JP2001043291A - Icカードを利用した旅行プラン作成装置 - Google Patents

Icカードを利用した旅行プラン作成装置

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JP2001043291A
JP2001043291A JP21633399A JP21633399A JP2001043291A JP 2001043291 A JP2001043291 A JP 2001043291A JP 21633399 A JP21633399 A JP 21633399A JP 21633399 A JP21633399 A JP 21633399A JP 2001043291 A JP2001043291 A JP 2001043291A
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travel plan
card
screen
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travel
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JP21633399A
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Taro Ishikawa
太郎 石川
Chikayo Kanda
千佳代 神田
Toru Higashihara
徹 東原
Yuichi Kitatsume
友一 北爪
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICカードを利用した旅行プラン作成装置を提
供し、過去の旅行履歴を利用した旅行プランの作成手段
と旅行等の途中に望むサービスの予約手段を提供する。 【解決手段】 本発明の旅行プラン作成装置は、交通機
関により旅行等する際に使用することが可能で前回まで
の旅行データを記憶したICカードと、出発地と出発日時
を入力する画面部と、到着地と到着日時を入力する画面
部と、旅行プランを表示する画面部を有し、前記画面か
ら出発地と到着地を入力する手段を有し、前回の旅行デ
ータを利用して旅行プラン作成するか否の指示を入力す
る手段を有し、前記旅行プランの一部を変更する手段を
有し、旅行プランの決定を入力する手段を備えている。
また、旅行プランに追加して、旅行中に望むサービスの
予約手段を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交通機関により旅
行等する際に使用することが可能なICカードに対し、コ
ンピュータにより旅行プランを作成する装置に関する。
また、出発前に計画した旅行プランに追加して、旅行中
の交通機関におけるサービスの予約をも可能とするもの
である。
【0002】ここでいう旅行等とは「よその土地へ行く
こと。たび。」を示し、場所の移動全般にわたる。すな
わち、会社の出張であれ家族旅行であれ、交通機関を利
用したものであれ、徒歩であれ、本明細書で言うところ
の旅行等に含むものとする。
【0003】
【従来の技術】旅行者が旅行プランを作成する際に、パ
ーソナルコンピュータのソフトウェア(以下PCとい
う)において出発地と到着地を入力すると、交通機関の
時刻表に基づき、交通機関利用旅行プランを画面上に出
力するシステムは実用化されている。
【0004】上記旅行プランを、旅行者自身が旅行中に
変更し再編集したい時は、旅行プランを表示するソフト
ウェアをインストールしたモバイルコンピュータを旅行
者が持ち歩くか、窓口で変更の手続きを取る必要があっ
た。
【0005】また、ネットワーク回線を利用して、自宅
のPCから交通機関を予約するサービスは実用化されて
いる。
【0006】交通機関を運営する会社(例えば航空会社
など)や、交通機関のターミナルを運営する会社をはじ
めとするサービス会社は、顧客の個人情報をサービス会
社のサーバー内にデータベースとして保存し、必要に応
じて顧客の登録番号により呼び出し、データを利用して
サービスを提供することは、知られている。
【0007】また、予めICカードに記録されたデータに
基づき、ICカード利用者に適した様々なサービスを空港
で提供するシステムが、特願平11−74387号出願
において開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】旅行等のために旅行プ
ランを作成する際には、出発地と到着地をPCに入力する
必要があるが、交通機関のターミナルや主要ランドマー
ク以外の場所を入力するのは面倒な作業であった。
【0009】ネットワーク回線を利用して、自宅のPC
から交通機関を予約した場合、予約したことを予約番号
により別途記録しておく必要があり、この際、手帳にメ
モをとるなどの方法が用いられるが、しばしば番号を正
確に記載し覚えておくのは面倒な作業であった。
【0010】また、交通機関を運営する会社や、交通機
関のターミナルを運営する会社をはじめとするサービス
会社が、顧客にサービスを提供する場合、ICカード利用
者自身が交通機関を利用する前に、サービス会社のデー
タベースを容易に変更する方法が無かった。
【0011】また、予めICカードに記録されたデータに
基づき、ICカード利用者に適した様々なサービスを、空
港で提供するシステムは出願されているが、ICカード利
用者自身が所望のサービスデータを入力する具体的な方
法は無かった。
【0012】さらに、例えば、空港ラウンジなどのサー
ビス施設で、どのようなサービスがあるかを知るには、
電話やコンピュータネットワークで各サービス施設ごと
に問い合わせるか、航空会社やサービス会社のカタログ
などで調べる必要があり、どのようなサービスがあるか
を、トラベルプランにあわせて容易に知り、また所望の
サービスを一括して予約する手段はなかった。
【0013】本発明は、旅行等の前に簡単に旅行プラン
を作成し、利用の予約や提供して欲しいサービスを予約
することができ、旅行中にはICカードを持ち歩くだけで
所望のサービスを享受することができる、旅行を支援す
る装置と記憶媒体を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】以前旅行等した記録を、
ICカードに保存しておき、ICカードに記録されたデータ
を元に自動的に所望の旅行プランを作成する。繰り返し
旅行する旅行者にとっては、以前旅行した記録をもと
に、新たな旅行プランを作成することができるので便利
である。特に海外旅行では、交通機関を運営する会社の
数が多く、また情報不足などのために旅行のプランをた
てるのが複雑であり、簡便な方法で最適な旅行プランの
立案や予約が可能となる。
【0015】また、万が一旅行中に交通機関の遅れが生
じ、旅行プランを変更する場合にも、ICカードに旅行プ
ランのデータが記録されているので、複雑な入力操作を
する必要がなく、コンピュータを利用して新たな旅行プ
ランを作成することが可能となる。
【0016】更に、交通機関、例えば空港のラウンジで
所望のサービスを享受したい時には、所望のサービスが
予約されたICカードを提示するだけで所望のサービスを
受けられる。
【0017】このように、ICカードに旅行プランと所望
のサービスのデータを記録しておくことで、旅行がとて
も快適になる。
【0018】このような旅行プラン作成装置を実現する
ために検討した装置を以下に述べる。
【0019】本発明は、交通機関により旅行する際に使
用することが可能で前回までの旅行データを記憶したIC
カードと、出発地と出発日時を入力する画面部と、到着
地と到着日時を入力する画面部と、旅行プランを表示す
る画面部を有し、前記画面から出発地と到着地を入力す
る手段を有し、前回の旅行データを利用して旅行プラン
作成するか否の指示を入力する手段を有し、前記旅行プ
ランの一部を変更する手段を有し、旅行プランの決定を
入力する手段を有し、ICカードの旅行プランを入力する
機能を持つ、ICカードを利用した旅行プラン作成装置
を提供するものである。
【0020】本発明は更に、前記旅行プラン作成装置で
は、前記旅行プランに表示された交通機関と交通機関の
ターミナルに追加して、交通機関と交通機関のターミナ
ルで提供されるサービスの一覧を表示する手段を有す
る、ICカードを利用した旅行プラン作成装置を提供す
るものである。
【0021】本発明は更に、前記サービスの一覧を表示
する際に、ネットワークを通してサービスの一覧を受信
し、前記サービスの一覧を表示し、所望のサービスを入
力デバイスにより選択する手段を有し、選択された前記
サービスをICカードに記録する機能を持つ。
【0022】本発明は更に、トラベルプランや、所望の
サービスがICカードに記録されると同時に、前記所望の
サービスがネットワークを経由して予約される機能をも
持つ。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の一形態を説明する。本発明は、様々な交通機
関に適応されることが可能であるが、本実施例では以下
に一例として、航空機を利用した場合のことを主に記述
する。
【0024】〔システムの構成〕図1は、本発明のICカ
ードを利用した旅行プラン作成装置と、それに関わるシ
ステムの全体構成を示したものである。
【0025】1はパーソナルコンピュータを示す。以
下、PCと表記する。このPCは家庭やオフィスに設置され
ているものとする。このPCは、例えばモデムを内蔵した
ものであって、インターネットや商用パソコン通信に接
続する機能を持っているものである。
【0026】2はPCのディスプレイ画面である。
【0027】3から6は、ディスプレイ画面内に表示さ
れる画面部を示す。3は旅行の出発地と出発日時を指定
する画面部であり、4は旅行の到着地と到着日時を指定
する画面部であり、5は旅行プランを表示し、選択する
画面部である。具体的には、出発地、経由地、到着地と
それぞれへの交通機関と所要時間とが表示される。
【0028】なお、6は特定の交通機関におけるサービ
スの一覧を表示し、所望のサービスを指定する画面部で
ある。
【0029】図1では画面部3から6を一つのディスプレ
イ内に同時に並列して表示している状態を示している
が、本発明はこれに拘るものではなく、重ねて表示して
もよいし、利用者により選択された画面のみが表示され
ていてもよい。もちろん、個別に一画面ずつ表示しても
良い。
【0030】更に、7はICカードの記録を入出力するた
めのICカードリードライト装置(以下、ICカードR/Wと
表記する。)であり、8はICカードであり、9は広域ネッ
トワークで例えばインターネットや商用パソコン通信の
ことである。PC1と広域ネットワーク9は、例えば電話
回線により接続されるものである。
【0031】また、サービス会社10は、サービスを提供
する交通機関や、交通機関のターミナルを示し、例え
ば、航空会社や空港ターミナル会社のことを示す。
【0032】21から27はサービス会社による提供される
サービス提供場所におけるPCを示す。これらのPCは、サ
ービス会社サーバー10に接続されている。また、別のサ
ービス会社サーバーにおいては、21から27のPCと同様の
ものが存在することとする。
【0033】なお、21は空港カウンターに設置されたPC
であり、22は空港のラウンジに設置されたPCであり、23
は飛行機の中にあり、客室乗務員が使用するPCであり、
24は空港内の店の中に設置されたPCであり、店PC24
は必ずしも空港の中に限るものではない。
【0034】また、25はホテルのフロントデスクに設置
されたPCであり、ホテルの客室に設置してあっても良
い。26は空港内のレンタカーのカウンターに設置された
PCであり、このレンタカーのカウンターは必ずしも空港
の中に限るものではない。27は空港の出入国手続きのカ
ウンターに設置されたPCである。
【0035】31から37はICカードR/Wで、前記PC21か
らPC27にそれぞれ接続されたものであり、図1に明示
すようにICカードR/W31は空港カウンターPC21に接続さ
れたものである。
【0036】前記ICカードR/W31からICカードR/W37
は、ICカード8の記録情報を入出力するためのデバイス
である。
【0037】図2は、画面部3と画面部4と画面部5の
詳細を示したものである。
【0038】画面部3は前述したように、旅行の出発地
と出発日時を指定する画面部である。前記画面部3は、
出発地を入力する画面部である画面部301と、出発日を
入力する画面部である画面部302と、出発時間を入力す
る画面部である画面部303とから構成されている。
【0039】ところで画面部301では、旅行者等が自由
に書き込むための画面部と、いくつかのリストから選択
する画面部とに分かれる。例えば、出発地を入力する画
面部301の場合は、画面部311と画面部312から構成され
る。この場合、画面部311にマウスのカーソルをおくと
直接に出発地名を入力できる。画面部312をクリックす
ると、本発明の旅行プラン作成装置が、ICカード内の記
録を参照し、前回までに利用した場所の一覧が表示され
る。旅行者等は、表示された場所の一覧から、適切な一
つを選択することができる。
【0040】なお、画面部311のような自由記述欄と、
画面部312のような入力候補一覧を表示するボタンとか
らなる構成は、画面部301と、画面部302と、画面部303
と、後述する画面部401と、画面部402と、画面部403と
に共通している。
【0041】このようにしたために、繰り返し訪れる場
所への旅行プランの立案においては、出発地などの条件
が速やかにそして、正しく入力できるので、短時間で正
確に旅行プランを立案することができる。
【0042】なお、画面部304は、「Auto」と表記
されているが、自動計算をするか否かを指定する画面部
である。すなわち、画面部301から画面部303に入力する
項目を自動的に推奨するための、チェックボックスであ
る。画面部304がON、すなわちボックス内にXマークが表
示されていれば、画面部301にはICカードの中の記録が
参照されて表示される。例えば、前回の旅行でA地点か
らB地点まで旅行したことがICカードの記録に残ってい
れば、自動推奨される出発地はB地点となる。画面部30
4がONの場合は、画面部302と画面部303の出発日時も自
動推奨されるのであるが、それは画面部4との関連もあ
るため、後述することとする。
【0043】画面部305は、確定ボタンであり、マウス
でクリックすることにより出発地と出発時間が確定され
る。
【0044】次に、画面部4について説明する。画面部
4は前述したように、旅行等の到着地と到着日時を指定
する画面部である。画面部401は到着地を入力する画面
部であり、画面部402は到着日を入力する画面部であ
り、画面部403は到着時間を入力する画面部である。
【0045】画面部404は、画面部401から画面部403に
入力する項目を自動的に推奨するための、チェックボッ
クスであり、画面部404がON、すなわちボックス内にチ
ェックされていれば、画面部401にはICカードの中の記
録を参照して表示する。例えば、前回の旅行でA地点か
らB地点まで旅行したことがICカードの記録に残ってい
れば、自動推奨される出発地はA地点となる。画面部40
4がONの場合は、画面部402と画面部403の出発日時も自
動推奨される。
【0046】なお、画面部3と画面部4は、どちらから入
力を始めても良い。例えば、画面部3から入力を始めた
場合は、画面部301と画面部302と画面部303と画面部401
とを前述の方法で入力し、かつ画面部404のチェックボ
ックスがチェックされていれば、本発明の旅行プラン作
成装置が旅行プランを自動計算し、到着日時、すなわち
画面部402と画面部403が自動的に表示される。ここで、
前回の旅行等でA地点からB地点までの旅行をしたこと
がICカードに記憶されているため、その情報を用いて画
面部301と画面部401に自動的に地名が入ることは既に説
明した通りである。
【0047】同様に、画面部4から入力を始めた場合
は、画面部301と画面部401と画面部402と画面部403を前
述の方法で入力し、かつ画面部304のチェックボックス
がチェックされていれば、本発明の旅行プラン作成装置
が旅行プランを自動計算し、出発日時、すなわち画面部
302と画面部303が自動的に表示される。ここで、画面部
301と画面部401に自動的に地名が入ることは既に説明し
た通りである。
【0048】このような入力方法を用いることにより、
旅行プラン作成の際の入力ステップが簡略され、時間短
縮にもなり、非常に便利である。特に、特定のホテルな
ど、細かい場所の指定は、しばしば面倒であることもあ
り、一度訪れた場所は記録され、簡単に呼び出せる仕組
みが旅行プラン作成ソフトの操作性を快適なものとす
る。
【0049】ところで、作成される旅行プランが、値段
優先か距離優先か時間優先かを決定するには、画面部40
6を、マウスでクリックする。画面部406がクリックされ
ると、値段優先か距離優先か時間優先が変更される。画
面部406に示されたアルファベットは、Tが時間優先を示
し、Pが値段優先を示し、Dが距離優先を示す。一回クリ
ックするごとにT→D→P→Tというように、循環して表示
が変わる。表示されている項目が、選択された優先項目
である。選択された優先項目はICカードに記録される。
例えば画面部406にTが示されている状態、すなわち「時
間優先」を選択すれば、時間優先であることがICカード
に記録され、次回からはICカードに記録された優先項目
に基づき、時間優先の旅行プランが作成される。
【0050】なお、画面部405は、確定ボタンであり、
マウスでクリックすることにより到着地と到着時間が確
定される。
【0051】上記のように、旅行プラン立案に際し、時
間や値段や距離を立案の条件の一つとしたために、その
ときの移動環境に適したプランの立案が可能となる。
【0052】次に、具体的な旅行プランを決定する画面
について説明する。画面部5は前述した通り、旅行プラ
ンを表示し選択する画面部であり、画面部501には、画
面部301で指定した出発地が表示される。
【0053】画面部502には出発地から最寄りの空港の
名前が表示され、画面部503には経由する空港の名前が
表示され、画面部504には到着地より最寄りの空港の名
前が表示される。
【0054】なお、前記画面部502から画面部504には、
交通機関のターミナルの名前が表示されるのであって、
空港の他、駅や港、バスターミナルやレンタカーの営業
所が表示されることもある。
【0055】画面部505と画面部506には到着地が表示さ
れが、このうち画面部506には画面部401で示した到着地
が表示される。画面部505には、画面部506で示した到着
地からの最寄りにあり、かつICカードに記録された以前
宿泊したことのあるホテルが表示される。旅行の帰路の
場合であれば、自宅や会社が表示されても良い。また、
よく利用する旅行先の場所が表示されても良い。例え
ば、前回、A地点のホテルからB地点の自宅へ移動した
場合は、画面部401にA地点を到着地として指定するだ
けで、画面部505にはA地点のホテルが表示される。
【0056】面部501から506は、ダブルクリックするこ
とにより、他の場所を選択することができる。
【0057】本発明の旅行プラン作成装置では、駅や空
港といった周知の場所以外でも出発地や経由地や到着地
に指定できる。一度指定した場所は、ICカードに保存す
ることができるので、旅行プラン作成装置のある場所で
あればどこででも利用可能となり便利である。
【0058】また、画面部507には、画面部501から画面
部505に記載されている、各地点までの個別の出発時間
と到着時間が、旅行プラン作成装置により自動計算さ
れ、出力される。その際には、画面部508には、画面部5
01で示された場所から画面部502で示された場所までの
交通手段が示される。例えば、タクシーであるとか、列
車名、飛行機の便名、場合によっては徒歩や自転車で移
動も示される。
【0059】本発明の旅行プラン作成装置では、公共の
交通機関以外の方法(タクシーなど)を用いた旅行プラ
ンが作成できる。一度指定した公共の交通機関以外の方
法は、ICカードに保存することができるので、旅行プラ
ン作成装置のある場所であればどこででも、公共の交通
機関以外の情報の入手や、事前の利用の予約を行うこと
が可能であり、速やかな移動を行うことが可能である。
【0060】同様に画面部509には画面部502の地点から
画面部503の地点へ、画面部510には、画面部503の地点
から画面部504の地点へ、画面部511には、画面部504の
地点から画面部505の地点への交通手段が表示される。
【0061】画面部509から5画面部11は、ダブルクリッ
クすることにより、任意の交通機関に変更することがで
きる。なお、画面部509の**021、画面部510の**095
は、飛行機の便名など、特定の交通手段を示している。
【0062】また、画面部512は旅行プランの切り替
えを指示するボタンであり、クリックすると別案の旅行
プランが表示される。この別案の旅行プランとは、例え
ば、自動計算され最初に表示された案が、前回の旅行等
と同一地点を経由していた場合、別案では経由地が異な
る、という意味である。画面部513は、旅行プランの決
定を指示するボタンであり、クリックすると、画面部5
に表示されている旅行プランが選択され、ICカードに記
録される。
【0063】さらに、画面部5522、画面部523、
画面部524、画面部529、画面部530はサービス
メニューの一覧を表示するためのボタンである。画面部
522をクリックすると、画面部502の○○ Airport
におけるサービスの一覧が表示される。同様に画面部5
23をクリックすると、画面部503の□□Airportに
おけるサービス内容が表示され、画面部524をクリッ
クすると、画面部504の××Airportにおけるサービ
ス内容が表示され、画面部529をクリックすると、画
面部509に**021便におけるサービス内容が表示
され、画面部530をクリックすると、画面部510に
**095便におけるサービス内容の一覧が表示され
る。
【0064】サービスが供給される場所の傍らにサービ
スの一覧を表示するためのボタンがあることで、どの場
所でどんなサービスが享受できるかが一目瞭然となる。
【0065】図3は、画面部6の詳細を示したものであ
る。画面部6は、特定の交通機関におけるサービスの一
覧を表示し、所望のサービスを指定する画面部である。
画面部6は、図2における画面部522、画面部52
3、画面部524、画面部529、画面部530のいず
れかをクリックすると表示される。本実施例では、画面
部530をクリックした場合の実施例を示している。画
面部6は詳細には、画面部61と画面部62から構成さ
れる。画面部61ではサービスの分類を示し、画面部6
2には提供される具体的なサービスの一覧が表示され
る。
【0066】また、画面部611は、画面部6で示すサ
ービス一覧が、画面部5のうちのどの交通機関であるか
を示す。本実施例においては、画面部530を押した後
に画面部6が表示されるため、画面部611には表示さ
れているサービスが飛行機**095便510のものであ
ることを示している。画面部612から画面部618ま
では、飛行機**095便510の中で提供され、旅行者
が選択できるサービスの分類(カテゴリー)を示してい
る。すなわちここで、画面部612をクリックすると夕
食のメニューが表示され、画面部613をクリックする
と昼食のメニューが表示され、画面部614をクリック
すると飲み物のメニューが表示され、画面部615をク
リックすると座席で観る映画のメニューが表示され、画
面部616をクリックすると座席で聴く音楽のメニュー
が表示され、画面部617をクリックすると座席できる
テレビゲームのメニューが表示され、画面部618をク
リックすると機内で貸与されるコンピュータがそれぞれ
画面部62に一覧表示される。
【0067】次に、画面部614がクリックされた状態
について説明する。画面部614がクリックされると画
面部614の"DRINK"の文字が反転し、画面部62に飲
み物のメニューが一覧表示される。画面部62に一覧表
示される各項目は、画面部621、画面部622、画面
部623よりなる行として表示される。画面部621は
チェックボックスであり、クリックするとボックス内に
Xマークが表示され、項目が選択されたことを示す。画
面部622は、サービス項目の名称を示す。例えば具体
的なワインの名称とビンテージが表示される。画面部6
23には、サービス項目の簡単な説明が表示される。例
えば、ワインの味と生産地についての説明が表示され
る。画面部625はスクロールを制御するボタンであ
り、上矢印をクリックすることにより、一覧表示が上方
向にスクロールし、下矢印をクリックすることにより、
一覧表示が下方向にスクロールする。画面部624は予約
決定を指示するボタンである。予め、いくつかのサービ
ス項目における画面部621をチェックしておき、画面部
624をクリックすることにより、サービス項目の選択
が完了する。このとき、サービス項目が正しく選択され
たどうか、再度ユーザーへ問い合わせる画面部を表示し
ても良い。
【0068】そして、選択されたサービス項目はICカー
ドに保存され、また必要に応じてネットワークを経由し
て、サービス会社のサーバーに予約される。
【0069】なお、サービス項目の選択法は、上記以外
にも様々な方法がある。例えば、予約完了を意味する画
面部624を、各サービス項目の傍らに個別に用意する
ことも考えられる。また、画面部622をダブルクリッ
クするだけで決定させる方法もある。
【0070】〔旅行プラン作成のフロー〕以下、図4を
用いて、本発明の旅行プラン作成装置により、旅行プラ
ンを作成し、所望のサービス項目を選択し、ICカード8
に情報が記録され、ネットワークを使った予約手続きが
終了するまでを説明する。
【0071】以下の実施例では、本旅行プラン作成装置
が旅行者等の自宅のPC1と、PCで動作する旅行プラン作
成ソフトからなる場合を想定する。旅行者等は、旅行等
の前に本旅行プラン作成装置を操作している。
【0072】ステップS01は、本旅行プラン作成装置
の使用開始を意味する。つまり、PC1を起動し、本旅行
プラン作成装置の機能を持つアプリケーションを起動す
る。
【0073】ステップS02で、旅行者等は、PC1に接続
されたICカードR/W7にICカードを挿入し、ステップS03
では、ICカード内に記録された前回までの旅行データを
読み取る。このステップは、ステップS02の直後に自動
的に行われる。ここでICカードから読み取られる情報は
次の通りである。説明の便宜上、それぞれに(M1)から(M
6)までのラベルをつける。
【0074】(M1)前回の旅行等の旅行プラン(以下M1と
いう)、(M2)前回の旅行等で予約したサービスの一覧
(以下M2という)、(M3)前回の旅行等でうけたサービ
スの一覧(以下M3という)、(M4)前回までの旅行実績
の一覧(以下M4という)、 (M5)前回まで利用したサー
ビスの一覧(以下M5という)、(M6)カード発行元が推
奨する交通機関の一覧(以下M6という)。
【0075】それぞれの情報の詳細は、後述する各ステ
ップにおいて説明する。
【0076】なお、本実施例においては、ICカードから
の情報の読み取りを一括して行うようになっているが、
各ステップで必要に応じて情報を読み取る方式もありう
る。
【0077】ステップS04で、ユーザーは到着地を画面
部401に、到着日を画面部402に、到着時間を画面部403
に入力する。画面部404はデフォルトでチェックされて
いるものとする。ICカードから読み取った情報(M1)に
より、前回の旅行でA地点からB地点へ旅行したことが
わかっているので、画面部301にはB地点が出発地とし
て自動的に表示され、画面部401にはA地点が到着地と
して自動的に表示される。ここで、自動的に表示される
ことは、頻繁に特定の場所を往復する旅行者等にとって
は、旅行プラン作成における入力が短時間でそして正確
に行うことが可能となる。
【0078】ステップS05で、旅行者等が画面部305と画
面部405をクリックすることで、出発地と到着の場所日
時が確定し、ステップS06では、PCが計算した推奨の旅
行プランを計算する。旅行プランの中で、どの交通機関
を利用するかはM1とM4とに基づいて計算される。例え
ば、B地点から最寄りの空港までの交通手段は、M1に基
づきタクシーが選択される。次に旅行プラン作成装置が
航空機を選ぶ場合は、まず、M1の旅行プランと同じ航空
会社の利用を考慮するが、適切な時刻にその航空会社の
便が無い時はM4を参照し、利用頻度の多い航空会社の便
を推奨する。すなわち、常に同じ航空会社を利用してい
る旅行者等には、同じ航空会社のみが推奨される。そし
て例えば、3社の空港会社のみの利用で旅行等をする旅
行者等においては、その3社の航空会社のみが常に推奨
される。また、カード発行元が推奨する交通機関の一覧
を予めカードに記憶させておいた場合は、カード発行元
が推奨する交通機関が優先的に推奨される。本実施例に
おいての推奨の優先度はM1、M4、M6であるが、この優先
度は必ずしもこの通りに限定されない。この優先度を変
更することにより、特定の交通機関が多く利用されるこ
とは、ICカード発行元の交通機関にとっては、数多くの
利用が見込まれる。
【0079】推奨旅行プランの計算が、時間優先か、距
離優先か、値段優先かは、前述した通り、画面部406で
指示をすることができる。これは、特に指定しない限
り、前回までの設定がそのまま適用される。
【0080】旅行プラン中に記載される航空機の発着時
刻は本旅行プラン作成装置の中にデータベースとして予
め記憶されている。そして必要に応じて、最新の時刻表
がネットワークからダウンロードされる。(この方法は
既存の多くソフトウェアに用いられ、広く知られてい
る。) ステップS07では、ステップS06で計算された旅行プラン
が画面部5に表示される。
【0081】この時点で、出発日時も計算され、自動的
に画面部302と画面部303に適切な出発時間が表示され
る。尚、出発時間に余裕がなく、旅行プラン作成の時点
が旅行プラン作成装置の推奨する適切な出発時間以降で
ある場合には、エラーメッセージが表示され、到着時間
の再入力、または到着時間の自動再計算が行われる。
【0082】なお、本実施例では、出発日時は、ステッ
プS07の時点で表示されているが、S05に並行してS06の
自動計算が行われ、S05の出発地と到着場所日時の入力
時点で、出発日時が表示されても良い。
【0083】このようにしたので、旅行等において到着
地点に何時に着くかが重要な場合もあり、到着時間から
出発時間を知ることができるので、計画がたてやすい。
【0084】次に、ステップS08で、所望の交通機関に
おけるサービスを検索するためのボタンを押す。ここで
は、飛行機=095便の中で飲むワインを予約するため、
画面部530の「Service」ボタンをクリックする。
【0085】ステップS09では、PCが自動的に、飛行機
=095便のサービス項目の一覧をネットワークから受信
する。すなわち、飛行機=095便で提供される夕食のメ
ニュー、昼食のメニュー、飲み物のメニュー、座席で観
る映画のメニュー、座席で聴く音楽のメニュー、座席で
出来るテレビゲームのメニュー、機内で貸与されるコン
ピュータを受信する。現状、同じ航空会社の同じ路線で
は、ほぼ同じサービスが提供される。しかしながら、時
期や季節により、サービス内容が変わることもある。旅
行者等は、本発明の旅行プラン作成装置により、自動的
に具体的なサービス項目を知ることができる。
【0086】ステップS10で、画面部61のサービスの分
類(カテゴリー)を選択する。本実施例では飲み物の分
類を指示することとし画面部614をクリックすると、ス
テップS11で、画面部62にサービス項目、すなわち、飲
み物のの一覧を表示する。このときICカード内の、M3、
M2、M5の中にあるサービス項目を上位に列挙する。本実
施例における各情報の優先順位は、M3、M2、M5の順であ
るが、本発明は必ずしもこの優先順位に束縛されるもの
ではない。
【0087】なお、M2とM3の違いは、M2はサービスを予
約した履歴であり、M3は実際にうけたサービスの履歴で
ある。本発明を活用すればM2とM3は同一となることが多
いのであるが、旅行途中に予約したサービスを変更する
手続きをとった場合は、M2とM3が異なる。
【0088】次に、ステップS12で所望のサービスをチ
ェックする。すなわち、画面部622に記載された、飲み
たい酒の傍らにある画面部621のチェックボックスをク
リックする。ここでは複数個のチェックが可能である。
【0089】ステップS13で、画面部624の「Reserve」
ボタンをクリックすることで、サービスの予約が確定
し、ステップS14で、所望のサービスを確認予約した上
で、旅行プランが画面部513をクリックすることにより
予約が完了し、ステップS15では、自動的にICカードに
旅行プランと予約したサービスが記録され、ステップS1
6で、自動的に予約したデータが、ネットワークを経由
してサービス会社のサーバーへ送られる。
【0090】サービス会社、予めネットワークを通じ
て、必要なサービス項目の数量が把握できるため便利で
ある。このとき、ネットワークのセキュリティを考え、
サービス項目の数量のみを送り、個人情報はICカードに
記載しておけば、個人情報が漏洩することを防ぐことに
もなり便利である。
【0091】以上で、予約の手続きが終了となる。この
後、旅行者等は、このICカードを持ち旅行等を行う。そ
してサービスを享受したい場所で、ICカードを提示する
だけで、所望のサービスが受けられる。すなわち、飛行
機に座りICカードを客室乗務員に提示すると、予約され
た飲み物が運ばれてくる。
【0092】〔本発明を一時的に利用できない旅行者〕
何らかの事情で、本発明の旅行プラン作成装置を事前に
利用することができない旅行者等は、サービス会社等へ
電話等で連絡をとり、旅行プランと所望のサービスを口
頭等でオペレータに伝える。この方式によって作成され
た旅行データと所望のサービスは、一時的にサービス会
社等のサーバーに保存される。そして、旅行者等がサー
ビス会社等を利用する際、例えば空港カウンターでチェ
ックインをする際に、旅行者等が持参したICカードに旅
行データが書き込まれか、または、サービス会社等が旅
行データが書き込まれたICカードを旅行者等に手渡して
も良い。
【0093】〔旅行プラン作成装置の機能〕本発明の一
形態において、旅行プラン作成装置の機能の概要は下記
の通りである。
【0094】(1)出力機能 ディスプレイへの画面部の出力(画面部3から画面部
6) ICカードへの旅行データ(旅行プランなど)の書き込み ネットワーク経由して旅行データをサービス会社のサー
バーへ送信 (2)入力機能(本発明では図示を省略している) マウスによる画面部のクリックやダブルクリック(画面
部5など) キーボードによる入力(画面部3など) ICカードからの旅行データ(M1からM5)の読み取り ネットワークからのサービスの一覧の受信 ネットワークからの最新の時刻表の受信 (3)計算機能 旅行プランの計算 〔ICカード内の予約情報の変更〕本発明の旅行プラン作
成装置は、旅行等中の各所に設置されサービスの追加
や、旅行プランを変更が可能となる。その方法はフロー
(図4)のS04からS06が必要なくなるだけで、基本的な
フローや画面の操作法に相違がない。
【0095】〔旅行プラン作成装置の設置場所〕本発明
の旅行プラン作成装置が旅行中の場所は、次の通りであ
る。 ・空港ロビーや空港ラウンジ ・その他の交通機関のターミナルのロビーや待合室 ・飛行機内やその他の交通機関の中 ・ホテルの客室やホテル内サービス施設 〔ICカードにより予約されるサービス〕本発明の旅行プ
ラン作成装置で使われたICカードを携帯することによ
り、旅行者等が享受できるサービスは次の通りである。
【0096】(1) 空港カウンターPC21の利用において 詳細な旅行プランがICカードに記憶されているので、飛
行機の発着の遅れに対し、代わりの便の選定をすること
が容易である。例えば、旅行者が最初に搭乗した飛行機
が2時間遅れたとする。その結果、旅行者は予定してい
た乗り継ぎ便を利用できなくなるが、しかしながら旅行
者は慌てることなく、ICカードを乗り継ぎ便のカウンタ
ーを持っていく。
【0097】カウンターの職員はICカードに記憶された
旅行プランを見て、最終目的地に向かうための最良案を
リメイクすることが容易である。また、言葉等の問題、
例えば外国語の会話が不慣れな旅行者等、互いの意志の
疎通を図られない時など、上記ICカードを提示するだけ
で意志の疎通が図られる。
【0098】また、万が一旅行者等の貨物室扱い手荷物
が、複雑な乗り継ぎ便の何れかで行方不明になったとき
であっても、ICカードに旅行プランが記憶されているた
め、捜索の連絡を行うことが容易である。また、旅行等
の前に、本発明の旅行プラン作成装置を使って、手荷物
の色や形、内容を入力しておけば、さらに捜索が容易で
ある。自宅のPCや空港カウンターのPCに接続されたデジ
タルカメラで、手荷物の写真を撮っておき、ICカードに
記憶しても良い。
【0099】(2)空港ラウンジPC22の利用において 旅行者等は、空港ラウンジでICカードを渡すだけで予約
した様々なサービスを享受することができる。これは、
言葉等の問題、例えば外国語の会話が不慣れな旅行者
等、互いの意志の疎通を図られない時など、上記ICカー
ドを提示するだけで旅行者等が希望しているサービスの
提供を受けることが可能である。
【0100】享受されるサービスは飲み物、食べ物、フ
ァックスの利用、コンピュータ利用、スモールオフィス
の利用など、ラウンジサービス全般にわたる。このラウ
ンジに、本発明の旅行プラン作成装置が設置されていれ
ば、旅行者等は旅行等の途中で旅行プランや所望のサー
ビスを追加変更することができる。また、旅行プラン作
成装置は、ネットワークに接続されているため、これを
用いて電子メールやファックスの受信が可能となる。こ
の場合、受信した電子メールやファックスの画像データ
は、ICカード内に記憶されるようにしても良い。
【0101】なお、電子メールやファックスの受信と記
憶は、旅行プラン作成装置以外の端末でも可能である。
【0102】また、出国には現状、出国カードに多くの
項目を記入し提出することが必要であるが、ラウンジに
専用の印刷機を設置しておくことにより、予めICカード
に記憶された情報に基づき、出国カードの印刷が可能と
なり、短時間で正確に記載することが可能となる。
【0103】(3)飛行機内PC23の利用において 飛行機内では夕食のメニュー、昼食のメニュー、飲み物
のメニュー、座席で観る映画のメニュー、音楽のメニュ
ー、テレビゲームのメニュー、機内で貸与されるコンピ
ュータの提供が、予約された情報に基づき、ICカードを
客室乗務員に渡すだけでサービスされる。飛行中の航空
機では、サービス会社のサーバーと常時オンラインで接
続されることはまず不可能である。しかしながら、旅行
者等のICカードに記憶されたサービスデータはオフライ
ンで利用できる。
【0104】また、予約した映画のメニューに付随し
て、どこからその映画を見たいかという情報も予約でき
るようにすれば、前回の旅行で観た映画の続きから見る
こともできる。また、どの映画をどこまで見たかは、自
動的にICカードに記憶されるようにしてもよい。このよ
うな仕組みを利用することにより、複雑な乗り継ぎのあ
る旅行等では、前に乗った飛行機で観た映画や聴いた音
楽の続きを、次の飛行機で見たり聴いたりすることが可
能となる。
【0105】また、旅行プランを作成する段階で、座席
を選べるようにしても良い。このとき、搭乗する飛行機
の機種がわかっているので、椅子の背もたれがどの程度
倒れるかといったリクライニングの情報をネットワーク
から受信して参照しながら、旅行プランの選定が可能で
ある。
【0106】なお、前回の旅行等で、同一機種の飛行機
に乗ったときに、その際に旅行者等自身に適した椅子の
背もたれの倒した方、肘掛の位置などをICカードに記憶
させておけば便利である。次回の旅行では、好みのリク
ライニング位置を自動的に設定することも可能となる。
【0107】また、客室常務員の立場からすれば、旅行
者等がよく購読する雑誌や新聞が旅行プラン作成装置に
より予め記憶させていた場合、旅行者等が読みなれた新
聞や雑誌を配布することができサービスの向上につなが
る。また、以前の旅行等において、同じ飛行機に搭乗し
ていたことがICカードの情報から明らかになるため、個
人的な挨拶をすることも可能となる。
【0108】また、過去の旅行者等の苦情の履歴がICカ
ードに記録されていれば、その苦情の配慮した適切なサ
ービスが可能となる。苦情の情報は、旅行者自身が旅行
プラン作成装置により記録することもできるし、サービ
ス提供側が記憶させることも可能である。
【0109】なお、上記苦情の情報は客室乗務員側がサ
ーバーに顧客データーと共に入力しておき、旅行者等が
その後、 ICカードで本旅行プラン作成装置を使った時
に自動的に ICカードに記憶するようにすればよい。
【0110】旅行プラン作成装置のサービス予約機能を
用いて、機内のビジネススペースを予約することがで
き、煩わしい手続きを踏むことなくサービスの提供を受
けることが可能である。
【0111】また、機内でのショッピングにおいては、
機内販売品の事前予約をしておけば、機内で免税品の現
物を受け取ることができる。さらに購入品のリストをIC
カードに保存すれば、紙による購入予約控えやレシート
が必要なくなる。
【0112】(4) 店PC24の利用において 旅行先の店、特に空港の免税店でのショッピングでは、
ICカードが便利である。旅行プランがICカードに記憶さ
れているため、旅行者等が航空券を提示しなくても、ど
の飛行機に乗るかが明らかである。また複雑な乗り継ぎ
のある旅行でも、旅行プランが明快なことにより、最終
到着地で一括して商品を受け取ることが可能である。こ
の最終到着地とは、最終の乗り継ぎ便が到着する空港で
ある場合もあるが、ホテルや自宅といった特定の場所に
宅配することも、記憶された旅行プランを用いれば容易
に可能となる。この場合、旅行者は宅配先を、慣れない
外国語で紙などに記入しなくてもよく便利である。さら
に購入品のリストをICカードに保存すれば、紙による購
入予約控えやレシートが必要なくなり、快適である。
【0113】(5) ホテルPC25の利用において 旅行プラン作成装置では、好みのホテルの好みの部屋を
予約できるため、度々旅をする旅行者等にとっては便利
である。宿泊ホテルがICカードに記憶されているので、
飛行機へ預けた手荷物を、ホテルの部屋で受け取ること
も可能となる。ホテルのチェックインの際には、チェッ
クインに必要な情報を、慣れない外国語で紙などに記入
しなくてもよく、簡潔にチェクインが可能となる。ファ
ックスの利用、コンピュータ利用、スモールオフィスの
利用など、ホテルのビジネス用設備も予約も可能とな
る。ホテル内に、本発明の旅行プラン作成装置が設置さ
れていれば、旅行者等は旅行等の途中で旅行プランや所
望のサービスを追加変更することができる。また、旅行
プラン作成装置は、ネットワークに接続されているた
め、これを用いて電子メールやファックスの受信が可能
となる。この場合、受信した電子メールやファックスの
画像データは、ICカード内に記憶される。
【0114】なお、電子メールやファックスの受信と記
憶は、旅行プラン作成装置以外の端末でも可能である。
【0115】(6) レンタカーカウンターPC26の利用にお
いて 旅行プラン作成装置では、特定の交通機関のターミナル
からのレンタカーの予約もできる。この場合、好みの車
種の予約も可能となる。言葉等の問題、例えば外国語の
会話が不慣れな旅行者等、互いの意志の疎通を図られな
い時など、レンタカーを借りるのに必要な情報が記憶さ
れたICカードを提示することで手続きが完了する。
【0116】(7) 出入国手続きカウンターPC27の利用に
おいて 出入国手続きの際には、現状は出国カードの提示や、入
国後の宿泊場所や、乗り継ぎ便を尋ねられる。本発明の
ICカードには、それらの情報が記憶されているため、出
入国手続きの簡略化も可能となりうる。
【0117】〔ICカードに記録される情報〕本発明にお
いて、ICカード8に記録される情報は次の通りである。
【0118】このICカード8は、例えば航空会社などの
特定の交通機関といった、サービス会社により発行され
る。なお、※印が発行時より記録されている情報であ
る。 ・旅行者の氏名※ ・旅行者の住所※ ・旅行者のパスポートナンバー※ ・予約した旅行プラン ・予約した交通機関の情報(座席、便名) ・予約したサービス項目 ・前回の旅行等の旅行プラン(M1) ・前回の旅行等の予約したサービスの一覧(M2) ・前回の旅行等でうけたサービスの一覧(M3) ・前回までの旅行実績の一覧(M4) ・前回まで利用したサービスの一覧(M5) ・カード発行元が推奨する交通機関の一覧(M6)※ ・手荷物の外観形状 ・ネットワークから受信した電子メールやファックス ・好みの新聞や雑誌の名称 ・ホテルの予約データ ・レンタカーを含めた乗り継ぎの交通機関の予約 ・ショッピングメモ ・過去の苦情概要 ・交通機関内部でのリクライニングシートの設定
【0119】
【発明の効果】航空機等による海外旅行等など、複雑な
乗り継ぎを要する旅行において、ICカードを利用した旅
行プランの作成は、旅行等の前においても旅行等の途中
においても便利なものとなる。旅行等の前においては、
前回までの旅行データを利用して旅行プランを作成でき
るため、所望の旅行プランを短時間に作成できるという
利点がある。また、旅行プランに追加して、旅行等の途
中に享受されることを希望するサービスも予約できる。
これらにより、旅行等の途中においては、乗り継ぎ便の
変更などが容易に手続きできるだけでなく、何処でも所
望のサービスを受けられるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の全体構成を示す図であ
る。
【図2】本発明の実施の一形態における、旅行プラン作
成用の画面を示す図である。
【図3】本発明の実施の一形態における、所望のサービ
スを予約するための画面を示す図である。
【図4】本発明の実施の一形態における、旅行プラン作
成と所望のサービスを予約する手続きを示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1:パーソナルコンピュータ、 2:パーソナルコンピュータ画面、 3:出発場所日時指定手段、 4:到着場所日時指定手段、 5:旅行プラン指定手段、 6:サービス予約指定手段、 7および31〜37:ICカードリードライト装置、 8:ICカード、 9:広域ネットワーク、 10:サービス会社サーバー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 東原 徹 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 北爪 友一 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所システム事業部内 Fターム(参考) 5B049 BB31 BB52 CC06 CC17 CC31 DD01 DD04 FF03 FF04 FF08 GG04 GG07 5B058 CA01 YA20

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交通機関により旅行等する際に使用するこ
    とが可能で、過去の旅行データを記憶したICカードと、
    出発地と出発日時を入力する画面部と、到着地と到着日
    時を入力する画面部と、旅行プランを表示する画面部を
    有し、前記画面から出発地と到着地を入力する手段を有
    し、前回の旅行データを利用して旅行プラン作成するか
    否の指示を入力する手段を有し、前記旅行プランの一部
    を変更する手段を有し、旅行プランの決定を入力する手
    段を有し、ICカードへ前記旅行プランを記録する機能を
    有することを特徴とする旅行プラン作成装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記旅行プランに表示
    された交通機関と交通機関のターミナルに追加して、交
    通機関と交通機関のターミナルで提供されるサービスの
    一覧を表示する手段を有した旅行プラン作成装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、前記サービスの一覧を
    表示する際に、ネットワークを通してサービスの一覧を
    受信し、前記サービスの一覧を表示し、所望のサービス
    を入力デバイスにより選択する手段を有し、選択された
    前記サービスをICカードに記録する機能を持つ旅行プラ
    ン作成装置。
  4. 【請求項4】請求項2および3において、前記サービス
    メニューにおけるサービスとは、空港のチケットカウン
    ターでのサービス、空港ラウンジでのサービス、飛行機
    内でのサービス、空港附属のショッピング施設でのサー
    ビス、旅行等の途中の宿泊施設でのサービス、地上を走
    行する交通機関のチケットカウンターでのサービス、地
    上を走行する交通機関のターミナルのラウンジでのサー
    ビス、地上を走行する交通機関の内部でのサービス、地
    上を走行する交通機関ターミナル附属のショッピング施
    設でのサービス、水上を走行する交通機関のチケットカ
    ウンターのサービス、水上を走行する交通機関のターミ
    ナルのラウンジでのサービス、水上を走行する交通機関
    の内部でのサービス、水上を走行する交通機関ターミナ
    ル附属のショッピング施設でのサービス、のいずれかで
    あることを特徴とする旅行プラン作成装置。
  5. 【請求項5】交通機関により旅行等する際に使用するこ
    とが可能で、過去の旅行データを記憶したICカードと、
    出発地と出発日時を入力する画面部と、到着地と到着日
    時を入力する画面部と、旅行プランを表示する画面部を
    有し、前記画面から出発地と到着地を入力する手段を有
    し、前回の旅行データを利用して旅行プラン作成するか
    否の指示を入力する手段を有し、前記旅行プランの一部
    を変更する手段を有し、旅行プランの決定を入力する手
    段を有し、ICカードへ前記旅行プランを記録する機能を
    有し、前記決定された旅行プランがICカードに記録され
    ると同時に、旅行プランに記載された項目がネットワー
    クを経由して予約されること特徴とする旅行プラン作成
    装置。
  6. 【請求項6】請求項5において、ネットワークにより予
    約される項目とは、飛行機の座席、地上を走行する交通
    機関の座席、水上を走行する交通機関の座席、ホテルの
    部屋、のいずれかであることを特徴とする旅行プラン作
    成装置。
  7. 【請求項7】請求項3および請求項4において、所望の
    サービスがICカードに記録されると同時に、前記所望の
    サービスがネットワークを経由して予約される旅行プラ
    ン作成装置。
  8. 【請求項8】交通機関により旅行等する際に使用するこ
    とが可能で、前回までの旅行データが記憶され、出発地
    と到着地の双方および、出発日時と到着日時のいずれか
    を指定することで生成される複数の旅行プランの中から
    一つを選択し、前記旅行プランの一部を変更し、前記旅
    行プランを記録することを特徴とする記憶媒体。
  9. 【請求項9】請求項8において、前記旅行プランに追加
    して、所望のサービスを記録することを特徴とする記憶
    媒体。
  10. 【請求項10】交通機関により旅行等する際に使用する
    ことが可能で、過去の旅行データを記憶したICカード
    と、出発地と出発日時を入力する画面部と、到着地と到
    着日時を入力する画面部と、旅行プランを表示する画面
    部を有し、前記画面から出発地と到着地を入力する手段
    を有し、前回の旅行データを利用して旅行プラン作成す
    るか否の指示を入力する手段を有し、前記旅行プランの
    一部を変更する手段を有し、旅行プランの決定を入力す
    る手段を有し、ICカードへ前記旅行プランを記録する機
    能を有し、前回の旅行データと共に前記決定された旅行
    プランがICカードに記録されること特徴とする旅行プラ
    ン作成装置。
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