JP2001035357A - 薄膜型電子源およびその製造方法並びに薄膜型電子源応用機器 - Google Patents

薄膜型電子源およびその製造方法並びに薄膜型電子源応用機器

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JP2001035357A
JP2001035357A JP21152899A JP21152899A JP2001035357A JP 2001035357 A JP2001035357 A JP 2001035357A JP 21152899 A JP21152899 A JP 21152899A JP 21152899 A JP21152899 A JP 21152899A JP 2001035357 A JP2001035357 A JP 2001035357A
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雅一 佐川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子放出効率を低下させることなく、かつ歩
留まりを向上させることができる薄膜型電子源を提供す
る。 【解決手段】 行(または列)方向に設けられる複数の
下部電極と、各下部電極上に列(または行)方向に設け
られ、第1のバス電極と、第1のバス電極より厚い第2
のバス電極との積層膜から成る複数の上部バス電極と、
各上部バス電極の第2のバス電極上に設けられる第1の
絶縁膜と、各第1の絶縁膜上に設けられる上部電極と、
各下部電極と各上部バス電極との交差部に設けられる電
子放出部とを有する薄膜型電子源であって、各第1の絶
縁膜は、各上部バス電極の第1および第2のバス電極の
側面より外側に延長される段差部を有し、各上部電極
は、各第1の絶縁膜の段差部により、各上部バス電極毎
に電気的に分離されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜型電子源およ
びその製造方法並びに薄膜型電子源応用機器に係わり、
特に、平面型表示装置あるいは電子線描画装置に適用し
て有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】平面型表示装置として、薄膜型電子源を
使用するものが提案されている。この薄膜型電子源と
は、上部電極−絶縁層−下部電極の3層薄膜構造を基本
とし、上部電極と下部電極との間に電圧を印加して、上
部電極の表面から真空中に電子を放出させるものであ
る。例えば、金属−絶縁体−金属を積層したMIM(Me
tal-Insulator-Metal)型、金属−絶縁体、半導体電極
を積層したMIS(Metal-Insulator-Semiconductor)
型、金属−絶縁体と半導体の積層膜−金属または半導体
を積層したものが知られている。なお、MIM型の薄膜
型電子源については、例えば、特開平7−65710号
に開示されている。
【0003】図15は、薄膜型電子源の動作原理を説明
するための図である。上部電極13と下部電極11との
間に、駆動電圧源から駆動電圧(Vd)を印加して、ト
ンネル絶縁層12内の電界を1〜10MV/cm程度に
すると、下部電極11中のフェルミ準位近傍の電子はト
ンネル現象により障壁を透過し、トンネル絶縁層12、
上部電極13の伝導帯へ注入されホットエレクトロンと
なる。これらのホットエレクトロンのうち、上部電極1
3の仕事関数(φ)以上のエネルギーを有するものは、
真空20中に放出される。ここで、図16に示すよう
に、上部電極13および下部電極11を複数本設け、こ
れら複数本の上部電極13と、複数本の下部電極11と
を直交させて、薄膜型電子源をマトリクス状に形成する
と、任意の場所から電子線を発生させることができるの
で、表示装置あるいは電子線描画装置等の電子源として
使用することができる。これまで、金(Au)−酸化ア
ルミニウム(Al23)−アルミニウム(Al)構造の
MIM(Metal-Insulator-Metal)構造などから電子放
出が観測されている。
【0004】図16は、薄膜型電子源をマトリクス状に
配置した薄膜型電子源アレイの一例の概略構成を示す斜
視図である。図16に示す薄膜型電子源アレイは、ソー
ダガラス等の基板10上に形成されるX方向に延びるス
トライプ状の下部電極11と、下部電極11上に形成さ
れる保護絶縁層14およびトンネル絶縁層12と、保護
絶縁層14およびトンネル絶縁層12上に形成され、Y
方向に延びるストライプ状の上部電極バスライン(本発
明の上部バス電極)18と、上部電極バスライン18上
に形成される上部電極13とで構成される。ここで、下
部電極11と上部電極バスライン18とは、互いに略直
交するように形成され、下部電極11と上部電極バスラ
イン18とが重なる領域内の一部に電子放出部1が形成
され、この電子放出部1はマトリクス状に形成される。
この電子放出部1は、上部電極バスライン18が除去さ
れ、上部電極13がトンネル絶縁層12を介して下部電
極11と対向しており、即ち、電子放出部は、MIM型
トンネルダイオード構造の薄膜型電子源を構成する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記説明したように、
薄膜型電子源は、絶縁層(トンネル絶縁層12)や、絶
縁層と半導体層の積層膜中で加速したホットエレクトロ
ンを、上部電極13を透過させて真空20中に放出させ
るものである。したがって、上部電極13の膜膜はホッ
トエレクトロンの散乱を少なくするために数nm程度と
非常に薄く形成される。このような薄膜型電子源では、
上部電極13の表面が有機物等で汚染されるとホットエ
レクトロンが散乱され電子放出効率が低下してしまう。
ちなみに、従来の薄膜型電子源では、ホト工程により上
部電極13を加工する際に、上部電極13の表面がレジ
ストで汚染され、電子放出効率が約1桁低下していた。
そして、電子放出効率を回復させるためには、アッシン
グによるクリーニング工程が必要であった。しかしなが
ら、このクリーニング工程は、薄膜型電子源のトンネル
絶縁層12にチャージアップ等によるダメージを与えな
いように、細心の注意が必要であり、製造時の歩留まり
に影響しやすいという問題点があった。本発明は、前記
従来技術の問題点を解決するためになされたものであ
り、本発明の目的は、薄膜型電子源において、ホト工程
を用いずに上部電極膜を加工できるようにして、電子放
出効率を低下させることなく、かつ歩留まりを向上させ
ることが可能となる技術を提供することにある。また、
本発明の他の目的は、表示装置において、製造コストを
低減し、かつ輝度を向上させ、消費電力を低減すること
が可能となる技術を提供することにある。また、本発明
の他の目的は、電子線描画装置において、2次元で任意
形状の描画パターンを、高速に描画することが可能とな
る技術を提供することにある。本発明の前記ならびにそ
の他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図
面によって明らかにする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記の通りである。即ち、本発明は、行(または列)方
向に設けられる複数の下部電極と、前記各下部電極上に
列(または行)方向に設けられ、第1のバス電極と、前
記第1のバス電極より厚い第2のバス電極との積層膜か
ら成る複数の上部バス電極と、前記各上部バス電極の第
2のバス電極上に設けられる第1の絶縁膜と、前記各第
1の絶縁膜上に設けられる上部電極と、前記各下部電極
と前記各上部バス電極との交差部に設けられる電子放出
部とを有する薄膜型電子源であって、前記各第1の絶縁
膜は、前記各上部バス電極の第1および第2のバス電極
の側面より外側に延長される段差部を有し、前記各上部
電極は、前記各第1の絶縁膜の段差部により、各上部バ
ス電極毎に電気的に分離されていることを特徴とする。
また、本発明は、行(または列)方向に設けられる複数
の下部電極と、前記各下部電極上に列(または行)方向
に設けられ、第1のバス電極と、前記第1のバス電極よ
り厚い第2のバス電極との積層膜から成る複数の上部バ
ス電極と、前記各上部バス電極の第2のバス電極上に設
けられる第1の絶縁膜と、前記各第1の絶縁膜上に設け
られる上部電極と、前記各下部電極と前記各上部バス電
極との交差部に設けられる電子放出部とを有する薄膜型
電子源であって、前記各電子放出部は、前記第1のバス
電極に設けられる第1の開口部と、前記第1の絶縁膜に
設けられ、前記第1の開口部より大面積の第2の開口部
と、前記第2のバス電極に設けられ、前記第2の開口部
より大面積の第3の開口部とを有し、前記各電子放出部
の上部電極は、前記第1の開口部を覆うように、前記第
1のバス電極上に設けられていることを特徴とする。
【0007】また、本発明は、行(または列)方向に設
けられる複数の下部電極と、前記各下部電極上に列(ま
たは行)方向に設けられ、第1のバス電極と、前記第1
のバス電極より厚い第2のバス電極との積層膜から成る
複数の上部バス電極と、前記各上部バス電極の第2のバ
ス電極上に設けられ、前記第1および第2のバス電極の
側面より外側に延長される段差部を有する第1の絶縁膜
と、前記各第1の絶縁膜上に設けられ、前記各第1の絶
縁膜の段差部により各上部バス電極毎に電気的に分離さ
れる上部電極と、前記各下部電極と前記各上部バス電極
との交差部に設けられる電子放出部とを有し、前記各電
子放出部は、前記第1のバス電極に設けられる第1の開
口部と、前記第1の絶縁膜に設けられ、前記第1の開口
部より大面積の第2の開口部と、前記第2のバス電極に
設けられ、前記第2の開口部より大面積の第3の開口部
とを有し、前記各電子放出部の上部電極は、前記第1の
開口部を覆うように、前記第1のバス電極上に設けられ
る薄膜型電子源の製造方法であって、基板上に形成され
た前記各下部電極上に第1の導電膜を形成する工程と、
前記第1の導電膜上に第2の導電膜を形成する工程と、
前記第2の導電膜上に絶縁膜を形成する工程と、前記絶
縁膜および前記第2の導電膜を、前記絶縁膜を低速で、
かつ前記第2の導電膜を高速で一括エッチングして、前
記第1の絶縁膜および前記第2のバス電極を形成する工
程と、前記第1の導電膜をエッチングして、前記第1の
バス電極を形成する工程と、基板全面に上部電極膜用の
導電膜を形成し、上部電極を形成する工程とを有するこ
とを特徴とする。また、本発明は、電子源アレイを有す
る第1の基板と、枠部材と、蛍光体パターンを有する第
2の基板とを備え、前記第1の基板、前記枠部材および
前記第2の基板とで囲まれる空間が真空雰囲気とされる
表示装置であって、前記第1の基板の電子源アレイは、
前記いずれかの薄膜型電子源で構成されることを特徴と
する。また、本発明は、電子線描画装置であって、前記
いずれかの薄膜型電子源と、電子レンズ系とを備えるこ
とを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において、同一機能を有するものは同一符
号を付け、その繰り返しの説明は省略する。 [実施の形態1]図1は、本発明の実施の形態1の薄膜
型電子源マトリクスアレイの概略構成を示す図であり、
同図(c)は平面図、同図(b)は同図(c)に示すB
−B’切断線に沿った断面構造を示す要部断面図、同
(a)は同図(c)に示すA−A’切断線に沿った断面
構造を示す要部断面図である。同図に示すように、本実
施の形態の薄膜型電子源マトリクスは、上部バスライン
18を、薄いバス電極下層(本発明の第1のバス電極)
15と厚いバス電極上層(本発明の第2のバス電極)1
6とから成る積層膜で構成し、さらに、バス電極上層1
6上に絶縁膜17を形成することにより、その上から成
膜される上部電極膜を、絶縁膜17とバス電極上層16
とで形成される段差構造により切断し、上部電極13と
して加工することを特徴とする。これにより、本実施の
形態では、上部電極加工のためのホト工程、上部電極表
面のクリーニングのためのアッシング工程が不要とな
り、電子放出効率の高い薄膜型電子源を安価に、かつ歩
留まり高く製造することができる。
【0009】以下、図2ないし図5を用いて、本実施の
形態1の薄膜型電子源マトリクスアレイの製造方法につ
いて説明する。なお、図2ないし図5において、同図
(c)は平面図、同図(b)は同図(c)に示すB−
B’切断線に沿った断面構造を示す要部断面図、同
(a)は同図(c)に示すA−A’切断線に沿った断面
構造を示す要部断面図である。
【0010】先ず、ソーダガラス等の絶縁性の基板10
上を用意し、この基板10上に下部電極用の金属膜を形
成する。下部電極用の材料としては、アルミニウム(A
l;以下、単に、Alと称する。)やアルミニウム合金
(以下、単に、Al合金と称する。)を用いる。ここで
は、Al−ネオジム(Nd;以下、単に、Ndと称す
る。)合金を用いた。また、金属膜の形成には、例え
ば、スパッタリング法を用い、その膜厚は300nmと
した。金属膜形成後、図2に示すように、エッチングに
よりストライプ形状の下部電極11を形成する。次に、
図3に示すように、下部電極11上の電子放出部1とな
る部分をレジスト膜19でマスクし、化成液中で下部電
極11を陽極として、下部電極11上の電子放出部1と
なる部分以外の部分を選択的に厚く陽極酸化し、保護絶
縁層14を形成する。このとき、化成電圧を100Vと
すれば、厚さ約136nmの保護絶縁層14が形成され
る。次に、保護絶縁層14を形成した後、レジスト膜1
9を除去し、化成液中で再度下部電極11を陽極とし
て、陽極酸化を行い、図4に示すように、下部電極11
上にトンネル絶縁層12を形成する。例えば、化成電圧
を6Vとすれば、下部電極11上に厚さ約10nmのト
ンネル絶縁層12が形成される。
【0011】次に、図5に示すように、上部電極13へ
の給電線となる上部電極バスライン用のバス電極下層1
5およびバス電極上層16の積層膜をスパッタリング法
で形成する。ここでは、バス電極下層15の材料とし
て、例えば、タングステン(W)を、バス電極上層16
の材料として、例えば、Al−Nd合金を用いた。ま
た、その膜厚は、バス電極下層15は後で形成する上部
電極13がバス電極下層15の段差で断線しないように
数nm〜数10nm程度と薄くし、バス電極上層16は
給電を十分にするため、数10〜数100nm程度と厚
く形成する。この後、バス電極上層16の表面を陽極酸
化することにより、図6に示すようにバス電極上層16
上に絶縁膜17を形成する。なお、この絶縁膜17の形
成方法としては、先のバス電極上層16のスパッタ成膜
に連続して、酸化アルミニウム(Al23)などの絶縁
膜17をスパッタ成膜してもよい。次に、絶縁膜17と
バス電極上層16を一括エッチングする。このエッチン
グは、絶縁膜17を低速でエッチングし、バス電極上層
16を高速でエッチングし、バス電極下層15はほとん
どエッチングしない方法、例えば、燐酸、硝酸、酢酸、
水の混合液によるウェットエッチング法等を用いること
ができる。このエッチングにより、図7に示すように、
バス電極上層16上の絶縁膜17が庇状に形成される。
【0012】次に、バス電極下層15をエッチングによ
り加工する。この形状は、図8に示すように、電子放出
部となるトンネル絶縁層12側では後で形成する上部電
極13との電気的接触をとるため、バス電極上層16上
の絶縁膜17より内側に延存するように形成し、バス電
極間の絶縁が必要なバス電極外側では、バス電極上層1
6と重なるか、内側に後退するように加工する。また、
本エッチング工程後、レジストを除去する前に、露出し
ているバス電極下層15、バス電極上層16の側面をレ
ジストをマスクとして陽極酸化すると、バス電極間の絶
縁の信頼性をさらに完璧にすることができる。最後に、
上部電極13の金属膜をスパッタ法で形成する。上部電
極13としては、例えば、イリジウム(Ir)、白金
(Pt)、金(Au)の積層膜を用い、膜厚は数nm
(本実施の形態では3nm)である。この場合に、図1
に示すように、上部電極13は、電子放出領域側では薄
いバス電極下層15と電気的接触を有する。
【0013】即ち、本実施の形態では、電子放出部が、
バス電極下層15に設けられる第1の開口部と、絶縁膜
17に設けられ、前記第1の開口部より大面積の第2の
開口部と、バス電極上層16に設けられ、前記第2の開
口部より大面積の第3の開口部とを有し、電子放出部の
上部電極13は、前記第1の開口部を覆うように、前記
バス電極下層15上に設けられる。一方、バス電極間で
は、数nmと非常に薄い上部電極13は、バス電極上層
上の絶縁膜17の段差部で断線し、自動的に上部電極1
3として加工される。したがって、本実施の形態では、
上部電極13加工用のホト工程が不要となり、レジスト
による汚染もなくなる。これにより、本実施の形態の薄
膜型電子源では、マスク数が低減し、アッシング工程を
不要にすることができる。なお、本実施の形態では、M
IS(Metal-Insulator-Semiconductor)型等について
は、特に説明しなかったが、数nm〜10数nmの薄い
上部電極13を用いるかぎり、本発明の原理が適用でき
ることは明白である。
【0014】[実施の形態2]図9は、本発明の実施の
形態2の表示装置の薄膜型電子源アレイ基板の概略構成
を示す図である。図9(a)は、本実施の形態の薄膜型
電子源アレイ基板の平面図であり、同図(b)は、同図
(a)に示すA−A’線に沿った断面構造、および同図
(c)は、同図(a)に示すB−B’線に沿った断面構
造を示す要部断面図である。本実施の形態の薄膜型電子
源アレイ基板は、前記説明した手順にしたがって、基板
10上に、薄膜型電子源がマトリクス状に形成されて構
成される。なお、図9では、3本の下部電極11と3本
の上部バスライン18からなる(3×3)ドットの薄膜
型電子源マトリクスを図示しているが、実際には、表示
ドット数に対応した数の薄膜型電子源マトリクスを形成
する。また、実際には、上部電極膜が全面を被覆してい
るが、図9では、説明を簡単にするため、上部電極13
として機能している部分のみ表示している。さらに、本
発明では、上部バスライン18は、バス電極下層15、
バス電極上層16および絶縁膜17の積層構造である
が、上部バスライン18としてまとめて図示している。
【0015】図10は、本発明の実施の形態の表示装置
の蛍光表示板の概略構成を示す図である。図10(a)
は、本実施の形態の蛍光表示板の平面図であり、同図
(b)は、同図(a)に示すA−A’線に沿った断面構
造、および同図(c)は、同図(a)に示すB−B’線
に沿った断面構造を示す要部断面図である。本実施の形
態の蛍光表示板は、ソーダガラス等の基板110に形成
されるブラックマトリクス120と、このブラックマト
リクス120の溝内に形成される赤(R)・緑(G)・
青(B)の蛍光体(111〜113)と、これらの上に
形成されるメタルバック膜114とで構成される。以
下、本実施の形態の蛍光表示板の作成方法について説明
する。まず、表示装置のコントラストを上げる目的で、
基板110上に、ブラックマトリクス120を形成す
る。ブラックマトリクス120は、ポリビニルアルコー
ル(PVA;以下、単に、PVAと称する。)と重クロ
ム酸アンモニウムとを混合した溶液を基板110に塗布
し、ブラックマトリクス120を形成したい部分以外に
紫外線を照射して感光させた後、未感光部分を除去し、
そこに黒鉛粉末を溶かした溶液を塗布し、PVAをリフ
トオフすることにより形成する。次に、以下の方法によ
り赤色蛍光体111を形成する。赤色蛍光体粒子にPV
Aと重クロム酸アンモニウムとを混合した水溶液を基板
110上に塗布した後、蛍光体を形成する部分に紫外線
を照射して感光させた後、未感光部分を流水で除去す
る。このようにして、赤色蛍光体111をパターン化す
る。なお、蛍光体パターンは、図10に示すストライプ
状のパターンであるが、このストライプパターンは一例
であって、それ以外にも、ディスプレイの設計に応じ
て、たとえば、近接する4ドットで一画素を構成させた
「RGBG」パターンでももちろん構わない。同様の方
法により、緑色蛍光体112と青色蛍光体113を形成
する。ここで、蛍光体として、例えば、赤色蛍光体11
1はY22S:Eu(P22−R)、緑色蛍光体112
はZnS:Cu,Al(P22−G)、青色蛍光体11
3はZnS:Ag(P22−B)を用いればよい。次い
で、ニトロセルロースなどの膜でフィルミングした後、
基板110全体にアルミニウム(Al)を、膜厚75n
m程度蒸着してメタルバック膜114とする。このメタ
ルバック膜114が、加速電極として働く。その後、基
板110を大気中400℃程度に加熱してフィルミング
膜やPVAなどの有機物を加熱分解する。このようにし
て、蛍光表示板が完成する。
【0016】図11は、本発明の実施の形態2の表示装
置の概略全体構成を示す断面図である。なお、同図
(a)は、図9(a)に示すC−C’線に沿った断面構
造、および同図(B)は、同図(a)に示すA−A’線
に沿った断面構造を示す要部断面図である。図11に示
すように、前記手順により製作された薄膜型電子源アレ
イ基板と、蛍光表示板と、枠部材116とを、スペーサ
30を介して組み立て後、枠部材116をフリットガラ
ス115を用いて封着する。薄膜型電子源アレイ基板と
蛍光表示板との間の距離は、1〜3mm程度になるよう
にスペーサ30の高さを設定する。なお、図11では、
赤(R)・緑(G)・青(B)に発光するドット毎、即
ち、下部電極3列づつにスペーサ30の支柱を設けてい
るが、機械強度が耐える範囲で、支柱の数(密度)を減
らしても構わない。ここで、スペーサ30は、厚さ1〜
3mm程度のガラスやセラミックスなどの絶縁板に、例
えば、サンドブラスト法などで所望の形状の穴を加工し
て形成する。あるいは、板状または柱状のガラス製(ま
たはセラミックス製)の支柱を並べて配置してスペーサ
30としてもよい。
【0017】封着したパネルは、10~7Torr程度の
真空に排気して、封止する。封止した後、ゲッターを活
性化し、表示装置内を真空を維持する。例えば、バリウ
ム(Ba)を主成分とするゲッター材料の場合、高周波
誘導加熱によりゲッター膜を形成することができる。こ
のようにして、本実施の形態の表示装置が完成する。本
実施の形態の表示装置では、薄膜型電子源アレイ基板と
蛍光表示板との間の距離が、1〜3mm程度と長いの
で、メタルバック膜114に印加する加速電圧を3〜6
KVと高電圧にできる。したがって、前記したように、
蛍光体には、陰極線管(CRT)用の蛍光体を使用する
ことができる。本実施の形態では、前記実施の形態1の
薄膜型電子源マトリクス構造を用いることにより、マス
ク数が少なく、アッシング工程も不要で、電子放出効率
が高いので、安価で高輝度、低消費電力の表示装置を提
供することができる。
【0018】図12は、本実施の形態の表示装置に、駆
動回路を接続した状態を示す模式図である。下部電極1
1は下部電極駆動回路40で駆動され、上部電極バスラ
イン18は上部電極駆動回路50で駆動される。メタル
バック膜114には、加速電圧源60から3〜6KV程
度の加速電圧を常時印加する。図13は、図12に示す
各駆動回路から出力される駆動電圧の波形の一例を示す
タイミングチャートである。ここで、m番目の下部電極
11をKm、n番目の上部電極バスライン18をCn、
m番目の下部電極11と、n番目の上部電極バスライン
18との交点を(m、n)で表すことにする。時刻t0
ではいずれの電極も駆動電圧がゼロであるので電子は放
出されず、したがって、蛍光体は発光しない。時刻t1
において、K1の下部電極11に、下部電極駆動回路4
0から(−V1)なる駆動電圧を、(C1,C2)の上
部電極バスライン18に、上部電極駆動回路50から
(+V2)なる駆動電圧を印加する。交点(1,1)、
(1,2)の下部電極11と上部電極13との間には
(V1+V2)なる電圧が印加されるので、(V1+V
2)の電圧を電子放出開始電圧以上に設定しておけば、
この2つの交点の薄膜型電子源からは電子が真空中に放
出される。放出された電子はメタルバック膜114に印
加される加速電圧源60からの加速電圧により加速され
た後、蛍光体(111〜113)に入射し、発光させ
る。時刻t2において、K2の下部電極11に、下部電
極駆動回路40から(−V1)なる駆動電圧を印加し、
C1の上部電極バスライン18に、上部電極駆動回路5
0から(+V2)なる駆動電圧を印加すると、同様に交
点(2、1)が点灯する。このようにして、上部電極バ
スライン18に印加する信号を変えることにより所望の
画像または情報を表示することができる。また、上部電
極バスライン18に印加する駆動電圧(+V2)の大き
さを適宜変えることにより、階調のある画像を表示する
ことができる。なお、トンネル絶縁層12中に蓄積され
る電荷を開放するための反転電圧の印加は、ここでは下
部電極11の全てに、下部電極駆動回路40から(−V
1)の駆動電圧を印加した後、全下部電極11に下部電
極駆動回路40から(+V3)の駆動電圧を、全上部電
極バスライン15に、上部電極駆動回路50から(−V
3’)の駆動電圧を印加することにより行った。この場
合に、(V3+V3’)の電圧が、(V1+V2)の電
圧と同程度になるようにする。
【0019】[実施の形態3]図14は、本発明の実施
の形態3の電子線描画装置の概略構成を示す図である。
同図に示すマルチビーム電子源200は、前記実施の形
態1の薄膜型電子源マトリクスで構成される。このマル
チビーム電子源200は、前記実施の形態2で説明した
駆動方法で駆動され、描画しようとする集積回路パター
ンの形状の電子ビームを放出する。この電子ビームは、
ブランカ210を通った後、電子レンズ220により1
/100程度に縮小され、偏向器230で偏向され、ウ
ェハ240上に転写される。このように、本実施の形態
では、前記実施の形態1の薄膜型電子源マトリクスを使
用しているので、電子放出効率が高く、高速の電子線描
画が可能である。また、本実施の形態の電子線描画装置
では、任意の2次元形状の電子ビームを発生でき、一括
描画が可能なため、スループットを大幅に向上させるこ
とができるばかりでなく、信頼性が高く、長期間の安定
な動作が可能となる。以上、本発明者によってなされた
発明を、前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である
ことは勿論である。
【0020】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。 (1)本発明の薄膜型電子源によれば、ホト工程を用い
ずに上部電極膜を加工できるので、電子放出効率を低下
させることなく、かつ歩留まりを向上させることが可能
となる。 (2)本発明の表示装置によれば、製造コストを低減
し、かつ輝度を向上させ、消費電力を低減することが可
能となる。 (3)本発明の電子線描画装置によれば、2次元で任意
形状の描画パターンを、高速に描画することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の薄膜型電子源マトリク
スアレイの概略構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1の薄膜型電子源マトリク
スアレイの製造方法を説明するための図である。
【図3】本発明の実施の形態1の薄膜型電子源マトリク
スアレイの製造方法を説明するための図である。
【図4】本発明の実施の形態1の薄膜型電子源マトリク
スアレイの製造方法を説明するための図である。
【図5】本発明の実施の形態1の薄膜型電子源マトリク
スアレイの製造方法を説明するための図である。
【図6】本発明の実施の形態1の薄膜型電子源マトリク
スアレイの製造方法を説明するための図である。
【図7】本発明の実施の形態1の薄膜型電子源マトリク
スアレイの製造方法を説明するための図である。
【図8】本発明の実施の形態1の薄膜型電子源マトリク
スアレイの製造方法を説明するための図である。
【図9】本発明の実施の形態2の表示装置の薄膜型電子
源アレイ基板の概略構成を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態2の表示装置の蛍光表示
板の概略構成を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態2の表示装置の概略全体
構成を示す断面図である。
【図12】本発明の実施の形態2の表示装置に、駆動回
路を接続した状態を示す模式図である。
【図13】図12に示す各駆動回路から出力される駆動
電圧の波形の一例を示すタイミングチャートである。
【図14】本発明の実施の形態3の電子線描画装置の概
略構成を示す図である。
【図15】薄膜型電子源の動作原理を示す図である。
【図16】薄膜型電子源をアレイ状に配列した薄膜型電
子源アレイの一例の概略構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…電子放出部、10,110…基板、11…下部電
極、12…トンネル絶縁層、13…上部電極、14…保
護絶縁層、15…バス電極下層、16…バス電極上層、
17…絶縁膜、18…上部バスライン、19…レジスト
膜、20…真空、30…スペーサ、40…下部電極駆動
回路、50…上部電極駆動回路、60…加速電圧源、1
11…赤色蛍光体、112…緑色蛍光体、113…青色
蛍光体、114…メタルバック膜、115…フリットガ
ラス、116…枠部材、120…ブラックマトリクス、
210…ブランカ、220…電子レンズ、230…偏向
器、240…ウェハ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01J 37/06 H01J 37/06 Z (72)発明者 佐川 雅一 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 岡井 誠 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 石坂 彰利 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 Fターム(参考) 5C030 BB02 BB17 BC09 5C031 DD09 5C036 EE14 EE19 EF01 EF06 EG02 EG12 EH01 5C094 AA07 AA42 BA31 CA19 DA15 EA03 EA07 GB01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行(または列)方向に設けられる複数の
    下部電極と、 前記各下部電極上に列(または行)方向に設けられ、第
    1のバス電極と、前記第1のバス電極より厚い第2のバ
    ス電極との積層膜から成る複数の上部バス電極と、 前記各上部バス電極の第2のバス電極上に設けられる第
    1の絶縁膜と、 前記各第1の絶縁膜上に設けられる上部電極と、 前記各下部電極と前記各上部バス電極との交差部に設け
    られる電子放出部とを有する薄膜型電子源であって、 前記各第1の絶縁膜は、前記各上部バス電極の第1およ
    び第2のバス電極の側面より外側に延長される段差部を
    有し、 前記各上部電極は、前記各第1の絶縁膜の段差部によ
    り、各上部バス電極毎に電気的に分離されていることを
    特徴とする薄膜型電子源。
  2. 【請求項2】 行(または列)方向に設けられる複数の
    下部電極と、 前記各下部電極上に列(または行)方向に設けられ、第
    1のバス電極と、前記第1のバス電極より厚い第2のバ
    ス電極との積層膜から成る複数の上部バス電極と、 前記各上部バス電極の第2のバス電極上に設けられる第
    1の絶縁膜と、 前記各第1の絶縁膜上に設けられる上部電極と、 前記各下部電極と前記各上部バス電極との交差部に設け
    られる電子放出部とを有する薄膜型電子源であって、 前記各電子放出部は、前記第1のバス電極に設けられる
    第1の開口部と、 前記第1の絶縁膜に設けられ、前記第1の開口部より大
    面積の第2の開口部と、 前記第2のバス電極に設けられ、前記第2の開口部より
    大面積の第3の開口部とを有し、 前記各電子放出部の上部電極は、前記第1の開口部を覆
    うように、前記第1のバス電極上に設けられていること
    を特徴とする薄膜型電子源。
  3. 【請求項3】 行(または列)方向に設けられる複数の
    下部電極と、 前記各下部電極上に列(または行)方向に設けられ、第
    1のバス電極と、前記第1のバス電極より厚い第2のバ
    ス電極との積層膜から成る複数の上部バス電極と、 前記各上部バス電極の第2のバス電極上に設けられ、前
    記第1および第2のバス電極の側面より外側に延長され
    る段差部を有する第1の絶縁膜と、 前記各第1の絶縁膜上に設けられる上部電極と、 前記各下部電極と前記各上部バス電極との交差部に設け
    られる電子放出部とを有する薄膜型電子源であって、 前記各電子放出部は、前記第1のバス電極に設けられる
    第1の開口部と、 前記第1の絶縁膜に設けられ、前記第1の開口部より大
    面積の第2の開口部と、 前記第2のバス電極に設けられ、前記第2の開口部より
    大面積の第3の開口部とを有し、 前記各電子放出部の上部電極は、前記第1の開口部を覆
    うように、前記第1のバス電極上に設けられ、かつ、前
    記各上部電極は、前記各第1の絶縁膜の段差部により、
    各上部バス電極毎に電気的に分離されていることを特徴
    とする薄膜型電子源。
  4. 【請求項4】 前記各上部バス電極の第1および第2の
    バス電極の側面に、第2の絶縁膜を設けたことを特徴と
    する請求項1または請求項3に記載の薄膜型電子源。
  5. 【請求項5】 前記各上部バス電極の第2のバス電極
    は、アルミニウムあるいはアルミニウム合金で構成さ
    れ、 前記第1の絶縁膜は、アルミニウムあるいはアルミニウ
    ム合金の酸化膜で構成されることを特徴とする請求項1
    ないし請求項4のいずれか1項に記載の薄膜型電子源。
  6. 【請求項6】 行(または列)方向に設けられる複数の
    下部電極と、 前記各下部電極上に列(または行)方向に設けられ、第
    1のバス電極と、前記第1のバス電極より厚い第2のバ
    ス電極との積層膜から成る複数の上部バス電極と、 前記各上部バス電極の第2のバス電極上に設けられ、前
    記第1および第2のバス電極の側面より外側に延長され
    る段差部を有する第1の絶縁膜と、 前記各第1の絶縁膜上に設けられ、前記各第1の絶縁膜
    の段差部により各上部バス電極毎に電気的に分離される
    上部電極と、 前記各下部電極と前記各上部バス電極との交差部に設け
    られる電子放出部とを有し、 前記各電子放出部は、前記第1のバス電極に設けられる
    第1の開口部と、 前記第1の絶縁膜に設けられ、前記第1の開口部より大
    面積の第2の開口部と、 前記第2のバス電極に設けられ、前記第2の開口部より
    大面積の第3の開口部とを有し、 前記各電子放出部の上部電極は、前記第1の開口部を覆
    うように、前記第1のバス電極上に設けられる薄膜型電
    子源の製造方法であって、 基板上に形成された前記各下部電極上に第1の導電膜を
    形成する工程と、 前記第1の導電膜上に第2の導電膜を形成する工程と、 前記第2の導電膜上に絶縁膜を形成する工程と、 前記絶縁膜および前記第2の導電膜を、前記絶縁膜を低
    速で、かつ前記第2の導電膜を高速で一括エッチングし
    て、前記第1の絶縁膜および前記第2のバス電極を形成
    する工程と、 前記第1の導電膜をエッチングして、前記第1のバス電
    極を形成する工程と、 基板全面に上部電極膜用の導電膜を形成し、上部電極を
    形成する工程とを有することを特徴とする薄膜型電子源
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記第1のバス電極を形成した後に、前
    記エッチングに使用したレジスト膜をマスクとし、陽極
    酸化法により、露出している前記第1および第2のバス
    電極の側面に第2の絶縁膜を形成する工程を有すること
    を特徴とする請求項6に記載の薄膜型電子源の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 電子源アレイを有する第1の基板と、枠
    部材と、蛍光体パターンを有する第2の基板とを備え、
    前記第1の基板、前記枠部材および前記第2の基板とで
    囲まれる空間が真空雰囲気とされる表示装置であって、 前記第1の基板の電子源アレイは、前記請求項1ないし
    請求項5のいずれか1項に記載の薄膜型電子源で構成さ
    れることを特徴とする表示装置。
  9. 【請求項9】 前記請求項1ないし請求項4のいずれか
    1項に記載の薄膜型電子源と、電子レンズ系とを備える
    ことを特徴とする電子線描画装置。
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US6975075B2 (en) 2002-07-25 2005-12-13 Hitachi, Ltd. Field emission display
JP2010520581A (ja) * 2007-03-01 2010-06-10 セルマイヤー、ヨーゼフ 粒子を電界放出する装置および製作方法

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