信号s00を、帯域分割手段a
01でk個の帯域に分割し、n(<k)帯域の帯域分割信
号s01を出力する。スケールファクタ導出手段a02で、
帯域分割信号s01の最大振幅レベルを検出し、正規化の
スケールファクタ情報s02を出力する。ビット割り当て
導出手段a04でビット割り当て情報s04を出力する。再
量子化手段a06で帯域分割信号s01を再量子化する。ス
ケールファクタフラグ導出手段a05で、変化を示すスケ
ールファクタフラグ情報s05とスケールファクタ更新情
報s06を出力する。フレーム構成手段a07で、スケール
ファクタ更新情報s06とスケールファクタフラグ情報s
05と再量子化出力信号s08から符号化フレームを構成し
て出力する。音質を維持した上で、符号化レートと処理
遅延時間と処理演算量の低減ができる。
Description
方式に関し、特に、デジタル信号の圧縮に用いられるサ
ブバンド符号化方式に関する。
しては、MPEG1オーデイオが代表例として挙げられ
る。従来のシステムの例であるMPEG1オーディオレ
イヤ1符号化方式について、図46に示す符号化システム
ブロック図を用いて説明する。符号化システムに入力さ
れたサンプリング周波数fsの符号化入力デジタル信号
s101を、帯域分割手段a101において、入力デジタル信
号s101のナイキスト周波数(fs/2)を全帯域とし
て、k個の帯域に分割し、k帯域分割信号s102を出力
する。ここで、kは任意の整数とし、MPEG1オーデ
ィオでは、k=32の帯域幅均等分割であるが、フィルタ
の構成手法に応じて、k個の各分割帯域幅は、予め決め
られ固定値であることを条件に、均等不均等のいずれを
も選択し得るものである。
ては、各帯域の帯域分割信号は周波数変調の一種を用い
ベースバンド信号にダウンサンプリングされる。これと
同時に、帯域分割手段a101と時間的同期を維持した上
で、符号化入力デジタル信号s101を、時間−周波数変
換手段a102において、サンプリング周波数の逆数1/
fsの期間を単位サンプルとするw個について時間窓掛
けをおこない、時間−周波数変換して周波数情報s103
を出力する。ここで、時間−周波数変換に用いられる時
間窓長wは、周波数情報s103に要求される周波数分解
能frに応じて、 w=(1/ fr)/(1/fs) により求められる。
時間−周波数変換手段にFFT(高速フーリエ変換)を
用いているため、wの値は、所要周波数分解能frを満
たす最小の2のべき乗数となっているほか、時間的連続
性を考慮する形で、前後時間窓とのオーバーラップ部を
設けている。周波数情報s103を基に、周波数解析手段
a103において、公知の手法である聴感心理モデルに基
づいた聴感マスキングによる帯域分割手段a101にて分
割されるk帯域ごとに、時間−周波数変換手段a102に
用いた時間窓の前後オーバーラップ部を除いた時間にお
けるビット割り当て数の計算をおこない、ビット割り当
て情報s104を出力する。ここでの時間窓長より前後オ
ーバーラップ部を除いた時間が、フレームの単位時間長
となる。
号s102の単位フレーム長当たりの最大振幅値より、各
分割帯域ごとのスケールファクタを導出し、この各帯域
ごとのスケールファクタを基に、各分割帯域信号s102
の振幅を正規化したのち、ビット割り当て情報s104に
基づき、各分割帯域ごとに再量子化し、これらの再量子
化されたサンプルと、ビット割り当て情報、スケールフ
ァクタおよびフレーム同期用などの情報より、符号化手
段a104においてビットストリームを形成し、符号化出
力信号s105を出力する。
であるMPEG1オーディオレイヤ1復号方式につい
て、図47に示す復号システムブロック図を用いて説明す
る。符号化システムにおいて符号化された信号が、復号
入力信号s106として復号システムに入力され、フレー
ム解析手段a105において、フレームの検出、ビット割
り当て情報の検出、スケールファクタの検出などおこな
い、フレーム解析情報s107を出力する。フレーム解析
情報s107を基に、復号手段a06において、各分割帯域
ごとに復号処理をおこない、帯域分割信号s108として
出力される。帯域分割信号s108は、帯域合成手段a107
において帯域合成され、復号出力信号s109として出力
される。符号化−復号処理における情報の劣化をなくす
ため、帯域合成手段に要求される条件は、符号化システ
ム帯域分割手段a101との間に完全再構成条件が成立す
ることであり、この完全再構成条件を満たすフィルタ構
成手段として、QMFを用いた手法などが既に公知のも
のである。
MPEG等で用いられているサブバンド符号化では、図
46に示すように、k個の各分割帯域ごとに、スケールフ
ァクタ情報導出、ビット割り当て情報導出、再量子化処
理などを実施し、各情報よりフレームを構成するため、
符号化処理における処理量およびビットレートが増大す
るという問題があった。
サブバンド符号化では、聴感心理モデルに基づいた情報
圧縮をおこなうため、時間−周波数変換をおこない、周
波数領域の信号解析することが必須である。ここで、情
報劣化を発生させることなく高効率圧縮を実現するため
には、周波数分解能を充分に維持する必要がある。この
実現のため、周波数変換をおこなう場合に、充分に長い
時間サンプルに対しての窓掛けが必要であった。
掛け処理に必要なサンプル数に基づいてフレーム長が決
定され、かつ、このフレーム長を基本単位として符号化
処理、復号処理、バッファリング処理をおこなってい
る。各処理において発生するフレーム長分の処理時間と
帯域分割フィルタの群遅延があるため、高音質、高圧縮
率であればあるほど、処理遅延時間が増大するという問
題があった。
サブバンド符号化では、周波数解析、ビット割り当てな
どの処理により、符号化の処理量が多くなるという問題
があった。
るサブバンド符号化を無線伝送に用いた場合、受信シス
テムのクロック同期捕捉および無線フレームの同期をお
こなうためには、同期ワード生成および検出処理を行う
必要があり、伝送路上で発生する誤りを軽減するために
は、誤り訂正処理を別途追加しなければならず、各処理
におけるバッファリング時間などに起因するシステム全
体の処理遅延時間が増大するという問題があった。
ブバンド符号化における各情報の特徴を考慮せずに実施
されるため、バーストエラーや長い時間の単位で見たビ
ット誤り率が比較的良好な場合でも、アプリケーション
レベルでは致命的エラーが発生するという問題があっ
た。
バンド符号化および復号方式において、符号化処理量と
符号化ビットレートを共に低減することを目的とする。
め、本発明では、サブバンド符号化方式を、符号化入力
信号の帯域分割をおこない帯域分割信号を出力する帯域
分割手段と、帯域分割信号の各信号出力レベルに応じて
スケールファクタ情報を導出するスケールファクタ導出
手段と、スケールファクタ情報を基にビット割り当て情
報を計算するビット割り当て導出手段と、スケールファ
クタ情報を基に1フレーム前のフレームのスケールファ
クタ情報に対する更新情報であるスケールファクタフラ
グ情報とスケールファクタ更新情報を出力するスケール
ファクタフラグ導出手段と、帯域分割信号とスケールフ
ァクタ情報およびビット割り当て情報に基づいて再量子
化をおこない再量子化出力信号を出力する再量子化手段
と、再量子化出力信号とスケールファクタフラグ情報と
スケールファクタ更新情報を基に符号化フレームを構成
し符号化出力信号を出力するフレーム構成手段と、可聴
帯域の上限周波数に基づいて再量子化信号の分割帯域数
を制限する手段とを具備する構成とした。
析を実施せずにスケールファクタよりビット割り当てを
計算し、かつスケールファクタフラグを導入して1つ前
のフレームから変化したスケールファクタだけを情報と
してサブバンド符号化し、聴感上の上限周波数に基づい
て分割帯域数を制限して、符号化処理量と符号化ビット
レートを共に低減できる。
プ化スケールファクタ情報を導出するグループ化スケー
ルファクタ情報導出手段と、グループ化スケールファク
タ情報を基にビット割り当て情報を導出し出力するビッ
ト割り当て導出手段と、グループ化スケールファクタ情
報を基に前記帯域分割信号を再量子化し再量子化出力信
号を出力する再量子化手段と、グループ化スケールファ
クタ情報を基に1フレーム前のグループ化スケールファ
クタ情報に対する更新情報であるグループ化スケールフ
ァクタフラグ情報とグループ化スケールファクタ更新情
報を出力するスケールファクタフラグ導出手段と、グル
ープ化スケールファクタフラグ情報と前記グループ化ス
ケールファクタ更新情報と再量子化出力信号とより符号
化出力信号を生成するフレーム構成手段とを備えた構成
とした。このように構成したことにより、スケールファ
クタをグループ化して、符号化処理量と符号化ビットレ
ートを共に低減できる。
/(サンプリング周波数)にする手段、または、符号化
フレーム長を(分割帯域数)×2/(サンプリング周波
数)にする手段を設けた構成とした。このように構成し
たことにより、リアルタイム出力が可能になる。
帯域ごとにスケールファクタ情報とグループ化された帯
域内における最小可聴曲線の最小値との比を求める手段
と、最小可聴値を考慮した全帯域のエネルギー比率に基
づいてビット割り当て情報を導出する手段とを設けた構
成とした。このように構成したことにより、ビット割り
当て処理に要する演算量を軽減できる。
レーム長とする手段と、符号化時に同期ワードなどの伝
送に必要な情報を付加する手段とを設け、符号化時に誤
り訂正符号化処理を実施する手段を設け、符号化のフレ
ーム構成時にインターリーブ処理を行う手段を設けた構
成とした。このように構成したことにより、無線伝送に
用いた場合にシステム全体の処理遅延時間を低減でき
る。
誤り耐性に応じて訂正能力の異なる誤り訂正符号化処理
を実施する手段を設けた構成とした。このように構成し
たことにより、長い時間の単位で見たビット誤り率が比
較的に良好な場合のアプリケーションレベルでの致命的
エラーの発生を低減できる。
符号化入力信号の帯域分割をおこない帯域分割信号を出
力する帯域分割手段と、前記帯域分割信号の各信号出力
レベルに応じてスケールファクタを導出するスケールフ
ァクタ導出手段と、前記スケールファクタ情報を基にビ
ット割り当て情報を計算するビット割り当て導出手段
と、前記スケールファクタ導出手段からのスケールファ
クタ情報を基に1フレーム前のフレームのスケールファ
クタ情報に対する更新情報であるスケールファクタフラ
グ情報とスケールファクタ更新情報を出力するスケール
ファクタフラグ導出手段と、前記帯域分割信号と前記ス
ケールファクタ情報および前記ビット割り当て情報に基
づいて再量子化をおこない再量子化出力信号を出力する
再量子化手段と、前記再量子化出力信号と前記スケール
ファクタフラグ情報と前記スケールファクタ更新情報を
基に符号化フレームを構成し符号化出力信号を出力する
フレーム構成手段と、可聴帯域の上限周波数に基づいて
前記再量子化信号の分割帯域数を制限する手段とを具備
するサブバンド符号化方式であり、スケールファクタよ
りビット割り当てを計算し、スケールファクタフラグを
導入して1つ前のフレームから変化したスケールファク
タだけを情報としてサブバンド符号化し、聴感上の上限
周波数に基づいて分割帯域数を制限して、符号化処理量
と符号化ビットレートを共に低減するという作用を有す
る。
ド符号化信号を復号入力信号としてフレーム同期を取っ
た上で再量子化信号とスケールファクタ更新情報とスケ
ールファクタフラグ情報を検出し出力するフレーム解析
手段と、前記スケールファクタ更新情報およびスケール
ファクタフラグ情報を基に全分割帯域のスケールファク
タ情報を出力するスケールファクタ検出手段と、前記ス
ケールファクタ情報を基にビット割り当て情報を導出す
るビット割り当て導出手段と、前記スケールファクタ情
報および前記ビット割り当て情報に基づいて前記再量子
化信号より帯域分割信号を導出する帯域分割信号導出手
段と、前記帯域分割信号より帯域合成をおこなう帯域合
成手段とを具備するサブバンド復号方式であり、スケー
ルファクタ更新情報とスケールファクタフラグ情報から
スケールファクタ情報を求めて、帯域合成をおこなうと
いう作用を有する。
記載のサブバンド符号化方式において、前記スケールフ
ァクタ情報を基にグループ化スケールファクタ情報を導
出するグループ化スケールファクタ情報導出手段と、前
記グループ化スケールファクタ情報を基にビット割り当
て情報を導出し出力するビット割り当て導出手段と、前
記グループ化スケールファクタ情報を基に前記帯域分割
信号を再量子化し再量子化出力信号を出力する再量子化
手段と、前記グループ化スケールファクタ情報を基に1
フレーム前のグループ化スケールファクタ情報に対する
更新情報であるグループ化スケールファクタフラグ情報
とグループ化スケールファクタ更新情報を出力するスケ
ールファクタフラグ導出手段と、前記グループ化スケー
ルファクタフラグ情報と前記グループ化スケールファク
タ更新情報と前記再量子化出力信号とより符号化出力信
号を生成するフレーム構成手段とを備えたものであり、
スケールファクタをグループ化して、符号化処理量と符
号化ビットレートを共に低減するという作用を有する。
記載のサブバンド復号方式において、サブバンド符号化
信号を復号入力信号としてフレーム同期を取った上で再
量子化信号とグループ化スケールファクタ更新情報およ
びグループ化スケールファクタフラグ情報などの符号化
フレーム構成情報を検出し出力するフレーム解析手段
と、前記グループ化スケールファクタ更新情報およびグ
ループ化スケールファクタフラグ更新情報よりグループ
化スケールファクタ情報を導出するスケールファクタ検
出手段と、前記グループ化スケールファクタ情報を基に
ビット割り当て情報を導出するビット割り当て導出手段
と、前記グループ化スケールファクタ情報と前記ビット
割り当て情報と前記再量子化信号とを基に帯域分割信号
を導出する帯域分割信号導出手段とを備えたものであ
り、グループ化スケールファクタ更新情報およびグルー
プ化スケールファクタフラグ情報からグループ化スケー
ルファクタ情報を求めて、帯域合成をおこなうという作
用を有する。
1、3記載のサブバンド符号化方式において、((符号
化入力信号サンプリング周波数/2)/(帯域分割数)
×(上限周波数分割帯域番号))≧(アプリケーション
上の上限周波数)を満足する最も小さい整数に基づいて
上限周波数分割帯域番号を決定して符号化処理上限周波
数を設定する手段を設けたものであり、アプリケーショ
ンの要求を満足する最小の上限周波数を設定するという
作用を有する。
1、3、5記載のサブバンド符号化方式において、(サ
ンプリング周波数)/2の帯域内を32の分割帯域に分
けて処理する場合に、前記スケールファクタ情報および
スケールファクタフラグ情報を6〜20帯域群にグルー
プ化して処理する手段を設けたものであり、分割帯域数
を可能な限りグループ化して、符号化ビットレートおよ
び符号化処理量および符号化ビットレートを低減すると
いう作用を有する。
1、3、5記載のサブバンド符号化方式において、符号
化フレーム長を(分割帯域数)/(サンプリング周波
数)にする手段を設けたものであり、符号化における処
理遅延時間を低減してリアルタイム出力を可能にすると
いう作用を有する。
1、3、5記載のサブバンド符号化方式において、符号
化フレーム長を(分割帯域数)×2/(サンプリング周
波数)にする手段を設けたものであり、符号化における
処理遅延時間を低減してリアルタイム出力を可能にする
という作用を有する。
3、5記載のサブバンド符号化方式において、前記ビッ
ト割り当て導出手段に、各分割帯域ごとに前記スケール
ファクタ情報とグループ化された帯域内における最小可
聴曲線の最小値との比を求める手段と、最小可聴値を考
慮した全帯域のエネルギー比率に基づいてビット割り当
て情報を導出する手段とを設けたものであり、ビット割
り当て処理に要する演算量を軽減するという作用を有す
る。
3、5記載のサブバンド符号化方式において、前記ビッ
ト割り当て導出手段に、各分割帯域ごとに前記スケール
ファクタ情報とグループ化された帯域内における最小可
聴曲線の平均値との比を求める手段と、最小可聴値を考
慮した全帯域のエネルギー比率に基づいてビット割り当
て情報を導出する手段とを設けたものであり、ビット割
り当て処理に要する演算量を軽減するという作用を有す
る。
1、3、5記載のサブバンド符号化方式において、前記
ビット割り当て導出手段に、ビット割り当て情報の整数
化処理において小数点以下切り捨てにより発生する割り
当て可能な余りビットを、エネルギー比率における小数
点以下の値の大きい帯域順に割り当てていく手段を設け
たものであり、符号化ビットを有効利用するという作用
を有する。
1、3、5記載のサブバンド符号化方式において、前記
ビット割り当て情報導出手段に、周波数領域における重
み付け係数をかけた状態でビット割り当て情報を導出す
る手段を設けたものであり、符号化処理による音質を向
上するという作用を有する。
1、3、5記載のサブバンド符号化方式において、前記
ビット割り当て情報導出手段に、各分割帯域のスケール
ファクタ情報ごとの重み付け係数をかけた状態でビット
割り当て情報を導出する手段を設けたものであり、符号
化処理による音質を向上するという作用を有する。
1、3、5記載のサブバンド符号化方式において、符号
化におけるフレーム長を伝送フレーム長とする手段と、
符号化時に同期ワードなどの伝送に必要な情報を付加す
る手段とを設けたものであり、無線伝送に用いた場合の
伝送路符号化および復号処理におけるバッファリング時
間と処理量を短縮し、符号化ビットレートを低減すると
いう作用を有する。
1、3、5記載のサブバンド符号化方式において、フレ
ーム内の全ての情報が同期捕捉用同期ワードであるフレ
ームを一定の時間間隔ごとに伝送する手段を設けたもの
であり、無線伝送に用いた場合の伝送誤りによるスケー
ルファクタ情報の劣化からの復帰時間を短縮するという
作用を有する。
1、3、5記載のサブバンド符号化方式において、グル
ープ化された全てのスケールファクタ情報で構成された
フレームを一定の時間間隔ごとに伝送する手段を設けた
ものであり、無線伝送に用いた場合の伝送誤りによるス
ケールファクタ情報の劣化からの復帰時間を短縮すると
いう作用を有する。
1、3、5記載のサブバンド符号化方式において、グル
ープ化された全てのスケールファクタ情報と通常よりも
多くの同期捕捉用同期ワードで構成されたフレームを一
定の時間間隔ごとに伝送する手段を設けたものであり、
無線伝送に用いた場合の伝送誤りによるスケールファク
タ情報の劣化からの復帰時間を短縮するという作用を有
する。
2、4記載のサブバンド復号方式において、一定の時間
間隔で送られてくるグループ化されたスケールファクタ
情報または同期捕捉用同期ワードもしくはその両方で構
成されるフレームをミュート処理する手段と、データ補
間処理を復号処理部のデジタル信号に対して実施する手
段とを設けたものであり、符号化および復号により発生
する1フレーム分のデータブランクをユーザー側で検知
されないように補間するという作用を有する。
2、4記載のサブバンド復号方式において、一定の時間
間隔で送られてくるグループ化されたスケールファクタ
情報または同期捕捉用同期ワードもしくはその両方で構
成されるフレームをミュート処理する手段と、データ補
間処理を復号処理部のアナログ信号に対して実施する手
段とを設けたものであり、符号化および復号により発生
する1フレーム分のデータブランクをユーザー側で検知
されないように補間するという作用を有する。
1、3、5記載のサブバンド符号化方式において、符号
化時に誤り訂正符号化処理を実施する手段を設けたもの
であり、無線伝送に用いた場合の伝送誤りを低減すると
いう作用を有する。
0記載のサブバンド符号化方式において、符号化フレー
ムを構成する各情報の誤り耐性に応じて訂正能力の異な
る誤り訂正符号化処理を実施する手段を設けたものであ
り、無線伝送に用いた場合の伝送誤りを低減するという
作用を有する。
記載のサブバンド符号化方式において、BCH符号を用
いる手段を設けたものであり、無線伝送に用いた場合の
伝送誤りを低減するという作用を有する。
記載のサブバンド符号化方式において、畳み込み符号を
用いる手段を設けたものであり、無線伝送に用いた場合
の伝送誤りを低減するという作用を有する。
記載のサブバンド符号化方式において、符号化フレーム
を構成する各情報の誤り耐性に応じて異なる誤り訂正符
号を用いる誤り訂正符号化処理手段を設けたものであ
り、無線伝送に用いた場合の伝送誤りを低減するという
作用を有する。
記載のサブバンド符号化方式において、BCH符号と畳
み込み符号で実現する手段を設けたものであり、無線伝
送に用いた場合の伝送誤りを低減するという作用を有す
る。
記載のサブバンド符号化方式において、符号化フレーム
における情報の重み付けに応じてフレーム内に誤り訂正
符号化しないビットを設けたものであり、符号化ビット
レートを低減するという作用を有する。
〜26記載のサブバンド符号化方式において、前記符号化
フレームごとに情報量の変化するスケールファクタ更新
情報の変化を考慮せず固定的に誤り訂正符号化処理をお
こなう手段を設けたものであり、符号化ビットレートを
低減するという作用を有する。
記載のサブバンド符号化方式において、再量子化出力信
号を符号誤りによる影響を考慮した形で並び替える手段
を設けたものであり、アプリケーションレベルでの符号
誤りによる劣化を低減するという作用を有する。
2、4記載のサブバンド復号方式において、誤り訂正符
号化復号手段で検出される1フレーム当たりの誤りビッ
ト数に応じて、該当フレームのミュート処理を行う手段
と、データ補間処理を復号処理部のデジタル信号に対し
て実施する手段とを設けたものであり、無線伝送で発生
する符号誤りをユーザー側で検知されないように補間す
るという作用を有する。
2、4記載のサブバンド復号方式において、誤り訂正符
号化復号手段で検出される1フレーム当たりの誤りビッ
ト数に応じて、該当フレームのミュート処理を行う手段
と、データ補間処理を復号処理部のアナログ信号に対し
て実施する手段とを設けたものであり、無線伝送で発生
する符号誤りをユーザー側で検知されないように補間す
るという作用を有する。
1、3、5記載のサブバンド符号化方式において、符号
化のフレーム構成時にインターリーブ処理を行う手段を
設けたものであり、無線伝送に用いた場合のバースト的
な伝送誤りを低減するという作用を有する。
2、4記載のサブバンド復号方式において、復号処理の
無線伝送フレーム解析時にデインターリーブ処理を実施
する手段を設けたものであり、無線伝送に用いた場合の
バースト的な伝送誤りを低減するという作用を有する。
〜図45を参照しながら詳細に説明する。
形態は、符号化入力信号を帯域分割し、分割帯域帯域ご
とのスケールファクタ情報を基にビット割り当て情報を
計算し、1フレーム前のスケールファクタ情報に対する
更新情報であるスケールファクタフラグ情報とスケール
ファクタ更新情報を求め、帯域分割信号とスケールファ
クタ情報およびビット割り当て情報と可聴帯域の上限周
波数に基づいて、分割帯域数を制限して再量子化をおこ
ない、再量子化出力信号とスケールファクタフラグ情報
とスケールファクタ更新情報を基に符号化フレームを構
成するサブバンド符号化方式である。
サブバンド符号化方式の機能ブロック図である。図1に
おいて、帯域分割手段a01は、符号化入力信号を、複数
個の帯域に分割する手段である。スケールファクタ導出
手段a02は、分割帯域ごとに最大振幅レベルを検出して
正規化の倍率係数を導出する手段である。ビット割り当
て導出手段a04は、スケールファクタ情報より帯域ごと
のビット割り当てを導出する手段である。スケールファ
クタフラグ導出手段a05は、スケールファクタの変化を
示すスケールファクタフラグ情報と変化したスケールフ
ァクタ情報のみを出力する手段である。再量子化手段06
は、帯域分割信号を各分割帯域ごとに再量子化する手段
である。フレーム構成手段a07は、スケールファクタ更
新情報とスケールファクタフラグ情報および再量子化出
力信号を用いて符号化フレームを構成する手段である。
るサブバンド符号化および復号方式の周波数帯域分割と
処理上限周波数の関係を示す図である。図3は、サブバ
ンド符号化および復号方式のフレーム構成を示す図であ
る。図3において、headerは、符号化フレーム同期検出
用信号などの付加情報である。スケールファクタフラグ
情報s05は、スケールファクタの変化を示す情報であ
る。スケールファクタ更新情報s06は、1フレーム前に
対して変化したスケールファクタ情報である。再量子化
出力信号s08は、帯域分割信号を各分割帯域ごとに再量
子化した信号である。
施の形態におけるサブバンド符号化方式について、図1
に示す符号化方式ブロック図、図2に示す周波数帯域分
割と処理上限周波数の関係図および図3に示す符号化方
式フレーム構成例で説明する。まず、帯域分割手段a01
において、符号化システムに入力されたサンプリング周
波数fsの符号化入力信号s00を、図2に示すように、
符号化入力信号s00のナイキスト周波数(fs/2)を
全帯域とするk個の帯域に分割する。ここで、kは任意
の整数とし、MPEG1オーディオでは、k=32の帯域
幅均等分割であるが、フィルタの構成手法に応じて、k
個の各分割帯域幅は、予め決められた値であることを条
件に、均等不均等のいずれをも選択し得るものとする。
帯域分割手段a01における分割帯域数はk個であるが、
帯域分割手段a01からは、n帯域の帯域分割信号s01が
出力される。ここで、nは1から(k−1)の任意の整
数であるが、図2に示すnの値は、アプリケーションに
応じた上限周波数をもとに決定される。また、各帯域分
割信号s01は、周波数変調の一種を用い、ベースバンド
信号にダウンサンプリングされたものである。
帯域分割手段a01と時間的同期を維持した上で、n個の
分割帯域ごとに、フレーム時間長のサンプルに対応する
帯域分割信号s01の最大振幅レベルを検出したのち、最
大振幅レベルを任意の値に正規化するための倍率係数で
あるスケールファクタを導出し、スケールファクタ情報
s02として出力する。このとき、(n+1)番目からk
番目までの帯域のスケールファクタ値は、最大倍率、つ
まり信号振幅最小値を示す倍率とする。また、以降の処
理においても、入力信号のフレーム時間長のサンプルに
対応する値を単位入力および出力として処理がなされ
る。正規化レベルに関しては、符号化ブロックにおいて
最大入力音圧相当の値にするのが一般的である。
帯域分のスケールファクタ情報よりn帯域ごとのビット
割り当てを導出し、ビット割り当て情報s04として出力
する。このとき、(n+1)番目からk番目までの帯域
の割り当て値は0、つまりビット割り当てなしとする。
いて、スケールファクタ情報s02が1フレーム前のスケ
ールファクタに対して変化しているかどうかを判断し、
n個の分割帯域につき1ビットで、スケールファクタの
変化を示すスケールファクタフラグ情報s05を出力す
る。また、1フレーム前に対して変化したスケールファ
クタ情報のみを、スケールファクタ更新情報s06として
出力する。同時に、再量子化手段a06において、ビット
割り当て情報s04およびスケールファクタ情報s02に基
づいて、帯域分割信号s01を各分割帯域ごとに再量子化
し、再量子化出力信号s08を出力する。
レーム同期検出用信号などの情報を付加したのち、スケ
ールファクタ更新情報s06とスケールファクタフラグ情
報s05および再量子化出力信号s08を用いて、図3に示
す符号化フレームを構成し、符号化出力信号s09として
出力する。なお、図3におけるs05、s06およびs08
は、図1における各信号に対応するものである。図3に
おいて、付加情報であるheaderは、フレームの時間的先
頭に配置された形を取っているが、符号化処理と復号処
理の間で一定の規則性を持った形で統一されていること
を条件として、フレームにおける付加情報の位置は任意
とする。また、その他の情報の順番についても、符号化
処理と復号処理の間で統一されていることを条件に可変
とする。
波数帯域分割と処理上限周波数の関係図で説明する。ア
プリケーション上の上限周波数yを20kHzとし、図2
における符号入力信号および復号出力信号のサンプリン
グ周波数fsを48kHzとし、帯域分割数kを32とす
る。この場合、 ((符号化入力信号サンプリング周波数/2)/(帯域分割
数)×(上限周波数分割帯域番号))≧(アプリケーション
上の上限周波数) を満足する最も小さい整数である上限周波数分割帯域番
号nは27となる。これをもとに、帯域分割処理および帯
域合成処理を行う。符号化ならびに復号処理におけるス
ケールファクタ情報、スケールファクタフラグ情報およ
びビット割り当て情報の導出に関しては、低域の27の分
割帯域についてのみ行う。これにより、理論的な符号化
処理上限周波数xは、20.25kHzとなる。また、高域
の残りの分割帯域に関しては、符号化フレームを構成す
るにあたっても全く考慮せず、復号出力信号においても
0値を取る。以下に、具体的な数値例を表にして示す。 番号 y(kHz) fs(kHz) k n x(kHz) 1 20 48 32 27 20.25 2 20 44.1 32 30 20.671875 3 20 96 64 54 20.25 4 15 48 32 20 15 5 15 44.1 32 11 15.1597375 6 15 44.1 64 40 15 7 15 32 32 30 15 8 10 48 32 14 10.5 9 10 44.1 32 28 11.025 10 10 96 64 28 10.5 11 10 32 32 20 10 12 7 48 32 10 7.5 13 7 44.1 32 6 8.26875 14 7 96 64 20 7.5 15 7 32 32 14 7
では、サブバンド符号化方式を、符号化入力信号を帯域
分割し、分割帯域帯域ごとのスケールファクタ情報を基
にビット割り当て情報を計算し、1フレーム前のスケー
ルファクタ情報に対する更新情報であるスケールファク
タフラグ情報とスケールファクタ更新情報を求め、帯域
分割信号とスケールファクタ情報およびビット割り当て
情報と可聴帯域の上限周波数に基づいて、分割帯域数を
制限して再量子化をおこない、再量子化出力信号とスケ
ールファクタフラグ情報とスケールファクタ更新情報を
基に符号化フレームを構成するようにしたので、スケー
ルファクタフラグを導入して1つ前のフレームから変化
したスケールファクタだけを情報としてサブバンド符号
化し、聴感上の上限周波数に基づいて分割帯域数を制限
して、符号化処理量と符号化ビットレートを共に低減で
きる。
の形態は、サブバンド符号化信号を入力して再量子化信
号とスケールファクタ更新情報とスケールファクタフラ
グ情報を検出し、スケールファクタ更新情報およびスケ
ールファクタフラグ情報を基に全分割帯域のスケールフ
ァクタ情報を求め、スケールファクタ情報を基にビット
割り当て情報を導出し、スケールファクタ情報およびビ
ット割り当て情報に基づいて再量子化信号より帯域分割
信号を導出し、帯域分割信号より帯域合成をおこなうサ
ブバンド復号方式である。
るサブバンド復号方式の機能ブロック図である。図4に
おいて、フレーム解析手段a11は、スケールファクタフ
ラグ情報、スケールファクタ更新情報および再量子化信
号を検出する手段である。スケールファクタ検出手段a
12は、分割帯域のスケールファクタ情報を導出する手段
である。ビット割当て導出手段a13は、スケールファク
タ情報より、帯域ごとのビット割り当てを導出する手段
である。帯域分割信号導出手段a14は、再量子化信号を
各分割帯域ごとに検出し、帯域分割信号を導出する手段
である。帯域合成手段a15は、帯域分割信号を帯域合成
して復号出力信号を出力する手段である。
施の形態におけるサブバンド復号方式について、図4に
示す復号方式ブロック図、図2に示す周波数帯域分割例
および図3に示す符号化方式フレーム構成例で説明す
る。図4において、復号部の入力信号である復号入力信
号s10は、図3に示す符号化方式フレーム構成を持つ信
号であり、フレーム解析手段a11において図3の各情報
を解析する。具体的には、まず、図3のheaderに基づい
て符号化フレームの同期を取り、n個のスケールファク
タフラグ情報s13、スケールファクタ更新情報s12およ
び再量子化信号s11を検出し、それぞれ出力する。
レーム単位で出力され、以降の処理は、フレーム単位で
実施される。スケールファクタ更新情報s12、スケール
ファクタフラグ情報s13および1フレーム前のスケール
ファクタ情報をもとに、スケールファクタ検出手段a12
において、k個の分割帯域のスケールファクタ情報を導
出し、スケールファクタ情報s20として出力する。この
とき、(n+1)番目からk番目までの帯域のスケール
ファクタ値は、最大倍率、つまり信号振幅最小値を示す
倍率に強制的に設定する。また、以降の処理において
も、入力信号のフレーム時間長のサンプルに対応する値
を単位入力および出力として処理がなされる。
帯域分のスケールファクタ情報より、n帯域ごとのビッ
ト割り当てを導出し、ビット割り当て情報s17として出
力する。このとき、(n+1)番目からk番目までの帯
域の割り当て値は0、つまりビット割り当てなしとす
る。
ト割り当て情報s17に基づいて、再量子化信号s11を各
分割帯域ごとに検出し、スケールファクタ情報s20をも
とに、帯域分割信号s18を導出して出力する。
s18を帯域合成し、復号出力信号s19を出力する。ま
た、帯域合成処理は、図2に示すように、符号化処理同
様、ナイキスト周波数(fs/2)を全帯域とするk個
の帯域で構成されている。復号出力信号s19は、サンプ
リング周波数fsの逆数の時間間隔で出力され、振幅レ
ベルは、量子化ビット数に応じて2値表現されるもので
ある。
では、サブバンド復号方式を、サブバンド符号化信号を
入力して再量子化信号とスケールファクタ更新情報とス
ケールファクタフラグ情報を検出し、スケールファクタ
更新情報およびスケールファクタフラグ情報を基に全分
割帯域のスケールファクタ情報を求め、スケールファク
タ情報を基にビット割り当て情報を導出し、スケールフ
ァクタ情報およびビット割り当て情報に基づいて再量子
化信号より帯域分割信号を導出し、帯域分割信号より帯
域合成をおこなう構成としたので、復号処理する分割帯
域を制限して、サブバンド符号化復号処理における符号
化処理量を低減できる。
の形態は、スケールファクタ情報から導出したグループ
化スケールファクタ情報を基に、ビット割り当て情報を
導出し、帯域分割信号を再量子化し、1フレーム前のグ
ループ化スケールファクタ情報に対する更新情報である
グループ化スケールファクタフラグ情報とグループ化ス
ケールファクタ更新情報を求め、再量子化出力信号とよ
り符号化出力信号を生成するサブバンド符号化方式であ
る。
るサブバンド符号化方式の機能ブロック図である。図5
において、グループ化スケールファクタ情報導出手段a
03は、スケールファクタ情報を複数帯域ごとにグループ
化する手段である。その他の基本的な構成は第1の実施
の形態と同じである。
るサブバンド符号化および復号方式の分割帯域数とスケ
ールファクタ情報の帯域数の関係を示す図である。図7
は、サブバンド符号化および復号方式のフレーム構成を
示す図である。図7において、グループ化スケールファ
クタ更新情報s07は、1フレーム前に対して変化したス
ケールファクタ情報である。
るサブバンド符号化および復号方式の周波数帯域分割の
グループ化を説明する図である。図10は、サブバンド符
号化および復号方式の周波数帯域分割のグループ化を説
明する図である。図11は、サブバンド符号化および復号
方式の周波数帯域分割のグループ化を説明する図であ
る。図12は、サブバンド符号化方式の符号化処理のタイ
ミングチャートである。図14は、サブバンド符号化方式
の符号化処理のタイミングチャートである。図16は、サ
ブバンド符号化および復号方式の周波数特性図である。
図17は、サブバンド符号化および復号方式の周波数特性
図である。
施の形態におけるサブバンド符号化方式について、図5
に示す符号化方式ブロック図、図6に示す分割帯域数と
スケールファクタ情報の帯域数の説明図および図7に示
す符号化方式フレーム構成例で説明する。
ムに入力されたサンプリング周波数fsの符号化入力信
号s00を、図2に示すように、符号化入力信号s00のナ
イキスト周波数(fs/2)を全帯域とするk個の帯域
に分割する。ここで、kは任意の整数とし、MPEG1
オーディオではk=32の帯域幅均等分割であるが、フィ
ルタの構成手法に応じて、k個の各分割帯域幅は、予め
決められた値であることを条件に、均等不均等のいずれ
をも選択し得るものとする。帯域分割手段における分割
帯域数はk個であるが、帯域分割手段からは、n帯域の
帯域分割信号s01が出力される。ここで、nは1から
(k−1)の任意の整数であるが、nの値は、図2の例
における20kHz相当の分割帯域といったように、一般
的な聴感上の上限周波数をもとに決定する。また、各帯
域分割信号s01は、周波数変調の一種を用い、ベースバ
ンド信号にダウンサンプリングされたものである。
帯域分割手段a01と時間的同期を維持した上で、n個の
分割帯域ごとに、フレーム時間長のサンプルに対応する
帯域分割信号s01の最大振幅レベルを検出したのち、最
大振幅レベルを任意の値に正規化するための倍率係数で
あるスケールファクタを導出し、スケールファクタ情報
s02として出力する。ここで、(n+1)番目からk番
目までの帯域のスケールファクタ値は、最大倍率、つま
り信号振幅最小値を示す倍率とする。また、以降の処理
においても、入力信号のフレーム時間長のサンプルに対
応する値を単位入力および出力として処理がなされる。
正規化レベルに関しては、符号化ブロックにおいて最大
入力音圧相当の値にするのが一般的である。
出手段a03において、スケールファクタ情報s02を、n
個の分割帯域からm個の帯域にグループ化し、グループ
化スケールファクタ情報s03として出力する。図6は、
分割帯域のグループ化を説明する図であり、k=32、n
=27の場合の例である。また、mはnより小さい任意の
自然数とし、図6の例において、mは1〜26までの値を
取りうるが、音質面を考えた場合、グループ化は、公知
の特性である聴感上の臨界帯域幅にのっとった形で実施
されることが最も好ましい。
帯域分のグループ化スケールファクタ情報s03より、n
帯域ごとのビット割り当てを導出し、ビット割り当て情
報s04として出力する。ここで、(n+1)番目からk
番目までの帯域の割り当て値は0、つまりビット割り当
てなしとする。
いて、グループ化スケールファクタ情報s03が、1フレ
ーム前のグループ化スケールファクタ情報に対して変化
しているかどうかを判断し、m個の帯域につき1ビット
で、スケールファクタの変化を示すスケールファクタフ
ラグ情報s05を出力する。また、1フレーム前に対して
変化したスケールファクタ情報のみを、グループ化スケ
ールファクタ更新情報s07として出力する。同時に、再
量子化手段a06において、ビット割り当て情報s04およ
びグループ化スケールファクタ情報s03に基づいて、帯
域分割信号s01を各分割帯域ごとに再量子化し、再量子
化出力信号s06を出力する。
レーム同期検出用信号などの情報を付加したのち、グル
ープ化スケールファクタ更新情報s07、スケールファク
タフラグ情報s05および再量子化出力信号s08を用い
て、図7に示す符号化フレームを構成し、符号化出力信
号s09として出力する。なお、図7におけるs05、s07
およびs08は、図5における各信号に対応するものであ
る。
に示す周波数帯域分割のグループ化説明図で説明する。
図9に示す例においては、fs=48kHzであり、(fs
/2)=24kHzの帯域を32の分割帯域に分け、上限分
割帯域設定は、第27番目の分割帯域とする。また、図9
下部に、公知の特性である聴覚上の臨界帯域の例を示
す。
27の分割帯域に対して、第11番目と第12番目の分割帯
域、第13番目と第14番目の分割帯域、第15番目と第16番
目の分割帯域、第17番目から第19番目の分割帯域、第20
番目から第22番目の分割帯域、第23番目から第27番目の
分割帯域を、それぞれグループ化する。ここで、第1番
目から第10番目の分割帯域は、グループ化を実施しな
い。これにより、16の分割帯域グループが存在すること
になるが、各グループごとに16のグループ化スケールフ
ァクタ情報とグループ化スケールファクタフラグ情報を
導出する。グループ化スケールファクタ情報の導出に関
しては、グループを構成する各分割帯域において最もス
ケールファクタ値の小さいものを値として選び、グルー
プ内の分割帯域は、全てこの値をスケールファクタ値と
する。
に示す周波数帯域分割のグループ化説明図で説明する。
図10に示す例においては、fs=48kHzであり、(fs
/2)=24kHzの帯域を323の分割帯域に分け、上限
分割帯域設定は、第27番目の分割帯域とする。また、図
10下部に、公知の特性である聴覚上の臨界帯域の例を示
す。
27の分割帯域に対して、第11番目と第12番目の分割帯
域、第13番目から第15番目の分割帯域、16第番目から第
20番目の分割帯域、第21番目から第27番目の分割帯域を
それぞれグループ化する。ここで、第1番目から第10番
目の分割帯域はグループ化を実施しない。これにより、
14の分割帯域グループが存在することになるが、各グル
ープごとに14のグループ化スケールファクタ情報とグル
ープ化スケールファクタフラグ情報を導出する。
に示す周波数帯域分割のグループ化説明図で説明する。
図11に示す例においては、fs=48kHzであり、(fs
/2)=24kHzの帯域を32の分割帯域に分け、上限分
割帯域設定は、第27番目の分割帯域とする。また、図11
下部に、公知の特性である聴覚上の臨界帯域の例を示
す。
27の分割帯域に対して、第2番目と第3番目の分割帯
域、第4番目と第5番目の分割帯域、第6番目と第7番
目の分割帯域、第8番目と第9番目の分割帯域、第10番
目から第12番目の分割帯域、第13番目から第15番目の分
割帯域、第16番目から第20番目の分割帯域、第21番目か
ら第27番目の分割帯域をそれぞれグループ化する。ここ
で、第1番目の分割帯域はグループ化を実施しない。こ
れにより、9の分割帯域グループが存在することになる
が、各グループごとに、9のグループ化スケールファク
タ情報とグループ化スケールファクタフラグ情報を導出
する。
示す符号化処理タイミングチャート、図5に示す符号化
方式ブロック図、図6に示す分割帯域数とスケールファ
クタ情報の帯域数の説明図で説明する。なお、図6は、
k=32,n=27の例であり、分割帯域グループ数mは、
2から(n−1)の任意の整数とする。また、図12にお
けるs00,s03,s08,s09は、図5における各信号に
対応し、fs,kは、図6のものと同一値である。
化入力信号s00は、1/(サンプリング周波数fs)の
時間間隔で、量子化ビット数に対応した情報が入力され
る。これらを図12に示すように、i(1),i(2),…と表
現する。
ように、(fs/2)の帯域をk個の帯域に分割する。
帯域分割処理において、第1番目の帯域に分割するため
必要となる入力符号化信号s00はk個であり、これが符
号化処理における最小入力単位となる。このため、図12
に示すように、i(1)からi(k)までの符号化入力信号s
00に対して、図5のa01からa07までの符号化処理を実
施し、図12に示すような、(分割帯域数k)/(サンプ
リング周波数fs)の時間長のフレームを構成する。ま
た、実時間処理を実現するため、符号化処理は、図12に
示すように、2×(分割帯域数k)/(サンプリング周
波数fs)以下の時間で処理をおこなう。
示す符号化処理タイミングチャート、図5に示す符号化
方式ブロック図、図6に示す分割帯域数とスケールファ
クタ情報の帯域数の説明図で説明する。なお、図6は、
k=32,n=27の例であり、分割帯域グループ数mは、
2から(n−1)の任意の整数とする。また、図14にお
けるs00,s03,s08,s09は、図5における各信号に
対応し、fs,kは、図6のものと同一値である。
化入力信号s00は、1/(サンプリング周波数fs)の
時間間隔で、量子化ビット数に対応した情報が入力され
る。これらを、図14に示すように、i(1),i(2),…と
表現する。また、帯域分割手段a01においては、図6に
示すように、(fs/2)の帯域をk個の帯域に分割す
る。帯域分割処理において、第1番目の帯域に分割する
ため必要となる入力符号化信号s00はk個であり、これ
が符号化処理における最小入力単位となる。ここで、図
14に示すように、i(1)からi(2k)までの符号化入力信
号s00に対して、図5のa01からa07までの符号化処理
を実施し、図14に示すような、2×(分割帯域数k)/
(サンプリング周波数fs)の時間長のフレームを構成
する。また、実時間処理を実現するため、符号化処理
は、図14に示すように、4×(分割帯域数k)/(サン
プリング周波数fs)以下の時間で処理をおこなう。
性図、図5に示す符号化方式ブロック図で説明する。こ
の例1では、分割帯域数k=32、グループ化帯域数m=
14、符号化入力サンプリング周波数fs=48kHz、符
号化処理上限周波数分割帯域n=27、フレーム長=(32
/48000)secとする。図16に示す入力信号は、図5の符
号化入力信号s00の1フレーム相当の時間における周波
数特性を示すものである。
出手段a03において、入力信号周波数特性より図16のf
1、f2、…、f14に示すように、14のグループ化分割
帯域ごとにスケールファクタ情報を導出する。f1、f
2、…、f14は、それぞれ各グループにおける入力信号
の最大値と正規化レベルの比を表す値である。
て、図16に示すように、27の各分割帯域ごとの、グルー
プ化スケールファクタ情報と公知の特性である聴感上の
最小可聴値の分割帯域における最小値の比b1、b2、
…、b27を導出する。図16において、b17からb27まで
の値が存在しないのは、第17番目の分割帯域において、
最小可聴値より入力信号が小さい値になっているためで
ある。この場合、第17から27番目の分割帯域のビット割
り当ては0となる。入力信号レベルのb1、b2、…、
b27より、各分割帯域ごとのエネルギー比率を以下の式
より導出する。
さらに、各分割帯域ごとにエネルギー比率と1フレーム
の割り当て可能ビット数の積を求め、この値を整数化す
ることで、各分割帯域ごとのビット割り当て情報s04を
導出する。なお、整数化に関しては、整数化後の全分割
帯域のビット割り当ての和が1フレームの割り当て可能
ビット数以下であることを必須条件とする。
性図、図5に示す符号化方式ブロック図で説明する。こ
の例2では、分割帯域数k=32、グループ化帯域数m=
14、符号化入力サンプリング周波数fs=48kHz、符
号化処理上限周波数分割帯域n=27、フレーム長=(32
/48000)secとする。
信号s00の1フレーム相当の時間における周波数特性を
示すものである。図5のグループ化スケールファクタ情
報導出手段a03において、入力信号周波数特性より、図
17のf1、f2、…、f14に示すように、14のグループ
化分割帯域ごとにスケールファクタ情報を導出する。f
1、f2、…、f14は、それぞれ各グループにおける入
力信号の最大値と正規化レベルの比を表す値とする。
て、図17に示すように、27の各分割帯域ごとの、グルー
プ化スケールファクタ情報と、公知の特性である聴感上
の最小可聴値の分割帯域における平均値の比b1、b
2、…、b27を導出する。最小可聴値の分割帯域におけ
る平均値の導出方法は任意である。図16において、b17
からb27までの値が存在しないのは、第17番目の分割帯
域において、最小可聴値の平均値より入力信号が小さい
値になっているためである。この場合、第17から27番目
の分割帯域のビット割り当ては0となる。
ト割り当てを行う処理方法について説明する。分割帯域
数k=32、グループ化帯域数m=14、符号化入力サンプ
リング周波数fs=48kHz、符号化処理上限周波数分
割帯域n=27、フレーム長=(32/48000)secとする。
エネルギー比率と1フレームの割り当て可能ビット数の
積導出に際して実施される整数化処理において、各分割
帯域のエネルギー比率と1フレームの割り当て可能ビッ
ト数の積の小数点以下の数値が大きい順に全分割帯域に
順位をつけたのち、小数点以下を切り捨てる。ここで、
整数化された全分割帯域のビット割り当て情報の和を求
め、(1フレームの割り当て可能ビット数)−(前記整
数化されたビット割り当て情報の全分割帯域の和)よ
り、割り当て可能残りビット数を計算する。次に、小数
点以下の数値による全分割帯域の順位に従って、割り当
て可能残りビットを1ビットずつ割り当ててゆき、割り
当て可能残りビット数が0になるまでこの処理を続け
る。以上の処理により、符号化および復号方式における
ビット割り当て情報が導出される。
けに基いてビット割り当てを行う処理方法について説明
する。分割帯域数k=32、グループ化帯域数m=14、符
号化入力サンプリング周波数fs=48kHz、符号化処
理上限周波数分割帯域n=27、フレーム長=(32/4800
0)secとする。
ネルギー比率と1フレームの割り当て可能ビット数の積
に対して各分割帯域ごとの重み付け係数をかける。ここ
で、各分割帯域ごとの重み付け係数は、アプリケーショ
ンに応じた周波数領域での重み付けを実施するためのも
のであり、係数値はアプリケーションに応じて任意の範
囲と任意のステップを持つものとする。重み付け係数処
理実施後のビット割り当て値に対して整数化処理を実施
し、符号化および復号方式における各分割帯域ごとのビ
ット割り当て情報を導出する。
ルファクタ値ごとの重み付けに基いてビット割り当てを
行う処理方法について説明する。分割帯域数k=32、グ
ループ化帯域数m=14、符号化入力サンプリング周波数
fs=48kHz、符号化処理上限周波数分割帯域n=2
7、フレーム長=(32/48000)secとする。
エネルギー比率と1フレームの割り当て可能ビット数の
積に対して、スケールファクタ値ごとの重み付け係数を
かける。ここで、スケールファクタ値ごとの重み付け係
数は、アプリケーションに応じた振幅方向の重み付けを
実施するためのものであり、係数値はアプリケーション
に応じて任意の範囲と任意のステップを持つものであ
る。重み付け係数処理実施後のビット割り当て値に対し
て、整数化処理を実施し、符号化および復号方式におけ
る各分割帯域ごとのビット割り当て情報を導出する。
では、サブバンド符号化方式を、スケールファクタ情報
から導出したグループ化スケールファクタ情報を基に、
ビット割り当て情報を導出し、帯域分割信号を再量子化
し、1フレーム前のグループ化スケールファクタ情報に
対する更新情報であるグループ化スケールファクタフラ
グ情報とグループ化スケールファクタ更新情報を求め、
再量子化出力信号とより符号化出力信号を生成する構成
としたので、スケールファクタをグループ化して、符号
化処理量と符号化ビットレートを共に低減できる。
の形態は、サブバンド符号化信号を入力して再量子化信
号とグループ化スケールファクタ更新情報およびグルー
プ化スケールファクタフラグ情報などの符号化フレーム
構成情報を検出し、グループ化スケールファクタ更新情
報およびグループ化スケールファクタフラグ更新情報よ
りグループ化スケールファクタ情報を導出し、グループ
化スケールファクタ情報を基にビット割り当て情報を導
出し、グループ化スケールファクタ情報とビット割り当
て情報と再量子化信号とを基に帯域分割信号を導出する
サブバンド復号方式である。
るサブバンド復号方式の機能ブロック図である。図8に
おいて、フレーム解析手段a11は、グループ化スケール
ファクタフラグ情報、グループ化スケールファクタ更新
情報および再量子化信号を検出する手段である。スケー
ルファクタ検出手段a12は、分割帯域のグループ化スケ
ールファクタ情報を導出する手段である。ビット割当て
導出手段a13は、グループ化スケールファクタ情報よ
り、帯域ごとのビット割り当てを導出する手段である。
その他の基本的な構成は第2の実施の形態と同じであ
る。
るサブバンド復号方式の復号処理のタイミングチャート
である。図15は、サブバンド復号方式の復号処理のタイ
ミングチャートである。
施の形態におけるサブバンド復号方式について、図8に
示す復号方式ブロック図、図6に示す帯域分割数とスケ
ールファクタ情報の帯域数の説明図および図7に示す符
号化方式フレーム構成例で説明する。図8において、復
号部の入力信号である復号入力信号s10は、図7に示す
符号化方式フレーム構成を持つ信号であり、フレーム解
析手段a11において図7の各情報を解析する。具体的に
は、まず、図7のheaderに基づいて符号化フレームの同
期を取り、m個のグループ化スケールファクタフラグ情
報s15、グループ化スケールファクタ更新情報s14およ
び再量子化信号s11を検出し、それぞれ出力する。フレ
ーム解析手段a11からの各出力は、フレーム単位で出力
され、以降の処理はフレーム単位で実施される。
4、グループ化スケールファクタフラグ情報s15および
1フレーム前のスケールファクタ情報をもとに、スケー
ルファクタ検出手段において、k個の分割帯域のスケー
ルファクタ情報を導出し、グループ化スケールファクタ
情報s16として出力する。ここで、(n+1)番目から
k番目までの帯域のスケールファクタ値は、最大倍率、
つまり信号振幅最小値を示す倍率に強制的に設定する。
また、以降の処理においても、入力信号のフレーム時間
長のサンプルに対応する値を単位入力および出力として
処理がなされる。
帯域分のグループ化スケールファクタ情報よりn帯域ご
とのビット割り当てを導出し、ビット割り当て情報s17
として出力する。ここで、(n+1)番目からk番目ま
での帯域の割り当て値は0、つまりビット割り当てなし
とする。
ト割り当て情報s17に基づいて、再量子化信号s11を各
分割帯域ごとに検出し、グループ化スケールファクタ情
報s16をもとに帯域分割信号s18を導出し、出力する。
さらに、帯域合成手段a15において、帯域分割信号s18
を帯域合成し、復号出力信号s19を出力する。
す復号処理タイミングチャートと、図15に示す復号処理
タイミングチャートを参照して説明する。図13に示す復
号処理を、図8のブロックで実施する。符号化処理同様
に、実時間処理を実現するため、図13に示すように、2
×(分割帯域数k)/(サンプリング周波数fs)以下
の時間で復号処理する。また、図15に示す復号処理を、
図8のブロックで実施する。符号化処理同様に、実時間
処理を実現するため、図15に示すように、4×(分割帯
域数k)/(サンプリング周波数fs)以下の時間で復
号処理する。
いても、符号化処理におけるビット割り当て処理と同様
に実施する。
では、サブバンド復号方式を、サブバンド符号化信号を
入力して再量子化信号とグループ化スケールファクタ更
新情報およびグループ化スケールファクタフラグ情報な
どの符号化フレーム構成情報を検出し、グループ化スケ
ールファクタ更新情報およびグループ化スケールファク
タフラグ更新情報よりグループ化スケールファクタ情報
を導出し、グループ化スケールファクタ情報を基にビッ
ト割り当て情報を導出し、グループ化スケールファクタ
情報とビット割り当て情報と再量子化信号とを基に帯域
分割信号を導出する構成としたので、グループ化スケー
ルファクタ情報を導出して、サブバンド符号化復号処理
における符号化処理量を低減できる。
の形態は、符号化におけるフレーム長を伝送フレーム長
とし、符号化時に受信側での同期捕捉用同期ワードなど
の伝送に必要な情報を付加し、同期ワードにより符号化
フレームの検出を同時におこなう無線伝送におけるサブ
バンド符号化方式である。
るサブバンド符号化方式のブロック図である。図18にお
いて、無線伝送フレーム構成手段a08は、グループ化ス
ケールファクタ情報および再量子化出力信号を用いて符
号化フレームを構成する手段である。その他の基本的な
構成は、図5に示した第3の実施の形態と同じである。
るサブバンド符号化方式の無線伝送フレーム構成を示す
図である。図19において、無線伝送付加情報syncは、同
期捕捉用信号やガードタイムなどの情報である。
るサブバンド復号方式のブロック図である。図20におい
て、無線伝送フレーム解析手段a10は、同期捕捉など無
線伝送に必要な処理をおこない、スケールファクタフラ
グ情報とスケールファクタ更新情報および再量子化信号
を検出する手段である。その他の基本的な構成は、図8
に示した第4の実施の形態と同じである。
るサブバンド符号化方式の無線伝送フレーム構成を示す
図である。図22は、サブバンド符号化方式のブロック図
である。図23は、サブバンド符号化方式の無線伝送フレ
ーム構成を示す図である。図24は、サブバンド符号化方
式の無線伝送フレーム構成を示す図である。図24におい
て、無線伝送付加情報syは、同期捕捉用信号やガードタ
イムなどの情報である。
施の形態における符号化方式を、図18に示す符号化方式
ブロック図、図19に示す無線伝送符号化方式フレーム構
成例、図20に示す復号方式ブロック図で説明する。
ムに入力されたサンプリング周波数fsの符号化入力信
号s00を、符号化入力信号s00のナイキスト周波数(f
s/2)を全帯域とするk個の帯域に分割する。ここ
で、kは任意の整数としMPEG1オーディオでは、k
=32の帯域幅均等分割であるが、フィルタの構成手法に
応じてk個の各分割帯域幅は予め決められた値であるこ
とを条件に、均等不均等のいずれをも選択し得るものと
する。帯域分割手段における分割帯域数はk個である
が、帯域分割手段からはn帯域の帯域分割信号s01が出
力される。ここで、nは1から(k−1)の任意の整数
であるが、nの値は、20kHz相当の分割帯域といった
ように、一般的な聴感上の上限周波数をもとに決定す
る。また、各帯域分割信号s01は、周波数変調の一種を
用い、ベースバンド信号にダウンサンプリングされたも
のである。
帯域分割手段a01と時間的同期を維持した上で、n個の
分割帯域ごとにフレーム時間長のサンプルに対応する帯
域分割信号s01の最大振幅レベルを検出したのち、最大
振幅レベルを任意の値に正規化するための倍率係数であ
るスケールファクタを導出し、スケールファクタ情報s
02として出力する。ここで、(n+1)番目からk番目
までの帯域のスケールファクタ値は、最大倍率、つまり
信号振幅最小値を示す倍率とする。
a03において、スケールファクタ情報s02をn個の分割
帯域からm個の帯域にグループ化し、グループ化スケー
ルファクタ情報s03として出力する。この例において
は、k=32、n=27である。また、mはnより小さい任
意の自然数とし、1〜26までの値を取りうるが、音質面
を考えた場合、グループ化は公知の特性である臨界帯域
幅にのっとった形で実施されることが最も好ましい。
帯域分のグループ化スケールファクタ情報s03よりn帯
域ごとのビット割り当てを導出し、ビット割り当て情報
s04として出力する。ここで、(n+1)番目からk番
目までの帯域の割り当て値は0、つまりビット割り当て
なしとする。
いて、グループ化スケールファクタ情報s03が、1フレ
ーム前のグループ化スケールファクタ情報に対して変化
しているかどうかを判断し、m個の帯域につき1ビット
で、スケールファクタの変化を示すスケールファクタフ
ラグ情報s05を出力する。また、1フレーム前に対して
変化したスケールファクタ情報のみを、グループ化スケ
ールファクタ更新情報s07として出力する。同時に、再
量子化手段a06において、ビット割り当て情報s04およ
びグループ化スケールファクタ情報s03に基づいて、帯
域分割信号s01を各分割帯域ごとに再量子化し、再量子
化出力信号s08を出力する。
レーム同期検出用信号などの情報を付加したのち、グル
ープ化スケールファクタ更新情報s07、グループ化スケ
ールファクタフラグ情報s05および再量子化出力信号s
08を用いて、図19に示す符号化フレームを構成し、無線
伝送符号化出力信号s99として出力する。なお、図19に
おけるs05、s07およびs08は、図18における各信号に
対応するものである。図19のフレーム構成では、無線伝
送用フレームと符号化フレームが概念的に統合されたも
のであり、図19における無線伝送付加情報syncには、フ
レーム同期用信号、クロック同期用信号などの同期捕捉
用信号やダイバシティ切り替え、双方向切り替えなどで
必要となるガードタイムなどの無線伝送に必要な情報が
含まれている。
信号は、同期ワードと呼ばれるuビット固定パターンを
v回繰り返すことで表現される。ここで、uおよびvは
任意の整数であるが、システムとしては共に一貫して固
定値とする。具体的な例としては、“1001”という4ビ
ット固定パターンの同期ワードをv=10回繰り返すこと
で同期用信号を形成する方法等がある。なお、フレーム
同期信号およびクロック同期信号はそれぞれ構成される
だけではなく、1つの同期信号として共通に表現され、
復号部においてクロック同期およびフレーム同期の各処
理に分けて実施することも可能である。また、syncはフ
レームの時間的先頭に配置された形を取っているが、符
号化処理と復号処理の間で一定の規則性を持った形で統
一されていることを条件として、フレームにおける付加
情報の位置は任意とする。またその他の情報の順番につ
いても符号化処理と復号処理の間で統一されていること
を条件に可変とする。
調された後、伝送周波数の搬送波に乗せられて送信され
る。送信された電波は、受信システムにおいて受信さ
れ、ベースバンド周波数に変換された後、復調され、無
線伝送符号化復号処理が行なわれる。
する。復号部の入力信号である復号入力信号s10は、図
19に示す無線伝送符号化方式フレーム構成を持つ信号で
あり、無線伝送フレーム解析手段a10において図19の各
情報を解析する。具体的には、まず、図19のsyncに基づ
いて無線伝送符号化フレームおよび復号側クロックの同
期捕捉をおこなった上で、ガードタイム内にダイバシテ
ィ切り替え、双方向切り替えなど無線伝送に必要な処理
をおこない、さらに、n個のスケールファクタフラグ情
報s13、スケールファクタ更新情報s12および再量子化
信号s11を検出し、それぞれ出力する。この例ではk=
32、n=27である。
力は、フレーム単位で出力され、以降の処理は、フレー
ム単位で実施される。グループ化スケールファクタ更新
情報s14、グループ化スケールファクタフラグ情報s15
および1フレーム前のスケールファクタ情報をもとに、
スケールファクタ検出手段において、k個の分割帯域の
スケールファクタ情報を導出し、グループ化スケールフ
ァクタ情報s16として出力する。ここで、(n+1)番
目からk番目までの帯域のスケールファクタ値は最大倍
率、つまり信号振幅最小値を示す倍率に強制的に設定す
る。
帯域分のグループ化スケールファクタ情報よりn帯域ご
とのビット割り当てを導出し、ビット割り当て情報s17
として出力する。ここで、(n+1)番目からk番目ま
での帯域の割り当て値は0、つまりビット割り当てなし
とする。
ト割り当て情報s17に基づいて、再量子化信号s11を各
分割帯域ごとに検出し、グループ化スケールファクタ情
報s16をもとに、帯域分割信号s18を導出して出力す
る。
s18を帯域合成し、復号出力信号s19を出力する。ま
た、帯域合成処理は、符号化処理同様、ナイキスト周波
数(fs/2)を全帯域とするk個の帯域で構成されて
いる。ここで、kは任意の整数とし、MPEG1オーデ
ィオでは、k=32の帯域幅均等分割であるが、フィルタ
の構成手法に応じて、k個の各分割帯域幅は、予め決め
られた値であることを条件に、均等不均等のいずれをも
選択し得るものとする。また、各帯域分割信号s18は、
周波数変調の一種を用い、ベースバンド信号にダウンサ
ンプリングされたものである。復号出力信号s19は、サ
ンプリング周波数fsの逆数の時間間隔で出力され、振
幅レベルは、量子化ビット数に応じて2値表現されるも
のである。
レームを挿入する例について、図18に示す符号化方式ブ
ロック図、図21に示す無線伝送符号化方式フレーム構成
例、図20に示す復号方式ブロック図で説明する。第3の
実施の形態における符号化方式と同様な処理が実施さ
れ、図18の無線伝送フレーム構成手段a08において、無
線伝送符号化出力信号s99が形成される。
成手段a08において、図21に示すように、固定時間間隔
hに1回、無線伝送付加情報syncだけで構成されたフレ
ームを挿入する。図21におけるs05、s07、s08は、図
18に示す各情報と対応している。また、s05、s07、s
08の各情報における括弧でくくられた末尾数字は、各情
報の時間経過を示すものであり、gは2以上の任意の整
数である。時間間隔hは、 無線伝送符号化フレーム長
(図21における)×g と表現できる。図21における
無線伝送付加情報syncには、フレーム同期用信号、クロ
ック同期用信号などの同期捕捉用信号や、ダイバシティ
切り替え、双方向切り替えなどで必要となるガードタイ
ムなどの無線伝送に必要な情報が含まれている。フレー
ム同期用信号およびクロック同期用信号は、同期ワード
と呼ばれるuビット固定パターンをv回繰り返すことで
表現される。
で構成されたフレーム挿入直後のグループ化スケールフ
ァクタ更新情報s07(g+1)およびスケールファクタフラ
グ情報s05(g+1)に関しては、2フレーム前のグループ
化スケールファクタ更新情報s07(g)およびスケールフ
ァクタフラグ情報s05(g)に対しての更新情報として処
理が行われる。図18の無線伝送符号化出力信号s99は、
変調された後、伝送周波数の搬送波に乗せられて送信さ
れる。
する。復号部の入力信号である復号入力信号s10は、図
21に示す無線伝送符号化方式フレーム構成を持つ信号で
あり、無線伝送フレーム解析手段a10において、図19の
各情報を解析する。具体的には、まず固定時間間隔hで
挿入されている無線伝送付加情報syncのみで構成された
フレームを検出した後、図19のsyncに基づいて、無線伝
送符号化フレームおよび復号側クロックの同期捕捉をお
こなった上で、ガードタイム内にダイバシティ切り替
え、双方向切り替えなど無線伝送に必要な処理をおこな
い、さらに、n個のスケールファクタフラグ情報s13、
スケールファクタ更新情報s12および再量子化信号s11
を検出し、それぞれ出力する。無線伝送付加情報syncの
みで構成されたフレームの検出に関しては、hが固定時
間間隔であることを利用して、周期性を利用した処理を
行う。該当フレーム検出処理後、全ての無線伝送付加情
報を解析し、フレーム同期用信号、クロック同期用信号
などの同期捕捉処理を充分おこなうことで、次フレーム
以降の処理におけるフレーム同期およびクロック同期の
各精度の向上をはかる。以降の処理に関しては、第4の
実施の形態における復号方式と同様な処理が実施され
る。
成されたフレームを挿入する例について、図22に示す符
号化方式ブロック図、図23に示す無線伝送符号化方式フ
レーム構成例、図20に示す復号方式ブロック図で説明す
る。第3の実施の形態における符号化方式と同様な処理
が実施され、図22の無線伝送フレーム構成手段a08にお
いて無線伝送符号化出力信号s99が形成される。
成手段a08において、図22のグループ化スケールファク
タ情報導出手段a03より出力されるグループ化スケール
ファクタ情報s03をもとに、図23に示すように、固定時
間間隔hに1回、グループ化スケールファクタ情報s03
だけで構成されたフレームを挿入する。図22におけるs
05、s07、s08は図22に示す各情報と対応している。ま
た、s05、s07、s08の各情報における括弧でくくられ
た末尾数字は、各情報の時間経過を示すものであり、g
は2以上の任意の整数である。時間間隔hは、 無線伝
送符号化フレーム長(図23における)×g と表現で
きる。図23における無線伝送付加情報syncには、フレー
ム同期用信号、クロック同期用信号などの同期捕捉用信
号やダイバシティ切り替え、双方向切り替えなどで必要
となるガードタイムなどの無線伝送に必要な情報が含ま
れている。
で構成されたフレームでは、1フレーム前のグループ化
帯域数m個のグループ化スケールファクタ情報を、図23
に示すように、scf1からscfmという形で表現する。この
場合、scf1からscfmまでの情報をt回表現する形でフレ
ーム構成が構成される。ここで、tは任意の整数であ
り、以下の条件を満足するものとする。 t×(scf1からscfmまでを表現するために必要なビット
数)≦(フレーム当たりの割り当て可能なビット数)
調された後、伝送周波数の搬送波に乗せられて送信され
る。
する。復号部の入力信号である復号入力信号s10は、図
23に示す無線伝送符号化方式フレーム構成を持つ信号で
あり、無線伝送フレーム解析手段a10において、図23の
各情報を解析する。グループ化スケールファクタ更新情
報s07、無線伝送付加情報sync、グループ化スケールフ
ァクタフラグ情報s05、再量子化出力信号s08で構成さ
れたフレームを検出した場合は、図23のsyncに基づい
て、無線伝送符号化フレームおよび復号側クロックの同
期捕捉をおこなった上で、ガードタイム内にダイバシテ
ィ切り替え、双方向切り替えなど無線伝送に必要な処理
をおこない、さらに、n個のスケールファクタフラグ情
報s13、スケールファクタ更新情報s12および再量子化
信号s11を検出し、それぞれ出力する。固定時間間隔h
のグループ化スケールファクタ情報のみで構成されたフ
レームを検出に関しては、hが固定時間間隔であること
を利用して、周期性を考慮した検出処理を行う。該当フ
レーム検出処理後、全てのグループ化スケールファクタ
情報を解析し、グループ化スケールファクタ情報を次フ
レーム以降の処理におけるリファレンスとして使用す
る。また、以降の処理に関しては、第4の実施の形態に
おける復号方式と同様な処理が実施される。
されたフレームを挿入する例について、図22に示す符号
化方式ブロック図、図24に示す無線伝送符号化方式フレ
ーム構成例、図20に示す復号方式ブロック図で説明す
る。第3の実施の形態における符号化方式と同様な処理
が実施され、図22の無線伝送フレーム構成手段a08にお
いて無線伝送符号化出力信号s99が形成される。
成手段a08において、図22のグループ化スケールファク
タ情報導出手段a03より出力されるグループ化スケール
ファクタ情報s03をもとに、図24に示すように、固定時
間間隔hに1回、グループ化スケールファクタ情報s03
と、通常より長い無線伝送付加情報syだけで構成された
フレームを挿入する。図24におけるs05、s07、s08は
図22に示す各情報と対応している。また、s05、s07、
s08の各情報における括弧でくくられた末尾数字は、各
情報の時間経過を示すものであり、gは2以上の任意の
整数である。時間間隔hは、 無線伝送符号化フレーム
長(図24における)×g と表わすことができる。図
24における無線伝送付加情報syには、フレーム同期用信
号、クロック同期用信号などの同期捕捉用信号やダイバ
シティ切り替え、双方向切り替えなどで必要となるガー
ドタイムなどの無線伝送に必要な情報が含まれている。
通常のグループ化スケールファクタ更新情報s07、無線
伝送付加情報sy、グループ化スケールファクタフラグ情
報s05、再量子化出力信号s08から構成される無線伝送
フレームのフレーム同期用信号およびクロック同期用信
号は同期ワードと呼ばれるuビット固定パターンをv回
繰り返すことで表現される。
を取っているが、符号化処理と復号処理の間で一定の規
則性を持った形で統一されていることを条件として、フ
レームにおける付加情報の位置は任意とする。グループ
化スケールファクタ情報s03と、通常より長い無線伝送
付加情報syだけで構成されたフレームでは、1フレーム
前のグループ化帯域数m個のグループ化スケールファク
タ情報を、図23に示すように、scf1からscfmまでの情報
をt回、また、無線伝送付加情報は、uビット固定パタ
ーンの同期ワードをv回繰り返したものを更にr回繰り
返すことで、それぞれが表現され、フレーム構成が構成
される。ここでt、rは任意の整数であり、以下の条件
を満足し、かつ常に固定値であるということを条件とし
てt,rの比率は任意とする。 (t×(scf1からscfmまでを表現するために必要なビッ
ト数))+(r×u×v)≦ (フレーム当たりの割り
当て可能なビット数)
調された後、伝送周波数の搬送波に乗せられて送信され
る。
する。復号部の入力信号である復号入力信号s10は、図
24に示す無線伝送符号化方式フレーム構成を持つ信号で
あり、無線伝送フレーム解析手段a10において、図24の
各情報を解析する。グループ化スケールファクタ更新情
報s07、無線伝送付加情報sy、グループ化スケールファ
クタフラグ情報s05、再量子化出力信号s08で構成され
たフレームを検出した場合は、図24のsyに基づいて、無
線伝送符号化フレームおよび復号側クロックの同期捕捉
をおこなった上で、ガードタイム内にダイバシティ切り
替え、双方向切り替えなど無線伝送に必要な処理をおこ
ない、さらに、n個のスケールファクタフラグ情報s1
3、スケールファクタ更新情報s12および再量子化信号
s11を検出し、それぞれ出力する。前記固定時間間隔h
のグループ化スケールファクタ情報s03と、通常より長
い無線伝送付加情報syだけで構成されたフレームの検出
に関しては、hが固定時間間隔であることを利用して、
周期性を考慮した検出処理を行う。該当フレーム検出処
理後、フレーム同期用信号、クロック同期用信号などの
同期捕捉処理を充分おこなうことで、次フレーム以降の
処理におけるフレーム同期およびクロック同期の各精度
の向上をはかる。また、全てのグループ化スケールファ
クタ情報を解析し、グループ化スケールファクタ情報
を、次フレーム以降の処理におけるリファレンスとして
使用する。また、以降の処理に関しては、第4の実施の
形態における復号方式と同様な処理が実施される。
では、無線伝送符号化方式を、符号化におけるフレーム
長を伝送フレーム長とし、符号化時に受信側での同期捕
捉用同期ワードなどの伝送に必要な情報を付加し、同期
ワードにより符号化フレームの検出を同時におこなう構
成としたので、無線伝送に用いられるサブバンド符号化
におけるフレーム構成時に同期捕捉処理を実施して、シ
ステム全体の処理遅延時間を低減できる。
の形態は、一定の時間間隔で送られてくるグループ化さ
れたスケールファクタ情報または同期捕捉用同期ワード
もしくはその両方で構成されるフレームをミュート処理
し、データ補間処理を復号処理部のデジタル信号または
アナログ信号に対して実施するサブバンド復号方式であ
る。
るサブバンド復号方式のブロック図である。図25におい
て、フレーム補間処理手段a16は、復号出力信号に対し
てフレーム補間をする手段である。その他の基本的な構
成は、図8と同じである。
るサブバンド復号方式のフレーム補間制御処理のタイミ
ングチャートである。図27は、サブバンド復号方式のブ
ロック図である。図27において、デジタル−アナログ変
換手段a17は、復号出力信号をアナログ信号に変換する
手段である。フレーム補間処理手段a16は、アナログ出
力信号をフレーム補間する手段である。その他の基本的
な構成は、図25と同じである。
復号方式ブロック図、図26に示すフレーム補間制御処理
タイミングチャートで説明する。本発明の第5の実施の
形態における符号化および無線伝送処理と同様な処理が
実施され、図25に示す復号処理部に復号入力信号s10が
入力される。
符号化方式フレーム構成を持つ信号であり、無線伝送フ
レーム解析手段a10において、図26の各情報を解析す
る。グループ化スケールファクタ更新情報s07、無線伝
送付加情報sy、グループ化スケールファクタフラグ情報
s05、再量子化出力信号s08で構成されたフレームを検
出した場合は、図26のsyに基づいて、無線伝送符号化フ
レームおよび復号側クロックの同期捕捉をおこなった上
で、ガードタイム内にダイバシティ切り替え、双方向切
り替えなど無線伝送に必要な処理をおこない、さらに、
n個のスケールファクタフラグ情報s13、スケールファ
クタ更新情報s12および再量子化信号s11を検出し、そ
れぞれ出力する。固定時間間隔hのグループ化スケール
ファクタ情報s03と、通常より長い無線伝送付加情報sy
だけで構成されたフレームの検出に関しては、hが固定
時間間隔であることを利用して、周期性を考慮した検出
処理を行う。該当フレーム検出処理後、フレーム同期用
信号、クロック同期用信号などの同期捕捉処理を充分お
こなうことで、次フレーム以降の処理におけるフレーム
同期およびクロック同期の各精度の向上をはかる。ま
た、全てのグループ化スケールファクタ情報を解析し、
グループ化スケールファクタ情報を、次フレーム以降の
処理におけるリファレンスとして使用する。
おいて、固定時間間隔hのグループ化スケールファクタ
情報s03と、通常より長い無線伝送付加情報syだけで構
成されたフレームであるかそうでないかにより、フレー
ム補間制御信号s98を出力する。フレーム補間制御信号
s98は、図26に示すように、グループ化スケールファク
タ情報s03と通常より長い無線伝送付加情報syだけで構
成されたフレームである場合には、フレーム補間命令を
示すmuteを出力する。そうでない場合は符号化処理信号
直接出力命令を示すoutputを出力する。muteおよびoutp
utは、状態を表すための2値信号であり、1命令あたり
の情報量は任意とする。各命令と復号入力信号のタイミ
ングは、図26に示すとおりである。以降、帯域合成まで
の処理に関しては、本発明の第5の実施の形態における
復号方式と同様な処理が実施される。
れる復号出力信号s19に対して、フレーム補間処理手段
a16において、フレーム補間制御信号s98の命令に基づ
いて、フレーム補間処理を実施し、補間出力信号s97を
出力する。具体的には、フレーム補間制御信号s98の命
令がmuteの場合はフレーム補間処理を実施し、outputの
場合は復号出力信号s19をそのまま出力する。また、フ
レーム補間処理は、一般的に用いられている音声補間処
理を用い、図25に示す様に、デジタル処理部でのデジタ
ル信号に対する補間処理とする。
muteを行い、アナログ信号を補間処理する例について、
図27に示す復号方式ブロック図、図26に示すフレーム補
間制御処理タイミングチャートで説明する。本発明の第
5の実施の形態における符号化および無線伝送処理と同
様な処理が実施され、図27に示す復号処理部に復号入力
信号s10が入力される。
符号化方式フレーム構成を持つ信号であり、無線伝送フ
レーム解析手段a10において、図26の各情報を解析す
る。グループ化スケールファクタ更新情報s07、無線伝
送付加情報sy、グループ化スケールファクタフラグ情報
s05、再量子化出力信号s08で構成されたフレームを検
出した場合は、図26のsyに基づいて、無線伝送符号化フ
レームおよび復号側クロックの同期捕捉をおこなった上
で、ガードタイム内にダイバシティ切り替え、双方向切
り替えなど無線伝送に必要な処理をおこない、さらに、
n個のスケールファクタフラグ情報s13、スケールファ
クタ更新情報s12および再量子化信号s11を検出し、そ
れぞれ出力する。固定時間間隔hのグループ化スケール
ファクタ情報s03と、通常より長い無線伝送付加情報sy
だけで構成されたフレームの検出に関しては、hが固定
時間間隔であることを利用して、周期性を考慮した検出
処理を行う。該当フレーム検出処理後、フレーム同期用
信号、クロック同期用信号などの同期捕捉処理を充分お
こなうことで、次フレーム以降の処理におけるフレーム
同期およびクロック同期の各精度の向上をはかる。ま
た、全てのグループ化スケールファクタ情報を解析し、
グループ化スケールファクタ情報を、次フレーム以降の
処理におけるリファレンスとして使用する。
固定時間間隔hのグループ化スケールファクタ情報s03
と、通常より長い無線伝送付加情報syだけで構成された
フレームであるかそうでないかにより、フレーム補間制
御信号s98を出力する。フレーム補間制御信号s95は、
図26に示すように、グループ化スケールファクタ情報s
03と通常より長い無線伝送付加情報syだけで構成された
フレームである場合には、フレーム補間命令を示すmute
を出力する。そうでない場合は、符号化処理信号直接出
力命令を示すoutputを出力する。muteおよびoutputは、
状態を表すための2値信号であり、1命令あたりの情報
量は任意とする。各命令と復号入力信号のタイミング
は、図26に示すとおりである。以降、帯域合成までの処
理に関しては、本発明の第5の実施の形態における復号
方式と同様な処理が実施される。
れる復号出力信号s19に対して、デジタル−アナログ変
換手段a17においてデジタル−アナログ変換し、さら
に、デジタル−アナログ変換手段a17より出力されるア
ナログ出力信号s96に対し、フレーム補間処理手段a16
において、フレーム補間制御信号s98の命令に基づいて
フレーム補間処理を実施し、補間出力信号s97を出力す
る。具体的には、フレーム補間制御信号s98の命令がmu
teの場合はフレーム補間処理を実施し、outputの場合は
アナログ出力信号s19をそのまま出力する。また、フレ
ーム補間処理は一般的に用いられるフィルタリングなど
の音声補間処理方式とする。
では、サブバンド復号方式を、一定の時間間隔で送られ
てくるグループ化されたスケールファクタ情報または同
期捕捉用同期ワードもしくはその両方で構成されるフレ
ームをミュート処理し、データ補間処理を復号処理部の
デジタル信号またはアナログ信号に対して実施する構成
としたので、符号化および復号方式により発生する1フ
レーム分のデータブランクをユーザーインターフェース
レベルで検知されないようにすることができる。
の形態は、符号化時に、BCH符号や畳み込み符号を利
用して、誤り訂正符号化処理を実施するサブバンド符号
化方式である。
るサブバンド符号化方式のブロック図である。図28にお
いて、誤り訂正符号化手段a09は、スケールファクタフ
ラグ情報とグループ化スケールファクタ更新情報と再量
子化出力信号に対して、誤り訂正符号化処理をする手段
である。その他の基本的な構成は、図18と同じである。
るサブバンド復号方式のブロック図である。図29におい
て、誤り訂正符号化復号手段a18は、誤り訂正符号化信
号に基づき誤り訂正復号処理を行なう手段である。その
他の基本的な構成は、図20と同じである。
るサブバンド復号方式の誤り訂正符号化処理フレーム構
成図である。図31は、サブバンド復号方式の誤り訂正符
号化処理フレーム構成図である。図32は、サブバンド符
号化方式のブロック図である。図32において、BCH符
号化手段a99は、スケールファクタフラグ情報とグルー
プ化スケールファクタ更新情報と再量子化出力信号に対
して、BCH符号化処理を行なう手段である。その他の
基本的な構成は、図28と同じである。
るサブバンド復号方式のブロック図である。図33におい
て、BCH符号化復号手段a98は、BCH符号化信号に
基づきBCH復号処理を行なう手段である。その他の基
本的な構成は、図29と同じである。
るサブバンド復号方式の誤り訂正符号化処理フレーム構
成図である。図35は、サブバンド符号化方式のブロック
図である。図35において、畳み込み符号化手段a97は、
スケールファクタフラグ情報とグループ化スケールファ
クタ更新情報と再量子化出力信号に対して畳み込み符号
化処理を行なう手段である。その他の基本的な構成は、
図28と同じである。
るサブバンド復号方式のブロック図である。図36におい
て、畳み込み符号化復号手段a96は、畳み込み符号化信
号に基づき畳み込み符号化復号処理を行なう手段であ
る。その他の基本的な構成は、図29と同じである。
るサブバンド復号方式の誤り訂正符号化処理フレーム構
成図である。図38は、サブバンド復号方式の誤り訂正符
号化処理フレーム構成図である。図39は、サブバンド復
号方式の誤り訂正符号化処理フレーム構成図である。図
40は、サブバンド復号方式の誤り訂正符号化処理フレー
ム構成図である。図41は、サブバンド復号方式の誤り訂
正符号化処理フレーム構成図である。図42は、サブバン
ド復号方式の誤り訂正符号化処理フレーム構成図であ
る。図43は、サブバンド復号方式の誤り訂正符号化処理
フレーム構成図である。
符号化方式ブロック図、図29に示す復号方式ブロック
図、図30に示す誤り訂正符号化処理フレーム構成図で説
明する。本発明の第5の実施の形態における符号化処理
と同様な処理が、図28の再量子化手段a06、スケールフ
ァクタフラグ導出手段a05まで実施され、スケールファ
クタフラグ情報s05、グループ化スケールファクタ更新
情報s07、再量子化出力信号s08が得られる。
プ化スケールファクタ更新情報s07、再量子化出力信号
s08に対して、図31に示す対応関係で誤り訂正符号化手
段a09において誤り訂正符号化処理を実施し、誤り訂正
符号化出力信号s95を出力する。誤り訂正符号化手段a
09における誤り訂正符号には、ブロック符号、畳み込み
符号、連接符号等が用いられる。
7、s08の順番で誤り訂正符号化処理が実施されている
が、入力信号処理順序に関しては符号化部、復号部で共
通であり、予め定められた順序であることを条件に順序
は任意とする。
誤り訂正符号化出力信号s95に対して、図30に示すよう
に、無線伝送付加情報syncを付加し、無線伝送フレーム
を構成した上で、無線伝送符号化出力信号s99として出
力する。図28の無線伝送符号化出力信号s99は、変調さ
れた後、伝送周波数の搬送波に乗せられて送信される。
する。復号処理部の入力信号である復号入力信号s10に
対し、無線伝送フレーム解析手段a10において、無線伝
送付加情報syncの解析をおこない、無線伝送付加情報sy
ncを除いた情報FECを、誤り訂正符号化信号s94とし
て出力する。具体的な処理としては、図30に示すsyncに
基づいて、無線伝送符号化フレームおよび復号側クロッ
クの同期捕捉をおこなった上で、ガードタイム内にダイ
バシティ切り替え、双方向切り替えなど無線伝送に必要
な処理を実施する。誤り訂正符号化信号s94にもとづ
き、誤り訂正符号化復号手段a18において、誤り訂正復
号処理を実施し、スケールファクタフラグ情報s13、ス
ケールファクタ更新情報s12および再量子化信号s11を
検出したのち、各信号を出力する。誤り訂正符号化復号
処理に関しては、誤り訂正符号化処理と対応した形で実
施されることを条件とする。以降の復号処理に関して
は、本発明第5の実施の形態における復号処理と同様な
処理が実施される。
て、図28に示す符号化方式ブロック図、図29に示す復号
方式ブロック図、図31に示す誤り訂正符号化処理フレー
ム構成図で説明する。本実施の形態における符号化処理
と同様な処理が、図28の再量子化手段a06、スケールフ
ァクタフラグ導出手段a05まで実施され、スケールファ
クタフラグ情報s05、グループ化スケールファクタ更新
情報s07、再量子化出力信号s08が得られる。
プ化スケールファクタ更新情報s07、再量子化出力信号
s08に対して、誤り訂正符号化手段a09において、誤り
訂正符号化処理を実施する。誤り訂正符号化手段a09に
おける誤り訂正符号化処理は、図31のフレーム構成図に
示すs05、s07、s08の各情報に対して、それぞれ異な
る訂正能力を持つ誤り訂正符号化処理を実施し、s05、
s07、s08に対応した形で、誤り訂正符号語FEC1、
FEC2、FEC3をそれぞれ導出し、図31に示すフレ
ームを構成した上で、誤り訂正符号化出力信号s95を出
力する。
05、s07、s08の順番で強力な誤り訂正能力を持つもの
とする。これは、ビット割り当て情報の導出処理などに
関して、s05、s07、s08の順に情報が従属関係である
ためである。また、s05、s07における符号誤りの影響
は、誤った情報が再度更新されるまでの数フレームに及
ぶため、非常に深刻なものである。ここで、誤り訂正符
号化処理およびFEC1、FEC2、FEC3の各誤り訂
正符号語の順序に関しては、符号化部、復号部で共通で
あり、予め定められた順序であることを条件に順序は任
意とする。
誤り訂正符号化出力信号s95に対して、図31に示すよう
に、無線伝送付加情報syncを付加し、無線伝送フレーム
を構成した上で、無線伝送符号化出力信号s99として出
力する。図28の無線伝送符号化出力信号s99は、変調さ
れた後、伝送周波数の搬送波に乗せられて送信される。
する。復号処理部の入力信号である復号入力信号s10に
対し、無線伝送フレーム解析手段a10において、無線伝
送付加情報syncの解析をおこない、無線伝送付加情報sy
ncを除いた情報FECを、誤り訂正符号化信号s94とし
て出力する。具体的な処理としては、図30に示すsyncに
基づいて、無線伝送符号化フレームおよび復号側クロッ
クの同期捕捉をおこなった上で、ガードタイム内にダイ
バシティ切り替え、双方向切り替えなど無線伝送に必要
な処理を実施する。誤り訂正符号化信号s94にもとづ
き、誤り訂正符号化復号手段a18において、図31におけ
るFEC1、FEC2、FEC3の各誤り訂正符号語に
対して、それぞれ訂正能力の異なる誤り訂正復号処理を
実施し、スケールファクタフラグ情報s13、スケールフ
ァクタ更新情報s12および再量子化信号s11を検出した
のち、各信号を出力する。各訂正能力の異なる誤り訂正
符号化復号処理に関しては、誤り訂正符号化処理と対応
した復号処理が実施されることを条件とする。以降の復
号処理に関しては、第5の実施の形態における復号処理
と同様な処理が実施される。
図32に示す符号化方式ブロック図、図33に示す復号方式
ブロック図、図34に示す誤り訂正符号化処理フレーム構
成図で説明する。第5の実施の形態における符号化処理
と同様な処理が、図32の再量子化手段a06、スケールフ
ァクタフラグ導出手段a05まで実施され、スケールファ
クタフラグ情報s05、グループ化スケールファクタ更新
情報s07、再量子化出力信号s08が得られる。
プ化スケールファクタ更新情報s07、再量子化出力信号
s08に対して、BCH符号化手段a99において、BCH
符号化処理を実施する。BCH符号化手段a99における
BCH符号化処理は、図34のフレーム構成図に示すs0
5、s07、s08の各情報に対して、それぞれ異なる訂正
能力を持つBCH符号化処理を実施し、s05、s07、s
08に対応した形で、BCH符号語BCH1、BCH2、B
CH3をそれぞれ導出し、図34に示すフレームを構成し
た上で、BCH符号化出力信号s93を出力する。
5、s07、s08の順番で強力な誤り訂正能力を持つもの
とする。これは、ビット割り当て情報の導出処理などに
関して、s05、s07、s08の順に情報が従属関係である
ためである。また、s05、s07における符号誤りの影響
は、誤った情報が再度更新されるまでの数フレームに及
ぶため、非常に深刻なものである。ここで、BCH符号
化処理およびBCH1、BCH2、BCH3の各BCH符
号語の順序に関しては、符号化部、復号部で共通であ
り、予め定められた順序であることを条件に順序は任意
とする。
BCH符号化出力信号s93に対して、図34に示すよう
に、無線伝送付加情報syncを付加し、無線伝送フレーム
を構成した上で、無線伝送符号化出力信号s99として出
力する。図32の無線伝送符号化出力信号s99は、変調さ
れた後、伝送周波数の搬送波に乗せられて送信される。
する。復号処理部の入力信号である復号入力信号s10に
対し、無線伝送フレーム解析手段a10において、無線伝
送付加情報syncの解析をおこない、無線伝送付加情報sy
ncを除いた情報BCH1、BCH2、BCH3を、BCH
符号化信号s92として出力する。具体的な処理として
は、図34に示すsyncに基づいて、無線伝送符号化フレー
ムおよび復号側クロックの同期捕捉をおこなった上で、
ガードタイム内にダイバシティ切り替え、双方向切り替
えなど無線伝送に必要な処理を実施する。BCH符号化
信号s92にもとづき、BCH符号化復号手段a98におい
て、図34におけるBCH1、BCH2、BCH3の各
BCH符号語に対して、それぞれ訂正能力の異なるBC
H復号処理を実施し、スケールファクタフラグ情報s1
3、スケールファクタ更新情報s12および再量子化信号
s11を検出したのち、各信号を出力する。各訂正能力の
異なるBCH符号化復号処理に関しては、BCH符号化
処理と対応した復号処理が実施されることを条件とす
る。以降の復号処理に関しては、第5の実施の形態にお
ける復号処理と同様な処理が実施される。
て、図35に示す符号化方式ブロック図、図36に示す復号
方式ブロック図、図37に示す誤り訂正符号化処理フレー
ム構成図で説明する。第5の実施の形態における符号化
処理と同様な処理が、図35の再量子化手段a06、スケー
ルファクタフラグ導出手段a05まで実施され、スケール
ファクタフラグ情報s05、グループ化スケールファクタ
更新情報s07、再量子化出力信号s08が得られる。
プ化スケールファクタ更新情報s07、再量子化出力信号
s08に対して、畳み込み符号化手段a97において、畳み
込み符号化処理を実施する。畳み込み符号化手段a97に
おける畳み込み符号化処理は、図37のフレーム構成図に
示すs05、s07、s08の各情報に対して、それぞれ異な
る訂正能力を持つ畳み込み符号化処理を実施し、s05、
s07、s08に対応した形で、畳み込み符号語CNV1、
CNV2、CNV3をそれぞれ導出し、図37に示すフレ
ームを構成した上で、畳み込み符号化出力信号s91を出
力する。
05、s07、s08の順番で強力な誤り訂正能力を持つもの
とする。これは、ビット割り当て情報の導出処理などに
関して、s05、s07、s08の順に情報が従属関係である
ためである。また、s05、s07における符号誤りの影響
は、誤った情報が再度更新されるまでの数フレームに及
ぶため、非常に深刻なものである。ここで、畳み込み符
号化処理およびCNV1、CNV2、CNV3の各畳み込
み符号語の順序に関しては、符号化部、復号部で共通で
あり、予め定められた順序であることを条件に順序は任
意とする。
畳み込み符号化出力信号s91に対して、図37に示すよう
に、無線伝送付加情報syncを付加し、無線伝送フレーム
を構成した上で、無線伝送符号化出力信号s99として出
力する。図35の無線伝送符号化出力信号s99は、変調さ
れた後、伝送周波数の搬送波に乗せられて送信される。
する。復号処理部の入力信号である復号入力信号s10に
対し、無線伝送フレーム解析手段a10において、無線伝
送付加情報syncの解析をおこない、無線伝送付加情報sy
ncを除いた情報CNV1、CNV2、CNV3を畳み込み
符号化信号s90として出力する。具体的な処理として
は、図37に示すsyncに基づいて、無線伝送符号化フレー
ムおよび復号側クロックの同期捕捉をおこなった上で、
ガードタイム内にダイバシティ切り替え、双方向切り替
えなど無線伝送に必要な処理を実施する。畳み込み符号
化信号s90に基づき、畳み込み符号化復号手段a96にお
いて、図37におけるCNV1、CNV2、CNV3の各
畳み込み符号化符号語に対して、それぞれ訂正能力の異
なる畳み込み符号化復号処理を実施し、スケールファク
タフラグ情報s13、スケールファクタ更新情報s12およ
び再量子化信号s11を検出したのち、各信号を出力す
る。各訂正能力の異なる畳み込み符号化復号処理に関し
ては、畳み込み符号化処理と対応した復号処理が実施さ
れることを条件とする。以降の復号処理に関しては、第
5の実施の形態における復号処理と同様な処理が実施さ
れる。
て、図28に示す符号化方式ブロック図、図29に示す復号
方式ブロック図、図38に示す誤り訂正符号化処理フレー
ム構成図で説明する。第5の実施の形態における符号化
処理と同様な処理が、図28の再量子化手段a06、スケー
ルファクタフラグ導出手段a05まで実施され、スケール
ファクタフラグ情報s05、グループ化スケールファクタ
更新情報s07、再量子化出力信号s08が得られる。
プ化スケールファクタ更新情報s07、再量子化出力信号
s08に対して、誤り訂正符号化手段a09において、誤り
訂正符号化処理を実施する。誤り訂正符号化手段a09に
おける誤り訂正符号化処理は、図38のフレーム構成図に
示すs05、s07、s08の各情報に対して、それぞれ2つ
以上の方式の誤り訂正符号化処理を実施し、s05、s0
7、s08に対応した形で、誤り訂正符号語FECA、F
ECB、FECCをそれぞれ導出し、図38に示すフレー
ムを構成した上、誤り訂正符号化出力信号s95を出力す
る。
ロック符号、畳み込み符号等のうち、2つ以上の異なる
符号化方式にて処理を実施し、s05、s07、s08の順番
で強力な誤り訂正能力を持つものとする。訂正能力の理
由は、ビット割り当て情報の導出処理などに関して、s
05、s07、s08の順に情報が従属関係であるためであ
る。また、s05、s07における符号誤りの影響は、誤っ
た情報が再度更新されるまでの数フレームに及ぶため、
非常に深刻なものである。ここで、誤り訂正符号化処理
およびFECA、FECB、FECCの各誤り訂正符号
語の順序に関しては、符号化部、復号部で共通であり、
予め定められた順序であることを条件に順序は任意とす
る。
て、誤り訂正符号化出力信号s95に対して、図38に示す
ように、無線伝送付加情報syncを付加し、無線伝送フレ
ームを構成した上で、無線伝送符号化出力信号s99とし
て出力する。図35の無線伝送符号化出力信号s99は、変
調された後、伝送周波数の搬送波に乗せられて送信され
る。
する。復号処理部の入力信号である復号入力信号s10に
対し、無線伝送フレーム解析手段a10において、無線伝
送付加情報syncの解析をおこない、無線伝送付加情報sy
ncを除いた情報FECA、FECB、FECCを、誤り
訂正符号化信号s94として出力する。具体的な処理とし
ては、図38に示すsyncに基づいて、無線伝送符号化フレ
ームおよび復号側クロックの同期捕捉をおこなった上
で、ガードタイム内にダイバシティ切り替え、双方向切
り替えなど無線伝送に必要な処理を実施する。誤り訂正
符号化信号s94にもとづき、誤り訂正符号化復号手段a
18において、図38におけるFECA、FECB、FEC
Cの各誤り訂正符号化符号語に対して、それぞれ異なる
方式の誤り訂正符号化復号処理を実施し、スケールファ
クタフラグ情報s13、スケールファクタ更新情報s12お
よび再量子化信号s11を検出したのち、各信号を出力す
る。各方式の異なる誤り訂正符号化復号処理に関して
は、誤り訂正符号化処理と対応した復号処理が実施され
ることを条件とする。以降の復号処理に関しては、第5
の実施の形態における復号処理と同様な処理が実施され
る。
る例について、図28に示す符号化方式ブロック図、図29
に示す復号方式ブロック図、図39に示す誤り訂正符号化
処理フレーム構成図で説明する。本実施の形態における
符号化処理と同様な処理が、図28の再量子化手段a06、
スケールファクタフラグ導出手段a05まで実施され、ス
ケールファクタフラグ情報s05、グループ化スケールフ
ァクタ更新情報s07、再量子化出力信号s08が得られ
る。スケールファクタフラグ情報s05、グループ化スケ
ールファクタ更新情報s07、再量子化出力信号s08に対
して、誤り訂正符号化手段a09において、誤り訂正符号
化処理を実施する。
符号化処理は、図39のフレーム構成図に示すs05、s0
7、s08の各情報に対して、畳み込み符号とBCH符号
の2つの誤り訂正符号化処理を実施し、s05、s07、s
08に対応した形で、誤り訂正符号語CNV1、CNV2、
BCH1をそれぞれ導出し、図39に示すフレームを構成
した上、誤り訂正符号化出力信号s95を出力する。誤り
訂正符号化処理に関して、図39の例では、s05、s07に
対しては異なる訂正能力の畳み込み符号化、s08に対し
てはBCH符号化の各処理処理を実施し、各符号語CN
V1、CNV2、BCH1を導出しているが、これら2方
式の組み合わせおよび訂正能力に関しては、予め符号化
−復号処理間で統一されていることを条件に任意とす
る。ただし、s05、s07、s08の順番で強力な誤り訂正
能力を持つものとする。訂正能力の理由は、ビット割り
当て情報の導出処理などに関して、s05、s07、s08の
順に情報が従属関係であるためである。また、s05、s
07における符号誤りの影響は、誤った情報が再度更新さ
れるまでの数フレームの及ぶため、非常に深刻なもので
ある。また、図39のs95およびs99におけるCNV1、
CNV2、BCH1の各誤り訂正符号語の順序に関して
は、符号化部、復号部で共通であり、予め定められた順
序であることを条件に順序は任意とする。
誤り訂正符号化出力信号s95に対して、図39に示すよう
に、無線伝送付加情報syncを付加し、無線伝送フレーム
を構成した上で、無線伝送符号化出力信号s99として出
力する。図35の無線伝送符号化出力信号s99は、変調さ
れた後、伝送周波数の搬送波に乗せられて送信される。
する。復号処理部の入力信号である復号入力信号s10に
対し、無線伝送フレーム解析手段a10において、無線伝
送付加情報syncの解析をおこない、無線伝送付加情報sy
ncを除いた情報CNV1、CNV2、BCH1を、誤り訂
正符号化信号s94として出力する。具体的な処理として
は、図39に示すsyncに基づいて、無線伝送符号化フレー
ムおよび復号側クロックの同期捕捉をおこなった上で、
ガードタイム内にダイバシティ切り替え、双方向切り替
えなど無線伝送に必要な処理を実施する。誤り訂正符号
化信号s94にもとづき、誤り訂正符号化復号手段a18に
おいて、図39におけるCNV1,CNV2,BCH1の各
誤り訂正符号化符号語に対して、それぞれ異なる方式の
誤り訂正符号化復号処理を実施し、スケールファクタフ
ラグ情報s13、スケールファクタ更新情報s12および再
量子化信号s11を検出したのち、各信号を出力する。B
CH符号化および畳み込み符号化の各方式の復号処理に
関しては、誤り訂正符号化処理と対応した復号処理が実
施されることを条件とする。以降の復号処理に関して
は、第5の実施の形態における復号処理と同様な処理が
実施される。
ついて、図28に示す符号化方式ブロック図、図29に示す
復号方式ブロック図、図40に示す誤り訂正符号化処理フ
レーム構成図で説明する。第5の実施の形態における符
号化処理と同様な処理が、図35の再量子化手段a06、ス
ケールファクタフラグ導出手段a05まで実施され、スケ
ールファクタフラグ情報s05、グループ化スケールファ
クタ更新情報s07、再量子化出力信号s08が得られる。
スケールファクタフラグ情報s05、グループ化スケール
ファクタ更新情報s07に対して、誤り訂正符号化手段a
09において、誤り訂正符号化処理を実施する。
符号化処理は、図40のフレーム構成図に示すs05、s07
の各情報に対して、畳み込み符号とBCH符号の2つの
誤り訂正符号化処理を実施し、s05、s07に対応した形
で、誤り訂正符号語CNV1、BCH1をそれぞれ導出
し、図40に示すフレームを構成した上、誤り訂正符号化
出力信号s95を出力する。誤り訂正符号化処理に関し
て、図40の例では、s05に対しては畳み込み符号化、s
07に対してはBCH符号化の各処理処理を実施し、各符
号語CNV1、BCH1を導出しているが、これら2方式
の組み合わせおよび訂正能力に関しては、予め符号化−
復号処理間で統一されていることを条件に任意とする。
ただし、s05、s07の順番で強力な誤り訂正能力を持つ
ものとする。訂正能力の理由は、ビット割り当て情報の
導出処理などに関して、s05、s07、s08の順に情報が
従属関係であるためである。図40のs95およびs99にお
けるCNV1、BCH1の各誤り訂正符号語の順序に関し
ては、符号化部、復号部で共通であり、予め定められた
順序であることを条件に順序は任意とする。
誤り訂正符号化出力信号s95に対して、図40に示すよう
に、無線伝送付加情報syncを付加し、無線伝送フレーム
を構成した上で、無線伝送符号化出力信号s99として出
力する。図28の無線伝送符号化出力信号s99は変調され
た後、伝送周波数の搬送波に乗せられて送信される。
する。復号処理部の入力信号である復号入力信号s10に
対し、無線伝送フレーム解析手段a10において、無線伝
送付加情報syncの解析をおこない、無線伝送付加情報sy
ncを除いた情報CNV1、BCH1、s08を、誤り訂正符
号化信号s94として出力する。具体的な処理としては、
図40に示すsyncに基づいて、無線伝送符号化フレームお
よび復号側クロックの同期捕捉をおこなった上で、ガー
ドタイム内にダイバシティ切り替え、双方向切り替えな
ど無線伝送に必要な処理を実施する。誤り訂正符号化信
号s94に基づき、誤り訂正符号化復号手段a18におい
て、図40におけるCNV1,BCH1の各誤り訂正符号化
符号語に対して、BCH符号、畳み込み符号それぞれの
誤り訂正符号化復号処理を実施し、スケールファクタフ
ラグ情報s13、スケールファクタ更新情報s12および再
量子化信号s11を検出したのち、各信号を出力する。B
CH符号および畳み込み符号の各方式の復号処理に関し
ては、誤り訂正符号化処理と対応した復号処理が実施さ
れることを条件とする。以降の復号処理に関しては、第
5の実施の形態における復号処理と同様な処理が実施さ
れる。
図28に示す符号化方式ブロック図、図29に示す復号方式
ブロック図、図41、図42、図43に示す誤り訂正符号化処
理フレーム構成図で説明する。本発明の第5の実施の形
態における符号化処理と同様な処理が、図28の再量子化
手段a06、スケールファクタフラグ導出手段a05まで実
施され、スケールファクタフラグ情報s05、グループ化
スケールファクタ更新情報s07、再量子化出力信号s08
が得られる。スケールファクタフラグ情報s05、グルー
プ化スケールファクタ更新情報s07に対して、誤り訂正
符号化手段a09において、誤り訂正符号化処理を実施す
る。
符号化処理は、s05、s07、s08の各情報に対して、1
つもしくは2つ以上の誤り訂正符号化処理を、予め定め
られた入力情報にのみ実施し、誤り訂正符号化出力信号
s95を出力する。また、処理においては、予め定められ
た入力情報に対して、誤り訂正符号化処理を実施しない
部分を持つことも可能とする。誤り訂正符号化処理に用
いられる誤り符号符号化方式は、畳み込み符号、BCH
符号など、予め符号化−復号処理において統一されてい
ることを条件に任意とする。同様に、1つもしくは2つ
以上の誤り訂正符号化の訂正能力も、予め符号化−復号
処理において統一されていることを条件に任意とする。
2つの誤り訂正符号化処理を、予め定められた入力情報
に対してのみ実施し、さらに、サブバンド符号化情報に
対して、誤り訂正符号化処理を予め定められた入力情報
に対して実施しない符号化処理について説明する。誤り
訂正符号化手段a09の入力であるサブバンド符号化情報
のグループ化スケールファクタ更新情報s07は、フレー
ムごとに情報量が変化する。この状況について、図41か
ら図43の誤り訂正符号化手段a09における入力信号に示
す。図42、図43に示すs08a、s08bは、それぞれs08
の一部の情報とし、図41から図43の各場合において以下
の条件が成立するものとする。 (s08の情報量)=(s08aの情報量)+(s08bの情
報量)
08aは異なる情報量である。ただし、図41から43におい
て、FEC1、FEC2、s08bは、常に等しい情報量と
する。誤り訂正符号化処理に関して、図41の例では、す
べてのグループ化スケールファクタ情報がs07として更
新された場合である。この場合、2つの誤り訂正符号化
処理は、s05、s07それぞれに対応して実施され、各符
号語FEC1、FEC2を導出し、s08に対しては一切誤
り訂正符号化処理が実施されず、そのままである。
タ情報がs07として一部更新された場合である。この場
合、2つの誤り訂正符号化処理は、s05、(s07+s08
a)それぞれに対応して実施され、各符号語FEC1、
FEC2を導出し、s08bに対しては、一切誤り訂正符
号化処理が実施されず、そのままである。
ルファクタ情報がs07として更新されない場合である。
この場合、2つの誤り訂正符号化処理は、s05、s08a
それぞれに対応して実施され、各符号語FEC1、FE
C2を導出し、s08bに対しては一切誤り訂正符号化処
理が実施されず、そのままである。ここで、図41から図
43の場合の全ての誤り訂正符号化処理において、s05、
s07の順番で強力な誤り訂正能力を持つものとする。訂
正能力の理由は、ビット割り当て情報の導出処理などに
関して、s05、s07、s08の順に情報が従属関係である
ためである。
FEC2の各誤り訂正符号語の順序に関しては、符号化
部、復号部で共通であり、予め定められた順序であるこ
とを条件に順序は任意とする。さらに、無線伝送フレー
ム構成手段a08において、誤り訂正符号化出力信号s95
に対して、図41に示すように、無線伝送付加情報syncを
付加し、無線伝送フレームを構成した上で、無線伝送符
号化出力信号s99として出力する。無線伝送付加情報sy
ncには、フレーム同期用信号、クロック同期用信号など
の同期捕捉用信号や、ダイバシティ切り替え、双方向切
り替えなどで必要となるガードタイムなどの無線伝送に
必要な情報が含まれている。フレーム同期用信号および
クロック同期用信号は、同期ワードと呼ばれるuビット
固定パターンをv回繰り返すことで表現される。図35の
無線伝送符号化出力信号s99は、変調された後、伝送周
波数の搬送波に乗せられて送信される。
する。復号処理部の入力信号である復号入力信号s10に
対し、無線伝送フレーム解析手段a10において、無線伝
送付加情報syncの解析をおこない、無線伝送付加情報sy
ncを除いた情報FEC1、FEC2、s08を、誤り訂正符
号化信号s94として出力する。具体的な処理としては、
図41に示すsyncに基づいて、無線伝送符号化フレームお
よび復号側クロックの同期捕捉をおこなった上で、ガー
ドタイム内にダイバシティ切り替え、双方向切り替えな
ど無線伝送に必要な処理を実施する。誤り訂正符号化信
号s94にもとづき、誤り訂正符号化復号手段a18におい
て、図41から43の場合のFEC1,FEC2各誤り訂正符
号化符号語に対して、2つの誤り訂正符号化復号処理を
実施し、スケールファクタフラグ情報s13、スケールフ
ァクタ更新情報s12および再量子化信号s11を検出した
のち、各信号を出力する。2つの誤り訂正符号化復号処
理に関しては、誤り訂正符号化処理と対応した復号処理
が実施されることを条件とする。以降の復号処理に関し
ては、本実施の形態における復号処理と同様な処理が実
施される。
では、サブバンド符号化方式を、符号化時に、BCH符
号や畳み込み符号を利用して、誤り訂正符号化処理を実
施する構成としたので、フレーム構成時に誤り訂正処理
を実施して、システム全体の処理遅延時間を低減でき
る。
の形態は、再量子化出力信号を、符号誤りによる影響を
考慮した形で並び替えるサブバンド符号化方式である。
符号化方式ブロック図、図29に示す復号方式ブロック
図、図41、図42、図43に示す誤り訂正符号化処理フレー
ム構成図で説明する。本発明の第7の実施の形態におけ
る符号化処理の誤り訂正符号化手段a09において、入力
される再量子化出力信号s08を符号誤りに対する重み付
けをするために並び替える。具体的には、再量子化出力
信号s08を第1番目から第n番目の分割帯域の順で、再
量子化出力信号におけるMSBを並べ、以降、同様にL
SBまで並べていく。並び替え処理において、該当ビッ
トにビット割り当てがない場合は、該当ビットは飛ばす
こととする。並び替え処理により、図42、43に示すスケ
ールファクタ情報が一部更新された場合、スケールファ
クタ情報が全く更新されない場合、再量子化出力信号s
08を、符号誤りに対する重み付けに準じて誤り訂正をか
けることが可能となる。誤り訂正符号化復号処理につい
ては、図29の誤り訂正符号化復号手段a18において、並
び替え処理を考慮して再量子化信号s11を導出する。
では、サブバンド符号化方式を、再量子化出力信号を、
符号誤りによる影響を考慮した形で並び替える構成とし
たので、ユーザーインターフェースレベルでの符号誤り
による劣化を低減することができる。
の形態は、符号誤りビット数がしきい値以上である場合
には、フレーム補間処理を行い、そうでない場合は、符
号化処理信号を直接出力する復号方式である。
るサブバンド復号方式のブロック図である。図44におい
て、フレーム補間処理手段a16は、復号出力信号に対し
てフレーム補間処理を行なう手段である。その他の基本
的な構成は、図29と同じである。
復号方式ブロック図、図30に示す誤り訂正符号化符号化
処理フレーム構成図で説明する。本発明の第7の実施の
形態における符号化および無線伝送処理と同様な処理が
実施され、図44に示す復号処理部に復号入力信号s10が
入力される。復号入力信号s10は、図30に示す無線伝送
符号化出力信号s99と同様な無線伝送符号化方式フレー
ム構成を持つ信号であり、無線伝送フレーム解析手段a
10において、図30の無線伝送付加情報syncを検出する。
フレームおよび復号側クロックの同期捕捉をおこなった
上で、ガードタイム内にダイバシティ切り替え、双方向
切り替えなど無線伝送に必要な処理をおこない、無線伝
送付加情報syncを除いた情報FECを、誤り訂正符号化
信号s94として出力する。誤り訂正符号化信号s94にも
とづき、誤り訂正符号化復号手段a18において、誤り訂
正符号化符号語FECに対して誤り訂正符号化復号処理
を実施し、スケールファクタフラグ情報s13、スケール
ファクタ更新情報s12および再量子化信号s11を検出し
たのち、各信号を出力する。
符号化方式は、畳み込み符号化、BCH符号化など、予
め符号化−復号処理において統一されていることを条件
に任意とする。同様に、1つもしくは2つ以上の誤り訂
正符号化処理、1つもしくは2つ以上の誤り訂正方式に
よる符号化処理、誤り訂正符号化の訂正能力、誤り訂正
符号化処理を実施しない部分を持つ符号化処理に関して
も、予め符号化−復号処理において統一されていること
を条件に任意とする。
フレームにおける符号誤りビット数を検出し、符号誤り
ビット数が予め定められたしきい値以上であるか否かを
判断して、誤り検出信号s89を出力する。誤り検出信号
s89は、符号誤りビット数がしきい値以上である場合に
は、フレーム補間処理を要求する命令となる。そうでな
い場合は、符号化処理信号直接出力を要求する命令とな
る。誤り検出信号s89は、状態を表すための2値信号で
あり、1命令あたりの情報量は任意とする。以降、帯域
合成までの処理に関しては、本発明の第20の実施の形態
における復号方式と同様な処理が実施される。
れる復号出力信号s19に対して、フレーム補間処理手段
a16において、誤り検出信号s89の命令に基づいてフレ
ーム補間処理を実施し、補間出力信号s97を出力する。
具体的には、誤り検出信号s89の命令がフレーム補間処
理要求の場合はフレーム補間処理を実施し、符号化処理
信号直接出力要求の場合は復号出力信号s19をそのまま
出力する。また、フレーム補間処理は、一般的に用いら
れている音声補間処理を用い、図44に示す様に、デジタ
ル処理部でのデジタル信号に対する補間処理とする。
では、復号方式を、符号誤りビット数がしきい値以上で
ある場合には、フレーム補間処理を行い、そうでない場
合は、符号化処理信号を直接出力する構成としたので、
訂正できない誤りが無線伝送で発生しても、ユーザーイ
ンターフェースレベルでは気づかない程度に修復するこ
とができる。
の形態は、符号誤りビット数がしきい値以上である場合
には、アナログ信号のフレーム補間処理を行い、そうで
ない場合は、符号化処理信号を直接出力する復号方式で
ある。
るサブバンド復号方式のブロック図である。図45におい
て、デジタル−アナログ変換手段a17は、復号出力信号
をアナログ変換する手段である。フレーム補間処理手段
a16は、アナログ出力信号フレーム補間する手段であ
る。その他の基本的な構成は、図29と同じである。
復号方式ブロック図、図30に示す誤り訂正符号化符号化
処理フレーム構成図で説明する。本発明の第7の実施の
形態における符号化および無線伝送処理と同様な処理が
実施され、図44に示す復号処理部に復号入力信号s10が
入力される。復号入力信号s10は、図30に示す無線伝送
符号化出力信号s99と同様な無線伝送符号化方式フレー
ム構成を持つ信号であり、無線伝送フレーム解析手段a
10において、図30の無線伝送付加情報syncを検出する。
フレームおよび復号側クロックの同期捕捉をおこなった
上で、ガードタイム内にダイバシティ切り替え、双方向
切り替えなど無線伝送に必要な処理をおこない、無線伝
送付加情報syncを除いた情報FECを、誤り訂正符号化
信号s94として出力する。誤り訂正符号化信号s94に基
き、誤り訂正符号化復号手段a18において、誤り訂正符
号化符号語FECに対して誤り訂正符号化復号処理を実
施し、スケールファクタフラグ情報s13、スケールファ
クタ更新情報s12および再量子化信号s11を検出したの
ち、各信号を出力する。
は、畳み込み符号、BCH符号など、予め符号化−復号
処理において統一されていることを条件に任意とする。
同様に、1つもしくは2つ以上の誤り訂正符号化処理、
1つもしくは2つ以上の誤り訂正方式による符号化処
理、誤り訂正符号化の訂正能力、誤り訂正符号化処理を
実施しない部分を持つ符号化処理に関しても、予め符号
化−復号処理において統一されていることを条件に任意
とする。
フレームにおける符号誤りビット数を検出し、符号誤り
ビット数が予め定められたしきい値以上であるか否かを
判断して、誤り検出信号s89を出力する。誤り検出信号
s89は、符号誤りビット数がしきい値以上である場合に
は、フレーム補間処理を要求する命令となる。そうでな
い場合は、符号化処理信号直接出力を要求する命令とな
る。誤り検出信号s89は、状態を表すための2値信号で
あり、1命令あたりの情報量は任意とする。以降、帯域
合成までの処理に関しては、本発明の第7の実施の形態
における復号方式と同様な処理が実施される。
れる復号出力信号s19に対して、デジタル−アナログ変
換手段a17においてデジタル−アナログ変換し、さらに
デジタル−アナログ変換手段a17より出力されるアナロ
グ出力信号s96に対し、フレーム補間処理手段a16にお
いて、フレーム補間制御信号s98の命令に基づいてフレ
ーム補間処理を実施し、補間出力信号s97を出力する。
具体的には、誤り検出信号s89の命令がフレーム補間処
理要求の場合はフレーム補間処理を実施し、アナログ出
力信号直接出力要求の場合はアナログ出力信号s96をそ
のまま出力する。また、フレーム補間処理は、一般的に
用いられるフィルタリングなどの音声補間処理方式とす
る。
では、復号方式を、符号誤りビット数がしきい値以上で
ある場合には、アナログ信号のフレーム補間処理を行
い、そうでない場合は、符号化処理信号を直接出力する
構成としたので、訂正できない誤りが無線伝送で発生し
ても、ユーザーインターフェースレベルでは気づかない
程度に修復することができる。
の形態は、符号化のフレーム構成時にインターリーブ処
理を、復号処理の無線伝送フレーム解析時にデインター
リーブ処理を実施する符号化方式である。
35、44に示す符号化方式ブロック図、図29、33、36、45
に示す復号方式ブロック図で説明する。符号化処理に関
しては、図28、32、35に示す符号化方式ブロック図の無
線伝送フレーム構成手段a08において、誤り訂正符号化
処理後の符号化出力信号に対してインターリーブ処理を
実施し、無線伝送付加情報syncを付加した後、無線伝送
符号化出力信号s99として出力する。インターリーブ処
理に関しては、一般的なストレートインターリーブやク
ロスインターリーブを用い、メモリやバッファ等から構
成される手段を利用するものである。
6、44、45に示す復号方式ブロック図の無線伝送フレー
ム解析手段a10において復号入力信号s10に対して無線
伝送付加情報syncを検出、解析した後、デインターリー
ブ処理を実施し、さらにデインターリーブ処理後の情報
を誤り訂正符号化復号処理の入力信号として出力する。
ストレート、クロス等のインターリーブ方式、ロー、カ
ラムのビット数に関しては符号化−復号処理部において
統一されており、以下の条件を満足することを条件に任
意とする。 (ロービット数×カラムビット数)≦(無線伝送符号化
出力信号s99の情報量−無線伝送付加情報syncの情報
量)
では、サブバンド符号化方式を、符号化のフレーム構成
時にインターリーブ処理を行う構成としたので、バース
ト的な伝送誤りを低減できる。
では、サブバンド符号化方式を、符号化入力信号の帯域
分割をおこない帯域分割信号を出力する帯域分割手段
と、帯域分割信号の各信号出力レベルに応じてスケール
ファクタ情報を導出するスケールファクタ導出手段と、
スケールファクタ情報を基にビット割り当て情報を計算
するビット割り当て導出手段と、スケールファクタ情報
を基に1フレーム前のフレームのスケールファクタ情報
に対する更新情報であるスケールファクタフラグ情報と
スケールファクタ更新情報を出力するスケールファクタ
フラグ導出手段と、帯域分割信号とスケールファクタ情
報およびビット割り当て情報に基づいて再量子化をおこ
ない再量子化出力信号を出力する再量子化手段と、再量
子化出力信号とスケールファクタフラグ情報とスケール
ファクタ更新情報を基に符号化フレームを構成し符号化
出力信号を出力するフレーム構成手段と、可聴帯域の上
限周波数に基づいて再量子化信号の分割帯域数を制限す
る手段とを具備する構成としたので、アプリケーション
に応じて処理上限周波数を設定し、符号化処理において
処理する分割帯域を制限して、サブバンド符号化におけ
る符号化ビットレートおよび符号化処理量を共に低減で
きるという効果が得られる。
符号化信号を復号入力信号としてフレーム同期を取った
上で再量子化信号とスケールファクタ更新情報とスケー
ルファクタフラグ情報を検出し出力するフレーム解析手
段と、スケールファクタ更新情報およびスケールファク
タフラグ情報を基に全分割帯域のスケールファクタ情報
を出力するスケールファクタ検出手段と、スケールファ
クタ情報を基にビット割り当て情報を導出するビット割
り当て導出手段と、スケールファクタ情報およびビット
割り当て情報に基づいて再量子化信号より帯域分割信号
を導出する帯域分割信号導出手段と、帯域分割信号より
帯域合成をおこなう帯域合成手段とを具備する構成とし
たので、アプリケーションに応じて処理上限周波数を設
定し、復号処理において処理する分割帯域を制限して、
サブバンド符号化復号処理における符号化処理量を低減
できるという効果が得られる。
プ化スケールファクタ情報を導出するグループ化スケー
ルファクタ情報導出手段と、グループ化スケールファク
タ情報を基にビット割り当て情報を導出し出力するビッ
ト割り当て導出手段と、グループ化スケールファクタ情
報を基に帯域分割信号を再量子化し再量子化出力信号を
出力する再量子化手段と、グループ化スケールファクタ
情報を基に1フレーム前のグループ化スケールファクタ
情報に対する更新情報であるグループ化スケールファク
タフラグ情報とグループ化スケールファクタ更新情報を
出力するスケールファクタフラグ導出手段と、グループ
化スケールファクタフラグ情報とグループ化スケールフ
ァクタ更新情報と再量子化出力信号とより符号化出力信
号を生成するフレーム構成手段とを備えたので、分割帯
域をグループ化した上でスケールファクタ情報を導出し
て、サブバンド符号化における符号化ビットレートおよ
び符号化処理量を共に低減できるという効果が得られ
る。
号としてフレーム同期を取った上で再量子化信号とグル
ープ化スケールファクタ更新情報およびグループ化スケ
ールファクタフラグ情報などの符号化フレーム構成情報
を検出し出力するフレーム解析手段と、グループ化スケ
ールファクタ更新情報およびグループ化スケールファク
タフラグ更新情報よりグループ化スケールファクタ情報
を導出するスケールファクタ検出手段と、グループ化ス
ケールファクタ情報を基にビット割り当て情報を導出す
るビット割り当て導出手段と、グループ化スケールファ
クタ情報とビット割り当て情報と再量子化信号とを基に
帯域分割信号を導出する帯域分割信号導出手段とを備え
たので、分割帯域をグループ化した上でスケールファク
タ情報を導出して、サブバンド符号化復号処理における
符号化処理量を低減できるという効果が得られる。
波数/2)/(帯域分割数)×(上限周波数分割帯域番
号))≧(アプリケーション上の上限周波数)を満足す
る最も小さい整数に基づいて上限周波数分割帯域番号を
決定して符号化処理上限周波数を設定する手段を設けた
ので、サブバンド符号化における符号化ビットレートお
よび符号化処理量を共に低減できるという効果が得られ
る。
内を32の分割帯域に分けて処理する場合に、前記スケー
ルファクタ情報およびスケールファクタフラグ情報を6
〜20帯域群にグループ化して処理する手段を設けたの
で、サブバンド符号化における符号化ビットレートおよ
び符号化処理量を共に低減することができる。
/(サンプリング周波数)にする手段を設けたので、サ
ブバンド符号化、復号処理における処理遅延時間の低減
することができる。
×2/(サンプリング周波数)にする手段を設けたの
で、サブバンド符号化、復号処理における処理遅延時間
の低減することができる。
帯域ごとにスケールファクタ情報とグループ化された帯
域内における最小可聴曲線の最小値との比を求める手段
と、最小可聴値を考慮した全帯域のエネルギー比率に基
づいてビット割り当て情報を導出する手段とを設けたの
で、サブバンド符号化、復号処理のビット割り当て情報
の導出における処理量を低減することができる。
帯域ごとにスケールファクタ情報とグループ化された帯
域内における最小可聴曲線の平均値との比を求める手段
と、最小可聴値を考慮した全帯域のエネルギー比率に基
づいてビット割り当て情報を導出する手段とを設けたの
で、サブバンド符号化、復号処理のビット割り当て情報
の導出における処理量を低減することができる。
割り当て情報の整数化処理において小数点以下切り捨て
により発生する割り当て可能な余りビットを、エネルギ
ー比率における小数点以下の値の大きい帯域順に割り当
てていく手段を設けたので、サブバンド符号化、復号処
理のビット割り当て情報の導出における符号化ビットの
有効利用および処理量を低減することができる。
波数領域における重み付け係数をかけた状態でビット割
り当て情報を導出する手段を設けたので、サブバンド符
号化、復号処理のビット割り当て情報の導出における符
号化ビットの有効利用、処理量を低減した上、符号化処
理による音質を向上することができる。
分割帯域のスケールファクタ情報ごとの重み付け係数を
かけた状態でビット割り当て情報を導出する手段を設け
たので、サブバンド符号化、復号処理のビット割り当て
情報の導出における符号化ビットの有効利用、処理量を
低減した上、符号化処理による音質を向上することがで
きる。
レーム長とする手段と、符号化時に同期ワードなどの伝
送に必要な情報を付加する手段とを設けたので、符号化
方式を無線伝送に用いた場合の伝送路符号化および復号
処理におけるバッファリング時間を短縮した上で符号化
ビットレートの低減することができる。
用同期ワードであるフレームを一定の時間間隔ごとに伝
送する手段を設けたので、符号化方式を無線伝送に用い
た場合の伝送誤りによるスケールファクタ情報劣化から
の復帰時間を短縮することができる。
ァクタ情報で構成されたフレームを一定の時間間隔ごと
に伝送する手段を設けたので、符号化方式を無線伝送に
用いた場合の伝送誤りによるスケールファクタ情報劣化
からの復帰時間を短縮することができる。
ァクタ情報と通常よりも多くの同期捕捉用同期ワードで
構成されたフレームを一定の時間間隔ごとに伝送する手
段を設けたので、符号化方式を無線伝送に用いた場合の
伝送誤りによるスケールファクタ情報劣化からの復帰時
間を短縮することができる。
ープ化されたスケールファクタ情報または同期捕捉用同
期ワードもしくはその両方で構成されるフレームをミュ
ート処理する手段と、データ補間処理を復号処理部のデ
ジタル信号に対して実施する手段とを設けたので、符号
化および復号方式により発生する1フレーム分のデータ
ブランクをユーザーインターフェースレベルで検知され
ないようにすることができる。
ープ化されたスケールファクタ情報または同期捕捉用同
期ワードもしくはその両方で構成されるフレームをミュ
ート処理する手段と、データ補間処理を復号処理部のア
ナログ信号に対して実施する手段とを設けたので、符号
化および復号方式により発生する1フレーム分のデータ
ブランクをユーザーインターフェースレベルで検知され
ないようにすることができる。
施する手段を設けたので、符号化方式を無線伝送に用い
た場合の伝送誤りを低減し、かつシステムの処理量を軽
減することができる。
誤り耐性に応じて訂正能力の異なる誤り訂正符号化処理
を実施する手段を設けたので、符号化方式を無線伝送に
用いた場合の伝送誤りを低減し、かつ符号化ビットレー
トの低減することができる。
で、符号化方式を無線伝送に用いた場合の伝送誤りを低
減し、かつ符号化ビットレートの低減することができ
る。
ので、符号化方式を無線伝送に用いた場合の伝送誤りを
低減し、かつ符号化ビットレートの低減することができ
る。
誤り耐性に応じて異なる誤り訂正符号を用いる誤り訂正
符号化処理手段を設けたので、符号化方式を無線伝送に
いた場合の伝送誤りを低減し、かつ符号化ビットレート
の低減することができる。
る手段を設けたので、符号化方式を無線伝送にいた場合
の伝送誤りを低減し、かつ符号化ビットレートの低減す
ることができる。
付けに応じてフレーム内に誤り訂正符号化しないビット
を設けたので、符号化ビットレートの低減することがで
きる。
するスケールファクタ更新情報の変化を考慮せず固定的
に誤り訂正符号化処理をおこなう手段を設けたので、符
号化処理量の低減することができる。
影響を考慮した形で並び替える手段を設けたので、ユー
ザーインターフェースレベルでの符号誤りによる劣化を
低減することができる。
る1フレーム当たりの誤りビット数に応じて、該当フレ
ームのミュート処理を行う手段と、データ補間処理を復
号処理部のデジタル信号に対して実施する手段とを設け
たので、無線伝送で発生する符号誤りをユーザーインタ
ーフェースレベルで検知されないようにすることができ
る。
る1フレーム当たりの誤りビット数に応じて、該当フレ
ームのミュート処理を行う手段と、データ補間処理を復
号処理部のアナログ信号に対して実施する手段とを設け
たので、無線伝送で発生する符号誤りをユーザーインタ
ーフェースレベルで検知されないようにすることができ
る。
リーブ処理を行い、復号処理の無線伝送フレーム解析時
にデインターリーブ処理を実施する構成としたので、符
号化方式を無線伝送に用いた場合のバースト的な伝送誤
りを低減し、かつインターリーブ処理時のバッファリン
グによる遅延時間を低減することができる。
率で伝送する必要のある装置における低遅延、低符号化
ビットレートを両立した伝送の実現や処理量の低減に伴
う小型化、低消費電力化、情報量の多い高品質な音楽、
音声等を記録するため圧縮処理をおこなう場合の待ち時
間の低減、これらのアプリケーションにおける使用時の
実効的な品質の改善等といった有利な効果が得られる。
号化方式のブロック図、
号化および復号方式の周波数帯域分割と処理上限周波数
の関係図、
符号化および復号方式のフレーム構成図、
復号方式のブロック図、
符号化方式のブロック図、
符号化および復号方式の分割帯域数とスケールファクタ
情報の帯域数の関係図、
符号化および復号方式のフレーム構成図、
復号方式のブロック図、
符号化および復号方式の周波数帯域分割のグループ化説
明図、
ド符号化および復号方式の周波数帯域分割のグループ化
説明図、
ド符号化および復号方式の周波数帯域分割のグループ化
説明図、
ド符号化方式の符号化処理タイミングチャート、
ド復号方式の復号処理タイミングチャート、
ド符号化方式の符号化処理タイミングチャート、
ド復号方式の復号処理タイミングチャート、
ド符号化および復号方式の周波数特性図、
ド符号化および復号方式の周波数特性図、
ド符号化方式のブロック図、
ド符号化方式の無線伝送フレーム構成図、
ド復号方式のブロック図、
ド符号化方式の無線伝送フレーム構成図、
ド符号化方式のブロック図、
ド符号化方式の無線伝送フレーム構成図、
ド符号化方式の無線伝送フレーム構成図、
ド復号方式のブロック図、
ド復号方式のフレーム補間制御処理タイミングチャー
ト、
ド復号方式のブロック図、
ド符号化方式のブロック図、
ド復号方式のブロック図、
ド復号方式の誤り訂正符号化処理フレーム構成図、
ド復号方式の誤り訂正符号化処理フレーム構成図、
ド符号化方式のブロック図、
ド復号方式のブロック図、
ド復号方式の誤り訂正符号化処理フレーム構成図、
ド符号化方式のブロック図、
ド復号方式のブロック図、
ド復号方式の誤り訂正符号化処理フレーム構成図、
ド復号方式の誤り訂正符号化処理フレーム構成図、
ド復号方式の誤り訂正符号化処理フレーム構成図、
ド復号方式の誤り訂正符号化処理フレーム構成図、
ド復号方式の誤り訂正符号化処理フレーム構成図、
ド復号方式の誤り訂正符号化処理フレーム構成図、
ド復号方式の誤り訂正符号化処理フレーム構成図、
ド復号方式のブロック図、
ンド復号方式のブロック図、
システム概略ブロック図、
ステム概略ブロック図である。
段 a04 ビット割り当て導出手段 a05 スケールファクタフラグ導出手段 a06 再量子化手段 a07 フレーム構成手段 a08 無線伝送フレーム構成手段 a09 誤り訂正符号化出力信号 a10 無線伝送フレーム解析手段 a11 フレーム解析手段 a12 スケールファクタ検出手段 a13 ビット割当て導出手段 a14 帯域分割信号導出手段 a15 帯域合成手段 a16 フレーム補間処理手段 a17 アナログ−デジタル変換手段 a18 誤り訂正符号化復号手段 a96 畳み込み符号化復号手段 a97 畳み込み符号化手段 a98 BCH符号化復号手段 a99 BCH符号化手段 a101 帯域分割手段 a102 時間−周波数変換手段 a103 周波数解析手段 a104 符号化手段 a105 フレーム解析手段 a106 復号手段 a107 帯域合成手段 s00 符号化入力信号 s01 帯域分割信号 s02 スケールファクタ情報 s03 グループ化スケールファクタ情報 s04 ビット割り当て情報 s05 スケールファクタフラグ情報 s06 スケールファクタ更新情報 s07 グループ化スケールファクタ更新情報 s08 再量子化出力信号 s08a 再量子化出力信号の一部の情報 s08b 再量子化出力信号の一部の情報 s09 符号化出力信号 s10 復号入力信号 s11 再量子化信号 s12 スケールファクタ更新情報 s13 スケールファクタフラグ情報 s14 グループ化スケールファクタ更新情報 s15 グループ化スケールファクタフラグ情報 s16 グループ化スケールファクタ情報 s17 ビット割り当て情報 s18 帯域分割信号 s19 復号出力信号 s20 スケールファクタ情報 s89 誤り検出信号 s90 畳み込み符号化信号 s91 畳み込み符号化出力信号 s92 BCH符号化信号 s93 BCH符号化出力信号 s94 誤り訂正符号化信号 s95 誤り訂正符号化出力信号 s96 アナログ出力信号 s97 補間出力信号 s98 フレーム補間制御信号 s99 無線伝送符号化出力信号 s101 符号化デジタル入力信号 s102 帯域分割信号 s103 周波数情報 s104 ビット割り当て情報 s105 符号化出力信号 s106 復号入力信号 s107 フレーム解析情報 s108 帯域分割信号 s109 復号出力信号 header 符号化フレーム同期用信号などのヘッダ
情報 i(z) 時刻zにおける符号化入力および出力サ
ンプル f1〜f14 14グループ化帯域分割における各スケー
ルファクタ値 b1〜b16 14グループ化帯域分割における各スケー
ルファクタと最小可聴値の比 sync 無線伝送付加情報 scf1〜scfm 第1〜m帯域のスケールファクタ情報 sy 無線伝送付加情報 output 符号化処理信号直接出力命令 mute フレーム補間命令 FEC1〜3 誤り訂正符号語 BCH1〜3 BCH符号語 CNV1〜3 畳み込み符号語 FECA〜C 誤り訂正符号語
Claims (32)
- 【請求項1】 符号化入力信号の帯域分割をおこない帯
域分割信号を出力する帯域分割手段と、前記帯域分割信
号の各信号出力レベルに応じてスケールファクタ情報を
導出するスケールファクタ導出手段と、前記スケールフ
ァクタ情報を基にビット割り当て情報を計算するビット
割り当て導出手段と、前記スケールファクタ情報を基に
1フレーム前のフレームのスケールファクタ情報に対す
る更新情報であるスケールファクタフラグ情報とスケー
ルファクタ更新情報を出力するスケールファクタフラグ
導出手段と、前記帯域分割信号と前記スケールファクタ
情報および前記ビット割り当て情報に基づいて再量子化
をおこない再量子化出力信号を出力する再量子化手段
と、前記再量子化出力信号と前記スケールファクタフラ
グ情報と前記スケールファクタ更新情報を基に符号化フ
レームを構成し符号化出力信号を出力するフレーム構成
手段と、可聴帯域の上限周波数に基づいて前記再量子化
信号の分割帯域数を制限する手段とを具備することを特
徴とするサブバンド符号化方式。 - 【請求項2】 サブバンド符号化信号を復号入力信号と
してフレーム同期を取った上で再量子化信号とスケール
ファクタ更新情報とスケールファクタフラグ情報を検出
し出力するフレーム解析手段と、前記スケールファクタ
更新情報およびスケールファクタフラグ情報を基に全分
割帯域のスケールファクタ情報を出力するスケールファ
クタ検出手段と、前記スケールファクタ情報を基にビッ
ト割り当て情報を導出するビット割り当て導出手段と、
前記スケールファクタ情報および前記ビット割り当て情
報に基づいて前記再量子化信号より帯域分割信号を導出
する帯域分割信号導出手段と、前記帯域分割信号より帯
域合成をおこなう帯域合成手段とを具備することを特徴
とするサブバンド復号方式。 - 【請求項3】 前記スケールファクタ情報を基にグルー
プ化スケールファクタ情報を導出するグループ化スケー
ルファクタ情報導出手段と、前記グループ化スケールフ
ァクタ情報を基にビット割り当て情報を導出し出力する
ビット割り当て導出手段と、前記グループ化スケールフ
ァクタ情報を基に前記帯域分割信号を再量子化し再量子
化出力信号を出力する再量子化手段と、前記グループ化
スケールファクタ情報を基に1フレーム前のグループ化
スケールファクタ情報に対する更新情報であるグループ
化スケールファクタフラグ情報とグループ化スケールフ
ァクタ更新情報を出力するスケールファクタフラグ導出
手段と、前記グループ化スケールファクタフラグ情報と
前記グループ化スケールファクタ更新情報と前記再量子
化出力信号とより符号化出力信号を生成するフレーム構
成手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載のサブ
バンド符号化方式。 - 【請求項4】 サブバンド符号化信号を復号入力信号と
してフレーム同期を取った上で再量子化信号とグループ
化スケールファクタ更新情報およびグループ化スケール
ファクタフラグ情報などの符号化フレーム構成情報を検
出し出力するフレーム解析手段と、前記グループ化スケ
ールファクタ更新情報およびグループ化スケールファク
タフラグ更新情報よりグループ化スケールファクタ情報
を導出するスケールファクタ検出手段と、前記グループ
化スケールファクタ情報を基にビット割り当て情報を導
出するビット割り当て導出手段と、前記グループ化スケ
ールファクタ情報と前記ビット割り当て情報と前記再量
子化信号とを基に帯域分割信号を導出する帯域分割信号
導出手段とを備えたことを特徴とする請求項2記載のサ
ブバンド復号方式。 - 【請求項5】 ((符号化入力信号サンプリング周波数
/2)/(帯域分割数)×(上限周波数分割帯域番
号))≧(アプリケーション上の上限周波数)を満足す
る最も小さい整数に基づいて上限周波数分割帯域番号を
決定して符号化処理上限周波数を設定する手段を設けた
ことを特徴とする請求項1、3記載のサブバンド符号化
方式。 - 【請求項6】 (サンプリング周波数)/2の帯域内を
32の分割帯域に分けて処理する場合に、前記スケール
ファクタ情報およびスケールファクタフラグ情報を6〜
20帯域群にグループ化して処理する手段を設けたこと
を特徴とする請求項1、3、5記載のサブバンド符号化
方式。 - 【請求項7】 符号化フレーム長を(分割帯域数)/
(サンプリング周波数)にする手段を設けたことを特徴
とする請求項1、3、5記載のサブバンド符号化方式。 - 【請求項8】 符号化フレーム長を(分割帯域数)×2
/(サンプリング周波数)にする手段を設けたことを特
徴とする請求項1、3、5記載のサブバンド符号化方
式。 - 【請求項9】 前記ビット割り当て導出手段に、各分割
帯域ごとに前記スケールファクタ情報とグループ化され
た帯域内における最小可聴曲線の最小値との比を求める
手段と、最小可聴値を考慮した全帯域のエネルギー比率
に基づいてビット割り当て情報を導出する手段とを設け
たことを特徴とする請求項3、5記載のサブバンド符号
化方式。 - 【請求項10】 前記ビット割り当て導出手段に、各分
割帯域ごとに前記スケールファクタ情報とグループ化さ
れた帯域内における最小可聴曲線の平均値との比を求め
る手段と、最小可聴値を考慮した全帯域のエネルギー比
率に基づいてビット割り当て情報を導出する手段とを設
けたことを特徴とする請求項3、5記載のサブバンド符
号化方式。 - 【請求項11】 前記ビット割り当て導出手段に、ビッ
ト割り当て情報の整数化処理において小数点以下切り捨
てにより発生する割り当て可能な余りビットを、エネル
ギー比率における小数点以下の値の大きい帯域順に割り
当てていく手段を設けたことを特徴とする請求項1、
3、5記載のサブバンド符号化方式。 - 【請求項12】 前記ビット割り当て情報導出手段に、
周波数領域における重み付け係数をかけた状態でビット
割り当て情報を導出する手段を設けたことを特徴とする
請求項1、3、5記載のサブバンド符号化方式。 - 【請求項13】 前記ビット割り当て情報導出手段に、
各分割帯域のスケールファクタ情報ごとの重み付け係数
をかけた状態でビット割り当て情報を導出する手段を設
けたことを特徴とする請求項1、3、5記載のサブバン
ド符号化方式。 - 【請求項14】 符号化におけるフレーム長を伝送フレ
ーム長とする手段と、符号化時に同期ワードなどの伝送
に必要な情報を付加する手段とを設けたことを特徴とす
る請求項1、3、5記載のサブバンド符号化方式。 - 【請求項15】 フレーム内の全ての情報が同期捕捉用
同期ワードであるフレームを一定の時間間隔ごとに伝送
する手段を設けたことを特徴とする請求項1、3、5記
載のサブバンド符号化方式。 - 【請求項16】 グループ化された全てのスケールファ
クタ情報で構成されたフレームを一定の時間間隔ごとに
伝送する手段を設けたことを特徴とする請求項1、3、
5記載のサブバンド符号化方式。 - 【請求項17】 グループ化された全てのスケールファ
クタ情報と通常よりも多くの同期捕捉用同期ワードで構
成されたフレームを一定の時間間隔ごとに伝送する手段
を設けたことを特徴とする請求項1、3、5記載のサブ
バンド符号化方式。 - 【請求項18】 一定の時間間隔で送られてくるグルー
プ化されたスケールファクタ情報または同期捕捉用同期
ワードもしくはその両方で構成されるフレームをミュー
ト処理する手段と、データ補間処理を復号処理部のデジ
タル信号に対して実施する手段とを設けたことを特徴と
する請求項2、4記載のサブバンド復号方式。 - 【請求項19】 一定の時間間隔で送られてくるグルー
プ化されたスケールファクタ情報または同期捕捉用同期
ワードもしくはその両方で構成されるフレームをミュー
ト処理する手段と、データ補間処理を復号処理部のアナ
ログ信号に対して実施する手段とを設けたことを特徴と
する請求項2、4記載のサブバンド復号方式。 - 【請求項20】 符号化時に誤り訂正符号化処理を実施
する手段を設けたことを特徴とする請求項1、3、5記
載のサブバンド符号化方式。 - 【請求項21】 符号化フレームを構成する各情報の誤
り耐性に応じて訂正能力の異なる誤り訂正符号化処理を
実施する手段を設けたことを特徴とする請求項20記載
のサブバンド符号化方式。 - 【請求項22】 BCH符号を用いる手段を設けたこと
を特徴とする請求項20記載のサブバンド符号化方式。 - 【請求項23】 畳み込み符号を用いる手段を設けたこ
とを特徴とする請求項20記載のサブバンド符号化方
式。 - 【請求項24】 符号化フレームを構成する各情報の誤
り耐性に応じて異なる誤り訂正符号を用いる誤り訂正符
号化処理手段を設けたことを特徴とする請求項20記載
のサブバンド符号化方式。 - 【請求項25】 BCH符号と畳み込み符号で実現する
手段を設けたことを特徴とする請求項24記載のサブバ
ンド符号化方式。 - 【請求項26】 符号化フレームにおける情報の重み付
けに応じてフレーム内に誤り訂正符号化しないビットを
設けたことを特徴とする請求項20記載のサブバンド符
号化方式。 - 【請求項27】 前記符号化フレームごとに情報量の変
化するスケールファクタ更新情報の変化を考慮せず固定
的に誤り訂正符号化処理をおこなう手段を設けたことを
特徴とする請求項20〜26記載のサブバンド符号化方
式。 - 【請求項28】 再量子化出力信号を符号誤りによる影
響を考慮した形で並び替える手段を設けたことを特徴と
する請求項27記載のサブバンド符号化方式。 - 【請求項29】 誤り訂正符号化復号手段で検出される
1フレーム当たりの誤りビット数に応じて、該当フレー
ムのミュート処理を行う手段と、データ補間処理を復号
処理部のデジタル信号に対して実施する手段とを設けた
ことを特徴とする請求項2、4記載のサブバンド復号方
式。 - 【請求項30】 誤り訂正符号化復号手段で検出される
1フレーム当たりの誤りビット数に応じて、該当フレー
ムのミュート処理を行う手段と、データ補間処理を復号
処理部のアナログ信号に対して実施する手段とを設けた
ことを特徴とする請求項2、4記載のサブバンド復号方
式。 - 【請求項31】 符号化のフレーム構成時にインターリ
ーブ処理を行う手段を設けたことを特徴とする請求項
1、3、5記載のサブバンド符号化方式。 - 【請求項32】 復号処理の無線伝送フレーム解析時に
デインターリーブ処理を実施する手段を設けたことを特
徴とする請求項2、4記載のサブバンド復号方式。
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