JP2001040314A - 撥水加工紙用接着剤組成物 - Google Patents

撥水加工紙用接着剤組成物

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JP2001040314A
JP2001040314A JP11276731A JP27673199A JP2001040314A JP 2001040314 A JP2001040314 A JP 2001040314A JP 11276731 A JP11276731 A JP 11276731A JP 27673199 A JP27673199 A JP 27673199A JP 2001040314 A JP2001040314 A JP 2001040314A
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water
resin
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Tatsuo Hayazaki
達夫 早崎
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エマルジョン系接着剤でありながら撥水加工紙
の接着に際して十分な初期接着力を持ち、また高い撥水
性を持つ撥水加工紙であっても十分な接着力が得られる
撥水加工紙用接着剤組成物を提供することである。 【解決手段】アクリル酸アルキルエステル−エチレン−
酢酸ビニル共重合体エマルジョンの樹脂分100重量部
に対して、ウレタンエマルジョンを樹脂分換算で5重量
部以上含有し、かつ灯油を20重量部以上含有している
撥水加工紙用接着剤組成物又は、スチレンブタジエンラ
テックスとスチレンアクリルエマルジョンが92:8〜
12:88の重量比で混合された混合エマルジョンの樹
脂分100重量部に対して、ウレタンエマルジョンを樹
脂分換算で10重量部以上含有し、かつ灯油を10〜9
0重量部含有している撥水加工紙用接着剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撥水加工紙用接着
剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙用接着剤としてエマルジョン系
接着剤が利用されている。しかし、エマルジョン系接着
剤は水を含むので、ワックス等で撥水加工された撥水加
工紙を接着しようとすると接着剤が紙面に十分濡れず界
面剥離が起ってしまうという問題点があった。そこで、
撥水加工紙であっても接着可能なエマルジョン系接着剤
として酢酸ビニル樹脂エマルジョンと灯油を含有する接
着剤組成物が提案されている(特開昭59−91166
号公報)。しかしながら、この接着剤組成物は初期接着
力が不足しており接着面で被着体同士がずれるという問
題点がなお存在している。
【0003】また、湿気に敏感な物や搬送や保管時の水
濡れが避けられない物を包む紙容器に使用される原料紙
ではこれまで内部にポリエチレンフィルム層を持つ耐湿
加工紙が広く利用されていたが、ポリエチレンフィルム
層が紙資源の再利用の障害となるため、パラフィンとア
クリル樹脂の混合物からなるワックス等で撥水加工され
た撥水加工紙を使用することが検討されてきている。し
かしながら、酢酸ビニル樹脂エマルジョンと灯油を含有
する接着剤組成物はパラフィンワックスで撥水加工され
た紙を接着できるが、パラフィンとアクリル樹脂の混合
物からなるワックス等で撥水加工された高い撥水性を持
つ撥水加工紙では十分な接着力が得られないという問題
点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
問題点を解決するため、エマルジョン系接着剤でありな
がら撥水加工紙の接着に際して十分な初期接着力を持
ち、また高い撥水性を持つ撥水加工紙であっても十分な
接着力が得られる撥水加工紙用接着剤組成物を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よる撥水加工紙用接着剤組成物は、アクリル酸アルキル
エステル−エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン
の樹脂分100重量部に対して、ウレタンエマルジョン
を樹脂分換算で5重量部以上含有し、かつ灯油を20重
量部以上含有していることを特徴とする。
【0006】撥水加工紙とは、撥水物質で紙表面を被う
ことにより撥水性を付与させた紙のことである。なお、
ここで撥水物質としてはパラフィン10〜30重量%と
アクリル樹脂70〜90重量%の混合物からなるワック
スが好ましい。
【0007】アクリル酸アルキルエステル−エチレン−
酢酸ビニル共重合体エマルジョン(以下、「アクリル/
EVAエマルジョン」という)とは、アルキル(メタ)
アクリレートを共重合させたエチレン−酢酸ビニル共重
合体のエマルジョンのことである。なお、「(メタ)ア
クリレート」とは、アクリレート若しくはメタアクリレ
ートのことである。アルキル(メタ)アクリレートとし
ては、アルキル基の炭素数が2〜12であることが好ま
しい。アルキル基の炭素数が2未満であると、得られる
接着剤組成物の被着体に対する密着性や初期接着力が不
十分となることがあり、アルキル基の炭素数が12を超
えると得られる接着剤組成物の乾燥皮膜の凝集力が低く
なり接着強度や耐熱性が不十分になる。アルキル基の炭
素数が2〜12であるアルキル(メタ)アクリレートと
して、例えばエチル(メタ)アクリレート、ブチル(メ
タ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリ
レートが挙げられる。
【0008】また、アルキル(メタ)アクリレートは、
アルキル(メタ)アクリレートと共重合可能なモノマー
をアルキル(メタ)アクリレートに共重合させたもので
あってもよい。アルキル(メタ)アクリレートと共重合
可能なモノマーとして、例えばアクリル酸、メタアクリ
ル酸、エチレングリコール(メタ)アクリレートが挙げ
られる。アクリル/EVAエマルジョンの樹脂分とは、
エマルジョン中に含まれるアクリル酸アルキルエステル
−エチレン−酢酸ビニル共重合体の乾燥重量のことであ
る。
【0009】ウレタンエマルジョンは、ウレタン樹脂が
エマルジョン化されているものであれは特に限定されな
い。ウレタンエマルジョンの含有量は、アクリル/EV
Aエマルジョンの樹脂分100重量部に対して、樹脂分
換算で5重量部以上でなければならない。より好ましく
は10〜30重量部である。5重量部未満であると初期
接着力が劣るとともに撥水面に対する接着力も極端に悪
くなる。なお、ウレタンエマルジョンの樹脂分換算とは
エマルジョン中に含まれるウレタン樹脂の乾燥重量のこ
とである。
【0010】灯油としては、市販されているものであれ
ば特に限定されない。例えば白灯油、茶灯油、燃料灯
油、溶剤灯油などが挙げられいずれも使用できる。な
お、これらの中では特に白灯油が好ましい。また、灯油
の含有量は、アクリル/EVAエマルジョンの樹脂分1
00重量部に対して、20重量部以上でなければならな
い。好ましくは30〜50重量部である。灯油が20重
量部未満であると耐水性が劣るとともに撥水面に対する
接着力も極端に悪くなる。
【0011】請求項2に記載の発明による撥水加工紙用
接着剤組成物は、スチレンブタジエンラテックスとスチ
レンアクリルエマルジョンの重量比が樹脂分換算で9
2:8〜12:88となるように混合された混合エマル
ジョンの樹脂分100重量部に対して、ウレタンエマル
ジョンを樹脂分換算で10重量部以上含有し、かつ灯油
を10〜90重量部含有していることを特徴とする。
【0012】スチレンブタジエンラテックスは、スチレ
ンとブタジエンを基本構成モノマーとするラテックスで
あれば特に限定されないが、十分な初期接着性を得るた
めにはガラス転移点(Tg)が−10℃以下であること
が好ましい。また、スチレンモノマーとブタジエンモノ
マーとともに共重合可能なモノマーを重合させたもので
あってもよく、スチレンブタジエンラテックスと共重合
可能なモノマーとしては、メチルメタクリレート、アク
リロニトリル、アクリルアミド、ヒドロキシエチルアク
リレートなどが挙げられる。
【0013】スチレンアクリルエマルジョンは、特に限
定されないが十分な初期接着性を得るためにはガラス転
移点(Tg)が10℃以下であることが好ましい。スチ
レンブタジエンラテックスとスチレンアクリルエマルジ
ョンの混合割合は樹脂分換算の重量比で92:8〜1
2:88でなければならない。なお、より好ましくは6
0:40〜40:60である。なお、樹脂分換算の重量
比とは、ラテックス中に含まれるスチレンブタジエン樹
脂の乾燥重量とエマルジョン中に含まれるスチレンアク
リル樹脂の乾燥重量の重量比のことである。スチレンブ
タジエンラテックスが上述の混合割合よりも過剰となる
と初期接着力が劣る。また、スチレンブタジエンラテッ
クスが上述の混合割合よりも少なすぎると、初期接着力
が劣るとともに、撥水面に対する接着力も低下する。
【0014】ウレタンエマルジョンの含有量は、スチレ
ンブタジエンラテックスとスチレンアクリルエマルジョ
ンの重量比が樹脂分換算で92:8〜12:88となる
ように混合された混合エマルジョンの樹脂分100重量
部に対して、樹脂分換算で10重量部以上でなければな
らない。より好ましくは15〜30重量部である。10
重量部未満であると初期接着力が劣るとともに撥水面に
対する接着力も低下する。
【0015】また、灯油の含有量は、スチレンブタジエ
ンラテックスとスチレンアクリルエマルジョンの重量比
が樹脂分換算で92:8〜12:88となるように混合
された混合エマルジョンの樹脂分100重量部に対し
て、樹脂分換算で10〜90重量部でなければならな
い。好ましくは15〜25重量部である。灯油が10重
量部未満であると撥水面に対する接着力が極端に悪くな
り、灯油が90重量部を超えるとべたつきが発生し取扱
いにくくなり、撥水面に対する接着力も極端に悪くな
る。
【0016】請求項3に記載の撥水加工紙用接着剤組成
物は、スチレンブタジエンラテックスとスチレンアクリ
ルエマルジョンからなる混合エマルジョンの樹脂分10
0重量部に対して、ウレタンエマルジョンを樹脂分換算
で10重量部以上含有し、かつ灯油を10〜90重量部
含有し、かつアクリルエマルジョンを樹脂分換算で5〜
45重量部含有していることを特徴とする。
【0017】スチレンブタジエンラテックスとスチレン
アクリルエマルジョンの混合割合は特に限定されない
が、好ましくは樹脂分換算の重量比で90:10〜1
0:90であり、より好ましくは60:40〜40:6
0である。
【0018】アクリルエマルジョンは、特に限定されな
いが十分な初期接着性を得るためにはガラス転移点(T
g)が−10℃以下であることが好ましい。なお、アク
リルエマルジョンの樹脂分換算とはエマルジョン中に含
まれるアクリル樹脂の乾燥重量のことである。
【0019】アクリルエマルジョンの含有量は、スチレ
ンブタジエンラテックスとスチレンアクリルエマルジョ
ンからなる混合エマルジョンの樹脂分100重量部に対
して、樹脂分換算で5〜45重量部でなければならな
い。より好ましくは15〜30重量部である。5重量部
未満であると撥水面に対する接着力が低下し、45重量
部を超えると初期接着力が低下する。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明をさらに詳しく説明するた
め以下に実施例を挙げるが、本発明はこれら実施例に限
定されるものではない。
【0021】(実施例1)アクリル/EVAエマルジョ
ン(商品名「OAA−60」、クラレ社製)の樹脂分1
00重量部に対して、ウレタンエマルジョン(商品名
「ユープレン306」、三洋化成社製)を樹脂分換算で
20重量部、灯油を40重量部加えて混合した後、ポリ
エーテル系増粘剤で粘度を調整し、粘度800mPa・
s、不揮発分50%の接着剤を得た。
【0022】(実施例2)ウレタンエマルジョンを5重
量部としたこと以外は実施例1と同様にして、粘度80
0mPa・s、不揮発分50%の接着剤を得た。
【0023】(実施例3)灯油を20重量部としたこと
以外は実施例1と同様にして、粘度800mPa・s、
不揮発分50%の接着剤を得た。
【0024】(比較例1)ウレタンエマルジョンを1重
量部としたこと以外は実施例1と同様にして、粘度80
0mPa・s、不揮発分53%の接着剤を得た。
【0025】(比較例2)灯油を10重量部としたこと
以外は実施例1と同様にして、粘度800mPa・s、
不揮発分50%の接着剤を得た。
【0026】(比較例3)灯油の代りに酢酸エチルを4
0重量部加えたこと以外は実施例1と同様にして、粘度
800mPa・s、不揮発分50%の接着剤を得た。
【0027】(比較例4)アクリル/EVAエマルジョ
ンの代りにエチレン−酢酸ビニルエマルジョン(商品名
「OM−4000」、クラレ社製)を用いたこと以外は
実施例1と同様にして、粘度800mPa・s、不揮発
分50%の接着剤を得た。
【0028】(評価)得られた接着剤について、常態
(剪断)接着力、初期接着力(剪断接着力)、耐水性に
ついて性能を評価した。 (a)常態(剪断)接着力 パラフィンとアクリル酸からなるワックスで撥水処理さ
れたライナー紙(大王製紙社製)から2枚の長方形の紙
片を作り、長手方向の端から25mmの部分に50g/
2 (wet)の接着剤を塗布し、150g/cm2
圧締圧をかけて貼り合わせ試験片を作った。20℃、6
5%RHの雰囲気中で72時間養生後、引張試験機を用
いて、引張速度100mm/分での引張り剪断強度を測
定した。
【0029】(b)初期接着力(剪断接着力) 長尺のライナー紙に塗布速度0.6m/秒で50g/m
2 (wet)の接着剤を連続的に塗布し、5.0秒のオ
ープンタイムの後、接着剤が塗布されていない同形状の
長尺のライナー紙を接着剤の塗布面に載せ、圧締圧3k
g/cm2 をかけて貼り合わせた。圧力を10秒保持し
たのち解圧し、3.0秒放置して試験片を作った。次い
で、20℃、65%RHの雰囲気中で引張速度100m
m/分での引張り剪断強度を測定した。さらに、貼り合
わせの際に圧力を20秒若しくは30秒保持したこと以
外は同様にして測定を行った。
【0030】(c)耐水性 パラフィンとアクリル酸からなるワックスで撥水処理さ
れたライナー紙(大王製紙社製)から2枚の長方形の紙
片を作り、長手方向の端から25mmの部分に50g/
2 (wet)の接着剤を塗布し、150g/cm2
圧締圧をかけて貼り合わせ試験片を作った。試験片の長
手方向が鉛直になるように固定し、試験片の下端の適当
な位置で試験片に100gの分銅を釣り下げ、20℃の
恒温漕に浸漬した。そして、試験片の接着面が完全に剥
離して分銅とともに一方のライナー紙が落下するまでの
時間を測定した。表1に実施例1〜3、比較例1〜4の
評価結果を示す。
【0031】
【表1】
【0032】(実施例4)スチレンブタジエンラテック
ス(商品名「A−7850」、樹脂分48%、旭化成社
製)とスチレンアクリルエマルジョン(商品名「RE−
218」、樹脂分40%、星光化学社製)の重量比が樹
脂分換算で55:45となるように混合した混合エマル
ジョン(樹脂分100重量部)に対して、ウレタンエマ
ルジョン(商品名「ユープレン306」、樹脂分45
%、三洋化成社製)を樹脂分換算で20重量部、灯油を
45重量部加えて混合した後、ポリエーテル系増粘剤で
粘度を調整し、粘度4,000mPa・s、不揮発分5
0%の接着剤を得た。
【0033】(実施例5)スチレンブタジエンラテック
スとスチレンアクリルエマルジョンの重量比が樹脂分換
算で92:8となるように混合した混合エマルジョンを
用いたこと以外は実施例4と同様にして、粘度3,50
0mPa・s、不揮発分52%の接着剤を得た。
【0034】(実施例6)スチレンブタジエンラテック
スとスチレンアクリルエマルジョンの重量比が樹脂分換
算で12:88となるように混合した混合エマルジョン
を用いたこと以外は実施例4と同様にして、粘度4,5
00mPa・s、不揮発分49%の接着剤を得た。
【0035】(比較例5)スチレンブタジエンラテック
スとスチレンアクリルエマルジョンの重量比が樹脂分換
算で96:4となるように混合した混合エマルジョンを
用いたこと以外は実施例4と同様にして、粘度4,00
0mPa・s、不揮発分53%の接着剤を得た。
【0036】(比較例6)スチレンブタジエンラテック
スとスチレンアクリルエマルジョンの重量比が樹脂分換
算で6:94となるように混合した混合エマルジョンを
用いたこと以外は実施例4と同様にして、粘度4,00
0mPa・s、不揮発分48%の接着剤を得た。
【0037】(比較例7)ウレタンエマルジョンを樹脂
分換算で5重量部としたこと以外は実施例4と同様にし
て、粘度4,000mPa・s、不揮発分52%の接着
剤を得た。
【0038】(比較例8)灯油を5重量部としたこと以
外は実施例4と同様にして、粘度3,500mPa・
s、不揮発分44%の接着剤を得た。
【0039】(比較例9)灯油を114重量部としたこ
と以外は実施例4と同様にして、粘度3,500mPa
・s、不揮発分44%の接着剤を得た。
【0040】(評価)得られた接着剤について、常態
(剪断)接着力と初期接着力(剪断接着力)を評価し
た。表2に実施例4〜6、比較例5〜9の評価結果を示
す。
【0041】
【表2】
【0042】(実施例7)スチレンブタジエンラテック
ス(商品名「A−7850」、樹脂分48%、旭化成社
製)とスチレンアクリルエマルジョン(商品名「RE−
218」、樹脂分40%、星光化学社製)の重量比が樹
脂分換算で55:45となるように混合した混合エマル
ジョンの樹脂分100重量部に対して、ウレタンエマル
ジョン(商品名「ユープレン306」、樹脂分45%、
三洋化成社製)を樹脂分換算で20重量部、灯油を45
重量部、アクリルエマルジョン(商品名「エスダイン#
7110」、樹脂分50%、積水化学工業社製)を樹脂
分換算で23重量部加えて混合した後、ポリエーテル系
増粘剤で粘度を調整し、粘度4,000mPa・s、不
揮発分50%の接着剤を得た。
【0043】(実施例8)スチレンブタジエンラテック
ス(商品名「A−7850」、樹脂分48%、旭化成社
製)とスチレンアクリルエマルジョン(商品名「RE−
218」、樹脂分40%、星光化学社製)の重量比が樹
脂分換算で96:4となるように混合した混合エマルジ
ョンの樹脂分100重量部に対して、ウレタンエマルジ
ョン(商品名「ユープレン306」、樹脂分45%、三
洋化成社製)を樹脂分換算で19重量部、灯油を42重
量部、アクリルエマルジョン(商品名「エスダイン#7
110」、樹脂分50%、積水化学工業社製)を樹脂分
換算で21重量部加えて混合した後、ポリエーテル系増
粘剤で粘度を調整し、粘度4,000mPa・s、不揮
発分50%の接着剤を得た。
【0044】(比較例10)アクリルエマルジョンを樹
脂分換算で50重量部にしたこと以外は実施例8と同様
にして、粘度4,000mPa・s、不揮発分52%の
接着剤を得た。
【0045】(比較例11)アクリルエマルジョンを樹
脂分換算で4重量部にしたこと以外は実施例8と同様に
して、粘度4,000mPa・s、不揮発分49%の接
着剤を得た。
【0046】(比較例12)ウレタンエマルジョンを樹
脂分換算で5重量部としたこと以外は実施例7と同様に
して、粘度4,000mPa・s、不揮発分52%の接
着剤を得た。
【0047】(比較例13)灯油を5重量部としたこと
以外は実施例7と同様にして、粘度3,500mPa・
s、不揮発分44%の接着剤を得た。
【0048】(比較例14)灯油を114重量部とした
こと以外は実施例7と同様にして、粘度3,500mP
a・s、不揮発分44%の接着剤を得た。
【0049】(評価)得られた接着剤について、常態
(剪断)接着力と初期接着力(剪断接着力)を評価し
た。表3に実施例7、8、比較例10〜14の評価結果
を示す。
【0050】
【表3】
【0051】
【発明の効果】本発明の撥水加工紙用接着剤組成物は、
撥水加工された紙面に対して優れた初期接着力が得ら
れ、硬化後も優れた接着力が得られる。さらに、パラフ
ィンとアクリル樹脂の混合物からなるワックス等により
撥水加工された高い撥水性を持つ撥水加工紙であって
も、優れた接着力が得られる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4J038 CA021 CA022 CB031 CB032 CC021 CC022 CF021 CF022 CG031 CG032 CG141 CG142 CH031 CH032 CH041 CH042 DG001 DG002 HA156 JA01 KA06 MA08 MA10 NA12 PC10 4J040 CA081 CA082 DA031 DA032 DB051 DB052 DB061 DB062 DE021 DE022 DF011 DF012 DF041 DF042 DF051 DF052 EF001 EF002 GA05 GA07 GA13 GA22 HA126 HB01 JA03 JB11 KA23 LA02 LA06 MA09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクリル酸アルキルエステル−エチレン
    −酢酸ビニル共重合体エマルジョンの樹脂分100重量
    部に対して、ウレタンエマルジョンを樹脂分換算で5重
    量部以上含有し、かつ灯油を20重量部以上含有してい
    ることを特徴とする撥水加工紙用接着剤組成物。
  2. 【請求項2】 スチレンブタジエンラテックスとスチレ
    ンアクリルエマルジョンの重量比が樹脂分換算で92:
    8〜12:88となるように混合された混合エマルジョ
    ンの樹脂分100重量部に対して、ウレタンエマルジョ
    ンを樹脂分換算で10重量部以上含有し、かつ灯油を1
    0〜90重量部含有していることを特徴とする撥水加工
    紙用接着剤組成物。
  3. 【請求項3】 スチレンブタジエンラテックスとスチレ
    ンアクリルエマルジョンからなる混合エマルジョンの樹
    脂分100重量部に対して、ウレタンエマルジョンを樹
    脂分換算で10重量部以上含有し、かつ灯油を10〜9
    0重量部含有し、かつアクリルエマルジョンを樹脂分換
    算で5〜45重量部含有していることを特徴とする撥水
    加工紙用接着剤組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001247835A (ja) * 2000-03-03 2001-09-14 Nippon Nsc Ltd 水系接着剤
US6884468B1 (en) 2003-10-27 2005-04-26 Basf Ag Method of making a paper coating using a blend of a vinyl aromatic-acrylic polymer dispersion with a vinyl aromatic-diene polymer dispersion

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001247835A (ja) * 2000-03-03 2001-09-14 Nippon Nsc Ltd 水系接着剤
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