JP2001044047A - コイルボビンおよびコイル装置 - Google Patents

コイルボビンおよびコイル装置

Info

Publication number
JP2001044047A
JP2001044047A JP11219339A JP21933999A JP2001044047A JP 2001044047 A JP2001044047 A JP 2001044047A JP 11219339 A JP11219339 A JP 11219339A JP 21933999 A JP21933999 A JP 21933999A JP 2001044047 A JP2001044047 A JP 2001044047A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
coil winding
coil bobbin
winding portion
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11219339A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Kajiyama
隆啓 梶山
Takashi Kajiyama
貴嗣 梶山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP11219339A priority Critical patent/JP2001044047A/ja
Publication of JP2001044047A publication Critical patent/JP2001044047A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】小型、かつ、薄型でありながら、機械的強度の
高いコイルボビンおよびコイル装置を提供する。 【解決手段】コイル巻回部1は、軸方向Oに貫通する矩
形状コア挿通孔を有する筒体であって、外周面が曲面の
組み合わせによって構成され、軸方向Oに直交する平面
で切断したときに現れる断面で見て、コア挿入孔の内周
面を構成する一面の一辺と、一辺と向き合う外周縁との
間の厚みが、一辺の両端側で薄く、両端側から中間部に
向かうにつれて増大する断面形状を有する。上鍔部3、
5は、コイル巻回部1の軸方向Oの一端部において、コ
イル巻回部1の径方向に互いに間隔を隔てて併設され
る。下鍔部7、9は、コイル巻回部1の軸方向Oの他端
部において、コイル巻回部1の径方向に互いに間隔を隔
てて併設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイルボビンおよ
びこのコイルボビンを用いたコイル装置に関する。更に
詳しくは、面実装部品(以下SMDと称する)として好
適な改良されたコイルボビンに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、電子機器の小型化及び薄型化の進
展に伴い、チョークコイルやトランス等のコイル装置に
対する小型化、薄型化及びSMD化の要求が極めて強く
なっている。一般に、コイル装置は、コイルボビンと、
コイルと、コアとを有する。コイルボビンは、コイル巻
回部が筒状に形成され、鍔部がコイル巻回部の軸方向の
端部に備えられている。コイルは、コイルボビンのコイ
ル巻回部の外周面に巻装される。コアは、コイル巻回部
の内径孔を通り、鍔部を跨ぐように配置される。
【0003】上述のように、従来の一般的なコイル装置
では、コアが鍔部を跨ぐように配置されるから、全体の
厚み(長さ)がコイルボビンの全長と、コアの厚みを加
算した寸法以下に小型化及び薄型化することができな
い。
【0004】薄型化及び小型化の手段として、例えば実
開昭61ー188319号公報は、コイルボビンを用い
ずに、端子板の上にドラム状コアを搭載する高周波コイ
ルを開示している。また、特開平8ー64434号公報
は、コイルボビンも、端子板も用いずに、ドラム状コア
に端子を直接に取り付けた面実装型インダクタを開示し
ている。
【0005】しかしながら、実開昭61ー188319
号公報に開示された技術の場合、装置全体としての厚さ
(長さ)がコイルボビンの全長に端子板の厚みを加算し
た厚みになるため、小型化及び薄型化には限界があっ
た。
【0006】特開平8ー64434号公報に開示された
面実装型インダクタでは、コアの薄型化及び小型化が進
むにつれて、端子の取り付け機械強度が低下し、コアの
破損等を生じ易くなる。しかも、端子をコアに直接に装
着しなければならないので、コアの材料として、電気絶
縁抵抗の高いものを使用しなければならず、磁気的特性
が犠牲になることがある。
【0007】更に、コイルボビンを有する場合におい
て、薄型化および小型化に有効な先行技術文献として
は、実開平5−66946号公報を挙げることができ
る。この先行技術文献は、円筒体状のコイル巻回部の軸
方向の両端部において、2つの鍔部がコイル巻回部の径
方向に互いに間隔を隔てて備えられたコイルボビン、お
よび、それを用いたコイル装置を開示している。この従
来技術の場合、コアがコイルボビンに包含され、コイル
装置の厚みが、コイルボビンの厚み以上にならないか
ら、薄くできる。
【0008】しかしながら、鍔部をコイル巻回部の径方
向に間隔を隔てて備えたことにより、各鍔部とコイル巻
回部との接合面積が大幅に減少し、それに伴い、コイル
ボビンの機械的強度が低下してしまう。このため、特
に、小型化及び薄型化を図った場合、鍔部に加わる外力
によって、コイルボビンが捻じれたり、破損するおそれ
があった。
【0009】実開平5ー66946号公報に開示された
コイル装置において、コイル巻回部を円筒体状から角形
筒体状に変更した場合、コイルボビンの機械的強度は向
上する。しかし、この場合でも、鍔部をコイル巻回部の
径方向に間隔を隔てて備えた構造をとる限り、上述した
捻じれ及び破損等の問題を完全に解決することはできな
い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、小
型、かつ、薄型でありながら、機械的強度の高いコイル
ボビンおよびコイル装置を提供することである。
【0011】本発明のもう一つの課題は、磁気特性の優
れたコイルボビン及びコイル装置を提供することであ
る。
【0012】本発明の更にもう一つの課題は、高信頼度
の端子支持構造を実現し得るコイルボビン及びコイル装
置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明に係るコイルボビンは、コイル巻回部と、
上鍔部と、下鍔部とを含む。前記コイル巻回部は、軸方
向に貫通する矩形状コア挿通孔を有する筒体であって、
外周面が曲面の組み合わせによって構成され、前記軸方
向に直交する平面で切断したときに現れる断面で見て、
前記コア挿入孔の内周面を構成する一面の一辺と、前記
一辺と向き合う前記外周縁との間の厚みが、前記一辺の
両端側で薄く、前記両端側から中間部に向かうにつれて
増大する断面形状を有する。
【0014】前記上鍔部は、2つであって、それぞれ
は、前記コイル巻回部の前記軸方向の一端部において、
前記コイル巻回部の前記径方向に互いに間隔を隔てて併
設されている。前記下鍔部は、2つであって、それぞれ
は、前記コイル巻回部の前記軸方向の他端部において、
前記コイル巻回部の前記径方向に互いに間隔を隔てて併
設されている。前記2つの上鍔部および前記2つの下鍔
部は、互いにほぼ平行である。
【0015】本発明に係るコイルボビンは、コイルと、
コアと共に、コイル装置を構成する。前記コイルは、前
記コイル巻回部の外周面に巻装される。前記コアは、前
記コイルボビンに組み合わされる。
【0016】上述したように、本発明に係るコイルボビ
ンでは、上鍔部がコイル巻回部の軸方向の一端部に設け
られており、下鍔部がコイル巻回部の軸方向の他端部に
設けられているから、コイル巻回部に巻かれたコイル
が、上下鍔部によって巻き領域が画定され、コイル巻回
部からはみ出すことがない。
【0017】上鍔部は、2つであって、それぞれがコイ
ル巻回部の径方向に互いに間隔を隔てて設けられてい
る。また、下鍔部も、2つであって、それぞれがコイル
巻回部の径方向に互いに間隔を隔てて設けられている。
2つの上鍔部および2つの下鍔部は、それぞれが互いに
ほぼ平行である。この構造によれば、2つの上鍔部の間
に生じた間隔、および、2つの下鍔部の間に生じた間隔
にコアを収納し、全体の長さ(高さ)をコイルボビンの
軸方向長さ(高さ)によって定まる寸法に押さえること
ができる。したがって、コイル装置の小型化及び薄型化
が可能となる。
【0018】コイル巻回部は、軸方向に貫通する矩形状
コア挿通孔を有する筒体であるから、円筒体のコイル巻
回部を有するコイルボビンよりも、機械的強度の高いコ
イルボビンが得られる。
【0019】コイル巻回部は、外周面が曲面の組み合わ
せによって構成されており、軸方向に直交する平面で切
断したときに現れる断面で見て、矩形状コア挿通孔の内
周面を構成する一面の一辺と、前記一辺と向き合う外周
縁との間の厚みが、一辺の両端側で薄く、両端側から中
間部に向かうにつれて増大する。この構造によれば、上
下鍔部のそれぞれを2つに分割したことによって生じ得
る機械的強度の低下を、コイル巻回部の外周面を外側に
膨張させ、上下鍔部のそれぞれとコイル巻回部との接合
面積を増大させることによって回避することができる。
このため、更に機械的強度の高いコイルボビン及びコイ
ル装置が得られ、コイルボビンに外力が加わった場合で
も、捻じれたり、破損することがなくなる。
【0020】角型筒体のコイル巻回部を有する従来のコ
イルボビンにおいては、コイル巻回部の外周面にコイル
を巻いていく際、コイルが外側に膨らみ、コイルとコイ
ル巻回部の外周面との間に隙間が生じ、コイルの巻き緩
み、コアに対するコイルの結合度の低下等を生じてい
た。
【0021】これに対して、本発明に係るコイルボビン
において、コイル巻回部は、外周面が曲面の組み合わせ
によって構成されているから、コイルがコイル巻回部の
外周面に密着して巻かれ、巻き緩みがなくなる。したが
って、コイルの巻き姿が安定し、安定した磁気特性が得
られる。
【0022】更に、本発明に係るコイルボビンは、上鍔
部と、下鍔部とを含み、上鍔部及び下鍔部は、コイル巻
回部の軸方向の一端部及び他端部に併設されているか
ら、端子をコアに装着する従来技術と異なって、コイル
ボビンの一部である上鍔部または下鍔部を、端子支持台
として利用することができる。このため、高信頼度の端
子支持構造を実現し得る。しかも、端子をコアに装着す
る従来技術と異なって、コアの材料として、電気絶縁抵
抗が低く、磁気的特性の優れたものを用いることができ
るので、高性能のコイル装置を実現できる。
【0023】本発明の他の目的、構成および利点につい
ては、実施例である添付図面を参照し、更に詳しく説明
する。
【0024】
【発明の実施の形態】<コイルボビン>図1は本発明に
係るコイルボビンの斜視図、図2は図1に示したコイル
ボビンの正面図、図3は図2の3−3線に沿った断面図
である。本発明に係るコイルボビンは、コイル巻回部1
と、上鍔部3、5と、下鍔部7、9とを有する。このよ
うなコイルボビンは、耐熱性および強度を満たす適当な
プラスチック材料の成型品として得られる。具体例とし
ては、LCP、PPS、PBT、PET等の可塑性樹
脂、または、フェノール、DAP樹脂等の熱硬化性樹脂
が挙げられる。コイル巻回部1、上鍔部3、5および下
鍔部7、9は同体に成型された成型体である。
【0025】コイル巻回部1は、軸方向Oに貫通するコ
ア挿通孔100を有する筒体であって、外周面が曲面の
組み合わせによって構成されており、内周面が平面を矩
形状に組み合わせて構成されている。コア挿通孔100
は、口形が矩形状である。
【0026】筒体のコイル巻回部1を、軸方向Oに直交
する平面で切断したときに現れる断面で見ると、矩形状
のコア挿通孔100に含まれる一辺と、一辺と向き合う
外周縁との間の厚みが、一辺の両端側で薄く、両端側か
ら中間部に向かうにつれて増大する。
【0027】実施例では、コイル巻回部1は、4つの壁
面部101、102、103、104で囲まれた筒体で
ある。この筒体を軸方向Oに直交する平面で切断したと
きに現れる断面で見ると、コア挿通孔100は、4辺3
5、37、39、41が長方形状に組み合わされた口形
をしており、外周縁は、曲率中心の位置が異なる4つの
円弧43、45、47、49で構成される(図3参
照)。円弧43は一辺35と向き合い、円弧45は一辺
37と向き合い、円弧47は一辺39と向き合い、円弧
49は一辺41と向き合う。壁面部101は、円弧43
と一辺35とで挟まれた領域であり、壁面部102は、
円弧45と一辺37とで挟まれた領域であり、壁面部1
03は、円弧47と一辺39とで挟まれた領域であり、
壁面部104は、円弧49と一辺41とで挟まれた領域
である(図3参照)。
【0028】図示はしないが、円弧43、45、47、
49は、曲率および曲率中心の位置が等しくてもよい。
即ち、コイル巻回部1の外周縁は、円形状であってもよ
い。また、図示はしないが、コア挿通孔10は、断面形
状が正方形状であってもよい。
【0029】上鍔部3、5は、コイル巻回部1の軸方向
Oの一端部において、それぞれがコイル巻回部1の径方
向に互いに間隔G1を隔てて設けられている。
【0030】実施例では、上鍔部3、5は、略平板状で
ある。上鍔部3は、長手方向の両端301、302と、
幅方向の一端303とがコイル巻回部1の外周面より外
側に突出しており、幅方向の他端側の下面が側面部10
1の上端面に連続している。上鍔部5は、長手方向の両
端501、502と、幅方向の他端503とがコイル巻
回部1の外周面より外側に突出しており、幅方向の一端
側の下面が側面部103の上端部にに連続している。
【0031】更に、実施例では、上鍔部3、5のそれぞ
れは、上面側に、コイル巻回部1の軸方向Oの中心から
径方向の外側に向かって、その厚みが小さくなる傾斜部
30、50を有する。
【0032】下鍔部7、9は、コイル巻回部1の軸方向
Oの他端部において、それぞれがコイル巻回部1の径方
向に互いに間隔G2を隔てて設けられている。
【0033】実施例では、下鍔部7、9は、平板状であ
る。下鍔部7は、長手方向の両端701、702と、幅
方向の一端703とがコイル巻回部1の外周面より外側
に突出しており、幅方向の他端側の上面が側面部101
の下端面に連続している。上鍔部9は、長手方向の両端
901、902と、幅方向の他端903とがコイル巻回
部1の外周面より外側に突出しており、幅方向の一端側
の上面が側面部103の下端面に連続している。
【0034】上鍔部3、5および下鍔部7、9は、それ
ぞれが互いにほぼ平行である。間隔G1、G2は、コア
挿通孔10を構成する4辺の内の2辺37、41の長さ
に対応して設定される。
【0035】更に、実施例では、端子11、13、1
5、17を有する。端子11、13、下鍔部7に埋め込
まれ下鍔部7の幅方向の一端側の側面から、長さd1だ
け突出している。端子15、17は、下鍔部9に埋め込
まれ、幅方向の他端側の側面から、長さd1だけ突出し
ている。端子11、13、15、17の本数はコイル数
に応じて選定されるもので、実施例に限定されるもので
はない。
【0036】図4は端子を拡大して示す斜視図、図5は
図3の5−5線に沿った断面図である。次に、端子11
の構造について、図面を参照しながら、更に詳しく説明
する。他の端子13、15、17については、説明を省
略する。
【0037】端子11は、第1の端子部111と、第2
の端子部112と、第3の端子部113と、第4の端子
部114とを含む。第1の端子部111は、長さ方向X
の一端側が切欠19に沿って延び、更に、長さ方向Xの
他端側が下鍔部7の側面から突出している。第1の端子
部111は、コイル絡げ部の役割を果たす。
【0038】第2の端子部112は、長さ方向Xの中間
部が、長さ方向Xの一端側と他端側との間に段差Δgを
生じるように折り曲げられ、第1の端子部111と平行
に配置されている。第2の端子部112は、全体とし
て、下鍔部7に埋め込まれており、長さ方向Xの他端側
の下面だけが下鍔部7から露出している。第2の端子部
112は、回路基板取り付け部の役割を果たす。
【0039】第3の端子部113は、第1の端子部11
1と第2の端子部112との間に配置され、第1の端子
部111の長さ方向Xの一端と、第2の端子部112の
長さ方向Xの一端とを連結し、全体として下鍔部7に埋
め込まれている。
【0040】第4の端子部114は、第1の端子部11
1の長さ方向Xの一端において、幅方向Yの他方側に備
えられ、全体として下鍔部7に埋め込まれている。
【0041】端子11は、コバール、42アロイのよう
な鉄系とリン青銅、銅系合金にハンダメッキしたものを
使用する。ハンダメッキは、端子11を下鍔部7に埋め
込んだ後に行なってもよい。
【0042】<コイル装置>図6は本発明に係るコイル
装置の分解斜視図、図7は本発明に係るコイル装置の斜
視図、図8は図7の8−8線に沿った断面図である。図
において、図1〜3に示した構成部分と同一の構成部分
には、同一の参照符号を付してある。図6〜8に示した
コイル装置は、チョークコイルとして用いている。
【0043】本発明に係るコイル装置は、コイルボビン
27と、コイル29と、コア31、33とを有する。コ
イルボビン27は、図1〜図5に示したものが用いられ
る。
【0044】コイル29は、コイルボビン27のコイル
巻回部1の外周面に巻装される。実施例では、コイル2
9の一端291は、端子11に絡げられる。コイル29
の中間部は、コイル巻回部1に巻き回され、再び、引き
出される。コイル29の他端292は、端子13に絡げ
られる。また、コイル29には、ポリウレタン被覆銅線
などが用いられる。
【0045】コア31、33は、巻線ハンダ付けの済ん
だコイルボビン27に組み合わされる(図7、8参
照)。コア31は、コイルボビン27の上鍔部3、5の
間に生じた間隔G1に配置され、コア33は、コイルボ
ビン27の下鍔部7、9の間に生じた間隔G2に配置さ
れる。このとき、コア31、33は、接着剤で接続さ
れ、必要に応じてギャップを設ける。
【0046】コア31、33は、Ni−Zn系フェライ
トコア、Mn−Zn系フェライトコアあるいは金属系コ
ア等、材質は何でもよい。実施例では、コア31にはI
型コアが用いられ、コア33にはE型コアが用いられ
る。図示はしないが、コア31にE型コアを用い、コア
33にI型コアを用いてもよいし、コア31、33の両
者共に、E型コアを用いてもよい。
【0047】上述したように、上鍔部3、5は、コイル
巻回部1の軸方向Oの一端部に設けられている。下鍔部
7、9は、コイル巻回部1の軸方向Oの他端部に設けら
れている。この構造によれば、コイル巻回部1に巻かれ
たコイル29は、上鍔部3、5および下鍔部7、9によ
って、コイル巻回部1の軸方向Oの両端からのはみ出し
が阻止される(図6参照)。
【0048】上鍔部3、5は、コイル巻回部1の径方向
に互いに間隔を隔てて設けられており、下鍔部7、9
は、コイル巻回部1の径方向に互いに間隔G2を隔てて
設けられている(図3参照)。この構造によれば、間隔
G1にコア31を収納し、間隔G2にコア33を収納す
ることができる(図7参照)。したがって、コイル装置
の薄型化が可能となる。
【0049】実施例では、コイル装置の厚みは、コイル
ボビン27の厚みと同じである(図8参照)。コア3
1、33は、コイルボビン27の内部に包含され、保護
されるため、組み立て工程、または、運搬の際に、破損
したり、または、欠損することがない。
【0050】コイル巻回部1は、軸方向Oに貫通するコ
ア挿通孔100を有する筒体である。コア挿通孔100
は、孔形が矩形状である。したがって、円筒体のコイル
巻回部を有するコイルボビンよりも、機械的強度の高い
コイルボビン27が得られる。
【0051】コイル巻回部1は、外周面が曲面の組み合
わせによって構成され、内周面が4平面部の組み合わせ
によって構成されている。コイル巻回部1を、軸方向O
に直交する平面で切断したときに現れる断面で見て、矩
形状のコア挿通孔100に含まれる一辺と、前記一辺と
向き合う外周縁との間の厚みが、一辺の両端側で薄く、
両端側から中間部に向かうにつれて増大する。この構造
によれば、上鍔部3、5および下鍔部7、9のそれぞれ
を2つに分割したことによって生じ得る機械的強度の低
下を、コイル巻回部1の外周面を外側に膨張させ、上鍔
部3、5および下鍔部7、9のそれぞれとコイル巻回部
1との接合面積を増大させることによって回避すること
ができる。このため、更に機械的強度が高いコイルボビ
ン27及びコイル装置が得られ、コイルボビン27に外
力が加わった場合でも、捻じれたり、破損することがな
くなる。
【0052】従来、角型筒体のコイル巻回部を有するコ
イルボビンにおいて、コイル巻回部の外周面にコイルを
巻いていく際、コイルが外側に膨らみ、コイルとコイル
巻回部の外周面との間に、隙間が生じていた。これに対
して、本発明に係るコイルボビンにおいて、コイル巻回
部1は、外周面が曲面の組み合わせによって構成されて
いるから、コイル29がコイル巻回部1の外周面に密着
して巻かれ、巻き緩みがなくなる。したがって、コイル
29の巻き姿が安定し、安定した磁気特性が得られる。
【0053】更に、本発明に係るコイルボビンにおい
て、上鍔部3、5び下鍔部7、9が、コイル巻回部1の
軸方向の一端部及び他端部に併設されているから、端子
をコアに装着する従来技術と異なって、コイルボビンの
一部である上鍔部3、5または上鍔部3、5を、端子支
持台として利用することができる。このため、高信頼度
の端子支持構造を実現し得る。しかも、端子をコアに装
着する従来技術と異なって、コア31、33の材料とし
て、磁気的特性の優れたものを用いることができるの
で、高性能のコイル装置を実現できる。例えば、コア3
1、33の材料として、電気絶縁抵抗は高いが磁気的特
性の劣るNi−Zn系フェライトコアに代えて、電気絶
縁抵抗は低いが磁気的特性に優れたMn−Zn系フェラ
イトコアあるいは金属系コア等を用いることができる。
【0054】更に、実施例では、上鍔部3、5のそれぞ
れは、上面側に、コイル巻回部1の軸方向Oの中心から
径方向の外側に向かって、その厚みが小さくなる傾斜部
30、50を有する。この構造によれば、コイル27を
コイル巻回部1に巻装した後に生じる上鍔部3、5の反
り、曲がり、および、それに伴って上鍔部3、5とコイ
ル巻回部1との境界部分に加わる外力による破損を防止
できる。
【0055】<コイルボビン>図9は本発明に係るコイ
ルボビンの別の実施例を示す斜視図、図10は図9に示
したコイルボビンの正面図、図11は図10の11ー1
1全に沿った拡大断面図である。図において、先に示さ
れた図面に現れた構成部分と同一の構成部分には、同一
の参照符号を付してある。
【0056】図示された実施例の特徴は、コイルボビン
が、切欠19、21、23、25を有することである。
切欠19、21は、下鍔部7において、互いに間隔g1
を隔てて設けられ、中間部から幅方向の一端側の側面7
03まで、幅方向に沿って長さL1だけ延びている。切
欠23、25は、下鍔部9において、互いに間隔g2を
隔てて設けられ、中間部から幅方向の他端側の側面90
3まで、幅方向に沿って長さL1だけ延びている。実施
例では、切欠19、21は、下鍔部7の上面から下面ま
で切り欠かれているが、下鍔部7の上面または下面の何
れかが切り欠かれていてもよい(図示しない)。切欠2
3、25についても同様である。
【0057】端子11は、一端側が切欠19に沿って露
出し、端子13は、一端側が切欠21に沿って露出して
いる。端子15は一端側が切欠23に沿って露出し、端
子17は一端側が切欠25に沿って露出している。切欠
19、21、23、25の長さL1は、下鍔部7、9の
機械的強度を損なわない範囲で、少なくとも巻線部の下
まで到達させる。
【0058】図12は端子と切欠との関係を拡大して示
す斜視図である。図12は端子11と切欠19との関係
のみを示すしているが、他の端子13、15、17と切
欠2、23、25との関係も端子11と切欠19との関
係と同様であるので、説明は省略する。端子11の第1
の端子部111は、長さ方向Xの一端側が切欠19に沿
って延び、更に、長さ方向Xの他端側が下鍔部7の側面
から突出している。第1の端子部111は、コイル絡げ
部の役割を果たす。
【0059】第2の端子部112は、長さ方向Xの中間
部が、長さ方向Xの一端側と他端側との間に段差Δgを
生じるように折り曲げられ、第1の端子部111と平行
に配置されている。第2の端子部112は、全体とし
て、下鍔部7に埋め込まれており、長さ方向Xの他端側
の下面だけが下鍔部7から露出している。第2の端子部
112は、回路基板取り付け部の役割を果たす。
【0060】第3の端子部113は、第1の端子部11
1と第2の端子部112との間に配置され、第1の端子
部111の長さ方向Xの一端と、第2の端子部112の
長さ方向Xの一端とを連結し、全体として下鍔部7に埋
め込まれている。
【0061】第4の端子部114は、第1の端子部11
1の長さ方向Xの一端において、幅方向Yの他方側に備
えられ、全体として下鍔部7に埋め込まれている。 <コイル装置>図13は図9〜12に示したコイルボビ
ンを組み込んだコイル装置の分解斜視図、図14は図1
3に示したコイル装置の組立状態を示す斜視図である。
図において、図6〜8に現れた構成部分と同一の構成部
分には、同一の参照符号を付してある。
【0062】この実施例では、コイルボビン27のコイ
ル巻回部1の外周面に巻装されたコイル29の一端29
1は、端子11に絡げられ、半田付けされている。コイ
ル29は、切欠19を経由してコイル巻回部1に巻き回
され、再び、切欠21に引き出される。コイル29の他
端292は、端子13に絡げられ、かつ、半田付けされ
ている。
【0063】図9〜12に示したコイルボビン及びこの
コイルボビンを用いた図13、14のコイル装置は、切
欠21、23と端子11、13との関係を除けば、図1
〜5に示したコイルボビン及びこのコイルボビンを用い
た図6〜8のコイル装置と実質的に同じ構造を有してい
るから、図1〜5に図示されたコイルボビン及び図6〜
8に示したコイル装置と同様の作用効果を奏する。
【0064】更に、上述した切欠21、23と端子1
1、13との関係を有することにより、次に述べるよう
な作用効果を奏する。
【0065】まず、コイル29の一端291が切欠19
の内部に収納されるので、コイルボビン27のコイル巻
回部1にコイル29を巻き回す際、コイル29をコイル
巻回部1の最基底部(コイル巻回部1と下鍔部7、9と
の境界)から巻き始めることができる。このため、同一
のコイル巻数であれば、図6〜8に示した実施例の場合
よりも、更に小型化することができる。図6〜8に示し
た実施例の場合、コイル29の一端291の上に積み重
なって巻かれることになるので、コイル巻回部1にコイ
ル1本分だけ、余分なスペースが必要になる。しかも、
図9〜14に示す実施例の場合、コイル29をコイル巻
回部1の最基底部から巻き始めることができるので、コ
イル巻回部1の上で、コイル29を適正な巻き姿態で巻
装することができる。
【0066】次に、コイルボビン27を薄くするために
は、コイル巻回部1だけでなく、上鍔部3、5および下
鍔部7、9も薄くしなければならない。上鍔部3、5お
よび下鍔部7、9を薄くすると、その熱容量が小さくな
る。ところが、下鍔部7、9には端子11、13が設け
られている。このため、薄型化により、下鍔部7、9の
熱容量が小さくなると、端子11、13に対するコイル
29の一端291、292の半田付け時等に、下鍔部
7、9の温度が上昇し、下鍔部7、9に熱変形または溶
融を生じやすくなる。
【0067】図9〜14に示した実施例の場合、既に述
べたように、端子11は、一端側が切欠19に沿って露
出している。端子13も、一端側が切欠21に沿って露
出している。この構造によれば、コイル29の一端29
1を端子11にハンダ付けし、コイル29の他端292
を端子13にハンダ付けする際、端子11、13に加え
られた熱を切欠19、21から逃がすことができるの
で、下鍔部7の温度上昇を抑え、変形または溶融するの
を防止できる。これは、端子15、17についても言え
ることである。したがって、端子11(13)の先端か
ら端子15(17)の先端までの距離G3を小さくし、
コイル装置を小型化できる。
【0068】上述した切欠放熱構造を持たない場合、下
鍔部7の側面からの端子11、13の突出量d1(図1
1参照)を大きくしなければならず、必然的に大型にな
る。例えば、ハンダ浴温度400〜410℃、ハンダ付
け時間1〜3秒というハンダ付け条件の下で、コイルの
一端291を端子11にハンダ付けし、コイルの他端2
92を端子13にハンダ付けする際、端子11、13か
ら伝わる熱によって、下鍔部7に変形、溶融等が生じな
いためには、下鍔部7の側面からの端子11、13の突
出量d1(図11参照)を0.7mm以上にする必要が
あった。
【0069】もし、突出量d1を0.6mm以下にする
と、端子11、13から伝わる熱によって、下鍔部7に
変形または溶融が発生する。甚だしいときは、ハンダ液
面の変動や端子をハンダ液面に浸漬する精度が保てない
と、下鍔部7が直接ハンダ液面に接触し、致命的なダメ
ージを受けてしまう。
【0070】次に、実測データを参照して、図9〜14
に示した実施例の効果をより具体的に説明する。
【0071】図13、14に示した構造を持つ試料番号
♯1のコイル装置と、図6〜8に示した構造を持つ試料
番号♯2、♯3のコイル装置とを用意した。表1は、試
料番号♯1〜♯3のコイル装置について、下鍔部からの
端子の突出量d1と、下鍔部の溶融または変形の有無
と、製品の大きさ(端子−端子間の距離)G3とを示し
たものである。ハンダ付け条件は、ハンダ浴温度を41
0℃とし、ハンダ付け時間を2秒とした。また、試料番
号♯1において、切欠の長さL1は、0.8mmであ
る。
【0072】表1に示すように、試料番号♯1のコイル
装置では、端子−端子間の距離G3は6.2mmであ
り、試料番号♯3と同じサイズまで小型化されているに
も関わらず、端子の露出部分の長さが1.4mm(=
0.8mm+0.6mm)と、試料番号♯2、試料番号
♯3のコイル装置よりも長い。このため、試料番号♯3
のコイル装置に、変形、溶融が発生するのに対し、試料
番号♯1のコイル装置に、変形、溶融は発生しない。
【0073】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。 (a)小型、かつ、薄型でありながら、機械的強度の高
いコイルボビンおよびコイル装置を提供することができ
る。 (b)磁気特性の優れたコイルボビン及びコイル装置を
提供することができる。 (c)高信頼度の端子支持構造を実現し得るコイルボビ
ン及びコイル装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコイルボビンを示す斜視図であ
る。
【図2】図1に示したコイルボビンの正面図である。
【図3】図2の3−3線に沿った断面図である。
【図4】図1に示したコイルボビンの端子を拡大して示
す斜視図である。
【図5】図3の5−5線に沿った断面図である。
【図6】本発明に係るコイル装置の分解斜視図である。
【図7】本発明に係るコイル装置の斜視図である。
【図8】図7の8−8線に沿った断面図である。
【図9】本発明に係るコイル装置の別の実施例を示す斜
視図である。
【図10】本発明に係るコイルボビンの別の実施例を示
す斜視図である。
【図11】図10の11ー11線に沿った断面図であ
る。
【図12】図9に示したコイルボビンの端子を拡大して
示す斜視図である。
【図13】図9〜12に示したコイルボビンを用いた本
発明に係るコイル装置の分解斜視図である。
【図14】図13に示したコイル装置の組立状態を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 コイル巻回部 3、5 上鍔部 7、9 下鍔部 11〜17 端子 19〜25 切欠 27 コイルボビン 29 コイル 31、33 コア

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル巻回部と、上鍔部と、下鍔部とを
    含むコイルボビンであって、 前記コイル巻回部は、軸方向に貫通する矩形状コア挿通
    孔を有する筒体であって、外周面が曲面の組み合わせに
    よって構成され、前記軸方向に直交する平面で切断した
    ときに現れる断面で見て、前記コア挿入孔の内周面を構
    成する一面の一辺と、前記一辺と向き合う外周縁との間
    の厚みが、前記一辺の両端側で薄く、前記両端側から中
    間部に向かうにつれて増大する断面形状を有しており、 前記上鍔部は、2つであって、それぞれは、前記コイル
    巻回部の前記軸方向の一端部において、前記コイル巻回
    部の前記径方向に互いに間隔を隔てて併設されており、 前記下鍔部は、2つであって、それぞれは、前記コイル
    巻回部の前記軸方向の他端部において、前記コイル巻回
    部の前記径方向に互いに間隔を隔てて併設されており、 前記2つの上鍔部および前記2つの下鍔部は互いにほぼ
    平行であるコイルボビン。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたコイルボビンであ
    って、 更に、端子を有し、 前記端子は、前記下鍔部に埋め込まれ、一端側が前記側
    面から前記径方向に突出しているコイルボビン。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載されたコイルボビンであ
    って、 更に、切欠を有し、 前記切欠は、前記下鍔部の上面側および下面側の内、少
    なくとも一面側において、前記径方向に沿って前記下鍔
    部の側面まで延びており、 前記端子は、前記切欠を通して露出しているコイルボビ
    ン。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかに記載されたコ
    イルボビンであって、 前記2つの上鍔部は、それぞれが前記コイル巻回部の前
    記軸方向の中心から前記径方向の外側に向かって、その
    厚みが小さくなる傾斜部を有するコイルボビン。
  5. 【請求項5】 コイルボビンと、コイルと、コアとを含
    むコイル装置であって、 前記コイルボビンは、請求項1乃至4の何れかに記載さ
    れたものでなり、 前記コイルは、前記コイル巻回部の外周面に巻装されて
    おり、 前記コアは、前記コイルボビンに組み合わされるコイル
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載されたコイル装置であっ
    て、 前記コアは、E型コアまたはI型コアの何れかを含むコ
    イル装置。
JP11219339A 1999-08-02 1999-08-02 コイルボビンおよびコイル装置 Pending JP2001044047A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11219339A JP2001044047A (ja) 1999-08-02 1999-08-02 コイルボビンおよびコイル装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11219339A JP2001044047A (ja) 1999-08-02 1999-08-02 コイルボビンおよびコイル装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001044047A true JP2001044047A (ja) 2001-02-16

Family

ID=16733916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11219339A Pending JP2001044047A (ja) 1999-08-02 1999-08-02 コイルボビンおよびコイル装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001044047A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010278391A (ja) * 2009-06-01 2010-12-09 Sumitomo Electric Ind Ltd 超電導コイルおよび超電導コイルの製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010278391A (ja) * 2009-06-01 2010-12-09 Sumitomo Electric Ind Ltd 超電導コイルおよび超電導コイルの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5699133B2 (ja) 表面実装磁性部品及びその製造方法
TWI395238B (zh) Magnetic parts
JP5827216B2 (ja) 表面実装用磁気装置
US4400674A (en) Coil unit
JP2007080922A5 (ja)
JPS6171609A (ja) インダクタンス素子
JP2005101521A (ja) チップコイルおよびその実装基板
JP2000164431A (ja) インダクタ
US7694407B2 (en) Method for manufacturing a miniature surface-mount electronic component
JPH0130282B2 (ja)
US11869704B2 (en) Coil device
JP2001044047A (ja) コイルボビンおよびコイル装置
KR100319816B1 (ko) 권선형 인덕터
JPH07320961A (ja) 表面実装型トランス
JP4702601B2 (ja) コイル部品
TWI447759B (zh) 表面安裝磁性元件總成
JP2826931B2 (ja) チップ状電子部品
JP2000277342A (ja) トランス
JPH11176659A (ja) 低背チップ型コイル素子
JP3816687B2 (ja) トランス
JP2006066470A (ja) コイル装置
JP3635216B2 (ja) コイル装置
JP2004063487A (ja) 低背型巻線コイル
JP3469613B2 (ja) チップコイル
JPH01281713A (ja) トランス