JP2001036480A - 送受信装置 - Google Patents
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- JP2001036480A JP2001036480A JP11203835A JP20383599A JP2001036480A JP 2001036480 A JP2001036480 A JP 2001036480A JP 11203835 A JP11203835 A JP 11203835A JP 20383599 A JP20383599 A JP 20383599A JP 2001036480 A JP2001036480 A JP 2001036480A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 送信電力制御に必要な演算量を削減し、
ハード規模を削減すること。 【解決手段】 arctan変換部101が、受信信号
を位相量に変換し、位相誤り尤度検出部102が、所定
の測定時間内に受信された受信点のうち、理想受信点か
ら大幅に外れた点の数をカウントし、位相誤り尤度/S
IR変換部103が、位相誤り尤度検出部102によっ
て測定された位相誤り尤度を予め保持するテーブルに基
づいてSIR値に変換し、目標SIR発生部104が、
送信電力制御の基準となる目標SIR値を発生し、減算
部105が、送信電力制御の基準となる目標SIR値か
ら変換されたSIR値を減算し、符号判定部106が、
減算結果の正負判定を行い、判定結果が正である場合に
は回線品質が悪いと判断し、判定結果が負である場合に
は回線品質が良好であると判断する。
ハード規模を削減すること。 【解決手段】 arctan変換部101が、受信信号
を位相量に変換し、位相誤り尤度検出部102が、所定
の測定時間内に受信された受信点のうち、理想受信点か
ら大幅に外れた点の数をカウントし、位相誤り尤度/S
IR変換部103が、位相誤り尤度検出部102によっ
て測定された位相誤り尤度を予め保持するテーブルに基
づいてSIR値に変換し、目標SIR発生部104が、
送信電力制御の基準となる目標SIR値を発生し、減算
部105が、送信電力制御の基準となる目標SIR値か
ら変換されたSIR値を減算し、符号判定部106が、
減算結果の正負判定を行い、判定結果が正である場合に
は回線品質が悪いと判断し、判定結果が負である場合に
は回線品質が良好であると判断する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送受信装置に関
し、特に通信方式にCDMA方式を採用し、送信電力制
御を行う移動体通信の送受信装置及びその送信電力制御
方法に関する。
し、特に通信方式にCDMA方式を採用し、送信電力制
御を行う移動体通信の送受信装置及びその送信電力制御
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来ディジタル無線通信で用いられる送
信電力制御機能を有するCDMAデータ送受信装置とし
ては、「DS−CDMA送信電力制御におけるパイロッ
トシンボルを用いた受信SIR測定法(信学技報、RS
C96−74、pp57−62)」、「コヒーレントD
S−CDMA移動通信におけるSIRベース送信電力制
御の効果(信学技報、RSC96−169、pp43−
48)」等が知られている。これらの送信電力制御は
「クローズド・ループ送信電力制御」と呼ばれる。
信電力制御機能を有するCDMAデータ送受信装置とし
ては、「DS−CDMA送信電力制御におけるパイロッ
トシンボルを用いた受信SIR測定法(信学技報、RS
C96−74、pp57−62)」、「コヒーレントD
S−CDMA移動通信におけるSIRベース送信電力制
御の効果(信学技報、RSC96−169、pp43−
48)」等が知られている。これらの送信電力制御は
「クローズド・ループ送信電力制御」と呼ばれる。
【0003】以下、従来の送信電力制御機能を有する送
受信装置について説明する。図7は、従来の送受信装置
の概略構成を示す要部ブロック図であり、図8は、従来
の送受信装置の回線品質測定部の概略構成を示す要部ブ
ロック図であり、図9は、送信信号及び受信信号のスロ
ット構成の一例を示す模式図である。
受信装置について説明する。図7は、従来の送受信装置
の概略構成を示す要部ブロック図であり、図8は、従来
の送受信装置の回線品質測定部の概略構成を示す要部ブ
ロック図であり、図9は、送信信号及び受信信号のスロ
ット構成の一例を示す模式図である。
【0004】図7において、アンテナ701は、無線信
号を送受信し、共用器702は、アンテナ701を受信
側と送信側で共用するための分波器であり、RF受信部
703は、受信信号を増幅し、周波数変換する。
号を送受信し、共用器702は、アンテナ701を受信
側と送信側で共用するための分波器であり、RF受信部
703は、受信信号を増幅し、周波数変換する。
【0005】A/D変換器704、705は、受信I、
Q信号をディジタル信号に変換し、逆拡散部706は、
複数パスを含んだディジタルの受信I、Q信号を逆拡散
しパス分離された受信シンボルデータを検出する。
Q信号をディジタル信号に変換し、逆拡散部706は、
複数パスを含んだディジタルの受信I、Q信号を逆拡散
しパス分離された受信シンボルデータを検出する。
【0006】同期検波部707は、逆拡散部706の出
力である複数パスの受信シンボルデータに対してフェー
ジング歪み補償を行い、RAKE合成部708は、同期
検波部707の出力であるフェージング歪み補償された
複数パスの受信シンボルデータを同相加算し、データ復
号部709は、RAKE合成後の受信I、Q信号を復号
し、受信データを出力する。
力である複数パスの受信シンボルデータに対してフェー
ジング歪み補償を行い、RAKE合成部708は、同期
検波部707の出力であるフェージング歪み補償された
複数パスの受信シンボルデータを同相加算し、データ復
号部709は、RAKE合成後の受信I、Q信号を復号
し、受信データを出力する。
【0007】回線品質測定部710は、RAKE合成後
の受信I、Q信号を用いて送信電力制御のための回線品
質測定を行う。詳しくは後述する。送信電力制御データ
生成部711は、回線品質測定部710で得られた回線
品質判定結果に基づき送信電力制御データを生成し、ス
ロット合成部712は、指定されたパイロットシンボ
ル、送信電力制御データ生成部の出力である送信電力制
御データ、及び送信情報データを時間多重し送信データ
を生成する。
の受信I、Q信号を用いて送信電力制御のための回線品
質測定を行う。詳しくは後述する。送信電力制御データ
生成部711は、回線品質測定部710で得られた回線
品質判定結果に基づき送信電力制御データを生成し、ス
ロット合成部712は、指定されたパイロットシンボ
ル、送信電力制御データ生成部の出力である送信電力制
御データ、及び送信情報データを時間多重し送信データ
を生成する。
【0008】マッピング処理部713は、スロット合成
部712の出力である送信データに対してベースバンド
の変調マッピング処理を行い、拡散変調部714は、拡
散変調を行い、送信フィルタ部715は、拡散変調出力
に対して帯域制限を行い、D/A変換器716、717
は、送信フィルタ部715の出力であるディジタルの送
信I、Q信号をアナログ信号に変換し、RF送信部71
8は、送信ベースバンド信号を周波数変換し増幅し、
又、送信電力制御信号に応じて送信電力を変える。
部712の出力である送信データに対してベースバンド
の変調マッピング処理を行い、拡散変調部714は、拡
散変調を行い、送信フィルタ部715は、拡散変調出力
に対して帯域制限を行い、D/A変換器716、717
は、送信フィルタ部715の出力であるディジタルの送
信I、Q信号をアナログ信号に変換し、RF送信部71
8は、送信ベースバンド信号を周波数変換し増幅し、
又、送信電力制御信号に応じて送信電力を変える。
【0009】送信電力制御データ検出部719は、デー
タ復号部709で復号された受信データの中から送信電
力制御データを検出し、送信電力制御信号生成部720
は、検出された送信電力制御データに応じて、送信電力
を現状よりも上げるか下げるかを指示する送信電力制御
信号を生成し、D/A変換器721は、ディジタルの送
信電力制御信号をアナログ信号に変換する。
タ復号部709で復号された受信データの中から送信電
力制御データを検出し、送信電力制御信号生成部720
は、検出された送信電力制御データに応じて、送信電力
を現状よりも上げるか下げるかを指示する送信電力制御
信号を生成し、D/A変換器721は、ディジタルの送
信電力制御信号をアナログ信号に変換する。
【0010】次いで、回線品質測定部710の構成につ
いて説明する。図8において、希望波電力測定部801
は、RAKE合成後の受信I、Q信号から目的とする希
望波電力を測定し、干渉波電力測定部802は、RAK
E合成後の受信I、Q信号から干渉波成分の電力を測定
し、SIR測定部803は、希望波電力測定部801の
出力及び干渉波電力測定部802の出力を用いて希望波
信号電力対干渉電力比(SIR)を算出し、目標SIR
発生部804は、例えばメモリであり、送信電力制御の
基準となる目標SIR値を発生し、減算部805は、目
標SIR値から測定されたSIR値を減算し、符号判定
部806は、減算結果の正負判定を行う。
いて説明する。図8において、希望波電力測定部801
は、RAKE合成後の受信I、Q信号から目的とする希
望波電力を測定し、干渉波電力測定部802は、RAK
E合成後の受信I、Q信号から干渉波成分の電力を測定
し、SIR測定部803は、希望波電力測定部801の
出力及び干渉波電力測定部802の出力を用いて希望波
信号電力対干渉電力比(SIR)を算出し、目標SIR
発生部804は、例えばメモリであり、送信電力制御の
基準となる目標SIR値を発生し、減算部805は、目
標SIR値から測定されたSIR値を減算し、符号判定
部806は、減算結果の正負判定を行う。
【0011】次いで、図9を用いて、スロット構成の一
例を説明する。一スロットは、パイロットシンボル(P
L)901と、送信電力制御データ(TPCビット)9
02と、情報データ903と、から成る。送信電力制御
は、TPCビットを用いて行われる。
例を説明する。一スロットは、パイロットシンボル(P
L)901と、送信電力制御データ(TPCビット)9
02と、情報データ903と、から成る。送信電力制御
は、TPCビットを用いて行われる。
【0012】次いで、従来の送受信装置の送信電力制御
に関する動作について説明する。回線品質測定部710
において、入力されるRAKE合成後の受信I、Q信号
の第kスロットでのn番目のシンボルの値をI(k、
n)、Q(k、n)とする。なお、雑音・干渉・歪みが
無い理想的な状態での受信信号点(I(k、n)、Q
(k、n))の位置は(1、0)、(0、1)、(−
1、0)、(0、−1)(位相=0、π/2、π、3π
/2)であると仮定する。
に関する動作について説明する。回線品質測定部710
において、入力されるRAKE合成後の受信I、Q信号
の第kスロットでのn番目のシンボルの値をI(k、
n)、Q(k、n)とする。なお、雑音・干渉・歪みが
無い理想的な状態での受信信号点(I(k、n)、Q
(k、n))の位置は(1、0)、(0、1)、(−
1、0)、(0、−1)(位相=0、π/2、π、3π
/2)であると仮定する。
【0013】この時、希望波電力測定部801において
は下記「数1」に示す演算を行い、第kスロットでの希
望波電力値Sd(k)を求める。ただし、Nsは、各ス
ロット内での測定シンボル数を表わし、θnは、RAK
E合成後の受信I、Q位相をφとすると、−π/4≦φ
<π/4では、θn = 0であり、以下同様に、π/4
≦φ<3π/4では、θn=−π/2、3π/4≦φ<
5π/4では、θn=−π、5π/4≦φ<7π/4で
は、θn=−3π/2である。
は下記「数1」に示す演算を行い、第kスロットでの希
望波電力値Sd(k)を求める。ただし、Nsは、各ス
ロット内での測定シンボル数を表わし、θnは、RAK
E合成後の受信I、Q位相をφとすると、−π/4≦φ
<π/4では、θn = 0であり、以下同様に、π/4
≦φ<3π/4では、θn=−π/2、3π/4≦φ<
5π/4では、θn=−π、5π/4≦φ<7π/4で
は、θn=−3π/2である。
【数1】
【0014】一方、干渉波電力測定部802において
は、各スロット内のパイロットシンボルにて下記「数
2」に示す演算を行い、第kスロットでの干渉波電力値
Si(k)を求める。ただし、Npは、各スロット内で
のパイロットシンボル数(測定シンボル数)を表わし、
λは、忘却係数を表わし、θnは、RAKE合成後の受
信I、Q位相をφとすると、−π/4≦φ<π/4で
は、θn = 0であり、以下同様に、π/4≦φ<3π
/4では、θn=−π/2、3π/4≦φ<5π/4で
は、θn=−π、5π/4≦φ<7π/4では、θn=
−3π/2である。
は、各スロット内のパイロットシンボルにて下記「数
2」に示す演算を行い、第kスロットでの干渉波電力値
Si(k)を求める。ただし、Npは、各スロット内で
のパイロットシンボル数(測定シンボル数)を表わし、
λは、忘却係数を表わし、θnは、RAKE合成後の受
信I、Q位相をφとすると、−π/4≦φ<π/4で
は、θn = 0であり、以下同様に、π/4≦φ<3π
/4では、θn=−π/2、3π/4≦φ<5π/4で
は、θn=−π、5π/4≦φ<7π/4では、θn=
−3π/2である。
【数2】
【0015】次にSIR測定部803においては、希望
波電力測定部801の出力である希望波電力測定値Sd
(k)と、干渉波電力測定部802の出力である干渉波
電力測定値Si(k)と、を用いて下記式に示す演算
を行い、第kスロットでの希望波信号電力対干渉電力比
SIR(k)を求める。 SIR(k)=Sd(k)−Si(k) −
波電力測定部801の出力である希望波電力測定値Sd
(k)と、干渉波電力測定部802の出力である干渉波
電力測定値Si(k)と、を用いて下記式に示す演算
を行い、第kスロットでの希望波信号電力対干渉電力比
SIR(k)を求める。 SIR(k)=Sd(k)−Si(k) −
【0016】次に減算部805では、送信電力制御の基
準となる目標SIR値SIRthと、測定SIR値SI
R(k)と、を用いて下記式に示す減算を行う。 ΔSIR(k)=SIRth−SIR(k) −
準となる目標SIR値SIRthと、測定SIR値SI
R(k)と、を用いて下記式に示す減算を行う。 ΔSIR(k)=SIRth−SIR(k) −
【0017】そして符号判定部806において、減算結
果ΔSIR(k)の正負判定を行い、判定結果が正であ
る場合には、回線品質が悪いと判断し、送信電力制御デ
ータ生成部711において現状よりも受信信号(相手側
送信信号)の送信電力を上げることを指示する送信電力
制御データを生成させる。一方、判定結果が負である場
合には、回線品質が良好であると判断し、送信電力制御
データ生成部711において現状よりも受信信号(相手
側送信信号)の送信電力を下げることを指示する送信電
力制御データを生成させる。
果ΔSIR(k)の正負判定を行い、判定結果が正であ
る場合には、回線品質が悪いと判断し、送信電力制御デ
ータ生成部711において現状よりも受信信号(相手側
送信信号)の送信電力を上げることを指示する送信電力
制御データを生成させる。一方、判定結果が負である場
合には、回線品質が良好であると判断し、送信電力制御
データ生成部711において現状よりも受信信号(相手
側送信信号)の送信電力を下げることを指示する送信電
力制御データを生成させる。
【0018】このように、従来の送受信装置は、受信信
号のSIRを測定し、この測定SIRと予め保持する目
標SIRとを大小比較することによって回線品質を推定
し、この推定結果に基づいて送信電力制御を行う。
号のSIRを測定し、この測定SIRと予め保持する目
標SIRとを大小比較することによって回線品質を推定
し、この推定結果に基づいて送信電力制御を行う。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置においては、SIR測定の際に積和演算を多用する
ため、DSP等を用いたソフトウェア処理で実現する場
合には演算量が増加し、またハードウェアで実現する場
合には回路規模が増加してしまうという問題がある。
装置においては、SIR測定の際に積和演算を多用する
ため、DSP等を用いたソフトウェア処理で実現する場
合には演算量が増加し、またハードウェアで実現する場
合には回路規模が増加してしまうという問題がある。
【0020】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、演算量を削減し、ハード規模を削減する送受信装
置を提供することを目的とする。
あり、演算量を削減し、ハード規模を削減する送受信装
置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明に係る回線品質測
定装置は、受信信号の位相回転量を検出し、この検出さ
れた受信信号の位相回転量に基づいて受信信号の位相誤
り尤度を検出する検出手段と、この検出手段によって検
出された位相誤り尤度から回線品質を推定する推定手段
と、を具備する。
定装置は、受信信号の位相回転量を検出し、この検出さ
れた受信信号の位相回転量に基づいて受信信号の位相誤
り尤度を検出する検出手段と、この検出手段によって検
出された位相誤り尤度から回線品質を推定する推定手段
と、を具備する。
【0022】本発明によれば、送信電力制御のための回
線品質測定の際に積和演算を多用することがないため、
回線品質推定をDSPを用いたソフトウェア処理で実現
する場合には演算量を削減することができ、ハードウェ
アで実現する場合には回路規模を削減することができ
る。
線品質測定の際に積和演算を多用することがないため、
回線品質推定をDSPを用いたソフトウェア処理で実現
する場合には演算量を削減することができ、ハードウェ
アで実現する場合には回路規模を削減することができ
る。
【0023】本発明に係る回線品質測定装置は、前記検
出手段は、レイク合成処理後の受信信号のI成分及びQ
成分をアークタンジェント演算し、この演算結果が予め
定められた位相領域に相当するアークタンジェント領域
値内に存在するか否かを判定する。
出手段は、レイク合成処理後の受信信号のI成分及びQ
成分をアークタンジェント演算し、この演算結果が予め
定められた位相領域に相当するアークタンジェント領域
値内に存在するか否かを判定する。
【0024】本発明によれば、希望波電力及び干渉波電
力を測定することなく回線品質を推定することができる
ため、回線品質推定をDSPを用いたソフトウェア処理
で実現する場合には演算量を削減することができ、ハー
ドウェアで実現する場合には回路規模を削減することが
できる。
力を測定することなく回線品質を推定することができる
ため、回線品質推定をDSPを用いたソフトウェア処理
で実現する場合には演算量を削減することができ、ハー
ドウェアで実現する場合には回路規模を削減することが
できる。
【0025】本発明に係る回線品質測定装置は、前記検
出手段は、レイク合成処理後の受信信号のI成分及びQ
成分から、受信信号点が予め定められた位相領域に存在
するか否かを判定することによって位相誤り尤度を検出
する。
出手段は、レイク合成処理後の受信信号のI成分及びQ
成分から、受信信号点が予め定められた位相領域に存在
するか否かを判定することによって位相誤り尤度を検出
する。
【0026】本発明によれば、RAKE合成後のI、Q
信号から直接位相誤り尤度を検出することによってar
ctan変換部が不要となるため、回路規模を更に削減
することができる。
信号から直接位相誤り尤度を検出することによってar
ctan変換部が不要となるため、回路規模を更に削減
することができる。
【0027】本発明に係る回線品質測定装置は、前記推
定手段は、位相誤り尤度対SIR特性を予め保持し、検
出された位相誤り尤度を相当するSIR値に変換する変
換部と、所望するSIR値を予め保持する格納部と、変
換されたSIR値と前記所望SIR値とを大小比較する
比較部と、この比較部における比較結果に基づいて、変
換されたSIR値の方が大きい場合には回線品質が良好
であると判断し、検出されたSIR値が前記所望SIR
値以下であれば回線品質が悪いと判断する判定部と、を
有する。
定手段は、位相誤り尤度対SIR特性を予め保持し、検
出された位相誤り尤度を相当するSIR値に変換する変
換部と、所望するSIR値を予め保持する格納部と、変
換されたSIR値と前記所望SIR値とを大小比較する
比較部と、この比較部における比較結果に基づいて、変
換されたSIR値の方が大きい場合には回線品質が良好
であると判断し、検出されたSIR値が前記所望SIR
値以下であれば回線品質が悪いと判断する判定部と、を
有する。
【0028】本発明によれば、希望波電力及び干渉波電
力を測定することなく回線品質を推定することができる
ため、回線品質推定をDSPを用いたソフトウェア処理
で実現する場合には演算量を削減することができ、ハー
ドウェアで実現する場合には回路規模を削減することが
できる。
力を測定することなく回線品質を推定することができる
ため、回線品質推定をDSPを用いたソフトウェア処理
で実現する場合には演算量を削減することができ、ハー
ドウェアで実現する場合には回路規模を削減することが
できる。
【0029】本発明に係る回線品質測定装置は、前記推
定手段は、所望する位相誤り尤度の値を予め保持する格
納部と、検出された位相誤り尤度の値と前記所望位相誤
り尤度の値とを大小比較する比較部と、この比較部にお
ける比較結果に基づいて、検出された位相誤り尤度の値
の方が大きい場合には回線品質が悪いと判断し、検出さ
れた位相誤り尤度の値が前記所望位相誤り尤度の値以下
であれば回線品質が良好であると判断する判定部と、を
有する。
定手段は、所望する位相誤り尤度の値を予め保持する格
納部と、検出された位相誤り尤度の値と前記所望位相誤
り尤度の値とを大小比較する比較部と、この比較部にお
ける比較結果に基づいて、検出された位相誤り尤度の値
の方が大きい場合には回線品質が悪いと判断し、検出さ
れた位相誤り尤度の値が前記所望位相誤り尤度の値以下
であれば回線品質が良好であると判断する判定部と、を
有する。
【0030】本発明によれば、予め目標尤度値を設け、
この値と位相誤り尤度を直接比較して回線品質を推定す
ることによって位相誤り尤度を一旦SIR値に変換する
処理が不要となるため、回路規模を更に削減することが
できる。
この値と位相誤り尤度を直接比較して回線品質を推定す
ることによって位相誤り尤度を一旦SIR値に変換する
処理が不要となるため、回路規模を更に削減することが
できる。
【0031】本発明に係る送信電力制御情報生成装置
は、上記いずれかに記載の回線品質測定装置と、この回
線品質測定装置によって測定された回線品質に基づいて
通信相手局に送信する送信電力制御情報を生成する生成
部と、を具備する。
は、上記いずれかに記載の回線品質測定装置と、この回
線品質測定装置によって測定された回線品質に基づいて
通信相手局に送信する送信電力制御情報を生成する生成
部と、を具備する。
【0032】本発明によれば、送信電力制御のための回
線品質測定の際に積和演算を多用することがないため、
回線品質推定をDSPを用いたソフトウェア処理で実現
する場合には演算量を削減することができ、ハードウェ
アで実現する場合には回路規模を削減することができ
る。
線品質測定の際に積和演算を多用することがないため、
回線品質推定をDSPを用いたソフトウェア処理で実現
する場合には演算量を削減することができ、ハードウェ
アで実現する場合には回路規模を削減することができ
る。
【0033】本発明に係る通信端末装置は、上記送信電
力情報生成装置を具備する。
力情報生成装置を具備する。
【0034】本発明によれば、送信電力制御のための回
線品質測定の際に積和演算を多用することがないため、
回線品質推定をDSPを用いたソフトウェア処理で実現
する場合には演算量を削減することができ、ハードウェ
アで実現する場合には回路規模を削減することができ
る。
線品質測定の際に積和演算を多用することがないため、
回線品質推定をDSPを用いたソフトウェア処理で実現
する場合には演算量を削減することができ、ハードウェ
アで実現する場合には回路規模を削減することができ
る。
【0035】本発明に係る基地局装置は、上記通信端末
装置と無線通信を行う。
装置と無線通信を行う。
【0036】本発明によれば、送信電力制御のための回
線品質測定の際に積和演算を多用することがないため、
回線品質推定をDSPを用いたソフトウェア処理で実現
する場合には演算量を削減することができ、ハードウェ
アで実現する場合には回路規模を削減することができ
る。
線品質測定の際に積和演算を多用することがないため、
回線品質推定をDSPを用いたソフトウェア処理で実現
する場合には演算量を削減することができ、ハードウェ
アで実現する場合には回路規模を削減することができ
る。
【0037】本発明に係る基地局装置は、上記送信電力
情報生成装置を具備する。
情報生成装置を具備する。
【0038】本発明によれば、送信電力制御のための回
線品質測定の際に積和演算を多用することがないため、
回線品質推定をDSPを用いたソフトウェア処理で実現
する場合には演算量を削減することができ、ハードウェ
アで実現する場合には回路規模を削減することができ
る。
線品質測定の際に積和演算を多用することがないため、
回線品質推定をDSPを用いたソフトウェア処理で実現
する場合には演算量を削減することができ、ハードウェ
アで実現する場合には回路規模を削減することができ
る。
【0039】本発明に係る通信端末装置は、上記基地局
装置と無線通信を行う。
装置と無線通信を行う。
【0040】本発明によれば、送信電力制御のための回
線品質測定の際に積和演算を多用することがないため、
回線品質推定をDSPを用いたソフトウェア処理で実現
する場合には演算量を削減することができ、ハードウェ
アで実現する場合には回路規模を削減することができ
る。
線品質測定の際に積和演算を多用することがないため、
回線品質推定をDSPを用いたソフトウェア処理で実現
する場合には演算量を削減することができ、ハードウェ
アで実現する場合には回路規模を削減することができ
る。
【0041】本発明に係る回線品質測定方法は、受信信
号の位相回転量を検出し、この検出された受信信号の位
相回転量に基づいて所定期間内の受信信号の位相誤り尤
度を検出する検出工程と、この検出工程によって検出さ
れた位相誤り尤度から回線品質を推定する推定工程と、
を具備する。
号の位相回転量を検出し、この検出された受信信号の位
相回転量に基づいて所定期間内の受信信号の位相誤り尤
度を検出する検出工程と、この検出工程によって検出さ
れた位相誤り尤度から回線品質を推定する推定工程と、
を具備する。
【0042】本発明によれば、送信電力制御のための回
線品質測定の際に積和演算を多用することがないため、
回線品質推定をDSPを用いたソフトウェア処理で実現
する場合には演算量を削減することができ、ハードウェ
アで実現する場合には回路規模を削減することができ
る。
線品質測定の際に積和演算を多用することがないため、
回線品質推定をDSPを用いたソフトウェア処理で実現
する場合には演算量を削減することができ、ハードウェ
アで実現する場合には回路規模を削減することができ
る。
【0043】本発明に係る回線品質測定方法は、前記検
出工程は、レイク合成処理後の受信信号のI成分及びQ
成分をアークタンジェント演算し、この演算結果が予め
定められた位相領域に相当するアークタンジェント領域
値内に存在するか否かを判定する。
出工程は、レイク合成処理後の受信信号のI成分及びQ
成分をアークタンジェント演算し、この演算結果が予め
定められた位相領域に相当するアークタンジェント領域
値内に存在するか否かを判定する。
【0044】本発明によれば、希望波電力及び干渉波電
力を測定することなく回線品質を推定することができる
ため、回線品質推定をDSPを用いたソフトウェア処理
で実現する場合には演算量を削減することができ、ハー
ドウェアで実現する場合には回路規模を削減することが
できる。
力を測定することなく回線品質を推定することができる
ため、回線品質推定をDSPを用いたソフトウェア処理
で実現する場合には演算量を削減することができ、ハー
ドウェアで実現する場合には回路規模を削減することが
できる。
【0045】本発明に係る回線品質測定方法は、前記検
出工程は、レイク合成処理後の受信信号のI成分及びQ
成分から、受信信号点が予め定められた位相領域に存在
するか否かを判定することによって位相誤り尤度を検出
する。
出工程は、レイク合成処理後の受信信号のI成分及びQ
成分から、受信信号点が予め定められた位相領域に存在
するか否かを判定することによって位相誤り尤度を検出
する。
【0046】本発明によれば、RAKE合成後のI、Q
信号から直接位相誤り尤度を検出することによってar
ctan変換部が不要となるため、回路規模を更に削減
することができる。
信号から直接位相誤り尤度を検出することによってar
ctan変換部が不要となるため、回路規模を更に削減
することができる。
【0047】本発明に係る回線品質測定方法は、前記推
定工程は、位相誤り尤度対SIR特性及び所望するSI
R値を予め保持し、検出された位相誤り尤度を相当する
SIR値に変換し、変換されたSIR値と前記所望SI
R値とを大小比較し、この比較結果に基づいて、変換さ
れたSIR値の方が大きい場合には回線品質が良好であ
ると判断し、検出されたSIR値が前記所望SIR値以
下であれば回線品質が悪いと判断する。
定工程は、位相誤り尤度対SIR特性及び所望するSI
R値を予め保持し、検出された位相誤り尤度を相当する
SIR値に変換し、変換されたSIR値と前記所望SI
R値とを大小比較し、この比較結果に基づいて、変換さ
れたSIR値の方が大きい場合には回線品質が良好であ
ると判断し、検出されたSIR値が前記所望SIR値以
下であれば回線品質が悪いと判断する。
【0048】本発明によれば、希望波電力及び干渉波電
力を測定することなく回線品質を推定することができる
ため、回線品質推定をDSPを用いたソフトウェア処理
で実現する場合には演算量を削減することができ、ハー
ドウェアで実現する場合には回路規模を削減することが
できる。
力を測定することなく回線品質を推定することができる
ため、回線品質推定をDSPを用いたソフトウェア処理
で実現する場合には演算量を削減することができ、ハー
ドウェアで実現する場合には回路規模を削減することが
できる。
【0049】本発明に係る回線品質測定方法は、前記推
定工程は、所望する位相誤り尤度の値を予め保持し、検
出された位相誤り尤度の値と前記所望位相誤り尤度の値
とを大小比較し、この比較結果に基づいて、検出された
位相誤り尤度の値の方が大きい場合には回線品質が悪い
と判断し、検出された位相誤り尤度の値が前記所望位相
誤り尤度の値以下であれば回線品質が良好であると判断
する。
定工程は、所望する位相誤り尤度の値を予め保持し、検
出された位相誤り尤度の値と前記所望位相誤り尤度の値
とを大小比較し、この比較結果に基づいて、検出された
位相誤り尤度の値の方が大きい場合には回線品質が悪い
と判断し、検出された位相誤り尤度の値が前記所望位相
誤り尤度の値以下であれば回線品質が良好であると判断
する。
【0050】本発明によれば、予め目標尤度値を設け、
この値と位相誤り尤度を直接比較して回線品質を推定す
ることによって位相誤り尤度を一旦SIR値に変換する
処理が不要となるため、回路規模を更に削減することが
できる。
この値と位相誤り尤度を直接比較して回線品質を推定す
ることによって位相誤り尤度を一旦SIR値に変換する
処理が不要となるため、回路規模を更に削減することが
できる。
【0051】本発明に係る送信電力制御情報生成方法
は、上記いずれかに記載の回線品質測定方法によって測
定された回線品質に基づいて、通信相手局に送信する送
信電力制御情報を生成する。
は、上記いずれかに記載の回線品質測定方法によって測
定された回線品質に基づいて、通信相手局に送信する送
信電力制御情報を生成する。
【0052】本発明によれば、送信電力制御のための回
線品質測定の際に積和演算を多用することがないため、
回線品質推定をDSPを用いたソフトウェア処理で実現
する場合には演算量を削減することができ、ハードウェ
アで実現する場合には回路規模を削減することができ
る。
線品質測定の際に積和演算を多用することがないため、
回線品質推定をDSPを用いたソフトウェア処理で実現
する場合には演算量を削減することができ、ハードウェ
アで実現する場合には回路規模を削減することができ
る。
【0053】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、所定の測定時間
内にI−Q平面上の定められた領域内に受信信号点が存
在する回数をカウントすることにより位相誤り尤度を求
め、SIR測定の代わりに検出された位相誤り尤度を用
いて回線品質を推定することである。
内にI−Q平面上の定められた領域内に受信信号点が存
在する回数をカウントすることにより位相誤り尤度を求
め、SIR測定の代わりに検出された位相誤り尤度を用
いて回線品質を推定することである。
【0054】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
を参照して詳細に説明する。
【0055】(実施の形態1)本実施の形態に係る送受
信装置は、希望波電力及び干渉波電力を測定せずに位相
誤り尤度を用いてSIRを推定するものである。
信装置は、希望波電力及び干渉波電力を測定せずに位相
誤り尤度を用いてSIRを推定するものである。
【0056】以下、図1から図3を用いて、本実施の形
態に係る送受信装置について説明する。図1は、本発明
の実施の形態1に係る送受信装置の回線品質測定部の概
略構成を示す要部ブロック図であり、図2は、位相誤り
尤度とSIRの関係の一例を示すグラフであり、図3
は、RAKE合成後の受信I、Q信号のI−Q平面上の
信号点配置を示す模式図である。
態に係る送受信装置について説明する。図1は、本発明
の実施の形態1に係る送受信装置の回線品質測定部の概
略構成を示す要部ブロック図であり、図2は、位相誤り
尤度とSIRの関係の一例を示すグラフであり、図3
は、RAKE合成後の受信I、Q信号のI−Q平面上の
信号点配置を示す模式図である。
【0057】図1において、arctan変換部101
は、RAKE合成後の受信I、Q信号を位相量に変換
し、位相誤り尤度検出部102は、所定の測定時間内に
受信された受信点のうち、理想受信点から大幅に外れ
た、すなわち回線品質が悪いと考えられる受信点の数を
カウントし、そのカウント値を位相誤り尤度として出力
する。
は、RAKE合成後の受信I、Q信号を位相量に変換
し、位相誤り尤度検出部102は、所定の測定時間内に
受信された受信点のうち、理想受信点から大幅に外れ
た、すなわち回線品質が悪いと考えられる受信点の数を
カウントし、そのカウント値を位相誤り尤度として出力
する。
【0058】位相誤り尤度/SIR変換部103は、位
相誤り尤度検出部102によって測定された位相誤り尤
度を、予め保持するテーブルに基づいて、希望波信号電
力対干渉電力比(SIR)に変換する。目標SIR発生部
104は、送信電力制御の基準となる目標SIR値を発
生する。
相誤り尤度検出部102によって測定された位相誤り尤
度を、予め保持するテーブルに基づいて、希望波信号電
力対干渉電力比(SIR)に変換する。目標SIR発生部
104は、送信電力制御の基準となる目標SIR値を発
生する。
【0059】位相誤り尤度/SIR変換部103におい
ては、予め図2に示すような位相誤り尤度EL(k)対
SIR特性を測定しておき、この測定結果をテーブル値
として持ち、このテーブルを参照することで位相誤り尤
度EL(k)から対応するSIR値SIRt(k)への
変換を実現する。
ては、予め図2に示すような位相誤り尤度EL(k)対
SIR特性を測定しておき、この測定結果をテーブル値
として持ち、このテーブルを参照することで位相誤り尤
度EL(k)から対応するSIR値SIRt(k)への
変換を実現する。
【0060】減算部105は、送信電力制御の基準とな
る目標SIR値SIRthから変換されたSIR値SI
Rt(k)に下記式に示す減算を行う。 ΔSIRt(k)=SIRth−SIRt(k) −
る目標SIR値SIRthから変換されたSIR値SI
Rt(k)に下記式に示す減算を行う。 ΔSIRt(k)=SIRth−SIRt(k) −
【0061】符号判定部106は、減算結果ΔSIRt
(k)の正負判定を行い、判定結果が正である場合に
は、回線品質が悪いと判断し、送信電力制御データ生成
部において現状よりも受信信号(相手側送信信号)の送
信電力を上げることを指示する送信電力制御データを生
成させる。一方、判定結果が負である場合には、回線品
質が良好であると判断し、送信電力制御データ生成部に
おいて現状よりも受信信号(相手側送信信号)の送信電
力を下げることを指示する送信電力制御データを生成さ
せる。
(k)の正負判定を行い、判定結果が正である場合に
は、回線品質が悪いと判断し、送信電力制御データ生成
部において現状よりも受信信号(相手側送信信号)の送
信電力を上げることを指示する送信電力制御データを生
成させる。一方、判定結果が負である場合には、回線品
質が良好であると判断し、送信電力制御データ生成部に
おいて現状よりも受信信号(相手側送信信号)の送信電
力を下げることを指示する送信電力制御データを生成さ
せる。
【0062】次いで、上記構成を有する送受信装置の回
線品質測定部の動作について説明する。なお、ここで、
入力されるRAKE合成後の受信I、Q信号の第kスロ
ットでのn番目のシンボルの値をI(k、n)、Q
(k、n)とし、雑音・干渉・歪みが無い理想的な状態
での受信信号点(I(k、n)、Q(k、n))の位置
は、図2のA、B、C、D点に示すように、(1、
0)、(0、1)、(−1、0)、(0、−1)(位相
=0、π/2、π、3π/2)であると仮定する。
線品質測定部の動作について説明する。なお、ここで、
入力されるRAKE合成後の受信I、Q信号の第kスロ
ットでのn番目のシンボルの値をI(k、n)、Q
(k、n)とし、雑音・干渉・歪みが無い理想的な状態
での受信信号点(I(k、n)、Q(k、n))の位置
は、図2のA、B、C、D点に示すように、(1、
0)、(0、1)、(−1、0)、(0、−1)(位相
=0、π/2、π、3π/2)であると仮定する。
【0063】受信信号点I(k、n)、Q(k、n)
は、arctan変換部101によって、下記式で示
される位相量Φ(k、n)に変換される。ただし、−π
/2<Φ(k、n)<π/2である。 Φ(k、n)=tan-1(Q(k、n)/I(k、n)) −
は、arctan変換部101によって、下記式で示
される位相量Φ(k、n)に変換される。ただし、−π
/2<Φ(k、n)<π/2である。 Φ(k、n)=tan-1(Q(k、n)/I(k、n)) −
【0064】ここで、上記演算は、実際にarctan
演算を行わなくてもarctan変換テーブルを設け、
テーブル引きすることで実現できる。
演算を行わなくてもarctan変換テーブルを設け、
テーブル引きすることで実現できる。
【0065】次いで、図3中の角度θth1内の領域に
対応する下記式に示す位相領域を考える。ただし、θ
th1は、しきい値角度であり、0<θth1<π/2
である。ここでは、45度(π/4)以上の位相回転が
生じると硬判定を誤ることに鑑み、この硬判定において
誤りを生じる境界となる位相π/4を中心として、上記
しきい値角度幅を持った位相領域を回線品質が悪い受信
点と規定する。 (π/4)−(θth1/2)≦|Φ(k、n)| ≦(π/4)+(θth1/2) −
対応する下記式に示す位相領域を考える。ただし、θ
th1は、しきい値角度であり、0<θth1<π/2
である。ここでは、45度(π/4)以上の位相回転が
生じると硬判定を誤ることに鑑み、この硬判定において
誤りを生じる境界となる位相π/4を中心として、上記
しきい値角度幅を持った位相領域を回線品質が悪い受信
点と規定する。 (π/4)−(θth1/2)≦|Φ(k、n)| ≦(π/4)+(θth1/2) −
【0066】受信スロット内の指定された測定シンボル
数N分の受信位相Φ(k、n)(n=1、2・・・N)
は、位相誤り尤度検出部102によって、上記式の条
件を満たす位相の数がカウントされる。図3中のE点は
式の条件を満たす受信位相の一例を示している。そし
てこのカウント値が位相誤り尤度EL(k)(≦N)と
して出力される。
数N分の受信位相Φ(k、n)(n=1、2・・・N)
は、位相誤り尤度検出部102によって、上記式の条
件を満たす位相の数がカウントされる。図3中のE点は
式の条件を満たす受信位相の一例を示している。そし
てこのカウント値が位相誤り尤度EL(k)(≦N)と
して出力される。
【0067】位相誤り尤度EL(k)は、位相誤り尤度
/SIR変換部103によって、対応するSIR値SI
Rt(k)に変換され、減算部105によって目標SI
R発生部104から出力された目標SIR値SIRth
が減算処理され、減算結果ΔSIRt(k)は符号判定
部106によって正負判定され、回線品質情報が得られ
る。
/SIR変換部103によって、対応するSIR値SI
Rt(k)に変換され、減算部105によって目標SI
R発生部104から出力された目標SIR値SIRth
が減算処理され、減算結果ΔSIRt(k)は符号判定
部106によって正負判定され、回線品質情報が得られ
る。
【0068】このように、本実施の形態によれば、送信
電力制御のための回線品質測定の際に積和演算を多用す
ることがないため、回線品質推定をDSPを用いたソフ
トウェア処理で実現する場合には演算量を削減すること
ができ、ハードウェアで実現する場合には回路規模を削
減することができる。
電力制御のための回線品質測定の際に積和演算を多用す
ることがないため、回線品質推定をDSPを用いたソフ
トウェア処理で実現する場合には演算量を削減すること
ができ、ハードウェアで実現する場合には回路規模を削
減することができる。
【0069】(実施の形態2)本実施の形態に係る送受
信装置は、実施の形態1と同様の構成を有し、但し位相
誤り尤度をSIRに変換しないものである。
信装置は、実施の形態1と同様の構成を有し、但し位相
誤り尤度をSIRに変換しないものである。
【0070】以下、図4を用いて、本実施の形態に係る
送受信装置について説明する。図4は、本発明の実施の
形態2に係る送受信装置の回線品質測定部の概略構成を
示す要部ブロック図である。なお、実施の形態1と同様
の構成には同一の符号を付し、詳しい説明は省略する。
送受信装置について説明する。図4は、本発明の実施の
形態2に係る送受信装置の回線品質測定部の概略構成を
示す要部ブロック図である。なお、実施の形態1と同様
の構成には同一の符号を付し、詳しい説明は省略する。
【0071】図4において、目標尤度発生部401は、
送信電力制御の基準となる目標尤度Lthを発生し、減
算部105は、測定された位相誤り尤度EL(k)から
目標尤度Lthを減算し、符号判定部106は、減算結
果ΔEL(k)の正負判定を行う。ここで、判定結果が
正である場合には、回線品質が悪いと判断し、送信電力
制御データ生成部において現状よりも受信信号(相手側
送信信号)の送信電力を上げることを指示する送信電力
制御データを生成させる。一方、判定結果が負である場
合には、回線品質が良好であると判断し、送信電力制御
データ生成部において現状よりも受信信号(相手側送信
信号)の送信電力を下げることを指示する送信電力制御
データを生成させる。
送信電力制御の基準となる目標尤度Lthを発生し、減
算部105は、測定された位相誤り尤度EL(k)から
目標尤度Lthを減算し、符号判定部106は、減算結
果ΔEL(k)の正負判定を行う。ここで、判定結果が
正である場合には、回線品質が悪いと判断し、送信電力
制御データ生成部において現状よりも受信信号(相手側
送信信号)の送信電力を上げることを指示する送信電力
制御データを生成させる。一方、判定結果が負である場
合には、回線品質が良好であると判断し、送信電力制御
データ生成部において現状よりも受信信号(相手側送信
信号)の送信電力を下げることを指示する送信電力制御
データを生成させる。
【0072】次いで、上記構成を有する送受信装置の回
線品質測定動作について説明する。
線品質測定動作について説明する。
【0073】入力されるRAKE合成後の受信I、Q信
号の第kスロットでのn番目のシンボルの値をI(k、
n)、Q(k、n)とする。なお、雑音・干渉・歪みが
無い理想的な状態での受信信号点(I(k、n)、Q
(k、n))の位置は、(1、0)、(0、1)、(−
1、0)、(0、−1)(位相=0、π/2、π、3π
/2)であると仮定する。この時、arctan変換部
301ではI(k、n)、Q(k、n)を下記式で示
される位相量Φ(k、n)に変換する。ただし、−π/
2<Φ(k、n)<π/2である。 Φ(k、n)=tan-1(Q(k、n)/I(k、n)) −
号の第kスロットでのn番目のシンボルの値をI(k、
n)、Q(k、n)とする。なお、雑音・干渉・歪みが
無い理想的な状態での受信信号点(I(k、n)、Q
(k、n))の位置は、(1、0)、(0、1)、(−
1、0)、(0、−1)(位相=0、π/2、π、3π
/2)であると仮定する。この時、arctan変換部
301ではI(k、n)、Q(k、n)を下記式で示
される位相量Φ(k、n)に変換する。ただし、−π/
2<Φ(k、n)<π/2である。 Φ(k、n)=tan-1(Q(k、n)/I(k、n)) −
【0074】ここで、上記演算は、実際にarctan
演算を行わなくてもarctan変換テーブルを設け、
テーブル引きすることで実現できる。
演算を行わなくてもarctan変換テーブルを設け、
テーブル引きすることで実現できる。
【0075】次いで、角度θth1内の領域に対応する
下記式に示す位相領域を考える。ただし、θth1
は、しきい値角度であり、0<θth1<π/2であ
る。 (π/4)−(θth1/2)≦|Φ(k、n)| ≦(π/4)+(θth1/2) −
下記式に示す位相領域を考える。ただし、θth1
は、しきい値角度であり、0<θth1<π/2であ
る。 (π/4)−(θth1/2)≦|Φ(k、n)| ≦(π/4)+(θth1/2) −
【0076】位相誤り尤度検出部102において、受信
スロット内の指定された測定シンボル数N分の受信位相
Φ(k、n)(n=1、2・・・N)に対して式の条
件を満たす位相の数をカウントする。そしてこのカウン
ト値を位相誤り尤度EL(k)(≦N)とする。以下、
実施の形態1と同様の処理を行い、送信電力制御のため
の回線品質を判定し、その結果を送信電力制御データ生
成部に反映させる。
スロット内の指定された測定シンボル数N分の受信位相
Φ(k、n)(n=1、2・・・N)に対して式の条
件を満たす位相の数をカウントする。そしてこのカウン
ト値を位相誤り尤度EL(k)(≦N)とする。以下、
実施の形態1と同様の処理を行い、送信電力制御のため
の回線品質を判定し、その結果を送信電力制御データ生
成部に反映させる。
【0077】このように、本実施の形態によれば、予め
目標尤度値を設け、この値と位相誤り尤度を直接比較し
て回線品質を推定することによって位相誤り尤度を一旦
SIR値に変換する処理が不要となるため、回路規模を
更に削減することができる。
目標尤度値を設け、この値と位相誤り尤度を直接比較し
て回線品質を推定することによって位相誤り尤度を一旦
SIR値に変換する処理が不要となるため、回路規模を
更に削減することができる。
【0078】(実施の形態3)本実施の形態に係る送受
信装置は、実施の形態1と同様の構成を有し、但し受信
信号点から直接位相誤り尤度を検出するものである。
信装置は、実施の形態1と同様の構成を有し、但し受信
信号点から直接位相誤り尤度を検出するものである。
【0079】以下、図5を用いて、本実施の形態に係る
送受信装置について説明する。図5は、本発明の実施の
形態3に係る送受信装置の回線品質測定部の概略構成を
示す要部ブロック図である。なお、実施の形態1と同様
の構成には同一の符号を付し、詳しい説明は省略する。
送受信装置について説明する。図5は、本発明の実施の
形態3に係る送受信装置の回線品質測定部の概略構成を
示す要部ブロック図である。なお、実施の形態1と同様
の構成には同一の符号を付し、詳しい説明は省略する。
【0080】図5において、位相誤り尤度検出部501
は、RAKE合成後の受信I、Q信号を取り込み、指定
された測定時間内にI−Q平面上の定められた領域内に
受信信号点が存在する回数をカウントし、このカウント
値を位相誤り尤度EL(k)として出力する。以下の処
理は、実施の形態1と同様であるため、詳しい説明は省
略する。
は、RAKE合成後の受信I、Q信号を取り込み、指定
された測定時間内にI−Q平面上の定められた領域内に
受信信号点が存在する回数をカウントし、このカウント
値を位相誤り尤度EL(k)として出力する。以下の処
理は、実施の形態1と同様であるため、詳しい説明は省
略する。
【0081】上記I−Q平面上に定められた領域は、図
3に示す角度θth1と同じ領域であるものとし、下記
式で表わせるものとする。ただし、ここでθth1
は、しきい値角度を表わし、0<θth1<π/2であ
る。 tan((π/4)−(θth1)/2)・|I(k、n)| ≦|Q(k、n)|≦ tan((π/4)+(θth1)/2)・|I(k、n)| −
3に示す角度θth1と同じ領域であるものとし、下記
式で表わせるものとする。ただし、ここでθth1
は、しきい値角度を表わし、0<θth1<π/2であ
る。 tan((π/4)−(θth1)/2)・|I(k、n)| ≦|Q(k、n)|≦ tan((π/4)+(θth1)/2)・|I(k、n)| −
【0082】このように、本実施の形態によれば、RA
KE合成後のI、Q信号から直接位相誤り尤度を検出す
ることによってarctan変換部が不要となるため、
回路規模を更に削減することができる。
KE合成後のI、Q信号から直接位相誤り尤度を検出す
ることによってarctan変換部が不要となるため、
回路規模を更に削減することができる。
【0083】(実施の形態4)本実施の形態に係る送受
信装置は、実施の形態2及び3と同様の構成を有し、但
し受信信号点から直接位相誤り尤度を検出し、且つ、位
相誤り尤度をSIRに変換しないものである。
信装置は、実施の形態2及び3と同様の構成を有し、但
し受信信号点から直接位相誤り尤度を検出し、且つ、位
相誤り尤度をSIRに変換しないものである。
【0084】以下、図6を用いて、本実施の形態に係る
送受信装置について説明する。図6は、本発明の実施の
形態4に係る送受信装置の回線品質測定部の概略構成を
示す要部ブロック図である。なお、実施の形態1から3
と同様の構成には同一の符号を付し、詳しい説明は省略
する。
送受信装置について説明する。図6は、本発明の実施の
形態4に係る送受信装置の回線品質測定部の概略構成を
示す要部ブロック図である。なお、実施の形態1から3
と同様の構成には同一の符号を付し、詳しい説明は省略
する。
【0085】図6において、位相誤り尤度検出部501
は、RAKE合成後の受信I、Q信号から位相誤り尤度
EL(k)を検出し、目標尤度発生部401は目標尤度
Lthを出力し、減算器105が減算処理し、符号判定
部106が減算結果の正負から回線品質情報を生成す
る。
は、RAKE合成後の受信I、Q信号から位相誤り尤度
EL(k)を検出し、目標尤度発生部401は目標尤度
Lthを出力し、減算器105が減算処理し、符号判定
部106が減算結果の正負から回線品質情報を生成す
る。
【0086】このように、本実施の形態によれば、RA
KE合成後のI、Q信号から直接位相誤り尤度を検出す
るこおとによってarctan変換部が不要となり、更
に、予め目標尤度値を設け、この値と位相誤り尤度を直
接比較して回線品質を推定することによって位相誤り尤
度を一旦SIR値に変換する処理が不要となるため、回
路規模を更に削減することができる。
KE合成後のI、Q信号から直接位相誤り尤度を検出す
るこおとによってarctan変換部が不要となり、更
に、予め目標尤度値を設け、この値と位相誤り尤度を直
接比較して回線品質を推定することによって位相誤り尤
度を一旦SIR値に変換する処理が不要となるため、回
路規模を更に削減することができる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
RAKE合成後の受信I、Q信号から従来のようにSI
Rを測定する代わりに位相誤り尤度を測定し、送信電力
制御の基準となる目標尤度と比較することで回線品質を
判定する。この結果、送信電力制御のための回線品質測
定の際に積和演算を多用することがなく、DSP等を用
いたソフトウェア処理で実現する場合には演算量を削減
することができ、またハードウェアで実現する場合には
回路規模を削減できるという有利な効果が得られる。
RAKE合成後の受信I、Q信号から従来のようにSI
Rを測定する代わりに位相誤り尤度を測定し、送信電力
制御の基準となる目標尤度と比較することで回線品質を
判定する。この結果、送信電力制御のための回線品質測
定の際に積和演算を多用することがなく、DSP等を用
いたソフトウェア処理で実現する場合には演算量を削減
することができ、またハードウェアで実現する場合には
回路規模を削減できるという有利な効果が得られる。
【図1】本発明の実施の形態1に係る送受信装置の回線
品質測定部の概略構成を示す要部ブロック図
品質測定部の概略構成を示す要部ブロック図
【図2】位相誤り尤度とSIRの関係の一例を示すグラ
フ
フ
【図3】RAKE合成後の受信I、Q信号のI−Q平面
上の信号点配置を示す模式図
上の信号点配置を示す模式図
【図4】本発明の実施の形態2に係る送受信装置の回線
品質測定部の概略構成を示す要部ブロック図
品質測定部の概略構成を示す要部ブロック図
【図5】本発明の実施の形態3に係る送受信装置の回線
品質測定部の概略構成を示す要部ブロック図
品質測定部の概略構成を示す要部ブロック図
【図6】本発明の実施の形態4に係る送受信装置の回線
品質測定部の概略構成を示す要部ブロック図
品質測定部の概略構成を示す要部ブロック図
【図7】従来の送受信装置の概略構成を示す要部ブロッ
ク図
ク図
【図8】従来の送受信装置の回線品質測定部の概略構成
を示す要部ブロック図
を示す要部ブロック図
【図9】送信信号及び受信信号のスロット構成の一例を
示す模式図
示す模式図
102 位相誤り尤度検出部 103 位相誤り尤度/SIR変換部 401 目標尤度発生部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K042 AA06 BA10 CA02 CA12 GA06 GA12 LA09 5K060 CC19 DD04 FF06 HH29 LL30 PP03 PP05 5K067 AA42 BB02 CC10 CC24 GG08
Claims (16)
- 【請求項1】 受信信号の位相回転量を検出し、この検
出された受信信号の位相回転量に基づいて受信信号の位
相誤り尤度を検出する検出手段と、この検出手段によっ
て検出された位相誤り尤度から回線品質を推定する推定
手段と、を具備することを特徴とする回線品質測定装
置。 - 【請求項2】 前記検出手段は、レイク合成処理後の受
信信号のI成分及びQ成分をアークタンジェント演算
し、この演算結果が予め定められた位相領域に相当する
アークタンジェント領域値内に存在するか否かを判定す
ることを特徴とする請求項1記載の回線品質測定装置。 - 【請求項3】 前記検出手段は、レイク合成処理後の受
信信号のI成分及びQ成分から、受信信号点が予め定め
られた位相領域に存在するか否かを判定することによっ
て位相誤り尤度を検出することを特徴とする請求項1記
載の回線品質測定装置。 - 【請求項4】 前記推定手段は、位相誤り尤度対SIR
特性を予め保持し、検出された位相誤り尤度を相当する
SIR値に変換する変換部と、所望するSIR値を予め
保持する格納部と、変換されたSIR値と前記所望SI
R値とを大小比較する比較部と、この比較部における比
較結果に基づいて、変換されたSIR値の方が大きい場
合には回線品質が良好であると判断し、検出されたSI
R値が前記所望SIR値以下であれば回線品質が悪いと
判断する判定部と、を有することを特徴とする請求項1
から請求項3のいずれかに記載の回線品質測定装置。 - 【請求項5】 前記推定手段は、所望する位相誤り尤度
の値を予め保持する格納部と、検出された位相誤り尤度
の値と前記所望位相誤り尤度の値とを大小比較する比較
部と、この比較部における比較結果に基づいて、検出さ
れた位相誤り尤度の値の方が大きい場合には回線品質が
悪いと判断し、検出された位相誤り尤度の値が前記所望
位相誤り尤度の値以下であれば回線品質が良好であると
判断する判定部と、を有することを特徴とする請求項1
から請求項3のいずれかに記載の回線品質測定装置。 - 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
の回線品質測定装置と、この回線品質測定装置によって
測定された回線品質に基づいて通信相手局に送信する送
信電力制御情報を生成する生成部と、を具備することを
特徴とする送信電力制御情報生成装置。 - 【請求項7】 請求項6記載の送信電力情報生成装置を
具備することを特徴とする通信端末装置。 - 【請求項8】 請求項7記載の通信端末装置と無線通信
を行うことを特徴とする基地局装置。 - 【請求項9】 請求項6記載の送信電力情報生成装置を
具備することを特徴とする基地局装置。 - 【請求項10】 請求項9記載の基地局装置と無線通信
を行うことを特徴とする通信端末装置。 - 【請求項11】 受信信号の位相回転量を検出し、この
検出された受信信号の位相回転量に基づいて受信信号の
位相誤り尤度を検出する検出工程と、この検出工程によ
って検出された位相誤り尤度から回線品質を推定する推
定工程と、を具備することを特徴とする回線品質測定方
法。 - 【請求項12】 前記検出工程は、レイク合成処理後の
受信信号のI成分及びQ成分をアークタンジェント演算
し、この演算結果が予め定められた位相領域に相当する
アークタンジェント領域値内に存在するか否かを判定す
ることを特徴とする請求項11記載の回線品質測定方
法。 - 【請求項13】 前記検出工程は、レイク合成処理後の
受信信号のI成分及びQ成分から、受信信号点が予め定
められた位相領域に存在するか否かを判定することによ
って位相誤り尤度を検出することを特徴とする請求項1
1記載の回線品質測定方法。 - 【請求項14】 前記推定工程は、位相誤り尤度対SI
R特性及び所望するSIR値を予め保持し、検出された
位相誤り尤度を相当するSIR値に変換し、変換された
SIR値と前記所望SIR値とを大小比較し、この比較
結果に基づいて、変換されたSIR値の方が大きい場合
には回線品質が良好であると判断し、検出されたSIR
値が前記所望SIR値以下であれば回線品質が悪いと判
断することを特徴とする請求項11から請求項13のい
ずれかに記載の回線品質測定方法。 - 【請求項15】 前記推定工程は、所望する位相誤り尤
度の値を予め保持し、検出された位相誤り尤度の値と前
記所望位相誤り尤度の値とを大小比較し、この比較結果
に基づいて、検出された位相誤り尤度の値の方が大きい
場合には回線品質が悪いと判断し、検出された位相誤り
尤度の値が前記所望位相誤り尤度の値以下であれば回線
品質が良好であると判断することを特徴とする請求項1
1から請求項13のいずれかに記載の回線品質測定方
法。 - 【請求項16】 請求項11から請求項15のいずれか
に記載の回線品質測定方法によって測定された回線品質
に基づいて、通信相手局に送信する送信電力制御情報を
生成することを特徴とする送信電力制御情報生成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11203835A JP2001036480A (ja) | 1999-07-16 | 1999-07-16 | 送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11203835A JP2001036480A (ja) | 1999-07-16 | 1999-07-16 | 送受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001036480A true JP2001036480A (ja) | 2001-02-09 |
Family
ID=16480502
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11203835A Pending JP2001036480A (ja) | 1999-07-16 | 1999-07-16 | 送受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001036480A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7085311B2 (en) | 2001-07-24 | 2006-08-01 | Nec Corporation | Apparatus and method for measuring SIR in CDMA communication system |
-
1999
- 1999-07-16 JP JP11203835A patent/JP2001036480A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7085311B2 (en) | 2001-07-24 | 2006-08-01 | Nec Corporation | Apparatus and method for measuring SIR in CDMA communication system |
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