JP2001035503A - 移動電源車 - Google Patents

移動電源車

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JP2001035503A
JP2001035503A JP11211814A JP21181499A JP2001035503A JP 2001035503 A JP2001035503 A JP 2001035503A JP 11211814 A JP11211814 A JP 11211814A JP 21181499 A JP21181499 A JP 21181499A JP 2001035503 A JP2001035503 A JP 2001035503A
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wall panels
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Takeo Nagao
武夫 長尾
Toshio Koizumi
敏夫 小泉
Yutaka Koike
裕 小池
Susumu Yoshikawa
勧 吉川
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Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Denki Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Denki Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 水電気分解槽の電源として太陽電池パネルを
搭載し、狭い場所でも太陽電池パネルに十分な太陽光を
当てることができる移動電源車を提供する。 【解決手段】 自走式車両の荷台に設置されたコンテナ
11の内部に、水電気分解槽3の電源として太陽電池パ
ネル17〜19から発電した電力を用いた発電装置1を
配置する。コンテナ11はフレーム部材を組合わせて構
成したパネル取付用構造体に外壁パネル12〜14を取
付けて構成する。パネル取付用構造体は、コンテナ11
の側壁を構成する2枚の外壁パネル12及び14をウイ
ング状に開くように構成されており、外壁パネルの一部
又は全部を太陽光が当たりやすい状態にする。外壁パネ
ル12〜14の太陽光が当たる受光面に太陽電池パネル
17〜19をそれぞれ装着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自走式車両に発電
装置が搭載されてなる移動電源車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】イベント会場や地震の被災地等、電力の
使用が困難な屋外において電力を使用する場合や無停電
工事を行う場合等に移動電源車が使用される。通常、移
動電源車の荷台にはコンテナが搭載され、このコンテナ
の中にはディーゼルエンジン等の内燃機関、この内燃機
関によって駆動される発電機及びこれらの制御装置等で
構成される発電装置が設置されている。
【0003】従来の移動電源車に設置されている発電装
置は、内燃機関を駆動源として発電するため発電効率が
低く、また騒音の発生、排気ガスの排出、悪臭の発生等
の問題を抱えている。近年の環境問題を考えると移動電
源車にも静かでクリーンな移動電源車が求められてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の移動電源車で発
生する騒音、排気ガス、悪臭の原因は内燃機関の運転燃
料に軽油、重油等の化石燃料が用いられるからである。
化石燃料は燃焼すると窒素酸化物(NO)、二酸化炭
素(CO)、粒子性物質等を含む有害物質を発生し、
これが排気ガスとして排出される。そのため、従来の移
動電源車には触媒、フィルタ等で構成される排気ガス浄
化装置が設置され、この排気ガス浄化装置によって排気
ガス及び悪臭を除去しているもののこれらを完全に除去
するには至っていない。また、この排気ガス浄化装置は
筐体が大きく、発電装置の大型化にもつながっている。
【0005】そこで、特開平3−284104号公報に
示されるように、高発電効率を得る目的と低公害化とを
実現するために燃料電池を搭載した移動電源車が提案さ
れている。燃料電池は水素と酸素とを燃料電池内の電解
質で化学反応させることにより電気エネルギーが得られ
るので、燃料を燃焼させる必要がないために高い発電効
率が得られる利点がある。しかしながら、燃料電池の燃
料となる水素は天然ガス、石炭ガス、メタノール等の化
石燃料を燃料改質装置を通すことにより得たり、水電気
分解槽を用いて水を電気分解することにより得る必要が
ある。前者は排気ガスが排出されてしまう問題があり、
低公害化のためには後者を用いるのが好ましい。しかし
ながら、水電気分解槽の電源を確保しなければならない
という新たな問題が発生する。
【0006】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、水電気分解槽の電源として、クリ
ーンな電源を備えた移動電源車を提供することを目的と
する。本発明の他の目的は、水電解分解槽の電源として
用いる太陽電池パネルを保護することができる移動電源
車を提供することを目的とする。本発明の更に他の目的
は狭い場所でも太陽電池パネルに十分な太陽光を当てる
ことができる移動電源車を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明が改良の対象とす
る移動電源車は、自走式車両と、複数枚の外壁パネル及
びこの複数枚の外壁パネルが取付けられるパネル取付用
構造体から構成されて自走式車両の荷台に実装されたコ
ンテナと、このコンテナの内部に配置された発電装置と
を備えている。本発明では、パネル取付用構造体を、発
電装置を動作させる際に複数枚の外壁パネルの一部又は
全部を太陽光が当たり易い状態にすることができるよう
に構成し、太陽光が当たり易い状態にある外壁パネルの
太陽光が当たる受光面には太陽電池パネルを装着する。
そして、前述の発電装置として水電気分解槽並びに水電
気分解槽から発生する水素及び酸素を燃料として発電動
作をする燃料電池を備えた燃料電池式発電装置を用い
る。コンテナの内部には太陽電池パネルで発電された電
力の負荷への供給を制御する電力供給制御装置を配置
し、この電力供給制御装置は太陽電池パネルで発電され
た電力を少なくとも水電気分解槽に供給するように構成
する。本発明の移動電源車では、太陽電池パネルから供
給された電力を利用して水電気分解槽を動作することが
できるので、水電気分解槽の電源として内燃機関を駆動
源とする発電装置を用いる必要がない。
【0008】このような構成を備えた移動電源車では、
コンテナの外壁パネルに装着された太陽電池パネルの受
光面がパネル取付用構造体によって太陽光が当たり易い
方向に向けられ、太陽電池パネルによる発電出力が水電
気分解槽に供給され、水電気分解槽内の電解質で水が電
気分解されて、燃料電池の燃料となる水素及び酸素が発
生する。水電気分解槽で発生した水素は水素貯蔵装置に
送って貯蔵しておけばよく、また水電気分解槽で発生し
た酸素は酸素貯蔵装置に送って貯蔵しておけばよい。貯
蔵装置に貯蔵されている水素及び酸素は燃料電池に供給
され、この水素及び酸素を燃料として燃料電池が発電す
る。そして発電した電力を負荷への供給を制御する電力
供給制御装置を通じて負荷に供給する。これにより、発
電過程において排気ガス、悪臭、騒音等が発生しない移
動電源車が実現できる。
【0009】前述のパネル取付用構造体を、車両を目的
地まで移動(走行)させる間、外壁パネルに装着されて
いる太陽電池パネルの受光面をコンテナの内部に向ける
ことができるように構成してもよい。なお、この場合
に、太陽電池パネルの受光面をコンテナの内部に向けた
状態で、コンテナの外壁を構成する複数の外壁パネル間
に隙間が生じないようにしておくのが好ましい。このよ
うにすると、気象条件が悪い環境下で移動電源車が災害
被災地等の目的地まで移動する間、雨や風等から太陽電
池パネルの受光面を保護することができる他、走行中に
飛んでくる石や木の葉等から太陽電池パネルを保護する
ことができる。
【0010】また、前述のパネル取付用構造体には、コ
ンテナの外壁の一部を構成する側壁に設けられる外壁パ
ネルを外壁の天板を構成する外壁パネルよりも上方の位
置に上げるリフト機構を含ませる。このようにすると、
太陽電池パネルが装着されている外壁パネルを太陽光が
当たり易い方向に向けることが困難な場所、例えば狭い
路地等においても、側壁に設けられている外壁パネルを
天板を構成する外壁パネルよりも上方向にスライドさせ
て太陽光が当たる位置に移動させることができる。この
場合において、コンテナの側壁を上下方向に並び且つパ
ネル取付用構造体に対して取付角度が調節可能に取付け
られた複数枚の外壁パネルによって構成する。このよう
にすれば、太陽光の角度に応じて外壁パネルの取付角度
を自由に設定するができる。外壁パネルの取付角度の設
定は自動又は手動により行う。また、コンテナの天板も
前述の外壁パネルと同様に、横方向に並び且つパネル取
付用構造体に対して取付角度が調節可能に取付けられた
複数枚の外壁パネルにより構成することができる。上下
方向又は横方向に並んだ外壁パネルを太陽光に対して所
定の角度で傾けると、上下方向又は横方向に並んだ外壁
パネルの間に通路(空間)が形成される。この通路(空
間)に外気の風が通り抜けると外壁パネルが冷却され、
太陽電池パネルの温度上昇を防ぐことができて太陽電池
パネルの発電効率が高まる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は、図2に示した本発
明の実施の形態の移動電源車に搭載される発電装置1の
一例の構成を示すブロック図である。図1において、2
は後述するコンテナの外壁パネルに装着される太陽電池
パネルの集合体である。太陽電池パネルの集合体2に太
陽光が受光されて発生した電力は、電力供給制御装置3
を介して水電気分解槽4に送られる。電力供給制御装置
3は、太陽電池パネルの集合体2から出力される電圧及
び燃料電池7の出力電圧を所望の電圧にコントロールす
る機能と、蓄電池BTを充電する機能と、蓄電池BTに
蓄えられた電力を負荷Lに供給する機能とを有してい
る。水電気分解槽4では水タンクTより供給された水が
電力供給制御装置3から供給される電力によって電気分
解が行われ、水素と酸素とが作られる。太陽電池パネル
の集合体2で発電した電力は蓄電池BTの充電だけでな
く、水電気分解槽4を動作させるためにも利用される。
なお、雨天の場合には蓄電池BTからの出力で水電気分
解槽4を起動し、後は燃料電池7の出力を水電気分解槽
4の電源として利用する。
【0012】水電気分解槽4で電気分解され生成された
水素は水素貯蔵装置5に送られて貯蔵される。水素貯蔵
装置5は水素吸蔵合金、カーボンナノチューブ等により
水素を吸蔵する。また、水電気分解槽4で電気分解され
生成された酸素は酸素貯蔵装置6に送られて貯蔵され
る。酸素貯蔵装置6は酸素タンクにより酸素を貯蔵す
る。水素貯蔵装置5に貯蔵されている水素及び酸素貯蔵
装置6に貯蔵されている酸素は必要量が燃料電池7に送
られる。燃料電池7は水素及び酸素を燃料として電力を
発生する。燃料電池7で発電された直流電力は電力変換
装置8内のインバータ(図示せず)を介して交流電力に
変換されて、出力ターミナル9から負荷Lに供給され
る。なお、蓄電池BTに蓄電されている電力は、電力供
給制御装置3から、移動電源車が移動する際の駆動源と
して設けられている電動モータ(図示せず)にも供給さ
れる。
【0013】図2(A)〜(C)は、図1に示した発電
装置1をトラック等の自走式車両に搭載しコンテナ11
に配置した移動電源車10の正面図、平面図及び側面図
である。移動電源車10の荷台にはコンテナ11が実装
されており、このコンテナ11の内部に発電装置1が収
納される。コンテナ11は、フレーム部材を組合わせて
構成したパネル取付用構造体に後述の外壁パネルを取付
けて構成されている。パネル取付用構造体は、後に詳し
く説明するように、コンテナ11の側壁を構成する2枚
の外壁パネル12及び14をウイング状に開くように構
成されている。コンテナ11の側壁及び天板を構成する
外壁パネル12、13、14には太陽電池パネル17、
18、19がそれぞれ装着されている。パネル取付用構
造体の一部を構成するフレーム部材15、16には側壁
を構成する外壁パネル12及び14が例えばヒンジ機構
を用いて、フレーム部材15、16を中心として回動す
るように固定されている。パネル取付用構造体は側壁を
構成する外壁パネル12及び14を太陽光が当たり易い
角度まで傾斜させてその位置で固定する図示しない傾斜
固定機構を含んでいる。図2は図面の右斜め上から太陽
光が入射している場合の外壁パネル12及び14の位置
を示している。外壁パネル12及び14の傾斜角度は、
外壁パネル12及び14に装着されている太陽電池パネ
ル17及び19の受光面に太陽光がほぼ垂直に当たるよ
うにするのが理想的である。このようにすると、太陽光
が効率よく太陽電池パネル17、18、19の受光面に
当たるので発電効率を高めることができる。太陽が移動
し太陽光の入射角度が変化した場合は移動電源車10を
移動させると共に、外壁パネル12及び14の取付角度
を調節する。パネル取付用構造体に含まれる外壁パネル
12及び14の傾斜固定機構は、手動又は自動により外
壁パネル12及び14を動かすことができるように構成
されている。
【0014】図3(A)〜(C)は、本発明の移動電源
車の他の実施の形態の正面図、平面図及び側面図であ
る。図3に示す移動電源車110のコンテナ111もパ
ネル取付用構造体と複数枚の外壁パネルとにより構成さ
れている。図3に示す移動電源車110のパネル取付用
構造体は、側壁を構成する外壁パネル112a〜114
bが取付けられる側壁側フレーム部材115及び116
が、対応する外壁パネル112a〜114bを上下方向
に上げたり下げたりすることができるリフト機構を備え
ている。このリフト機構は側壁を構成する外壁パネル1
12a〜114bが取付けられる移動フレーム115a
及び116aと、荷台に固定されて移動フレーム115
a及び116aを上下方向に移動自在に支持する支持フ
レーム115b及び116bと、移動フレーム115a
及び116aを支持フレーム115b及び116bに対
してスライドさせるスライド機構とを備えている。スラ
イド機構は、電動で移動フレームを上下させるように構
成されている。
【0015】この例のリフト機構は、天板を構成する2
枚の外壁パネル113a及び113bよりも上方の位置
まで外壁パネル112a、112b、及び114a、1
14bを上げることができる。移動フレーム115a及
び116aには、2枚の外壁パネル112a、112b
及び114a、114bがそれぞれ長手方向を横にして
上下に並ぶように取付けられている。外壁パネル112
a、112b及び114a、114bは長手方向の両端
に中心軸を有しており、中心軸が移動フレーム115a
及び116aにぞれぞれ取付角度又は回転角度の調節を
可能にする状態で支持されている。外壁パネル112
a、112b、及び114a、114bには、車両を移
動させるときにコンテナの内部に向く面(内面)上に太
陽電池パネル117a、117b及び119a、119
bがそれぞれ装着されている。外壁パネル112a〜1
14bは、車両が移動するときに完全に塞がれた側壁を
形成する形状寸法を有している。
【0016】天板を構成する2枚の外壁パネル113a
及び113bは、支持フレーム115b及び116bを
連結する連結フレーム120及び121に横に並ぶよう
に連結フレーム120及び121が延びる方向に並ぶよ
うに取付けられている。天板を構成する2枚の外壁パネ
ル113a及び113bは、長手方向の両端に中心軸を
有しており、これらの中心軸が連結フレーム120及び
121にそれぞれ外壁パネル113a及び113bの取
付角度の調整を可能にする状態で指示されている。ま
た、外壁パネル113a及び113bの内面(車両が走
行中にコンテナの内部に向く外壁パネルの面)上には太
陽電池パネル118a及び118bがそれぞれ装着され
ている。外壁パネル113a及び113bは、内面をコ
ンテナ111内に向けた状態でコンテナ111の天井部
を完全に塞ぐ天板を構成する形状寸法を有している。
【0017】図3に示す状態は、燃料電池を発電源とす
る状態の一例を示しており、図3(A)に示すように車
両の正面から見て右上方に太陽がある場合の太陽電池パ
ネルの配置状態を示している。正面から見て左側の移動
フレーム115aが上方向に上がっており、右側の移動
フレーム116aは下方向に位置している。この状態で
各外壁パネル112a〜114bは右上方に太陽電池パ
ネルが向くようにそれぞれの中心軸を中心にして回転さ
せられている。外壁パネル112a〜114bの回転駆
動は電動により行われている。
【0018】上述の外壁パネル112a〜114bに取
付けられている太陽電池パネル117a〜119bは、
各外壁パネルを長手方向の中心を通る回転軸を中心にし
て角度固定自在に自由に取付けられているので、太陽光
の角度の変化に対しては傾きを変えることで対応する。
また、太陽の動きに対しては、各太陽電池パネルの傾き
を変えることだけではなく、移動電源車110の方向を
変えることを併せて行えば対応できる。
【0019】上述したような構成をとれば、各外壁パネ
ルに装着された各太陽電池パネルの受光面にできるだけ
太陽光を当てることができるので、高い発電効率を得る
ことができる。また、各外壁パネルを傾斜させると、隣
接する太陽電池パネルの間に通風路が形成されるため、
この通風路を外気が通過することにより太陽電池パネル
の温度上昇を抑えることができるので、温度上昇に伴う
発電効率の低下を防止することができる。
【0020】なお、移動電源車10を走行手段としてデ
ィーゼルエンジン等の内燃機関と図1、2で示した各太
陽電池パネルで発電された電力を駆動源とする電気モー
タとを備えたハイブリットカーとしてもよい。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、太陽電池パネルから供
給された電力を利用して水電気分解槽を動作することが
できるので、水電気分解槽の電源として内燃機関を駆動
源とする発電装置を用いる必要がない。これにより、こ
の発電装置を搭載した移動電源車において、発電過程に
おいて発生する排気ガス、悪臭、騒音等を防止すること
ができる。
【0022】また、本発明によれば、外壁パネルに装着
されている太陽電池パネルの受光面をコンテナの内部に
向けたとき、コンテナの外壁を構成する複数の外壁パネ
ル間には隙間が生じないように構成されている。これに
より、気象条件が悪い環境下で移動電源車が災害被災地
等の目的地まで移動する間、雨や風等から太陽電池パネ
ルの受光面を保護することができる他、走行中に飛んで
くる石や木の葉等から太陽電池パネルを保護することが
できる。
【0023】さらに、本発明によれば、パネル取付用構
造体はコンテナの外壁の一部を構成する側壁に設けられ
る外壁パネルを外壁の天板を構成する外壁パネルよりも
上方の位置に上げるリフト機構を含んでいる。これによ
り、太陽電池パネルが装着されている外壁パネルを太陽
光が当たり易い方向に向けることが困難な場所、例えば
狭い路地等においても、側壁に設けられている外壁パネ
ルを天板を構成する外壁パネルよりも上方向にスライド
させて太陽光が当たる位置に移動させることができる。
【0024】また、本発明によれば、コンテナの側壁は
上下方向に並び且つパネル取付用構造体に対して取付角
度が調節可能に取付けられた複数枚の外壁パネルによっ
て構成され、また、コンテナの天板も前述の外壁パネル
と同様に、横方向に並び且つパネル取付用構造体に対し
て取付角度が調節可能に取付けられた複数枚の外壁パネ
ルにより構成されている。これにより、上下方向又は横
に並んだ外壁パネルが太陽光に対して所定の角度で傾け
られると、上下方向又は横方向に並んだ外壁パネルの間
に通路(空間)が形成され、この通路(空間)に風が通
り抜けると外壁パネルが冷却されて太陽電池パネルの温
度上昇を防ぐことができ太陽電池パネルの発電効率を高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の移動電源車に搭載される
発電装置の一例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した発電装置をトラック等の自走式車
両に搭載しコンテナに配置した移動電源車の(A)正面
図、(B)平面図、(C)側面図である。
【図3】本発明の移動電源車の他の実施の形態の(A)
正面図、(B)平面図、(C)側面図である。
【符号の説明】
1 発電装置 2 太陽電池パネルの集合体 3 電力供給制御装置 4 水電気分解槽 5 水素貯蔵装置 6 酸素貯蔵装置 7 燃料電池 8 電力変換装置 9 出力ターミナル 10 移動電源車 11 コンテナ 12、14 側壁を構成する外壁パネル 13 天板を構成する外壁パネル 15、16 フレーム部材 17〜19 太陽電池パネル 110 移動電源車 111 コンテナ 112、114 側壁を構成する外壁パネル 113 天板を構成する外壁パネル 115a、116a 移動フレーム 115b、116b 支持フレーム 117〜119 太陽電池パネル 120、121 連結フレーム BT 蓄電池 L 負荷 T 水タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小池 裕 東京都豊島区北大塚1丁目十五番一号 山 洋電気株式会社内 (72)発明者 吉川 勧 東京都豊島区北大塚1丁目十五番一号 山 洋電気株式会社内 Fターム(参考) 4K021 AA01 BA02 CA05 DC01 DC03 5H027 BA11 DD01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走式車両と、 複数枚の外壁パネル及び前記複数枚の外壁パネルが取付
    けられるパネル取付用構造体から構成されて前記自走式
    車両の荷台に実装されたコンテナと、 前記コンテナの内部に配置された発電装置とを備えた移
    動電源車であって、 前記パネル取付用構造体は、前記発電装置を動作させる
    際に前記複数枚の外壁パネルの一部又は全部を太陽光が
    当たり易い状態にすることができるように構成され、 前記太陽光が当たり易い状態にある前記外壁パネルの太
    陽光が当たる受光面に太陽電池パネルが装着され、 前記発電装置として水電気分解槽並びに該水電気分解槽
    が発生する水素及び酸素を燃料として発電動作をする燃
    料電池を備えた燃料電池式発電装置が用いられ、 前記コンテナの内部に前記太陽電池パネルで発電された
    電力の負荷への供給を制御する電力供給制御装置が配置
    され、 前記電力供給制御装置が前記太陽電池パネルで発電され
    た電力を少なくとも前記水電気分解槽に供給するように
    構成されていることを特徴とする移動電源車。
  2. 【請求項2】 前記パネル取付用構造体は、前記車両を
    移動させるときに前記外壁パネルの前記受光面を前記コ
    ンテナの内部に向けることができるように構成されてい
    る請求項1に記載の移動電源車。
  3. 【請求項3】 前記パネル取付用構造体は、前記コンテ
    ナの外壁の一部を構成する側壁に設けられる前記外壁パ
    ネルを前記外壁の天板を構成する前記外壁パネルよりも
    上方の位置に上げるリフト機構を含んでいる請求項1又
    は2に記載の移動電源車。
  4. 【請求項4】 前記側壁は上下方向に並び且つ前記パネ
    ル取付用構造体に対して取付角度が調節可能に取付けら
    れた複数枚の外壁パネルによって構成され、 前記天板は横方向に並び且つ前記パネル取付用構造体に
    対して取付角度が調節可能に取付けられた複数枚の外壁
    パネルによって構成されている請求項3に記載の移動電
    源車。
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