JP2001040050A - 活性エネルギ−線硬化性組成物 - Google Patents

活性エネルギ−線硬化性組成物

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JP2001040050A
JP2001040050A JP21825399A JP21825399A JP2001040050A JP 2001040050 A JP2001040050 A JP 2001040050A JP 21825399 A JP21825399 A JP 21825399A JP 21825399 A JP21825399 A JP 21825399A JP 2001040050 A JP2001040050 A JP 2001040050A
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resin
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Takahito Yaku
孝人 屋久
Takao Matsuyoshi
孝男 松吉
Kazuya Inoue
一哉 井上
Kenji Nomichi
憲二 野道
Takamitsu Hisaie
隆光 久家
Hideki Hasegawa
秀樹 長谷川
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MATSUI KAGAKU KK
Toyo Ink Mfg Co Ltd
Original Assignee
MATSUI KAGAKU KK
Toyo Ink Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬化性、耐溶剤性、プラスティッ
クフィルムへの密着性に優れた活性エネルギー線硬化性
組成物の提供。 【解決手段】 分子内にラジカル重合性二重結合
とトリアジン骨格とを有するアミノ樹脂(A)、ラジカ
ル重合性二重結合を有しない非反応性樹脂(B)、およ
びラジカル重合性二重結合を有する上記(A)以外の化
合物(C)を含有することを特徴とする活性エネルギ−
線硬化性組成物、および印刷インキとしての使用。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、活性エネルギ−線
硬化性組成物に関する。更に詳細には、紫外線、電子線
等により硬化し、各種プラスティックに良好な接着性を
有する、活性エネルギ−線硬化性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、活性エネルギ−線硬化性組成物は
印刷インキとして使用されてきたが、プラスティック基
材に対する接着性が不十分であった。この欠点を改良す
るものとして特開平3−215543号公報にはスチレ
ン−アクリル重合体とモノマ−を含む組成物が開示され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記組
成物はプラスティック基材に対する接着性をある程度は
改良するものの十分ではなく、また、硬化性や塗膜物性
の点でも十分な物性が得られないという問題点を有して
いる。本発明はこれら実用上の重要な問題点を解決し、
硬化性、耐溶剤性、プラスティックフィルムへの密着性
の極めて優れた活性エネルギ−線硬化性組成物を提供す
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、分子内にラジ
カル重合性二重結合とトリアジン骨格とを有するアミノ
樹脂(A)、ラジカル重合性二重結合を有しない非反応
性樹脂(B)、およびラジカル重合性二重結合を有する
上記(A)以外の化合物(C)を含有することを特徴と
する活性エネルギ−線硬化性組成物を提供する。
【0005】さらに本発明は分子内にラジカル重合性二
重結合とトリアジン骨格を有する化合物(A)が式
(1):
【0006】
【化2】 (式中、R1は−N(CH2OR22またはフェニル基;
2はH、炭素数1〜18のアルキル基、シクロヘキシ
ル基、フェニル基、下記R3、R4またはR5;nは0〜
3の整数;ただし、1分子中のR2の少なくとも1個が
3、R4、またはR5であり、R3は式(2): −X−OCO−C(Y)=CH2 (2) (式中、YはHまたは−CH3;Xは一部または全部の
水素原子がハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数
1〜18のアルキレン基)R4は式(3): −(V−O)m−Z−OCO−C(Y)=CH2 (3) (式中、Yは前記と同じ、VおよびZはいずれも一部ま
たは全部の水素原子がハロゲン原子で置換されていても
よい炭素数2〜8の直鎖または環状のアルキレン基、m
は1〜20の整数)、R5は式(4): −(W−COO)p−Z−OCO−C(Y)=CH2 (4) (式中、YおよびZは前記と同じ、Wは一部または全部
の水素原子がハロゲン原子で置換されていてもよい炭素
数3〜8の直鎖または環状のアルキレン基、pは1〜8
の整数)で示される基であることが好ましい。またラジ
カル重合性二重結合を有しない非反応性樹脂(B)がシ
クロヘキセン構造またはシクロヘキサン構造を有するポ
リエステル樹脂であり、その分子内にカルボキシル基を
有するものであることが好ましい。また、エチレン性二
重結合を有する化合物(C)がエチレンオキシド、プロ
ピレンオキシド、またはカルボキシアルキルエステルで
変性された変性(メタ)アクリレ−トであることが好ま
しい。更に本発明は、紫外線硬化触媒を含み、組成物が
印刷インキである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の組成物において、分子内
にラジカル重合性二重結合とトリアジン骨格とを有する
アミノ樹脂(A)は、ラジカル重合性二重結合を有する
ことにより、活性エネルギ−線照射時にラジカル重合性
二重結合を有する化合物(C)と共重合し、これにより
インキ塗膜が高分子化、三次元化して耐溶剤性、耐衝撃
性が著しく向上する。またトリアジン骨格は樹脂に適度
の硬度を付与し、耐候性、耐溶剤性を向上させるのに寄
与する。
【0008】アミノ樹脂(A)の合成は、たとえば式
(1)においてR2がブチル基である場合には、ブトキ
シメチロ−ルメラミンおよび/またはブトキシメチロ−
ルベンゾグアナミンと水酸基含有ラジカル重合性化合物
とを触媒の存在下に加熱すればよい。
【0009】水酸基含有ラジカル重合性化合物としては 式(2a): HO−X−OCO−C(Y)=CH2 (2a) (式中、YはHまたは−CH3;Xは一部または全部の
水素原子がハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数
1〜18のアルキレン基) 式(3a): HO−(V−O)m−Z−OCO−C(Y)=CH2 (3a) (式中、Yは前記と同じ、VおよびZはいずれも一部ま
たは全部の水素原子がハロゲン原子で置換されていても
よい炭素数2〜8の直鎖または環状のアルキレン基、m
は1〜20の整数)、および 式(4a): HO−(W−COO)p−Z−OCO−C(Y)=CH2 (4a) (式中、YおよびZは前記と同じ、Wは一部または全部
の水素原子がハロゲン原子で置換されていてもよい炭素
数3〜8の直鎖または環状のアルキレン基、pは1〜8
の整数)で示される基である)で表される化合物の1種
または2種以上が好ましい。
【0010】アミノ樹脂(A)としては、より具体的に
は、R3においてYがH、XがC4 8またはC816であ
る基;R4においてYがH、VがCH2CH2、mが1ま
たは2である基 ;R5においてYがH、WがC36、Z
がCH2CH2、pが1または2であるとき、反応性と塗
膜物性とのバランスが良い点、および脱水、脱アルコ−
ルまたはエ−テル交換反応で得られる高分子化合物とラ
ジカル重合反応で得られる高分子化合物間の収縮ストレ
スを緩和する点で好ましい。
【0011】アミノ樹脂(A)において1分子中の
3、R4またはR5の合計数は、ラジカル重合によって
生じる塗膜の収縮ストレスを緩和し、基材への密着性を
維持できる点から1〜5個、特に1〜2個が好ましい。
【0012】本発明におけるアミノ樹脂(A)は、アミ
ノ樹脂(A)、非反応性樹脂(B)およびラジカル重合
性二重結合を有する上記樹脂(A)以外の化合物(C)
の合計重量の1〜40重量%、好ましくは3〜20重量
%使用される。1重量%より少ない場合は硬化性が悪く
また組成物から得られた塗膜の基材への密着性は不十分
である。また40重量%より多く使用するとオフセット
印刷時のインキの印刷適性が得られない。
【0013】ラジカル重合性二重結合を有しない非反応
性樹脂(B)としては、特にシクロヘキセン構造または
シクロヘキサン構造を有するポリエステル樹脂であり、
その分子内にカルボキシル基を有するものであることが
好ましい。このポリエステル樹脂は急激な硬化収縮を緩
和させ基材との密着性を上げ、有機顔料との濡れをよく
する。また分子中にカルボキシル基を有し、樹脂中にシ
クロヘキセンまたはシクロヘキサン構造を含有すること
が好ましい。
【0014】上記シクロヘキセン構造またはシクロヘキ
サン構造を有するポリエステル樹脂を合成するには、ア
ルコールとして、エチレングリコール、プロピレングリ
コール、1,3−ブチレングリコール、1,6−ヘキサ
ンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリ
コール、ネオペンチルグリコール、トリエチレングリコ
ール、水素化ビスフェノールA、水素化ビスフェノール
F、シクロヘキサン−1、2−ジオール、シクロヘキサ
ンジメタノ−ル、グリセリン、トリメチロールエタン、
トリメチロールプロパン、トリスヒドロキシメチルアミ
ノメタンなどの多価アルコールを1種または2種以上を
使用することができる。またn−ブタノールやシクロヘ
キサノールなどの1価のアルコールを使用してもよい。
基材への密着性と硬化皮膜の強靱性のバランスからシク
ロヘキサン構造を含有した水素化ビスフェノールA、水
素化ビスフェノールF、シクロヘキサンジメタノールが
好ましい。
【0015】また酸としては、無水フタル酸、イソフタ
ル酸、テレフタル酸、無水コハク酸、アジピン酸、アゼ
ライン酸、セバシン酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘ
キサヒドロ無水フタル酸、テトラブロム無水フタル酸、
テトラクロル無水フタル酸、無水ヘット酸、無水ハイミ
ック酸、無水マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、無水
トリメリット酸、メチルシクロヘキセントリカルボン酸
無水物、無水ピロメリット酸などの多塩基酸を1種また
は2種以上使用することができる。また、安息香酸など
の1塩基酸、オレイン酸、アマニ油脂肪酸や大豆油脂肪
酸などの脂肪酸を使用することができる。基材への密着
性、硬化皮膜の強靱性、ラジカル重合性二重結合を有す
る上記アミノ樹脂(A)以外の化合物(C)との相溶性
からシクロヘキセン構造を含有したテトラヒドロ無水フ
タル酸、シクロヘキサン構造を含有したヘキサヒドロ無
水フタル酸が好ましい。
【0016】さらにポリエステル樹脂がカルボキシル基
を有するとインキの製造時に顔料の分散性がよくなり、
顔料粒子が細かくなるとともに、インキの流動性が向上
し印刷物が美しくなるという効果がある。なおその他の
ラジカル重合性二重結合を有しない非反応性樹脂(B)
として必要に応じてシクロヘキセン構造またはシクロヘ
キサン構造を有しないポリエステル樹脂や、アクリル樹
脂、スチレン−アクリル樹脂、石油樹脂、ウレタン樹脂
等の熱可塑性樹脂や、エポキシ樹脂、分子内にラジカル
重合性二重結合を持たないアミノ樹脂などの熱硬化性樹
脂も併用することができる。
【0017】本発明において非反応性樹脂(B)の使用
量は、アミノ樹脂(A)、非反応性樹脂(B)およびラ
ジカル重合性二重結合を有する上記アミノ樹脂(A)以
外の化合物(C)の合計重量の1〜50重量%、好まし
くは5〜35重量%使用される。1重量%より少ない場
合はインキ組成物から得られる塗膜の基材への密着性は
十分ではない。また50重量%より多く使用するとイン
キの形状(タック値、フロ−値)が適切でなくオフセッ
ト印刷時にインキの転移が悪くきれいな印刷物が得られ
ない。
【0018】本発明においては、ラジカル重合性二重結
合を有する化合物(C)を配合することにより、活性エ
ネルギ−線の照射により強固な塗膜を形成できるととも
に、アミノ樹脂(A)のラジカル重合性二重結合と重合
して塗膜が強靱になり、耐溶剤性も向上する。特にエチ
レンオキシド、プロピレンオキシドキシド、またはカル
ボキシアルキルエステルで変性された変性(メタ)アク
リレ−トを使用すると一層高分子化、三次元化が進み、
耐衝撃性等が向上する。
【0019】エチレンオキシド、プロピレンオキシドで
変性された変性(メタ)アクリレ−トは、具体的には、
以下に述べるアルコ−ルにエチレンオキシド、プロピレ
ンオキシドを反応させて得られるアルコ−ル類に、アク
リル酸、メタクリル酸、またはそれらの多量体を反応し
て得られる。その場合、全てのヒドロキシル基にアクリ
ル酸、メタクリル酸、またはそれらの多量体を反応させ
る必要はなく、ヒドロキシル基を残存させた化合物でも
よい。
【0020】反応させるアルコ−ルとしては、メタノ−
ル、エタノ−ル、プロパノ−ル、ブタノ−ル、オクタノ
−ル、シクロヘキサノ−ル、フェノ−ルなどのモノアル
コ−ル類、エチレングリコ−ル、各種プロピレングリコ
−ル類、各種ブタンジオ−ル類、各種ペンタンジオ−ル
類、各種ヘキサンジオ−ル類、ビスフェ−ノ−ルA、ビ
スフェ−ノ−ルF、1,4−シクロヘキサンジオ−ル、
1,4−シクロヘキサンジメタノ−ルなどのジオ−ル
類、グリセリン、トリメチロ−ルプロパン、トリブチロ
−ルブタン、1,3,5−トリエタノ−ルイソシアヌレ
−ト、ペンタエリスリト−ル、ジペンタエリスリト−
ル、ジトリメチロ−ルプロパンなどの多価アルコ−ルが
挙げられる。
【0021】このような化合物(C)の具体例として
は、メトキシエチル(メタ)アクリレ−ト、メトキシエ
トキシエチル(メタ)アクリレ−ト、エトキシエチル
(メタ)アクリレ−ト、エトキシエトキシエチル(メ
タ)アクリレ−ト、フェノキシエチル(メタ)アクリレ
−ト、フェノキシエトキシエチル(メタ)アクリレ−
ト、p−tert−ブチルフェノキシエトキシエチル(メ
タ)アクリレ−ト、p−ノニルフェノキシエトキシエチ
ル(メタ)アクリレ−ト、ジエチレングリコ−ルモノ
(メタ)アクリレ−ト、ジエチレングリコ−ルジ(メ
タ)アクリレ−ト、ジエチレングリコ−ル(メタ)アク
リル酸多量体ジエステル、ジプロピレングリコ−ルモノ
(メタ)アクリレ−ト、ジプロピレングリコ−ルジ(メ
タ)アクリレ−ト、トリ(2−アクリロイルオキシエト
キシ)ペンタエリスリト−ル、エチレンオキシド2モル
付加ブタンジオ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、エチレン
オキシド2モル付加ビスフェ−ノ−ルA(メタ)アクリ
レ−ト、エチレンオキシド2モル付加ビスフェ−ノ−ル
F(メタ)アクリレ−ト、エチレンオキシド3モル付加
トリメチロ−ルプロパンモノ(メタ)アクリレ−ト、エ
チレンオキシド3モル付加トリメロ−ルプロパンジ(メ
タ)アクリレ−ト、エチレンオキシド3モル付加トリメ
チロ−ルプロパントリ(メタ)アクリレ−ト、エチレン
オキシド3モル付加ペンタエリスリト−ルトリ(メタ)
アクリレ−ト、エチレンオキシド4モル付加ペンタエリ
スリト−ルテトラ(メタ)アクリレ−ト、エチレンオキ
シド4モル付加ネオペンチルグリコ−ルジ(メタ)アク
リレ−ト、エチレンオキシド4モル付加ネオペンチルグ
リコ−トリ(メタ)アクリレ−ト、エチレンオキシド4
モル付加ネオペンチルグリコ−ル(メタ)アクリル酸多
量体ジエステル、プロピレンオキシド2モル付加イソシ
アヌ−ル酸ジ(メタ)アクリレ−ト、プロピレンオキシ
ド3モル付加グリセリントリ(メタ)アクリレ−ト、エ
チレンオキシド6モル付加ジペンタエリスリト−ルヘキ
サ(メタ)アクリレ−ト、ジエチレングリコ−ルモノビ
ニルエ−テル、ジエチレングリコ−ルジビニルエ−テ
ル、トリエチレングリコ−ルモノビニルエ−テル、トリ
エチレングリコ−ルジビニルエ−テル、ヘキサエチレン
グリコ−ルモノビニルエ−テル、ヘキサエチレングリコ
−ルジビニルエ−テル等が挙げられる。
【0022】またカルボキシアルキルエステルで変性さ
れた変性(メタ)アクリレ−トとしては、具体的には、
前記アルコ−ル類にβ−カルボキシエチル(メタ)アク
リレ−トやγ−カルボキシプロピル(メタ)アクリレ−
トを反応させて得られる。
【0023】また前記アルコ−ル類にカプロラクトン類
を反応させて得られるアルコ−ル類にアクリル酸、メタ
クリル酸、またはそれらの多量体を反応して得られる
(メタ)アクリレ−トも使用できる。カプロラクトン類
の反応モル数はアルコ−ルに対し、1〜10モル好まし
くは1〜6モルである。
【0024】このような化合物(C)の具体例として
は、1,4−ブタンジオ−ルビス[β−(メタ)アクロ
イルオキシプロピオネ−ト]、1,4−ブタンジオ−ル
ビス[γ−(メタ)アクロイルオキシブチレ−ト]、1,
6−ヘキサンジオ−ルビス[β−(メタ)アクロイルオ
キシプロピオネ−ト]、1,4−ブタンジオ−ルビス[γ
−(メタ)アクロイルオキシブチレ−ト]、1,4−ブ
タンジオ−ルビス[ω−(メタ)アクロイルオキシヘプ
トエ−ト]、1,6−ヘキサンジオ−ルビス[ω−(メ
タ)アクロイルオキシヘプトエ−ト]、カプロラクトン
2モル変性1,4−ブタンジオ−ルビス(メタ)アクリ
レ−ト、カプロラクトン2モル変性1,6−ヘキサンジ
オ−ルビス(メタ)アクリレ−ト、カプロラクトン変性
トリス(メタ)アクリロイルオキシエチルイソシアヌレ
−ト、カプロラクトン変性テトラヒドロフルフリ−ル
(メタ)アクリレ−ト、ω−カルボキシ−ポリカプロラ
クトンモノ(メタ)アクリレ−ト、エチレングリコ−ル
ブチルビニルエ−テル、トリエチレングリコ−ルメチル
ビニルエ−テルなどが挙げられる。
【0025】これらのエチレンオキシド、プロピレンオ
キシドキシド、またはカルボキシアルキルエステルで変
性された(メタ)アクリレ−ト以外にもラジカル重合性
二重結合を持つ以下の化合物(C)も使用することがで
きる。
【0026】(1)(メタ)アクリレ−ト化合物 たとえば、エチレングリコ−ルジ(メタ)アクリレ−
ト、1,2−プロピレングリコ−ルジ(メタ)アクリレ
−ト、1,3−プロピレングリコ−ルジ(メタ)アクリ
レ−ト、1,2−ブタンジオ−ルジ(メタ)アクリレ−
ト、1,3−ブタンジオ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、
1,4−ブタンジオ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、1,
4−ブタンジオ−ルアクリル酸多量体ジエステル、1,
6−ヘキサンジオ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、1,4
−シクロヘキサンジオ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、
1,6−ヘキサンジオ−ルジアクリル酸多量体ジエステ
ル、1,9−ノナンジオ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、
ネオペンチルグリコ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、ジブ
ロモネオペンチルグリコ−ルジ(メタ)アクリレ−ト、
ビスフェノ−ルAジ(メタ)アクリレ−ト、テトラブロ
モビスフェノ−ルAジ(メタ)アクリレ−ト、ビスフェ
ノ−ルFジ(メタ)アクリレ−ト、グリセリンジ(メ
タ)アクリレ−ト、グリセリントリ(メタ)アクリレ−
ト、トリメチロ−ルプロパンジ(メタ)アクリレ−ト、
トリメチロ−ルプロパントリ(メタ)アクリレ−ト、ペ
ンタエリスリト−ルジ(メタ)アクリレ−ト、ペンタエ
リスリト−ルトリ(メタ)アクリレ−ト、ペンタエリス
リト−ルテトラ(メタ)アクリレ−ト、ジトリメチロ−
ルプロパンヘキサヒドロモノ(メタ)アクリレ−ト、ジ
ペンタエリスリト−ルテトラヒドロキシジ(メタ)アク
リレ−ト、ジペンタエリスリト−ルトリヒドロキシトリ
(メタ)アクリレ−ト、ジペンタエリスリト−ルジヒド
ロキシテトラ(メタ)アクリレ−ト、ジペンタエリスリ
ト−ルヘキサ(メタ)アクリレ−ト、ジメチロ−ルトリ
シクロデカンジ(メタ)アクリレ−ト、ヒドロキシピバ
リン酸エステルネオペンチルグリコ−ルジ(メタ)アク
リレ−ト、トリスヒドロキシエチルイソシアヌル酸ジ
(メタ)アクリレ−ト、トリスヒドロキシエチルイソシ
アヌル酸トリ(メタ)アクリレ−ト、トリメチロ−ルプ
ロパンヒドロキシピバリン酸変性ジ(メタ)アクリレ−
トなどの多官能(メタ)アクリレ−ト;2−ヒドロキシ
エチルプロピル(メタ)アクリレ−ト、2−ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレ−ト、4−ヒドロキシブチル
プロピル(メタ)アクリレ−ト、2−(メタ)アクリロ
イルオキシ−2−ヒドロキシエチルフタル酸、2−ヒド
ロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレ−ト
などの水酸基を持つ単官能(メタ)アクリレ−ト;テト
ラヒドロフルフリ−ル(メタ)アクリレ−トなどのエ−
テル結合をもつ単官能(メタ)アクリレ−ト;2−(メ
タ)アクリロイルオキシエチルコハク酸。2−(メタ)
アクリロイルオキシエチルフタル酸、2−(メタ)アク
リロイルヘキサヒドロエチルコハク酸などのカルボン酸
をもつ単官能(メタ)アクリレ−ト;2−(メタ)アク
リロイルエチルリン酸、ビス(メタ)アクリロイルオキ
シエチルホスフェ−ト、トリス(メタ)アクリロイルオ
キシエチルホスフェ−トなどのリン酸基を持つ(メタ)
アクリレ−ト;N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)
アクリレ−ト、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)
アクリレ−トなどのアミン基をもつ(メタ)アクリレ−
ト。
【0027】(2)(メタ)アクリルアミド化合物 (メタ)アクリルアミド、N−メチロ−ル(メタ)アク
リルアミド、N、N−ジアセトン(メタ)アクリルアミ
ドなどの(メタ)アクリルアミド化合物。
【0028】(3)ビニル化合物 N−ビニルピロリドン、ビニルカプロラクタム、アクリ
ロニトリル、スチレン、ビニルトルエン、酢酸ビニル、
アリルベンゼン、アリルトルエン、ジアリルテレフタレ
−ト、ジアリルイソフタレ−ト、ジアリルアジペ−ト、
ジアリルグリコレ−ト、ジアリルマレ−ト、ジアリルセ
パケ−ト、トリアリルホスフェ−ト、トリアリルアコニ
テ−ト、トリメリット酸アリルエステル、ピロメリット
酸アリルエステルなどのビニル化合物。
【0029】(4)ビニルエ−テル化合物およびプロペ
ニルエ−テル化合物 エチルビニルエ−テル、n−プロピルビニルエ−テル、
イソプロペニルビニルエ−テル、n−ブチルビニルエ−
テル、イソブチルビニルエ−テル、オクタデシルビニル
エ−テル、シクロヘキシルビニルエ−テル、ブタンジオ
−ルジビニルエ−テル、ブタンジオ−ルモノビニルエ−
テル、シクロヘキサンジメタノ−ルジビニルエ−テル、
シクロヘキサンジメタノ−ルモノビニルエ−テル、エチ
レングリコ−ルモノビニルエ−テル、エチレングリコ−
ルジビニルエ−テル、tert−ブチルビニルエ−テル、te
rt−アミルビニルエ−テル、エチルヘキシルビニルエ−
テル、ドデシルビニルエ−テル、ヘキサンジオ−ルジビ
ニルエ−テル、ヘキサンジオ−ルモノビニルエ−テル、
トリメチロ−ルプロパントリビニルエ−テル、アミルプ
ロピルビニルエ−テル、N,N−ジエチルアミノエチル
ビニルエ−テルなどのビニルエ−テル類;プロペニルエ
−テルプロピレンカ−ボネ−トなどのプロペニルエ−テ
ル類。
【0030】本発明において化合物(C)は、アミノ樹
脂(A)、非反応性樹脂(B)およびラジカル重合性二
重結合を有する上記樹脂(A)以外の化合物(C)の合
計重量の10〜98重量%、好ましくは50〜90重量
%使用される。得られるインキ塗膜の性能とともに印刷
時のインキ適性(流動性、タック、粘度)が良好になる
よう、使用する化合物の種類にあわせて使用量が決めら
れる。
【0031】本組成物は活性エネルギ−線の照射により
硬化する。活性エネルギ−線としては紫外線、電子線、
赤外線、可視光線等があるが、硬化速度の速いこと、装
置が容易に入手できること、塗膜性能が優れていること
の点より、紫外線が最も好ましい。
【0032】好適な紫外線硬化触媒としては通常の紫外
線硬化触媒が使用でき、例えばベンゾイン、ベンゾイン
メチ−ルエ−テル、ベンゾインブチルエ−テル、ベンゾ
インイソプロピルエ−テルなどのベンゾイン類またはそ
のアルキルエ−テル類;アセトフェノン、2,2−ジメ
トキシ−2−フェニルアセトフェノン、2,2−ジエト
キシ−2−フェニルアセトフェノン、1,1−ジクロロ
アセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニ
ルケトン、2−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケト
ン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−
2−モルホリノ−プロパン−1−オンなどのアセトフェ
ノン類:2−メチルアントラキノン、2−アミノアント
ラキノンなどのアントラキノン類;2,4−ジメチルチ
オキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2−
クロロチオキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキ
サントンなどのチオキサントン類があげられる。これら
のうち、硬化性の点からベンゾインなどのベンゾインが
好ましい。またトリエタノ−ルアミンのような三級アミ
ンや安息香酸やの重合促進剤を併用してもよい。
【0033】活性エネルギ−線硬化触媒は、ラジカル重
合性基含有化合物(C)のラジカル重合性二重結合1当
量に対して1/10000〜1/100当量、好ましく
は1/500〜1/100当量添加され得る。
【0034】本発明の組成物には、各種塗料やインキに
通常添加されてい各種の添加剤を本発明の効果を損なわ
ない量で添加することができる。添加剤としては、例え
ば、ワックス、充填剤、レベリング剤、艶消し剤、発泡
剤、顔料分散剤、表面調節剤、帯電防止剤、重合禁止剤
などが挙げられる。顔料、充填剤等の固形分は硬化塗膜
の耐候性などを向上させるため定法による表面処理を施
すのが好ましい。
【0035】顔料としては、亜鉛華、酸化チタン、アン
チモン、硫化亜鉛などの白顔料;黄鉛、亜鉛黄、カドニ
ウムイエロ−、黄色酸化鉄、ミネラルファ−ネスイエロ
−、ニッケルチタンイエロ−、ネ−ブルスイエロ−、ナ
フト−ルイエロ−S、ハンザハンザイエロ−G、ベンジ
ジンイエロ−G、ベンジジンイエロ−GR、キノリンイ
エロ−レ−キ、パ−マネントイエロ−NCG、タ−トラ
ジンレ−キなどの黄顔料;赤口黄鉛、モリブデンオレン
ジ、インダスレンブリリアントオレンジRK、ピラゾン
オレンジ、バルカンオレンジ、インダスレンブリリアン
トオレンジ、ベンジジンオレンジG、インダスレンブリ
リアントオレンジGKなどの橙色顔料;ベンガラ、カド
ミウムレッド、鉛丹、硫化水銀カドミウム、パ−マネン
トレッド4R、リソノ−ルレッド、ピラロゾンレッド、
ウォッチングレッドカルシウム塩、レ−キレッドD、ブ
リリアントカ−ミン6B、エオシンレ−キ、ロ−ダミン
レ−キB、アリザリンレ−キ、ブリリアントカ−ミン3
Bなどの赤色顔料;マンガン紫、ファ−ストバイオレッ
トB、メチルバイオレットレ−キなどの紫色顔料;紺
青、コバルトブル−、アルカリブル−レ−キ、ビクトリ
アブル−レ−キ、フタロシアニンブル、無金属フタロシ
アニンブル−、フタロシアニンブル−部分塩素化物、フ
ァ−ストスカイブル−、インダスレンブル−BCなどの
青色顔料;クロムグリ−、酸化クロム、ビグメントグリ
−ンB、マラカイトグリ−レ−キ、ファイナルイエロ−
グリ−ンGなどの緑色顔料;カ−ボンブラック、アセチ
レンブラック、ランブラック、アニリンブラックなどの
黒色顔料;バライト粉、炭酸バリウム、ベントンなどの
体質顔料などが挙げられる。
【0036】印刷方法としては例えばオフセット印刷、
グラビア印刷、フレキソ印刷、シルクスクリ−ン印刷等
が採用される。本発明の活性エネルギ−線硬化性組成物
は主に印刷インキ、特にオフセットインキとして使用さ
れる。他の印刷方式に比べオフセット印刷方式において
は高品質な印刷物を安価にかつ高速に得られる利点があ
る。
【0037】本発明の組成物は主にプラスティックフィ
ルムや樹脂を加工した基材に印刷あるいは塗工される。
プラスティックフィルムとしては、ポリエチレンフィル
ム、ポリプロピレンフィルム、ポリスチレンフィルム、
ポリ塩化ビニルフィルム、ポリエステルフィルム、アク
リルフィルム、ウレタンフィルムおよびそれらの表面を
処理したフィルムが挙げられる。またポリエチレンフィ
ルム、ポリプロピレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィル
ム、ポリエステルフィルム、アクリルフィルムを接着し
たラミネ−ト鋼鈑、アクリル樹脂やウレタン樹脂を塗工
した塗工紙にも使用できる。
【0038】
【実施例】次に本発明を実施例に基づいて説明するが、
本発明はかかる実施例にのみ限定されるものではない。
【0039】実施例1 次の配合に示す各成分をバタフライミキサ−を用いて攪
拌混合し、3本ロ−ルにて最大粒径が5μm以下になる
ように分散してオフセット印刷インキを作成した。 成分 重量部 ベンゾグアナミンアクリレ−ト(注1) 10 ポリエステル樹脂A (注2) 15 トリ(2−アクリロイルオキシエトキシ)ペンタエリスリト−ル 15 1,6ヘキサンジオ−ルジアクリレ−ト 15 顔料(CR−58) 40 ベンゾイン 3 トリエタノ−ルアミン 2 注1 式(1)においてR1がフェニル基、R2がオクチル基およびR4(V がCH2CH2、ZがCH2CH2、YがH、mは1)であり、分子中にR4が平均 2個含まれているベンゾグアナミンアクリレ−ト(分子量1200), 注2 アルコ−ルとして1,6ヘキサンジオ−ル 32部、トリメチロ−ル プロパン 8部,酸としてテトラヒドロ無水フタル酸 60部を加熱重合(脱水 量 5.4部)して得られる、分子量3100、酸価56のポリエステル樹脂。
【0040】<供試片の調製>明製作所製のRIテスタ
ーを用い、膜厚が2μmになるように各インキをスーパ
ーピュアレイ(出光石油化学製透明PP)に転写させ
た。即座に、単位長さ当たりの出力が160W/cmの
高圧水銀ランプ1灯で、集光型ミラー、照射距離15c
mのランプハウス内をコンベアースピード20cm/m
inの条件下でUVを照射して供試片を調製した。
【0041】<評価方法> 硬化性:指触タックがなくなるコンベアースピードで表
す。 コンベアースピード ◎: 60m/min以上 ○: 40m/min以上60m/min未満 △: 20m/min以上40m/min未満 ×: 20m/min未満 耐溶剤性: メチルエチルケトンを含浸した綿布で硬化
塗膜をこすり、下地が見えるまでの回数で評価する。 ◎: 100回以上 ○: 50回以上100回未満 △: 20回以上50回未満 ×: 20回未満 PPへの接着性:印刷面に12mmのセロハンテープを貼
り、指で押し付けて密着する。90度の角度で急速に剥
離し、印刷面のインキの剥離状態を目視で判定する。 ◎: インキが全くはがれていない ○: 剥離面積の割合が20%以下 △: 剥離面積の割合が20%以上50%未満 ×: 剥離面積の割合が50%以上 性能を表1に示す。硬化性、耐溶剤性、PPへの接着性
とも極めて良好な性能を示した。
【0042】実施例2 ベンゾグアナミンアクリレ−トに代えてブチル化メラミ
ンアクリレート(式(1)においてR1が−N(CH2
22、R2がブチル基及びR4(VがCH2CH2、Zが
CH2CH2で、YがH、mは1)であり、R4が1分子
中に2個含まれている平均分子量1300)を用いた他
は実施例1と同様にしてオフセット印刷インキを作成し
た。この組成物を用いて実施例1と同様にして紫外線を
照射し、得られた印刷物の諸物性を実施例1と同様にし
て調べた。結果を表1に示す。
【0043】実施例3 ベンゾグアナミンアクリレ−トに代えてオクチル化メラ
ミンアクリレート(式(1)においてR1が−N(CH2
OR22、R2がオクチル基及びR4(VがCH 2CH2
ZがCH2CH2で、YがH、mは1)であり、R4が1
分子中に2個含まれている平均分子量1400)を用い
た他は実施例1と同様にしてオフセット印刷インキを作
成した。この組成物を用いて実施例1と同様にして紫外
線を照射し、得られた印刷物の諸物性を実施例1と同様
にして調べた。結果を表1に示す。
【0044】実施例4 ポリエステル樹脂Aに代えて、ポリエステル樹脂B(ア
ルコ−ルとして1、6ヘキサンジオ−ル40重量部、酸
として無水フタル酸30重量部およびテトラヒドロ無水
フタル酸を加熱重合(脱水量5.5部)して得られる、
分子量3100、酸価54のポリエステル樹脂)を用い
た他は実施例1と同様にしてオフセット印刷インキを作
成した。この組成物を用いて実施例1と同様にして紫外
線を照射し、得られた印刷物の諸物性を実施例1と同様
にして調べた。結果を表1に示す。
【0045】実施例5 エチレン性二重結合を有する化合物(C)としてエチレ
ンオキシド2モル変性ビフェノ−ルAジアクリレ−ト
15部、ペンタエリスリト−ルトリアクリレ−ト 15
部を使用した他は実施例1と同様にしてオフセット印刷
インキを作成した。この組成物を用いて実施例1と同様
にして紫外線を照射し、得られた印刷物の諸物性を実施
例1と同様にして調べた。結果を表1に示す。
【0046】比較例1 ベンゾグアナミンアクリレ−ト、およびポリエステル樹
脂Aに代えてスチレン/アクリル樹脂(注)を用いた他
は実施例1と同様にしてオフセット印刷インキを作成し
た。この組成物を用いて実施例1と同様にして紫外線を
照射し、得られた印刷物の諸物性を実施例1と同様にし
て調べた。結果を表1に示す。 (注)モノマ−としてスチレン/n−ブチルメタクリレ
−ト=80/20(重量比)、溶媒として酢酸ブチル,
重合開始剤としてアゾビスイソブチロニトリルを使用し
て通常のラジカル重合した後、溶媒を除去し固形樹脂と
したもの。分子量12000、酸価10以下。
【0047】比較例2 ベンゾグアナミンアクリレ−ト、およびポリエステル樹
脂Aに代えて、ベンゾグアナミン樹脂(サイメル112
3(三井サイナミド社製)を用いた他は実施例1と同様
にしてオフセット印刷インキを作成した。この組成物を
用いて実施例1と同様にして紫外線を照射し、得られた
印刷物の諸物性を実施例1と同様にして調べた。結果を
表1に示す。
【0048】比較例3 ベンゾグアナミンアクリレ−ト、およびポリエステル樹
脂Aに代えて、メラミン樹脂(サイメル303)を用い
た他は実施例1と同様にしてオフセット印刷インキを作
成した。この組成物を用いて実施例1と同様にして紫外
線を照射し、得られた印刷物の諸物性を実施例1と同様
にして調べた。結果を表1に示す。
【0049】比較例4 ベンゾグアナミンアクリレ−ト、およびポリエステル樹
脂Aに代えて、エポキシ樹脂(エピコ−ト1001、油
化シェル社製)を用いた他は実施例1と同様にしてオフ
セット印刷インキを作成した。この組成物を用いて実施
例1と同様にして紫外線を照射し、得られた印刷物の諸
物性を実施例1と同様にして調べた。結果を表1に示
す。
【0050】
【表1】
【0051】
【発明の効果】本発明の活性エネルギ−線硬化性組成物
は、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、
ポリスチレンフィルム、ポリエステルフィルムなど各種
合成樹脂フィルムに対して極めて接着性が優れ、かつ組
成物の硬化性、インキ塗膜の耐溶剤性が優れている。特
に分子内にラジカル重合性二重結合とトリアジン骨格を
有するアミノ樹脂を使用することでインキ塗膜が高分子
化、三次元化して耐溶剤性、耐衝撃性が著しく向上す
る。またトリアジン骨格は樹脂に適度の硬度を付与し、
耐候性、耐溶剤性を向上させるのに寄与する。さらにラ
ジカル重合性二重結合を有しない非反応性樹脂として、
特にカルボキシル基を有するシクロヘキセン構造または
シクロヘキサン構造を有するポリエステル樹脂を使用す
ることで急激な硬化収縮を緩和させ基材との密着性を上
げ、有機顔料との濡れを良くする効果がある。さらにエ
チレン性二重結合を有する化合物を配合することによ
り、活性エネルギ−線の照射により強固な形成塗膜がが
できるとともに、特ににエチレンオキシド、プロピレン
オキシドキシド、またはカルボキシアルキルエステルで
変性された変性(メタ)アクリレ−トを使用すると一層
高分子化、三次元化が進み、耐衝撃性等が向上する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松吉 孝男 京都市伏見区治部町18番地 マツイカガク 株式会社内 (72)発明者 井上 一哉 京都市伏見区治部町18番地 マツイカガク 株式会社内 (72)発明者 野道 憲二 京都市伏見区治部町18番地 マツイカガク 株式会社内 (72)発明者 久家 隆光 東京都中央区京橋2丁目3番13号 東洋イ ンキ製造株式会社内 (72)発明者 長谷川 秀樹 東京都中央区京橋2丁目3番13号 東洋イ ンキ製造株式会社内 Fターム(参考) 4J011 AA05 AC04 PA88 PB40 PC02 QA03 QA06 QA08 QA13 QA15 QA17 QA18 QA19 QA23 QA24 QA25 QA26 QA33 QA34 QA38 QA39 QB11 QB13 QB16 QB29 RA07 SA02 SA05 SA06 SA07 SA32 SA36 SA63 SA64 SA78 UA01 UA03 VA01 WA05 4J027 AB10 AB28 AC03 AC04 AC06 AC07 AH02 AJ02 AJ08 BA04 BA07 BA08 BA13 BA14 BA15 BA16 BA17 BA19 BA20 BA21 BA23 BA24 BA26 BA27 CA06 CB10 CC04 CC05 CC06 CD08 4J039 AD21 AE03 AE06 AF03 BE33 EA04 EA06 EA08 EA39 EA43 GA02 GA03 GA09 GA10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子内にラジカル重合性二重結合とトリ
    アジン骨格とを有するアミノ樹脂(A)、ラジカル重合
    性二重結合を有しない非反応性樹脂(B)、およびラジ
    カル重合性二重結合を有する上記(A)以外の化合物
    (C)を含有することを特徴とする活性エネルギ−線硬
    化性組成物。
  2. 【請求項2】 分子内にラジカル重合性二重結合とトリ
    アジン骨格とを有するアミノ樹脂(A)が式(1) 【化1】 (式中、R1は−N(CH2OR22またはフェニル基;
    2はH、炭素数1〜18のアルキル基、シクロヘキシ
    ル基、フェニル基、下記R3、R4またはR5;nは0〜
    3の整数;ただし、1分子中のR2の少なくとも1個が
    3、R4、またはR5であり、R3は式(2): −X−OCO−C(Y)=CH2 (2) (式中、YはHまたは−CH3;Xは一部または全部の
    水素原子がハロゲン原子で置換されていてもよい炭素数
    1〜18のアルキレン基)R4は式(3); −(V−O)m−Z−OCO−C(Y)=CH2 (3) (式中、Yは前記と同じ、VおよびZはいずれも一部ま
    たは全部の水素原子がハロゲン原子で置換されていても
    よい炭素数2〜8の直鎖または環状のアルキレン基、m
    は1〜20の整数)、R5は式(4); −(W−COO)p−Z−OCO−C(Y)=CH2 (4) (式中、YおよびZは前記と同じ、Wは一部または全部
    の水素原子がハロゲン原子で置換されていてもよい炭素
    数3〜8の直鎖または環状のアルキレン基、pは1〜8
    の整数)で表される化合物であることを特徴とする請求
    項1記載の組成物。
  3. 【請求項3】 ラジカル重合性二重結合を有しない非反
    応性樹脂(B)がシクロヘキセン構造またはシクロヘキ
    サン構造を有するポリエステル樹脂であることを特徴と
    する請求項1〜2のいずれかに記載の組成物。
  4. 【請求項4】 ポリエステル樹脂がカルボキシル基を有
    するものであることを特徴とする請求項3に記載の組成
    物。
  5. 【請求項5】 ラジカル重合性二重結合を有する化合物
    (C)がエチレンオキシド、プロピレンオキシド、また
    はカルボキシアルキルエステルで変性された変性(メ
    タ)アクリレ−トであることを特徴とする請求項1〜4
    のいずれかに記載の組成物。
  6. 【請求項6】 紫外線硬化触媒を含むことを特徴とする
    請求項1〜5のいずれかに記載の組成物。
  7. 【請求項7】 活性エネルギ−線硬化性組成物が印刷イ
    ンキであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに
    記載の組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008208154A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Toyo Ink Mfg Co Ltd 活性エネルギー線硬化型組成物および該組成物を用いてなる印刷物および成型加工された加飾シート成型物
JP2009024139A (ja) * 2007-07-23 2009-02-05 Toyo Ink Mfg Co Ltd 金属箔押し印刷物の製造方法およびそれに使用される印刷インキ

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