JP2001040133A - 発泡スチロール溶解剤及び発泡スチロール・リサイクル・システム - Google Patents

発泡スチロール溶解剤及び発泡スチロール・リサイクル・システム

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JP2001040133A
JP2001040133A JP21697199A JP21697199A JP2001040133A JP 2001040133 A JP2001040133 A JP 2001040133A JP 21697199 A JP21697199 A JP 21697199A JP 21697199 A JP21697199 A JP 21697199A JP 2001040133 A JP2001040133 A JP 2001040133A
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JP
Japan
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styrofoam
dissolving agent
recycling system
recycling
expanded
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JP21697199A
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English (en)
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Takeshi Hasegawa
武司 長谷川
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WASHINGTON KK
Fr Corp
Original Assignee
WASHINGTON KK
Fr Corp
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/62Plastics recycling; Rubber recycling

Landscapes

  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生して再使用可能な溶剤により溶剤減容処
理して安価に再生ポリスチレンに再資源化する発泡スチ
ロール溶解剤及び発泡スチロール・リサイクル・システ
ムを提供するようにすることを課題とする。 【解決手段】 発泡スチロール溶解剤は、2−プロポキ
シエタノール76.8%、1−ブロモプロパン19.0
%を少なくとも含む炭化水素系溶剤であるようにすると
ともに、発泡スチロール・リサイクル・システムは2−
プロポキシエタノール76.8%、1−ブロモプロパン
19.0%を主成分とした炭化水素系溶剤により常温に
て溶解するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発泡スチロール
を分解処理して再利用可能にした発泡スチロール溶解剤
及び発泡スチロール・リサイクル・システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般廃棄物の排出量は年々増加している
が、通常、その処分には、大部分が焼却処理(約76
%)または埋立て処理(約13%)が行われている。こ
れらの処理に伴い公害問題や公害に伴う社会問題が表面
化して、最終処分場の確保が年とともに難しくなってい
るとともに既存の最終処分場の残余年数が短くなってい
るため、他の処理方法が求められている。
【0003】このような背景から、廃棄物の分別排出・
収集が行われるようになり、また、廃棄物の再商品化
(以下、リサイクルという)を促進するための法律が施
行されるようになってきている。
【0004】特に、容器包装廃棄物のリサイクルには、
それぞれの容器包装材料や容器包装形態に適した処理法
があり、これらの処理法に合わせたリサイクルが行われ
ている。
【0005】例えば、図1に示すように、プラスチック
1では、ペットボトル1aの場合はフレーク化等の方法
によりプラスチック原料1b等に、その他1bの場合は
油化等の方法により化学原料または燃料等にする。紙2
では、紙パック2aおよび段ボール2bは製紙原料2c
に、その他の場合は建築資材2d等にする。ガラス3で
は、無色3aおよび茶色3bのものはカレット化を経て
ガラスビン原料に、その他3dの色のものはカレット化
を経て建築資材原料3e等にする。また、金属4では、
アルミ4aはアルミ原料4bに、スチール4cは製鉄原
料4dにする。等々、多種のリサイクルの形態がある。
【0006】そして、プラスチックのうち発泡スチロー
ルは、国内において廃棄物として年間当たり数十万トン
の排出量があり、平成12年4月までにリサイクルの義
務を負っているため、その処理は急を要している。
【0007】
【従来技術の課題】このような従来の容器包装廃棄物に
関するリサイクルのうち発泡スチロールのリサイクルで
は、発泡スチロールを特殊な溶剤、例えばリモネン(ソ
ニー(株)製)を用いて原材料のポリスチレンにリサイ
クルする技術が開発されたが、発泡スチロールは非常に
安定した材料であるため、多岐にわたる用途の使用後の
処理には、コストや運用面における実用化の上で解決す
べき点が多く、いまだ実用化にはほど遠い状態である。
【0008】また、熱により減容処理してインゴット等
に再資源化する技術があるが、処理能力当たりのプラン
ト・装置費用が高く、プラント・装置設備の所要面積が
大きく、再資源化としてはインゴットへの国内需要がほ
とんどなく、ほぼ全量中国へ輸出されており、また、品
質面から発泡スチロールへのリサイクルは困難であるた
め非効率であり、また経費が掛かり過ぎる。
【0009】この発明は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、再生して再使
用可能な溶剤により溶剤減容処理して安価に再生ポリス
チレンに再資源化する発泡スチロール溶解剤及び発泡ス
チロール・リサイクル・システムを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明において、請求項
1に係る発泡スチロール溶解剤は、2−プロポキシエタ
ノール76.8%、1−ブロモプロパン19.0%を少
なくとも含む炭化水素系溶剤であることを特徴とする。
【0011】請求項2に係る発泡スチロール溶解剤は、
前記炭化水素系溶剤にD−リモネンを1%程度添加した
ことを特徴とする。
【0012】請求項3に係る発泡スチロール・リサイク
ル・システムは、廃・発泡スチロールを2−プロポキシ
エタノール76.8%、1−ブロモプロパン19.0%
を主成分とした炭化水素系溶剤により常温にて溶解する
ことを特徴とする。
【0013】請求項4に係る発泡スチロール・リサイク
ル・システムは、請求項3記載の前記炭化水素系溶剤に
D−リモネンをおよそ1%添加した溶剤を用いて、廃・
発泡スチロールを常温にて溶解することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を具体
的に説明する。 〔構成〕この実施の形態における発泡スチロール・リサ
イクル・システムは、機械的に1/50に減容した廃・
発泡スチロールを発泡スチロール溶解剤により常温にて
溶解し、スチレン樹脂に再生するものである。
【0015】処理に必要な溶剤量は、溶剤1リットル当
たり廃・発泡スチロール1kgを処理することができ、
従来のリモネンに比して約5倍の処理能力を有する。
【0016】この発泡スチロール・リサイクル・システ
ムは、大型プラント、小型装置、その他に車載移動型の
処理装置として形成することができ、装置能力の大小お
よび形態に係わらず処理装置を構成することができ、こ
の処理装置によって略完全に原材料の状態にまで戻すこ
とができる。
【0017】発泡スチロール溶解剤は、沸点85℃、引
火点および発火点が233℃の2−プロポキシエタノー
ル76.8%、1−ブロモプロパン19.0%を主成分
とし、必要に応じてD−リモネンをおよそ1%程度添加
した炭化水素系溶剤(消防法、第2石油類、危険等級II
I )である。
【0018】この発泡スチロール溶解剤は、再生するこ
とにより、およそ90%の再生率で回収でき、高い再使
用率で利用することができる。
【0019】〔作用効果〕この実施の形態における発泡
スチロール・リサイクル・システムによって、廃・発泡
スチロールの集まる場所で、まず機械的に約50分の1
に減容し、リサイクル・プラントで発泡スチロールの原
料であるスチレン樹脂として完全に再生させ、また、使
用済み溶剤を繰り返し再生することにより、資源を10
0%有効利用することができる。
【0020】装置形態に制限されず、また、設置場所が
従来に比して非常に小さくすることができるため、利用
効率が向上し、従来では焼却されたりインゴット化され
てきた廃・発泡スチロールを、循環型の資源有効利用型
に変換し、また、マテリアル・リサイクルとして、産業
界のみならず、魚市場や自治体等のリサイクル施設に適
したシステムを実現することができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明では、請求項1に係
る発泡スチロール溶解剤は、廃・発泡スチロールを2−
プロポキシエタノール76.8%、1−ブロモプロパン
19.0%を少なくとも含む炭化水素系溶剤であること
により、引火、発火の恐れがなく、塩素も含まない安全
かつ無公害な発泡スチロールの溶解剤を得ることがで
き、廃・発泡スチロールのリサイクルに際し、作業性を
向上し、設備費および運用費を安価にすることができ
る。
【0022】請求項2に係る発泡スチロール溶解剤は、
前記炭化水素系溶剤にD−リモネンを1%程度添加した
ことにより、廃・発泡スチロールのリサイクルに際し、
ポリスチレン化を促進することができる。
【0023】請求項3に係る発泡スチロール・リサイク
ル・システムは、廃・発泡スチロールを2−プロポキシ
エタノール76.8%、1−ブロモプロパン19.0%
を主成分とした炭化水素系溶剤により常温にて溶解する
ことにより、引火、発火の恐れがなく、塩素も含まない
安全かつ無公害な溶解処理ができ、作業が容易で、設備
費および運用費が安価になり、かつ従来では焼却された
りインゴット化されてきた廃・発泡スチロールを原料で
あるスチレン樹脂として再生することができて、廃・発
泡スチロールの再生率を向上させることができ、効率の
良いマテリアル・リサイクル・システムを構築すること
ができる。
【0024】請求項4に係る発泡スチロール・リサイク
ル・システムは、請求項3記載の前記炭化水素系溶剤に
D−リモネンをおよそ1%添加した溶剤を用いて、廃・
発泡スチロールを常温にて溶解することにより、廃・発
泡スチロールのポリスチレン化を促進して再生効率を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来における容器包装廃棄物のリサイクルフロ
ーを示す説明図である。
【符号の説明】
1 プラスチック 1a ペットボトル 1b プラスチック原料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F070 AA18 AB09 AB14 AB26 AC32 AC33 AC36 AE28 CA11 CA12 CB05 CB11 4F301 AA15 CA09 CA12 CA35 CA53

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2−プロポキシエタノール76.8%、
    1−ブロモプロパン19.0%を少なくとも含む炭化水
    素系溶剤であることを特徴とする発泡スチロール溶解
    剤。
  2. 【請求項2】 前記炭化水素系溶剤にD−リモネンを1
    %程度添加したことを特徴とする請求項1記載の発泡ス
    チロール溶解剤。
  3. 【請求項3】 廃・発泡スチロールを2−プロポキシエ
    タノール76.8%、1−ブロモプロパン19.0%を
    主成分とした炭化水素系溶剤により常温にて溶解するこ
    とを特徴とする発泡スチロール・リサイクル・システ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の前記炭化水素系溶剤にD
    −リモネンをおよそ1%添加した溶剤を用いて、廃・発
    泡スチロールを常温にて溶解することを特徴とする発泡
    スチロール・リサイクル・システム。
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