JP2001043604A - 録音再生装置 - Google Patents

録音再生装置

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JP2001043604A
JP2001043604A JP11217407A JP21740799A JP2001043604A JP 2001043604 A JP2001043604 A JP 2001043604A JP 11217407 A JP11217407 A JP 11217407A JP 21740799 A JP21740799 A JP 21740799A JP 2001043604 A JP2001043604 A JP 2001043604A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、いわゆるマルチトラック型の録音再
生装置に関するものであり、再生時に同じ素材音が元の
トラックとバウンスしたトラックとから二重になるこ
と、あるいは、新たな素材音の録音をするにあたりバウ
ンスされた音中の元の素材音が消去されてしまうこと、
を防止することを目的とする。 【解決手段】録音再生用に複数のトラックを有し、該ト
ラックの各々において素材音を録音再生できる構成の録
音再生装置であって、バウンス録音を指定する指定手段
と、該指定手段によるバウンス録音の指定に応じて、該
複数のトラックのうちから再生用として2以上選ばれた
トラックについて,それら再生用のトラックに録音され
ている素材音を混合して、該複数のトラックのうちから
バウンス録音用として1以上選ばれたトラックに録音す
るバウンス録音手段と、バウンス録音の終了後には、上
記再生用として選ばれたトラックについては、そのトラ
ックに既に録音済の素材音が再生されないようにする再
生防止手段とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるマルチト
ラック型の録音再生装置に関するものである。
【0002】マルチトラック型の録音再生装置(マルチ
トラック・レコーダ)は、演奏や歌声などのオーディオ
信号(以下、素材音あるいはテイク等とも称する)を複
数記憶し、これらを混合して再生したりすることに用い
られている。かかるマルチトラック・レコーダには、そ
の記憶装置としてランダム・アクセス可能な記憶装置、
例えばハードディスク記憶装置やDVD記憶装置などが
利用されるようになってきており、かかるランダム・ア
クセス可能な記憶装置を用いると、その記憶装置の記憶
容量が許す範囲で、音楽のパート毎に素材音をそれぞれ
独立して録音し、後にそれらの素材音を適宜に混合して
再生するなどの利用が可能となる。
【0003】図11には、かかるマルチトラック・レコ
ーダのトラック構成の例を示している。図11におい
て、通常のトラック(ここでは主トラックと称する)と
して8トラックを有し、これらの主トラック(1)〜
(8)の各々は更に8つの副トラック〜を有してお
り、各主トラック毎にいずれの副トラットを録音あるい
は再生に使用するかを任意に選択できるようになってい
る。したがって、合計で最大64トラックに素材音の収
録が可能なことになる。
【0004】図12には、かかるマルチトラック・レコ
ーダの操作パネルの構成例が示される。パネル上には8
つの主トラック(1)〜(8)にそれぞれ対応するフェ
ーダ20(1)〜20(8)、パン調整つまみ21
(1)〜21(8)、録音ボタン22(1)〜22
(8)、録音トラック表示器23(1)〜23(8)が
備えられており、さらに液晶表示器26、レコーダ操作
子群25(再生PLAY、録音REC、停止STOP、
早送りFF、巻き戻しREW)、表示器の画面を用いて
各種パラメータの設定やトラックの選択等の操作を行う
LCD操作子群24などが備えられている。
【0005】レコーダ操作子群25は、レコーダの録音
・再生操作を行うためのものであり、PLAY操作子を
ONにすると、トラック(1)〜(8)全てが同時に再
生状態で運転される。REC操作子をONにすると、ト
ラック(1)〜(8)のうちの録音ボタン22がONに
されているトラックが録音状態、他のトラック(録音ボ
タン22がOFFのトラック)が再生状態で待機状態に
される。このときにPLAY操作子をONにすると各ト
ラックの同時運転が開始される。このとき、トラックが
録音状態にあることは、そのトラックの録音トラック表
示器23を点灯することで表示される。また、STOP
操作子は録音・再生を停止する操作子、FF操作子は早
送り用の操作子、REW操作子は巻き戻し用の操作子で
ある。
【0006】LCD操作子群24は、液晶表示器26に
表示された画面(例えば図10のような表示)を見なが
ら、各主トラックにおいて現在の録音/再生の対象とし
て用いる副トラック(取扱いトラックと称する)を選択
することなどに用いる。この取扱いトラックは、選択さ
れることでそのトラックが再生状態または録音状態に2
者択一的に設定されるものであり、通常、取扱いトラッ
クは再生状態にあり、この再生状態を録音状態に切り換
えるためには図12中の録音ボタン22をONにする操
作が必要である。
【0007】マルチトラック・レコーダではバウンス録
音が可能である。バウンスとは、マルチトラック・レコ
ーダにおいて、複数のトラックそれぞれに録音されてい
る素材音をミキシングして1(モノラル用)または2
(ステレオ用)のトラックに纏めて保存する作業をい
う。このバウンスは、同時再生する音の数に対して録音
可能なトラックの数が不足している場合に有用な技術で
ある。
【0008】図13では、バウンス作業すなわち既に録
音された複数の素材音を混合して録音する作業を説明す
る。理解しやすくするため、この図13では、副トラッ
クを持たないマルチトラック・レコーダの例を示してい
る。図13(1)に示すように、いま、トラック(1)
からトラック(6)までが既に録音された状態にあり、
これらの素材音をバウンスするものとする。
【0009】図13(2)に示すように、トラック
(1)〜(6)の各素材音をパン調整つまみ21(1)
〜21(6)でそれぞれ適当な左右バランスに設定し
て、それらの各素材音をそれぞれ右チャネルと左チャネ
ル毎にミキシングし、それらバウンスされた音を左右の
各チャネルに対応するトラック(7),(8)にそれぞ
れ録音する。
【0010】このバウンス録音が終了した状態では、ト
ラック(7)と(8)には、トラック(1)〜(6)の
各素材音の全てがミキシングされて保存されていること
になるので、これらのトラック(1)〜(6)の素材音
は不要となる。よって、図13(3)に示すように、こ
れらのトラック(1)〜(6)に新たな素材音を録音
(上書き)することができるようになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
バンウス方法には以下の問題点がある。(I) トラッ
ク(1)〜(3)に最初に録音されていた素材音は、ミ
キシングされた状態でトラック(7)と(8)に保存さ
れてはいるが、トラック(1)〜(3)に新たな素材音
を録音した場合には、元の素材音は消去(上書き)され
てしまうため、トラック(7)と(8)にバウンスされ
た音の各素材音のミキシングや左右のバランスなどを後
から変更することは不可能になる。
【0012】(II) 図13(3)に示す状態では、
トラック(4)〜(6)に元の素材音が録音されてい
る。この状態で、トラック(7)と(8)のバウンス音
を再生して聴きながら、新たな素材音を演奏してトラッ
ク(1)〜(3)に録音していく場合に、トラック
(4)〜(6)も同時に再生されるから、トラック
(4)〜(6)の素材音も、バウンスされたトラック
(7)と(8)のバウンス音とともに鳴らされることに
なるので、同一の素材音が二重に鳴ってしまうことにな
る。このため、トラック(4)〜(6)についてはフェ
ーダ20(4)〜20(6)を下げて音を消音する必要
がある。
【0013】上記の問題(I)を解決するためには、主
トラックに加えて副トラックを有する構造となっている
マルチトラック・レコーダでは、例えば図14に示すよ
うに、元の素材音がトラック(1)〜(6)の副トラッ
クに録音されており、バウンス音がトラック(7)と
(8)の副トラックに録音されている状態において、
例えば新たに3つの素材音を追加して録音したければ、
それらの素材音を録音する対象の取扱いトラックとして
トラック(1)〜(3)の副トラックを逐次に選択す
るよう切り換えればよい。これにより、トラック(1)
〜(3)の元の素材音(副トラックの素材音)も残す
ことができるため、バウンシング時のミキシングのバラ
ンス等に後から不満がでた場合にも、元の素材音を使用
してバウンス作業をやり直すことができる。
【0014】しかしながら、この方法は、新たに入力し
た素材音を録音するためのトラック、特に未使用の副ト
ラックをLCD操作子群24等を操作してその都度選択
する操作が必要であり、この作業は煩雑なものである。
また、この録音対象とする副トラックの切替えを忘れる
と、やはり最初に録音した素材音を上書きして消してし
まう虞がある。また、この方法では上記の問題点(I
I)は依然として解決されておらず、やはりトラック
(4)〜(6)を消音して再生する操作が必要となる。
【0015】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、再生時に同じ素材音が元のトラックとバウ
ンスしたトラックとから二重になること、あるいは、新
たな素材音の録音をするにあたりバウンスされた音中の
元の素材音が消去されてしまうこと、を防止することを
目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明にかかる録音再生装置は、一つの形態とし
て、録音再生用に複数のトラックを有し、該トラックの
各々において素材音を録音再生できる構成の録音再生装
置であって、バウンス録音を指定する指定手段と、該指
定手段によるバウンス録音の指定に応じて、該複数のト
ラックのうちから再生用として2以上選ばれたトラック
について,それら再生用のトラックに録音されている素
材音を混合して、該複数のトラックのうちからバウンス
録音用として1以上選ばれたトラックに録音するバウン
ス録音手段と、バウンス録音の終了後には、上記再生用
として選ばれたトラックについては、そのトラックに既
に録音済の素材音が再生されないようにする再生防止手
段とを備えている。この録音再生装置では、指定手段を
設けることにより、入力された素材音を録音するための
録音作業と、これらの素材音が録音された後に行われる
バウンス作業とを意識上において明確に分けることがで
き、それによりバウンス作業を行ったか否かを明確に認
識することができる。そして、バウンス作業の終了後に
は、再生用のトラックについては、再生防止手段によっ
てそのトラックから録音済の音が再生されないように制
御する(例えばミュートしたりなどする)。これによ
り、バウンス後にそのバウンスした音を聴きながら新た
な録音作業をするなどの場合において、バウンスした音
と元の素材音の同一の音が二重に鳴るといったことを防
止できる。
【0017】また、本発明に係る録音再生装置は、他の
形態として、録音再生用に複数のトラックを有し、該ト
ラックの各々はさらに複数の副トラックを有し、該トラ
ックの各々において選択された副トラックに関して素材
音を録音再生できる構成の録音再生装置であって、バウ
ンス録音を指定する指定手段と、該指定手段によるバウ
ンス録音の指定に応じて、該複数のトラックのうちから
再生用として2以上選ばれたトラックについて,それら
再生用のトラックの選択された副トラックに録音されて
いる素材音を混合して、該複数のトラックのうちからバ
ウンス録音用として1以上選ばれたトラックの選択され
た副トラックに録音するバウンス録音手段と、バウンス
録音の終了後には、上記再生用として選ばれたトラック
については、そのトラックの未録音の副トラックが再生
対象となるように自動的に選択される選択手段とを備え
ている。この録音再生装置では、指定手段を設けること
により、上述同様に、素材音の録音作業とバウンス作業
とを意識上において明確に分けて認識することができ
る。そして、バウンス作業の終了後には、バウンス時の
再生用のトラックについては、選択え手段によって、そ
のトラックの未録音の副トラックが再生対象となるよう
に自動的に切り換える。かかる未録音の副トラックは、
たとえそれを再生したとしても音は鳴らないから、バウ
ンス後にそのバウンスした音を聴きながら新たな録音作
業をするなどの場合において、バウンスした音と元の素
材音の同一の音が二重に鳴るといったことを防止でき
る。また、前回のバウンス時の元の素材音は消去(上書
き)されないものであるから、バウンス時のミキシング
のバランス等に後から不満がでた場合にも、元の素材音
を使用してバウンス作業をやり直すことができる。
【0018】また、本発明に係る録音再生装置は、他の
形態として、録音再生用に複数のトラックを有し、該ト
ラックの各々はさらに複数の副トラックを有し、該トラ
ックの各々において選択された副トラックに関して素材
音を録音再生できる構成の録音再生装置であって、バウ
ンス録音を指定する指定手段と、該指定手段によるバウ
ンス録音の指定に応じて、該複数のトラックのうちから
再生用として2以上選ばれたトラックについて,それら
再生用のトラックの選択された副トラックに録音されて
いる素材音を混合して、該複数のトラックのうちからバ
ウンス録音用として1以上選ばれたトラックの選択され
た副トラックに録音するバウンス録音手段と、バウンス
録音の終了後には、上記再生用として選ばれたトラック
については、そのトラックの未録音の副トラックが録音
対象となるように自動的に選択される選択手段とを備え
ている。この録音再生装置では、指定手段を設けること
により、上述同様に、素材音の録音作業とバウンス作業
とを意識上において明確に分けて認識することができ
る。そして、バウンス作業の終了後には、バウンス時の
再生用のトラックについては、選択え手段によって、そ
のトラックの未録音の副トラックが次の録音対象となる
ように自動的に切り換える。よってバウンス後にそのバ
ウンスした音を聴きながら新たな録音作業をするなどの
場合において、前回のバウンス時の元の素材音は消去
(上書き)されないものであるから、バウンス時のミキ
シングのバランス等に後から不満がでた場合にも、元の
素材音を使用してバウンス作業をやり直すことができ
る。
【0019】また、本発明にかかる録音再生装置は、上
述の後2者の形態の録音再生装置において、上記バウン
ス録音の終了後には、上記バウンス録音用のトラックは
バウンス録音された上記再生用トラック素材音の混合結
果が再生されるようにする手段をさらに備えている。こ
れにより、バウンス後に新たな録音作業をする場合にお
いて、そのバウンスした音を聴きながら作業をすること
ができる。
【0020】また、上記各形態の録音再生装置は、指定
手段によってバウンス録音を指定でき、それにより録音
再生装置内での結線処理(例えばDSPによる結線処
理)をワンタッチで行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図2には本発明の一実施形態とし
ての録音再生装置の全体構成が示される。この録音再生
装置は、いわゆるマルチトラック構成のものであり、図
11に示したと同様、8つの主トラック(1)〜(8)
を有し、各主トラックは8つの副トラック〜を有し
ており、各主トラック毎にいずれの副トラックを録音あ
るいは再生に使用するかを任意に選択できるようになっ
ている。よって最大で64の副トラックに素材音(テイ
ク)を収録することができる。
【0022】図2において、1は装置全体の制御を司る
CPU(中央処理装置)、2は各種の操作を指示するた
めの操作パネル、3は作業用領域などに用いるRAM
(ランダム・アクセス・メモリ)、4はプログラムや各
種テーブル等を格納するROM(リード・オンリー・メ
モリ)である。5はDSP(ディジタル信号プロセッ
サ)、7は記憶装置であり、記憶装置7にはハードディ
スク記憶装置やDVD記憶装置などのランダム・アクセ
ス可能なものが用いられている。8はD/A変換器、9
はステレオ(左右チャネル)構成の音響システムであ
る。
【0023】なお、記憶装置7には64の副トラックの
各々に録音されたテイクが記憶されているものである
が、記憶装置7の記憶エリアは各主トラックや各副トラ
ック毎に予め分割されているわけではなく、各テイクが
いずれの主トラックに属するいずれの副トラックの、ど
の時刻のものであるかを示すデータが、各素材音に対応
して記憶されている。
【0024】DSP5は、入力端子INから入力されて
A/D変換器6でディジタル信号に変換された素材音を
所要のトラックの素材音として記憶装置7に記憶させた
り、また、所要のトラックの素材音として記憶装置7か
ら読み出した素材音データをD/A変換器8を経て音響
システム9から放音したり、複数のトラックの素材音と
して記憶装置7から読み出した複数の素材音データを混
合して再び他のトラックの素材音として記憶するバウン
ス処理を行ったりする。
【0025】図1はこの実施例装置の操作パネル2の詳
細構成を示したものである。パネル上には8つの主トラ
ック(1)〜(8)にそれぞれ対応するフェーダ20
(1)〜20(8)、パン調整つまみ21(1)〜21
(8)、録音ボタン22(1)〜22(8)、録音トラ
ック表示器23(1)〜23(8)が備えられている。
フェーダ20(1)〜20(8)はそれぞれのトラック
を録音/再生する際の音量レベルを調整するものであ
る。パン調整つまみ21(1)〜21(8)は録音/再
生する音の左右のバランスを調整するものである。録音
ボタン22(1)〜22(8)はそれぞれのトラックを
録音状態にするときにONにするスイッチである。録音
トラック表示器23(1)〜〜23(8)はそれぞれの
トラックが録音状態に設定されていることを点灯で表示
するものである。
【0026】27は録音モードスイッチ、28は入力モ
ード表示器、29はバウンスモード表示器である。録音
モードスイッチ27はトグル方式になっており、押す毎
に録音モードが「入力モード」と「バウンスモード」に
交互に切り替わり、現在選択されている録音モードは入
力モード表示器28またはバウンスモード表示器29を
点灯することで表示する。この録音モードスイッチ27
を設けることによって、素材音の録音作業とバンウス作
業とを意識上において明確に分けることができる。「入
力モード」では、取扱いトラックとして選択されている
各トラックを録音または再生状態に設定して、既に録音
した素材音の再生音を聴きながら新たに入力される素材
音を録音できる通常の録音/再生モードとなる。バウン
スモードでは、前述のバウンス作業を行うモードとな
る。
【0027】さらに液晶表示器26、録音再生用の操作
子群25(再生PLAY、録音REC、停止STOP、
早送りFF、巻き戻しREW)、液晶表示器26の画面
を用いて各種操作を行うLCD操作子群24などが備え
られている。
【0028】従来技術で説明したと同様、LCD操作子
群24は、液晶表示器26に表示された画面(例えば図
10のような表示)を見ながら、録音・再生の対象とし
て現在用いるトラック(取扱いトラックと称する)を選
択することなども可能である。
【0029】以下、この実施例装置の動作を説明する。
ここで、図3は録音モードを「入力モード」とした時の
処理フロー、図4は「バウンスモード」とした時の処理
フローである。
【0030】まず、録音モードスイッチ27による録音
モードとしては「バウンスモード」が選択されており、
図5に示すように、取扱いトラックとして主トラック
(1)〜(8)の各副トラックが選択されており、こ
のうちの主トラック(1)〜(6)には素材音が既に録
音されており、また主トラック(7)と(8)には主ト
ラック(1)〜(6)の素材音がバウンスされた音が録
音されているものとする。図5はこの「バウンスモー
ド」の状態を示したものであって作業中の状態を示して
おり、バウンス元の主トラック(1)〜(6)は再生状
態、バウンス先の主トラック(7)と(8)は録音状態
となっている。
【0031】いま、この「バウンスモード」状態で、録
音モードスイッチ27を押して録音モードを「入力モー
ド」に切り換える。これにより、図3の「入力モード」
処理フローが行われる。この「入力モード」処理では取
扱いトラックが新たに選択される。まず、「バウンスモ
ード」でバウンス先となった主トラック(7)と(8)
を除く主トラック(1)〜(6)のうち最も若い番号の
主トラックを録音対象のトラックとして選択し(ステッ
プS1)、さらにこれらの主トラック(1)〜(6)に
ついては、未録音の副トラックのうちの最も番号の若い
ものをそれぞれ録音/再生対象の取扱いトラックとして
選択し、バウンス先となった主トラック(7)と(8)
については、「バウンスモード」でのバウンス音が録音
されている番号の副トラックを取扱いトラックとして選
択する(ステップS2)。図6に斜線の枠で示す取扱い
トラックはこのようにして選択された状態を示している
ものである。
【0032】次に、A/D変換器6からの素材音データ
が、録音対象に指定された主トラックの選択された副ト
ラックのデータとして記憶されるように、DSP5の内
部の仮想的結線を切り換える(ステップS3)。これに
より「入力モード」への切換えが速やかに行われる。
【0033】次に、新たに入力された素材音を録音する
には、レコーダ操作子群25のREC操作子を押す。こ
れにより、その選択された主トラック中の上記ステップ
S2で選択された副トラックに録音する待機状態になる
(ステップS3)。その後、レターダ操作子群25のP
LAY操作子を押すと、録音対象の取扱いトラックへの
録音と再生対象の取扱いトラックの再生を開始する。な
お、ステップS1で選択された主トラック以外の主トラ
ックに録音を行いたい場合には、その録音を行いたい主
トラックに対応する録音ボタン22をONにすると、そ
の録音先としたい主トラックに切り替わり、さらにステ
ップS3と同様の処理が行われる。図6では、このよう
にして主トラック(1)〜(3)が逐次に選択され、こ
れらの主トラック(1)〜(3)の副トラックに新た
な素材音の録音が行われた状態が○印で示されている。
【0034】この場合、録音対象として選択されていな
い主トラックは再生状態にある。この結果、主トラック
(7)と(8)では前の「バウンスモード」でバウンス
録音された音(図中に二重丸で示す)が再生されるが、
この他の主トラックでは、未録音の副トラックが取扱
い対象のトラックとされているので、見かけ上、これら
のトラックの再生音は無音状態となる。このため、再生
時にこれらのトラックをユーザーがフェーダ20を下げ
たりして再生音を消音する必要もなくなり、また元の素
材音(図中に黒丸で示す)を誤って上書きしてしまう虞
もなくなる。
【0035】この「入力モード」状態で主トラック
(1)〜(6)の各副トラックに新たな素材音の録音
が全て終わったものとし、ここでは仮に、これら新たに
入力した素材音を再びバウンス録音するものとして説明
する。まず、録音モードスイッチ27を押して録音モー
ドを「バウンスモード」に切り換える。これにより、図
4の「バウンスモード」処理フローが行われる。この
「バウンスモード」処理では、バウンス録音先の主トラ
ックの選択が行われる(ステップS11)。ここではデ
フォルト値として主トラック(7)と(8)が設定され
ているものとし、それによりこれらの主トラック(7)
と(8)がバウンス先として自動的に選択される。
【0036】なお、ステップS11で自動的に選択され
た主トラック以外の主トラックに録音を行いたい場合に
は、その録音を行いたい主トラックに対応する録音ボタ
ン22をONにすると、その録音先としたい主トラック
に切り換わる。
【0037】この後、レターダ操作子群25のREC操
作子を押すと、図7に示すように、これら選択されたバ
ウンス先の主トラック(7)と(8)については、その
録音先の副トラック(すなわち取扱いトラック)とし
て、未録音の副トラックのうちの番号が最も若いものが
自動的に選択される(ステップS12)。他の主トラッ
ク(1)〜(6)については、取扱いトラックの変更は
自動的には行わない。そして、記憶装置7から読み出し
た複数のトラックの素材音を混合して他のトラックの素
材音として記憶するバウンス処理を行うにようにDSP
5の内部の仮想的結線を切り替える(ステップS1
3)。したがって、主トラック(1)〜(6)の各副ト
ラックに収録されている素材音が再生されミキシング
されて、そのバウンスされた音が上記バウンス先のトラ
ック〔主トラック(7)と(8)の副トラック〕に録
音待機状態となり、レターダ操作子群25のPLAY操
作子を押すと、バウンス録音が開始される。
【0038】この実施例装置のバウンス方法は、上述の
例のものに限られるものではなく、例えば図8に示すよ
うに、各主トラック(1)〜(8)の全てに素材音が録
音されており、しかも、いくつかの主トラックにおいて
副トラックもある程度の数が使われている状態から、空
いている副トラックにバウンスを行う場合にも適用可能
である。この場合、「バウンスモード」ではそのバウン
ス先のトラックが自動的に選択されるが、どの素材音を
バウンスするかは、「入力モード」で自動的に選択され
た取扱いトラックをLCD操作子群24を用いて変更し
て選択する。この図8の例の場合、バウンス中は、主ト
ラック(7)と(8)では、バウンス元の素材音を再生
する副トラックと、バンウスされた音を録音する副トラ
ックとの二つの取扱いトラックが存在している。
【0039】この後、録音モードスイッチ27により録
音モードを「バウンスモード」から「入力モード」に再
び切り替えると、前述の図3の「入力モード」処理が行
われて、各取扱いトラックは図9に示すようなものとな
り、主トラック(1)〜(6)では、取扱いトラックが
空(未録音)の副トラックに自動的に移動する。
【0040】なお、現在の取扱いトラックがいずれであ
るかを、液晶表示器26の画面表示上で視覚的に見やす
くするためには、例えば図10に示すように、全ての主
トラックが空いている副トラック番号に移動するもので
あってもよい。この例では、この後の録音は全て副トラ
ックに行われ、次のミキシングの対象が視覚的に捉え
やすくなる。
【0041】この場合、ステップS12において、全て
の主トラックに共通して未録音である副トラックのうち
最も番号の若いものを選択し、ステップS2において
は、バウンスモードにおいてのバウンス録音対象トラッ
クで選択されていた副トラックの番号を、バウンスモー
ドにおいての再生対象トラックの副トラックに選択する
ようにすればよい。
【0042】また、上述の実施例では、録音モードスイ
ッチ27によって「バウンスモード」から「入力モー
ド」に切り替えられたことを契機として、取扱いトラッ
クの自動切替えを行うようにしたが、もちろん本発明は
これに限られるものではなく、何らかの他の方法によっ
て、素材音データがバンウスされた後に再び録音を行う
作業が開始されたことを検知できれば、それを契機とし
て取扱いトラックの自動切替えを行うものであればよ
い。
【0043】また、上述の実施例では、「入力モード」
において既録音の素材音データが発音されないようにす
るために、未録音の副トラックを取扱いトラックとする
ように取扱いトラックの自動切替えを行ったが、本発明
はこれに限られず、「入力モード」において副トラック
を既録音、未録音にかかわりなく取扱いトラックとして
選択し、その取扱いトラックの音を自動的にミュートす
るものであってもよく、主トラックの各々において副ト
ラックをその既録音、未録音の状態に応じて選択する構
成を持つ必要はない。
【0044】また、本実施例では、記憶装置7に素材音
が仮想的に64トラックに分けて記憶されているものと
して説明したが、記憶装置7の記憶領域を主トラックや
副トラック毎に領域分割するようにしてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、再生時に同じ素材音が元のトラックとバウンスした
トラックとから二重になることを防止できる。また、新
たな素材音の録音をするにあたりバウンスされた音中の
元の素材音が消去されてしまうことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としての録音再生装置の操
作パネルの構成例を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態としての録音再生装置の全
体構成を示す図である。
【図3】本発明の実施例装置における「入力モード」処
理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施例装置における「バウンスモー
ド」処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施例装置における「バウンスモー
ド」時のトラック構成図である。
【図6】本発明の実施例装置における「入力モード」に
切り替えた際の取扱いトラックの選択状態を説明するた
めのトラック構成図である。
【図7】本発明の実施例装置における「バウンスモー
ド」に切り換えた際の取扱いトラックの選択状態を説明
するためのトラック構成図である。
【図8】本発明の実施例装置における「バウンスモー
ド」時の取扱いトラックの選択状態を説明するためのト
ラック構成図である。
【図9】本発明の実施例装置における「入力モード」に
切り換えた際の取扱いトラックの選択状態の他の例を説
明するためのトラック構成図である。
【図10】本発明の実施例装置における「入力モード」
に切り換えた際の取扱いトラックの選択状態を見やすく
するための例を説明するためのトラック構成図である。
【図11】マルチトラック・レコーダにおけるマルチト
ラックの構成を説明するための図である。
【図12】従来例装置における操作パネルの構成例を示
す図である。
【図13】従来例装置におけるバウンス作業を説明する
ための図である。
【図14】従来例装置におけるバウンス作業を説明する
ための図である。
【符号の説明】
1 CPU(中央処理装置) 2 操作パネル 3 RAM(ランダム・アクセス・メモリ) 4(ROM(リード・オンリー・メモリ) 5 DSP(ディジタル信号プロセッサ) 6 A/D変換器 7 記憶装置 8 D/A変換器 9R、9L 音響システム 20(1)〜20(8) フェーダ 21(1)〜21(8) パン調整つまみ 22(1)〜22(8) 録音ボタン 23(1)〜23(8) 録音トラック表示器 24 操作子群 25 録音再生用の操作子群 26 液晶表示器 27 録音モードスイッチ 28 入力モード表示器 29 バウンスモード表示器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】録音再生用に複数のトラックを有し、該ト
    ラックの各々において素材音を録音再生できる構成の録
    音再生装置であって、 バウンス録音を指定する指定手段と、 該指定手段によるバウンス録音の指定に応じて、該複数
    のトラックのうちから再生用として2以上選ばれたトラ
    ックについて,それら再生用のトラックに録音されてい
    る素材音を混合して、該複数のトラックのうちからバウ
    ンス録音用として1以上選ばれたトラックに録音するバ
    ウンス録音手段と、 バウンス録音の終了後には、上記再生用として選ばれた
    トラックについては、そのトラックに既に録音済の素材
    音が再生されないようにする再生防止手段とを備えた録
    音再生装置。
  2. 【請求項2】録音再生用に複数のトラックを有し、該ト
    ラックの各々はさらに複数の副トラックを有し、該トラ
    ックの各々において選択された副トラックに関して素材
    音を録音再生できる構成の録音再生装置であって、 バウンス録音を指定する指定手段と、 該指定手段によるバウンス録音の指定に応じて、該複数
    のトラックのうちから再生用として2以上選ばれたトラ
    ックについて,それら再生用のトラックの選択された副
    トラックに録音されている素材音を混合して、該複数の
    トラックのうちからバウンス録音用として1以上選ばれ
    たトラックの選択された副トラックに録音するバウンス
    録音手段と、 バウンス録音の終了後には、上記再生用として選ばれた
    トラックについては、そのトラックの未録音の副トラッ
    クが再生対象となるように自動的に選択される選択手段
    とを備えた録音再生装置。
  3. 【請求項3】録音再生用に複数のトラックを有し、該ト
    ラックの各々はさらに複数の副トラックを有し、該トラ
    ックの各々において選択された副トラックに関して素材
    音を録音再生できる構成の録音再生装置であって、 バウンス録音を指定する指定手段と、 該指定手段によるバウンス録音の指定に応じて、該複数
    のトラックのうちから再生用として2以上選ばれたトラ
    ックについて,それら再生用のトラックの選択された副
    トラックに録音されている素材音を混合して、該複数の
    トラックのうちからバウンス録音用として1以上選ばれ
    たトラックの選択された副トラックに録音するバウンス
    録音手段と、 バウンス録音の終了後には、上記再生用として選ばれた
    トラックについては、そのトラックの未録音の副トラッ
    クが録音対象となるように自動的に選択される選択手段
    とを備えた録音再生装置。
  4. 【請求項4】上記バウンス録音の終了後には、上記バウ
    ンス録音用のトラックはバウンス録音された上記再生用
    トラック素材音の混合結果が再生されるようにする手段
    をさらに備えた請求項2または3記載の録音再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10136500A (ja) * 1996-10-29 1998-05-22 Pioneer Electron Corp マルチトラック信号担持メモリカード及びこれを用いたミキサ

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