JP2001043828A - メタルハライドランプ - Google Patents

メタルハライドランプ

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JP2001043828A
JP2001043828A JP11216933A JP21693399A JP2001043828A JP 2001043828 A JP2001043828 A JP 2001043828A JP 11216933 A JP11216933 A JP 11216933A JP 21693399 A JP21693399 A JP 21693399A JP 2001043828 A JP2001043828 A JP 2001043828A
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JP
Japan
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metal halide
lamp
arc tube
halide lamp
solar radiation
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JP11216933A
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English (en)
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Kooji Komata
亘央二 古俣
Shunichi Sasaki
俊一 佐々木
Hiroyuki Hayakawa
弘幸 早川
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Iwasaki Denki KK
Original Assignee
Iwasaki Denki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 調光しても、ランプ特性が変化せ
ずに、EPA規格で規定している各波長域における放射
エネルギーの割合(%)と日射量に適合させ、類似日射装
置における被照射面の光の均整度も良いメタルハライド
ランプを提供する。 【解決手段】 透光性材料からなる発光管の両端
部に一対の電極が封着され、前記発光管内には金属ハロ
ゲン化物と水銀と希ガスとが封入されていて、前記発光
管を内蔵する外管とを具備してなるメタルハライドラン
プにおいて、前記外管には反射膜を有し、前記発光管内
の金属ハロゲン化物の金属成分が、ディスプロシウム
(Dy)、ネオジウム(Nd)、セシウム(Cs)であって、
Dy、Nd、Csのモル比をそれぞれ、a、b、cとし
たときに、次式を満足させるように構成されていること
を特徴とする。 2.0≦c/(a+b)≦2.6

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽光に類似させ
た所要の分光分布特性および日射量を得ることができ、
特にEPA規格に適合するメタルハライドランプに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、環境試験用などに用いる類似太陽
光を発生させるための類似日射装置、具体的には、自動
車の車体や車載電子部品等の実車性能の日射試験を行う
ための類似日射装置が開発されている。
【0003】前記類似日射装置に使用されるランプは、
主にキセノンランプ、ハロゲンランプ、メタルハライド
ランプがある。類似日射装置では、太陽光に近い分光分
布を必要とすることから、従来は特開平9−14760
2号公報にあるように、それぞれ異なる分光分布を有す
る光を放射する複数のランプを選択し、各ランプの放射
光の分光分布を制御して、少なくとも特定の波長域にお
いて太陽光の分光分布に近似させる混光照明を使用して
いる。
【0004】また近年、米国環境保護庁(Enviro
mental ProtectionAgency)のE
PA規格より、表1に示すような、紫外域から赤外域に
わたって、四つの波長領域の分光分布を満たした光源が
求められている。EPA規格では、主に光源の分光分布
を四つの波長領域に分け、各波長領域における放射エネ
ルギーの割合(%)と、日射量が850±45W/m2
あることを規格としている。
【0005】
【表1】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平9−
147602号公報にあるような、それぞれ異なる分光
分布を有する光を放射する複数のランプを選択し、各ラ
ンプの放射光の分光分布を制御して、少なくとも特定の
波長域において太陽光の分光分布に近似させる混光照明
では、ランプの放射光の分光分布を制御する分光分布制
御手段が複雑になり、前記EPA規格の分光分布に適合
させるのは難しい。
【0007】また、前記類似日射装置に使用されるラン
プの中では、メタルハライドランプが長寿命であり、メ
ンテナンスの回数が少ない等の利点があることから、類
似日射装置に使用するランプは、メタルハライドランプ
のみで照明されることが望ましい。ところがメタルハラ
イドランプでは、類似日射装置における被照射面の光の
均整度を良くするために使用される調光が不向きであ
り、調光させると、ランプの特性が大きく変化するた
め、EPA規格に適合させることが難しい。また、日射
量に関しては、ある程度の日射量が出ているランプな
ら、照明設計の照度分布のような形で、ランプを配置すれ
ば日射量の問題はない。
【0008】本発明は、環境試験用などに用いる類似太
陽光を発生させるための類似日射装置に使用されるラン
プにおける上記問題点を解消するためになされたもので
あり、調光しても、ランプ特性が変化せずに、EPA規
格で規定している各波長領域における放射エネルギーの
割合(%)と日射量に適合させ、類似日射装置における被
照射面の光の均整度も良いメタルハライドランプを提供
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
め、請求項1記載の発明は、透光性材料からなる発光管
の両端部に一対の電極が封着され、前記発光管内には金
属ハロゲン化物と水銀と希ガスとが封入されていて、前
記発光管を内蔵する外管とを具備してなるメタルハライ
ドランプにおいて、前記外管には反射膜を有し、前記発
光管内の金属ハロゲン化物の金属成分が、ディスプロシ
ウム(Dy)、ネオジウム(Nd)、セシウム(Cs)であっ
て、Dy、Nd、Csのモル比をそれぞれ、a、b、c
としたときに、次式を満足させるように構成されている
ことを特徴とするメタルハライドランプ。 2.0≦c/(a+b)≦2.6
【0010】また、請求項2記載の発明は、前記外管
に、反射膜を有することを特徴とするメタルハライドラ
ンプであり、請求項3記載の発明は、前記メタルハライ
ドランプは、ランプ電力が80〜110%の範囲で調光
可能であり、ランプ特性が変化しないことを特徴とする
請求項1または請求項2記載のメタルハライドランプで
ある。
【0011】請求項1記載の発明によれば、調光して
も、ランプ特性が変化せずに、EPA規格で規定してい
る各波長領域における放射エネルギーの割合(%)と日射
量に適合し、類似日射装置における被照射面の光の均整
度も良いメタルハライドランプが得られ、請求項2記載
の発明によれば、請求項1記載の発明のメタルハライド
ランプの光量を有効に前面へ出力でき、請求項3記載の
発明によれば、類似日射装置における被照射面の光の均
整度を更に上げることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に実施の形態について説明す
る。図1は本発明の一実施例を示すメタルハライドラン
プの概略図である。透光性材料の石英ガラスからなる発
光管1の両端部には、一対の電極2が封着され、前記発
光管1内にはディスプロシウム(Dy)が0.500m
g、ネオジウム(Nd)が0.495mg、セシウム(C
s)が1.980mgの金属成分からなる金属ハロゲン
化物と、水銀が62mgと、希ガスが2.66KPa封
入されている。前記発光管1は支持部材(図示せず)によ
って外管3に内蔵され、前記外管3の内面にはアルミニ
ウム反射膜4を形成した反射形の硬質ガラスが用いられ
ている。そして、その外表面にはフッ素樹脂膜が被着さ
れている。5はE39/46の口金となっている。
【0013】そして、前記構成のメタルハライドランプ
の全長は305mm、径がφ200mmとなっていて、
定格電力400Wにて点灯すると、ランプ電圧が130
V、ランプ電流が3.1A、1/2ビームの開きが20
°の特性である。
【0014】次に、前記発光管1内の金属ハロゲン化物
の金属成分である、ディスプロシウム(Dy)、ネオジウ
ム(Nd)、セシウム(Cs)のモル比をそれぞれ、a、
b、cとしたとき、c/(a+b)=2.3にして作製
したメタルハライドランプを定格電力400Wにて、点
灯させたときの分光分布特性を図2に、各波長領域にお
ける放射エネルギーの割合(%)を表2に示す。
【0015】
【表2】
【0016】図2および表2から本発明の一実施例のメ
タルハライドランプは、定格電力においては、EPA規
格に適合していることがわかる。Dy−Nd系のメタル
ハライドランプでは、可視光全域に連続スペクトルが得
られる。また、EPA規格では、780〜2500nm
の赤外域の放射エネルギーの割合が大きいことから、8
52nmと894nmの赤外域に強い発光ピークをもっ
ているセシウムを前記所定の範囲に規定するように封入
すれば、赤外域の発光の放射エネルギーは増す。
【0017】しかし、セシウムを発光管1内に多く封入
すると、ランプ電圧(以下、Vl)が低くなる傾向にな
る。そこで水銀量を増量することで、Vlを最適な値に
調整する。ただし、この方法はセシウムがある所定の封
入量の場合であって、セシウムを適量以上に増やした場
合は、水銀量によってVlを最適な値に調整することが
不可能となり、ランプ特性が悪くなる。
【0018】一方、水銀は、254、365、436、
546nm付近の波長に強い発光スペクトルのピークを
もっており、ランプ電力を下げて調光した場合、すなわ
ち、低負荷で点灯すると、水銀の発光が増加するため、
紫外域と可視域の放射エネルギーは増え、赤外域の放射
エネルギーは減る。また、逆にランプの電力を上げて調
光した場合、すなわち、高負荷で点灯すると、水銀の発
光が減少するため、紫外域と可視域の放射エネルギーは
減り、赤外域の放射エネルギーは増える。
【0019】以上の考察による実験の結果、本発明の一
実施例である400Wの例では、水銀量の適量は55〜
70mgであり、水銀量によってVlを最適な値に調整
することができるセシウムのモル比cと、可視光全域に
連続スペクトルが得られるディスプロシウムとネオジウ
ムのモル比(a+b)とが、2.0≦c/(a+b)≦
2.6のときに、ランプ電力を調光した場合(特にラン
プ電力80%から110%)においても、ランプ特性が
変化せずに、EPA規格に入ることがわかった。
【0020】表3に定格電力400Wのメタルハライド
ランプを調光した場合(ランプ電力80%から110
%)の各波長領域における放射エネルギーの割合(%)を
示す。
【0021】
【表3】
【0022】表3より、調光(ランプ電力80%〜11
0%)しても、EPA規格に適合していることがわか
る。また、類似日射装置において、本発明の複数のメタ
ルハライドランプをランプ電力80%から110%まで
調光できれば、被照射面の光の均整度の調整を容易に行
うことができる。
【0023】なお、前記実施例では、ランプ電力400
Wのメタルハライドランプについて説明したが、ランプ
電力が250W等の低ワットのランプあるいはランプ電
力が700W等の高ワットのランプでも、封入物である
Dy、Nd、Csのモル比を所定の範囲に規定すること
により、本発明とほぼ同様の効果が得られる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、調
光しても、ランプ特性が変化せずに、EPA規格で規定
している各波長領域における放射エネルギーの割合(%)
と日射量に適合し、類似日射装置における被照射面の光
の均整度の良いメタルハライドランプが得られ、前記の
メタルハライドランプの外管に反射膜を有することによ
り、光量を有効に前面へ出力できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すメタルハライドランプ
の概略図である。
【図2】本発明の一実施例のメタルハライドランプを定
格電力で点灯させたときの分光分布特性である。
【符号の説明】
1 発光管 2 電極 3 外管 4 反射膜 5 口金

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透光性材料からなる発光管の両端部に一対
    の電極が封着され、前記発光管内には金属ハロゲン化物
    と水銀と希ガスとが封入されていて、前記発光管を内蔵
    する外管とを具備してなるメタルハライドランプにおい
    て、前記発光管内の金属ハロゲン化物の金属成分が、デ
    ィスプロシウム(Dy)、ネオジウム(Nd)、セシウム
    (Cs)であって、Dy、Nd、Csのモル比をそれぞ
    れ、a、b、cとしたときに、次式を満足させるように
    構成されていることを特徴とするメタルハライドラン
    プ。 2.0≦c/(a+b)≦2.6
  2. 【請求項2】前記外管に、反射膜を有することを特徴と
    する請求項1記載のメタルハライドランプ。
  3. 【請求項3】前記メタルハライドランプは、ランプ電力
    が80〜110%の範囲で調光可能で、ランプ特性が変
    化しないことを特徴とする請求項1または請求項2記載
    のメタルハライドランプ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006286642A (ja) * 2005-04-01 2006-10-19 Patent Treuhand Ges Elektr Gluehlamp Mbh メタルハライドランプ
CN105240712A (zh) * 2015-11-06 2016-01-13 武汉九鼎光电子科技有限公司 一种泛光聚光可调式组合配光照明灯泡及其制造方法

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