JP2001041721A - 3次元画像検出装置 - Google Patents

3次元画像検出装置

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JP2001041721A
JP2001041721A JP11216449A JP21644999A JP2001041721A JP 2001041721 A JP2001041721 A JP 2001041721A JP 11216449 A JP11216449 A JP 11216449A JP 21644999 A JP21644999 A JP 21644999A JP 2001041721 A JP2001041721 A JP 2001041721A
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distance measuring
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JP11216449A
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English (en)
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Shinichi Kakiuchi
伸一 垣内
Shuzo Seo
修三 瀬尾
Nobuhiro Tani
信博 谷
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測距光を照射して距離を検出する3次元画像
検出装置において、1つの光源(LD)を用いて測距及
び光通信を効率よく行なう。 【解決手段】 光源(LD)を繰り返し発光し被写体に
測距光S21を繰り返し照射する。被写体からの反射光
をフォトダイオードで受光し発生した信号電荷を蓄積期
間TU1に渡り蓄積する。各蓄積期間TU1で蓄積された信
号電荷を積分し、積分された信号電荷に基づいて被写体
までの距離を検出する。測距光S21が照射されてから
次の測距光S21が照射されるまでの間に、通信光S2
2をパルス状に照射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光伝播時間測定法
を用いて被写体の3次元形状等を検出する3次元画像検
出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】3次元画像検出装置で被写体を撮像し、
検出された距離データや画像データから被写体の3次元
画像を得るには、高い画像処理能力と十分な記憶容量を
備える必要がある。しかし、これに必要な回路や器機を
備えると装置が大型化するため小型軽量化された3次元
画像検出装置で3次元画像を得ることは難しい。したが
って従来の3次元画像検出装置は、インターフェースケ
ーブルによりコンピュータに接続され、検出されたデー
タは逐次ケーブルを介してコンピュータに送られコンピ
ュータ上で処理されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】検出された距離データ
や画像データから被写体の3次元画像を構成するには、
被写体を多方向から撮像しこれを合成しなければならな
い。しかし3次元画像検出装置とコンピュータがケーブ
ルで接続されていると、3次元画像検出装置の可動範囲
が制限され多方向からの撮像が困難である。また、オペ
レーターの移動や器機の操作にとっても障害となる。
【0004】本発明は、ケーブルを介することなくデー
タをコンピュータへ転送できかつ通信効率のよい3次元
画像検出装置を得ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の3次元画像検出
装置は、光を照射するための光源と、受光量に応じた電
荷を蓄積可能な撮像素子と、光源を制御して被写体に測
距光を照射させ、被写体からの反射光を撮像素子で受光
し、反射光により蓄積した信号電荷に基づいて被写体ま
での距離を検出する距離情報検出手段と、光源を制御し
て通信光を照射させ、空間を伝送路とした光通信を行な
う情報伝達手段とを備え、測距光と通信光が重畳して光
源から照射されることを特徴としている。
【0006】好ましくは距離情報検出手段において、測
距光が所定の回数繰り返し照射され、その繰り返し毎に
信号電荷は撮像素子に蓄積される。これにより距離情報
に関する大きな信号出力を得ることができる。また好ま
しくは通信光の発光のタイミングは、繰り返し照射され
る測距光の発光のタイミングに基づいて行われる。
【0007】例えば、測距光が繰り返し照射される合間
に通信光を照射することにより測距光と通信光との重畳
が行われる。このとき好ましくは、測距光が繰り返し照
射される合間に照射される通信光は、光源のパルス発光
による所定ビット数の2進データである。
【0008】例えば、光源からの発光を異なるパルス幅
をもつ2つのパルス光に変調し、2つのパルス光の一方
を2進データの0に他方を1に対応させ、2つのパルス
光のうち幅の狭いパルス光を測距光とすることにより測
距光と通信光との重畳が行われる。
【0009】測距光は好ましくは、撮像素子における信
号電荷の蓄積が始まる前に照射され、被写体までの距離
に対応する信号電荷の蓄積が撮像素子における電荷の蓄
積が開始されてから撮像素子での反射光の受光が終了す
るまでの間に撮像素子において行われる。このとき好ま
しくは、通信光は測距光が照射される前に照射される。
またより好ましくは、通信光の照射が撮像素子における
信号電荷の蓄積が終了してから測距光が照射されるまで
の間に行われる。
【0010】また測距光は好ましくは、光通信における
同期信号を兼ね、3次元画像検出装置とその外部装置と
の間での通信をより確実なものとする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施形態
であるカメラ型の3次元画像検出装置の斜視図である。
【0012】カメラ本体10の前面において、撮影レン
ズ11の左上にはファインダ窓12が設けられ、右上に
はストロボ13が設けられている。カメラ本体10の上
面において、撮影レンズ11の真上には、測距光である
レーザ光を照射する測距用発光装置(光源)14が配設
されている。測距用発光装置14の左側にはレリーズス
イッチ15、液晶表示パネル16が設けられ、右側には
モード切替ダイヤル17とV/Dモード切替スイッチ1
8が設けられている。カメラ本体10の側面には、IC
メモリカード等の記録媒体を挿入するためのカード挿入
口19が形成され、またビデオ出力端子20が設けられ
ている。
【0013】図2は図1に示すカメラの回路構成を示す
ブロック図である。撮影レンズ11の中には絞り25が
設けられている。絞り25の開度はアイリス駆動回路2
6によって調整される。撮影レンズ11の焦点調節動作
およびズーミング動作はレンズ駆動回路27によって制
御される。
【0014】撮影レンズ11の光軸上には撮像素子(C
CD)28が配設されている。CCD28には、撮影レ
ンズ11によって被写体像が形成され、被写体像に対応
した電荷が発生する。CCD28における電荷の蓄積動
作、電荷の読出動作等の動作はCCD駆動回路30によ
って制御される。CCD28から読み出された電荷信号
すなわち画像信号はアンプ31において増幅され、A/
D変換器32においてアナログ信号からデジタル信号に
変換される。デジタルの画像信号は撮像信号処理回路3
3においてガンマ補正等の処理を施され、画像メモリ3
4に一時的に格納される。アイリス駆動回路26、レン
ズ駆動回路27、CCD駆動回路30、撮像信号処理回
路33はシステムコントロール回路35によって制御さ
れる。
【0015】画像信号は画像メモリ34から読み出さ
れ、LCD駆動回路36に供給される。LCD駆動回路
36は画像信号に応じて動作し、これにより画像表示L
CDパネル37には、画像信号に対応した画像が表示さ
れる。
【0016】カメラをカメラ本体10の外部に設けられ
たモニタ装置とケーブルで接続すれば、画像メモリ34
から読み出された画像信号はTV信号エンコーダ38、
ビデオ出力端子20を介してモニタ装置に伝送可能であ
る。またシステムコントロール回路35はインターフェ
ース回路40に接続されており、インターフェース回路
40はインターフェースコネクタ21に接続されてい
る。したがってカメラをカメラ本体10の外部に設けら
れたコンピュータと接続すれば、画像メモリ34から読
み出された画像信号は、インターフェースコネクタ21
に接続されたコンピュータに伝送可能である。また、シ
ステムコントロール回路35は、記録媒体制御回路42
を介して画像記録装置43に接続されている。したがっ
て画像メモリ34から読み出された画像信号は、画像記
録装置43に装着されたICメモリカード等の記録媒体
Mに記録可能である。
【0017】システムコントロール回路35には、発光
素子制御回路44が接続されている。発光装置14には
発光素子14aと照明レンズ14bが設けられ、発光素
子14aの発光動作は、発光素子制御回路44によって
制御される。発光素子制御回路44は、データパルス出
力回路29を介してシステムコントロール回路35によ
って制御される。発光素子14aは測距光や通信光であ
るレーザ光を照射するものであり、このレーザ光は測距
時においては照明レンズ14bを介して被写体の全体に
照射され、通信時においてはコンピュータに接続された
通信用の受光器を含む領域に照射される。被写体におい
て反射した光は撮影レンズ11に入射する。この光をC
CD28によって検出することにより、後述するように
被写体の3次元画像が計測される。検出されたデータは
発光素子14aの発光動作によりコンピュータへ伝送さ
れる。なおこの計測において、CCD28における転送
動作のタイミング等の制御はシステムコントロール回路
35とCCD駆動回路30によって行なわれる。
【0018】システムコントロール回路35には、レリ
ーズスイッチ15、モード切替ダイヤル17、V/Dモ
ード切替スイッチ18から成るスイッチ群45と、液晶
表示パネル(表示素子)16とが接続されている。
【0019】図3は、被写体の表面の各点までの距離に
関するデータを検出する距離情報検出動作とカメラから
外部装置へデータを送信する様子を模式的に表したもの
である。
【0020】距離情報の検出は、発光装置14を被写体
Sに向けて照射し、反射光を撮像レンズ11を介してC
CD28で受光することにより行われる。一方コンピュ
ータ46へのデータ送信は、発光装置14を発光させ、
これにより照射された光を照射領域U内にある受光器4
7によって受光検出することにより行われる。受光器4
7で検出された光は、電気信号に変換され受信データと
してコンピュータ46に送られた後、所定の処理を施さ
れてディスプレイ等に表示される。
【0021】次に図4および図5を参照して、本実施形
態における距離測定の原理について説明する。なお図5
において横軸は時間tである。
【0022】距離測定装置Bから出力された測距光は被
写体Sにおいて反射し、図示しないCCDによって受光
される。測距光は所定のパルス幅Hを有するパルス状の
光であり、したがって被写体Sからの反射光も、同じパ
ルス幅Hを有するパルス状の光である。また反射光のパ
ルスの立ち上がりは、測距光のパルスの立ち上がりより
も時間δ・t(δは遅延係数)だけ遅れる。測距光と反
射光は距離測定装置Bと被写体Sの間の2倍の距離rを
進んだことになるから、その距離rは r=δ・t・C/2 ・・・(1) により得られる。ただしCは光速である。
【0023】例えば測距光のパルスの立ち上がりから反
射光を検知可能な状態に定め、反射光のパルスが立ち下
がる前に検知不可能な状態に切換えるようにすると、す
なわち反射光検知期間Tを設けると、この反射光検知期
間Tにおける受光量Aは距離rの関数である。すなわち
受光量Aは、距離rが大きくなるほど(時間δ・tが大
きくなるほど)小さくなる。
【0024】本実施形態では上述した原理を利用して、
CCD28に設けられ、2次元的に配列された複数のフ
ォトダイオードにおいてそれぞれ受光量Aを検出するこ
とにより、カメラ本体10から被写体Sの表面の各点ま
での距離をそれぞれ検出し、被写体Sの表面形状に関す
る3次元画像のデータを一括して入力している。
【0025】図6は、CCD28に設けられるフォトダ
イオード51と垂直転送部52の配置を示す図である。
図7は、CCD28を基板53に垂直な平面で切断して
示す断面図である。このCCD28は従来公知のインタ
ーライン型CCDであり、不要電荷の掃出しにVOD
(縦型オーバーフロードレイン)方式を用いたものであ
る。
【0026】フォトダイオード51と垂直転送部52は
n型基板53の面に沿って形成されている。フォトダイ
オード51は2次元的に格子状に配列され、垂直転送部
52は所定の方向(図6において上下方向)に1列に並
ぶフォトダイオード51に隣接して設けられている。垂
直転送部52は、1つのフォトダイオード51に対して
4つの垂直転送電極52a,52b,52c,52dを
有している。したがって垂直転送部52では、4つのポ
テンシャルの井戸が形成可能であり、従来公知のよう
に、これらの井戸の深さを制御することによって、信号
電荷をCCD28から出力することができる。なお、垂
直転送電極の数は目的に応じて自由に変更できる。
【0027】基板53の表面に形成されたp型井戸の中
にフォトダイオード51が形成され、p型井戸とn型基
板53の間に印加される逆バイアス電圧によってp型井
戸が完全空乏化される。この状態において、入射光(被
写体からの反射光)の光量に応じた電荷がフォトダイオ
ード51において蓄積される。基板電圧Vsub を所定値
以上に大きくすると、フォトダイオード51に蓄積した
電荷は、基板53側に掃出される。これに対し、転送ゲ
ート部54に電荷転送信号(電圧信号)が印加されたと
き、フォトダイオード51に蓄積した電荷は垂直転送部
52に転送される。すなわち電荷掃出し信号によって電
荷を基板53側に掃出した後、フォトダイオード51に
蓄積した信号電荷が、電荷転送信号によって垂直転送部
52側に転送される。このような動作を繰り返すことに
より、垂直転送部52において信号電荷が積分され、い
わゆる電子シャッタ動作が実現される。
【0028】図8は距離情報検出動作のタイミングチャ
ートであり、図1、図2、図6〜図8を参照して本実施
形態における距離情報検出動作について説明する。なお
本実施形態の距離情報検出動作では、図5を参照して行
なった距離測定の原理の説明とは異なり、外光の影響に
よる雑音を低減するために測距光のパルスの立ち下がり
から反射光を検知可能な状態に定め、反射光のパルスが
立ち下がった後に検知不可能な状態に切換えるようにタ
イミングチャートを構成しているが原理的には何ら異な
るものではない。また本実施形態では、距離情報を検出
する際に照射される測距光に、データを送信するための
通信光が重畳されるが、ここでは説明の便宜上まず距離
情報の検出のみを行なった場合について説明し、データ
を送信するための通信光が測距光に重畳された場合につ
いては後述する。
【0029】垂直同期信号(図示せず)の出力に同期し
て電荷掃出し信号(パルス信号)S1が出力され、これ
によりフォトダイオード51に蓄積していた不要電荷が
基板53の方向に掃出され、フォトダイオード51にお
ける蓄積電荷量はゼロになる(符号S2)。電荷掃出し
信号S1の出力の開始の後、一定のパルス幅を有するパ
ルス状の測距光S3が出力される。測距光S3が出力さ
れる期間(パルス幅)は調整可能であり、図示例では、
電荷掃出し信号S1が立ち下がると略同時に測距光S3
がオフするように調整されている。
【0030】測距光S3は被写体において反射し、CC
D28に入射する。すなわちCCD28によって被写体
からの反射光S4が受光されるが、電荷掃出し信号S1
が出力されている間は、フォトダイオード51において
電荷は蓄積されない(符号S2)。電荷掃出し信号S1
の出力が停止されると、フォトダイオード51では、反
射光S4の受光によって電荷蓄積が開始され、反射光S
4と外光に起因する信号電荷S5が発生する。反射光S
4が消滅すると(符号S6)フォトダイオード51で
は、反射光に基く電荷蓄積は終了するが(符号S7)、
外光のみに起因する電荷蓄積が継続する(符号S8)。
【0031】その後、電荷転送信号S9が出力される
と、フォトダイオード51に蓄積された電荷が垂直転送
部52に転送される。この電荷転送は、電荷転送信号の
出力の終了(符号S10)によって完了する。すなわ
ち、外光が存在するためにフォトダイオード51では電
荷蓄積が継続するが、電荷転送信号の出力が終了するま
でフォトダイオード51に蓄積されていた信号電荷S1
1が垂直転送部52へ転送される。電荷転送信号の出力
終了後に蓄積している電荷S14は、そのままフォトダ
イオード51に残留する。
【0032】このように電荷掃出し信号S1の出力の終
了から電荷転送信号S9の出力が終了するまでの期間T
U1の間、フォトダイオード51には、被写体までの距離
に対応した信号電荷が蓄積される。そして、反射光S4
の受光終了(符号S6)までフォトダイオード51に蓄
積している電荷が、被写体の距離情報に対応した信号電
荷S12(斜線部)として垂直転送部52へ転送され、
その他の信号電荷S13は外光のみに起因するものであ
る。
【0033】電荷転送信号S9の出力から一定時間が経
過した後、再び電荷掃出し信号S1が出力され、垂直転
送部52への信号電荷の転送後にフォトダイオード51
に蓄積された不要電荷が基板53の方向へ掃出される。
すなわち、フォトダイオード51において新たに信号電
荷の蓄積が開始する。そして、上述したのと同様に、電
荷蓄積期間TU1が経過したとき、信号電荷は垂直転送部
52へ転送される。
【0034】このような信号電荷S11の垂直転送部5
2への転送動作は、次の垂直同期信号が出力されるま
で、繰り返し実行される。これにより垂直転送部52に
おいて、信号電荷S11が積分され、1フィールドの期
間(2つの垂直同期信号によって挟まれる期間)に積分
された信号電荷S11は、その期間被写体が静止してい
ると見做せれば、被写体までの距離情報に対応してい
る。なお信号電荷S13は信号電荷S12に比べ微小で
あるため信号電荷S12と信号電荷S11は等しいと見
なすことができる。
【0035】以上説明した信号電荷S11の検出動作は
1つのフォトダイオード51に関するものであり、全て
のフォトダイオード51においてこのような検出動作が
行なわれる。1フィールドの期間における検出動作の結
果、各フォトダイオード51に隣接した垂直転送部52
の各部位には、そのフォトダイオード51によって検出
された距離情報が保持される。この距離情報は垂直転送
部52における垂直転送動作および図示しない水平転送
部における水平転送動作によってCCD28から出力さ
れる。
【0036】次に距離情報検出動作のフローチャートで
ある図9を参照して距離情報検出動作について説明す
る。なおここでは図8を参照して行なった説明と同様に
距離情報の検出のみを行なった場合について説明し、デ
ータ重畳処理を行なうステップ103については後述す
る。
【0037】ステップ101においてレリーズスイッチ
15が全押しされていることが確認されるとステップ1
02が実行され、ビデオ(V)モードと距離測定(D)
モードのいずれが選択されているかが判定される。これ
らのモード間における切替はV/Dモード切替スイッチ
18を操作することによって行なわれる。
【0038】Dモードが選択されているとき、ステップ
103においてデータ重畳処理が行なわれた後ステップ
104において垂直同期信号が出力されるとともに測距
光制御が開始される。すなわち発光装置14が駆動さ
れ、パルス状の測距光S3が断続的に出力される。次い
でステップ105が実行され、CCD28による検知制
御が開始される。すなわち図8を参照して説明した距離
情報検出動作が開始され、電荷掃出し信号S1と電荷転
送信号S9が交互に出力されて、距離情報の信号電荷S
11が垂直転送部52において積分される。
【0039】ステップ106では、距離情報検出動作の
開始から1フィールド期間が終了したか否か、すなわち
新たに垂直同期信号が出力されたか否かが判定される。
1フィールド期間が終了すると、1フィールド期間にわ
たる信号電荷S11の積分が完了し、積分された信号電
荷がステップ107においてCCD28から出力され
る。この積分された信号電荷は距離情報に対応し、ステ
ップ108において画像メモリ34に一時的に記憶され
る。ステップ109では測距光制御がオフ状態に切換え
られ、発光装置14の発光動作が停止する。
【0040】ステップ110では、距離データの演算処
理が行なわれ、ステップ111において距離データが画
像メモリ34に記憶されてこの検出動作は終了する。一
方、ステップ102においてVモードが選択されている
と判定されたとき、ステップ112において測距光制御
がオフ状態に切換えられるとともに、ステップ113に
おいてCCD28による通常の撮影動作(CCDビデオ
制御)がオン状態に定められ、ステップ114で撮像さ
れた画像データが画像メモリ34に記憶されてこの検出
動作は終了する。
【0041】次にステップ110において実行される演
算処理の内容を図8を参照して説明する。反射率Rの被
写体が照明され、この被写体が輝度Iの2次光源と見做
されてCCDに結像された場合を想定する。このとき、
電荷蓄積時間tの間にフォトダイオードに発生した電荷
が積分されて得られる出力Snは、 Sn=k・R・I・t ・・・(2) で表される。ここでkは比例定数で、撮影レンズのFナ
ンバーや倍率等によって変化する。
【0042】図8に示されるように電荷蓄積時間を
U1、測距光S3のパルス幅をTS 、距離情報の信号電
荷S12のパルス幅をTD とし、1フィールド期間中の
その電荷蓄積時間がN回繰り返されるとすると、得られ
る出力SM10は、 SM10=Σk・R・I・TD =k・N・R・I・TD ・・・(3) となる。なお、パルス幅TD は TD =δ・t =2r/C ・・・(4) と表せる。このとき被写体までの距離rは r=C・SM10/(2・k・N・R・I) ・・・(5) で表せる。したがって比例定数k、反射率R、輝度Iを
予め求めておけば距離rが求められる。
【0043】次にデータの重畳処理(ステップ103)
が行われる場合について、図9〜図12を参照して説明
する。
【0044】図10(a)、(b)は、発光装置(L
D)14から照射される発光パルスのシーケンスを信号
電荷の蓄積期間との関係において表したものである。図
10(a)はデータ重畳処理がない場合、図10(b)
はデータ重畳処理がある場合の発光パルスのシーケンス
である。
【0045】データ重畳処理を行なう場合(図10
(b))においても、その蓄積期間及び測距光S21の
発光のタイミングはデータ重畳処理を行なわない場合
(図10(a))と同様である。しかしデータを重畳処
理する場合には、1つの測距光S21が照射されてから
次の測距光S21が照射されるまでの間に、送信データ
に対応するパルス信号S22がデータ区間Td に渡り照
射される。すなわち測距光21の発光パルスが立ち下が
ると略同時にフォトダイオード51において信号電荷の
蓄積が開始されTU1の期間に渡り電荷の蓄積が行われ
る。フォトダイオード51での蓄積が終了して所定時間
経過すると送信データに対応したパルス信号S22が区
間Td に渡り照射される。パルス信号S22の照射が終
了してから所定のブランク期間Tb を隔てて次の測距光
S21が照射される。すなわち、データ区間Td とブラ
ンク期間Tb とを合わせた期間(Td +Tb )は、電荷
転送信号S10が立ち下がってから電荷掃出信号S1が
立ち下がるまでの期間(図8参照)に含まれる。これら
の動作は1フィールド期間が終了するまでの間繰り返し
行われる。なお送信されるデータは、距離情報検出動作
で検出され、画像メモリ34に記憶された距離データや
画像データである。また必要に応じて制御データなども
送信される。
【0046】図10(b)に例示されたパルス信号S2
2は各々8ビットデータを表しており、それぞれ下に付
された2進データに対応している。すなわち1つのデー
タ区間Td は8つの領域に等分されており、各領域は1
ビットに対応している。領域にパルス光が存在すれば
1、存在しなければ0を表している。またデータ送信
時、測距光S21は送信側での送信動作と受信側での受
信動作を同期するための同期信号を兼ねている。
【0047】図11は、図9のステップ103において
実行されるデータ重畳処理のフローチャートである。ス
テップ102でDモードであると判定されると、このデ
ータ重畳処理が実行される。まずステップ201におい
て送信データの有無が確認される。送信データが存在す
るとステップ202でデータがメモリ34から読み出さ
れ、発光装置(LD)14の駆動パルスへ重畳するため
の信号へ変換される。その後、データパルス出力回路2
9において送信データのデータパルスが出力され、ステ
ップ203でデータパルスがLD駆動パルスに重畳され
このデータ重畳処理は終了する。またステップ201で
送信データが存在しないと判定された場合には、データ
は重畳されることなくこの処理は終了する。すなわち発
光パルスのシーケンスは、データ重畳処理がない図10
(a)と同じになる。
【0048】データ重畳処理が終了するとステップ10
4で垂直同期信号が出力され、ステップ203において
データが重畳されたLD駆動パルスにしたがった測距光
制御が開始される。すなわち発光装置(LD)14が送
信データに合わせて図10(b)で示されたシーケンス
で発光される。以下、データが重畳されないとして説明
した距離情報検出動作と同様に処理が実行される。
【0049】次に図12を参照してコンピュータ46上
で実行される光通信の受信動作について説明する。
【0050】ステップ301で発光装置14のパルス光
が受光器47で検出されると、ステップ302で発光装
置14から送信されるパルス信号(S22)の検出が受
光器47で開始される。ステップ302で一連のデータ
の受信が終了すると受信された画像データや距離データ
がステップ303で画像処理され、コンピュータ46に
接続されたディスプレイ等に出力される。ステップ30
4では受信動作を終了するか否かが判定される。例えば
コンピュータ46のキーボードなどのキーに割り当てら
れた終了ボタンが押されているとこの受信動作は終了す
る。また終了ボタンが押されいなければステップ301
に戻り受信待機状態となる。
【0051】以上のように本実施形態によれば、発光装
置14を用いケーブルを介することなくデータを送信で
きるので、カメラの可動範囲が制限されず操作性のよい
3次元画像検出装置が得られる。また測距光と通信光を
重畳することにより距離情報検出動作とデータ送信が同
時にできるので通信効率も向上する。
【0052】次に本発明の第2の実施形態について図1
3を参照して説明する。第2の実施形態は第1の実施形
態とLDの発光パルスのシーケンスのみが異なり、その
他の点については第1の実施形態と同様である。
【0053】図13は第2の実施形態におけるLD(発
光装置14)の発光パルスのシーケンスを信号電荷の蓄
積期間に関連させて示している。
【0054】第2の実施形態では、送信データはパルス
光S31をパルス幅変調することにより測距光に重畳さ
れており、その変調方法はパルスの立上りのタイミング
を変える前縁変調である。すなわちパルス幅はTS とT
S +Td の2種類に変調され、前縁部の区間Td はデー
タ区間であり、後縁部の区間TS は測距光としての区間
である。後縁部の区間TS は各蓄積期間に対応して常に
パルスが存在するのに対して、前縁部の区間Td はデー
タ区間であり、その区間にパルスが存在するか否かによ
り1、0の1ビットデータを表している。すなわちパル
ス光S31の幅がTS のときパルス光31は0に対応
し、その幅がTS +Td のとき1に対応している。この
ようにパルス幅変調されたパルス光31を1フィールド
期間に渡り繰り返し照射することにより、データはコン
ピュータ36へと送信される。なお、このデータの重畳
処理は第1の実施形態と同様にステップ103のデータ
重畳処理において行われる。
【0055】このように、第2の実施形態においても第
1の実施形態と同様の効果が得られる。
【0056】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ケーブル
を介することなくデータをコンピュータへ転送できかつ
通信効率のよい3次元画像検出装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態であるカメラ型の3次
元画像検出装置の斜視図である。
【図2】図1に示すカメラの回路構成を示すブロック図
である。
【図3】距離情報検出動作と光通信によりデータを送信
するときの様子を模式的に表した図である。
【図4】測距光による距離測定の原理を説明するための
図である。
【図5】測距光、反射光、ゲートパルス、およびCCD
が受光する光量分布を示す図である。
【図6】CCDに設けられるフォトダイオードと垂直転
送部の配置を示す図である。
【図7】CCDを基板に垂直な平面で切断して示す断面
図である。
【図8】被写体までの距離に関するデータを検出する距
離情報検出動作のタイミングチャートである。
【図9】距離情報検出動作のフローチャートである。
【図10】第1の実施形態における発光装置(LD)に
おける発光パルスのシーケンスである。
【図11】データ重畳処理のフローチャートである。
【図12】コンピュータで実行される受信動作のフロー
チャートである。
【図13】本発明の第2の実施形態における発光装置
(LD)の発光パルスのシーケンスである。
【符号の説明】
14 発光装置 51 フォトダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷 信博 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA04 AA06 BB05 DD02 FF04 FF12 GG06 GG08 JJ03 JJ18 JJ26 LL04 LL30 MM06 MM22 PP04 PP22 QQ03 QQ11 QQ14 QQ24 SS13 UU00 UU02 UU05 5C061 AA29 AB02 AB03 AB06 AB08 AB12 AB21 AB24

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を照射するための光源と、 受光量に応じた電荷を蓄積可能な撮像素子と、 前記光源を制御して被写体に測距光を照射させ、前記被
    写体からの反射光を前記撮像素子で受光し、前記反射光
    により蓄積した信号電荷に基づいて前記被写体までの距
    離を検出する距離情報検出手段と、 前記光源を制御して通信光を照射させ、空間を伝送路と
    した光通信を行なう情報伝達手段とを備え、 前記測距光と前記通信光が重畳して前記光源から照射さ
    れることを特徴とする3次元画像検出装置。
  2. 【請求項2】 前記距離情報検出手段において、前記測
    距光が所定の回数繰り返し照射され、前記繰り返し毎に
    信号電荷が前記撮像素子に蓄積されることを特徴とする
    請求項1に記載の3次元画像検出装置。
  3. 【請求項3】 前記通信光の発光のタイミングが、前記
    繰り返し照射される測距光の発光のタイミングに基づい
    て行われることを特徴とする請求項2に記載の3次元画
    像検出装置。
  4. 【請求項4】 前記測距光が繰り返し照射される合間に
    前記通信光を照射することにより前記測距光と前記通信
    光との重畳が行われることを特徴とする請求項3に記載
    の3次元画像検出装置。
  5. 【請求項5】 前記測距光が繰り返し照射される合間に
    照射される前記通信光が、前記光源のパルス発光による
    所定ビット数の2進データであることを特徴とする請求
    項4に記載の3次元画像検出装置。
  6. 【請求項6】 前記光源からの発光を異なるパルス幅を
    もつ2つのパルス光に変調し、前記2つのパルス光の一
    方を2進データの0に他方を1に対応させ、前記2つの
    パルス光のうち幅の狭いパルス光を測距光とすることに
    より前記測距光と前記通信光との重畳が行われることを
    特徴とする請求項3に記載の3次元画像検出装置。
  7. 【請求項7】 前記測距光が、前記撮像素子における信
    号電荷の蓄積が始まる前に照射され、前記被写体までの
    距離に対応する信号電荷の蓄積が前記撮像素子における
    電荷の蓄積が開始されてから前記撮像素子での前記反射
    光の受光が終了するまでの間に行われることを特徴とす
    る請求項2に記載の3次元画像検出装置。
  8. 【請求項8】 前記通信光が、前記測距光が照射される
    前に照射されることを特徴とする請求項7に記載の3次
    元画像検出装置。
  9. 【請求項9】 前記通信光の照射が、前記撮像素子にお
    ける前記信号電荷の蓄積が終了してから前記測距光が照
    射されるまでの間に行われることを特徴とする請求項8
    に記載の3次元画像検出装置。
  10. 【請求項10】 前記測距光が、光通信における同期信
    号を兼ねることを特徴とする請求項1に記載の3次元画
    像検出装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015507173A (ja) * 2012-08-30 2015-03-05 ソフトキネティック センサー エヌブイ シーンに位置する電子機器を駆動する制御手段を有するtof照明システム及びtofカメラと動作方法

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