JP2001040393A - 硬質表面用防汚洗浄剤 - Google Patents
硬質表面用防汚洗浄剤Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 効率よく洗浄効果及び防汚効果を得ることが
できる硬質表面用防汚洗浄剤を提供する。 【解決手段】 特定構造のカチオン界面活性剤（Ａ）
と、（Ｂ）特定２種のノニオン界面活性剤から選ばれる
ノニオン界面活性剤とを含有する硬質表面用防汚洗浄
剤。
できる硬質表面用防汚洗浄剤を提供する。 【解決手段】 特定構造のカチオン界面活性剤（Ａ）
と、（Ｂ）特定２種のノニオン界面活性剤から選ばれる
ノニオン界面活性剤とを含有する硬質表面用防汚洗浄
剤。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はプラスチック等の硬
質表面用の防汚洗浄剤に関する。
質表面用の防汚洗浄剤に関する。
【０００２】
【従来の技術】食品の加工や流通の際にはプラスチック
製の搬送用コンテナが多用されている。プラスチック製
のコンテナ類には食品由来の油脂やタンパク質、澱粉等
の汚れが多く付着する。また、その他のコンテナや買い
物かご等は油脂汚れ、無機堆積汚れが多く付着する。一
般にプラスチック表面は撥水性が高く洗浄がしにくい
上、これらの汚れは極めて強固であり、その洗浄には強
力な洗浄力が必要となる。プラスチックコンテナ等の硬
質表面を洗浄する方法として、特開昭61-296097 号、特
開昭61-296098 号には、苛性アルカリを用いた洗浄剤が
記載されているが、長期間の使用によって蓄積した黒ず
みや堆積汚れは殆ど除去することが出来ない。また、特
開平10-140188 号には、プラスチックコンテナの表面
に、長期の使用によって付着した黒ずみ汚れを除去する
ものとして、アルカリ剤と界面活性剤とを含有する浸漬
剤が開示されているが、洗浄後、再度使用する際の埃、
泥等の表面への付着を防止することについては触れられ
ていない。また、洗浄後のすすぎ助剤も知られている
（特開平4-309300号）が、洗浄後の処理のみで、洗浄効
果については触れられておらず、しかも使用の際の埃、
泥等の付着防止には効果が期待できない。なお、汚れ防
止の対策としては、帯電防止剤等の技術が公知である
が、これは未使用品及び洗浄品にスプレー、塗布又は漬
浸処理し使用されるもので、洗浄剤として機能するもの
ではない。
製の搬送用コンテナが多用されている。プラスチック製
のコンテナ類には食品由来の油脂やタンパク質、澱粉等
の汚れが多く付着する。また、その他のコンテナや買い
物かご等は油脂汚れ、無機堆積汚れが多く付着する。一
般にプラスチック表面は撥水性が高く洗浄がしにくい
上、これらの汚れは極めて強固であり、その洗浄には強
力な洗浄力が必要となる。プラスチックコンテナ等の硬
質表面を洗浄する方法として、特開昭61-296097 号、特
開昭61-296098 号には、苛性アルカリを用いた洗浄剤が
記載されているが、長期間の使用によって蓄積した黒ず
みや堆積汚れは殆ど除去することが出来ない。また、特
開平10-140188 号には、プラスチックコンテナの表面
に、長期の使用によって付着した黒ずみ汚れを除去する
ものとして、アルカリ剤と界面活性剤とを含有する浸漬
剤が開示されているが、洗浄後、再度使用する際の埃、
泥等の表面への付着を防止することについては触れられ
ていない。また、洗浄後のすすぎ助剤も知られている
（特開平4-309300号）が、洗浄後の処理のみで、洗浄効
果については触れられておらず、しかも使用の際の埃、
泥等の付着防止には効果が期待できない。なお、汚れ防
止の対策としては、帯電防止剤等の技術が公知である
が、これは未使用品及び洗浄品にスプレー、塗布又は漬
浸処理し使用されるもので、洗浄剤として機能するもの
ではない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、プラ
スチックコンテナ等の硬質表面に付着した堆積汚れの除
去と、プラスチックコンテナ使用の際に発生する埃、
泥、黒ずみ等の表面への付着の軽減とを、同時に行うこ
とのできる防汚洗浄剤を提供することである。
スチックコンテナ等の硬質表面に付着した堆積汚れの除
去と、プラスチックコンテナ使用の際に発生する埃、
泥、黒ずみ等の表面への付着の軽減とを、同時に行うこ
とのできる防汚洗浄剤を提供することである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、（Ａ）下記一
般式（Ｉ）で表されるカチオン界面活性剤と、（Ｂ）下
記一般式（II）又は(III) で表されるノニオン界面活性
剤とを含有する硬質表面用防汚洗浄剤を提供する。
般式（Ｉ）で表されるカチオン界面活性剤と、（Ｂ）下
記一般式（II）又は(III) で表されるノニオン界面活性
剤とを含有する硬質表面用防汚洗浄剤を提供する。
【０００５】
【化２】
【０００６】〔式中、R1〜R4のいずれか１つ又は２つ
が、炭素数８〜16の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はア
ルケニル基を示し、残りは同一若しくは異なって、炭素
数１〜３のアルキル基、ベンジル基又は式-(EO)mH（EO
はオキシエチレン基を示し、m はエチレンオキシド平均
付加モル数で２〜20を示す。）で表される基を示し、X
はハロゲン原子又は有機アニオン基を示す。〕 R5-O(EO)n-R6 （II） （式中、R5は炭素数１〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル
基又はアルケニル基を示し、EOはオキシエチレン基を示
し、 nはエチレンオキシドの平均付加モル数を示す１〜
30の数を示す。R6は水素原子又は炭素数１〜18の直鎖も
しくは分岐鎖のアルキル基を示す。） R7-O-(EO)x-(PO)y-(EO)z-R8 (III) （式中、R7、R8は同一又は異なって、水素原子、炭素数
１〜24の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基もしくはアル
ケニル基又は炭素数３〜12のシクロアルキル基を示し、
EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基を示
す。 x及び zはエチレンオキシドの平均付加モル数を示
すそれぞれ１以上の数、 yはプロピレンオキシドの平均
付加モル数を示す１〜40の数である。(EO)x、(PO)y、(E
O)zはブロック又はそれぞれランダムに結合してい
る。）
が、炭素数８〜16の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はア
ルケニル基を示し、残りは同一若しくは異なって、炭素
数１〜３のアルキル基、ベンジル基又は式-(EO)mH（EO
はオキシエチレン基を示し、m はエチレンオキシド平均
付加モル数で２〜20を示す。）で表される基を示し、X
はハロゲン原子又は有機アニオン基を示す。〕 R5-O(EO)n-R6 （II） （式中、R5は炭素数１〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル
基又はアルケニル基を示し、EOはオキシエチレン基を示
し、 nはエチレンオキシドの平均付加モル数を示す１〜
30の数を示す。R6は水素原子又は炭素数１〜18の直鎖も
しくは分岐鎖のアルキル基を示す。） R7-O-(EO)x-(PO)y-(EO)z-R8 (III) （式中、R7、R8は同一又は異なって、水素原子、炭素数
１〜24の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基もしくはアル
ケニル基又は炭素数３〜12のシクロアルキル基を示し、
EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基を示
す。 x及び zはエチレンオキシドの平均付加モル数を示
すそれぞれ１以上の数、 yはプロピレンオキシドの平均
付加モル数を示す１〜40の数である。(EO)x、(PO)y、(E
O)zはブロック又はそれぞれランダムに結合してい
る。）
【０００７】
【発明の実施の形態】カチオン界面活性剤（Ａ）として
は、式（Ｉ）中のR1〜R4のうち少なくとも２つが炭素数
８〜18の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基
のものが好ましく、更に好ましくは、式（Ｉ）中のR1〜
R4のうち２つが分岐鎖の炭素数12〜15のアルキル基を示
し、残り２つがメチル基のものである。
は、式（Ｉ）中のR1〜R4のうち少なくとも２つが炭素数
８〜18の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基
のものが好ましく、更に好ましくは、式（Ｉ）中のR1〜
R4のうち２つが分岐鎖の炭素数12〜15のアルキル基を示
し、残り２つがメチル基のものである。
【０００８】また、ノニオン界面活性剤（Ｂ）のうち、
式（II）のものとしては、式（II）中のR5が炭素数10〜
14の分岐鎖のアルキル基、R6が水素原子、n が３〜12の
ものが好ましく、式(III) のものとしては、式(III) 中
のR7、R8が共に水素原子で、x が10〜14、y が15〜25、
z が10〜14のものが好ましい。また、R7が炭素数10〜14
の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基で、R8
が水素原子で、x が１〜５、y が１〜５、z が１〜５の
ものも好ましい。
式（II）のものとしては、式（II）中のR5が炭素数10〜
14の分岐鎖のアルキル基、R6が水素原子、n が３〜12の
ものが好ましく、式(III) のものとしては、式(III) 中
のR7、R8が共に水素原子で、x が10〜14、y が15〜25、
z が10〜14のものが好ましい。また、R7が炭素数10〜14
の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基で、R8
が水素原子で、x が１〜５、y が１〜５、z が１〜５の
ものも好ましい。
【０００９】本発明において、（Ａ）カチオン界面活性
剤と（Ｂ）ノニオン界面活性剤の重量比は（Ａ）／
（Ｂ）＝１／900 〜 700／１がプラスチックコンテナな
どの硬質表面に対する洗浄性と防汚性から好ましく、特
に好ましくは（Ａ）／（Ｂ）＝１／15〜５／１あり、更
に安定性を加味すると（Ａ）／（Ｂ）＝１／６〜２／１
が好ましい。
剤と（Ｂ）ノニオン界面活性剤の重量比は（Ａ）／
（Ｂ）＝１／900 〜 700／１がプラスチックコンテナな
どの硬質表面に対する洗浄性と防汚性から好ましく、特
に好ましくは（Ａ）／（Ｂ）＝１／15〜５／１あり、更
に安定性を加味すると（Ａ）／（Ｂ）＝１／６〜２／１
が好ましい。
【００１０】本発明の硬質表面用防汚洗浄剤にはキレー
ト剤を配合できる。キレート剤としては、エチレンジア
ミンテトラ酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミント
リ酢酸、ジエチレントリアミンペンタ酢酸、ニトリロト
リ酢酸、トリエチレンテトラミンヘキサ酢酸、（ホスホ
ン酸塩）エチレングリコールビス（２−アミノエチルエ
ーテル）テトラ酢酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、
アジピン酸、フタル酸、クエン酸、フタル酸、マレイン
酸、ポリアクリル酸、イソアミレン−マレイン酸共重合
体、ケイ酸、グルコン酸、フマル酸、ヒドロキシベンジ
ルイミジノ酢酸、イミジノ酸等及びこれらの塩が挙げら
れ、これらの１種又は２種以上が用いられる。キレート
剤としては、エチレンジアミンテトラ酢酸、クエン酸及
びこれらの塩が好ましい。キレート剤は、配合される界
面活性剤（Ａ）、（Ｂ）の合計に対して、キレート剤／
〔（Ａ）＋（Ｂ）〕＝１／８〜40／１の重量比で配合さ
れるのが好ましい。
ト剤を配合できる。キレート剤としては、エチレンジア
ミンテトラ酢酸、ヒドロキシエチルエチレンジアミント
リ酢酸、ジエチレントリアミンペンタ酢酸、ニトリロト
リ酢酸、トリエチレンテトラミンヘキサ酢酸、（ホスホ
ン酸塩）エチレングリコールビス（２−アミノエチルエ
ーテル）テトラ酢酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、
アジピン酸、フタル酸、クエン酸、フタル酸、マレイン
酸、ポリアクリル酸、イソアミレン−マレイン酸共重合
体、ケイ酸、グルコン酸、フマル酸、ヒドロキシベンジ
ルイミジノ酢酸、イミジノ酸等及びこれらの塩が挙げら
れ、これらの１種又は２種以上が用いられる。キレート
剤としては、エチレンジアミンテトラ酢酸、クエン酸及
びこれらの塩が好ましい。キレート剤は、配合される界
面活性剤（Ａ）、（Ｂ）の合計に対して、キレート剤／
〔（Ａ）＋（Ｂ）〕＝１／８〜40／１の重量比で配合さ
れるのが好ましい。
【００１１】また、本発明の硬質表面用防汚洗浄剤に
は、溶剤を配合できる。溶剤は水溶性溶剤が好ましく、
例えばエタノール、メタノール、プロパノール、イソプ
ロパノール、ブタノール、ペンタノール等の炭素数１〜
５の１価アルコール類、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、トリメチレングリコール、ブチレングリ
コール、２，２，４−トリメチル−１，３−ペンタンジ
オール等の炭素数２〜12の２価アルコール、ジエチレン
グリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコール
モノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチル
エーテル、ヘキサプロピレングリコールモノエチルエー
テル、テトラプロピレングリコールジメチルエーテル、
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールモ
ノエチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロ
ピレングリコールモノブチルエーテル等のポリアルキレ
ングリコールアルキルエーテル等が挙げられ、これらの
１種又は２種以上が用いられる。中でもエチレングリコ
ールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブ
チルエーテル等のグリコール系溶剤が好ましい。溶剤
は、配合される界面活性剤（Ａ）、（Ｂ）の合計に対し
て、溶剤／〔（Ａ）＋（Ｂ）〕＝１／５〜60／１の重量
比で配合されるのが好ましい。
は、溶剤を配合できる。溶剤は水溶性溶剤が好ましく、
例えばエタノール、メタノール、プロパノール、イソプ
ロパノール、ブタノール、ペンタノール等の炭素数１〜
５の１価アルコール類、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、トリメチレングリコール、ブチレングリ
コール、２，２，４−トリメチル−１，３−ペンタンジ
オール等の炭素数２〜12の２価アルコール、ジエチレン
グリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコール
モノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチル
エーテル、ヘキサプロピレングリコールモノエチルエー
テル、テトラプロピレングリコールジメチルエーテル、
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールモ
ノエチルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロ
ピレングリコールモノブチルエーテル等のポリアルキレ
ングリコールアルキルエーテル等が挙げられ、これらの
１種又は２種以上が用いられる。中でもエチレングリコ
ールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブ
チルエーテル等のグリコール系溶剤が好ましい。溶剤
は、配合される界面活性剤（Ａ）、（Ｂ）の合計に対し
て、溶剤／〔（Ａ）＋（Ｂ）〕＝１／５〜60／１の重量
比で配合されるのが好ましい。
【００１２】この他にも本発明の硬質表面用防汚洗浄剤
には、必要に応じて通常の分散剤、香料、染料、顔料、
防腐剤、殺菌剤等の任意成分を適宜添加することも可能
である。
には、必要に応じて通常の分散剤、香料、染料、顔料、
防腐剤、殺菌剤等の任意成分を適宜添加することも可能
である。
【００１３】本発明の硬質表面用防汚洗浄剤は、最終製
品形態は液体でも固体でも良く、液体製品は、各成分が
液体である場合には混合攪拌することにより、また固形
物を含む場合は、水にまず溶解後、他の液体成分を添加
し混合攪拌することによって得られる。また、固体製品
は、各成分が粉体、粒状等水分を含まない固体である場
合は混合攪拌することにより得られる。また含水物（水
溶液を含む）を含む場合は、固形物に液状物を混合攪拌
しながら滴下する方法が望ましい。また最終剤型は粉
体、粒状、錠剤等の固形であれば特に制限されない。ま
た、固体、液体何れの場合も組成によってはその添加、
溶解の順序は特に制限されない。
品形態は液体でも固体でも良く、液体製品は、各成分が
液体である場合には混合攪拌することにより、また固形
物を含む場合は、水にまず溶解後、他の液体成分を添加
し混合攪拌することによって得られる。また、固体製品
は、各成分が粉体、粒状等水分を含まない固体である場
合は混合攪拌することにより得られる。また含水物（水
溶液を含む）を含む場合は、固形物に液状物を混合攪拌
しながら滴下する方法が望ましい。また最終剤型は粉
体、粒状、錠剤等の固形であれば特に制限されない。ま
た、固体、液体何れの場合も組成によってはその添加、
溶解の順序は特に制限されない。
【００１４】本発明の硬質表面用防汚洗浄剤は、浸漬、
スプレー、シャワー、攪拌、ブラシ、振動、超音波等の
工業的洗浄方法に適しており、プラスチックコンテナ、
買い物かご、ＰＥＴボトル再生時等の洗浄に高い効果を
示す。特にプラスチックコンテナの洗浄に適している。
なお、本発明の硬質表面用防汚洗浄剤は、使用時には50
〜1000倍に水で希釈して用いられる。
スプレー、シャワー、攪拌、ブラシ、振動、超音波等の
工業的洗浄方法に適しており、プラスチックコンテナ、
買い物かご、ＰＥＴボトル再生時等の洗浄に高い効果を
示す。特にプラスチックコンテナの洗浄に適している。
なお、本発明の硬質表面用防汚洗浄剤は、使用時には50
〜1000倍に水で希釈して用いられる。
【００１５】
【実施例】実施例１ 表１に記載の硬質表面用防汚洗浄剤を水で100 倍希釈し
た洗浄液を使用し、実際に流通業界で使用されている物
流用プラスチックコンテナの中で、明らかに表面が黒変
しているものを選定してその洗浄性を評価した。洗浄方
法は、上記洗浄液（60℃）1000Ｌに２分間浸漬したの
ち、通常のシャワーすすぎを行い、洗浄した際の洗浄性
を下記の基準により評価した。また、洗浄品を通常使用
した際の汚れの再付着防止性について、２週間後、更に
８週間後に追跡調査を行い、再付着状態を下記の基準に
より目視にて判定し評価した。 ＜洗浄性評価＞ ○：100 ％汚れを除去 △：80％以上100 ％未満汚れを除去 ×：20％以上80％未満汚れを除去 ××：20％未満汚れを除去 ＜再付着防止性＞ ○：汚れがほとんど付着していない △：若干の汚れ付着が確認される ×：汚れの付着が顕著に分かる
た洗浄液を使用し、実際に流通業界で使用されている物
流用プラスチックコンテナの中で、明らかに表面が黒変
しているものを選定してその洗浄性を評価した。洗浄方
法は、上記洗浄液（60℃）1000Ｌに２分間浸漬したの
ち、通常のシャワーすすぎを行い、洗浄した際の洗浄性
を下記の基準により評価した。また、洗浄品を通常使用
した際の汚れの再付着防止性について、２週間後、更に
８週間後に追跡調査を行い、再付着状態を下記の基準に
より目視にて判定し評価した。 ＜洗浄性評価＞ ○：100 ％汚れを除去 △：80％以上100 ％未満汚れを除去 ×：20％以上80％未満汚れを除去 ××：20％未満汚れを除去 ＜再付着防止性＞ ○：汚れがほとんど付着していない △：若干の汚れ付着が確認される ×：汚れの付着が顕著に分かる
【００１６】
【表１】
【００１７】なお、表１中のカチオン界面活性剤、ノニ
オン界面活性剤は下記のものである。
オン界面活性剤は下記のものである。
【００１８】
【表２】
【００１９】
【表３】
【００２０】
【表４】
【００２１】
【発明の効果】本発明の硬質表面用防汚洗浄剤は、プラ
スチックコンテナ等の硬質表面に付着した埃、泥及び長
期の使用により堆積汚れとなり付着した黒ずみや汚れを
除去するだけでなく、更にプラスチックコンテナ等を使
用した際の汚れの再付着を軽減することができ、効率よ
く洗浄効果及び防汚効果を得ることが可能になった。
スチックコンテナ等の硬質表面に付着した埃、泥及び長
期の使用により堆積汚れとなり付着した黒ずみや汚れを
除去するだけでなく、更にプラスチックコンテナ等を使
用した際の汚れの再付着を軽減することができ、効率よ
く洗浄効果及び防汚効果を得ることが可能になった。
Claims (1)
- 【請求項１】 （Ａ）下記一般式（Ｉ）で表されるカチ
オン界面活性剤と、（Ｂ）下記一般式（II）又は(III)
で表されるノニオン界面活性剤とを含有する硬質表面用
防汚洗浄剤。 【化１】 〔式中、R1〜R4のいずれか１つ又は２つが、炭素数８〜
16の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示
し、残りは同一若しくは異なって、炭素数１〜３のアル
キル基、ベンジル基又は式-(EO)mH（EOはオキシエチレ
ン基を示し、m はエチレンオキシド平均付加モル数で２
〜20を示す。）で表される基を示し、X はハロゲン原子
又は有機アニオン基を示す。〕 R5-O(EO)n-R6 （II） （式中、R5は炭素数１〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル
基又はアルケニル基を示し、EOはオキシエチレン基を示
し、 nはエチレンオキシドの平均付加モル数を示す１〜
30の数を示す。R6は水素原子又は炭素数１〜18の直鎖も
しくは分岐鎖のアルキル基を示す。） R7-O-(EO)x-(PO)y-(EO)z-R8 (III) （式中、R7、R8は同一又は異なって、水素原子、炭素数
１〜24の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基もしくはアル
ケニル基又は炭素数３〜12のシクロアルキル基を示し、
EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基を示
す。 x及び zはエチレンオキシドの平均付加モル数を示
すそれぞれ１以上の数、 yはプロピレンオキシドの平均
付加モル数を示す１〜40の数である。(EO)x、(PO)y、(E
O)zはブロック又はそれぞれランダムに結合してい
る。）
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11215858A JP2001040393A (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | 硬質表面用防汚洗浄剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11215858A JP2001040393A (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | 硬質表面用防汚洗浄剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001040393A true JP2001040393A (ja) | 2001-02-13 |
Family
ID=16679449
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11215858A Pending JP2001040393A (ja) | 1999-07-29 | 1999-07-29 | 硬質表面用防汚洗浄剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001040393A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007126581A (ja) * | 2005-11-04 | 2007-05-24 | Diversey Ip Internatl Bv | 硬表面用除菌洗浄剤組成物 |
| JP2008050409A (ja) * | 2006-08-22 | 2008-03-06 | Nicca Chemical Co Ltd | アルミニウム材用表面防汚剤、アルミニウム材の防汚処理方法及びアルミニウム材構造物 |
| JP2015127396A (ja) * | 2013-11-29 | 2015-07-09 | 花王株式会社 | 硬質表面用処理剤組成物 |
| JP2017197664A (ja) * | 2016-04-27 | 2017-11-02 | 日油株式会社 | 樹脂用プライマー塗装前処理剤組成物 |
| JP2018536061A (ja) * | 2015-11-12 | 2018-12-06 | エコラブ ユーエスエイ インク | 向上した油性汚れ除去のための混合カチオン性／非イオン性界面活性剤系を含有する低泡性物品洗浄洗剤 |
-
1999
- 1999-07-29 JP JP11215858A patent/JP2001040393A/ja active Pending
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