JP2001041075A - エンジンのガバナレバー - Google Patents

エンジンのガバナレバー

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JP2001041075A
JP2001041075A JP11212043A JP21204399A JP2001041075A JP 2001041075 A JP2001041075 A JP 2001041075A JP 11212043 A JP11212043 A JP 11212043A JP 21204399 A JP21204399 A JP 21204399A JP 2001041075 A JP2001041075 A JP 2001041075A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
governor
base
governor lever
lever
engine
Prior art date
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Pending
Application number
JP11212043A
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English (en)
Inventor
Akira Furuya
彰 古屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
Priority to JP11212043A priority Critical patent/JP2001041075A/ja
Publication of JP2001041075A publication Critical patent/JP2001041075A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガバナレバーの耐久性を向上し、繰り返して
締め付け調整を行っても一定の締め付けトルクでガバナ
レバーを締め付けることができる。 【解決手段】 ガバナレバー7はエンジンのガバナシャ
フト6に取り付けられる基部11と、スロットルバルブ
に連結されたガバナロッドが連結される連結部とを有し
ている。ガバナレバー7の基部11には、ガバナシャフ
ト6が貫通する取付孔22と、ガバナシャフト6に対し
て直角方向に延びるボルト28が貫通するねじ収容空間
17とが形成されており、取付孔22に連通して基部1
1の外端部13に向けて延びる割溝23は、ボルト28
で締め付けられると、外端部13に設けられた閉塞部2
4によって閉塞される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は汎用エンジンなどで
用いられる機械式ガバナ装置におけるガバナレバーに関
する。
【0002】
【従来の技術】多くの汎用エンジンにおいては、エンジ
ンの回転数を負荷変動に影響されることなく一定に調整
するために機械式ガバナ装置が用いられている。図1は
汎用エンジンに設けられたガバナ装置を示す図であり、
このエンジン1はピストンの往復動によって回転駆動さ
れるクランクシャフト2が設けられたクランクケース3
を有し、エンジン1に供給される混合気の量は、気化器
4に設けられたスロットルバルブ5の開度をスピードコ
ントロールレバー10により操作することによって調整
されるようになっている。
【0003】クランクケース3に回動自在に装着された
ガバナシャフト6には、ガバナレバー7がその基端部で
取り付けられており、ガバナレバー7はガバナロッド8
によりスロットルバルブ5に連結され、スピードコント
ロールレバー10に連結された引張コイルばね9により
ガバナレバー7には図1において時計方向のばね力が加
えられている。
【0004】ガバナシャフト6は、実開平2-46042 号に
示されるように、クランクシャフト2により回転駆動さ
れるシャフトに軸方向に摺動自在に装着されたガバナス
リーブに係合しており、シャフトに固定された回転体の
端面には回転中心から所定の半径の位置に複数のガバナ
アームが回動自在に装着され、それぞれのガバナアーム
にはガバナウエイトが一体となっている。したがって、
エンジン負荷が低負荷となった場合には、負荷の低下分
だけエンジン回転数つまりクランクシャフト2の回転数
が一時的に高くなろうとするが、ガバナレバー7が低速
側に回動して、その分だけスロットルバルブ5が閉じる
方向に駆動され、エンジン回転数は負荷に合わせて低下
されることになり、エンジン負荷が高負荷となった場合
にはガバナレバー7は逆方向に回動される。このように
して、エンジンの回転数は負荷変動に影響されることな
く一定に調整される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ガバナレバー7の基部
に形成されてガバナシャフト6が取り付けられる軸孔な
いし取付孔は、実開昭64-35243号や実開平3-21538 号に
開示されるように、ガバナレバー7の外端面にまで連な
るV字形状に広がった割溝ないし締め付け用溝7aによ
って外端面に開口されている。したがって、ガバナレバ
ー7はその取付孔にガバナシャフト6を嵌合させた状態
で、基部に組み付けられたボルトとナットにより割溝の
両側の部分を締め付けることによって、ガバナレバー7
の基部は所定のトルクでガバナシャフト6に締め付けら
れることになる。
【0006】エンジンの製造時にガバナシャフト6に取
り付けられたガバナレバー7は、ガバナ装置の調整のた
めにボルトとナットを緩めた後に再度締め付け作業が行
われることがある。また、ガバナ装置の作動する回転数
とエンジン回転数との関係がユーザーサイドで変更され
ることも多く、その時には、一旦ボルトとナットを緩め
て、エンジン回転数を調整した後に再度、ガバナレバー
をガバナシャフトに対して締め付け操作を行うことにな
る。
【0007】従来のガバナレバー7のように、取付孔が
割溝によって外端面に開口されている場合には、繰り返
してガバナレバー7の締め付けが行われると、ガバナレ
バー7の基部が塑性変形してしまうことがある。このた
め、ガバナレバーの耐久性に限界があり、しかも、ボル
トとナットの締め付けトルクを一定にすることができな
いだけでなく、十分な締め付け力が得られなくなるおそ
れがある。特に、ガバナレバー7を板金製として、ガバ
ナシャフト6が取り付けられる基部を板材の折り返し部
により形成するようにした場合には、ガバナレバー7の
ガバナシャフト6に対する締結と外し操作が繰り返され
ると、一定の締め付けトルクでガバナレバー7を締め付
けることが困難となる。
【0008】本発明の目的は、ガバナレバーの耐久性を
向上することにある。また、本発明の目的は、ガバナレ
バーを一定の締め付けトルクで締め付けることができる
ようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のエンジンのガバ
ナレバーは、エンジンのガバナシャフトに取り付けられ
る基部と、スロットルバルブに連結されたガバナロッド
が連結される連結部とを有するエンジンのガバナレバー
であって、前記ガバナシャフトが貫通する取付孔と、前
記ガバナシャフトに対して直角方向に延びるねじ部材が
貫通するねじ収容空間とを前記基部に形成し、前記取付
孔に連通して前記基部の外端部に向けて延びる割溝の前
記外端部側を閉塞する閉塞部を前記基部に設けたことを
特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0011】図2は本発明の一実施の形態であるエンジ
ンのガバナレバーを示す側面図であり、図3は図2の底
面図であり、図4はガバナレバーの基部を示す拡大斜視
図である。
【0012】このガバナレバー7は図1に示した従来の
ガバナレバー7と同様に、その基部11でガバナシャフ
ト6に取り付けられ、先端部にはガバナロッドが連結さ
れるようになっている。ガバナレバー7は帯状の金属製
板材を折り曲げ加工することにより形成されており、こ
のガバナレバー7は、図1に示したエンジン1のガバナ
装置として使用されるので、図2に示すように、表面に
垂直な方向に折れ曲がるとともに、図3に示すように、
表面に沿う方向にくの字形状に折れ曲がっている。ガバ
ナレバー7の全体形状は、搭載されるエンジン1のタイ
プに対応させて形成されることになる。
【0013】ガバナレバー7の基部11は、表面側部1
2と、これに対してほぼ直角方向に背面側に折り曲げら
れた外端部13と、表面側部12とほぼ平行となった背
面側部14とを有し、背面側部14には図2に示すよう
にL字形状となった折り曲げ端部15が設けられてい
る。折り曲げ端部15は、外端部13と対向する連結壁
部15aとガバナレバー7の背面にスポット溶接などに
より接合される接合部15bとを有し、外端部13から
折り曲げ端部15までが折り返し部16となっている。
ガバナレバー7の基部11には、表面側部12と背面側
部14とにより囲まれるねじ収容空間17が形成されて
いる。
【0014】ガバナレバー7の先端部には、図2に示す
ように、L字形状に折り曲げられた連結部18が設けら
れ、この連結部18に形成された貫通孔19にガバナロ
ッド8の端部が係合されるようになっている。ガバナレ
バー7の長手方向中央部分には、5つの係合孔20が形
成されており、これらの係合孔20のうちのいずれかに
引張コイルばね9の端部が係合されるようになってい
る。
【0015】ガバナレバー7の一方の側辺には表面側に
直角方向に折り曲げられた補強片21が設けられてお
り、この補強片21によってガバナレバー7の強度が高
められている。補強片21をガバナレバー7の背面側に
折り曲げて形成するようにしても良い。
【0016】ガバナレバー7の基部11には、その表面
側部12と背面側部14とにそれぞれ取付孔22が形成
されており、それぞれの取付孔22は中心位置が一致し
ている。それぞれの取付孔22に連通する割溝23がガ
バナレバー7の外端部13にまで延びて基部11の表面
側部12と背面側部14とに形成されており、外端部1
3には割溝23の外端部13側を閉塞する閉塞部24が
設けられている。外端部13には切り込み25が設けら
れている。
【0017】基部11の一方の側面には、図4に示すよ
うに、凹部26が形成され、その凹部26には四角形の
ナット27が収容されるようになっており、このナット
27にねじ結合されるボルト28は、表面側部12と背
面側部14の割溝23の間のねじ収容空間17の中を、
割溝23に交差する方向となって貫通する。ねじ部材と
してのボルト28の頭部29にはワッシャ30が設けら
れており、ボルト28をナット27にねじ結合すると、
ワッシャ30が表面側部12と背面側部14の側面に接
触することになる。
【0018】ボルト28を締め付けない状態のもとで
は、基部11の弾性力によって切り込み25の部分が僅
かに開くことになり、取付孔22の内径はガバナシャフ
ト6の外径よりも僅かに大きくなる。この状態のもとで
ガバナシャフト6に取付孔22を貫通させるようにして
ガバナレバー7はガバナシャフト6に取り付けられるこ
とになる。取り付けた状態のもとで、ねじ収容空間17
内の取付孔22と外端部13との間の部分に配置された
ボルト28と、これにねじ結合されるナット27を締め
付けると、割溝23の幅が狭くなるように基部11が弾
性変形し、取付孔22の内径が小さくなるので、ガバナ
レバー7はその基部11でガバナシャフト6に締結され
る。
【0019】この締め付けに際しては、割溝23の外端
部13側は外端部13に設けられた閉塞部24によって
幅が狭くなるような変形を起こすことなく、割溝23は
その長手方向の中央部分が主として弾性変形することに
なる。
【0020】割溝23の外端部側が閉塞部24によって
閉塞されていると、ボルト28を締め付ける際に、過度
な締め付けトルクが加えられたとしても、割溝23は一
端側が閉塞部24により閉塞され、他端側が折り曲げ端
部15によって閉塞されているので、基部11の変形を
弾性変形の領域内とすることができ、基部11における
塑性変形の発生を防止することができる。
【0021】したがって、ガバナシャフト6とガバナレ
バー7との回動方向の位置調整を行う場合には、ボルト
28を緩める操作と再度締結する操作とが行われること
になるが、その操作を繰り返して行っても、ボルト28
により基部11を締め付ける際に、基部11を塑性変形
させることなく、その締め付けトルクを常に一定に保持
することができる。また、割溝23は開口されておら
ず、材質や板厚が従来と同一であっても、基部11の強
度が高められているので、基部11は過度の強度で締め
付けられても塑性変形を起こすことなく、ガバナレバー
7の耐久性を向上させることができる。
【0022】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
あることはいうまでもない。
【0023】たとえば、基部に閉塞部24を一体に設け
ることなく、閉塞部24を別部品としてそれを割溝23
の外端部に挟み込むようにしても良い。外端部13は平
坦となっているが、半円形に湾曲させるようにしても良
い。また、ナット27を四角形とすることなく、六角形
のものを使用するようにしても良く、基部11にはナッ
ト27を収容するための凹部26を形成しないようにし
ても良い。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、ガバナシャフトにねじ
部材により締結されるガバナレバーの締結操作と緩め操
作とが繰り返して行われても、基部の塑性変形の発生を
防止して、ガバナレバーの基部をねじ部材により一定の
締め付けトルクで締め付けることができる。これによ
り、ガバナレバーの耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】汎用エンジンに設けられたガバナ装置を示す正
面図である。
【図2】本発明の一実施の形態であるエンジンのガバナ
レバーを示す側面図である。
【図3】図2の底面図である。
【図4】ガバナレバーの基部を示す拡大斜視図である。
【符号の説明】
2 クランクシャフト 3 クランクケース 5 スロットルバルブ 6 ガバナシャフト 7 ガバナレバー 8 ガバナロッド 11 基部 12 表面側部 13 外端部 14 背面側部 16 折り返し部 17 ねじ収容空間 22 取付孔 23 割溝 24 閉塞部 25 切り込み 28 ボルト(ねじ部材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのガバナシャフトに取り付けら
    れる基部と、スロットルバルブに連結されたガバナロッ
    ドが連結される連結部とを有するエンジンのガバナレバ
    ーであって、 前記ガバナシャフトが貫通する取付孔と、前記ガバナシ
    ャフトに対して直角方向に延びるねじ部材が貫通するね
    じ収容空間とを前記基部に形成し、 前記取付孔に連通して前記基部の外端部に向けて延びる
    割溝の前記外端部側を閉塞する閉塞部を前記基部に設け
    たことを特徴とするエンジンのガバナレバー。
JP11212043A 1999-07-27 1999-07-27 エンジンのガバナレバー Pending JP2001041075A (ja)

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