JP2001042039A - 放射性ガスモニタ - Google Patents

放射性ガスモニタ

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JP2001042039A
JP2001042039A JP21652899A JP21652899A JP2001042039A JP 2001042039 A JP2001042039 A JP 2001042039A JP 21652899 A JP21652899 A JP 21652899A JP 21652899 A JP21652899 A JP 21652899A JP 2001042039 A JP2001042039 A JP 2001042039A
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radioactive gas
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radiation
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English (en)
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Kenichi Yano
賢一 矢野
Shohei Matsubara
昌平 松原
Hiroshi Nakaoka
弘 中岡
Yoshihiro Nishida
由博 西田
Yozo Sasaki
陽三 佐々木
Koichi Nakabayashi
浩一 中林
Junji Ueda
純二 植田
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Hitachi Ltd
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
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Tokyo Electric Power Co Inc
Aloka Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原子炉から出るオフガス中の希ガスを高精度
に検出する。 【解決手段】 配管10には放射性ガスモニタが設けら
れ、その放射性ガスモニタは複数の検出器12によって
構成される。各検出器12はシンチレータブロック14
と光電子増倍管16とで構成される。配管10の周囲を
取り囲むように複数の検出器12が設けられているた
め、13Nから出る陽電子の消滅により生ずる一対の51
1keVのγ線が配管10において散乱されてもそれを
いずれかの検出器12によって検出することが可能であ
る。その結果、当該γ線の同時計数を行って、それを検
出結果から効果的に除外可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電所等で
利用される放射性ガスモニタに関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】エネルギー需要が年々増加
する中で、核分裂によりエネルギーを取り出す原子力発
電所は欠かせない存在となっている。原子力の平和利用
を推進するためにより安全な設備が要望されている。
【0003】原子炉内には多数の燃料棒が挿入されてお
り、その燃料棒内での核分裂によりそれを取り囲む冷却
水に熱が伝達され、熱サイクルが形成される。燃料棒は
核分裂生成物を封じ込める第1の要となっており、それ
が破損することがないように万全の設計がなされてい
る。万が一にも燃料棒が破損した場合、それによる影響
が外界に生じないように二重、三重の安全システムが完
備されている。
【0004】上記のように燃料棒は重要な機能を果たし
ており、その健全性を常に監視しておくのが望ましい。
このため原子炉内部から排気されるガス(以下、オフガ
ス)のモニタリングが行われている。従来のガスモニタ
は、ガスが導入される配管の近傍に設けられ、ガスから
出るγ線が電離箱の電流出力として検出されている。
【0005】ところが、原子炉内での中性子、陽子の作
用により酸素原子が放射化され、放射性をもった13Nガ
スが大量に生成される。その13Nから出る陽電子の消滅
により511keVのγ線が生ずるが、上記のガスモニ
タでの検出はそれが支配的になってしまう。更に当該γ
線のコンプトン散乱などが観測をより困難にする。仮に
燃料棒にリークが発生し、核分裂生成物としての希ガス
が発生してもそれが微量であればそのγ線を検出するの
は困難で、よって現状のガスモニタ単体でリーク検出を
行うのは難しい。
【0006】なお、核分裂生成物としての希ガスとして
は、例えば、Xe−138、Kr−87、Kr−85、
Kr−88、Kr−85m、Xe−135、Xe−13
3、Xe−135m、Xe−137、Kr−89、Ar
−41などがあげられる。オフガス中でそれらの希ガス
成分は少なく、N−13が大部分を占めている。
【0007】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、核分裂で生成された希ガスを
13Nガスの存在下で精度良く測定することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、放射性ガスが導入される配管の近
傍に設けられた放射性ガスモニタにおいて、前記配管の
周囲を取り囲んで配列された複数の放射線検出器と、前
記複数の放射線検出器でγ線の同時検出があった場合
に、それを13Nから出る陽電子の消滅により生じる51
1keVのγ線とみなして検出結果から除外する信号処
理部と、を含むことを特徴とする。
【0009】上記構成によれば、原子炉(特に軽水炉)
内部において酸素原子の放射化により多量の13Nが生成
されても、放射性ガスとしてのオフガスの検出に当たっ
て、13Nから放出される陽電子の消滅により生ずる51
1keVのγ線を弁別して、検出結果から除外できる。
すなわち、陽電子が消滅すると、2つの消滅γ線(51
1keV)が互いに反対方向に飛び出す。それを配管の
周囲に配置された複数の放射線検出装置により検出して
アンチコインシデンスを利用して511keVのγ線を
特定し、かつ除去するものである。希ガスに関しては基
本的にそのような消滅γ線は観測されないので、結果と
して希ガスの検出感度を向上できる。
【0010】配管の内部において、陽電子消滅により発
生する2つの511eVのγ線は互いに完全に反対方向
に進行する。よって、理論的には、配管を介して2つの
放射線検出器を直線上に配置しそれらを対向させておけ
ば、同時生成される2つの511keVのγ線を同時検
出して、それを検出信号から除外することができる。し
かし、実際には、配管でγ線は吸収または散乱され、配
管の外側において、互いに180°正反対方向に放出さ
れる2つのγ線のみをとらえるだけでは不十分である。
【0011】これに対し、本発明では、複数の放射線検
出器が配管の周囲を取り囲んで設けられているので、配
管において511keVのγ線が散乱しても、同時生成
された2つのγ線を有効に検出可能である。
【0012】望ましくは、前記複数の放射線検出器は1
つのメイン検出器と複数のサブ検出器とで構成され、前
記信号処理部は、前記メイン検出器の検出結果から、前
記メイン検出器といずれかの前記サブ検出器との間での
同時検出による成分を除外する。
【0013】望ましくは、前記信号処理部は、前記複数
の放射線検出器の出力信号の中で単発信号だけを計数す
る。
【0014】望ましくは、前記配管の周囲にその軸方向
に沿って積層された複数段の放射線検出器アレイを含
み、各放射線検出器アレイは前記配管の周囲に環状配列
された複数の放射線検出器からなる。
【0015】望ましくは、前記各放射線検出器は、前記
配管に対向する内側面から外側面にかけて広がったシン
チレータブロックと、前記シンチレータブロック内で放
射線の入射により生じた光を受光する受光器と、で構成
される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
【0017】図1には、本発明に係る放射性ガスモニタ
の好適な実施形態が示されており、図1はその正面図で
ある。
【0018】配管10は、原子炉からの放射性ガスを流
通させるものである。配管10の所定箇所には本実施形
態に係る放射性ガスモニタが設けられている。放射性ガ
スモニタの中央部には後に図2で示されるように貫通孔
が形成され、その貫通孔内に配管10が挿通されてい
る。ここで、その挿通部分が測定対象となるガスを収容
するガスチェンバとして位置付けられる。なお、配管1
0内において放射性ガスは一定の流量をもって流通して
いる。
【0019】図1に示されるように、放射性ガスモニタ
は、複数の検出器12によって構成される。図1に示す
例では、複数段の検出器群によって放射性ガスモニタが
構成されており、その段数は3であり、各段の検出器群
は6つの検出器12によって構成されている。ここで中
段の検出器群における特定の検出器12は必要に応じて
メイン検出器12Aとして機能する。これについては後
に説明する。
【0020】各検出器12は、シンチレータブロック1
4と光電子増倍管(PMT)16とで構成される。シン
チレータブロック14は、図2に示されるように、配管
10側に対向する面側から反対側にかけて略三角形状に
広がった形態を有する。ちなみに、各シンチレータブロ
ック14間においては光反射膜14Aによって相互への
光の進入が阻止されている。シンチレータブロック14
内に放射線が進入すると、それに起因して発光が生じ、
その光が光電子増倍管16にて受光される。これによっ
て電気的なパルスが外部に出力される。
【0021】図1及び図2に示したように、本実施形態
においては、配管10の全周を取り囲むように複数の検
出器を設け、しかもその複数の検出器の配列を配管10
の軸方向にも広げて配置しているため、13Nから出る陽
電子の消滅により生ずる一対の511keVのγ線が配
管10で散乱しても、それをもれなく検出することが可
能であり、結果として、そのような妨害γ線を計数結果
から除外することが可能となる。具体的には、例えば、
メイン検出器12Aとそれ以外のサブ検出器(アンチ検
出器)12Bとの間において同時計数を行って上述の5
11keVの一対のγ線を特定する場合において、互い
に完全に反対方向に出るγ線の一方をメイン検出器12
Aで検出すると共に、他方をそのメイン検出器12Aの
反対側の検出器で検出器し得ると共に、たとえ配管10
上におけるγ線の散乱が生じたとしても、その散乱γ線
を他の検出器12によって検出可能である。その結果、
同時計数の精度を高めることが可能である。
【0022】図2において、上述したようにシンチレー
タブロック14は、配管10に対向する面14Cからそ
れと反対側の面14Bにかけて徐々に断面が増大された
形態を有しているが、もちろん他の形態を採用すること
も可能である。また、図1及び図2に示したように、各
段の検出器群が6つの検出器12によって構成されてい
たが、もちろんそれ以外の個数によって検出器群を構成
してもよい。いずれにしても配管10の周囲全体を取り
囲むように複数の検出器12を配設するのが望ましい。
【0023】図3及び図4には、本実施形態に係る放射
性ガスモニタの信号処理部の構成が示されている。ちな
みに、図3は放射性ガスモニタを第1モードで動作させ
る場合の回路構成例を示しており、図4は放射性ガスモ
ニタを第2モードで動作させるための回路構成例を示し
ている。
【0024】図3において、図1に示したメイン検出器
12Aから出力される検出パルスは信号処理回路22に
入力され、一定の信号処理を経た後の信号がメイン信号
として減算器28に出力される。ここで、信号処理回路
22は、増幅器などを有するものであり、さらに光電子
増倍管16用の高電圧発生源を内蔵している。
【0025】一方、複数のサブ検出器12Bから出力さ
れる検出パルスは、各サブ検出器12Bごとに設けられ
た信号処理回路24に入力され、そこで一定の信号処理
を受ける。ここで、各信号処理回路24は、増幅器及び
波高弁別器などを有しており、検出パルスを増幅した後
に、一定の波高値以上の検出パルスを後段のOR回路2
6に出力している。ちなみに、この信号処理回路24も
上記の信号処理回路22と同様に、光電子増倍管16用
の高電圧発生源を内蔵している。
【0026】OR回路26は、各サブ検出器12Bから
の検出パルスS1〜Snに対して論理和をとる回路であ
り、すなわち加算回路に相当する。その加算後の信号G
はアンチ信号として減算器28に出力されている。
【0027】減算器28はメイン信号Mからアンチ信号
Gを減算する機能をもった回路であり、本実施形態にお
いて、この減算器28はアナログ・デジタル・コンバー
タ(ADC)を含めて構成されている。すなわち、アン
チ信号Gが入力される以外の期間においてメイン信号M
のサンプリングが実行されている。
【0028】すなわち、上記のような構成によれば、メ
イン検出器12Aといずれかのサブ検出器12Bとの間
で同時計数が行われた場合に、それをアンチ信号Gとし
て特定してメイン信号Mからそのアンチ信号Gを除外す
ることが可能となる。その結果、13Nから出る陽電子の
消滅により生ずる一対の511keVのγ線を計数結果
から除外して、目的とする希ガスを高精度に計測するこ
とが可能となる。
【0029】MCA(マルチチャンネルアナライザ)3
0は、減算器28から出力される検出パルスを各波高値
ごとに計数する回路である。演算部32はMCA30の
分析結果に基づいて、各希ガスの濃度などを演算する回
路である。ちなみに、この演算部32に、希ガスの異常
増加に基づく燃料棒の異常監視機能を付与するようにし
てもよい。
【0030】図3に示す構成例によれば、1つのメイン
検出器12Aに対して複数のサブ検出器12Bが独立し
て設けられているため、高い放射能量の場合であっても
高計数率によるパイルアップを防止して計数精度を維持
できるという利点がある。
【0031】次に、図4を用いて第2のモードにおける
信号処理例について説明する。
【0032】この図4に示す構成は、図1に示した複数
の検出器12をそれぞれサブ検出器12B及びメイン検
出器12Aの兼用検出器として利用するものである。こ
のような構成によれば、低い放射能量の場合に、特に感
度を高めて測定精度を向上できるという利点がある。
【0033】図4において、複数の検出器12には信号
処理回路34が設けられている。各信号処理回路34
は、図3に示した信号処理回路22及び信号処理回路2
4をあわせた機能を有しており、具体的には、入力され
る検出パルスを増幅して出力する機能と、その検出パル
スの増幅後に一定の波高値以上の検出パルスを出力する
機能とを有している。ちなみに、各信号処理回路34は
光電子増倍管16の電源としても機能している。
【0034】図4において、ロジック回路36には、各
信号処理回路34からの増幅後の検出パルスN1〜Nn
増幅及び波高弁別後の検出パルスR1〜Rnとが入力され
ている。そして、ロジック回路36は、検出パルスN1
〜Nnを全て加算してそれをメイン信号Mとして減算器
28へ出力する。これは図3に示したOR回路26と同
様の機能である。
【0035】一方、ロジック回路36は、複数の検出パ
ルスR1〜Rnの中で2つ以上同時に検出パルスが得られ
た場合にアンチ信号Gを出力している。その出力条件が
図4において(B)に示されている。
【0036】すなわち、この図4に示す構成例では、上
述したように検出器12が機能分離されておらず、それ
ら全体としてメイン検出器12A及びサブ検出器12B
として機能している。
【0037】減算器28では、メイン信号Mからアンチ
信号Gを減算する処理を実行し、具体的には、図3に示
した減算器28と同様に、アンチ信号Gが入力されてい
る期間外においてメイン信号Mのサンプリングを実行し
ている。これにより、単発パルスのみがサンプリングさ
れる。マルチチャンネルアナライザ(MCA)30と演
算部32は、図3に示したものと同様の機能を有してい
る。
【0038】上記の各構成例によれば、妨害核種である
13Nに影響されずにオフガス中の希ガスから放出される
γ線を精度良く測定でき、例えば短半減期核種及び長半
減期核種の比率を精度良く求めることが可能となる。さ
らに、原子炉内部における燃料棒の破損状態がピンホー
ルであるか亀裂状態であるかなどを早期に確認できるな
どの利点を得られる。
【0039】図1及び図2に示した構成例によれば、各
検出器がそれぞれ比較的小さな体積によって分割されて
いるため、パルス重畳による数え落としといった問題も
解消可能である。さらに、上記構成によればメイン検出
器12Aとサブ検出器12Bが全く同じ構成を有してい
るため、製造時におけるコストを低減できるという利点
を得られる。
【0040】図5には、比較例の構成が示されている。
この構成例において、配管10の一方側にはメイン検出
器50が設けられ、他方側にはサブ検出器60が設けら
れている。ここで、メイン検出器50はシンチレータ5
2、光電子増倍管54及び鉛コリメータ56で構成され
ている。また、サブ検出器60は、シンチレータ62、
光電子増倍管64及び鉛コリメータ66で構成されてい
る。このような構成例では、陽電子の消滅(符号100
参照)により反対方向に生ずる一対の511keVのγ
線102,104を配管10の両側において検出するも
のであるが、上述したように、配管10においてγ線1
04の散乱などが生じ、その結果、理想的な同時計数が
行われない可能性がある。
【0041】これに対し、上記の実施形態によれば、そ
のような散乱が生じても配管10の軸方向及びそれと直
交する全周に沿って多数の検出器が配列されているた
め、そのような散乱γ線を効率的に検出できるという利
点がある。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
目的とする核種からの放射線を高精度に検出できるとい
う利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る放射性ガスモニタの検出部の正
面図である。
【図2】 図1に示す検出部の上面図である。
【図3】 第1モードにおける信号処理部の構成例を示
す図である。
【図4】 第2モードにおける信号処理部の構成例を示
す図である。
【図5】 比較例の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
10 配管、12 検出器、12A メイン検出器、1
2B サブ検出器、14 シンチレータブロック、16
光電子増倍管(PMT)、22,24,34信号処理
回路、26 OR回路、28 減算器、30 MCA
(マルチチャンネルアナライザ)、32 演算部、36
ロジック回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松原 昌平 東京都三鷹市牟礼6丁目22番1号 アロカ 株式会社内 (72)発明者 中岡 弘 東京都三鷹市牟礼6丁目22番1号 アロカ 株式会社内 (72)発明者 西田 由博 新潟県柏崎市青山町16番地46 東京電力株 式会社柏崎刈羽原子力発電所内 (72)発明者 佐々木 陽三 新潟県柏崎市青山町16番地46 東京電力株 式会社柏崎刈羽原子力発電所内 (72)発明者 中林 浩一 新潟県柏崎市青山町16番地46 東京電力株 式会社柏崎刈羽原子力発電所内 (72)発明者 植田 純二 新潟県柏崎市青山町16番地46 東京電力株 式会社柏崎刈羽原子力発電所内 Fターム(参考) 2G088 EE12 EE21 FF04 FF07 GG18 HH09 JJ02 KK07 KK15 KK29 LL02 LL06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射性ガスが導入される配管の近傍に設
    けられた放射性ガスモニタにおいて、 前記配管の周囲を取り囲んで配列された複数の放射線検
    出器と、 前記複数の放射線検出器でγ線の同時検出があった場合
    に、それを13Nから出る陽電子の消滅により生じる51
    1keVのγ線とみなして検出結果から除外する信号処
    理部と、 を含むことを特徴とする放射性ガスモニタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の放射性ガスモニタにおい
    て、 前記複数の放射線検出器は1つのメイン検出器と複数の
    サブ検出器とで構成され、 前記信号処理部は、前記メイン検出器の検出結果から、
    前記メイン検出器といずれかの前記サブ検出器との間で
    の同時検出による成分を除外することを特徴とする放射
    性ガスモニタ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の放射性ガスモニタにおい
    て、 前記信号処理部は、前記複数の放射線検出器の出力信号
    の中で単発信号だけを計数することを特徴とする放射性
    ガスモニタ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の放射性ガスモニタにおい
    て、 前記配管の軸方向に沿って積層された複数段の放射線検
    出器アレイを含み、各放射線検出器アレイは前記配管の
    周囲に環状配列された複数の放射線検出器からなること
    を特徴とする放射性ガスモニタ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の放射性ガスモニタにおい
    て、 前記各放射線検出器は、 前記配管に対向する内側面から外側面にかけて広がった
    シンチレータブロックと、 前記シンチレータブロック内で放射線の入射により生じ
    た光を受光する受光器と、 で構成されることを特徴とする放射性ガスモニタ。
JP21652899A 1999-07-30 1999-07-30 放射性ガスモニタ Pending JP2001042039A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008249337A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Natl Inst Of Radiological Sciences 放射能絶対測定方法、放射線検出器集合体の検出効率決定方法、及び、放射線測定装置の校正方法
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CN101607691B (zh) * 2009-07-14 2011-01-12 浙江大学 一种提取土壤中纳米颗粒的方法

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